JP2017214127A - 二重容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】口部に空気導入孔を有する二重容器において、打栓により装着可能な注出栓とねじ係合により装着可能な注出栓とを共用可能にしつつ、口部の全高の増大を抑制する。【解決手段】筒状をなす口部11、下方に向けて拡径する拡径部15、拡径部15を介して口部11に連なる胴部12、及び胴部12に連なる底部13を有する外層体10と、外層体10の内側に収容される内層体とを備え、口部11に空気導入孔11bが設けられた二重容器1において、口部11に注出具又は蓋体を打栓によって装着させるための打栓用係止部11aと、口部11に注出具又は蓋体をねじ係合によって装着させるための雄ねじ部11eとを有し、打栓用係止部11a及び雄ねじ部11eの少なくとも一方には、周方向の一部に間欠部11a1が設けられ、空気導入孔11bの少なくとも一部が、間欠部11a1に配置されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、口部、胴部、及び底部を有するボトル状をなす外層体と、該外層体の内側に収容され減容変形可能な内層体とを備え、口部に空気導入孔が設けられた二重容器に関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸、また食品調味料などを収納する容器としては、内容物を収容する収容部を備えた内層体と、この内層体を剥離可能に収容する外層体とを備え、内層体を減容変形させて内容物を注出する一方、外層体の口部に設けた空気導入孔から内層体と外層体との間に空気を導入して容器の外形を保持できるようにした二重容器が知られている(例えば特許文献1参照)。この種の容器は、内容物と空気との置換を行うことなく、注出を行うことができるので、内容物の空気との接触を減らして、その劣化や変質を抑制することができる。
特開2007−290746号公報
このような二重容器としては、金型を用いて積層パリソンをダイレクトブロー成形することにより形成されるデラミ容器とも呼ばれる積層剥離容器が知られている。この場合二重容器は、相溶性の低い外層用の合成樹脂と内層用の合成樹脂とを共押出して積層パリソンとし、この積層パリソンを、金型を用いてブロー成形することにより、外層体と内層体とが密着した積層構造に形成される。そのため、ブロー成形の後に、例えば、空気導入孔から空気を圧送し、または口部から負圧吸引をして内層体を収縮させて、その全体を外層体から剥離させ、次いで、内層体の内部に空気を送り込み、その全体を再度外層体に密着させて、収容物の注出時に、内層体が外層体から剥離し易くなるようにしている。
上記の二重容器では、例えば容器の口部に空気導入孔を設け、外層体の胴部を押下して内層体内の内容物を口部に装着した注出栓から吐出した後、胴部押圧の解除により外層体を元の形状に復元させると共に空気導入孔から外層体と内層体との間の空間に空気を導入し、内層体を減容変形状態に維持して内容物が空気に触れないように構成している。このような二重容器において、打栓により装着可能な注出栓とねじ係合により装着可能な注出栓とを共用可能に構成すると、打栓用係止部、ねじ係合部及び空気導入孔を口部に設けることになり、口部の全高が大きくなってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するために開発されたもので、口部に空気導入孔を有する二重容器において、打栓により装着可能な注出栓とねじ係合により装着可能な注出栓とを共用可能にしつつ、口部の全高の増大を抑制した二重容器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の要旨構成は以下のとおりである。
1.筒状をなす口部、下方に向けて拡径する拡径部、該拡径部を介して該口部に連なる胴部、及び該胴部に連なる底部を有するボトル状をなす外層体と、
該外層体の内側に収容され、該外層体の形状に対応した形状を有すると共に減容変形可能な内層体と
を備え、
前記口部に、前記外層体を貫通すると共に前記外層体と前記内層体との間に空気を導入する少なくとも1つの空気導入孔が設けられた二重容器において、
前記口部に設けられ、該口部に注出具又は蓋体を打栓によって装着させるための打栓用係止部と、
前記口部に設けられ、該口部に注出具又は蓋体をねじ係合によって装着させるための雄ねじ部と
を有し、
前記打栓用係止部及び前記雄ねじ部の少なくとも一方には、周方向の一部に間欠部が設けられており、前記空気導入孔の周方向位置は該間欠部と重なり合っており、
前記空気導入孔は、少なくとも一部が、前記間欠部が設けられた前記打栓用係止部及び前記雄ねじ部の少なくとも一方と高さ方向に重なり合って配置されていることを特徴とする二重容器。
2.前記打栓用係止部には、周方向の一部に間欠部が設けられており、
前記空気導入孔は、少なくとも一部が、前記打栓用係止部と高さ方向に重なり合って配置されている、前記1に記載の二重容器。
3.前記打栓用係止部は、前記雄ねじ部よりも下方に配置されている、前記2に記載の二重容器。
4.前記拡径部には、上下方向に延びるリブが設けられており、該リブの上端は前記口部まで延在している、前記1乃至3のいずれかに記載の二重容器。
本発明によれば、口部に空気導入孔を有する二重容器において、打栓により装着可能な注出栓とねじ係合により装着可能な注出栓とを共用可能にしつつ、口部の全高の増大を抑制した二重容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る二重容器を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る二重容器を示す平面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る二重容器の口部に注出キャップをねじ係合によって装着した状態を示す拡大正面図であり、(b)は、本発明の一実施形態に係る二重容器の口部に注出キャップを打栓によって装着した状態を示す拡大正面図である。 (a)は、図1におけるC−C断面図であり、(b)は、D−D断面図である。 (a)は、図1におけるA−A断面図であり、(b)は、B−B断面図である。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る二重容器1について詳細に例示説明する。なお、本明細書において、上下方向とは、二重容器1の正立状態を基準とし、上方とは図1における上方、下方とは図1における下方を意味するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係る二重容器1は、円筒状をなす口部11と、該口部11に連なり下方に向かって拡径する拡径部15と、該拡径部15に連なり円筒状をなす胴部12と、該胴部12に連なり略円板状をなす底部13とを有する、ボトル状をなす外層体10を備えている。胴部12は可撓性を有しており、スクイズされて凹むことができるとともに、凹んだ状態から元の形状に復元することができる。
また、二重容器1は、内層体(図示省略)を備えており、該内層体は、外層体10の形状に対応した形状を有すると共に減容変形可能に構成されている。内層体は、外層体10よりも薄肉の袋状に形成されており、その外面は外層体10の内面に剥離可能に密着している。内層体の開口部は、外層体10の口部11の開口端に連ねられ、内層体の内部は、開口部に連なる収容部となっている。この収容部には、例えば、化粧水などの化粧料、シャンプーやリンスあるいは液体石鹸、また食品調味料などの液体状の内容物が収納される。
本実施形態では、二重容器1は、相溶性の低い外層用の合成樹脂と、内層用の合成樹脂とを共押出して積層パリソンを形成し、この積層パリソンを、金型を用いてブロー成形することにより、外層体10の内面に内層体が剥離可能に密着した積層構造に形成されるデラミ容器とも呼ばれる積層剥離容器として構成されている。なお、二重容器1は、このようなダイレクトブロー成形によるものに限らず、例えば積層構造のプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより形成される積層剥離容器として構成してもよい。また、二重容器1は、外層体10と内層体とを別々に形成した後、内層体を外層体10の内部に組み込むようにした構成の二重容器1としてもよい。
口部11には、例えば、注出用弁が配設された注出キャップ、各種ノズルまたは注出ポンプ等の注出具(図示省略)がねじ係合、又は打栓によって装着される。注出具のねじ係合は、例えば図3(a)に示すように、蓋体50を有する注出キャップ20の外周壁21の内周面に設けられている雌ねじ部21eを、口部11に設けられている雄ねじ部11eにねじ係合することによって行なう。また、注出具を打栓により係合させる場合には、例えば図3(b)に示すように、注出キャップ30の外周壁31の内周面に設けられている係止用突部31aを、口部11に設けられている打栓用係止部である係止突起11aにアンダーカット係合させることによって行なう。二重容器1は、口部11に注出用弁が配設された注出キャップを装着した場合には、外層体10の胴部12をスクイズすることによって、口部11から内容物を注出することができる。内容物の注出後、外層体10が元の形状に復元する際には、後述する空気導入孔11bから外層体10と内層体との間の空間に空気が流入するので、内層体の収容部を減容させたまま、外層体10を元の形状に復元させることができる。したがって、内容物を注出しても、口部11から内層体の収容部の内部へ空気が流入することがないので、収容部に収容された内容物は空気に触れることなく、その劣化が防止される。また、外層体10を傾けることにより、内層体の収容部に収容した内容物を自重で口部11から注出することもできる。なお、口部11にポンプを装着した場合には、外層体10として可撓性を有していないものを用いることができる。
係止突起11aは、図1及び図2に示すように、口部11の中心軸線と一致する二重容器1の中心軸線Oを挟んで対向する2箇所に間欠部11a1を有し、一対の円弧状をなしている。係止突起11aの2箇所の間欠部11a1には、一対の円形の空気導入孔11bが設けられている。これら一対の空気導入孔11bは、外層体10を貫通すると共に外層体10と内層体との間に連通しており、内層体が外層体10から剥離したときに、空気を導入することができる。
また、上記のように、空気導入孔11bを係止突起11aに設けた間欠部11a1に配置することにより、係止突起11aと空気導入孔11bとを高さ方向に重ならせることができる。この構成によって、口部11の高さ方向のサイズの増大を抑制することができる。
口部11における空気導入孔11bの下方には、図1に示すように、口部11を形成する周壁が下方に向かって拡径するように屈曲した段差部11cが周設されている。段差部11cは、空気導入孔11bへの空気の導入を可能とする一方、空気導入孔11bからの空気の漏れを防止する空気導入弁を備える注出具を口部11に装着する場合に、該注出具の装着筒の下端部に密接することで、当該装着筒の下端部から空気が漏れ出すことを防止することができる。
口部11における段差部11cの下方には、ネックリング11dが周設されている。ネックリング11dは、周方向に間隔を空けて配置されると共に口部11を形成する周壁が径方向外側に凸となるように屈曲することで拡径した4つのリング拡径部11d1を備えている(図2参照)。また、これらリング拡径部11d1の間には、これらリング拡径部11d1よりも拡径を抑えた4つのリング間欠部11d2が配置されている。
4つのリング間欠部11d2は、2つの空気導入孔11bの直下に位置する2つの第1リング間欠部11d21と、周方向においてこれら第1リング間欠部11d21の間に位置する2つの第2リング間欠部11d22とからなっている。第1リング間欠部11d21は、図4(b)に示すように、口部11を形成する周壁が縦断面V字状をなすように屈曲することで形成されている。そして、第1リング間欠部11d21は、図4(a),(b)の比較から分かるように径方向外側への屈曲がリング拡径部11d1と比較して小さいため、内層体を外層体から容易に剥離することができる。また、第2リング間欠部11d22は、図1に示したように、口部11を形成する周壁が横断面V字状をなすように屈曲することで形成されている。
口部11の下方には、口部11に連なり下方に向かって拡径する拡径部15が設けられている。拡径部15には、一対の空気導入孔11bに対応する一対のリブ群14Aが形成されている。一対のリブ群14Aは、それぞれ、口部11から底部13に向かう方向に放射状に延びる4つのリブ14からなっている。4つのリブ14は、リング拡径部11d1の直下に上端14a1が配置された2つの拡径部リブ14aと、第1リング間欠部11d21の直下に上端14b1が配置された2つの間欠部リブ14bとからなっている。間欠部リブ14bは、拡径部リブ14aの上端14a1よりも上方に延長された延長部14b2を備えている。
また、4つのリブ14は、図5(a)、(b)に示すように、径方向内側に向けて凹む凹溝を形成している。そして、延長部14b2の上端、すなわち間欠部リブ14bの上端14b1は、口部11の下端部を越えて延在している。
なお、本明細書において、拡径部15は、ネックリング11dの下端から、円筒形状を有する胴部12の上端までの間で、下方に向けて拡径している領域を指すものとする。
二重容器1にこのようなリブ群14Aを設けたことにより、一旦、内層体が外層体10から剥離されると、内層体のリブが、外層体10のリブ14に再度密着することが困難となり、外層体10のリブ14と内層体のリブとの周りに隙間が維持される。また、空気導入孔11bの直下に第1リング間欠部11d21を配置し、第1リング間欠部11d21の直下に間欠部リブ14bの延長部14b2の上端14b1を配置したことにより、外層体10のリブ14と内層体のリブとの周りに維持される隙間を空気導入孔11bにつなげることができる。
例えば、この二重容器1のブロー成形の後に、負圧吸引により内層体を収縮させて、その全体を外層体10から剥離させ、次いで、内層体の内部に空気を送り込むと、外層体10のリブ14と内層体のリブとの間、及び外層体10の第1リング間欠部11d21と内層体の第1リング間欠部との間に隙間を維持しつつ、内層体の他の部分を外層体10の内面に密着させることができる。したがって、内層体に内容物を収容後、この内容物を口部11から注出する際には、第1リング間欠部11d21とリブ14との周りの隙間が通気路となって、空気導入孔11bから流入した空気は、胴部12における外層体10と内層体の間にまで、容易に流入することができる。これにより、内層体を外層体10から剥がれ易くして、二重容器1の内層体の剥離不良や外層体10の変形を防止することができる。
また、口部11は、ブロー成形時に殆ど延伸を加えられないため、胴部12よりも肉厚が厚く形成されることになる。したがって、このように肉厚が厚い口部11では、胴部12よりも気道の確保が難しくなるが、前述したように延長部14b2を口部11の下端部を越えて延在させることで、より確実に通気路を確保することが可能となる。
また、二重容器1にネックリング11dを設けたことにより、口部11に注出具を打栓によって装着する際に、ネックリング11dの下面を支持具で支持した状態で、口部11に注出具を打栓することができる。またこのとき、ネックリング11dにはリング拡径部11d1よりも拡径を抑えたリング間欠部11d2が設けられているので、リング間欠部11d2を柱部として機能させることで、打栓時の応力に対するネックリング11dの座屈強度を向上させることができる。したがって、二重容器1によれば、口部11に対する注出具の打栓作業の安定化を実現することができる。
なお、本実施形態では、係止突起11aが、空気導入孔11bと高さ方向にほぼ完全に重なり合うように構成したが、この態様には限定されない。係止突起11aと空気導入孔11bとが、互いの一部が高さ方向に重なり合うように構成してもよい。このような態様でも、口部11の高さ方向のサイズの増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、打栓用係止部としての係止突起11aに間欠部11a1を設けて、空気導入孔11bが係止突起11aと高さ方向に重なり合うように構成したが、この態様には限定されない。係止突起11aの代わりに雄ねじ部11eに間欠部を設けて、空気導入孔11bが雄ねじ部11eと高さ方向に重なり合うように構成してもよい。また、空気導入孔11bが係止突起11a及び雄ねじ部11eの双方と高さ方向に重なり合うように構成してもよい。
また、本実施形態では、係止突起11aを雄ねじ部11eの下方に配置し、係止突起11aの突起高さが雄ねじ部11eの山の頂よりも高くなるように構成した。これによって、打栓時に係止用突部31aが雄ねじ部11eに干渉しないようにすることができる。ただし、この態様には限定されるものではなく、係止突起11aを雄ねじ部11eの上方に配置し、雄ねじ部11eの谷底高さが、係止突起11aの突起高さよりも高くなるように構成してもよい。これによって、ねじ係合時に雌ねじ部21eが係止突起11aに干渉しないようにすることができる。
また、本実施形態では、雄ねじ部11e又は係止突起11aに吐出具を装着するように構成したが、この態様には限定されない。吐出具を溶着等の手段で口部11に装着すると共に、雄ねじ部11e又は係止突起11aに吐出孔を閉塞する蓋体等を装着するように構成してもよい。また、雄ねじ部11eに吐出具を装着し、係止突起11aに蓋体を装着するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る二重容器1は、筒状をなす口部11、該口部11に連なり下方に向かって拡径する拡径部15、該拡径部15に連なり円筒形状を有する胴部12、及び該胴部12に連なる底部13を有するボトル状をなす外層体10と、該外層体10の内側に収容され、該外層体10の形状に対応した形状を有すると共に減容変形可能な内層体とを備え、口部11に、外層体10を貫通すると共に外層体10と内層体との間に空気を導入する少なくとも1つの空気導入孔11bが設けられた構成になっている。
また、二重容器1は、口部11に設けられ、該口部11に注出具をねじ係合によって装着させるための雄ねじ部11eと、該口部11に注出具を打栓によって装着させるための打栓用係止部(係止突起11a)と、口部11に周設されたネックリング11dと、少なくとも拡径部15に設けられ、口部11から底部13に向かう方向に延びる複数のリブ14とを備えるという構成になっている。
そして、係止突起11aには、周方向の一部に間欠部11a1が設けられており、空気導入孔11bが該間欠部11a1に配置されている。
したがって、本実施形態に係る二重容器1によれば、打栓により装着可能な注出栓とねじ係合により装着可能な注出栓とを共用可能にしつつ、空気導入孔11bと係止突起11aとが高さ方向に重なり合うので、口部11の高さ方向のサイズの増大を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、係止突起11aが雄ねじ部11eよりも下方に配置されているので、空気導入孔11bが拡径部15及び胴部12により近づくため、空気導入孔11bを通じた外層体10と内層体との間の空間への空気の導入をより確実に行なうことができる。
また、本実施形態では、拡径部15に上下方向に延びるリブ14を設け、特に間欠部リブ14bの上端14b1が口部11まで延在するように構成した。これによって、空気導入孔11bを通じた外層体10と内層体との間の空間への空気の導入をより確実に行なうことができる。
本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記の実施形態においては、口部11に一対の空気導入孔11bを設け、これらの空気導入孔11bに対応して、一対のリング間欠部11d2や一対のリブ群14Aを設けるようにしているが、空気導入孔11bやリング間欠部11d2及びリブ群14Aは、それぞれ2つに限らず、1つまたは3つ以上設けることもできる。また、リブ群14Aに含めるリブ14の本数も適宜変更が可能である。また、リブ14は、少なくとも拡径部15に設けられ、概ね口部11から底部13に向かう方向に延びていればよく傾きがあってもよいし、形状や長さについても適宜変更が可能である。さらに、リブ14は、径方向内側に向けて凹む凹溝を形成するものに限らず、径方向外側に向けて凸となる凸条を形成するものとしてもよい。また、口部11、拡径部15、胴部12及び底部13はいずれも平面視円形状をなすものを例示したが、楕円形状や、その他の形状をなすものとしてもよい。
1 二重容器
10 外層体
11 口部
11a 係止突起(打栓用係止部)
11a1 間欠部
11b 空気導入孔
11c 段差部
11d ネックリング
11d1 リング拡径部
11d2 リング間欠部
11d21 第1リング間欠部
11d22 第2リング間欠部
11e 雄ねじ部
12 胴部
13 底部
14 リブ
14A リブ群
14a 拡径部リブ
14a1 拡径部リブの上端
14b 間欠部リブ
14b1 間欠部リブの上端
14b2 延長部
15 拡径部
20,30 注出キャップ
21,31 外周壁
21e 雌ねじ部
28,38 ヒンジ
31a 係止用突部
50 蓋体
O 中心軸線

Claims (4)

  1. 筒状をなす口部、下方に向けて拡径する拡径部、該拡径部を介して該口部に連なる胴部、及び該胴部に連なる底部を有するボトル状をなす外層体と、
    該外層体の内側に収容され、該外層体の形状に対応した形状を有すると共に減容変形可能な内層体と
    を備え、
    前記口部に、前記外層体を貫通すると共に前記外層体と前記内層体との間に空気を導入する少なくとも1つの空気導入孔が設けられた二重容器において、
    前記口部に設けられ、該口部に注出具又は蓋体を打栓によって装着させるための打栓用係止部と、
    前記口部に設けられ、該口部に注出具又は蓋体をねじ係合によって装着させるための雄ねじ部と
    を有し、
    前記打栓用係止部及び前記雄ねじ部の少なくとも一方には、周方向の一部に間欠部が設けられており、前記空気導入孔の周方向位置は該間欠部と重なり合っており、
    前記空気導入孔は、少なくとも一部が、前記間欠部が設けられた前記打栓用係止部及び前記雄ねじ部の少なくとも一方と高さ方向に重なり合って配置されていることを特徴とする二重容器。
  2. 前記打栓用係止部には、周方向の一部に間欠部が設けられており、
    前記空気導入孔は、少なくとも一部が、前記打栓用係止部と高さ方向に重なり合って配置されている、請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記打栓用係止部は、前記雄ねじ部よりも下方に配置されている、請求項2に記載の二重容器。
  4. 前記拡径部には、上下方向に延びるリブが設けられており、該リブの上端は前記口部まで延在している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の二重容器。
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