JP2017210513A - ポリアミド樹脂組成物及び成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリアミド樹脂組成物を機械的強度、剛性及び外観に優れるものとする。【解決手段】(A)ポリアミド樹脂、(B)ガラス繊維及び(C)炭酸カルシウムを含むポリアミド樹脂組成物であって、ポリアミド樹脂組成物100質量%に対して、(B)ガラス繊維と(C)炭酸カルシウムの合計が35〜70質量%であり、(C)炭酸カルシウムを、メディアン径(d50%)が10〜60μmの不定形炭酸カルシウム、及び/または数平均繊維長が10〜60μmのウィスカー状炭酸カルシウムとする。【選択図】なし

Description

本発明は、機械的強度、剛性及び外観に優れるポリアミド樹脂組成物及びその成形体に関するものである。
ポリアミド樹脂は、優れた機械的特性(機械的強度、剛性や耐衝撃性など)、耐熱性、耐薬品性を有することから、衣料、産業資材、自動車、電気及び電子部品、その他の工業製品といった様々な産業分野で利用されている。
特にガラス繊維をはじめとする無機充填材を配合することで、機械的強度や剛性を向上させることができることから、自動車のアンダーフード部品や外装部品、電気及び電子機器のハウジング部品やシャーシ部品などに利用される。特に自動車の外装部品や電気及び電子機器のハウジング部品などについては、外観も優れることが要求される。
ポリアミド樹脂にガラス繊維を配合すると、特に優れた強度を付与できるが、ガラス繊維が成形品表面に見えるようになり外観が悪くなることがある。それらを改善するため、強度はやや低下するが、ガラス繊維とその他の無機充填材を配合する技術が各種開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、ガラス繊維と炭酸カルシウムを配合する技術も開示されている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開2007−31505号公報 特開2004−315606号公報 特開2014−43577号公報 特表2009−529602号公報
本発明の課題は、外装部品やハウジング部品等に好適な、機械的強度、剛性及び外観により優れたポリアミド樹脂組成物及びその成形体を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、ポリアミド樹脂、ガラス繊維、炭酸カルシウムを含むポリアミド樹脂組成物であって、ポリアミド樹脂組成物100質量%に対して、ガラス繊維と炭酸カルシウムの合計が所定量であり、かつ特定の炭酸カルシウムを用いることが、上記特性に優れたポリアミド樹脂組成物を得るために有効であることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明のポリアミド樹脂組成物は、(A)ポリアミド樹脂、(B)ガラス繊維及び(C)炭酸カルシウムを含むポリアミド樹脂組成物であって、ポリアミド樹脂組成物100質量%に対して、(B)ガラス繊維と(C)炭酸カルシウムの合計が35〜70質量%であり、(C)炭酸カルシウムが、メディアン径(d50%)が10〜60μmの不定形炭酸カルシウム、及び/または数平均繊維長が10〜60μmのウィスカー状炭酸カルシウムである。
ウィスカー状炭酸カルシウムは、数平均繊維径が0.1〜4μmであって、数平均繊維長と数平均繊維径のアスペクト比が10〜100であることが好ましい。
(B)ガラス繊維の平均断面積は100〜300μmであることが好ましい。
(A)ポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂を100質量%に対して、融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドを20〜100質量%、融点が180〜240℃である脂肪族ポリアミドを0〜80質量%含むことが好ましい。
半芳香族ポリアミドは、ジカルボン酸単位100モル%に対して、イソフタル酸単位を5〜35モル%含むことが好ましい。
(B)ガラス繊維と(C)炭酸カルシウムの合計100質量%に対して、(B)ガラス繊維が50〜80質量%、(C)炭酸カルシウムが20〜50質量%であることが好ましい。
本発明の成形体は、上記本発明のポリアミド樹脂組成物を成形してなるものである。
本発明によれば、機械的強度、剛性及び外観に優れたポリアミド樹脂組成物を提供することができる。
本発明について、以下具体的に説明する。
まず、本発明で使用することのできる各成分について詳しく述べる。
〔(A)ポリアミド樹脂〕
ポリアミド樹脂としては、ラクタムの開環重合で得られるポリアミド化合物、ω−アミノカルボン酸の自己縮合で得られるポリアミド化合物、ジアミンとジカルボン酸を縮合することで得られるポリアミド化合物及びこれらの共重合物があげられる。このような方法によって得られるポリアミドとしては、例えばポリアミド4(ポリα−ピロリドン)、ポリアミド6(ポリカプロアミド)、ポリアミド11(ポリウンデカンアミド)、ポリアミド12(ポリドデカンアミド)、ポリアミド46(ポリテトラメチレンアジパミド)、ポリアミド410(ポリテトラメチレンセバカミド)、ポリアミド412(ポリテトラメチレンドデカミド)、ポリアミド1010(ポリデカメチレンセバカミド)、ポリアミド1012(ポリデカメチレンドデカミド)、ポリアミド66(ポリヘキサメチレンアジパミド)、ポリアミド610(ポリヘキサメチレンセバカミド)、ポリアミド612(ポリヘキサメチレンドデカミド)、ポリアミド6T(ポリヘキサメチレンテレフタルアミド)、ポリアミド9T(ポリノナンメチレンテレフタルアミド)、ポリアミド6I(ポリヘキサメチレンイソフタルアミド)、ポリアミドMXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)、ポリアミドPXD6(ポリパラキシリレンアジパミド)、ポリアミドMXD10(ポリメタキシリレンセバカミド)、ポリアミドPXD10(ポリパラキシリレンセバカミド)などが挙げられ、共重合物としては例えばPA66/6T(ヘキサメチレンアジパミドとヘキサメチレンテレフタルアミドの共重合物)、PA66/6I(ヘキサメチレンアジパミドとヘキサメチレンイソフタルアミドの共重合物)、PA66/6I/6(ヘキサメチレンアジパミドとヘキサメチレンイソフタルアミドとカプロアミドの共重合物)などを例示することができる。
また、ジアミンとジカルボン酸を縮合させる際の単量体として、ジアミンとしてはヘキサメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミンなど直鎖状の脂肪族ジアミン、2−メチルペンタンジアミン、2−エチルヘキサメチレンジアミンなど分岐型の脂肪族ジアミン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミンなどの芳香族ジアミン、シクロヘキサンジアミン、シクロペンタンジアミン、シクロオクタンジアミンなどの脂環式ジアミンがあげられ、ジカルボン酸としては、アジピン酸、ピメリン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸があげられる。上記ジアミンとジカルボン酸は、それぞれ2種以上の単量体を併用して縮合させても良い。
本発明におけるポリアミド樹脂の末端基としては、少なくともアミノ基、カルボキシル基を有していることが好ましい。末端のアミノ基の濃度は、20μmol/g以上であることが好ましい。より好ましくは20〜100μmol/gであり、さらに好ましくは25〜60μmol/gである。また、末端のカルボキシル基の濃度は、40μmol/g以上であることが好ましい。より好ましくは40〜150μmol/gであり、さらに好ましくは50〜150μmol/gである。それぞれの末端基の濃度をこれら範囲内にすることにより、機械的強度と流動性が向上する。これら末端基濃度の測定方法としては、H−NMRにより、各末端基に対応する特性シグナルの積分値から求めることができる。
ポリアミド樹脂の末端基の調整方法は、当業者には明らかであるような公知の方法を用いることができる。例えばポリアミド樹脂の重合時に所定の末端濃度となるようにジアミン化合物、モノアミン化合物、ジカルボン酸化合物、モノカルボン酸化合物などから選ばれる1種以上を添加する方法が挙げられる。
上記ジアミン化合物は、特に限定されないが、例えば、ヘキサメチレンジアミンやペンタメチレンジアミン等の直鎖状の脂肪族ジアミン;2−メチルペンタンジアミンや2−エチルヘキサメチレンジアミン等の分岐型の脂肪族ジアミン;p−フェニレンジアミンやm−フェニレンジアミン等の芳香族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、シクロペンタンジアミンやシクロオクタンジアミン等の脂環式ジアミンが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記モノアミン化合物としては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン等の脂肪族モノアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン等の脂環式モノアミン、アニリン、トルイジン、ジフェニルアミン、ナフチルアミン等の芳香族モノアミン及びこれらの任意の混合物などを挙げることができる。これらの中でも、反応性、沸点、封止末端の安定性、価格などの点から、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミン、シクロヘキシルアミン、アニリンが好ましい。
上記のジカルボン酸化合物としては、例えば、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸等の脂肪族ジカルボン酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸から誘導される単位を挙げることができ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いても良い。
上記のモノカルボン酸化合物としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ピバリン酸、イソブチル酸などの脂肪族モノカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸などの脂環式モノカルボン酸、安息香酸、トルイル酸、α−ナフタレンカルボン酸、β−ナフタレンカルボン酸、メチルナフタレンカルボン酸、フェニル酢酸などの芳香族モノカルボン酸などを挙げることができる。本発明では、これらのカルボン酸化合物は1種で用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
本発明のポリアミド樹脂は、半芳香族ポリアミドを含んでいることが好ましい。半芳香族ポリアミドとは、ポリアミド樹脂を構成するモノマー成分として、芳香族部分を有するモノマーを含んでいるポリアミド樹脂である。芳香族部分を有するモノマーとしては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、キシリレンジアミンなどが挙げられるが、この限りではない。
中でも、モノマー成分としてイソフタル酸を含んでいることが、優れた外観と低反り性の観点から好ましい。より好ましくは、半芳香族ポリアミドを構成するジカルボン酸単位100モル%に対してイソフタル酸単位の含有割合が5〜35モル%であり、さらに好ましくは10〜35モル%であり、特に好ましくは15〜35モル%である。
また、半芳香族ポリアミドの中でも融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドであることが、優れた外観と低反り性の観点から好ましい。半芳香族ポリアミドの融点としてより好ましくは200〜260℃であり、さらに好ましくは210〜250℃である。
さらに、融点が180〜240℃の脂肪族ポリアミドを含んでいることが、優れた外観と低反り性の観点から好ましい。脂肪族ポリアミドの融点としてより好ましくは190〜230℃であり、さらに好ましくは200〜230℃である。
これら半芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドの融点の組み合わせに制限はないが、半芳香族ポリアミドの融点が、脂肪族ポリアミドの融点より高いことが、優れた外観と低反り性の観点から好ましい。
これら半芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドの配合比に制限はないが、優れた外観と低反り性の観点から、ポリアミド樹脂100質量%に対して、融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドを20〜100質量%、融点が180〜240℃である脂肪族ポリアミドを0〜80質量%含むことが好ましい。より好ましくは融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドを20〜90質量%、融点が180〜240℃である脂肪族ポリアミドを10〜80質量%、さらに好ましくは、融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドを25〜80質量%、融点が180〜240℃である脂肪族ポリアミドを20〜75質量%、特に好ましくは、融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドを55〜80質量%、融点が180〜240℃である脂肪族ポリアミドを20〜45質量%である。
本発明のポリアミド樹脂は、組成物中において、ISO 307に準拠し、96%(質量分率)の硫酸で測定した粘度数(VN)が70〜135ml/gであることが、射出成形時の流動性、外観の観点から好ましい。より好ましくは70〜130ml/g、さらに好ましくは80〜120ml/gである。
〔(B)ガラス繊維〕
本発明のポリアミド樹脂組成物は、(B)ガラス繊維を含む。ガラス繊維を含有することにより、優れた機械的強度と剛性が得られる。
ガラス繊維は、断面が円形状であっても、偏平状(楕円状、繭型形状など)であっても良い。偏平状であると、低反り性の観点で好ましい。
ガラス繊維の繊維径は、断面が円形状の場合は、優れた機械的強度と外観の観点から、数平均繊維径は3〜30μmが好ましく、より好ましくは9〜20μmであり、さらに好ましくは12〜19μmである。一方、偏平状の場合は、優れた機械的強度と外観、低反り性の観点から、平均短径が3〜15μmが好ましく、より好ましくは4〜10μmであり、さらに好ましくは5〜9μmである。
円形状の場合でも、偏平状の場合でも、平均断面積が50〜350μmであることが、優れた機械的強度と外観の観点から好ましい。より好ましくは、100〜300μmであり、さらに好ましくは120〜250μmである。平均断面積は、顕微鏡を用いて写真撮影し、無作為に選択した50本の繊維について測定し平均化した値である。
ガラス繊維の具体的な組成としては、以下に限定されるものではないが、例えば、Eガラス(無アルカリガラス)組成、Cガラス(含アルカリガラス)組成、Sガラス(強化ガラス)組成、耐アルカリガラス組成等が挙げられる。これらの中でも、Eガラスが、入手が容易である観点から好ましい。
ガラス繊維は、以下に限定されるものではないが、例えば、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のシランカップリング剤で表面処理されていることが好ましく、その付着量はガラス繊維質量(ガラス繊維と表面処理剤との合計量)に対し、0.01質量%以上であることが好ましい。
さらに、必要に応じ、集束剤により処理を施すこともできる。集束剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体と当該カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体を除く不飽和ビニル単量体とを重合単位として具備する共重合体、エポキシ化合物、ポリウレタン樹脂、アクリル酸のホモポリマー、アクリル酸とその他共重合性モノマーとのコポリマー、並びにこれらの第1級、第2級及び第3級アミンとの塩が挙げられる。これらは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
特に、本発明のポリアミド樹脂組成物の機械的強度の観点から、カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体と当該カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体を除く不飽和ビニル単量体とを重合単位として含む共重合体、エポキシ化合物及びポリウレタン樹脂、並びにこれらの組み合わせが好ましく、カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体と当該カルボン酸無水物含有不飽和ビニル単量体を除く不飽和ビニル単量体とを重合単位として含む共重合体及びポリウレタン樹脂、並びにこれらの組み合わせがより好ましい。
ガラス繊維は、1種のみを単独で用いてもよいし、断面形状や平均断面積、ガラス組成、表面処理剤、集束剤などが異なる2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、ガラス繊維は、ロービング状で使用しても良いし、例えば長さ2〜5mm程度に切断されたチョップドストランドで使用しても良い。
これらガラス繊維の長さは、ポリアミド樹脂組成物を成形して得られる成形体中において、重量平均繊維長で100〜750μmであることが、機械的強度と外観の観点から好ましい。より好ましくは150〜500μm、さらに好ましくは200〜400μmである。重量平均繊維長は、例えば、成形体を、ポリアミド樹脂組成物の分解温度以上で加熱焼却し、残った灰分を、顕微鏡を用いて写真撮影し、ガラス繊維の長さを計測する方法により測定することができる。顕微鏡によって得られた測定値から、重量平均繊維長を計算する方法としては、下記式(I)が挙げられる。
重量平均繊維長=ガラス繊維長さの2乗和/ガラス繊維長さの合計 ・・・(I)
〔(C)炭酸カルシウム〕
本発明のポリアミド樹脂組成物は、(C)炭酸カルシウムを含む。炭酸カルシウムを含有することにより、優れた機械的強度と外観が得られる。
炭酸カルシウムは、石灰岩を粉砕し粒度分級した重質炭酸カルシウムであっても良いし、例えば、水酸化カルシウムに炭酸ガスを化学反応させたり、可溶性カルシウム塩水溶液に炭酸アンモニウムを加えて反応させたりして得られる軽質炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウムであっても良い。
炭酸カルシウムは、機械的強度、剛性、外観及び低反り性の観点から、メディアン径(d50%)が10〜60μmの不定形炭酸カルシウム、及び/または数平均繊維長が10〜60μmのウィスカー状炭酸カルシウムである。不定形炭酸カルシウムの場合は、メディアン径が10〜40μmが好ましく、より好ましくは15〜30μmである。ウィスカー状炭酸カルシウムの場合は、数平均繊維長が15〜60μmが好ましく、より好ましくは20〜60μmであり、さらに好ましくは20〜50μmである。さらに、ウィスカー状炭酸カルシウムの場合は、数平均繊維径が0.1〜4μmであり、数平均繊維長と数平均繊維径のアスペクト比が10〜100であることが好ましい。数平均繊維径は、より好ましくは0.2〜2μmであり、さらに好ましくは、0.5〜2μmであり、特に好ましくは0.5〜1.5μmである。数平均繊維長と数平均繊維径のアスペクト比は、より好ましくは、15〜80であり、さらに好ましくは15〜60であり、特に好ましくは20〜60である。これらの範囲であることで、より一層機械的強度、剛性、外観及び低反り性に優れるポリアミド樹脂組成物を得ることができる。
炭酸カルシウムのメディアン径は、レーザー式粒度分布計(例えば、島津製作所社製SALD−2100)を用いて測定することができる。数平均繊維長と数平均繊維径は、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、3000倍で観察し、無作為に選択した100個の炭酸カルシウム粒子について、長径と短径を測定し、長径を繊維長、短径を繊維径として、それらの平均値を算出して求められる。アスペクト比は、数平均繊維長を数平均繊維径で除した値である。
炭酸カルシウムは、シランカップリング剤などにより表面処理を施してもよい。シランカップリング剤としては、以下に限定されるものではないが、例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン及びN−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノシラン類;γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン及びγ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等のメルカプトシラン類;エポキシシラン類;ビニルシラン類が挙げられる。特に、上記の列挙成分から選択される1種以上であることが好ましく、アミノシラン類がより好ましい。
本発明のポリアミド樹脂組成物における、(B)ガラス繊維と(C)炭酸カルシウムの配合量は、機械的強度と剛性の観点から、ポリアミド樹脂組成物100質量%に対して、ガラス繊維と炭酸カルシウムの合計が35〜70質量%である。さらに外観や流動性の観点から、好ましくは40〜65質量%であり、より好ましくは45〜60質量%である。
また、ガラス繊維と炭酸カルシウムの配合比は、ガラス繊維と炭酸カルシウムの合計100質量%に対して、ガラス繊維が20〜80質量%、炭酸カルシウムが20〜80質量%であることが、機械的強度、外観、低反り性の観点から好ましい。より好ましくは、ガラス繊維が50〜80質量%、炭酸カルシウムが20〜50質量%であり、さらに好ましくは、ガラス繊維が60〜80質量%、炭酸カルシウムが20〜40質量%である。
付加的成分の例を以下に挙げる。
ガラス繊維及び炭酸カルシウム以外の無機充填材、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、光劣化防止剤、可塑剤、滑剤、離型剤、核剤、難燃剤、着色剤等を添加することもできるし、他の熱可塑性樹脂をブレンドしても良い。
滑剤としては、特に限定されないが、例えば、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、ポリエチレンワックスなどが挙げられる。優れた外観と成形加工性の観点から、中でも脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミドから選ばれる1種以上が好ましく、2種以上を併用することがより好ましく、脂肪酸金属塩と脂肪酸エステルを併用することがさらに好ましい。
これら滑剤の配合量に特に制限はないが、優れた外観と成形加工性の観点から、ポリアミド樹脂組成物100質量%に対し、0.05〜1.5質量%が好ましく、0.05〜1質量%がより好ましく、0.08〜0.6質量%がさらに好ましい。
着色剤としては、特に制限されないが、例えば、カーボンブラック、酸化チタン、アジン系染料などが挙げられる。これら着色剤の配合量に特に制限はないが、優れた外観と成形加工性の観点から、0.01〜3質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.1〜2質量%がさらに好ましい。
[ポリアミド樹脂組成物の製造方法]
本発明において、ポリアミド樹脂組成物の製造方法は、単軸または多軸押出機によってポリアミド樹脂を溶融させた状態で混練する方法を用いることができる。チョップドストランドガラス繊維を用いる場合、上流側供給口と下流側供給口を備えた二軸押出機を使用し、上流側供給口からポリアミド樹脂を供給して溶融させた後、下流側供給口からチョップドストランドガラス繊維と炭酸カルシウムを供給して溶融混練する方法を好ましく使用できる。尚、ガラス繊維と炭酸カルシウムは、同じ供給口から供給しても良いし、2つ以上の下流側供給口を備えた二軸押出機を使用し、別々の供給口から供給しても良い。ガラス繊維と炭酸カルシウムを別々の供給口から供給する場合、どちらを先に供給して混練しても良いが、機械的強度の観点から、炭酸カルシウムを供給し混練した後にガラス繊維を供給して混練する方法が好ましい。また、ガラス繊維ロービングを用いる場合も、公知の方法で複合することができる。
[成形体]
このようにして得られる組成物は、従来より公知の種々の方法、例えば、射出成形により各種部品の成形体として成形できる。
これら各種部品としては、例えば、自動車用、機械工業用、電気及び電子用、産業資材用、工業材料用、日用及び家庭品用として好適に使用できる。
以下、本発明を実施例及び比較例により、更に詳細に説明するが、本発明はこの実施例に示されたものに限定されるものではない。
(使用した原料)
(1)ポリアミド
(1−1)ポリアミド66/6I(以下、PA−1と略記)
66/6I共重合比:70/30(モル比)、融点:225℃
VN(硫酸):80ml/g、アミノ末端基:30mmol/kg、
カルボン酸末端基:120mmol/kg
(1−2)ポリアミド66(以下、PA−2と略記)
融点:260℃
VN(硫酸):145ml/kg、アミノ末端基:50mmol/kg、
カルボン酸末端基:80mmol/kg
(1−3)ポリアミド6(以下、PA−3と略記)
融点:215℃
VN(硫酸):125ml/kg、アミノ末端基:40mmol/kg、
カルボン酸末端基:60mmol/kg
(1−4)ポリアミド610(以下、PA−4と略記)
融点:220℃
VN(硫酸):115ml/kg、アミノ末端基:40mmol/kg、
カルボン酸末端基:60mmol/kg
(2)ガラス繊維
(2−1)平均繊維径10μm、平均断面積79μmのガラス繊維(以下、GF−1と略記)
(2−2)平均繊維径13μm、平均断面積133μmのガラス繊維(以下、GF−2と略記)
(2−3)平均繊維径17μm、平均断面積227μmのガラス繊維(以下、GF−3と略記)
(2−4)平均繊維径21μm、平均断面積346μmのガラス繊維(以下、GF−4と略記)
(2−5)平均短径7μm、平均長径28μm、平均断面積185μmの扁平形状断面のガラス繊維(以下、GF−5と略記)
(3)炭酸カルシウム
(3−1)数平均繊維長25μm、数平均繊維径0.8μm、平均アスペクト比31.3のウィスカー状炭酸カルシウム(以下、CaCO−1と略記)
(3−2)メディアン径20μmの不定形炭酸カルシウム(以下、CaCO−2と略記)
(3−3)メディアン径5μmの不定形炭酸カルシウム(以下、CaCO−3と略記)
(4)ワラストナイト(以下、MF−1と略記)
数平均繊維長50μm、数平均繊維径4μm、平均アスペクト比12.5の針状ワラストナイト
(5)タルク(以下、MF−2と略記)
メディアン径18μmのタルク
(6)滑剤
(6−1)モンタン酸ナトリウム(以下、WAX−1と略記)
(6−2)モンタン酸エステル(以下、WAX−2と略記)
(7)カーボンブラック(以下、CBと略記)
商品名:三菱(登録商標)カーボンブラック52B(三菱化学社製)
(評価方法)
以下に、評価方法について述べる。
<引張強度>
実施例及び比較例で得られたポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成形機[PS−40E:日精樹脂株式会社製]を用いて、射出+保圧時間25秒、冷却時間15秒、金型温度80℃、溶融樹脂温度290℃に設定し、ISO 3167、多目的試験片A型の成形片を成形した。得られた成形片を用いて、ISO 527に準拠し、引張速度5mm/minで引張試験を行い、引張強度を測定した。
<シャルピー衝撃強度>
上記多目的試験片(A型)を切削して使用し、80mm×10mm×4mmの試験片を用いて、ISO 179/1eAに準拠し、ノッチ付きシャルピー衝撃強度を測定した。
<曲げ強度、曲げ弾性率>
上記多目的試験片(A型)を切削して使用し、80mm×10mm×4mmの試験片を用いて、ISO 178に準拠し、試験速度2mm/minで曲げ試験を行い、曲げ強度、曲げ弾性率を測定した。
<外観>
実施例及び比較例で得られたポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成形機[PS−40E:日精樹脂株式会社製]を用いて、金型温度を90℃、溶融樹脂温度290℃に設定し、ISO 294−3に従いタイプD1の金型を用いて、60mm×60mm×2mmの成形片を、射出時の充填時間を0.5秒、1秒、2秒でそれぞれ成形し、JIS Z8741に準拠し、60度鏡面光沢度を測定した。3つの充填条件の平均値を鏡面光沢度とし、鏡面光沢度の成形条件依存性の尺度として、最高値に対する最低値の保持率を、最低値/最高値×100(%)で算出し、鏡面光沢度安定性とした。
<反り量>
実施例及び比較例で得られたポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成形機[PS−40E:日精樹脂株式会社製]を用いて、射出+保圧時間10秒、冷却時間15秒、金型温度を80℃、溶融樹脂温度290℃に設定し、ISO 294−3に従いタイプD1の金型を用いて、60mm×60mm×2mmの成形片を成形した。この試験片を恒温恒湿(23℃、50RH%)雰囲気下で24時間放置後、水平な面に置き、4角のうちの任意の1点を水平な面に固定し、その対角の点の浮き上がり高さを反り量として測定した。
[実施例1〜9、比較例1〜3]
押出機上流側から1番目のバレルに上流側供給口を有し、6番目のバレルに下流側第一供給口、9番目のバレルに下流側第二供給口、11番目のバレルに真空脱揮口を有した、L/D(押出機のシリンダーの長さ/押出機のシリンダー径)=48(バレル数:12)の二軸押出機[ZSK−26MC:コペリオン社製(ドイツ)]を用いて、上流側供給口からダイまでを290℃に設定し、スクリュー回転数300rpm、吐出量25kg/hで、表1記載の割合となるように、上流側供給口よりポリアミド、滑剤、カーボンブラックを供給し、下流側第一供給口より、炭酸カルシウム、ワラストナイトまたはタルクを供給し、下流側第二供給口よりガラス繊維を供給し、真空脱揮口より減圧して溶融混練し樹脂組成物ペレットを作製した。得られた樹脂組成物を、樹脂温度290℃、金型温度80℃にて成形し、引張強度、シャルピー衝撃強度、曲げ強度、曲げ弾性率、外観及び反り量を評価した。物性値を組成とともに表1に併記した。
表1に示すように、本発明のポリアミド樹脂組成物は機械的強度及び剛性に優れるとともに、外観にも優れていた。
本発明のポリアミド樹脂組成物は機械的強度、剛性に優れるため、自動車部品など、軽量性と高度な機械的物性が要求される成形品として好適に利用することができる。

Claims (7)

  1. (A)ポリアミド樹脂、(B)ガラス繊維及び(C)炭酸カルシウムを含むポリアミド樹脂組成物であって、
    ポリアミド樹脂組成物100質量%に対して、前記(B)ガラス繊維と前記(C)炭酸カルシウムの合計が35〜70質量%であり、
    前記(C)炭酸カルシウムが、メディアン径(d50%)が10〜60μmの不定形炭酸カルシウム、及び/または数平均繊維長が10〜60μmのウィスカー状炭酸カルシウムであるポリアミド樹脂組成物。
  2. 前記ウィスカー状炭酸カルシウムの数平均繊維径が0.1〜4μmであって、前記数平均繊維長と前記数平均繊維径のアスペクト比が10〜100である請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
  3. 前記(B)ガラス繊維の平均断面積が100〜300μmである請求項1または2に記載のポリアミド樹脂組成物。
  4. 前記(A)ポリアミド樹脂が、ポリアミド樹脂100質量%に対して、融点が200〜280℃である半芳香族ポリアミドを20〜100質量%、融点が180〜240℃である脂肪族ポリアミドを0〜80質量%含む請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
  5. 前記半芳香族ポリアミドが、ジカルボン酸単位100モル%に対して、イソフタル酸単位を5〜35モル%含む請求項4記載のポリアミド樹脂組成物。
  6. 前記(B)ガラス繊維と前記(C)炭酸カルシウムの合計100質量%に対して、前記(B)ガラス繊維が50〜80質量%、前記(C)炭酸カルシウムが20〜50質量%である請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物を成形してなる成形体。
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