JP2014177560A - 液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いた中空成形品の製造方法 - Google Patents

液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いた中空成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体アシスト成形法を用いて、壁面厚みばらつきが少なく、中空部内面の表面平滑性に優れ、かつ機械強度に優れる中空成形品を、短い成形サイクルで得ることのできるポリアミド樹脂組成物およびそれを用いた成形品を提供する。
【解決手段】ポリアミド樹脂(A)100重量部に対して、繊維状無機充填材(B)10〜100重量部、非繊維状無機充填材(C)1〜30重量部および結晶化抑制剤(D)0.1〜4.0重量部を含有する液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物およびそれを用いた中空成形品の製造方法に関する。より詳しくは、曲管部を有する中空成形品を液体アシスト成形法により成形するために適したポリアミド樹脂組成物と、それを用いた成形品に関する。
ポリアミド樹脂は優れた機械特性、耐熱性、流動性を有する非常にバランスのとれた素材であり、金属の代替材として様々な自動車部品に使用されている。ポリアミド樹脂を用いた自動車部品の例として、ロングライフクーラント(以下LLCと記載)が通る配管部品が挙げられる。近年では、エンジンの配置等設計の自由度を上げるために、配管部品には、2つ以上の曲管部を有する形状など、より複雑な形状が求められている。
配管部品などの中空部を有する成形品を成形する方法として、例えば、スライドコアを用いる成形法や、ロストコア成形法、ブロー成形法、振動溶着法などが実用化されている。しかし、スライドコアを用いる成形法では、2つ以上の曲管部を有する中空成形体を成形することができないという課題がある。また、ロストコア成形法では、低融点金属を中子に使用するため、低融点金属用の成形機や、低融点金属を除去する専用設備が必要となる課題がある。さらには、低融点金属の溶融排出時に長時間と高エネルギーを要するという課題もある。また、ブロー成形法では、ドローダウンにより肉厚が不均一である、中空成形品内面の表面平滑性が不十分であるなどの課題がある。また、振動溶着法では、形状の自由度が小さい、溶着部の強度が低いなどの課題がある。
上記課題を解決する方法として、金型内に樹脂組成物を射出し、樹脂組成物の射出中または射出完了後、金型内の樹脂組成物中に不活性ガスを注入して樹脂組成物内に中空部を形成する方法(ガスアシスト成形法)が開発されている(例えば、特許文献1〜4参照)。しかし、不活性ガスを注入する方法では、不活性ガスの圧力を十分に高めることが困難であるため、中空部内面の表面平滑性がなお不十分であるという課題がある。さらには、成形品内部に圧縮された不活性ガスが入ることにより、成形品内部の熱伝導率が下がり、成形サイクルが長くなるという課題がある。
また、金型内に樹脂組成物を射出し、樹脂組成物の射出中または射出完了後、金型内の樹脂組成物中に水などの加圧流体を注入して樹脂組成物内に中空部を形成する方法も開発されている(例えば、特許文献1、4参照)。水を注入する方法では、不活性ガスを注入する方法と比較して、熱伝導率が高いため樹脂が早く固化し、成形サイクルを短縮することが可能となる。しかしながら、樹脂組成物がガラス繊維などの強化材を含有する場合、強化材が浮き出し中空部内面の表面平滑性が不十分である課題がある。また、不活性ガスと比較して水の方が高圧で注入できることから、中空成形品の壁面厚みばらつきが大きくなる課題もある。
特開平11−92672号公報 特開2000−273300号公報 特表2003−526725号公報 特開平11−124499号公報
本発明は、液体アシスト成形法を用いて、壁面厚みばらつきが少なく、中空部内面の表面平滑性に優れ、かつ機械強度に優れる中空成形品を、短い成形サイクルで得ることのできるポリアミド樹脂組成物およびそれを用いた成形品を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の構成を有する。
(1)ポリアミド樹脂(A)100重量部に対して、繊維状無機充填材(B)10〜100重量部、非繊維状無機充填材(C)1〜30重量部および結晶化抑制剤(D)0.1〜4.0重量部を含有する液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
(2)ポリアミド樹脂(A)が、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド6/66共重合体、ポリアミド66/6I共重合体およびポリアミド66/6I/6共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む(1)に記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
(3)非繊維状無機充填材(C)の平均粒子径が2.0μm以下である(1)または(2)に記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
(4)結晶化抑制剤(D)が、ハロゲン化アルカリ金属および/またはアジン系染料を含む(1)〜(3)いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
(5)ポリアミド樹脂(A)100重量部に対して、さらにポリオレフィン系エラストマー(E)1〜30重量部を含有する(1)〜(4)いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
(6)(1)〜(5)いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を金型内に射出し、金型内の樹脂組成物中に液体を注入して樹脂組成物内に中空部を形成する中空成形品の製造方法。
(7)液体が水である(6)に記載の中空成形品の製造方法。
(8)(1)〜(5)いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を成形してなる中空部内面の中心線平均粗さが17μm以下である中空成形品。
(9)(1)〜(5)いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を成形してなる壁面厚みばらつき(最薄部の壁面厚み/最厚部の壁面厚み)が0.5〜1.0である中空成形品。
本発明によれば、液体アシスト成形法を用いて、壁面厚みばらつきが少なく、中空部内面の表面平滑性に優れ、かつ機械強度に優れる中空成形品を、生産性よく提供することができる。
本発明の中空成形品の一態様を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明において「重量」とは「質量」を意味する。
本発明の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物(以下、樹脂組成物と記載する場合がある)は、ポリアミド樹脂(A)を含有する。ポリアミド樹脂(A)を含有することにより、樹脂組成物の流動性に優れ、機械特性、耐熱性、耐薬品性などに優れた中空成形品を得ることができる。本発明で使用されるポリアミド樹脂(A)とは、アミド結合を有する高分子のことであり、アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸を主たる原料とするものである。その原料の代表例としては、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、パラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムなどのラクタム、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミンなどの脂肪族ジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミンなどの芳香族ジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの脂環族ジアミン、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸などの脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸などが挙げられる。本発明においては、これらの原料から誘導されるポリアミドホモポリマーまたはコポリマーを用いることができる。
本発明において、有用なポリアミド樹脂(A)の具体的な例としては、ポリカプロアミド(ポリアミド6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ポリアミド66)、ポリペンタメチレンアジパミド(ポリアミド56)、ポリテトラメチレンアジパミド(ポリアミド46)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ポリアミド610)、ポリペンタメチレンセバカミド(ポリアミド510)、ポリテトラメチレンセバカミド(ポリアミド410)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ポリアミド612)、ポリウンデカンアミド(ポリアミド11)、ポリドデカンアミド(ポリアミド12)、ポリカプロアミド/ポリヘキサメチレンアジパミドコポリマー(ポリアミド6/66)、ポリカプロアミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド6/6T)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6T)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6I)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミド/ポリカプロアミドコポリマー(ポリアミド66/6I/6)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド6T/6I)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリデカンアミドコポリマー(ポリアミド6T/12)、ポリヘキサメチレンアジパミド/ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリヘキサメチレンイソフタルアミドコポリマー(ポリアミド66/6T/6I)、ポリキシリレンアジパミド(ポリアミドXD6)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリ−2−メチルペンタメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド6T/M5T)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド/ポリペンタメチレンテレフタルアミドコポリマー(ポリアミド6T/5T)、ポリペンタメチレンテレフタルアミド/ポリペンタメチレンアジパミドコポリマー(5T/56)、ポリノナメチレンテレフタルアミド(ポリアミド9T)、ポリデカメチレンテレフタルアミド(ポリアミド10T)およびこれらの共重合体などが挙げられる。ここで、「/」は共重合体を示す。成形性や表面性などの必要特性に応じて、これらを2種以上含有してもよい。
これらの中でも、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド56、ポリアミド610、ポリアミド510、ポリアミド410、ポリアミド612、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド6/66、ポリアミド66/6T、ポリアミド6T/6I、ポリアミド66/6I/6、ポリアミド6T/5Tが好ましく、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド6/66、ポリアミド66/6I、ポリアミド66/6I/6がさらに好ましい。ポリアミド66、ポリアミド610を含有することにより、成形品のLLC耐性を向上させることができる。一方、中空成形品内面の表面平滑性をより向上させる観点からは、固化速度の遅いポリアミド樹脂が好ましく、ポリアミド6、ポリアミド6/66、ポリアミド66/6I、ポリアミド66/6I/6が好ましい。ポリアミド6およびポリアミド66/6I/6がより好ましく、ポリアミド66/6I/6がさらに好ましい。
これらポリアミド樹脂(A)の重合度には特に制限がなく、サンプル濃度0.01g/mlの98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した粘度数として、70〜200ml/gの範囲が好ましい。粘度数が70ml/g以上であれば、成形品の靭性を向上させることができる。80ml/g以上がより好ましい。一方、粘度数が200ml/g以下であれば、ポリアミド樹脂組成物の溶融粘度を射出成形により適した範囲にすることができる。160ml/g以下がより好ましい。
本発明の樹脂組成物は、繊維状無機充填材(B)を含有する。繊維状無機充填材(B)を含有することにより、得られる中空成形品の強度、剛性などの機械特性や耐熱性を向上させることができる。本発明に用いられる繊維状無機充填材(B)は、特に制限はなく、例えば、ガラス繊維、ガラスミルドファイバー、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、硼酸アルミニウムウィスカ、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石膏繊維、金属繊維、シリカ繊維、ロックウールなどが挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。機械特性の観点から、ガラス繊維が好ましい。
なお、本発明に使用する繊維状無機充填材(B)は、その表面が公知のカップリング剤(例えば、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤など)、その他の表面処理剤で処理されていてもよく、より優れた機械強度を得る意味において好ましい。
繊維状無機充填材(B)の含有量はポリアミド樹脂(A)100重量部に対して10〜100重量部である。繊維状無機充填材(B)の含有量が10重量部未満であると、中空成形品の壁面厚みばらつきが増大し、機械特性が低下する。30重量部以上が好ましい。逆に繊維状無機充填材(B)の含有量が100重量部を超えると、樹脂組成物の流動性や中空成形品の中空部内面の表面平滑性が低下する。70重量部以下が好ましい。
本発明の樹脂組成物は、繊維状無機充填材(B)とともに非繊維状無機充填材(C)を含有する。非繊維状無機充填材(C)を含有することにより、得られる中空成形品の中空部内面の表面平滑性を向上させることができる。かかる効果は、繊維状無機充填材(B)による中空部内面の凹凸部の隙間が非繊維状無機充填材(C)により充填されて奏されると推定する。本発明に用いられる非繊維状無機充填材(C)は、特に制限はなく、例えば、ワラステナイト、ゼオライト、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、パイロフィライト、ベントナイト、アスベスト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、アルミナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの金属炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの金属硫酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウムなどの金属水酸化物、ガラスビーズ、セラミックビーズ、窒化ホウ素および炭化珪素などが挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。炭酸カルシウム、ワラステナイト、酸化珪素、マイカが好ましい。
本発明の樹脂組成物に用いられる非繊維状無機充填材(C)の平均粒子径は、中空成形品の中空部内面の表面平滑性をより向上させる観点から、2.0μm以下が好ましい。なお、本発明における非繊維状無機充填材(C)の平均粒子径とは、樹脂組成物に配合される前の原料としての非繊維状無機充填材(C)について、非繊維状無機充填材(C)が全て球形と仮定した場合の50%相当粒子径を示す。非繊維状無機充填材(C)の平均粒子径は、試料をエタノール溶液中に入れ、超音波洗浄装置で10分間分散後、日機装(株)製マイクロトラック粒度分析計(SPA方式)を用い、レーザー回折法にて求められる積分分布曲線から求めた50%相当粒子径より算出することができる。
なお、本発明に使用される非繊維状無機充填材(C)は、その表面が公知のカップリング剤(例えば、シラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤など)、その他の表面処理剤で処理されていてもよく、より優れた機械強度を得る意味において好ましい。
非繊維状無機充填材(C)の含有量はポリアミド樹脂(A)100重量部に対して1〜30重量部である。非繊維状無機充填材(C)の含有量が1重量部未満であると、中空成形品の中空部内面の表面平滑性が低下する。10重量部以上が好ましい。一方、非繊維状無機充填材(C)の含有量が30重量部を超えると、中空成形品の中空部内面の表面平滑性が低下する。20重量部以下が好ましい。また、中空成形品の靭性が低下する。
本発明の樹脂組成物は、結晶化抑制剤(D)を含有する。結晶化抑制剤(D)を含有することで、得られる中空成形品の中空部内面の表面平滑性が向上する。本発明に用いられる結晶化抑制剤(D)は、特に制限はなく、例えば、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、フッ化セシウムなどのハロゲン化アルカリ金属塩、アジン系染料等が挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。ハロゲン化アルカリ金属および/またはアジン系染料を含有することにより結晶化速度を低下させ、中空成形品の中空部内面の表面平滑性をより向上させることができる。ハロゲン化アルカリ金属としては、塩化リチウム、塩化セシウムが好ましい。アジン系染料としては、ニグロシン系の染料が挙げられる。
結晶化抑制剤(D)の含有量は、ポリアミド樹脂(A)100重量部に対して0.1〜4.0重量部である。結晶化抑制剤(D)の含有量が0.1重量部未満であると、結晶化抑制の十分な効果が得られず、得られる中空成形品の中空部内面の表面平滑性が低下する。0.2重量部以上が好ましい。一方、結晶化抑制剤(D)の含有量が4.0重量部を超えると、樹脂の結晶化が著しく抑制されるため、成形サイクルが長くなり、中空成形品の壁面厚みばらつきが増大する。3.0重量部以下が好ましい。
本発明の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物は、ポリオレフィン系エラストマー(E)を含有してもよい。ポリオレフィン系エラストマー(E)を含有することにより、得られる中空成形品の壁面厚みばらつきをより低減することができる。本発明に用いられるポリオレフィン系エラストマー(E)は、特に制限はないが、ナイロンに対して親和性を有する官能基を有することが好ましい。かかる官能基としては、例えば、エポキシ基、アミノ基、イソシアネート基、水酸基、メルカプト基、ウレイド基、カルボン酸基、カルボン酸無水物基、カルボン酸エステル基およびカルボン酸金属塩基などが挙げられる。機械特性や靭性をより向上させる観点から、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性されたポリオレフィンエラストマーが好ましい。
ポリオレフィン系エラストマー(E)の含有量は、ポリアミド(A)100重量部に対して1〜30重量部が好ましい。ポリオレフィン系エラストマー(E)の含有量が1重量部以上であれば、中空成形品の壁面厚みばらつきをより低減することができる。5重量部以上がより好ましい。一方、ポリオレフィン系エラストマー(E)の含有量が30重量部以下であれば、樹脂組成物の流動性がより向上する。
次に、本発明の樹脂組成物の製造方法について説明する。本発明の樹脂組成物は、例えば、前記ポリアミド樹脂(A)、繊維状無機充填材(B)、非繊維状無機充填材(C)、結晶化抑制剤(D)および必要に応じてポリオレフィン系エラストマー(E)やその他添加剤を、溶融混練することにより得ることができる。
次に、前述の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を用いた中空成形品の製造方法について説明する。
本発明の中空成形品の製造方法は、少なくとも(1)前述の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を金型内に射出する工程、(2)金型内の樹脂組成物中に液体を注入して樹脂組成物内に中空部を形成する工程を有する。前記工程(2)の液体の注入は、工程(1)の樹脂組成物の射出中に行ってもよいし、射出完了後に行ってもよい。
図1に、本発明の中空成形品の一態様を示す概略図を示す。図1において、Aは樹脂組成物および液体の注入口、Bは樹脂組成物および液体の流出口を示し、Bには図示しないバルブを有する。例えば、図1に示す中空成形品を成形する場合、前記工程(1)において、シリンダー温度270〜310℃の射出成形機から、金型温度30℃〜90℃の金型内に射出することが好ましい。このとき、注入口Aから、流出口Bのバルブが閉じた状態で射出を開始し、射出しながらバルブを開いてもよいが、金型内へ樹脂を射出した後にバルブを開くことが好ましい。前記工程(2)において、注入口Aより、金型内の樹脂組成物中に、例えば、60℃の水を50bar以上の圧力で注入して、成形品中央部の樹脂を押出し、樹脂組成物内に中空部を形成することが好ましい。前記工程(2)の液体の注入は、バルブを開いた状態で行う。
本発明の中空成形品の製造方法において、前記工程(2)における液体として、水を用いることが好ましい。水を使用することで、中空成形品を得られるまでの冷却時間が短縮し、成形サイクルがより向上する。
次に、前述の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を用いた中空成形品について説明する。
図1に、本発明の中空成形品の一態様を示す概略図を示す。図1に示す中空成形品は、直径30mm、縦210mm、横195mmで、屈曲部を5つ有する。図1のC、D、Eは、いずれも直線部を示す。
本発明の中空成形品は、中空部内面の中心線平均粗さが17μm以下であることが好ましい。ここで、本発明における中空成形品の中心線平均粗さは、(株)ミツトヨ製表面粗さ測定機SURFTEST−500を用いて、5mmの距離を測定することにより算出することができる。かかる中心線平均粗さを有する中空成形品は、例えば、前述の本発明の樹脂組成物、中空成形品の製造方法を用いることにより得ることができる。
また、本発明の中空成形品は、(最薄部の壁面厚み/最厚部の壁面厚み)で表される壁面厚みばらつきが0.5〜1.0であることが好ましく、0.7〜1.0であることがより好ましい。ここで、本発明における中空成形品の壁面厚みばらつきは、中空成形品を半分に切削した後、壁面厚みをノギスを用いて90度おきに4ヶ所測定し、(最薄部の壁面厚み/最厚部の壁面厚み)を算出することにより求めることができる。かかる壁面厚みばらつきを有する中空成形品は、例えば、前述の本発明の樹脂組成物、中空成形品の製造方法を用いることにより得ることができる。
本発明の中空成形品は、ウォーターインレットやダクトなど、複数の曲管部を有する成形品用途に好ましく用いられる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例より限定されるものではない。各実施例および比較例に用いた原材料は以下のとおりである。
ポリアミド樹脂(A)
ポリアミド66:サンプル濃度0.01g/mlの98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した粘度数140ml/g
ポリアミド6:サンプル濃度0.01g/mlの98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した粘度数130ml/g
ポリアミド66/6I/6共重合体:サンプル濃度0.01g/mlの98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した粘度数90ml/g
繊維状無機充填材(B)
ガラス繊維:GF−T289(繊維径13.0μm、日本電気硝子(株)製)
非繊維状無機充填材(C)
下記非繊維状無機充填材の平均粒子径は、試料をエタノール溶液中に入れ、超音波洗浄装置で10分間分散後、日機装(株)製マイクロトラック粒度分析計(SPA方式)を用い、レーザー回折法にて求められる積分分布曲線から求めた50%相当粒子径(D50)より算出した。
重質炭酸カルシウム:SST−40(平均粒子径(D50):1.9μm、林化成(株)製)
重質炭酸カルシウム:FSK−5(平均粒子径(D50):17.7μm、林化成(株)製)
結晶化抑制剤(D)
塩化リチウム(関東化成工業(株)製)
ポリオレフィン系エラストマー(E)
“タフマー”(登録商標)MH7020(三井化学(株)製):不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン系エラストマー
各実施例および比較例における特性評価は、以下の方法により行った。
(1)中空部内面の表面平滑性
各実施例および比較例で得られたにより中空成形品中空部の内面の中心線平均粗さを、(株)ミツトヨ製表面粗さ測定機SURFTEST−500を用いて、5mmの距離について測定した。
(2)壁面厚みばらつき
各実施例および比較例により得られた中空成形品の直線部(図1に示すC〜E)を、図1に示す点線に沿って切削した。各切削部の壁面厚みをノギスを用いて90度おきに4ヶ所測定し、C〜Eの各々について(最薄部の壁面厚み/最厚部の壁面厚み)を算出し、その最小値を壁面厚みばらつきとした。
(3)成形サイクル
実施例および比較例で得られたポリアミド樹脂組成物について、(株)パーキンエルマー製結晶化温度測定機Diamond−DSCを用いて、300℃から40℃まで毎分20℃の速度で温度を下げて結晶化温度を測定した。結晶化温度が高いほど、成形サイクルに優れるといえる。
(4)流動性
実施例および比較例で得られたポリアミド樹脂組成物について、(株)東洋精機製作所製Capilograph−1Dを用いて、測定温度290℃、ピストン速度120sec−1、オリフィス径1mm、オリフィス長さ40mmの条件で溶融粘度を測定した。溶融粘度が低いほど、流動性が優れるといえる。
(5)強度
日精樹脂工業(株)社製射出成形機NEX1000を使用して、シリンダー温度290℃、金型温度80℃にて、JIS K−7139 TYPE−A型の試験片を成形し、得られた試験片を用いてISO527−1,−2に準処し、引張強度を測定した。
(6)靭性
日精樹脂工業(株)社製射出成形機NEX1000を使用して、シリンダー温度290℃、金型温度80℃にて、JIS K−7139 TYPE−A型の試験片を成形し、得られた試験片を用いてISO527−1,−2に準処し、引張破断ひずみを測定した。
実施例1〜11、比較例1〜5
表1〜2に記載の各原料を、繊維状無機充填材(B)および非繊維状無機充填材(C)を除いてあらかじめドライブレンドし、ブレンド材を得た。Werner−Pfleidere社製2軸押出機ZSK57の第1の供給口からブレンド材を供給し、第2の供給口から表1〜2に示す繊維状無機充填材(B)を供給し、第3の供給口から表1〜2に示す非繊維状無機充填材(C)を供給し、吐出量60kg/hr、スクリュウ回転数200rpmで溶融混練してポリアミド樹脂組成物のペレットを得た。供給口は装置に固定で、ホッパー下から吐出口に向かって、第1、第3、第2の順番で設置している。
得られたペレットについて、日本製鋼所製射出成形機J450AD−1400Hを用いて、成形温度300℃、金型温度80℃、射出時間0.5秒の条件でキャビティ内に樹脂組成物を射出充填した後、Battenfeld社製流体アシスト装置Aquamold WE 100を用いて、図1に示す中空成形品の注入口Aから空気注入時間0.5秒、水注入時間10.0秒、水の注入圧力100barの条件で水アシスト成形し、図1に示す、直径30mm、縦210mm、横195mmで、屈曲部を5つ有する中空成形品を得た。
各実施例および比較例の組成と評価結果を表1〜2に示す。
Figure 2014177560
Figure 2014177560
A 注入口
B 流出口
C 直線部
D 直線部
E 直線部

Claims (9)

  1. ポリアミド樹脂(A)100重量部に対して、繊維状無機充填材(B)10〜100重量部、非繊維状無機充填材(C)1〜30重量部および結晶化抑制剤(D)0.1〜4.0重量部を含有する液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
  2. ポリアミド樹脂(A)が、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド6/66共重合体、ポリアミド66/6I共重合体およびポリアミド66/6I/6共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項1に記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
  3. 非繊維状無機充填材(C)の平均粒子径が2.0μm以下である請求項1または2に記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
  4. 結晶化抑制剤(D)が、ハロゲン化アルカリ金属塩および/またはアジン系染料を含む請求項1〜3いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
  5. ポリアミド樹脂(A)100重量部に対して、さらにポリオレフィン系エラストマー(E)1〜30重量部を含有する請求項1〜4いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を金型内に射出し、金型内の樹脂組成物中に液体を注入して樹脂組成物内に中空部を形成する中空成形品の製造方法。
  7. 液体が水である請求項6に記載の中空成形品の製造方法。
  8. 請求項1〜5いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を成形してなる中空部内面の中心線平均粗さが17μm以下である中空成形品。
  9. 請求項1〜5いずれかに記載の液体アシスト成形用ポリアミド樹脂組成物を成形してなる壁面厚みばらつき(最薄部の壁面厚み/最厚部の壁面厚み)が0.5〜1.0である中空成形品。
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