JP2017209793A - 切断用定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】被切断物に沿って移動し易く、使用時には確実に位置固定することができる切断用定規を提供する。【解決手段】鋸を案内するガイド板2と、被切断物101の上面103に沿って配置する押え部たる押え板3とを備えた切断用定規1において、押え板3は、被切断物の上面に沿って配置する押え板本体4と、押圧変形部5とを備え、押圧変形部5の下面を押え板本体4の下面より高く形成し、押圧変形部5の下面に滑り止め部を設ける。押圧変形部5の上面に把持体31を設け、把持体31は対をなす取付部33,33を有し、これら対をなす取付部33,33を押圧変形部5の他側方向両側に取り付ける。把持体31を用いて押圧変形部5を押すことにより、滑り止め部が被切断物の上面に圧接し、切断用定規1が滑り止め状態で位置決めされ、一方、押すのを止めると、押圧変形部5が初期位置に復帰し、圧接が解除される。【選択図】図1

Description

本発明は、木板や木柱等の被切断物を電動式丸鋸等によって切断する際に使用する切断用定規に関する。
従来、この種のものとして、第1の方向に伸びているスライド体と第2の方向に伸びているガイド板とを、第2の方向に伸びているガイド板が第1の方向に伸びているスライド体の左端又は右端の上面に位置するようにガセットプレートを介して直角に固定した切断工具用定規(例えば特許文献1)がある。
前記切断工具用定規では、前記スライド体を被切断物である板材の下端縁を基準面として左右にスライドさせることにより、ガイド板の外側縁にて任意の位置に基準面に対して直角の線を引くことができ、また、ガイド板の外側縁に丸鋸底部のベース盤を添わせながら丸鋸を移動させることにより、板材を基準面に対して直角に切断することができる。
また、被切断物へ載置される定規本体に、被切断物の一の端面に当接される第一当接体を設けると共に、把持を有する押え板を設けた切断用定規装置(例えば特許文献2)がある。
前記切断用定規装置では、定規本体を被切断物へ載置し、第一当接体の凸状を被切断物の一の端面に当接させ、定規本体を用いて被切断物に、罫書き線を引くことができ、また、前記定規本体のガイド板のガイド部に、電動式鋸を当接摺動させて被切断物を切断することができる。
さらに、上記のように電動式鋸を案内するガイドでは、鋸等の使用時に安定するように、すべり止め(帯状突出部)を設けた定規及び丸鋸定規用クランプ(例えば特許文献3及び4)が知られている。
また、被切断物の端面に沿って配置する角度確知体と、この角度確知体に回動自在に枢着され前記角度確知体と所定角度を有して交差するガイド板とを備えた切断用定規(例えば特許文献5)もある。
実用新案登録第3076218号公報 特開平11−129194号公報 実用新案登録第3151510号公報 特開2007−83488号公報 特開2011−177987号公報
上記従来技術の切断用定規では、被切断物を切断する場合、まずは切断するための線を罫書き、そこに電動丸鋸等の刃を合わせ、切断を行う。そして、切断用定規は定規がしっかりと固定できるように裏面に滑り止め部(例えば滑り止めゴム)を設けることにより、電動丸鋸で被切断物を切断する際は切断用定規を押さえることで切断位置がずれずに切断することができる。
しかし、定規を切断線に合わせる際、定規下面に滑り止め部が設けられていると、切断位置に定規を合わせる際に動かし難いという欠点がある。さらに、滑り止め部は両面テープでなどの糊で定規に貼り付いているため、定規を被切断物上に置いて横に滑らせながら動かすと、滑り止め部材が剥がれるという問題もある。
解決しようとする課題は、被切断物に沿って移動し易く、使用時には確実に位置固定することができる切断用定規を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、被切断物の端面に沿って配置する案内部と、前記案内部と交差方向に設けられたガイド板と、前記被切断物の上面に沿って配置する押え部とを備えた切断用定規において、前記押え部は、前記被切断物の上面に沿って配置する押え部本体と、押圧変形部とを備え、前記押圧変形部は、一側方向の両側縁が自由端であり、他側方向の両側縁が前記押え部本体と一体に設けられ、前記押圧変形部の他側方向の両側縁の少なくとも一方に段差部を設けると共に、前記押圧変形部の下面を前記押え部本体の下面より高く形成し、前記押圧変形部の下面に滑り止め部を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記押圧変形部の他側方向の両側縁に段差部を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記滑り止め部の下部が、前記押え部本体の前記被切断物の上面に当接する当接部より高いことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記押圧変形部は、前記他側方向の両側縁の間隔が前記他側方向の両側縁の一側方向の幅より大きいことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記押え部本体の前記当接部と前記滑り止め部の下部とが平行であることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、押圧変形部を押すことにより、滑り止め部が被切断物の上面に圧接し、切断用定規が滑り止め状態で位置決めされ、一方、押すのを止めると、押圧変形部が初期位置に復帰し、圧接が解除される。
請求項2の構成によれば、両側縁に段差部があるため、押圧変形部を略均等に変形させることができる。
請求項3の構成によれば、押圧変形部を押すのを止めると、押圧変形部が初期位置に復帰し、滑り止め部が被切断物の上面から離れ、定規をスムーズに動かすことができる。
請求項4の構成によれば、他側方向に長く形成された押圧変形部を、一側方向の幅が狭い他側方向の両側縁により押え部本体に設けたから、押すことにより押圧変形部が変形し易くなる。
請求項5の構成によれば、押圧変形部を押すことにより、滑り止め部の下部を略均一に被切断物の上面に押し当てることができる。
本発明の実施例1を示す切断用定規の斜視図である。 同上、平面図である。 同上、背面図である。 同上、押圧変形部周りの拡大平面図である。 同上、押圧変形部周りの拡大底面図である。 同上、図5のA−A線断面図である。 同上、図5のB−B線断面図である。 本発明の実施例2を示す切断用定規の断面図である。
本発明における好適な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な切断用定規を採用することにより、従来にない切断用定規が得られ、その切断用定規について記述する。
本発明の実施例1を図1〜図7を参照して説明する。切断用定規1は、アルミ製の部材で成形したものであり、電動式鋸をガイドせしめるガイド部2Aを有する長尺のガイド板2と、このガイド板2の基端寄りの左右一側縁に設けられた押え部たる押え板3とで構成している。前記ガイド部2Aは目盛りを有し、前記押え板3はガゼットプレートとも称され、前記押え板3は、押え部本体たる押え板本体4と、押圧変形部5とを一体に備える。尚、ガイド板2の前後方向において、基端側が後側で、先端側が前側として説明する。
前記押え板3の下面には、凸条たるスライド体6が一体に設けられ、このスライド体6は内部に中空孔6Aを有する。前記スライド体6には、被切断物101の端面102に沿って配置する案内部であるスライド面7が設けられ、この例ではスライド面7に対して前記ガイド板2が直交方向で左右方向に設けられている。
前記押え板本体4には、前記スライド面7に対応して一対の確認孔8,8が穿設されている。従って、切断作業の際、確認孔8,8により、スライド面7に被切断物101の端面102が当接しているか否かを視認することができる。また、前記ガイド板2及び押え板本体4には、前記スライド面7から所定間隔の位置に罫書き用の孔9,9が穿設され、この孔9には前記スライド面7と平行な横縁部9Aが設けられている。
前記押え板本体4の略中央には略三角形状の開口部11が設けられている。前記開口部11の先端側が前記押え板本体4の先端部12であり、前記開口部11の基端側が前記押え板本体4の基端部13であり、この基端部13は左右方向に形成され、前記先端部12と基端部13の左右方向一側が、押え板本体4の斜め部14により連結されている。
また、平面視において、押え板本体4の基端部13の基端縁部13Fの中央に、凹部15を形成すると共に、この凹部15の両側に凸部16,17を形成している。左右方向他側の凸部16は、前記ガイド板2の基端縁部2F側に連結され、ガイド板2の基端縁部2Fと前記左右方向一側の凸部17の基端縁部17Fとが同一位置にある。従って、両基端縁部2F,17Fを載置すると、ガイド板2が垂直に立つ。
さらに、ガイド板2に押え板3を付設する際、ガイド板2の基端部が押え板3の基端部13よりも更に突出するように付設している。このガイド板2の基端部は、鋸導入部2Nであり、この鋸導入部2Nに電動式鋸を沿わせた状態から切断し始めると、該電動式鋸に係る回転刃の回転が安定し、被切断物101の切り始め部位から奇麗に切断することができる。尚、スライド面7から基端側のガイド板2の部分が鋸導入部2Nである。
前記スライド体6の中空孔6Aには捨て木18を出し入れ自在に配設しており、この捨て木18は、被切断物101に引いた罫書き線(切断する目印となる線)104に電動式鋸の刃を合わせる際に使用するものである。前記捨て木18は、螺子体19により固定され、この螺子体19はスライド体6に螺合され、先端を捨て木18に圧接することにより、捨て木18が固定され、螺子体19を緩めることにより捨て木18を位置調整することができる。
具体的に説明すると、前記ガイド部2Aに当接せしめる鋸本体と刃との間隔が多種多様の電動式鋸(図示せず)によって異なるため、被切断物101への切断用定規1の配設位置は罫書き線104から前記間隔(鋸本体と刃との間隔)だけガイド部2Aを離した状態で配設する必要がある。そこで、ある程度、捨て木18を伸ばした状態でガイド部2Aに電動式鋸を沿わせて仮切断することで捨て木18の引き出し量が鋸本体と刃との間隔となる。よって、この仮切断された捨て木18の先端を罫書き線104に合わせて被切断物101に切断用定規1を配設することで電動式鋸の刃を罫書き線104に正確に合わせることができる。
前記押圧変形部5は、前記先端部12と斜め部14の先端側に渡って設けられると共に、その先端側がガイド板2に近いと共に、その基端側がガイド板2から離れるように斜めに配置され、前後方向(他側方向)が左右方向(一側方向)より長く形成されており、他側方向が長さ方向であり、一側方向が幅方向である。
前記押圧変形部5は、一側方向の両側縁たる一側縁部21,21Aが自由端であり、他側方向の両側縁たる他側縁部22,22Aが前記押え板本体4と一体に設けられ、前記押圧変形部5の他側縁部22,22Aに段差部23,23を設けると共に、前記押圧変形部5中央の下面5Kを前記押え板本体4の下面4Kより高く形成し、前記押圧変形部5の下面5Kに滑り止め部24を設けている。
そして、下面4K,5Kの高さ差は、押え板本体4の厚さTを超えている。また、この例では、前記押圧変形部5は、一側方向の中心線と、他側方向の中心線に対して、いずれも線対称な形状をなす。尚、厚さTは、一例として1.5〜2mm程度であり、下面4K,24Kの高さ差は0.5mm程度である。
前記段差部23は、平面視において平行に形成された一対の折曲げ部23A,23Bの間に設けた斜面部23Cにより構成され、折曲げ部23Aは前記押え板本体4と、押圧変形部5の斜面部23Cとの間に形成されており、角度θが30度以下である。また、前記折曲げ部23Bの角度も前記角度θと同じであって、30度以下である。さらに、一方の段差部23は前記先端部12に設けられ、他方の段差部23は前記斜め部14の先端側に設けられている。
前記押圧変形部5は、前記段差部23,23と後述する段差部29Bを除いて平板状に形成され、前記下面5Kは平坦面で、前記下面4Kと平行に形成されている。また、押圧変形部5の平坦な下面5Kに、前記滑り止め部24を接着などにより設け、前記滑り止め部24はゴム製の一定厚さの板材などからなり、下面24Kが平坦で前記押え板本体4の下面4Kより上方に位置する。
前記押圧変形部5の一方の一側縁部21は、押え板本体4の外縁部に連続して形成され、自由端となっており、一方、他方の一側縁部21Aは、該一側縁部21Aと押え板本体4との間に切り込み25を設けることにより自由端となっている。尚、前記切り込み25の両端部は段差部23から更に押え板本体4側に延設されている。
前記押圧変形部5には、平面視において、その他側方向両側に一側方向に凸な凸部26,26を設けて幅広部27,27を形成すると共に、両幅広部27,27の間に中央幅狭部28を形成している。尚、中央幅狭部28は前記段差部23より幅広に形成されている。また、押圧変形部5は、段差部23から幅広部27に向かってテーパー状に幅が拡大している。
さらに、この例では、前記押圧変形部5には、段差部23,23を除いた部分に、該部分と相似形の中央部29が上部に膨出形成され、中央部29とその周囲部29Aとの間には斜めの段差部29Bが形成され、周囲部29Aより中央部29が一段高く形成されている。
具体的には、プレス型により前記押圧変形部5に段差部29Bを形成することにより、中央部29を周囲部29Aより一段高く形成し、その中央部29の下面5Kに前記滑り止め部24を設け、前記プレス型によるプレスと同時に前記段差部23,23を形成している。
前記押圧変形部5の上面には、側面視チャンネル形状の把持体31を設けている。この把持体31は、硬質な合成樹脂などからなり、前記押圧変形部5と略平行に設ける把持部32と、この把持部32の長さ方向両側に設けた取付部33,33とを一体に有し、対をなす取付部33,33は間隔を置いて配置されている。そして、両側の取付部33,33を押圧変形部5の他側方向両側に取付けており、この取付け箇所は前記段差部23から離れて位置する。
前記把持部32は、中央部より両端部32T,32Tが径大なくびれた形状をなし、且つ、その中央部の表面をエラストマー材などからなる滑り止め用部材34で被覆し、この滑り止め用部材34には、前記把持部32の左右側面に位置して複数の開口部34A,34A・・・が設けられている。従って、把持部32は握り易く、且つ、滑り難いものとなる。
図3及び図5などに示すように、前記滑り止め部24は前記他側方向に長い長方形形状をなしている。また、取付部33の中心をビス33Tにより固定し、ビス33Tが取付部33の取付け中心点であり、両取付部33,33のビス33T,33Tの間に前記滑り止め部24が位置する。また、その滑り止め部24の一側方向の幅は前記中央幅狭部28より狭い。また、ビス33Tの頭部は下面5Kと面一又は上部に収納されている。
また、前記押え板本体4には、前記切り込み25に近接して補強部35が膨出形成され、この補強部35の一側方向の一方の斜めの段差部36は前記切り込み25の平面形状に対応する。一方、前記補強部35の一側方向の他方に斜めの段差部37を設け、この段差部37は補強部35の中央部35Aが幅広になるように形成され、段差部36,37は両端部において連結されている。尚、前記補強部35もプレス型により形成され、図7に示すように、補強部35の上面と中央部29の上面とは略同一高さである。
このように補強部35を設けることにより、押え板本体4に切り込み25を設けても、該押え板本体4に所定の強度を付与することができ、後述するように、押圧変形部5を押して変形しても、押え板本体4に所定の強度を確保することができる。また、補強部35の基端部35Bを斜め部14に設けたから、押圧変形部5を設けた斜め部14を補強することができる。
そして、被切断物101を切断する際には、被切断物101の上面103に切断線である罫書き線104を書く。切断用定規1の使用に際して、例えば切断用定規1を被切断物101の上面103へ載置し、スライド面7を被切断物101の一の端面102に引っ掛けるように当接させ、この状態で把持部32を把持してガイド部2Aを切断線に合わせるように切断用定規1を移動する。
この移動の際、滑り止め部24の下面24Kは被切断物101から浮いているため、滑り止め部24が被切断物101の上面103に接触することがなく、切断用定規1をスムーズに移動することができる。
ガイド部2Aを切断線に合わせた位置で、把持部32を下向きに押すと、押圧変形部5が段差部23,23の間において撓み、滑り止め部24が被切断物101の上面103に当接し、被切断物101に切断用定規1が位置固定される。
このようにして切断用定規1を位置固定した状態で、電動式鋸をガイド板2のガイド部2Aに当接摺動させて被切断物101を切断する。
そして、続けて切断を行う場合、把持部32を押す力を解除すると、滑り止め部24が被切断物101の上面103から離れ、その後、スムーズに移動することができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、被切断物101の端面102に沿って配置する案内部たるスライド面7と、スライド面7と交差方向に設けられたガイド板2と、被切断物101の上面103に沿って配置する押え部たる押え板3とを備えた切断用定規1において、押え板3は、被切断物101の上面103に沿って配置する押え部本体たる押え板本体4と、押圧変形部5とを備え、押圧変形部5は、一側方向の両側縁である一側縁部21,21Aが自由端であり、他側方向の両側縁である他側縁部22,22Aが押え板本体4と一体に設けられ、押圧変形部5の他側方向の他側縁部22,22Aの少なくとも一方に段差部23,23を設けると共に、押圧変形部5の下面5Kを押え板本体4の下面4Kより高く形成し、押圧変形部5の下面5Kに滑り止め部24を設けたから、押圧変形部5を押すことにより、滑り止め部24が被切断物101の上面103に圧接し、切断用定規1が滑り止め状態で位置決めされ、一方、押すのを止めると、押圧変形部5がその弾性復元力により初期位置に復帰し、圧接が解除される。
このように本実施例では、請求項2に対応して、押圧変形部5の他側方向の他側縁部22,22Aに段差部23,23を設けたから、押圧変形部5を略均等に変形させることができる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、滑り止め部24の下部たる下面24Kが、押え部本体たる押え板本体4の被切断物101の上面103に当接する当接部ある下面4Kより高いから、押圧変形部5を押すのを止めると、押圧変形部5が初期位置に復帰し、滑り止め部24が被切断物101の上面103から離れ、定規1をスムーズに動かすことができる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、押圧変形部5は、他側方向の両側縁たる他側縁部22,22Aの間隔が他側縁部22,22Aの一側方向の幅より大きく、他側方向に長く形成された押圧変形部5を、一側方向の幅が狭い他側縁部22,22Aにより押え板本体4に設けたから、押すことにより押圧変形部5が変形し易くなる。即ち、図4に示すように、図中上下に位置する他側縁部22,22Aの間隔が、他側縁部22,22Aの図中左右の幅寸法より大きい。
このように本実施例では、請求項5に対応して、押え部本体たる押え板本体4の当接部たる下面4Kと滑り止め部24の下部たる下面24Kとが平行であるから、押圧変形部5を押すことにより、滑り止め部24の下面24Kを略均一に被切断物101の上面103に押し当てることができる。
また、実施例上の効果として、押圧変形部5の上面に把持体31を設け、把持体31は対をなす取付部33,33を有し、これら対をなす取付部33,33を押圧変形部5の他側方向両側に取り付けたから、押した力が対をなす取付部33,33により、押圧変形部5の他側方向両側に加わり、押圧変形部5を変形させることができる。
以下、実施例上の効果として、基端縁部2F,17Fをスライド面7と平行にしたから、基端縁部2F,17Fを載置することにより、ガイド板2を垂直に立たせることができる。また、前記段差部23は、平行に形成された一対の折曲げ部23A,23Bの間に設けた斜面部23Cにより構成されているから、段差部23,23は変形し難く、段差部23,23間において押圧変形部5を下方に押圧変形させることができる。さらに、前記押圧変形部5の一方の一側縁部21は、押え板本体4の外縁部に連続して形成することにより、自由端としたから、材料の無駄がない。また、前記押圧変形部5には、その他側方向両側に一側方向に凸な凸部26,26を設けて幅広部27,27を形成すると共に、両幅広部27,27の間に中央幅狭部28を形成したから、中央幅狭部28における撓みを比較的大きくすることができる。また、押圧変形部5に中央部29を膨出形成することにより、中央部29が補強リブとして作用し、剛性を得ることができる。また、押圧変形部5は、連結部たる段差部23,23の間隔が段差部23の幅の寸法より大きいから、押すことにより押圧変形部5が変形し易くなる。さらに、補強部35の基端部35Bを斜め部14に設けたから、押圧変形部5を設けた斜め部14を補強することができる。
図8は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図は、押圧変形部5の他側方向の一方の他側縁部22に段差部23を設け、他方の他側縁部22Aには段差部を設けない例を示し、前記他側縁部22Aには折曲げ部23Aが形成され、この折曲げ部23Aから一方の他側縁部22側に向かって高くなるように押圧変形部5が形成されている。
前記滑り止め部24は他方の他側縁部22A側から一方の他側縁部22に向かって次第に厚くなるように形成され、その下面24Kは平坦で前記押え板本体4の下面4Kより上方に位置し、前記下面4Kと滑り止め部24の下部たる下面24Kとが平行である。
また、他方の他側縁部22A側の取付部33の位置を実施例1に比べて中央側に設けている。
このように本実施例では、押圧変形部5の他側方向の他側縁部22,22Aに段差部23,23を設けたから、請求項2〜5に対応して、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、実施例上の効果として、他側縁部22,22Aの一方である他側縁部22のみに段差部23を設けるから、構造が簡易なものとなる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、滑り止め部として、ゴム製の板材を示したが、押圧変形部の下面に複数の凹凸部を設けて滑り止め部としてもよい。また、実施例では、一側縁部は、押え板本体の外縁部に連続して形成することにより自由端としたが、他方の一側縁部と同様に、一側縁部と押え板本体との間に切り込みを設けることにより自由端としてもよい。また、切断用定規の材質はアルミ合金に限らず他の金属でも良いし、ポリカーボネートなどの合成樹脂などでも良い。さらに、請求項3において、実施例では、他側方向の両側縁(他側縁部)の一側方向の幅が同じものを示したが、他側方向の両側縁(他側縁部)の一側方向の幅が異なる場合は、両側縁の平均を基準とすればよい。また、特許文献5のようにガイド板が角度調整可能なものにも本発明は適用可能である。さらに、実施例では、押圧変形部を押え板本体に2箇所の段差部により連結したり、1箇所の段差部と1箇所の折曲げ部とにより連結したりしたが、3箇所以上の段差部により連結してもよい。また、折曲げ部は湾曲状のものでもよい。さらに、確認孔の形状は、実施例に限定されず、正方形、長方形や三角形などでもよい。また、把持体の形状は、実施例に限定されず、各種の形状のものを用いることができる。
1 切断用定規
2 ガイド板
3 押え板(押え部)
4 押え板本体(押え部本体)
4K 下面(当接部)
5 押圧変形部
5K 下面
7 スライド面(案内部)
21,21A 一側縁部(一側方向の両側縁)
22,22A 他側縁部(他側方向の両側縁)
24 滑り止め部
24K 下面(下部)
31 把持体
32 把持部
33 取付部

Claims (5)

  1. 被切断物の端面に沿って配置する案内部と、前記案内部と交差方向に設けられたガイド板と、前記被切断物の上面に沿って配置する押え部とを備えた切断用定規において、
    前記押え部は、前記被切断物の上面に沿って配置する押え部本体と、押圧変形部とを備え、前記押圧変形部は、一側方向の両側縁が自由端であり、他側方向の両側縁が前記押え部本体と一体に設けられ、前記押圧変形部の他側方向の両側縁の少なくとも一方に段差部を設けると共に、前記押圧変形部の下面を前記押え部本体の下面より高く形成し、前記押圧変形部の下面に滑り止め部を設けたことを特徴とする切断用定規。
  2. 前記押圧変形部の他側方向の両側縁に段差部を設けたことを特徴とする請求項1記載の切断用定規。
  3. 前記滑り止め部の下部が、前記押え部本体の前記被切断物の上面に当接する当接部より高いことを特徴とする請求項1又は2記載の切断用定規。
  4. 前記押圧変形部は、前記他側方向の両側縁の間隔が前記他側方向の両側縁の一側方向の幅より大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の切断用定規。
  5. 前記押え部本体の前記当接部と前記滑り止め部の下部とが平行であることを特徴とする請求項3記載の切断用定規。
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