JPH0516212U - ボード用カンナ - Google Patents

ボード用カンナ

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JPH0516212U
JPH0516212U JP6395791U JP6395791U JPH0516212U JP H0516212 U JPH0516212 U JP H0516212U JP 6395791 U JP6395791 U JP 6395791U JP 6395791 U JP6395791 U JP 6395791U JP H0516212 U JPH0516212 U JP H0516212U
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canna
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絹一 蓬▲莱▼
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絹一 蓬▲莱▼
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ボード板のそば合わせおよび面取りが良好にで
きるボード用カンナを提供する。 【構成】カンナ台の底面にV溝および凹溝の2種類の作
用溝を形成する。V溝は面取り専用の溝であり、その溝
の底部に、V溝の底より1段深い細い凹条を形成する。
これにより、ボード板がささくれていても、面取りをス
ムーズに行える。また、凹溝は、両側の側壁のうち、一
方の側壁を面取り用側壁として斜めに形成する。これに
より、凹溝を用いて、そば合わせ以外に、面取りも行え
る。凹溝を用いた面取りは、小さな面取りに適してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ボード用カンナに関し、特に、壁材ボード、天井ボード等のボー ド板の面取り、そば合わせを行うためのボード用カンナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
壁材ボードは壁面に張り合わせる場合、ボード同士をきれいに揃えて張り合わ せるために、面取りおよびそば合わせが必要不可欠である。 そこで、従来から、かかる面取りやそば合わせができるボード用カンナが種々 提案されている。本願に関連する従来のボード用カンナとして、実開平3−15 103号公報に記載のカンナがある。このカンナは、カンナ台の底面の長手方向 に凹溝とV溝とが形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のカンナによって壁材ボード等の面取りをする場合、面取りに時間が かかるという欠点があった。というのは、壁材ボードの角縁は、通常、ささくれ ていることが多く、従来のV溝で面取りをしようとすると何度もカンナをかけな ければならないという欠点があった。
【0004】 また、従来のV溝によって面取りをする場合、比較的大きな面取りができるた め、最初から大きく削れてしまい、カンナがけに大きな力を要したり、刃が食い 込みすぎて削りにくい等の欠点があった。 そこでこの考案はかかる欠点を解消して、ボード板のそば合わせおよび面取り が良好にできるボード用カンナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、カンナ台の底面の長手方向に2種類の作用溝が形成されていて、 カンナ台の上面には、上記2種類の作用溝に通じる刃案内斜面が形成されていて 、その斜面に刃先が作用溝に臨むように替え刃が配置され、かつ、斜面には、替 え刃を保持するための刃保持機構が備えられたボード用カンナにおいて、上記2 種類の作用溝のうち、一方の作用溝は、長手方向に直交方向の断面形状が略V字 形をしたV溝であり、かつ、V溝の底部には、V溝の底より1段深く凹むように 細い凹条が形成されていて、上記2種類の作用溝のうち、他方の作用溝は、長手 方向に直交方向の断面形状が略凹形状の凹溝であり、凹溝の両側の側壁のうち、 V溝の側の側壁は、面取り時にボードを斜めに案内するように、溝底から溝幅が 広がるように斜め側壁にされていることを特徴とするものである。
【0006】 またこの考案は、前記ボード用カンナにおいて、上記刃保持機構は、斜面に沿 って摺動可能に配置された刃押さえ金を有し、押さえ金には、その幅方向両側に 替え刃に触りやすいように、刃位置調整用凹欠部が形成されていることを特徴と するものである。
【0007】
【作用】
この考案によれば、ボード板のそば合わせは、凹溝を用いて行うことができる 。また、そば合わせをした後のボード板の面取りをする場合、まず、凹溝の斜め 側壁を利用してボード板に斜めにカンナを沿わせ、小さく面取りを行う。次いで 、V溝を用いて必要な大きな面取りをスムーズに行える。
【0008】 また、最初からV溝を用いて面取りをする場合において、ボード板端縁がささ くれていても、そのささくれはV溝の底に形成された細い凹条に入るので、スム ーズな面取りが行える。
【0009】
【実施例】
以下には、図面を参照して、この考案の一実施例について詳細に説明をする。 図1は、この考案の一実施例にかかるボード用カンナの斜視図であり、図2は 、図1のA−Aに沿う断面図である。 図1を参照して説明すると、ボード用カンナは、カンナ台1の底面2に、2種 類の作用溝3および4が形成されている。2種類の作用溝3および4は、底面2 の長手方向に平行に延びるように形成されている。2種類の作用溝3および4の うち、一方の作用溝3は、その断面形状が、図2に示すように、略V字形をした V溝3である。また、他方の作用溝4は、その断面形状が略凹形状の凹溝4であ る。
【0010】 カンナ台1の上面5には、カンナ台1の側面(図1においてたとえば右側)か ら見てL字状の切欠が形成されていて、刃案内斜面6が形成されている。刃案内 斜面6は、前述した2種類の作用溝であるV溝3および凹溝4に通じている(後 述する図3参照)。刃案内斜面6には替え刃7が配置され、替え刃7は、その上 から押さえ金8で刃案内斜面6に押さえつけられて保持されている。
【0011】 押さえ金8は、2つのビス9a,9bによって刃案内斜面6に取り付けられて いる。より詳しく説明すると、押さえ金8には2つの取付用長孔10a,10b が形成されていて、ビス9a,9bは、この長孔10a,10bに上から挿通さ れ、刃案内斜面6にねじ込まれている。そして、押さえ金8は、その長孔10a ,10bの長さ分だけ刃案内斜面6に沿って摺動自在に取り付けられている。
【0012】 さらに、押さえ金8の上端部の幅方向中央部には調整ねじ11が備えられてい る。調整ねじ11は、押さえ金8を貫通しており、調整ねじ11を締めつけると 、そのねじ先が刃案内斜面6を押圧する。これにより、押さえ金8はビス9a, 9bで係合された部分を支点として、その上端が調整ねじ11によって浮き上が る方向に変位され、その下端部が替え刃7をしっかりと押さえつける。
【0013】 次に、図2を参照して、V溝3は、ボード材12の角部を削って面取りをする 場合に用いられる。V溝3の底部には、V溝3の底よりも1段深く凹むように細 い凹条14が形成されている。この凹条14があるために、ボード材2の角部が ささくれていても、そのささくれは凹条14で吸収され、スムーズな面取りを行 うことができる。つまり、ボード材12の角部にささくれた部分があっても、そ のささくれた部分は凹条14内に受け入れられるので、ボード材12をV溝3の 左右の斜面15,16に密着させることができる。よって、V溝3をボード材1 2に沿って摺動させることができ、均一な面取りが行える。
【0014】 一方、凹溝4は、底面17と左右の側壁18および19を備えていて、底面1 7と左側壁18とは直角になっている。よって、ボード材12の側面を凹溝4の 底面17に沿わせ、ボード材12の表面および裏面のいずれかを凹溝4の左側壁 18に沿わせることによって、ボード材12のそば合わせを行うことができる。 さらに、この凹溝4は、面取りもできるようにされている。そのため、右側壁 19は、底面17に対して溝幅が広がる方向に傾斜付けられた斜め側壁にされて いる。この斜めの右側壁19にボード材12の一面を当接させることにより、ボ ード材12の角部の面取りが行える。
【0015】 凹溝4によって面取りを行う際に、ボード材12の案内をよりスムーズにする ために、左側壁18の開放端部側には面取り案内補助面20が形成されている。 この補助面20は、斜めの右側壁19に対して直角面にされている。ボード材1 2の面取りを行う場合には、斜めの右側壁19とこの補助面20とをボード材2 0の直交する2つの面に当接させれば、面取りがスムーズに行える。
【0016】 また、凹溝4を用いた面取りは、比較的小さな面取りに適しており、V溝3を 用いた面取りは比較的大きな面取りに適している。よって、凹溝4を用いてボー ド材12の角部の面取りを行った後、その部分をさらにV溝3を用いて面取りを すれば、2回の作業になるが、軽快に軽い力によってスムーズな面取りを行うこ とができる。
【0017】 図3は、押さえ金8の平面形状を示す図である。この実施例においては、押さ え金8は、その幅方向左右両側に刃位置調整用凹欠部21a,21bが形成され ている。このように凹欠部を形成することにより、押さえ金8の下方の替え刃7 を左右にずらしたり、取り替える時に取替やすいという利点がある。 さらに、図1を参照して、この実施例にかかるカンナ台1は、その左右両側面 に滑り止め用の凹条22a,22bが形成されている。作用者がカンナ台1を持 ったとき、凹条22aは親指に当たり、凹条22bは中指や薬指等に当たる。よ って、凹条22a,22bは、カンナ台1を滑りにくく、保持しやすくするとい う作用がある。
【0018】 上述の実施例では、図2に示すように、右側にV溝3が形成され、左側に凹溝 4が形成されているが、逆であってもよい。
【0019】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成されているので、ボード板のそば合わせおよび 面取りが良好にできるという効果がある。 また、替え刃を交換しやすく、使い勝手の良いボード用カンナとすることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を表わす斜視図である。
【図2】図1のA−Aに沿う断面図である。
【図3】この考案の一実施例の部分平面図である。
【符号の説明】
1 カンナ台 2 底面 3 V溝(作用溝) 4 凹溝(作用溝) 5 上面 6 刃案内斜面 7 替え刃 8 押さえ金 12 ボード材 14 凹条 19 斜め側壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カンナ台の底面の長手方向に2種類の作用
    溝が形成されていて、 カンナ台の上面には、上記2種類の作用溝に通じる刃案
    内斜面が形成されていて、 その斜面に刃先が作用溝に臨むように替え刃が配置さ
    れ、かつ、斜面には、替え刃を保持するための刃保持機
    構が備えられたボード用カンナにおいて、 上記2種類の作用溝のうち、一方の作用溝は、長手方向
    に直交方向の断面形状が略V字形をしたV溝であり、か
    つ、V溝の底部には、V溝の底より1段深く凹むように
    細い凹条が形成されていて、 上記2種類の作用溝のうち、他方の作用溝は、長手方向
    に直交方向の断面形状が略凹形状の凹溝であり、凹溝の
    両側の側壁のうち、V溝の側の側壁は、面取り時にボー
    ドを斜めに案内するように、溝底から溝幅が広がるよう
    に斜め側壁にされていることを特徴とするボード用カン
    ナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のボード用カンナにおいて、 上記刃保持機構は、斜面に沿って摺動可能に配置された
    刃押さえ金を有し、押さえ金には、その幅方向両側に替
    え刃に触りやすいように、刃位置調整用凹欠部が形成さ
    れていることを特徴とするものである。
JP6395791U 1991-08-13 1991-08-13 ボ―ド用カンナ Expired - Lifetime JP2507055Y2 (ja)

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JPH0516212U true JPH0516212U (ja) 1993-03-02
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042576A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Tjm Design Corp ボード切削用鉋
JP2013233785A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Shuki Matsumoto 石膏ボード切削、左右面取鉋
CN107962470A (zh) * 2017-12-23 2018-04-27 魏章河 一种简易木工用修边刀

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CN107962470A (zh) * 2017-12-23 2018-04-27 魏章河 一种简易木工用修边刀

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JP2507055Y2 (ja) 1996-08-14

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