JP2507055Y2 - ボ―ド用カンナ - Google Patents

ボ―ド用カンナ

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JP2507055Y2
JP2507055Y2 JP6395791U JP6395791U JP2507055Y2 JP 2507055 Y2 JP2507055 Y2 JP 2507055Y2 JP 6395791 U JP6395791 U JP 6395791U JP 6395791 U JP6395791 U JP 6395791U JP 2507055 Y2 JP2507055 Y2 JP 2507055Y2
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groove
blade
board
canna
longitudinal direction
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JP6395791U
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絹一 蓬▲莱▼
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絹一 蓬▲莱▼
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Application filed by 絹一 蓬▲莱▼ filed Critical 絹一 蓬▲莱▼
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ボード用カンナに関
し、特に、壁材ボード、天井ボード等のボード板の面取
り、そば合わせを行うためのボード用カンナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】壁材ボードは壁面に張り合わせる場合、
ボード同士をきれいに揃えて張り合わせるために、面取
りおよびそば合わせが必要不可欠である。そこで、従来
から、かかる面取りやそば合わせができるボード用カン
ナが種々提案されている。本願に関連する従来のボード
用カンナとして、実開平3−15103号公報に記載の
カンナがある。このカンナは、カンナ台の底面の長手方
向に凹溝とV溝とが形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のカンナによ
って壁材ボード等の面取りをする場合、面取りに時間が
かかるという欠点があった。というのは、壁材ボードの
角縁は、通常、ささくれていることが多く、従来のV溝
で面取りをしようとすると何度もカンナをかけなければ
ならないという欠点があった。
【0004】また、従来のV溝によって面取りをする場
合、比較的大きな面取りができるため、最初から大きく
削れてしまい、カンナがけに大きな力を要したり、刃が
食い込みすぎて削りにくい等の欠点があった。そこでこ
の考案はかかる欠点を解消して、ボード板のそば合わせ
および面取りが良好にできるボード用カンナを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、カンナ台の
底面の長手方向に2種類の作用溝が形成されていて、カ
ンナ台の上面には、上記2種類の作用溝に通じる刃案内
斜面が形成されていて、その斜面に刃先が作用溝に臨む
ように替え刃が配置され、かつ、斜面には、替え刃を保
持するための刃保持機構が備えられたボード用カンナに
おいて、上記2種類の作用溝のうち、一方の作用溝は、
長手方向に直交方向の断面形状が略V字形をしたV溝で
あり、かつ、V溝の底部には、V溝の底より1段深く凹
むように細い凹条が形成されていて、上記2種類の作用
溝のうち、他方の作用溝は、カンナ台の底面に平行な溝
底面および一対の溝側壁を有し、長手方向に直交方向の
断面形状が矩形をした凹溝であり、凹溝の一対の側壁の
うち、V溝の側に反対側の側壁は、面取り時にボードを
溝底面に平行に案内するように、溝底面に直角にされて
おり、V溝の側の側壁は、面取り時にボードを斜めに案
内するように、溝底から溝幅が広がるように斜めに
れていることを特徴とするものである。
【0006】またこの考案は、前記ボード用カンナにお
いて、上記刃保持機構は、斜面に沿って摺動可能に配置
された刃押さえ金を有し、押さえ金には、その幅方向両
側に替え刃に触りやすいように、刃位置調整用凹欠部が
形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この考案によれば、ボード板のそば合わせは、
凹溝を用いて行うことができる。また、そば合わせをし
た後のボード板の面取りをする場合、まず、凹溝の斜め
側壁を利用してボード板に斜めにカンナを沿わせ、小さ
く面取りを行う。次いで、V溝を用いて必要な大きな面
取りをスムーズに行える。
【0008】また、最初からV溝を用いて面取りをする
場合において、ボード板端縁がささくれていても、その
ささくれはV溝の底に形成された細い凹条に入るので、
スムーズな面取りが行える。
【0009】
【実施例】以下には、図面を参照して、この考案の一実
施例について詳細に説明をする。図1は、この考案の一
実施例にかかるボード用カンナの斜視図であり、図2
は、図1のA−Aに沿う断面図である。図1を参照して
説明すると、ボード用カンナは、カンナ台1の底面2
に、2種類の作用溝3および4が形成されている。2種
類の作用溝3および4は、底面2の長手方向に平行に延
びるように形成されている。2種類の作用溝3および4
のうち、一方の作用溝3は、その断面形状が、図2に示
すように、略V字形をしたV溝3である。また、他方の
作用溝4は、その断面形状が略凹形状の凹溝4である。
【0010】カンナ台1の上面5には、カンナ台1の側
面(図1においてたとえば右側)から見てL字状の切欠
が形成されていて、刃案内斜面6が形成されている。刃
案内斜面6は、前述した2種類の作用溝であるV溝3お
よび凹溝4に通じている(後述する図3参照)。刃案内
斜面6には替え刃7が配置され、替え刃7は、その上か
ら押さえ金8で刃案内斜面6に押さえつけられて保持さ
れている。
【0011】押さえ金8は、2つのビス9a,9bによ
って刃案内斜面6に取り付けられている。より詳しく説
明すると、押さえ金8には2つの取付用長孔10a,1
0bが形成されていて、ビス9a,9bは、この長孔1
0a,10bに上から挿通され、刃案内斜面6にねじ込
まれている。そして、押さえ金8は、その長孔10a,
10bの長さ分だけ刃案内斜面6に沿って摺動自在に取
り付けられている。
【0012】さらに、押さえ金8の上端部の幅方向中央
部には調整ねじ11が備えられている。調整ねじ11
は、押さえ金8を貫通しており、調整ねじ11を締めつ
けると、そのねじ先が刃案内斜面6を押圧する。これに
より、押さえ金8はビス9a,9bで係合された部分を
支点として、その上端が調整ねじ11によって浮き上が
る方向に変位され、その下端部が替え刃7をしっかりと
押さえつける。
【0013】次に、図2を参照して、V溝3は、ボード
材12の角部を削って面取りをする場合に用いられる。
V溝3の底部には、V溝3の底よりも1段深く凹むよう
に細い凹条14が形成されている。この凹条14がある
ために、ボード材2の角部がささくれていても、そのさ
さくれは凹条14で吸収され、スムーズな面取りを行う
ことができる。つまり、ボード材12の角部にささくれ
た部分があっても、そのささくれた部分は凹条14内に
受け入れられるので、ボード材12をV溝3の左右の斜
面15,16に密着させることができる。よって、V溝
3をボード材12に沿って摺動させることができ、均一
な面取りが行える。
【0014】一方、凹溝4は、底面17と左右の側壁1
8および19を備えていて、底面17と左側壁18とは
直角になっている。よって、ボード材12の側面を凹溝
4の底面17に沿わせ、ボード材12の表面および裏面
のいずれかを凹溝4の左側壁18に沿わせることによっ
て、ボード材12のそば合わせを行うことができる。さ
らに、この凹溝4は、面取りもできるようにされてい
る。そのため、右側壁19は、底面17に対して溝幅が
広がる方向に傾斜付けられた斜め側壁にされている。こ
の斜めの右側壁19にボード材12の一面を当接させる
ことにより、ボード材12の角部の面取りが行える。
【0015】凹溝4によって面取りを行う際に、ボード
材12の案内をよりスムーズにするために、左側壁18
の開放端部側には面取り案内補助面20が形成されてい
る。この補助面20は、斜めの右側壁19に対して直角
面にされている。ボード材12の面取りを行う場合に
は、斜めの右側壁19とこの補助面20とをボード材2
0の直交する2つの面に当接させれば、面取りがスムー
ズに行える。
【0016】また、凹溝4を用いた面取りは、比較的小
さな面取りに適しており、V溝3を用いた面取りは比較
的大きな面取りに適している。よって、凹溝4を用いて
ボード材12の角部の面取りを行った後、その部分をさ
らにV溝3を用いて面取りをすれば、2回の作業になる
が、軽快に軽い力によってスムーズな面取りを行うこと
ができる。
【0017】図3は、押さえ金8の平面形状を示す図で
ある。この実施例においては、押さえ金8は、その幅方
向左右両側に刃位置調整用凹欠部21a,21bが形成
されている。このように凹欠部を形成することにより、
押さえ金8の下方の替え刃7を左右にずらしたり、取り
替える時に取替やすいという利点がある。さらに、図1
を参照して、この実施例にかかるカンナ台1は、その左
右両側面に滑り止め用の凹条22a,22bが形成され
ている。作用者がカンナ台1を持ったとき、凹条22a
は親指に当たり、凹条22bは中指や薬指等に当たる。
よって、凹条22a,22bは、カンナ台1を滑りにく
く、保持しやすくするという作用がある。
【0018】上述の実施例では、図2に示すように、右
側にV溝3が形成され、左側に凹溝4が形成されている
が、逆であってもよい。
【0019】
【考案の効果】この考案は、以上のように構成されてい
るので、ボード板のそば合わせおよび面取りが良好にで
きるという効果がある。また、替え刃を交換しやすく、
使い勝手の良いボード用カンナとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を表わす斜視図である。
【図2】図1のA−Aに沿う断面図である。
【図3】この考案の一実施例の部分平面図である。
【符号の説明】
1 カンナ台 2 底面 3 V溝(作用溝) 4 凹溝(作用溝) 5 上面 6 刃案内斜面 7 替え刃 8 押さえ金 12 ボード材 14 凹条 19 斜め側壁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カンナ台の底面の長手方向に2種類の作用
    溝が形成されていて、 カンナ台の上面には、上記2種類の作用溝に通じる刃案
    内斜面が形成されていて、 その斜面に刃先が作用溝に臨むように替え刃が配置さ
    れ、かつ、斜面には、替え刃を保持するための刃保持機
    構が備えられたボード用カンナにおいて、 上記2種類の作用溝のうち、一方の作用溝は、長手方向
    に直交方向の断面形状が略V字形をしたV溝であり、か
    つ、V溝の底部には、V溝の底より1段深く凹むように
    細い凹条が形成されていて、 上記2種類の作用溝のうち、他方の作用溝は、カンナ台
    の底面に平行な溝底面および一対の溝側壁を有し、長手
    方向に直交方向の断面形状が矩形をした凹溝であり、凹
    溝の一対の側壁のうち、V溝の側と反対側の側壁は、面
    取り時にボードを溝底面に平行に案内するように、溝底
    面に直角にされており、V溝の側の側壁は、面取り時に
    ボードを斜めに案内するように、溝底から溝幅が広が
    るように斜めにされていることを特徴とするボード用カ
    ンナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のボード用カンナにおいて、 上記刃保持機構は、斜面に沿って摺動可能に配置された
    刃押さえ金を有し、押さえ金には、その幅方向両側に替
    え刃に触りやすいように、刃位置調整用凹欠部が形成さ
    れていることを特徴とするボード用カンナ
JP6395791U 1991-08-13 1991-08-13 ボ―ド用カンナ Expired - Lifetime JP2507055Y2 (ja)

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JP6395791U JP2507055Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 ボ―ド用カンナ

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JP6395791U JP2507055Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 ボ―ド用カンナ

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Publication Number Publication Date
JPH0516212U JPH0516212U (ja) 1993-03-02
JP2507055Y2 true JP2507055Y2 (ja) 1996-08-14

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JP5385562B2 (ja) * 2008-08-12 2014-01-08 株式会社Tjmデザイン ボード切削用鉋
JP2013233785A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Shuki Matsumoto 石膏ボード切削、左右面取鉋
CN107962470A (zh) * 2017-12-23 2018-04-27 魏章河 一种简易木工用修边刀

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JPH0516212U (ja) 1993-03-02

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