JPH11129194A - 切断用定規装置 - Google Patents

切断用定規装置

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JPH11129194A
JPH11129194A JP30131597A JP30131597A JPH11129194A JP H11129194 A JPH11129194 A JP H11129194A JP 30131597 A JP30131597 A JP 30131597A JP 30131597 A JP30131597 A JP 30131597A JP H11129194 A JPH11129194 A JP H11129194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、非常に便利で作業性に秀れた切断
用定規を提供することを目的とする。 【解決手段】 被切断部材1へ載置される定規本体4
に、被切断部材1の一の端面に当接される第一当接体2
及び被切断部材1の前記一の端面と対向する他の端面に
当接される第二当接体3を設け、この第二当接体3は定
規本体4に付設した状態において被切断部材1の一の端
面側に傾動可能に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断用定規装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
電動式鋸(所謂電動丸ノコ)で被切断部材を切断する作
業の際、作業者は片方の手で被切断部材上に載置した切
断用定規を上から押さえ、もう片方の手で電動式鋸を前
記切断用定規に当接摺動させて切断していた。
【0003】しかしながら、前記のように切断作業を行
った場合、強く押さえていないと、被切断部材に対して
定規本体が滑ったり、或いは、勢いよく被切断部材を切
断する電動式鋸の振動などにより、被切断部材に対して
当該定規本体がガタつき、ずれてしまう為、被切断部材
に対して定規本体が滑ったりガタつくのを注意しながら
作業を行えば作業性が悪くなるのは勿論、万一切断中に
被切断部材に対して定規本体が滑ったりガタついてしま
った場合、切断後の仕上がりが極めて悪くなってしまう
という問題点があった。
【0004】そこで、電動式鋸で被切断部材30を切断す
る際に使用されるもので、特開平8−72487号に開
示されているように、被切断部材30に定規本体34を固定
することで被切断部材30に対して定規本体34が滑ったり
ガタつくのを防止することを目的とした切断用定規(以
下、従来例という。)が提案されている(図7参照)。
【0005】この従来例は、被切断部材30へ載置され、
一側縁に電動式鋸をガイドするガイド部34bを設けた板
状の定規本体34に、被切断部材30へ固定し得る固定部31
を設けたものであり、この固定部31は、前記定規本体34
の一側縁に設けられ、被切断部材30の一の端面に当接せ
しめる当接体32と、定規本体34の他側縁に設けた立ち上
がり片34aに着脱自在にして前記当接体32との対向巾を
可変して当該被切断部材30の他の端面に当接せしめるス
トッパー33とで構成されている(尚、ストッパー33は、
定規本体34の下面を押さえ付ける基体33bと、該基体33
bの上方に着脱自在に螺着され、当該定規本体34の上面
を押さえ付けるボルト体33aとで構成され、前記ガイド
部34bの対向他側縁(立ち上がり片34a)に螺動操作に
より挟着し得るものである)。
【0006】この従来例の使用に際しては、固定部31に
係る当接体32を被切断部材30の一の端面に当接せしめる
とともに、ストッパー33を被切断部材30の巾に合わせて
該被切断部材30の他の端面に当接せしめた状態(被切断
部材30を当接体32とストッパー33とで挟んだ状態)で定
規本体34に装着固定することで当該定規本体34を被切断
部材30へ載置固定し、この状態で、前記従来例に係るガ
イド部34bに電動式鋸を当接摺動させながら被切断部材
30を切断することになる。
【0007】ところが、従来例では、例えば被切断部材
30と前記当接体32との間、若しくは、被切断部材30とス
トッパー33との間にわずかでも間隙が残っていた場合に
は、何ら本来の機能(被切断部材30に定規本体34を固定
する機能)を果たすことができず、被切断部材30に対し
て定規本体34が滑ったり、或いは、勢いよく被切断部材
30を切断する電動式鋸の振動などによりガタついてしま
うなど所望の通りに被切断部材30を切断することが極め
て困難となってしまう。
【0008】また、仮にストッパー33を、被切断部材30
と前記当接体32との間、若しくは、被切断部材30とスト
ッパー33との間に隙間が残らないように注意して定規本
体34に螺着できたとしても、その構造上、被切断部材30
の端面にストッパー33の外周面を面で押さえるだけであ
るが故に、被切断部材30の端面に対してストッパー33が
滑ってしまい、結局被切断部材30に対して定規本体34が
滑ったり電動式鋸の振動により次第に緩んできてガタつ
いてしまう場合がある。
【0009】また、従来例は、定規本体34にストッパー
33を装着する際、或いは、ストッパー33が不要となり定
規本体34から取り外す際非常に厄介である。即ち、スト
ッパー33は、前記の通り定規本体34の他側縁に設けた立
ち上がり片34aに係止状態で付設する構造のものである
が、具体的には、定規本体34にストッパー33を付設する
際には、図8に図示したようにストッパー33に係るボル
ト体33aを定規本体34の他側縁に設けた立ち上がり片34
aを乗り越え得る程度まで(立ち上がり片34aの高さ以
上)に緩めた状態とし、この状態で基体33bの上面とボ
ルト体33aとを定規本体34を上下方向から挟むように配
し、ボルト体33aを定規本体34の上面に当接するまで何
回も締め付け回動して固定しなければならない(尚、ス
トッパー33を定規本体34から取り外す際には、装着時と
逆の作業を行うことになる。)。
【0010】従って、従来例では、ストッパー33の定規
本体34への着脱時にボルト体33bの回動量が多くなるた
め非常に厄介で作業性が悪いという問題点がある。
【0011】また、その他にも、ストッパー33に係る基
体33bとボルト体33aとが分離し得る構造故に、誤って
ボルト体33aの回動状況を確かめず緩め過ぎた際には、
作業中にストッパー33を構成する部品が紛失してしまう
などの問題点もある。
【0012】本発明は、上述の問題点を解決する切断用
定規装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0014】被切断部材1へ載置される定規本体4に、
被切断部材1の一の端面に当接される第一当接体2及び
被切断部材1の前記一の端面と対向する他の端面に当接
される第二当接体3を設け、この第二当接体3は定規本
体4に付設した状態において被切断部材1の一の端面側
に傾動可能に構成されていることを特徴とする切断用定
規装置に係るものである。
【0015】また、請求項1記載の切断用定規装置にお
いて、第二当接体3を定規本体4に対して着脱自在に設
けたことを特徴とする切断用定規装置に係るものであ
る。
【0016】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
切断用定規装置において、第二当接体3を基体3aと該
基体3aの上面に螺着される頭部3b’付の雄螺子体3
bとで構成し、基体3aの上面と頭部3b’の下面とで
定規本体4を挟着して該第二当接体3を該定規本体4に
付設可能に設け、基体3aの上面若しくは頭部3b’の
下面いずれか一方を傾斜面12に形成したことを特徴と
する切断用定規装置に係るものである。
【0017】また、請求項1〜3いずれか1項に記載の
切断用定規装置において、第二当接体3の基体3aを断
面視円形状に設定し且つこの基体3aの外周面に平坦面
13を設け、定規本体4の裏面に該平坦面13が当接するこ
とで該基体3aを回り止め状態にする段付溝4aを設け
たことを特徴とする切断用定規装置に係るものである。
【0018】また、請求項3記載の切断用定規装置にお
いて、前記第二当接体3に係る雄螺子体3bを基体3a
に対して抜け不能状態で付設せしめたことを特徴とする
切断用定規装置に係るものである。
【0019】また、請求項3記載の切断用定規装置にお
いて、前記傾斜面12の傾斜方向が、雄螺子体3bを螺入
した際、常時該基体3aが被切断部材1の一の端面方向
に傾動するように構成されていることを特徴とする切断
用定規装置に係るものである。
【0020】また、請求項3記載の切断用定規装置にお
いて、定規本体4に第二当接体3を挿入する挿入孔4b
を設け、この挿入孔4bの平面視形状を第二当接体3の
基体3aの平断面形状と同一にしたことを特徴とする切
断用定規装置に係るものである。
【0021】また、請求項4記載の切断用定規装置にお
いて、前記段付溝4aに所定長さを保持せしめたことを
特徴とする切断用定規装置に係るものである。
【0022】
【発明の作用及び効果】本発明は、使用に際して、例え
ば定規本体4を被切断部材1へ載置し、第一当接体2を
被切断部材1の一の端面に当接させるとともに、第二当
接体3を被切断部材1の他の端面に当接させた状態で定
規本体4に付設し、この状態で第二当接体3を被切断部
材1の一の端面側に傾動させると、被切断部材1に対す
る第一当接体2及び第二当接体3の当接が堅固となり、
被切断部材1に対して定規本体4を堅固に固定すること
ができる。
【0023】本発明は上述のように構成したから、被切
断部材1に定規本体4を固定する作業が迅速且つ確実に
行えるため極めて作業性に秀れるのは勿論、単に第二当
接体3を傾動させることで被切断部材1に対して定規本
体4を堅固に固定することができるから、仮に被切断部
材1が滑り易い部材であったり、或いは、被切断部材1
を切断する電動式鋸の振動が加わったとしても被切断部
材1に対して定規本体4が滑ったりガタついたりするこ
とが確実に防止され良好な切断作業を容易に達成するこ
とができるなど秀れた効果を発揮する切断用定規装置と
なる。
【0024】また、請求項2記載の発明においては、前
記請求項1記載の発明の作用効果に加え、第二当接体3
を定規本体4に対して着脱自在に設けたから、作業内容
に応じて定規本体4に第二当接体3を着脱でき非常に便
利となるのは勿論、例えば第二当接体3を付設し得る箇
所を一カ所に限らず複数箇所に付設し得るように設ける
ことにより、切断作業が一定の巾の被切断部材1のみに
限定されず様々な被切断部材1の巾に対応することがで
きることになるなどの秀れた効果を発揮する切断用定規
装置となる。
【0025】また、請求項3記載の発明においては、前
記請求項1,2記載の発明の作用効果に加え、定規本体
4に対する第二当接体3の着脱が容易に行えるのは勿
論、例えば雄螺子体3bの頭部3b’を螺動操作するだ
けで基体3aを傾動させて被切断部材1への固定を堅固
にすることができる。即ち、例えば雄螺子体3bの頭部
3b’を締め付ける方向に螺動操作した場合、基体3は
雄螺子体3bに引き付けられ頭部3b’とともに定規本
体4を挟着することになる。この際、基体3aの上面若
しくは頭部3b’の下面いずれか一方に形成された傾斜
面12が定規本体4に当接しようとすることで、第二当接
体3全体が傾動することになるから、第二当接体3が被
切断部材1の端面を押さえ込むことになり、よって、第
一当接体2と第二当接体3とで被切断部材1をしっかり
と挟むようにして被切断部材1に対して定規本体4を堅
固に固定することができるなどの秀れた効果を発揮する
切断用定規装置となる。
【0026】また、請求項4記載の発明においては、前
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、第二当接
体3を定規本体4に付設した状態で雄螺子体3bの頭部
3b’を螺動操作せしめても常に第二当接体3が定規本
体4に対して空回りしまうことがなく、しかも、第二当
接体3の回り止めが可及的に達成されるものであるか
ら、基体3aの上面若しくは頭部3b’の下面いずれか
一方に形成された傾斜面12が常に所望の方向に向いた状
態を維持することができることになり、確実に第一当接
体2と第二当接体3とで被切断部材1をしっかりと挟む
ようにして被切断部材1に対して定規本体4を堅固に固
定することができるなど極めて作業性に秀れるなどの効
果を発揮する切断用定規装置となる。
【0027】また、請求項5記載の発明においては、前
記請求項1〜3記載の発明の作用効果に加え、第二当接
体3に係る雄螺子体3bを基体3aに対して抜け不能状
態で付設せしめたから、従来例のように雄螺子体3bを
誤って緩め過ぎることで基体3aと雄螺子体3bとが分
離してしまう心配はなく、雄螺子体3bの螺動が止まっ
た時点で十分に着脱し得る状態であることが分かること
になるから、雄螺子体3bの回動状況を確認する必要は
なく極めて扱い易く作業性が良いなど秀れた効果を発揮
する切断用定規装置となる。
【0028】また、請求項6記載の発明においては、前
記請求項3記載の発明の作用効果に加え、傾斜方向が雄
螺子体3bを螺入した際、常時基体3aが被切断部材1
の一の端面方向に傾動するように構成されているから、
例えば作業者は作業中に第二当接体3に係る基体3aが
傾く方向を気にする事なく、常に基体3aが被切断部材
1の一の端面方向に傾動して強く被切断部材1の端面を
押さえこむことができ極めて作業性に秀れることにな
り、よって、簡易に第一当接体2と第二当接体3とで被
切断部材1に対して定規本体4を堅固に固定することが
できるなどの秀れた効果を発揮する切断用定規装置とな
る。
【0029】また、請求項7記載の発明においては、前
記請求項3記載の発明の作用効果に加え、挿入孔4bに
対して第二当接体3を挿入する方向が常に一定となり扱
い易く極めて作業性に秀れることになるなどの効果を発
揮する切断用定規装置となる。
【0030】また、請求項8記載の発明においては、前
記請求項4記載の発明の作用効果に加え、前記段付溝4
aに所定長さを保持せしめたから、例えば定規本体4に
係る第二当接体3を付設し得る箇所として前記挿入孔4
bに連通する所定長の長窓4b’を設け、この長窓4
b’に沿って所定長さの段付溝4aを設けることによ
り、様々な巾の被切断部材1に対応することができるの
は勿論、仮に第二当接体3を当該長窓4b’内に沿って
移動させたとしても基体3aの上面若しくは頭部3b’
の下面いずれか一方に形成された傾斜面12を常に所望
の方向に向いた状態を維持することができ、よって、第
二当接体3を傾動させた際には確実に被切断部材1の端
面を押しこむことができ極めて作業性に秀れるなどの効
果を発揮する切断用定規装置となる。
【0031】
【発明の実施の態様】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0032】定規本体4は、図4〜6に図示したように
アルミ製の部材で成形したものであり、電動式鋸をガイ
ドせしめるガイド部5aを有する長尺のガイド板5と、
このガイド板5の基端寄り一側縁に設けられる押さえ板
6とで構成している。
【0033】このガイド板5には、該ガイド板5の長さ
方向の二か所に長窓4b’付き挿入孔4bを設けてい
る。この挿入孔4bは第二当接体3を着脱自在とする装
着孔であり、この挿入孔4bの形状は第二当接体3に係
る基体3aの平断面形状と同一形状に設定されている。
【0034】また、ガイド板5には、表裏面長さ方向に
して前記長窓4b’付き挿入孔4bに沿って段付溝4
a,4cを設けている。このガイド板5の裏面側に設け
た段付溝4aは、長窓4b’付き挿入孔4bに挿入せし
めた第二当接体3に係る基体3aの平坦面13と当接し
て該基体3aの回り止めを達成するとともに、基体3a
の長窓4b’内での摺動をガイドする役目となる(ガイ
ド板5の表面側に設けた段付溝4cは、長窓4b’付き
挿入孔4bに挿入せしめた第二当接体3に設けられる座
板11と当接して該基体3aの長窓4b’内での摺動をガ
イドする役目となる)。尚、段付溝4a,4cは、基体
3aの回り止めをし、且つ、基体3aをガイドする役目
を果たし得るものであれば、ガイド板5全体に設けなく
ても良く、長窓4b’付き挿入孔4bが設けられる部位
の近傍のみ設けるようにしても良い。
【0035】また、ガイド板5に係るガイド部5aの端
面にはステンレス製の板材を付設している。従って、ガ
イド部5aの端面は、度々繰り返される電動式ノコギリ
の摺動に対して耐久性に秀れることになる。
【0036】押さえ板6には、裏面巾方向に断面方形状
の中空孔7aを有する凸条7を一体成形している。これ
が請求項でいう第一当接体2である。この凸条7に係る
中空孔7aには捨て木8を出し入れ自在に配設してお
り、この捨て木8は、被切断部材1に引いたけがき線
(切断する目印となる線)に電動式鋸の刃を合わせる際
に使用するものである。具体的に説明すると、定規本体
4のガイド部5aに当接せしめる鋸本体と刃との間隔が
多種多様の電動式鋸によって異なる為、被切断部材1へ
の定規本体4の配設位置はけがき線から当該間隔(鋸本
体と刃との間隔)だけガイド部5aを離した状態で配設
する必要がある。そこで、ある程度捨て木8を伸ばした
状態でガイド部に電動式鋸を沿わせて仮切断することで
捨て木8の引き出し量が鋸本体と刃との間隔となる。よ
って、この仮切断された捨て木8の先端をけがき線に合
わせて被切断部材1に定規本体4を配設することで電動
式鋸の刃をけがき線に正確に合わせることができること
になる。
【0037】また、押さえ板6の基端部位にして凸条7
が設けられる部位には窓孔6aを設けている。従って、
切断作業の際、第一当接体2に係る凸条7に被切断部材
1の端面がぴったりと当接しているか否かを確認するこ
とができる。
【0038】また、押さえ板6には側面視チャンネル形
状の把持10を設けている。この把持10は、グリップ10a
を中央部から基端側へくびれた形状とし、且つ、その表
面にはエラストマー材で被覆している。従って、把持10
は非常に握り易く、且つ、滑りにくいものになってい
る。
【0039】また、本実施例では、ガイド板5に押さえ
板6を付設する際、ガイド板5の基端部が当該押さえ板
6の基端縁よりも更に突出するように付設している。こ
のガイド板5の基端部は、鋸導入部5bであり、この鋸
導入部5bに電動式鋸を沿わせた状態から切断し始める
と、当該鋸に係る回転刃の回転が安定し、被切断部材1
の切り始め部位から奇麗に切断することができる。
【0040】符号15は被切断部材1上に載置した定規本
体4の滑りを防止するゴム製の滑動防止材、9は捨て木
8を固定するための螺子体である。
【0041】第二当接体3は、図1〜3に図示したよう
に略円柱形状の基体3aと、該基体3aの中央長さ方向
に形成された雌螺子3a’に螺着される頭部3b’付の
雄螺子体3bとで構成したものであり、この雄螺子体3
bに係る頭部3b’には螺動操作用摘子14を設け、雄螺
子体3bに係る螺子棒3b”には座板11を被嵌してい
る。
【0042】また、基体3aの上面には、傾斜面12を設
けている。この基体3aの上面に設けた傾斜面12は、定
規本体4への装着時に該挟着体3全体を傾動せしめるも
のである。具体的には、図3に図示したように螺子棒3
b”に被嵌した座板11を定規本体4の表面側に配すると
ともに基体3aの上面を定規本体4の裏面側に配し、こ
の状態で雄螺子体3bの頭部3b’を締め付ける方向に
螺動操作した際、基体3aは雄螺子体3bに引き付けら
れ、当該座板11と基体3aとで定規本体4の表裏面を挟
着することになる。この際、基体3aの上面に形成され
た傾斜面12が定規本体4の裏面に当接しようとすること
で、挟着体3全体が傾動する(図3中a方向へ傾く)こ
とになる。
【0043】尚、傾斜面12を頭部3b’の下面に形成す
ることで挟着体3を傾動せしめるように構成しても良い
のは勿論である。
【0044】また、基体3aの外周一側面には平坦面13
を設けている。この平坦面13は、基体3aの平断面形状
を定規本体4に係る挿入孔4bと合致し得る形状とし、
且つ、定規本体4の裏面に設けた段付溝4aと当接する
ことで基体3aを回り止め状態に規制するものである。
従って、基体3aを挿入孔4bに挿入した際には、必然
的に挟着体3は定規本体4に対して常に一定の向きで、
しかも、回り止め状態で付設されることになる。
【0045】また、雄螺子体3bに係る螺子棒3b”
は、基体3aに雄螺子体3bを螺着貫通せしめた状態
で、基体3aの下面から突出する先端を押し潰し成形す
ることでわずかに径大に設けられている。従って、雄螺
子体3bは基体3aに対して抜け不能状態で付設される
ことになる。
【0046】尚、雄螺子体3bに係る螺子棒3b”の径
は、定規本体4係る長窓4b’の巾よりもやや小さい径
に設定され、長窓4b’内を貫通せしめた状態で良好に
スライド移動し得るものである。
【0047】また、本実施例では、挟着体3に係る基体
3aの平坦面13の向き及び傾斜面12の向き、並びに、定
規本体4に係る挿入孔4bの向きを適宜設定するもので
ある。即ち、挟着体3に係る基体3aを、該基体3aの
平断面形状と平面視形状が同一の定規本体4に係る挿入
孔4bに従って挿入し、この状態のまま挟着体3を螺動
操作することで適宜傾動せしめた際、常に基体3aが定
規本体4に係る当接体2側(図3中a方向)に傾動する
方向となるように、当該基体3aの平坦面13の向き及び
傾斜面12の向き、並びに、挿入孔4bの向きを適宜設定す
るものである。
【0048】本実施例は上述のように構成したから、使
用に際して、例えば定規本体4を被切断部材1へ載置
し、第一当接体2を被切断部材1の一の端面に引っ掛け
るように当接させるとともに、第二当接体3を被切断部
材1の他の端面に当接させた状態で定規本体4に付設
し、このままの状態で第二当接体3を被切断部材1の一
の端面側に傾動させると、第一当接体2と第二当接体3
とで被切断部材1をしっかりと挟んだ状態となり、被切
断部材1に対して定規本体4を堅固に固定することがで
きる。
【0049】その後、電動式鋸をガイド板5に係るガイ
ド部5aに当接摺動させて被切断部材1を切断する。
【0050】よって、本実施例によれば、被切断部材1
に定規本体4を固定する作業が迅速且つ確実に行えるた
め極めて作業性に秀れるのは勿論、単に第二当接体3を
傾動させることで被切断部材1に対して定規本体4を堅
固に固定することができるから、仮に被切断部材1が滑
り易い部材であったり、或いは、被切断部材1を切断す
る電動式鋸の振動が加わったとしても被切断部材1に対
して定規本体4が滑ったりガタついたりすることが確実
に防止され良好な切断作業を容易に達成することができ
ることになる。
【0051】また、第二当接体3を定規本体4に対して
着脱自在に設けたから、作業内容に応じて定規本体4に
第二当接体3を着脱でき非常に便利となるのは勿論、例
えば第二当接体3を付設し得る箇所を一カ所に限らず複
数箇所に付設し得るように設けることにより、切断作業
が一定の巾の被切断部材1のみに限定されず様々な被切
断部材1の巾に対応することができることになる。
【0052】また、第二当接体3を基体3aと該基体3
aの上面に螺着される頭部3b’付の雄螺子体3bとで
構成し、基体3aの上面と頭部3b’の下面とで定規本
体4を挟着して該第二当接体3を該定規本体4に付設可
能に設け、基体3aの上面を傾斜面12に形成したか
ら、定規本体4に対する第二当接体3の着脱が容易に行
えるのは勿論、例えば雄螺子体3bの頭部3b’を螺動
操作するだけで基体3aを傾動させて被切断部材1への
固定を堅固にすることができる。即ち、例えば雄螺子体
3bの頭部3b’を締め付ける方向に螺動操作した場
合、基体3は雄螺子体3bに引き付けられ頭部3b’と
ともに定規本体4を挟着することになる。この際、基体
3aの上面に形成された傾斜面12が定規本体4に当接し
ようとすることで、第二当接体3全体が傾動することに
なるから、第二当接体3が被切断部材1の端面を押さえ
込むことになり、よって、第一当接体2と第二当接体3
とで被切断部材1をしっかりと挟むようにして被切断部
材1に対して定規本体4を堅固に固定することができる
ことになる。
【0053】また、第二当接体3の基体3aを断面視円
形状に設定し且つこの基体3aの外周面に平坦面13を
設け、定規本体4の裏面に該平坦面13が当接すること
で該基体3aを回り止め状態にする段付溝4aを設けた
から、第二当接体3を定規本体4に付設した状態で雄螺
子体3bの頭部3b’を螺動操作せしめても常に第二当
接体3が定規本体4に対して空回りしまうことがなく、
しかも、第二当接体3の回り止めが可及的に達成される
ものであるから、基体3aの上面に形成された傾斜面1
2が常に所望の方向に向いた状態を維持することができ
ることになり、確実に第一当接体2と第二当接体3とで
被切断部材1をしっかりと挟むようにして被切断部材1
に対して定規本体4を堅固に固定することができること
になる。また、第二当接体3に係る雄螺子体3bを基体
3aに対して抜け不能状態で付設せしめたから、従来例
のように雄螺子体3bを誤って緩め過ぎることで基体3
aと雄螺子体3bとが分離してしまう心配はなく、雄螺
子体3bの螺動が止まった時点で十分に着脱し得る状態
であることが分かることになるから、雄螺子体3bの回
動状況を確認する必要はなく極めて扱い易く作業性が良
いことになる。
【0054】また、基体3aの傾斜方向は、雄螺子体3
bを螺入した際、常時基体3aが被切断部材1の一の端
面方向に傾動するように構成されているから、例えば作
業者は作業中に第二当接体3に係る基体3aが傾く方向
を気にする事なく、常に基体3aが被切断部材1の一の
端面方向に傾動して強く被切断部材1の端面を押さえこ
むことができ極めて作業性に秀れることになり、よっ
て、簡易に第一当接体2と第二当接体3とで被切断部材
1に対して定規本体4を堅固に固定することができるこ
とになる。
【0055】また、定規本体4に第二当接体3を挿入す
る挿入孔4bを設け、この挿入孔4bの平面視形状を第
二当接体3の基体3aの平断面形状と同一にしたから、
挿入孔4bに対して第二当接体3を挿入する方向が常に
一定となり扱い易く極めて作業性に秀れることになる。
【0056】また、段付溝4aに所定長さを保持せしめ
たから、例えば定規本体4に係る第二当接体3を付設し
得る箇所として前記挿入孔4bに連通する所定長の長窓
4b’を設け、この長窓4b’に沿って所定長さの段付
溝4aを設けることにより、様々な巾の被切断部材1に
対応することができるのは勿論、仮に第二当接体3を当
該長窓4b’内に沿って移動させたとしても基体3aの
上面に形成された傾斜面12を常に所望の方向に向いた
状態を維持することができ、よって、第二当接体3を傾
動させた際には確実に被切断部材1の端面を押しこむこ
とができ極めて作業性に秀れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る基体3aの斜視図である。
【図2】本実施例の使用状態を示す端面図である。
【図3】本実施例の使用状態を示す断面図である。
【図4】本実施例の使用状態を示す平面図である。
【図5】本実施例の使用状態を示す底面図である。
【図6】本実施例の使用状態を示す側面図である。
【図7】従来例の使用状態を示す斜視図である。
【図8】従来例の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断部材へ載置される定規本体に、被
    切断部材の一の端面に当接される第一当接体及び被切断
    部材の前記一の端面と対向する他の端面に当接される第
    二当接体を設け、この第二当接体は定規本体に付設した
    状態において被切断部材の一の端面側に傾動可能に構成
    されていることを特徴とする切断用定規装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の切断用定規装置におい
    て、第二当接体を定規本体に対して着脱自在に設けたこ
    とを特徴とする切断用定規装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の切断
    用定規装置において、第二当接体を基体と該基体の上面
    に螺着される頭部付の雄螺子体とで構成し、基体の上面
    と頭部の下面とで定規本体を挟着して該第二当接体を該
    定規本体に付設可能に設け、基体の上面若しくは頭部の
    下面いずれか一方を傾斜面に形成したことを特徴とする
    切断用定規装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項に記載の切断
    用定規装置において、第二当接体の基体を断面視円形状
    に設定し且つこの基体の外周面に平坦面を設け、定規本
    体の裏面に該平坦面が当接することで該基体を回り止め
    状態にする段付溝を設けたことを特徴とする切断用定規
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の切断用定規装置におい
    て、前記第二当接体に係る雄螺子体を基体に対して抜け
    不能状態で付設せしめたことを特徴とする切断用定規装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の切断用定規装置におい
    て、前記傾斜面の傾斜方向が、雄螺子体を螺入した際、
    常時該基体が被切断部材の一の端面方向に傾動するよう
    に構成されていることを特徴とする切断用定規装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の切断用定規装置におい
    て、定規本体に第二当接体を挿入する挿入孔を設け、こ
    の挿入孔の平面視形状を第二当接体の基体の平断面形状
    と同一にしたことを特徴とする切断用定規装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の切断用定規装置におい
    て、前記段付溝に所定長さを保持せしめたことを特徴と
    する切断用定規装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111545830A (zh) * 2020-05-19 2020-08-18 王钟 一种铝型材成品锯定尺装置

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