JP2017222081A - 切断用定規 - Google Patents

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彰 西木
昭仁 佐藤
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Abstract

【課題】丸鋸をガイドする際の安定性が高く、且つ、操作性に優れた切断用定規を提供する。【解決手段】本発明の切断用定規1は、被切断物Mの端面Eに沿って配置される突き当て部2と、突き当て部2の延在方向に対して交差するように突き当て部2に連結されたガイド本体3と、ガイド本体3の延在方向に沿ってスライド可能にガイド本体3に装着され、側縁41が切断用のガイド縁となるガイドスライド部4と、を備え、ガイドスライド部4が、ガイド本体3の側方に配置されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、木材等の被切断物を電動丸鋸等で切断する際に用いる切断用定規に関する。
従来、建築現場等において木材を丸鋸で切断する際には、所望の角度で直線的に木材を切断するために、丸鋸をガイド(案内)する切断用定規が使用されている。
このような切断用定規としては、被切断物の端面に沿って配置される突き当て部(角度確知体)と、該突き当て部に所定の角度を有して交差するように連結されたガイド板とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の切断用定規にあっては、ガイド板が、上下に重なる2つの部材で構成されており、下側に位置するガイド用基板に対して、上側に位置するガイド板本体が着脱可能に取り付けられている。
特許第4633031号公報
ところで、特に木材を斜めに切断する場合においては、切り始めの領域(手前側)で丸鋸の姿勢が安定し難く、切断時にずれが生じ易いという問題がある。そのため、切り始めの安定性を高めるために、木材の手前側に延在するように切断用定規を配置して丸鋸をガイドしたいという要望がある。
しかしながら、上記特許文献1の切断用定規を用いた場合、切り始めの領域をガイドし易くするために、ガイド板本体をガイド用基板よりも手前側に引き出して(ずらして)配置することができるものの、ガイド板本体はガイド用基板の上方に配置されているため、ガイド板本体のガイド縁(側縁)は、ガイド用基板の厚み分だけ上方に浮いた状態となってしまう。また、ガイド長さを補うために、ガイド板本体をガイド用基板よりも奥側にずらして配置させた場合においても、ガイド用基板よりも奥側に突出させた領域は被切断物の上面から浮いた状態となる。このように、ガイド縁を有するガイド板本体が被切断物の上面から浮いた状態にあると、丸鋸をガイドする際に不安定となり、ぐらつきが生じ易いという問題がある。
また、木材を切断する状況や作業者の利き手などの条件によっては、切断用定規を裏返して使用した方が作業し易くなる場合がある。しかしながら、上記特許文献1の切断用定規にあっては、裏返して使用するとガイド板本体がガイド用基板の下側(裏側)に配置されてしまうため、丸鋸で切断しながらガイド板本体をスライドさせることができず、操作性において改善の余地があった。
それゆえ本発明は、丸鋸をガイドする際の安定性が高く、且つ、操作性に優れた切断用定規を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の切断用定規は、被切断物の端面に沿って配置される突き当て部と、
該突き当て部の延在方向に対して交差するように該突き当て部に連結されたガイド本体と、
前記ガイド本体の延在方向に沿ってスライド可能に該ガイド本体に装着され、側縁が切断用のガイド縁となるガイドスライド部と、を備え、
前記ガイドスライド部が、前記ガイド本体の側方に配置されていることを特徴とする。
なお、本発明の切断用定規にあっては、前記ガイド本体と前記ガイドスライド部の接続部に設けられたスライド機構が、
前記ガイド本体及び前記ガイドスライド部の何れか一方側に設けられた第1接続部と、他方側に設けられた、前記第1接続部に係合する第2接続部と、を備え、
前記第1接続部が、中央壁、並びに該中央壁の上下にそれぞれ間隔をあけて設けられた上壁及び下壁で構成されており、
前記第2接続部が、前記上壁及び下壁の内側で前記中央壁を挟み込むように配置される上支持壁及び下支持壁で構成されていることが好ましい。
また、本発明の切断用定規にあっては、前記ガイド本体と前記ガイドスライド部の間に、前記ガイド本体に対する前記ガイドスライド部の移動を規制する仮固定機構が設けられていることが好ましい。なお、仮固定機構は、前記ガイド本体及び前記ガイドスライド部の何れか一方側に設けられた弾性変位可能な嵌合凸部と、他方側に設けられた、前記嵌合凸部に対して嵌合する嵌合凹部と、で構成されていることが好ましい。
また、本発明の切断用定規にあっては、前記嵌合凹部は、前記ガイドスライド部の複数箇所に、所定の間隔で設けられていることが好ましい。
また、本発明の切断用定規にあっては、前記嵌合凸部は、少なくとも前記ガイド本体の延在方向における両端部近傍に設けられていることが好ましい。
また、本発明の切断用定規にあっては、前記突き当て部と前記ガイド本体との交差角度が変更可能に構成されていることが好ましい。
また、本発明の切断用定規にあっては、前記ガイドスライド部の上面に、指掛け部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、丸鋸をガイドする際の安定性が高く、且つ、操作性に優れた切断用定規を提供することが可能となる。
(a)は、本発明の一実施形態である切断用定規の平面図であり、(b)は、当該切断用定規の側面図である。 図1(b)の切断用定規の部分拡大図である。 (a)、(b)は、図1(a)の切断用定規における仮固定機構を説明するための部分拡大図である。 図1の切断用定規の使用方法を説明するための図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について例示説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態である切断用定規1の平面図であり、(b)は当該切断用定規1の側面図である。
切断用定規1は、被切断物Mの端面E(図4参照)に沿って配置される突き当て部2と、突き当て部2に対して交差するように連結されたガイド本体3と、ガイド本体3に対してスライド可能に装着されたガイドスライド部4とを備えている。なお、図1(a)、(b)は、切断用定規1の折り畳み状態を示しており、ガイド本体3に対する突き当て部2の交差角度が最も小さく、ガイドスライド部4がガイド本体3の中央に位置するように配置された状態である。このような折り畳み状態とすることで、切断用定規1をコンパクトに運搬または保管することができる。
突き当て部2は、平板状の支持板21と、支持板21の上面21a及び下面21bにそれぞれ固定されたパイプ部材22、23とを備えている。本実施形態では、パイプ部材22、23における平坦な側面22a、23aが、被切断物Mの端面Eに当接される突き当て面となっており、図1(a)の平面視におけるパイプ部材22、23の側面22a、23aの延在方向を、突き当て部2の延在方向としている。また、本実施形態では、支持板21の下面21b側のパイプ部材23の側面23aが、通常使用時(支持板21の下面21b側が被切断物Mの上面Uに載置される場合)の突き当て面となり、上面21a側のパイプ部材22の側面22aが、切断用定規1を裏返して使用した場合の突き当て面となる。また、支持板21の上面21a及び下面21bには、被切断物Mに対する滑り止め用のゴム板24がそれぞれ設けられている。なお、支持板21及びパイプ部材22、23は、例えばステンレスやアルミ等の材料により形成することができるが、特に限定されるものではない。
突き当て部2は、ガイド本体3に対して、所定の範囲内で回動可能に連結されている。すなわち、突き当て部2とガイド本体3との交差角度が変更可能である。本実施形態では、後述するガイド本体3の角度表示板31と、角度表示板31の下面側に配置された支持板21とが軸部5によって枢着されており、当該軸部5を中心として角度表示板31と支持板21とが回動可能となっている。
ガイド本体3は、支持板21が連結された角度表示板31と、ガイドスライド部4が装着される長尺状のガイドベース部32とを備える。角度表示板31には、角度表示板31を貫通する内側開口31aと外側開口31bが形成されており、内側開口31aに沿って角度目盛(図示省略)が設けられている。内側開口31aと外側開口31bは、軸部5の中心軸線を中心とする円弧状に形成されている。
ここで、内側開口31aには、角度表示線25aが設けられた表示突起部25が配置されている。表示突起部25は、突き当て部2の支持板21に固定されている。表示突起部25の角度表示線25aを、角度表示板31に設けた角度目盛に合わせることにより、突き当て面22a、23aと、後述するガイド縁(後述するガイドスライド部4の側縁41)との間の角度θ(図4参照)を、所望の角度に設定することができる。これにより、所望の角度で被切断物Mを切断することができる。
外側開口31bには、支持板21に設けられた角度固定具6が配置される。角度固定具6は、外側開口31bを貫通するネジ及びネジに螺合するナットで構成されており、角度固定具6を締め付けることによって、ガイド本体3に対する突き当て部2の回動を抑制して、突き当て部2をガイド本体3に固定することができる。
また、本実施形態においては、外側開口31bの径方向外側に、角度表示板31を貫通する複数の孔31cが形成されている。支持板21には突起26が設けられており、孔31cに突起26が係合することで、支持板21の角度表示板31に対する回動が規制される。すなわち、孔31cに突起26が係合することにより、突き当て部2がガイド本体3に対して解除可能に仮固定される。複数の孔31c及び突起26は、突き当て面22a、23aの延在方向とガイド縁の延在方向との間の角度θが、例えば45°、90°、135°等の使用頻度の高い角度となる位置に設けられている。これにより、孔31c及び突起26が係合する際の感触や音を利用して、突き当て面22a、23aとガイド縁のなす角度θを使用頻度の高い角度で容易に設定することができる。
角度表示板31及びガイドベース部32は、例えばステンレスやアルミ等の材料により形成することができるが、特に限定されるものではない。なお、角度表示板31はガイドベース部32の側方に固定されており、角度表示板31の逆側の、ガイドベース部32の側方には、ガイドスライド部4がガイド本体3の延在方向(ガイドベース部32の長手方向)に沿って、両側にスライド可能に装着されている。ガイドベース部32の下面と、ガイドスライド部4の下面は略同一平面上にあり、被切断物Mの上面Uに載置される。
ガイドスライド部4は長尺状の部材であり、ガイドスライド部4の長手方向がガイド本体3の延在方向に対して平行になるように、ガイド本体3に装着されている。ガイドスライド部4の長さは特に限定されるものではないが、本実施形態ではガイド本体3よりも僅かに長い形状としている。なお、長さの異なる複数のガイドスライド部4を準備しておき、要求される切断長さに応じて付け替えて使用してもよい。ガイドスライド部4は、ガイド本体3に対してスライドさせて、その両側の端部から引き抜いて取り外すことができ、また取外したガイドスライド部4は、ガイド本体3の両側の端部から差し込んで装着することができる。また、ガイドスライド部4は、上下反転した裏返しの状態でガイド本体3に取り付けることができる。
ガイドスライド部4の側縁41は、切断用のガイド縁となっており、当該側縁41に丸鋸の側面等を当接させながら丸鋸を移動(前進)させることにより、側縁41の延在方向に沿って直線的に被切断物Mを切断することができる。すなわち、側縁41の延在方向が、被切断物Mの切断方向となる。
また、ガイド本体3とガイドスライド部4との接続部には、スライド機構Sが形成されている。図1(b)の部分拡大図である図2に示すように、スライド機構Sは、相互に係合する第1接続部S1と第2接続部S2とで構成されており、第1接続部S1はガイドスライド部4に設けられ、第2接続部S2はガイド本体3に設けられている。
第1接続部S1は、側方に突出する中央壁42、並びに該中央壁42の上下にそれぞれ間隔をあけて設けられた上壁43及び下壁44で構成されており、図示のように断面がE型となるように形成されている。第1接続部S1は、上下対称、且つ、左右対称となっている。
第2接続部S2は、上壁43及び下壁44の内側で、中央壁42を挟み込むように配置される上支持壁33及び下支持壁34を備える。本実施形態では、中央壁42の厚肉部42aの厚さTが、上支持壁33と下支持壁34の先端部の間隔Dよりも大きくなっている。これにより、ガイドスライド部4は、ガイド本体3に対して、ガイドスライド部4の延在方向に直交する方向(側方)には抜け出すことがない。また本実施形態では、上支持壁33の上面33a及び下支持壁34の下面34aにそれぞれ、ガイド本体3の延在方向に延びる複数の溝が形成されている。これにより、対向する上壁43及び下壁44との接触面積が小さくなるため、スライド時の摩擦抵抗が低減し、スムーズにスライドさせることができる。また、第1接続部S1と第2接続部S2の間に微細なゴミが侵入した場合でも、この溝の空間に入ることで、スライド時の抵抗を軽減することができる。なお、このような溝は、中央壁42、上壁43及び下壁44等に設けることも可能である。
本実施形態の切断用定規1には、ガイド本体3とガイドスライド部4の間に、ガイド本体3に対するガイドスライド部4の移動(スライド)を規制する仮固定機構Lが設けられている。仮固定機構Lは、ガイドベース部32の上面に設けた開口32aから視認可能となっている。図1(a)及び図3(a)に示すように、仮固定機構Lは、ガイドベース部32の内部に設けられ、突出方向に弾性変位可能な嵌合凸部35と、ガイドスライド部4に設けられた嵌合凹部45とで構成されている。なお、仮固定機構Lの構成はこれに限定されず、ガイド本体3側に凹部を設け、ガイドスライド部4側に弾性変位可能な凸部を設けてもよい。また、本例において嵌合凸部35は、板金を折り曲げて形成された板ばねであるが、突出方向に付勢されていれば他の構成としてもよく、例えば、樹脂や金属で形成した凸部をコイルバネ等により付勢させた構造とすることも可能である。
嵌合凹部45は、中央壁42の先端面42bに形成されている(図4参照)。また、嵌合凹部45は、ガイドスライド部4の延在方向に沿って、一定の間隔P1で複数箇所に形成されている。本例では間隔P1を25mmとし、13箇所に嵌合凹部45が形成されている。
図3(a)は、嵌合凸部35が嵌合凹部45に嵌合している嵌合状態(仮固定状態)を示しており、ガイドスライド部4を左側にスライドさせると、嵌合凹部45の傾斜面に対して摺動しながら次第に嵌合凸部35が突出方向の後方側に弾性変位し、図3(b)に示すように嵌合凹部45を乗り越えることで仮固定が解除される。すなわち、嵌合凸部35と嵌合凹部45との嵌合は、ガイドスライド部4をガイド本体3に対して所定の力でスライドさせることで解除される。なお、図3(b)に示す解除状態において嵌合凸部35には、板ばねの復元力に起因する突出方向の付勢力が働いている。そして、図3(b)に示す解除状態からさらにガイドスライド部4をスライドさせると、隣接する次の嵌合凹部45に嵌合凸部35が自動的に入り込み、再び嵌合状態となる。嵌合凹部45に嵌合凸部35が嵌合する際の感触や音により、使用者は、間隔P1の長さ分だけ、ガイド本体3に対してガイドスライド部4が移動したことを把握することができる。
本実施形態において嵌合凹部45は平面視で略半円状となっている。このため、ガイドスライド部4のスライドに伴って、嵌合凸部35がスムーズに嵌合し、また、解除もスムーズとなる。同様に、嵌合凸部35も、頂点35aの両側の側面が滑らかに傾斜する湾曲形状としており、嵌合凹部45との嵌合及び解除をスムーズにしている。
また、本実施形態において嵌合凸部35は、ガイドベース部32の延在方向における中央および両側の端部付近の合計3箇所に配置されている。嵌合凸部35をガイドベース部32の端部付近に配置することにより、ガイドスライド部4をガイド本体3の端部付近まで大きくスライドさせた場合でも嵌合凸部35が嵌合凹部45に嵌合し、すなわち仮固定機構Lが機能するため、ガイドスライド部4の脱落を防止することができる。
また、本実施形態では、隣接する嵌合凸部35相互の間隔P2(図1(a)参照)は、嵌合凹部45の間隔P1の整数倍となっている。これにより、3箇所の嵌合凸部35が同時に、それぞれ嵌合凹部45に対して嵌合可能となり、仮固定機構Lの保持力を高めることができる。
なお、ガイドベース部32には、ガイドスライド部4を固定するためのガイド固定ネジ36が設けられている。切断長さが短い場合や、持ち運ぶ際など、ガイドスライド部4をスライドさせる必要がない場合には、ガイド固定ネジ36を締め付けることで、ガイドスライド部4をガイド本体3に固定することができる。なお、本実施形態では、ガイド固定ネジ36の先端が、嵌合凹部45に嵌り込む構成となっているため、固定した状態でガイドスライド部4がずれる虞がない。
ここで仮固定機構Lの保持力は、例えば、スライド方向(ガイドスライド部4の延在方向)が鉛直方向となるようにガイド本体3を保持した状態で、自重によりガイドスライド部4がスライドしない保持力を有することが好ましい。このようにすることで、切断用定規1を持ち上げた際に、誤ってガイドスライド部4が脱落してしまうこと等を防止することができる。
図4は、切断用定規1の使用方法の一例を示しており、具体的には、木材等の被切断物Mを、その端面Eから45°の角度で切断する場合を示している。
切断用定規1を使用する際には、先ず、図1(a)に示す折り畳み状態から、角度固定具6を緩め、突き当て部2をガイド本体3に対して開くように回動させていき、角度表示線25aと角度表示板31に設けた角度目盛の位置を確認しながら、ガイド縁と突き当て面23aとのなす角度θが45°となる位置で角度固定具6を締め付け、ガイド本体3に対する突き当て部2の角度位置を固定する。
次いで、突き当て面23aを被切断物Mの端面Eに突き当て、図4に示すようにガイドスライド部4を手前側にスライドさせる。このようにガイドスライド部4を手前側に配置することで、切り始めから丸鋸をガイドすることができ、切断方向のずれを抑制することができる。そして、ガイド縁である側縁41に沿って丸鋸を前進させ、その移動に伴って、ガイドスライド部4も奥側にスライドさせる。破線で示す位置までガイドスライド部4をスライドさせることで、被切断物Mが切り離される切り終わりの位置まで丸鋸をガイドすることができる。このようにガイドスライド部4をガイド本体3に対してスライドさせることで、ガイドスライド部4の延在長さよりも長い範囲の切断が可能となる。すなわち、ガイド本体3に対してガイドスライド部4をスライドさせることで、ガイド長さの不足を解消することができる。またその結果として、切断用定規1の大型化を回避することができるので、運搬や保管が容易となる。
ここで、ガイドスライド部4の上面には、スライド操作を容易に行うための指掛け部46が設けられている。本実施形態において指掛け部46は、滑り止め機能を発揮するようにゴム等の摩擦抵抗の大きな材料で形成され、また、細かな凹凸が形成されている。なお、指掛け部46の形状や材料は特に限定されず、例えば、表面が滑り難い材料で形成された平坦な形状としてもよいし、材料は変えずに凹部や凸部を設けて指が掛けられる形状としてもよい。指掛け部46を設けたことにより、ガイド本体3を上から押さえつつ親指を指掛け部46に掛けて、容易にガイドスライド部4をスライドさせることができる。
切断用定規1を裏返して使用する際には、ガイドスライド部4を上下反転させてガイド本体3に取り付けて使用することで、指掛け部46が上方に配置されるため、通常使用時と同様に使用することができる。
また、本実施形態では、ガイドスライド部4の好適なスライド範囲を示すために、ガイドスライド部4の上面の両端部付近に目印47を設けると共に、ガイド本体3のガイドベース部32の上面の中央に目印37を設けている。ガイドスライド部4の両側の目印47の間にガイド本体3の目印37が位置する範囲内でスライド操作することで、意図せずにガイドスライド部4がガイド本体3から抜け出して分離するといった虞を確実に解消することができる。
以上のような構成の切断用定規1にあっては、ガイドスライド部4を、ガイド本体3の側方に設けたことにより、ガイドスライド部4が被切断物Mの上面Uから浮いた状態とならず、また、裏返して使用した場合でもガイドスライド部4をスライドさせながら使用することができる。したがって、丸鋸をガイドする際の安定性が高く、操作性が従来よりも優れている。
また本実施形態の切断用定規1にあっては、中央壁42を上支持壁33及び下支持壁34で挟み込むのみならず、上支持壁33及び下支持壁34を上壁43及び下壁44で挟み込むことにより、接続部の保持力を高めているため、ガイド本体3に対してガイドスライド部4を大きくスライドさせた場合でも、上下にぐらつき難い。また、上壁43及び下壁44によって、切粉等のゴミが接続部内に侵入し難くなっているので、スライド機構Sの性能の悪化を抑制することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものであり、例えば、先の実施形態では、ガイドスライド部4に第1接続部S1を設けるとともにガイド本体3に第2接続部S2を設ける構成としたが、ガイド本体3に第1接続部S1を設け、ガイドスライド部4に第2接続部S2を設けてもよい。また、先の実施形態では、仮固定機構Lを嵌合凸部35と嵌合凹部45とで構成していたが、このような凹凸嵌合に限らず、例えば、ガイド本体3とガイドスライド部4のどちらかにシート状のゴム等を貼って、スライド時の摩擦抵抗を大きくすることで、仮固定機構としてもよい。
1 切断用定規
2 突き当て部
3 ガイド本体
4 ガイドスライド部
5 軸部
6 角度固定具
21 支持板
21a 支持板の上面
21b 支持板の下面
22 パイプ部材
22a パイプ部材の側面(突き当て面)
23 パイプ部材
23a パイプ部材の側面(突き当て面)
24 ゴム板
25 表示突起部
25a 角度表示線
26 突起
31 角度表示板
31a 内側開口
31b 外側開口
31c 孔
32 ガイドベース部
32a 開口
33 上支持壁
33a 上支持壁の上面
34 下支持壁
34a 下支持壁の下面
35 嵌合凸部
35a 嵌合凸部の頂点
36 ガイド固定ネジ
37 目印
41 ガイドスライド部の側縁(ガイド縁)
42 中央壁
42a 中央壁の厚肉部
42b 中央壁の先端面
43 上壁
44 下壁
45 嵌合凹部
46 指掛け部
47 目印
D 間隔
E 被切断物の端面
L 仮固定機構
M 被切断物
S スライド機構
T 厚さ
U 被切断物の上面

Claims (3)

  1. 被切断物の端面に沿って配置される突き当て部と、
    該突き当て部の延在方向に対して交差するように該突き当て部に連結されたガイド本体と、
    前記ガイド本体の延在方向に沿ってスライド可能に該ガイド本体に装着され、側縁が切断用のガイド縁となるガイドスライド部と、を備え、
    前記ガイドスライド部が、前記ガイド本体の側方に配置されていることを特徴とする、切断用定規。
  2. 前記ガイド本体と前記ガイドスライド部の接続部に設けられたスライド機構が、
    前記ガイド本体及び前記ガイドスライド部の何れか一方側に設けられた第1接続部と、他方側に設けられた、前記第1接続部に係合する第2接続部と、を備え、
    前記第1接続部が、中央壁、並びに該中央壁の上下にそれぞれ間隔をあけて設けられた上壁及び下壁で構成されており、
    前記第2接続部が、前記上壁及び下壁の内側で前記中央壁を挟み込むように配置される上支持壁及び下支持壁で構成されている、請求項1に記載の切断用定規。
  3. 前記ガイド本体と前記ガイドスライド部の間に、前記ガイド本体に対する前記ガイドスライド部の移動を規制する仮固定機構が設けられている、請求項1又は2に記載の切断用定規。
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