JP2017205096A - 起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤 - Google Patents

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【課題】起泡性水中油型乳化組成物の乳化安定性の改善効果及び該組成物をホイップして得られるホイップクリームの耐熱性、保形性の改善効果に優れた起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤を提供すること。【解決手段】下記条件1〜3を満たすポリグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤。条件1:ポリグリセリンの平均重合度が3以上条件2:構成脂肪酸100質量%中、炭素数16〜18の飽和脂肪酸の含有量が50〜85質量%条件3:構成脂肪酸100質量%中、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量が15〜50質量%【選択図】 なし

Description

本発明は、食品のトッピング用及びフィリング用のホイップクリームの原料となる起泡性水中油型乳化組成物の製造に用いられる乳化剤に関する。
従来、製菓や製パン、飲料等のトッピング用及びフィリング用のホイップクリームの原料としては、油分が乳脂肪のみからなる生クリームや、油分の一部或いは全部に植物性油脂を使用して調製したホイップ用起泡性水中油型乳化組成物(以下単に「起泡性水中油型乳化組成物」という)が市販されている。生クリームは、風味、口溶けの点で優れているが、高価である上、ホイップ後の安定性が悪いという欠点がある。このため、特に大規模に生産を行う洋菓子店等では、安価で比較的安定性の良い起泡性水中油型乳化組成物を使用することが多い。
ここで、近年、口溶けの良さへの要望の高まりに伴い、起泡性水中油型乳化組成物に使用する植物油脂として、ヤシ油やパーム核油といった構成脂肪酸全体に占めるラウリン酸の含有量が比較的多い油脂(以下「ラウリン系油脂」という)が多く配合される傾向がある。また、健康志向や軽い食感への要望の高まりに伴い、起泡性水中油型乳化組成物中の油脂の含有量を低減する低油分化が進んでいる。具体的には、従来は起泡性水中油型乳化組成物100質量%中の油脂の含有量は生クリームと同様45質量%前後であることが一般的であったところ、これを40質量%以下に低減することが行われている。
しかし、ラウリン系油脂を多く配合した起泡性水中油型乳化組成物は、乳化安定性が悪く、流通過程等における振動や時間経過により増粘・固化(ボテ)を生じ易いほか、これをホイップして得られるホイップクリームは耐熱性が低く、室温下で急激に保形性を失ったり、離水が発生したりしやすいという問題がある。また、起泡性水中油型乳化組成物中の油脂の含有量を低減すると、ホイップクリームの骨格となる油脂が少ないことから、保形性や耐熱性が低くなる。
このような問題を解決する方法として、例えば、構成脂肪酸組成において炭素数14以下の飽和脂肪酸含量が20〜50質量%であり炭素数16以上の飽和脂肪酸含量が35〜70質量%である油脂配合物をランダムエステル交換して得た油脂を使用する方法(特許文献1)や、トリグリセリド組成と上昇融点を規定した油脂Aと、所定温度のSFCを規定したラウリン系油脂である油脂Bを所定の割合で含有する油脂を使用し、さらにHLBが0〜5の主要構成脂肪酸がベヘン酸である乳化剤を使用する方法(特許文献2)が提案されている。しかし、これらの方法は使用できる油脂が制限されることから好ましくなく、またその効果も実用上満足し得るものとは言えない。
そこで、起泡性水中油型乳化組成物に対してより優れた乳化安定性を付与し、且つ、該組成物をホイップして得られるホイップクリームの耐熱性、保形性を改善できる方法が求められていた。
特開2011−103809号公報 特開2012−019766号公報
本発明は、起泡性水中油型乳化組成物の乳化安定性の改善効果及び該組成物をホイップして得られるホイップクリームの耐熱性、保形性の改善効果に優れた起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題に対して鋭意検討を行った結果、起泡性水中油型乳化組成物に特定の条件を満たすポリグリセリン脂肪酸エステルを添加することにより、該組成物の乳化安定性及び該組成物をホイップして得られるホイップクリームの耐熱性、保形性が改善されることを見出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った。
即ち、本発明は、下記(1)及び(2)からなっている。
(1)下記条件1〜3を満たすポリグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤。
条件1:ポリグリセリンの平均重合度が3以上
条件2:構成脂肪酸100質量%中、炭素数16〜18の飽和脂肪酸の含有量が50〜85質量%
条件3:構成脂肪酸100質量%中、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量が15〜50質量%
(2)前記(1)に記載の起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤を含有する起泡性水中油型乳化組成物。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤は、起泡性水中油型乳化組成物に対して使用することにより、該組成物の乳化安定性及び該組成物をホイップして得られるホイップクリームの耐熱性、保形性を改善することができる。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤は、使用対象となる起泡性水中油型乳化組成物をホイップする際のホイップ時間や、該組成物をホイップして得られるホイップクリームの口溶け等の品質を害しない範囲で、十分な乳化安定性、耐熱性、保形性の改善効果を発揮することができる。
本発明において起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤として用いられるポリグリセリン脂肪酸エステル(以下「本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル」ともいう)は、ポリグリセリンと脂肪酸とのエステル化生成物であって、以下に述べる条件1〜3を満たすものである。
[条件1について]
本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンは、平均重合度が3以上、好ましくは3〜10である。ポリグリセリンの平均重合度がこのような範囲であると、起泡性水中油型乳化組成物の乳化安定性が良好となる。具体的なポリグリセリンとしては、例えば、トリグリセリン(平均重合度3)、テトラグリセリン(平均重合度4)、ペンタグリセリン(平均重合度5)、ヘキサグリセリン(平均重合度6)、ヘプタグリセリン(平均重合度7)、オクタグリセリン(平均重合度8)、デカグリセリン(平均重合度10)等が挙げられる。
ここで、上記ポリグリセリンの平均重合度(n)は、次式(1)及び(2)に基づき算出される。
分子量=74n+18・・・(1)
水酸基価=56110(n+2)/分子量・・・(2)
尚、上記式(2)中の水酸基価は、「基準油脂分析試験法(I)」(社団法人日本油化学会編)の[2.3.6−1996ヒドロキシル価]に従って測定される。
[条件2について]
本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは、構成脂肪酸100質量%中、炭素数16〜18の飽和脂肪酸の含有量が50〜85質量%、好ましくは60〜80質量%である。構成脂肪酸100質量%中における炭素数16〜18の飽和脂肪酸の含有量がこのような範囲であると、起泡性水中油型乳化組成物の乳化安定性が高くなると同時に、これをホイップして得られるホイップクリームの口溶けが良いものになる。具体的な炭素数16〜18の飽和脂肪酸としては、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸が挙げられる。これら炭素数16〜18の飽和脂肪酸は、いずれか1種のみを単独で用いても良く、2種以上を任意に組み合わせて用いても良い。
[条件3について]
本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは、構成脂肪酸100重量%中、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量が15〜50質量%、好ましくは20〜40質量%である。構成脂肪酸100重量%中における炭素数22の飽和脂肪酸の含有量がこのような範囲であると、起泡性水中油型乳化組成物をホイップして得られるホイップクリームの耐熱性が良好となる。具体的な炭素数22の飽和脂肪酸としては、例えば、ベヘン酸が挙げられる。
尚、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸100質量%中における炭素数16〜18の飽和脂肪酸と炭素数22の飽和脂肪酸の含有量の合計は、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルの製造方法に特に制限はなく、エステル化反応等自体公知の方法により製造される。例えば、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルをポリグリセリンと脂肪酸とのエステル化反応により製造する場合の好ましい製造方法の概略は次のとおりである。
即ち、攪拌機、加熱用のジャケット、邪魔板、不活性ガス吹き込み管、温度計及び冷却器付き水分分離器等を備えた通常の反応容器に、ポリグリセリン、脂肪酸及び触媒を供給して攪拌混合し、窒素又は二酸化炭素等の任意の不活性ガス雰囲気下で、エステル化反応により生成する水を系外に除去しながら、所定温度で一定時間加熱する。
ポリグリセリンに対する脂肪酸の仕込み量は、得られるポリグリセリン脂肪酸エステルのエステル化率が10〜30%になるような範囲であることが好ましい。例えば、ポリグリセリンとしてデカグリセリンを用いる場合、デカグリセリン1モルに対して脂肪酸が1.5〜3.0モルであることが好ましく、トリグリセリンを用いる場合、トリグリセリン1モルに対して脂肪酸が0.8〜1.5モルであることが好ましい。
ここで、エステル化率(%)は下記式により算出される。尚、下記式中のエステル価及び水酸基価は、「基準油脂分析試験法(I)」(社団法人 日本油化学会編)の[2.3.3−1996 エステル価]及び[2.3.6−1996 ヒドロキシル価]に準じて測定される。
Figure 2017205096
上記触媒としては、通常アルカリ触媒が用いられる。アルカリ触媒としては、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等が挙げられる。アルカリ触媒の使用量は、全仕込み量(乾燥物換算)100質量%中、0.01〜1.0質量%、好ましくは0.05〜0.5質量%である。
反応温度は、通常180〜260℃であり、好ましくは200〜260℃である。また、反応における圧力条件は、減圧下又は常圧下であり、反応時間は、通常0.5〜15時間であり、好ましくは1〜4時間である。反応の終点は、反応混合物の酸価を測定し、その酸価が3以下であることを目安として決定するのが好ましい。
エステル化反応終了後、必要により反応混合物中に残存する触媒を中和する。エステル化の反応温度が200℃を超える場合、中和処理は、反応混合物を120〜250℃に冷却してから行うのが好ましい。また、触媒として水酸化ナトリウムを使用した場合、中和処理では、反応混合物にリン酸(85質量%)を添加し、良く混合することが好ましい。
この場合、中和処理で添加するリン酸(85質量%)の量は、以下に示す中和反応式(化1)で計算されるリン酸量を0.85で除した量(以下、「基準リン酸量」という)以上であることが好ましく、基準リン酸量の2〜3倍量であることがより好ましい。尚、基準リン酸量は、具体的には、水酸化ナトリウム1.0gに対し、0.96gである。
Figure 2017205096
中和処理後、そのままの温度で、好ましくは0.5時間以上、さらに好ましくは1〜10時間放置するのが好ましい。また、未反応のポリグリセリンが下層に分離した場合はそれを除去するのが好ましい。また、必要に応じて、常法に従い、脱色、脱臭等の処理を行うことができる。
本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは、起泡性水中油型乳化組成物を製造する際に添加する乳化剤として使用される。本発明で言うところの起泡性水中油型乳化組成物とは、水及びタンパク質等を含む水相を連続相とし、該水相中に油脂等を含む油相を分散・乳化して成る水中油型の乳化組成物であって、該組成物をホイップすることによりホイップクリームを製造できる、起泡性を有するものである。起泡性水中油型乳化組成物の製造には、通常、乳化の安定等を目的とする乳化剤と、ホイップ時間の短縮やホイップクリームの保形性を高めること等を目的とする乳化剤が使用されているが、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは、このような起泡性水中油型乳化組成物に通常使用される公知の乳化剤と共に、あるいは該乳化剤の一部と置き換えて使用することができる。本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルと併用する乳化剤に特に制限はないが、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル(本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル以外)、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン有機酸脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン等が挙げられる。
起泡性水中油型乳化組成物に対する本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルの使用量は、該組成物の配合や併用する乳化剤の使用量等により異なるが、例えば、起泡性水中油型乳化組成物100質量%に対し、0.01〜2.0質量%、好ましくは0.05〜1.0質量%である。使用量がこのような範囲であると、ホイップクリームの口溶け等を害することなく、本発明の効果を十分に発揮することができる。尚、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用して製造される、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する起泡性水中油型乳化組成物(以下「本発明の起泡性水中油型乳化組成物」ともいう)も、本発明の一つの態様である。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物の水相を構成する水としては、飲用可能なものであれば特に制限は無く、例えば蒸留水、イオン交換樹脂処理水、逆浸透膜(RO)処理水又は限外ろ過膜(UF)処理水等の精製水、水道水、地下水あるいは涌水等の天然水又はアルカリイオン水等が挙げられる。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物100質量%中の水の含有量に特に制限は無く、タンパク質、油脂、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル、その他の原材料を配合した残余を水とすれば良い。
同じく水相を構成するタンパク質としては、動植物由来で食用可能なものであれば特に制限は無く、例えば全卵、卵白、卵黄等の卵タンパク、脱脂乳、脱脂粉乳、全脂肪乳、濃縮乳、脱脂濃縮乳、ホエータンパク、カゼインナトリウム等の乳タンパク、大豆タンパク、小麦タンパク、えんどうタンパク、とうもろこしタンパク等の植物性タンパク、ゼラチン等の動物性タンパク等が挙げられるが、好ましくは乳タンパクである。これらタンパク質は、いずれか1種のみを用いても良いし、2種以上を任意に組み合わせて用いても良い。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物100質量%中のタンパク質の含有量は1〜10質量%が好ましく、2〜8質量%であるのがより好ましい。タンパク質の含有量がこのような範囲であると、起泡性水中油型乳化組成物の粘度が適切となり、乳化安定性や風味も良好なものが得られる。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物の油相を構成する油脂としては、一般に食品に用いられるものであれば特に制限は無く、例えばパーム油、パーム核油、菜種油、大豆油、ヒマワリ種子油、綿実油、落花生油、米糠油、コーン油、サフラワー油、オリーブ油、カポック油、ゴマ油、月見草油、シア脂、サル脂、カカオ脂、ヤシ油等の植物性油脂並びに乳脂、牛脂、ラード、魚油、鯨油等の動物性油脂あるいはそれらに硬化、分別、エステル交換等の処理を施した加工油脂が挙げられる。これら油脂は、いずれか1種のみを用いても良いし、2種以上を任意に組み合わせて用いても良い。尚、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは乳化安定性や耐熱性、保形性の改善効果が高いことから、油脂としてパーム核油、ヤシ油等のラウリン系油脂を多く配合した場合であっても、良好な品質の起泡性水中油型乳化組成物を製造することができる。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物100質量%中の油脂の含有量は20〜55質量%が好ましく、30〜45質量%であるのがより好ましい。油脂の含有量がこのような範囲であると、起泡性水中油型乳化組成物の粘度が適切となり、該組成物をホイップして得られるホイップクリームの保形性も良くなる。本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルは耐熱性、保形性の改善効果が高いことから、起泡性水中油型乳化組成物100質量%中の油脂の含有量が例えば20〜35質量%のような少ない範囲の場合であっても、良好な品質の起泡性水中油型乳化組成物を製造することができる。
また、本発明の起泡性水中油型乳化組成物は、上記水、タンパク質、油脂、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル及び本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル以外の乳化剤のほかに、本発明の効果を阻害しない範囲で、通常起泡性水中油型乳化組成物の製造に用いられる他の任意の成分を含有していても良い。そのような成分としては、例えば、クエン酸三ナトリウム等のクエン酸塩、メタリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム及びポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩、β−カロテン等の着色料、抽出トコフェロール及びL−アスコルビン酸パルミチン酸エステル等の酸化防止剤、ミルクフレーバー、バニラ香料及びオレンジオイル等の着香料、キシロース、ブドウ糖及び果糖等の単糖、ショ糖、乳糖及び麦芽糖等の二糖類、デキストリン及び水飴等の澱粉分解物並びにマルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース及びマルトヘキサオース等のマルトオリゴ糖、ソルビトール、マンニトール、マルチトール及び還元水飴等の糖アルコール、リン酸架橋澱粉等の加工澱粉、水溶性ヘミセルロース、アラビアガム、カラギナン、カラヤガム、キサンタンガム、グアーガム、タマリンドシードガム、トラガントガム、ペクチン及びローカストビーンガム等の増粘安定剤等が挙げられる。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物を製造する方法に特に制限は無く、自体公知の方法を用いることができる。例えば、その好ましい製造方法の概略は次のとおりである。
即ち、水、タンパク質、リン酸塩及び本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルを50〜95℃、好ましくは60〜85℃に加熱して分散又は溶解し、水相とする。一方、油脂及び本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル以外の乳化剤を50〜90℃、好ましくは60〜80℃に加熱して溶解し、油相とする。上記水相を撹拌しながら、ここに上記油相を加えて乳化し、さらに均質化する。得られた均質化液を殺菌処理し、所望により再度均質化処理を行う。その後、該均質化液を5〜10℃に冷却し、その温度で12時間以上、例えば18〜48時間エージング(熟成)処理を行い、本発明の起泡性水中油型乳化組成物を得る。尚、本発明の効果を阻害しない限り、上記各乳化剤は、そのHLBに応じて水相又は油相のいずれから添加しても良い。
上記水相と油相を乳化するための装置に特に制限は無く、例えば、攪拌機、加熱用のジャケット及び邪魔板等を備えた通常の攪拌・混合槽を用いることができる。装備する攪拌機としては、例えばTKホモミクサー(プライミクス社製)又はクレアミックス(エムテクニック社製)等の高速回転式ホモジナイザーが好ましく用いられる。該ホモジナイザーによる乳化条件としては、例えば実験室用の小型機では、回転数6000〜20000rpm、攪拌時間5〜60分間を例示できる。
次に、上記装置で乳化した液を均質化するための高圧式均質化処理機としては、例えばゴーリンホモジナイザー(APV社製)、圧力式ホモジナイザー(エスエムテー社製)、ホモゲナイザー(イズミフードマシナリ社製)、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイデックス社製)、アルティマイザー(スギノマシン社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)等が好ましく用いられる。該均質化処理機による乳化条件(圧力)としては、装置の仕様により異なり一様ではないが、例えば5〜30MPaを例示できる。均質化処理により、液中の脂質は微細化し、平均粒子径が1〜5μm程度となり均一に分散した状態になる。尚、上記均質化処理機に代えて、例えば超音波乳化機等の均質化処理機を用いても良い。
上記殺菌処理する方法としては特に限定されず、例えば、高温短時間殺菌法及び超高温殺菌法等が挙げられる。高温短時間殺菌法による殺菌条件としては、72℃で15秒間、又は80〜85℃で10〜15秒間等が例示される。また、超高温殺菌法による殺菌条件としては、120〜130℃で2秒間、又は150℃で1秒間等が例示される。尚、超高温殺菌法としては、例えば、起泡性水中油型乳化組成物に直接水蒸気を吹き込むスチームインジェクション式等の直接加熱方式、プレートやチューブ等表面熱交換器を用いる間接加熱方式等が挙げられる。殺菌処理済み液は、所望により再度均質化処理機を通した後、熱交換器等を用いて急冷される。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物は、常法によりホイップすることによりホイップクリームを製造することができる。本発明の起泡性水中油型乳化組成物をホイップするための装置としては、例えばケンウッドミキサー(英国ケンウッド社製)、ホバートミキサー(HOBART CORPORATION社製)、縦形ミキサー(例えば、関東混合機工業社製、愛工舎製作所社製等)及び連続式ホイップ装置(例えば、モンドミックス社製、シーピーエンジニアリング社製等)等が挙げられる。
本発明の起泡性水中油型乳化組成物をホイップして得られたホイップクリームは、例えば、ケーキのナッペやロールケーキ等のフィリングに使用することができる。また、該ホイップクリームを絞り袋形プラスチック三角袋容器等に充填し、該容器から絞り出すことにより、ケーキ、ムース、アイスクリーム、パフェ等の菓子・デザート類のデコレーションに使用することができる。
以下、実施例をもって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[トリグリセリン混合物の製造]
攪拌機、温度計、ガス吹込管及び水分離器を取り付けた反応釜にグリセリン20kgを仕込み、触媒として水酸化ナトリウム20w/v%水溶液100mlを加え、窒素ガス気流中250℃で4時間グリセリン縮合反応を行った。得られた反応生成物を約90℃まで冷却し、リン酸(85重量%)約20gを添加して中和した後ろ過し、ろ液を160℃、250Paの条件下で減圧蒸留してグリセリンを除き、さらに蒸留残液を、200℃、20Paの高真空条件下で真空蒸留してジグリセリンを回収し、さらに蒸留残液を、240℃、20Pの高真空条件下で真空蒸留し、ジグリセリン8%、トリグリセリン84%及びテトラグリセリン7.5%を含む留分約1.5kgを得た。該留分に対して1%の活性炭を加え、減圧下にて脱色処理した後ろ過し、トリグリセリン混合物(試作品A)を得た。得られたトリグリセリン混合物は、水酸基価が1165、その平均重合度が約3.0であった。
[ポリグリセリン脂肪酸エステルの製造]
(1)原材料
1)トリグリセリン混合物(試作品A;平均重合度約3.0)
2)デカグリセリン混合物(商品名:ポリグリセリン#750;平均重合度10;阪本薬品工業社製)
3)パルミチン酸(商品名:パルミチン酸98;パルミチン酸含有量約98質量%;ミヨシ油脂社製)
4)ステアリン酸(商品名:NAA−180;ステアリン酸含有量約97質量%;日油社製)
5)ベヘン酸(商品名:ベヘン酸85;ベヘン酸含有量約89質量%;ミヨシ油脂社製)
(2)原材料の仕込み量
上記原材料を用いて製造したポリグリセリン脂肪酸エステルの試作品1〜9について、原材料の仕込み量を表1に示した。この内、試作品1〜7は本発明に係る実施例であり、試作品8及び9はそれらに対する比較例である。
Figure 2017205096
(3)ポリグリセリン脂肪酸エステルの製造方法
撹拌機、温度計、ガス吹込管及び水分離器を取り付けた500mLの四つ口フラスコに、表1に示した仕込み量に従って原材料を仕込み、触媒として水酸化ナトリウム10w/v%水溶液3.5mLを加え、常圧下、窒素ガス気流中、245℃で約2.5時間エステル化反応した後、さらに温度を255℃に上げ、約0.5時間エステル化反応を行った。反応液の酸価が2以下であることを確認した後、反応液を約250℃まで冷却し、リン酸(85質量%)0.49gを添加して触媒を中和し、さらに反応液を約150℃まで冷却した後、ろ過してポリグリセリン脂肪酸エステルの試作品1〜9それぞれ約250gを得た。
(4)脂肪酸の含有量及びエステル化率
上記試作品1〜9について、原材料として使用した各脂肪酸の脂肪酸組成及び仕込み量の比率に基づき、構成脂肪酸100質量%中の炭素数16〜18の飽和脂肪酸及び炭素数22の飽和脂肪酸の含有量を算出した。また、それぞれエステル価及び水酸基価を測定し、エステル化率を算出した。結果を表2に示す。
Figure 2017205096
[起泡性水中油型乳化組成物の調製]
(1)原材料
1)イオン交換水
2)脱脂粉乳(森永乳業社製)
3)ヘキサメタリン酸ナトリウム
4)精製パーム核油(上昇融点約28℃;不二製油社製)
5)硬化パーム核油(上昇融点約40℃)
6)硬化ナタネ油(上昇融点約35℃;横関油脂工業社製)
7)供試乳化剤以外の乳化剤
7−1)クルードレシチン(日清オイリオ社製)
7−2)ソルビタンオレイン酸エステル(商品名:ポエムO−80V;理研ビタミン社製)
7−3)グリセリンステアリン酸エステル(商品名:エマルジーMS;理研ビタミン社製)
7−4)グリセリンオレイン酸エステル(商品名:エマルジーOL−100H;理研ビタミン社製)
7−5)ジグリセリンミリスチン酸エステル(商品名:ポエムDM−100;理研ビタミン社製)
7−6)ジグリセリンパルミチン酸エステル(商品名:ポエムDP−95RF;理研ビタミン社製)
8)供試乳化剤(ポリグリセリンの平均重合度が3以上のポリグリセリン脂肪酸エステル)
8−1)試作品1(トリグリセリンステアリン酸ベヘン酸エステル)
8−2)試作品2(デカグリセリンパルミチン酸ベヘン酸エステル)
8−3)試作品3(デカグリセリンステアリン酸ベヘン酸エステル)
8−4)試作品4(デカグリセリンステアリン酸ベヘン酸エステル)
8−5)試作品5(デカグリセリンステアリン酸ベヘン酸エステル)
8−6)試作品6(デカグリセリンステアリン酸ベヘン酸エステル)
8−7)試作品7(デカグリセリンステアリン酸ベヘン酸エステル)
8−8)試作品8(デカグリセリンパルミチン酸ステアリン酸エステル)
8−9)試作品9(デカグリセリンステアリン酸エステル)
8−10)デカグリセリンベヘン酸エステル(商品名:SYグリスターHB−750;阪本薬品工業社製)
(2)原材料の配合
上記原材料を用いて調製した起泡性水中油型乳化組成物1〜16の配合組成を表3及び4に示した。この内、起泡性水中油型乳化組成物1〜10は、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用した実施例であり、起泡性水中油型乳化組成物11〜16はそれらに対する比較例である。尚、全ての実験系において一定の起泡性等を確保する目的で、各起泡性水中油型乳化組成物には効果の比較対象となる供試乳化剤(ポリグリセリンの平均重合度が3以上のポリグリセリン脂肪酸エステル)の他に、起泡性水中油型乳化組成物の製造に通常使用される公知の乳化剤(クルードレシチン、ソルビタンオレイン酸エステル、グリセリンステアリン酸エステル、グリセリンオレイン酸エステル、ジグリセリンミリスチン酸エステル及びジグリセリンパルミチン酸エステル)を適宜組み合わせて所定量ずつ添加した。
各起泡性水中油型乳化組成物は、原材料の合計が900gとなる分量で調製した。
Figure 2017205096
Figure 2017205096
(3)起泡性水中油型乳化組成物の調整方法
1)2L容ステンレス製ジョッキにイオン交換水、脱脂粉乳、ヘキサメタリン酸ナトリウム及び供試乳化剤を所定量入れ、撹拌しながら85℃に加温して混合・溶解し、これを水相とした。
2)一方、別の2L容ステンレス製ジョッキに精製パーム核油、硬化パーム核油、硬化ナタネ油及び供試乳化剤以外の乳化剤を所定量入れ、撹拌しながら80℃に加温して混合・溶解し、これを油相とした。
3)上記水相をTKホモミクサー(型式:MARKIIfmodel;プライミクス社製)を用いて3000rpmで撹拌しながら、上記油相を徐々に加え、その後8000rpmで5分間乳化し、得られた乳化物をさらに高圧式均質化処理機(型式:LAB1000;エスエムテー社製)にて、8MPaの圧力で均質化した。
4)得られた均質化液を10℃以下まで冷却し、5℃で48時間エージングを行って起泡性水中油型乳化組成物1〜16を得た。
[起泡性水中油型乳化組成物の各種評価]
上記起泡性水中油型乳化組成物及びこれらをホイップして得られるホイップクリームの物性、口溶け等について各種の評価を行った。
(1)乳化安定性の評価
100mL容三角フラスコに起泡性水中油型乳化組成物1〜16各50gと撹拌用マグネット(長さ35mm×直径8mm)を入れ、食品用ラップフィルムで蓋をして冷蔵庫(5℃)で6時間冷蔵保存した。冷蔵保存後、20℃の恒温器に移し、さらに30分間静置した。その後、マグネチックスターラー(型式:RO−5−Power;IKA社製)を使用して最高速度(約1100rpm)で撹拌した。撹拌開始から起泡性水中油型乳化組成物の流動性が低下するまでの時間を測定し、以下の基準に従って記号化した。結果を表6に示す。
◎:極めて良好 撹拌開始から5分以上経過しても流動性の低下が見られなかった
○:良好 撹拌開始から4分30秒以上、5分未満で流動性が低下した
△:やや悪い 撹拌開始から4分以上、4分30秒未満で流動性が低下した
×:悪い 撹拌開始から4分未満で流動性が低下した
(2)ホイップ時間の評価
ジャケットに冷媒を通して10℃に冷却したホイップ用ボウルに起泡性水中油型乳化組成物1〜16各500g及びグラニュー糖50gを入れ、卓上ミキサー(型式:ケンミックスKM−300;愛工舎製作所社製)を用いて設定速度5速(約420rpm)にてホイップし、ホイップクリームを作製した。下記測定方法によるホイップクリームの硬さが0.25Nになった時点を起泡の終点とし、終点に達するまでのホイップ時間を測定した。測定したホイップ時間を以下の基準に従って記号化した。結果を表6に示す。
◎:極めて良好 ホイップ時間4分未満
○:良好 ホイップ時間4分以上、6分未満
△:やや悪い ホイップ時間6分以上、8分未満
×:悪い ホイップ時間8分以上
<ホイップクリームの硬さの測定方法>
プラスチック製の円錐台形状の容器(容量90mL;内径:上部65mm、底部45mm)にホイップクリームをすり切り一杯まで充填し、テクスチャアナライザ(型式:EZ−Test;φ14円柱型治具装着;進入速度120mm/min;島津製作所社製)を使用して円柱型治具をホイップクリームの表面からその内部に20mm進入させるまでの最大応力(N)を測定した。
(3)耐熱性及び保形性の評価
上記(2)で作製したホイップクリームを、口金を取り付けた絞り袋に充填し、プラスチックトレー上にホイップクリームを絞り出して造形した。プラスチックトレーに蓋をして、25℃の恒温器内に移し、1時間静置した。その後、恒温器から取り出して造形したホイップクリームの状態を観察し、以下の基準に従って記号化した。結果を表6に示す。
◎:極めて良好 型崩れや離水が全く見られない
○:良好 僅かに型崩れや離水が見られるが、静置前とほぼ同等の外観
△:やや悪い 型崩れや離水が見られ、静置前と比べて外観の変化を感じる
×:悪い 型崩れや離水が著しく、静置前と比べて外観の変化が明らか
(4)口溶けの評価
上記(2)で作製したホイップクリームを容器に充填し、冷蔵庫(5℃)で4時間冷蔵保存した。冷蔵保存後、ホイップクリームの口溶けについて官能試験を行った。官能試験は表5に示す評価基準に従って5名のパネラーで行い、結果は5名の評点の平均値を求め、以下の基準に従って記号化した。結果を表6に示す。
○:良好 平均値2.5以上
△:やや悪い 平均値1.5以上、2.5未満
×:悪い 平均値1.5未満
Figure 2017205096
Figure 2017205096
表6の結果から明らかなように、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用した実施例である起泡性水中油型乳化組成物1〜10は、いずれも乳化安定性、ホイップ時間、耐熱性及び保形性、口溶けの全てにおいて良好以上の評価結果となった。
一方、比較例の起泡性水中油型乳化組成物11〜16は、少なくとも1つ以上の項目で評価結果が劣っていた。

Claims (2)

  1. 下記条件1〜3を満たすポリグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤。
    条件1:ポリグリセリンの平均重合度が3以上
    条件2:構成脂肪酸100質量%中、炭素数16〜18の飽和脂肪酸の含有量が50〜85質量%
    条件3:構成脂肪酸100質量%中、炭素数22の飽和脂肪酸の含有量が15〜50質量%
  2. 請求項1に記載の起泡性水中油型乳化組成物用乳化剤を含有する起泡性水中油型乳化組成物。
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