JP2017198387A - 膨張弁 - Google Patents

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【課題】弁体を支持する支持部材をガイドして弁体及び支持部材の防振をする膨張弁を提供する。【解決手段】冷媒が流入する入口ポートと冷媒が流出する出口ポートとを連通する弁孔を備えた弁本体と、前記弁孔を流れる冷媒の量を調節する弁体と、前記弁本体に取り付けられて弁棒を介して前記弁体を駆動するパワーエレメントと、前記弁体を支持する支持部材と、前記支持部材を介して前記弁体を閉弁方向に押圧するコイルバネと、ガイド部を有するとともに前記弁本体に螺合され前記コイルバネの押圧力を調整する調整ねじと、を備え、前記支持部材は、前記ガイド部に対して前記弁体の開閉方向に摺動自在に配置される摺動部を有する膨張弁。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルに用いられる感温機構内蔵型の膨張弁に関する。
従来、自動車に搭載される空調装置等に用いる冷凍サイクルについては、冷媒の通過量を温度に応じて調整する感温機構内蔵型の温度膨張弁が使用されている。このような膨張弁の弁本体は、高圧の冷媒が導入される入口ポートと入口ポートに連通する弁室とを有するとともに、弁本体の頂部には、パワーエレメントと称する弁体の駆動機構が装備される。
弁室内に配設される球状の弁体は、弁室に開口する弁孔の弁座に対向し配置される。弁体は、弁室内に配置された支持部材に支持され、弁本体に取り付けられた調整ねじと支持部材との間に設置されたコイルバネにより弁座方向へ付勢される。そして、弁体は、パワーエレメントにより駆動される弁棒により操作されて、弁座との間の絞り通路の開度を制御する。また、弁孔を通った冷媒は、出口ポートから蒸発器側へ送られる。
ここで、入口ポートから流れてきた高圧冷媒は、弁室を通過するが、膨張弁に送り込まれる高圧冷媒には、冷凍サイクル内において上流側で圧力変動が発生する場合があり、その圧力変動が伝達されると、弁体の動作を不安定にするという問題を生じる場合がある。この圧力変動が弁体の振動の原因となり、異音を発生することとなった。
このような振動を防止するため、従来、弁棒の側面を支持する防振バネを設置する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−293779号公報
従来の防振構造は大きな防振効果を有するものの、さらに高い防振効果が望まれている。特に、入口ポートに連通する弁室内に配置される弁体を支持する支持部材も圧力変動の影響を受けるため、支持部材が振動をすると弁体の振動の原因にもなった。
そこで、本発明の目的は、弁体及び支持部材の防振をする膨張弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明による膨張弁の一つは、冷媒が流入する入口ポートと冷媒が流出する出口ポートとを連通する弁孔を備えた弁本体と、前記弁孔を流れる冷媒の量を調節する弁体と、前記弁本体に取り付けられて弁棒を介して前記弁体を駆動するパワーエレメントと、前記弁体を支持する支持部材と、前記支持部材を介して前記弁体を閉弁方向に押圧するコイルバネと、ガイド部を有するとともに前記弁本体に螺合され前記コイルバネの押圧力を調整する調整ねじと、を備え、前記支持部材は、前記ガイド部に対して前記弁体の開閉方向に摺動自在に配置される摺動部を有する。
本発明による膨張弁の一実施例において、前記摺動部と前記ガイド部で形成される内部空間と連通する均圧通路を前記摺動部及び前記ガイド部の少なくともいずれか一方に備えてもよい。また、前記ガイド部は、前記摺動部に挿入されていることにより前記支持部材をガイドしてもよい。また、前記摺動部が前記ガイド部に挿入されていることにより前記支持部材をガイドしてもよい。
この発明による膨張弁は、上記のように構成されているので、弁体を支持する支持部材をガイドして弁体及び支持部材の防振をすることができる。
本発明による膨張弁の第1実施例を示す縦断面図である。 第1実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第1実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第2実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第2実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。
<第1実施例>
図1は、本発明による膨張弁の第1実施例を示す縦断面図である。図2は、第1実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図3は、第1実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。
図1に示すように、膨張弁10は、弁本体11、パワーエレメント70、弁体40、弁棒60、防振部材62、支持部材100、コイルバネ44、調整ねじ120を備えている。
弁本体11は、例えばアルミ合金製であって、例えば図1のX方向を押出方向として、アルミ合金等を押出成形し、これに機械加工を施すことによって得ることができる。この弁本体11は、上面部に形成されパワーエレメント70の雄ねじ72aに螺合してこれを固定する雌ねじであるパワーエレメント取付部12と、高圧の冷媒が導入される入口ポート20と、入口ポート20より流入した冷媒が流出する冷媒の出口ポート28と、冷媒の戻り通路30と、防振部材62を取り付ける穴部33と、弁本体11の底面部に形成された雌ねじ穴11aと、弁本体11を図示されない蒸発器や他の部品等に取り付けるための取付穴(あるいは取付用雌ねじ)80等とを有する。
パワーエレメント取付部12は、弁本体11の上端において弁本体11の上面に円形状に開口し、その内壁面に雌ねじを有する有底の円筒状穴として形成される。この穴の底部中央には戻り通路30に至る(連通する)開口32が形成されている。ここで、パワーエレメント取付部12の中心軸の方向は、戻り通路30内を通過する冷媒の通過方向(X方向)とほぼ直交する方向(Y方向)となっている。
雌ねじ穴11aは、弁本体11の下面で、下端部に開口して形成されており、その上部に挿入穴11bが形成されている。雌ねじ穴11aの開口部分を調整ねじ120で封鎖することにより弁本体11の内部に弁室24が形成される。
入口ポート20は、弁室24の側方から小径穴20aを介して弁室24と連通して形成されている。また、出口ポート28は、弁室24の上方に形成されている。この出口ポート28は、オリフィスとなる弁孔26を介して弁室24の上端部に連通している。また、弁孔26の弁室24側には、弁座25が形成されている。弁本体11には上下方向(図1におけるY方向)に通し孔29が形成されている。そして、弁孔26と通し孔29と開口32と弁室24は、それぞれの中心軸が同一直線上になるように配置されている。戻り通路30は、弁本体11における出口ポート28のさらに上方に形成され、弁本体11を横方向(図1におけるX方向)に貫通するように形成されている。また、戻り通路30の下側に、通し孔29と同軸で通し孔29よりも内径の大きい穴部33が形成されている。
パワーエレメント70は、例えばステンレス鋼等で形成された上蓋部材71及び中央部に貫通口を備えた受け部材72と、これら上蓋部材71及び受け部材72の間に挟み込まれるダイアフラム73と、このダイアフラム73及び受け部材72の間に配置されたストッパ部材90等から構成されている。そして、上蓋部材71、ダイアフラム73及び受け部材72を重ね合わせた端部を周溶接することにより、これらは一体化されている。上蓋部材71とダイアフラム73との間には、圧力作動室75が形成され、この圧力作動室75内に作動ガスが封入された後、封止栓65で封止される。受け部材72の下部は円筒状でその周囲には雄ねじ72aが形成され、パワーエレメント取付部12の雌ねじ(弁本体11の上面に形成された雌ねじ)と螺合する。パワーエレメント70はパッキン35を介して弁本体11に取付けられている。
弁体40は、弁座25に対向するように配置された球状の部材であり、弁室24内に設けられている。弁棒60は、弁本体11の弁孔26、通し孔29及び開口32のそれぞれに挿通される態様で設けられており、弁棒60の上端は、パワーエレメント70のストッパ部材90の下面の受け部92に当接し、その下端は、弁体40と接触するように配置される。
防振部材62は、穴部33に装着されて、弁棒60を横方向から押圧する構成となっている。具体的には、例えば、板バネ状の部材を複数用意して、弁棒60の周囲を複数方向から板バネ状の部材の弾性により押圧する等である。これにより、弁棒60及び弁体40の振動を防止する効果を発揮する。
支持部材100は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材100に固定されている構成でもよい。支持部材100は、本体部103、上面101、フランジ部102、摺動部105を備えている。円柱状の本体部103の上面は円錐状のくぼみを備えて弁体40の下面を支持する上面101となっている。また、本体部103より側面(外周側に)に突出するフランジ部102を備えており、当該フランジ部102の下面がコイルバネ44の一端を受ける構造となっている。このときコイルバネ44の内径内にフランジ部102より下側の本体部103が入るように構成される。
摺動部105は、本体部103の下部に設けられ、下側が開口している円筒形状となっている。摺動部105の外径は本体部103の外径と同じであり、コイルバネ44の内径内に入る大きさとなっている。そして、摺動部105における円筒の内周部105a内にはガイド部127が挿入され、摺動部105の円筒の内径はガイド部127と摺動可能に嵌め合うことができる大きさである。
コイルバネ44は、支持部材100に設けられたフランジ部102の下面と調整ねじ120に形成された凹部125との間に設置されている。このコイルバネ44の付勢力により、弁体40は支持部材100を介して弁座25に向けて付勢されている。
調整ねじ120は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部125、ガイド部127を備えている。挿入部123は本体部121の上部に本体部121よりも外径が縮径して設けられ、先端部124は挿入部123の上部に挿入部123よりも外径が縮径して設けられている。また、本体部121の外周は弁本体11の下面に開口する雌ねじ穴11aに螺合するための雄ねじ部121aとなっている。さらに、調整ねじ120の上部には、上部が開口して円筒状の空間を有する凹部125が設けられている。凹部125は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部125の内径は、コイルバネ44が凹部125内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。また、調整ねじ120(本体部121)の下部には、六角穴122が設けられている。
さらに、凹部125の底部126の中心付近から上方向に延びる円柱状のガイド部127が形成されている。ガイド部127は、支持部材100の摺動部105に挿入するための外径と、摺動のために必要な長さを有している。また、ガイド部127には、上下方向全域に渡って、外周部127aの一部を切り欠いた状態で形成される溝128が形成されている。
調整ねじ120の弁本体11への取り付けは、調整ねじ120を弁本体11の下端から挿入し、六角穴122に図示されない工具を差し込んで回転させることにより取り付け、そのねじ込み量を調整することができる。この調整ねじ120のねじ込み量を調整することにより、弁体40及び支持部材100を支持するコイルバネ44のばね力を調整することができる。このとき、調整ねじ120の挿入部123は弁本体11の挿入穴11bに挿入され、さらにそれより弁室24側では、調整ねじ120の先端部124外周と弁本体11の挿入穴11b内周の間にOリング等のシール部材54が配置され、これによって弁室24が当該膨張弁10の外側雰囲気に対してシールされている。
支持部材100の調整ねじ120への装着は、調整ねじ120の凹部125にコイルバネ44を挿入して、上部から支持部材100を装着する。このとき、コイルバネ44の内径内では、調整ねじ120のガイド部127と支持部材100の摺動部105が存在し、支持部材100の摺動部105に調整ねじ120のガイド部127が挿入される。この挿入による上下方向の両者の嵌合距離Aは、弁体40が弁座25に当接する最上部に位置する場合においても、支持部材100の横方向のずれを発生させない嵌合距離(最少嵌合距離)を保つように設定される。また、摺動部105の上下方向の長さBは、支持部材100が摺動に必要な範囲(摺動範囲)を動けて、かつ、少なくとも最少嵌合距離を保つようにするため、摺動範囲に最少嵌合距離を足した距離以上になるように設定される。また、嵌合は、ガイド部127の外周部127aと摺動部105の内周部105aにより行われ、これらの間のクリアランスは、抵抗が少なく支持部材100が上下方向に移動できるクリアランスで設定される。
次に、作用について説明する。本発明の第1実施例の膨張弁10においては、冷媒は入口ポート20から小径穴20aを通って流入し、弁室24及び弁孔26を通過して膨張され、出口ポート28から蒸発器(図示せず)へ送り出される。また、この蒸発器から送り出された冷媒は、戻り通路30の左側入口から入って右側出口に抜けるように通過し、圧縮機(図示せず)へ戻る。このとき、戻り通路30内を通過する冷媒の一部は開口32からパワーエレメント70の下部に流入する。そしてパワーエレメント70の下部に流入した冷媒の温度変化に応じて圧力作動室75内の作動ガスの圧力を変化させる。このとき、圧力作動室75における内圧の変動に応じて変形したダイアフラム73の動きを受け、ストッパ部材90が上下動する。そして、ストッパ部材90の移動が弁棒60を介して弁体40に伝達される。これにより、膨張弁としての役割を果たすことができる。
支持部材100は、調整ねじ120のガイド部127と支持部材100の摺動部105の嵌合の構成により、弁体40の開閉方向(上下方向)へ動くようにガイドされている。この構成により、入口ポート20からの高圧冷媒の圧力変動に対して支持部材100や弁体40の開閉方向以外の方向(横方向)の動きを規制し、これにより横方向の振動を防止し、異音の発生を抑えることができる。さらに、調整ねじ120のガイド部127と支持部材100の摺動部105は、コイルバネ44内に設置される構成のため、弁室24の形状や入口ポート20(小径穴20a)の位置に関わらず、振動防止の構成を構築することが可能である。
また、支持部材100の摺動部105の円筒内と調整ねじ120のガイド部127の上端部127bで形成された内部空間150は、支持部材100の摺動により外部の弁室24と圧力差が生じる可能性がある。しかし、ガイド部127に形成された溝128が均圧通路となり、弁室24と内部空間150を連通して冷媒が行き来できるので、この圧力差が生じず支持部材100及び弁体40の動きに影響を与えない。また、調整ねじ120のガイド部127と支持部材100の摺動部105は、摺動抵抗が少なく構成できるので摩耗による影響が少なく、これらの部材の材料の選択の幅が広がる。また、防振部材62と組み合わせることで、上下方向の振動に対しても防振することが可能である。
なお、均圧通路として調整ねじ120のガイド部127に設けられた溝128を説明したが、これ以外に支持部材100の摺動部105の円筒に設けられた孔により弁室24と内部空間150を連通する構成でもよい。この孔の場合、摺動部105とガイド部127との間の摺動面を減少させることなく均圧通路を構成できる。また、これらの溝128と孔を組み合わせて、均圧性を高めてもよい。
<第2実施例>
図4は、第2実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図5は、第2実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第2実施例は、第1実施例の支持部材100、調整ねじ120を、それぞれ、支持部材200、調整ねじ220に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材200は、弁体40を支持する部材であり、弁体40が支持部材200に固定されている構成でもよい。支持部材200は、本体部103、上面101、フランジ部102、摺動部205を有しており、本体部103、上面101、フランジ部102は上述した実施例1の支持部材100と同様である。
摺動部205は、本体部103の下部に設けられ、下側へ延びる円柱形状となっている。摺動部205の外径は本体部103の外径よりも小さく、コイルバネ44の内径内で、調整ねじ220のガイド部227に入る大きさとなっている。さらに、摺動部205には、上下方向全域に渡って、外周部205aの一部を切り欠いた状態で形成される溝206が形成されている。
調整ねじ220は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部225、ガイド部227を有しており、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124は、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。調整ねじ220の上部には、上部が開口して円筒状の空間を有する凹部225が設けられている。凹部225は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。
さらに、凹部225の底部226の中心付近から上方向に延び、上部が開口する円筒状のガイド部227が形成されている。ガイド部227は、コイルバネ44の内径よりも小さい外径と、支持部材200の摺動部205を挿入するための内径を有している。また、支持部材200の摺動のために必要な長さを有している。また、ガイド部227の途中には円筒内部と外部を連通する孔228が形成されている。孔228の形成位置は、摺動範囲の最下部における摺動部205の下端部205bよりも下側が望ましい。なお、調整ねじ220の弁本体11への取り付けは、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。
支持部材200の調整ねじ220への装着は、調整ねじ220の凹部225にコイルバネ44を挿入して、上部から支持部材200を装着する。このとき、コイルバネ44の内径内では、調整ねじ220のガイド部227と支持部材200の摺動部205が存在し、調整ねじ220のガイド部227に、支持部材200の摺動部205が挿入される。この挿入による上下方向の両者の嵌合距離Cは、弁体40が弁座25に当接する最上部に位置する場合においても、支持部材200の横方向のずれを発生させない嵌合距離(最少嵌合距離)を保つように設定される。また、摺動部205の上下方向の長さDは、支持部材200が摺動に必要な範囲(摺動範囲)を動けて、かつ、少なくとも最少嵌合距離を保つようにするため、摺動範囲に最少嵌合距離を足した距離以上になるように設定される。最少嵌合距離に摺動範囲を足した距離以上になるように設定される。また、嵌合は、ガイド部227の内周部227aと摺動部205の外周部205aにより行われ、これらの間のクリアランスは、抵抗が少なく支持部材200が上下方向に移動できるクリアランスで設定される。
第2実施例では、調整ねじ220のガイド部227に支持部材200の摺動部205を挿入して嵌合する構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、ガイド部227が摺動部205よりも外側に構成しているため、ガイド部227の外径をコイルバネ44の内径に合わせて設置可能であり、コイルバネ44の位置決めをより確実に行うこともできる。
なお、均圧通路として、摺動部205に形成された溝206及びガイド部227に形成された孔228を説明したが、これらのうちいずれかを用いてもよい。なお、これら2つを組み合わせることで均圧性を高めることができる。
以上の様に、本発明の実施形態について第1実施例、第2実施例を示してきたが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例に設けられた全ての構成(構造)を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を削除したり、他の実施例の構成に置き換えたり、あるいはまた、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
例えば、上記実施例で示したパワーエレメント70は、ねじによる取り付けを示しているが、これ以外に、弁本体上部に形成された円筒部を設け、この円筒部の内側にパワーエレメント70を挿入し、該円筒部を内側カシメ加工することにより、該パワーエレメント70を取り付ける構成でも良い。
10 膨張弁
11 弁本体
11a 雌ねじ穴
20 入口ポート
20a 小径穴
24 弁室
25 弁座
26 弁孔
28 出口ポート
30 戻り通路
32 開口
33 穴部
40 弁体
44 コイルバネ
60 弁棒
62 防振部材
70 パワーエレメント
100、200 支持部材
105、205 摺動部
120、220 調整ねじ
127、227 ガイド部
128、206 溝
150、250 内部空間
228 孔

Claims (4)

  1. 冷媒が流入する入口ポートと冷媒が流出する出口ポートとを連通する弁孔を備えた弁本体と、
    前記弁孔を流れる冷媒の量を調節する弁体と、
    前記弁本体に取り付けられて弁棒を介して前記弁体を駆動するパワーエレメントと、
    前記弁体を支持する支持部材と、
    前記支持部材を介して前記弁体を閉弁方向に押圧するコイルバネと、
    ガイド部を有するとともに前記弁本体に螺合され前記コイルバネの押圧力を調整する調整ねじと、を備え、
    前記支持部材は、前記ガイド部に対して前記弁体の開閉方向に摺動自在に配置される摺動部を有する膨張弁。
  2. 前記摺動部と前記ガイド部で形成される内部空間と連通する均圧通路を前記摺動部及び前記ガイド部の少なくともいずれか一方に備える、
    請求項1に記載の膨張弁。
  3. 前記ガイド部が前記摺動部に挿入されていることにより前記支持部材をガイドする、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
  4. 前記摺動部が前記ガイド部に挿入されていることにより前記支持部材をガイドする、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
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