JP2017198386A - 膨張弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体を防振すると共に防振構造の設置上の制約を改善した膨張弁を提供する。【解決手段】冷媒が流入する入口ポートと冷媒が流出する出口ポートとを連通する弁孔を備えた弁本体と、前記弁孔を流れる冷媒の量を調節する弁体と、前記弁本体に取り付けられて弁棒を介して前記弁体を駆動するパワーエレメントと、前記弁体を支持する支持部材と、前記支持部材を介して前記弁体を閉弁方向に押圧するコイルバネと、前記弁本体に螺合され、前記コイルバネの押圧力を調整する調整ねじと、前記調整ねじに係止される防振部材と、を備え、前記支持部材は、前記防振部材に対して前記弁体の開閉方向に摺動自在に接触する摺動部を有する膨張弁。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルに用いられる感温機構内蔵型の膨張弁に関する。
従来、自動車に搭載される空調装置等に用いる冷凍サイクルについては、冷媒の通過量を温度に応じて調整する感温機構内蔵型の温度膨張弁が使用されている。このような膨張弁の弁本体は、高圧の冷媒が導入される入口ポートと入口ポートに連通する弁室とを有するとともに、弁本体の頂部には、パワーエレメントと称する弁体の駆動機構が装備される。
弁室内に配設される球状の弁体は、弁室に開口する弁孔の弁座に対向し配置される。弁体は、弁室内に配置された支持部材に支持され、弁本体に取り付けられた調整ねじと支持部材との間の設置されたコイルバネにより弁座方向へ付勢される。そして、弁体は、パワーエレメントにより駆動される弁棒により操作されて、弁座との間の絞り通路の開度を制御する。また、弁孔を通った冷媒は、出口ポートから蒸発器側へ送られる。
ここで、入口ポートから流れてきた高圧冷媒は、弁室を通過するが、膨張弁に送り込まれる高圧冷媒には、冷凍サイクル内において上流側で圧力変動が発生する場合があり、その圧力変動が伝達されると、弁体の動作を不安定にするという問題を生じる場合がある。この圧力変動が弁体の縦方向や横方向の振動の原因となり、異音を発生することとなった。
このような振動を防止するため、従来、コイルバネと支持部材の間に防振バネを設けて、防振バネの脚部が弁室内において弁本体に当接して振動を防止する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−156046号公報
しかし、従来の脚部を弁本体に当接する防振バネの構造の場合、脚部が入口ポートに達すると、脚部が入口ポートに引っかかってしまい、うまく作動しなくなる。このため、防振バネの脚部が入口ポートに達しないような設計としなければならないが、入口ポートの位置は膨張弁の仕様によって異なり、防振バネを配置できない場合も存在する。さらに、膨張弁の仕様によっては弁室内の大きさを小さくする必要なものもあり、防振バネを配置するスペースを確保できない場合も存在する。
そこで、本発明の目的は、弁室の形状によらず弁体を防振する構造とすることができる膨張弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明による膨張弁の一つは、冷媒が流入する入口ポートと冷媒が流出する出口ポートとを連通する弁孔を備えた弁本体と、前記弁孔を流れる冷媒の量を調節する弁体と、前記弁本体に取り付けられて弁棒を介して前記弁体を駆動するパワーエレメントと、前記弁体を支持する支持部材と、前記支持部材を介して前記弁体を閉弁方向に押圧するコイルバネと、前記弁本体に螺合され、前記コイルバネの押圧力を調整する調整ねじと、前記調整ねじに係止される防振部材と、を備え、前記支持部材は、前記防振部材に対して前記弁体の開閉方向に摺動自在に接触する摺動部を有する膨張弁。
本発明による膨張弁の一実施例において、前記防振部材及び前記摺動部は、前記コイルバネ内部に配置されていてもよい。
さらに、前記防振部材は板バネ部を有し、前記板バネ部の弾性力により前記摺動部を押圧してもよい。さらに、前記摺動部は円柱部を有し、前記防振部材は前記板バネ部の弾性力により前記円柱部の外周面を押圧してもよい。また、前記摺動部は円筒部を有し、前記防振部材は前記板バネ部の弾性力により前記円筒部の内周面を押圧してもよい。
さらに、前記防振部材は円筒の弾性部材であり、前記円筒の復元力により内部に配置された前記摺動部を押圧してもよい。また、前記防振部材は上下方向に延びるスリットが形成されていてもよい。
さらに、前記支持部材の前記摺動部は脚部を有し、前記脚部の弾性力により前記防振部材を押圧してもよい。さらに、前記防振部材は円柱部を有し、前記脚部の弾性力により前記円柱部の外周面を押圧してもよい。さらに、前記防振部材は円筒部を有し、前記脚部の弾性力により前記円筒部の内周面を押圧してもよい。
さらに、前記摺動部は円筒部を有し、前記調整ねじは上部に延びる突起を有し、前記防振部材は前記突起に設置される楕円状の円筒部材であり、前記円筒部材の復元力により前記摺動部における前記円筒部の内周面を押圧してもよい。
さらに、前記防振部材は横方向に延びる板状の係止部を有し、前記係止部を前記調整ねじと前記コイルバネに挟んで、前記防振部材を前記調整ねじに係止してもよい。さらに、前記調整ねじは中央に位置する突起を有し、前記防振部材を前記突起に挿入して、前記防振部材を前記調整ねじに係止してもよい。
さらに、前記防振部材は前記コイルバネの外側を覆い、前記摺動部は前記コイルバネの上部を下面で受けるフランジ部の側面に形成されてもよい。さらに、前記支持部材又は前記防振部材内に形成される内部空間と連通する均圧通路を前記支持部材又は前記防振部材に有してもよい。
この発明による膨張弁は、上記のように構成されているので、弁室の形状によらず弁体を防振する構造とすることができる。
本発明による膨張弁の第1実施例を示す縦断面図である。 第1実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第1実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第1実施例の膨張弁の変形例を示す要部の縦断面図である。 第2実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第2実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第3実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第3実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第4実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第4実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第5実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第5実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第6実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第6実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第7実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第7実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第8実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第8実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。 第9実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。 第9実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。
<第1実施例>
図1は、本発明による膨張弁の第1実施例を示す縦断面図である。図2は、第1実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図3は、第1実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。
図1に示すように、膨張弁10は、弁本体11、パワーエレメント70、弁体40、弁棒60、支持部材100、コイルバネ44、調整ねじ120、防振部材140を備えている。
弁本体11は、例えばアルミ合金製であって、例えば図1のX方向を押出方向として、アルミ合金等を押出成形し、これに機械加工を施すことによって得ることができる。この弁本体11は、上面部に形成されパワーエレメント70の雄ねじ72aに螺合してこれを固定する雌ねじであるパワーエレメント取付部12と、高圧の冷媒が導入される入口ポート20と、入口ポート20より流入した冷媒が流出する冷媒の出口ポート28と、冷媒の戻り通路30と、弁本体11の底面部に形成された雌ねじ穴11aと、弁本体11を図示されない蒸発器や他の部品等に取り付けるための取付穴(あるいは取付用雌ねじ)80等とを有する。
パワーエレメント取付部12は、弁本体11の上端において弁本体11の上面に円形状に開口しその内壁面に雌ねじを有する有底の円筒状穴として形成される。この穴の底部中央には戻り通路30に至る(連通する)開口32が形成されている。ここで、パワーエレメント取付部12の中心軸の方向は、戻り通路30内を通過する冷媒の通過方向(X方向)とほぼ直交する方向(Y方向)となっている。
雌ねじ穴11aは、弁本体11の下面で、下端部に開口して形成されており、その上部に挿入穴11bが形成されている。雌ねじ穴11aの開口部分を調整ねじ120で封鎖することにより弁本体11の内部に弁室24が形成される。
入口ポート20は、弁室24の側方から小径孔20aを介して弁室24と連通して形成されている。また、出口ポート28は、弁室24の上方に形成されている。この出口ポート28は、オリフィスとなる弁孔26を介して弁室24の上端部に連通している。また、弁孔26の弁室24側には、弁座25が形成されている。弁本体11には上下方向(図1におけるY方向)に通し孔29が形成されている。そして、弁孔26と通し孔29と開口32と弁室24は、それぞれの中心軸が同一直線上になるように配置されている。戻り通路30は、弁本体11における出口ポート28のさらに上方に形成され、弁本体11を横方向(図1におけるX方向)に貫通するように形成されている。
パワーエレメント70は、例えばステンレス鋼等で形成された上蓋部材71及び中央部に貫通口を備えた受け部材72と、これら上蓋部材71及び受け部材72の間に挟み込まれるダイアフラム73と、このダイアフラム73及び受け部材72の間に配置されたストッパ部材90等から構成されている。そして、上蓋部材71、ダイアフラム73及び受け部材72を重ね合わせた端部を周溶接することにより、これらは一体化されている。上蓋部材71とダイアフラム73との間には、圧力作動室75が形成され、この圧力作動室75内に作動ガスが封入された後、封止栓65で封止される。受け部材72の下部は円筒状でその周囲には雄ねじ72aが形成され、パワーエレメント取付部12の雌ねじ(弁本体11の上面に形成された雌ねじ)と螺合する。パワーエレメント70はパッキン35を介して弁本体11に取付けられている。
弁体40は、弁座25に対向するように配置された球状の部材であり、弁室24内に設けられている。弁棒60は、弁本体11の弁孔26、通し孔29及び開口32のそれぞれに挿通される態様で設けられており、弁棒60の上端は、パワーエレメント70のストッパ部材90の下面の受け部92に当接し、その下端は、弁体40と接触するように配置される。
支持部材100は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材100に固定されている構成でもよい。支持部材100は、本体部103、上面101、フランジ部102、摺動部105を備えている。円柱状の本体部103の上面は円錐状のくぼみを備えて弁体40の下面を支持する上面101となっている。また、本体部103より側面(外周側に)に突出するフランジ部102を備えており、当該フランジ部102の下面がコイルバネ44の一端を受ける構造となっている。このときコイルバネ44の内径内にフランジ部102より下側の本体部103が入るように構成される。摺動部105は、本体部103の下部に設けられた円柱形状となっている。摺動部105の外周面105aは、防振部材140の突起144に当接する部分である。摺動部105の円柱の直径は本体部103の円柱直径よりも小さくなっており、摺動部105は防振部材140に対向する板バネ部143間に、板バネ部143の弾性力により内側に押圧されながら入る大きさとなっている。支持部材100は、例えば金属で構成される。
コイルバネ44は、支持部材100に設けられたフランジ部102の下面と調整ねじ120に形成された凹部125との間に設置されている。このコイルバネ44の付勢力により、弁体40は支持部材100を介して弁座25に向けて付勢されている。
調整ねじ120は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部125を備えている。挿入部123は本体部121の上部に本体部121よりも外径が縮径して設けられ、先端部124は挿入部123の上部に挿入部123よりも外径が縮径して設けられている。また、本体部121の外周は弁本体11の下端部に開口する雌ねじ穴11aに螺合するための雄ねじ部121aとなっている。さらに、調整ねじ120の上部には、上部が開口して円柱状の空間を有する凹部125が設けられており、底部126は平らな円形の面となっている。なお、凹部125は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部125の内径は、コイルバネ44が凹部125内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。調整ねじ120(本体部121)の下部には、六角穴122が設けられている。調整ねじ120の材質は、例えば樹脂を適用できる。
調整ねじ120の弁本体11への取り付けは、調整ねじ120を弁本体11の下端から挿入し、六角穴122に図示されない工具を差し込んで回転させることにより取り付け、そのねじ込み量を調整することができる。この調整ねじ120のねじ込み量を調整することにより、弁体40及び支持部材100を支持するコイルバネ44のばね力を調整することができる。このとき、調整ねじ120の挿入部123は弁本体11の挿入穴11bに挿入され、さらにそれより弁室24側では、調整ねじ120の先端部124外周と弁本体11の挿入穴11b内周の間にOリング等のシール部材54が配置され、これによって弁室24が当該膨張弁10の外側雰囲気に対してシールされている。
防振部材140は、パイプ部141、係止部142、板バネ部143を備えている。パイプ部141はコイルバネ44の内径内に入るように、コイルバネ44の内径よりも小さい外径を有する円筒形状であり、その下部に係止部142を備えている。係止部142はパイプ部141の下部から横方向へ延びる複数の板状の部材であり、係止部142の外周142aは、凹部125に入るように凹部125内周に沿う形状となっている。また、パイプ部141の上部はパイプ部141から上方向に延びる複数の板バネ部143となっている。具体的には、2つずつが対向する4つの板バネ部143を備えており、それぞれの板バネ部143の先端付近には内側へ向けて形成された突起144を備えている。また、隣接する板バネ部143の間にはそれぞれ隙間145を有している。防振部材140は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。
防振部材140の組立は、防振部材140を調整ねじ120の凹部125に入れて、次に、コイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入する。すると防振部材140の係止部142が調整ねじ120の底部126とコイルバネ44の間に挟まれて係止される。さらに、係止部142の外周142aは、凹部125内周に沿う形状となっているため、横方向のがたつきが少ない。一方、防振部材140の上部からは、支持部材100の摺動部105が対向する板バネ部143の間に挿入される。このとき、板バネ部143の弾性力により板バネ部143の突起144が内側の摺動部105へ向けて一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材100と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち4つの突起144により4方向から内側へ向けて摺動部105へ押圧されている。
次に、作用について説明する。本発明の第1実施例の膨張弁10においては、冷媒は入口ポート20から小径孔20aを通って流入し、弁室24及び弁孔26を通過して膨張され、出口ポート28から蒸発器(図示せず)へ送り出される。また、この蒸発器から送り出された冷媒は、戻り通路30の左側入口から入って右側出口に抜けるように通過し、圧縮機(図示せず)へ戻る。このとき、戻り通路30内を通過する冷媒の一部は開口32からパワーエレメント70の下部に流入する。そしてパワーエレメント70の下部に流入した冷媒の温度変化に応じて圧力作動室75内の作動ガスの圧力を変化させる。このとき、圧力作動室75における内圧の変動に応じて変形したダイアフラム73の動きを受け、ストッパ部材90が上下動する。そして、ストッパ部材90の移動が弁棒60を介して弁体40に伝達される。これにより、膨張弁としての役割を果たすことができる。
支持部材100の摺動部105が防振部材140から一定の力で内側へ押圧されているため、支持部材100が弁体40の開閉方向(上下方向)へ動く場合は、支持部材100と防振部材140の間で摩擦力が発生する。これにより、入口ポート20からの高圧冷媒の圧力変動に対して支持部材100が上下方向に敏感に反応することがなくなり、上下方向の振動を防止又は低減することができる。さらに、支持部材100が防振部材140から一定の力で押圧されているため、入口ポート20からの高圧冷媒の圧力変動に対して、支持部材100が押圧力に抗して横方向に簡単に動くことがなく、横方向の振動を防止する効果を発揮する。同時に、支持部材100の上下方向の動きをガイドする。さらに、防振部材140及び摺動部105は、コイルバネ44内に設置されているため、弁室24の形状や入口ポート20(小径孔20a)の位置に関わらず、振動防止の構成を構築することが可能である。またこれらの振動を防止することで、異音の発生を抑えることができる。また、摺動部105の摺動によりパイプ部141内の圧力とパイプ部141外側の弁室24の圧力に差が生じる可能性があるが、隙間145がパイプ部141内に形成される内部空間と弁室24を連通する均圧通路となり冷媒が行き来できるので、この圧力差は生じず弁体40の動きに影響を与えない。また、防振部材140の係止部142が調整ねじ120の底部126とコイルバネ44の間に挟まれて係止されることにより、防振部材140を備えていない従来の膨張弁における調整ねじを変更せずに共通で使用することができる。
図4は、第1実施例の膨張弁の変形例を示す要部の縦断面図である。この変形例では、支持部材100を支持部材110に、防振部材140を防振部材150に置き換えた構成であり、それ以外は図1〜3で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材110は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材110に固定されている構成でもよい。支持部材110は、本体部103、上面101、フランジ部102、摺動部111を備えており、本体部103、上面101、フランジ部102は上述した支持部材100と同様である。摺動部111は、本体部103の下部に設けられ、下側が開口している円筒形状となっている。摺動部111の外径は本体部103の外径と同じであり、コイルバネ44の内径内に入る大きさとなっている。そして、摺動部111における円筒の内周面111aは、防振部材150の突起154に当接する部分であり、摺動部111の円筒内の大きさは防振部材150の板バネ部153が、板バネ部153の弾性力により外側に押圧されながら入る大きさとなっている。支持部材110は、例えば金属で構成される。
防振部材150は、パイプ部151と、係止部152と、板バネ部153とを備えている。パイプ部151はコイルバネ44の内径及び摺動部111の円筒の内径よりも小さい外径を有する円筒形状であり、その下部に係止部152を備えている。係止部152はパイプ部151の下部から横方向へ延びる複数の板状の部材であり、係止部152の外周152aは、凹部125に入るように凹部125内周に沿う形状となっている。また、パイプ部151の上部はパイプ部151から上方向に延びる複数の板バネ部153となっている。防振部材140と同様に2つずつが対向する4つの板バネ部153を備えており、それぞれの板バネ部153の先端付近には外側へ向けて形成された突起154を備えている。また、隣接する板バネ部153の間にはそれぞれ隙間を備えている。防振部材150は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。
防振部材150の組立は、防振部材150を調整ねじ120の凹部125に入れて、次に、コイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入する。すると防振部材150の係止部152が調整ねじ120の底部126とコイルバネ44の間に挟まれて係止される。さらに、係止部152の外周152aは、凹部125内周に沿う形状となっているため、横方向のがたつきが少ない。一方、防振部材150の上部からは、支持部材110の摺動部111の円筒内へ板バネ部153が挿入される。このとき、板バネ部153の弾性力により板バネ部153の突起154が摺動部111の内周面111aへ向けて外側へ一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材110と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち4つの突起154により4方向から外側へ向けて摺動部111へ押圧されている。
図4の変形例では、支持部材110の摺動部111が防振部材150から一定の力で外側へ押圧されていることにより、上述した図1〜3と同様の効果を有する。また、板バネ部153が摺動部111内に配置されているため板バネ部153への冷媒の流れの影響を軽減できる。
<第2実施例>
図5は、第2実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図6は、第2実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第2実施例は、第1実施例の支持部材100、調整ねじ120、防振部材140を、それぞれ、支持部材200、調整ねじ220、防振部材240に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材200は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材200に固定されている構成でもよい。支持部材200は、本体部103、上面101、フランジ部102、摺動部205を備えており、本体部103、上面101、フランジ部102は上述した実施例1の支持部材100と同様である。本体部103の下部には、摺動部205を備えており、摺動部205は、円柱部205aと突起部205bから構成される。円柱部205aの直径は本体部103の円柱の直径よりも小さくなっており、防振部材240の内径よりも小さい。突起部205bは、円柱部205aの側面に、本体部103から一定長さ下方向に設けられている。突起部205bは円柱部205aの両側の側面に2つ設けられている。この突起部205bは、防振部材240の内面242が当接する部分である。支持部材200は、例えば金属で構成される。
調整ねじ220は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部225、突起227を備えており、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124は、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。調整ねじ220の上部には、上部が開口して円柱状の空間を有する凹部225が設けられているが、凹部225の底部226の中心付近には円柱状の突起227が上方向に形成されている。突起227は、防振部材240に挿入できる径と、固定に必要な長さを有している。なお、凹部225は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部225の内径は、コイルバネ44が凹部225内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。調整ねじ220の弁本体11への取り付けは、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。
防振部材240は、上下方向に延びて設置される弾性変形可能な円筒状の部材であり、例えば金属で構成される。防振部材240の外径はコイルバネ44の内径内に入るように、コイルバネ44の内径よりも小さくなっている。防振部材240は、上部に支持部材200の摺動部205が挿入され、下部に調整ねじ220の突起227が挿入される内径の大きさに設定されている。そして、防振部材240の途中には外側と円筒の中側と外側を連通する孔241を備えており、この孔241は円筒の中側と外側の圧力を均一にするための均圧通路としての役割を果す。
防振部材240の組立は、防振部材240の下側を調整ねじ220の突起227に圧入等して固定する。次に、コイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入してから、防振部材240の上部からは、支持部材200の摺動部205が挿入される。このとき、防振部材240は突起部205bによって、内面242が相対する2方向外側に向けて押され、防振部材240の断面は楕円形状となる。そして、防振部材240が有する弾性による復元力により、楕円から円に戻ろうとする力が働き、防振部材240の内面242から突起部205b向けて内側へ押圧される。この押圧による力の方向は支持部材200と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち防振部材240から内側へ向けて2つの突起部205bへ2方向から押圧されている。
第2実施例では、支持部材200の摺動部205が防振部材240から一定の力で内側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材240は円筒形状を採用することでコストを抑えることができると共に、防振部材240の下部が調整ねじ220の突起227に挿入されることで、防振部材240の確実な固定がされる。
<第3実施例>
図7は、第3実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図8は、第3実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第3実施例は、第1実施例の防振部材140を、防振部材340に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
防振部材340は、パイプ部341、係止部342、板バネ部343を備えている。パイプ部341は上下方向に延びる角パイプ状に形成され、上から見た断面において各辺の長さが同じ四角状になっており、角に曲率を有していてもよい。また、コイルバネ44の内径内に入るように、パイプ部341の上から見た断面においてコイルバネ44の内径よりも小さい対角長さとなっている。パイプ部341の下部に係止部342を備えている。係止部342はパイプ部341の下部から各辺からそれぞれ横方向へ延びる複数(4つ)の板状の部材であり、係止部342の外周342aは、凹部125に入るように凹部125の内周に沿う形状となっている。また、パイプ部341の上部は複数の板バネ部343となっている。具体的にはパイプ部341の各辺から上方向に延長する形で延びる4つの板バネ部343を備えており、それぞれの板バネ部343の先端付近には内側へ向けて形成された突起344を備えている。また、隣接する板バネ部343の間にはそれぞれ隙間345を有している。この隙間345は上から見てパイプ部341の角部に相当する部分に形成されている。防振部材340は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。
防振部材340の組立は、防振部材340を調整ねじ120の凹部125に入れて、次にコイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入する。すると防振部材340の係止部342が調整ねじ120の底部126とコイルバネ44の間に挟まれて係止される。さらに、係止部342の外周342aは、凹部125内周に沿う形状となっているため、横方向のがたつきが少ない。一方、防振部材340の上部からは、支持部材100の摺動部105が対向する板バネ部343の間に挿入される。このとき、板バネ部343の弾性力により板バネ部343の突起344が内側の摺動部105へ向けて一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材100と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち4つの突起344により4方向から内側へ向けて摺動部105へ押圧されている。
第3実施例では、支持部材100の摺動部105が防振部材340から一定の力で内側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材340が四角状であることでパイプ部341から連続して板バネ部343を直線状に形成でき、板バネ部343の形成が容易になる。
<第4実施例>
図9は、第4実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図10は、第4実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第4実施例は、第1実施例の調整ねじ120、防振部材140を、それぞれ、調整ねじ420、防振部材440に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
調整ねじ420は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部425、突起427、凸部428を備えており、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124は、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。調整ねじ420の上部には、上部が開口して円柱状の空間を有する凹部425が設けられているが、凹部425の底部426の中心付近には円柱状の突起427が上方向に形成されている。さらに、突起427の先端に凸部428を備えている。この凸部428は突起427よりも細い径となっていて、この部分をカシメ加工して防振部材440を固定するためのものである。なお、凹部425は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部425の内径は、コイルバネ44が凹部425内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。調整ねじ420の弁本体11への取り付けは、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。
防振部材440は、底部441と、板バネ部443を備えている。底部441は中央に固定孔442を備えている横方向を平面とする板状の部材であり、その大きさは、防振部材440がコイルバネ44の内径内に入るように、コイルバネ44の内径よりも小さく形成されている。また、板バネ部443は、底部441側面から上方向に延びて複数形成されている。具体的には、2つずつが対向する4つの板バネ部443を備えており、それぞれの板バネ部443の先端付近には内側へ向けて形成された突起444を備えている。また、隣接する板バネ部443の間にはそれぞれ隙間445を有している。防振部材440は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。
防振部材440の組立は、底部441の固定孔442を調整ねじ420の突起427先端の凸部428に挿入する。その後、凸部428を熱変形等によりカシメ加工すると、固定孔442は、カシメ後で広がった凸部428と突起427の先端側面の間に挟まれる形となり、底部441が突起427の先端部で固定される。次に、コイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入してから、防振部材440の上部からは、支持部材100の摺動部105が対向する板バネ部443の間に挿入される。このとき、板バネ部443の弾性力により板バネ部443の突起444が内側の摺動部105へ向けて一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材100と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち4つの突起444により4方向から内側へ向けて摺動部105へ押圧されている。
第4実施例では、支持部材100の摺動部105が防振部材440から一定の力で内側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材440は、固定孔442に調整ねじ420の突起427先端の凸部428を挿入してカシメ加工で固定されることで、防振部材を確実に固定できるとともに、組立時の支持部材の取り付けも容易となる。
<第5実施例>
図11は、第5実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図12は、第5実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第5実施例は、第1実施例の支持部材100、調整ねじ120、防振部材140を、それぞれ、支持部材500、調整ねじ220、防振部材540に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。ここで、調整ねじ220は、第2実施例で説明した調整ねじ220と同じであるので再度の説明は省略する。
支持部材500は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材500に固定されている構成でもよい。支持部材500は、本体部103、上面101、フランジ部102、接続部504、摺動部505を備えており、本体部103、上面101、フランジ部102は上述した実施例1の支持部材100と同様である。本体部103の下部には、円柱状の接続部504を備えており、さらにその下部には円柱状の摺動部505を備えている。摺動部505の外周面は、防振部材540の内面542に当接する部分である。摺動部505の円柱の外径は本体部103の円柱の外径よりも小さくなっており、摺動部505は、防振部材540の内部に防振部材540の弾性力により内側に押圧されながら入る大きさとなっている。また、接続部504の外径は摺動部505よりも小さい。支持部材500は、例えば金属で構成される。
防振部材540は、上下方向に延びて設置される円筒状の部材であり、上下方向にスリット541が入っている。即ち上から見た防振部材540の形状はC型となる。防振部材540の外径はコイルバネ44の内径内に入るように、コイルバネ44の内径よりも小さくなっている。防振部材540は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。防振部材540は、上部に支持部材500の摺動部505が挿入され、下部に調整ねじ220の突起227が挿入される大きさに設定されている。
防振部材540の組立は、防振部材540の下側を調整ねじ220の突起227に圧入等して固定する。次に、コイルバネ44を調整ねじ220の凹部225に挿入してから、防振部材540の上部からは、支持部材500の摺動部505が挿入される。このとき、防振部材540の摺動部505によって、防振部材540はスリット541の間隔を広げながら弾性変形する。そして、防振部材540が有する弾性による復元力により、防振部材540の内面542から摺動部505の外周面に向けて内側へ押圧される。この押圧による力の方向は支持部材500と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。
第5実施例では、支持部材500の摺動部505が防振部材540から一定の力で内側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材540がスリット541を有する円筒状であるのでコストを抑えることができると共に、このスリット541により弾性変形を調整でき、均圧通路としての役割も果たせる。
<第6実施例>
図13は、第6実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図14は、第6実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第6実施例は、第1実施例の支持部材100、防振部材140、コイルバネ44を、それぞれ、支持部材600、防振部材640、コイルバネ660に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材600は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材600に固定されている構成でもよい。支持部材600は、本体部603、上面101、摺動部605を備えている。上面101は、上述した実施例1の支持部材100と同様である。また、摺動部605は、本体部603より側面に突出するフランジ状に形成され、摺動部605の下面がコイルバネ660の一端を受ける構造となっている。このときコイルバネ660の内径内に摺動部605より下側の本体部603が入るように構成される。摺動部605の外径は、コイルバネ660の外径よりも大きく、また、防振部材640の対向する板バネ部643間に板バネ部643の弾性力により内側に押圧されながら入る大きさとなっている。また、摺動部605の上下方向の長さは支持部材600が摺動に必要な範囲以上の長さを有して構成される。支持部材600は、例えば金属で構成される。
防振部材640は、円筒部641、底部642、板バネ部643を備えている。円筒部641の内径は、コイルバネ660が収納できるようにコイルバネ660の外径よりも大きく形成されている。円筒部641の外径は、調整ねじ120の凹部125に嵌め合う外径となっている。円筒部641の下部は底部642となっており、底部に孔642aを備えている。また、円筒部641の上部は円筒部641から上方向に延びる複数の板バネ部643となっている。具体的には2つずつが対向するように形成された8つの板バネ部643を備えており、それぞれの板バネ部643の先端付近には内側へ向けて形成された突起644を備えている。また、隣接する板バネ部643の間にはそれぞれ隙間645を有している。防振部材640は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。
防振部材640の組立は、防振部材640の下側を調整ねじ120の凹部125に圧入等で挿入して固定する。このとき、防振部材640の底部642は、調整ねじ120の底部126に当接する。次に、コイルバネ660を調整ねじ120の凹部125に挿入してから、防振部材640の上部からは、支持部材600の摺動部605が対向する板バネ部643の間に挿入される。このとき、板バネ部643の弾性力により板バネ部643の突起644が内側の摺動部605の外周面605aへ向けて一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材600と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち8つの突起644により8方向から内側へ向けて摺動部605へ押圧されている。
第6実施例では、支持部材600の摺動部605が防振部材640から一定の力で内側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材640の下部を調整ねじ120の凹部125に挿入することで、防振部材640の確実な固定がされると共に、コイルバネ660の外部に防振部材640で覆うことで、コイルバネ660に対する冷媒の流れの影響を軽減することができる。
<第7実施例>
図15は、第7実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図16は、第7実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第7実施例は、第1実施例の支持部材100、調整ねじ120、防振部材140を、それぞれ、支持部材700、調整ねじ720、防振部材740に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材700は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材700に固定されている構成でもよい。支持部材700は、支持本体705と摺動部材710を備えており、支持本体705は、本体部706、上面101、フランジ部102で構成されている。本体部706の上面に設けられた上面101と、本体部706の側面から突出するフランジ部102は上述した支持部材100と同様である。本体部706の下面はフランジ部102と同じ平面で形成されている。また、摺動部材710は、上部711と脚部712で構成されている。上部711は、板状の部材であり、その大きさは、摺動部材710がコイルバネ44の内径内に入るように、コイルバネ44の内径よりも小さく形成されている。また、脚部712は、摺動部となる板バネ状の部材であり、上部711側面から下方向に延びて複数形成されている。具体的には、2つずつが対向する4つの脚部712を備えており、それぞれの脚部712の先端付近には内側へ向けて形成された突起713を備えている。また、隣接する脚部712の間にはそれぞれ隙間714を有している。脚部712の長さ、特に上部711から突起713までの長さは、支持部材700が摺動に必要な範囲以上の長さを有している。支持部材700は、支持本体705の下面と摺動部材710の上部711の上面を結合して一体とする。この結合は例えば、スポット溶接等で可能である。また、摺動部材710は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。支持本体705も金属等で構成されるが、摺動部材710と材質を変更することもできる。
調整ねじ720は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部725、突起727を備えており、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124は、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。調整ねじ720の上部には、上部が開口して円柱状の空間を有する凹部725が設けられているが、凹部725の底部726の中心付近には円柱状の突起727が上方向に形成されている。突起727は、防振部材740に挿入できる径と、固定に必要な長さを有している。なお、凹部725は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部725の内径は、コイルバネ44が凹部725内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。調整ねじ720の弁本体11への取り付けは、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。
防振部材740は、上下方向に延びて設置される円筒状の部材である。防振部材740の外径はコイルバネ44の内径内で、かつ、上部で支持部材700の対向する脚部712間に脚部712の弾性力により内側に押圧されながら入る大きさとなっている。防振部材740は、下部で調整ねじ720の突起727が挿入される内径の大きさに設定されている。防振部材740は、剛性の高い材料を採用でき、例えば金属で構成される。
防振部材740の組立は、防振部材740の下側を調整ねじ720の突起727に圧入等して固定する。次に、コイルバネ44を調整ねじ720の凹部725に挿入してから、防振部材740の上部が、支持部材700の脚部712間に挿入する形で取り付けられる。このとき脚部712の弾性力により脚部712の突起713が内側の防振部材740の外周面741へ向けて一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材100と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち8つの突起713により8方向から内側へ向けて防振部材740へ押圧されている。
第7実施例では、防振部材740の外周面741が支持部材700の摺動部材710から一定の力で内側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、支持本体705と摺動部材710と材質を変更することができるので、摺動部材710を摺動による摩耗に強い部材とすることができる。また、防振部材740の下部が調整ねじ720の突起727に挿入されることで、防振部材740に確実に固定できる。
<第8実施例>
図17は、第8実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図18は、第8実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第8実施例は、第1実施例の支持部材100、調整ねじ120、防振部材140を、それぞれ、支持部材800、調整ねじ820、防振部材840に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材800は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材800に固定されている構成でもよい。支持部材800は、本体部801、上面101、フランジ部102、脚部804を備えており、本体部801の上面に設けられた上面101と、本体部801の側面から突出するフランジ部102は上述した支持部材100と同様である。本体部801の下面はフランジ部102と同じ平面で形成され、そこから、複数の脚部804が下方向に延びて形成されている。脚部804は、摺動部となる。さらに脚部804には先端側で外方向に突出して形成された突起805を備えている。具体的には4つの脚部804が設けられ、突起805の外側形状は防振部材840の内周面に沿うように形成された円弧形状を有している。脚部804は、防振部材840の内周面841へ押圧するために弾性変形可能に形成されている。脚部804の長さは支持部材800が摺動に必要な範囲以上の長さを有している。また、支持部材800は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属で構成される。
調整ねじ820は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部825、突起827を備えており、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124は、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。調整ねじ820の上部には、上部が開口して円柱状の空間を有する凹部825が設けられているが、凹部825の底部826の中心付近には円柱状の突起827が上方向に形成されている。突起827は、防振部材840に挿入できる径と、固定に必要な長さを有している。なお、凹部825は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部825の内径は、コイルバネ44が凹部825内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。調整ねじ820の弁本体11への取り付けは、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。
防振部材840は、上下方向に延びて設置される円筒状の部材である。防振部材840の外径はコイルバネ44の内径内に入るように、コイルバネ44の内径よりも小さくなっている。防振部材840は、上部に支持部材800の脚部804が挿入され、下部で調整ねじ820の突起827が挿入される内径の大きさに設定されている。防振部材840は、剛性の高い材料を採用でき、例えば金属で構成される。
防振部材840の組立は、防振部材840の下側を調整ねじ820の突起827に圧入等して固定する。次に、コイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入してから、支持部材800の脚部804が、防振部材840の上部に挿入する形で取り付けられる。このとき脚部804の弾性力により突起805が外側の防振部材840の内周面841へ向けて一定の力で押圧する構成となっている。この押圧による力の方向は支持部材800と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち4つの突起805により4方向から外側へ向けて防振部材840へ押圧されている。
第8実施例では、防振部材840の内周面841が支持部材800の脚部804から一定の力で外側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材840が脚部804よりも外側に構成しているため、脚部804の冷媒の流れの影響を軽減することができる。さらに、防振部材840の外径をコイルバネ44の内径に合わせて設置可能であり、コイルバネ44の位置決めをより確実に行うことができるとともに、防振部材840の下部が調整ねじ820の突起827に挿入されることで、防振部材840を確実に固定できる。
<第9実施例>
図19は、第9実施例の膨張弁の要部の縦断面図である。図20は、第9実施例の膨張弁の要部の分解斜視図である。第9実施例は、第1実施例の支持部材100、調整ねじ120、防振部材140を、それぞれ、支持部材900、調整ねじ920、防振部材940に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜3)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
支持部材900は、弁体40を弁座25の方向に支持する部材であり、弁体40が支持部材900に固定されている構成でもよい。支持部材900は、本体部903、上面101、フランジ部102、摺動部905を備えており、本体部903の上面に設けられた上面101と、本体部903の側面から突出するフランジ部102は上述した支持部材100と同様である。摺動部905は、本体部903の下部に設けられ、下側が開口している円筒形状となっている。摺動部905の外径は本体部903の外径と同じであり、コイルバネ44の内径内に入る大きさとなっている。そして、摺動部905における円筒の内周面905aは、防振部材940の長軸外面942に当接する部分であり、摺動部905の円筒内の大きさは防振部材940の長軸外面942が弾性力により内側に押圧されながら入る大きさとなっている。また、摺動部905の内周面905aの上下方向の長さは支持部材900が摺動に必要な範囲以上の長さを有している。また、摺動部905の円筒部の内部と外部を連通する孔906が円筒部の上部近傍に形成されている。支持部材900は、例えば金属で構成される。
調整ねじ920は、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124、凹部925、円柱部927を備えており、本体部121、六角穴122、挿入部123、先端部124は、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。調整ねじ920の上部には、上部が開口して円柱状の空間を有する凹部925が設けられているが、凹部925の底部926の中心付近には円柱部927が上方向に延びて形成されている。円柱部927の上部付近では、防振部材940を装着するための溝部928が全周で形成されている。円柱部927の直径は、支持部材900の摺動部905の円筒内へ入る大きさとなっている。また円柱部927の長さは、溝部928が支持部材900の摺動部905内に位置できる長さである。なお、凹部925は本体部121近辺まで達する深さに形成されている。また、凹部925の内径は、コイルバネ44が凹部925内に挿入してずれないようにコイルバネ44の外径に合わせた大きさとなっている。調整ねじ920の弁本体11への取り付けは、上述した実施例1の調整ねじ120と同様である。
防振部材940は、上からみて楕円状の形状を有する円筒状の部材であり、弾性による復元力を有する。このとき、短軸内面943間の距離は、溝部928に装着できるように少なくとも円柱部927の直径よりも小さい。また、長軸外面942間の距離は、円柱部927の直径よりも大きく、さらに、復元力により調整ねじ920の摺動部905の内周面905aを押圧できるように摺動部905の円筒部の内径よりも大きい。防振部材940の上下方向の長さは溝部928の上下方向の長さ以下である。防振部材940は、弾性変形可能な部材であり、例えば金属やゴムで構成される。
防振部材940の組立は、防振部材940を、調整ねじ920の溝部928に挿入する。次に、コイルバネ44を調整ねじ120の凹部125に挿入してから、支持部材900を調整ねじ920の円柱部927上部から装着する。このとき、防振部材940の長軸外面942は、支持部材900の摺動部905の内周面905aに押圧され円に近い形になる。この押圧による力の方向は支持部材900と共に移動する弁体40の開閉方向と直角になる。即ち、防振部材940の2つ長軸外面942により2方向から外側へ向けて支持部材900へ押圧されている。
第9実施例では、支持部材900の摺動部905が防振部材940から一定の力で外側へ押圧されている構成により第1実施例と同様の効果を有する。また、防振部材940は溝部928に装着する構成のため、防振部材940を小さくできコストを抑えることができると共に、防振部材940が摺動部905内に装着されているため防振部材940への冷媒の流れの影響を軽減できる。
以上の様に、本発明の実施形態について第1実施例から第9実施例を示してきたが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例に設けられた全ての構成(構造)を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を削除したり、他の実施例の構成に置き換えたり、あるいはまた、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
例えば、上記実施例で示したパワーエレメント70は、ねじによる取り付けを示しているが、これ以外に、弁本体上部に形成された円筒部を設け、この円筒部の内側にパワーエレメント70を挿入し、該円筒部を内側カシメ加工することにより、該パワーエレメント70を取り付ける構成でも良い。
10 膨張弁
11 弁本体
20 入口ポート
20a 小径孔
24 弁室
25 弁座
26 弁孔
28 出口ポート
30 戻り通路
40 弁体
44、660 コイルバネ
60 弁棒
70 パワーエレメント
100、110、200、500、600、700、800、900 支持部材
105、111、205、505、605、905 摺動部
120、220、420、720、820、920 調整ねじ
140、150、240、340、440、540、640、740、840、940 防振部材
143、153、343、443、643、 板バネ部
710 摺動部材
712、804 脚部
805 突起

Claims (15)

  1. 冷媒が流入する入口ポートと冷媒が流出する出口ポートとを連通する弁孔を備えた弁本体と、
    前記弁孔を流れる冷媒の量を調節する弁体と、
    前記弁本体に取り付けられて弁棒を介して前記弁体を駆動するパワーエレメントと、
    前記弁体を支持する支持部材と、
    前記支持部材を介して前記弁体を閉弁方向に押圧するコイルバネと、
    前記弁本体に螺合され、前記コイルバネの押圧力を調整する調整ねじと、
    前記調整ねじに係止される防振部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記防振部材に対して前記弁体の開閉方向に摺動自在に接触する摺動部を有する膨張弁。
  2. 前記防振部材及び前記摺動部は、前記コイルバネ内部に配置されている、
    請求項1に記載の膨張弁。
  3. 前記防振部材は板バネ部を有し、前記板バネ部の弾性力により前記摺動部を押圧する、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
  4. 前記摺動部は円柱部を有し、前記防振部材は前記板バネ部の弾性力により前記円柱部の外周面を押圧する、
    請求項3に記載の膨張弁。
  5. 前記摺動部は円筒部を有し、前記防振部材は前記板バネ部の弾性力により前記円筒部の内周面を押圧する、
    請求項2に記載の膨張弁。
  6. 前記防振部材は円筒の弾性部材であり、前記円筒の復元力により内部に配置された前記摺動部を押圧する、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
  7. 前記防振部材は上下方向に延びるスリットが形成される、
    請求項6に記載の膨張弁。
  8. 前記支持部材の前記摺動部は脚部を有し、前記脚部の弾性力により前記防振部材を押圧する、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
  9. 前記防振部材は円柱部を有し、前記脚部の弾性力により前記円柱部の外周面を押圧する、
    請求項8に記載の膨張弁。
  10. 前記防振部材は円筒部を有し、前記脚部の弾性力により前記円筒部の内周面を押圧する、
    請求項8に記載の膨張弁。
  11. 前記摺動部は円筒部を有し、前記調整ねじは上部に延びる突起を有し、前記防振部材は前記突起に設置される楕円状の円筒部材であり、前記円筒部材の復元力により前記摺動部における前記円筒部の内周面を押圧する、
    請求項1又は2記載の膨張弁。
  12. 前記防振部材は横方向に延びる板状の係止部を有し、前記係止部を前記調整ねじと前記コイルバネに挟んで、前記防振部材を前記調整ねじに係止する、
    請求項1〜10のいずれかに記載の膨張弁。
  13. 前記調整ねじは中央に位置する突起を有し、前記防振部材を前記突起に挿入して、前記防振部材を前記調整ねじに係止する、
    請求項1〜10のいずれかに記載の膨張弁。
  14. 前記防振部材は前記コイルバネの外側を覆い、前記摺動部は前記コイルバネの上部を下面で受けるフランジ部の側面に形成される、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
  15. 前記支持部材又は前記防振部材内に形成される内部空間と連通する均圧通路を前記支持部材又は前記防振部材に有する、
    請求項1〜14のいずれかに記載の膨張弁。
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