JP2017196822A - ブロー成形多重ボトル及びその製造方法 - Google Patents

ブロー成形多重ボトル及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外郭ボトルと内容器体とを容易に剥離させることができるブロー成形多重ボトル及びその製造方法を提供する。【解決手段】ブロー成形多重ボトル1は、円筒状外口部4と、肩部5と、胴部6と、底部7とを備え、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトル2と、外口部4の内周側に配設される円筒状内口部11と、内容器体本体12とを備え、外圧により変形する内容器体3と、外郭ボトル2と内容器体3との間に外気を導入する通気路16とを備える。内口部11は鍔部13を備え、鍔部13は外口部4の上方に、外口部4の上端縁との間に所定の間隔Cを存して配設されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、ブロー成形多重ボトル及びその製造方法に関する。
従来、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルの内部に、外圧により変形されて減容する(以下、「減容変形」ということがある)内容器体を配置し、該外郭ボトルと該内容器体との間に外気が導入されるようにしたブロー成形多重ボトルが知られている。
前記ブロー成形多重ボトルでは、前記外郭ボトルの口部(以下、外口部という)の内周側に前記内容器体の口部(以下、内口部という)が配設されており、該内口部は該外口部の上端よりも上方に延出された部分から径方向外方に張り出す鍔部により該外口部の上端縁に係止されている。前記内口部は、外周面と前記鍔部の下面とに溝部を備え、両溝部が連接されることにより、前記外郭ボトルと前記内容器体との間に外気を導入する通気路が形成されている。
前記ブロー成形多重ボトルは、外郭ボトルの胴部を押圧することにより、内容器体を減容変形させて内容器体に収容されている内容物を注出する一方、押圧が解除されると別途設けられた逆止弁等の作用により、前記通気路を介して外郭ボトルと内容器体との間に外気が導入される。この結果、外気圧により外郭ボトルが原形復帰する一方、前記内容器体は外郭ボトルから剥離して減容変形された状態が維持される。このようにするときには、内容器体内に外気が侵入することが無いので、内容器体内に収容されている内容物が酸化等により変質することを防止することができる。
前記ブロー成形多重ボトルは、例えば、ポリエステル樹脂の射出成形により内プリフォーム及び外プリフォームを形成し、外プリフォームの内周側に内プリフォームを配置した状態でブロー成形することにより製造される。ところが、前記ブロー成形多重ボトルは、前記ブロー成形の際の熱と圧力とにより外郭ボトルに内容器体が密着し、前記通気路を介して外気を導入しても、外郭ボトルと内容器体とが剥離しにくくなることがあるという問題がある。
前記問題を解決するために、前記内容器体の内口部を前記外郭ボトルに対して回動自在とし、前記鍔部を把持して該内口部を回動させることにより該内容器体を該外郭ボトルから剥離させるようにしたブロー成形多重ボトルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−39906号公報
しかしながら、前記ブロー成形多重ボトルでは、前記鍔部は前記外口部の上端よりも上方にわずかに延出されているに過ぎず、該鍔部を把持して前記内口部を回動させることにより前記内容器体を前記外郭ボトルから剥離させることが難しいという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、外郭ボトルと内容器体とを容易に剥離させることができるブロー成形多重ボトル及びその製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のブロー成形多重ボトルは、円筒状外口部と、該外口部に連接する肩部と、該肩部に連接する胴部と、該胴部に連接する底部とを備え、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルと、該外郭ボトルの該外口部の内周側に配設される円筒状内口部と、該内口部に連接し該外郭ボトルの内面形状に沿う形状の内容器体本体とを備え、外圧により変形する内容器体と、該外口部と該内口部との間に形成されて該外郭ボトルと該内容器体との間に外気を導入する通気路とを備えるブロー成形多重ボトルにおいて、該内口部は該外口部の上端よりも上方に延出された部分から径方向外方に張り出す鍔部を備え、該鍔部は該外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されていることを特徴とする。
本発明のブロー成形多重ボトルは、前述のように、前記内口部の鍔部が前記外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されている。そこで、前記鍔部を押圧し、前記円筒状内口部をボトル内部に押し込むと、前記内容器体の該円筒状内口部に連接する部分、すなわち前記外郭ボトルの肩部に対応する部分が座屈されてボトル内部に凹み、該外郭ボトルの肩部との間に間隙が形成される。
そこで、前記外郭ボトルの胴部を押圧し、前記内容器体を減容変形させて内容器体に収容されている内容物を注出した後、押圧を解除して前記通気路を介して該外郭ボトルと該内容器体との間に外気が導入されたときに、前記間隙を起点として該内容器体を該外郭ボトルから容易に剥離させることができる。
尚、前記鍔部を押圧し、前記円筒状内口部をボトル内部に押し込むと、該鍔部は前記外口部の上端縁に係止されることとなるので、該円筒状内口部が過度にボトル内部に押し込まれることを防止することができる。
また、本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法は、前記外郭ボトルの外口部と同一形状の外口部と、該外口部に連接する外有底円筒状体とを備える外プリフォームの内周側に、前記内容器体の内口部と同一形状の内口部と、該内口部に連接する内有底円筒状体とを備える内プリフォームを配設し、該外プリフォームの外口部と、該内プリフォームの内口部とを口部把持手段により把持し、外有底円筒状体と内有底円筒状体とを、前記外郭ボトルの外面形状に沿う形状のキャビティを備える金型内に配設してブロー成形するときに、該外プリフォームの外口部の上端縁と、該内プリフォームの内口部の鍔部との間にその間隔を保持する間隔保持部材を配設することを特徴とする。
本発明のブロー成形多重ボトルは、前述の形状を備える前記外プリフォームの内周側に、前記内プリフォームを配設し、ブロー成形することにより製造することができる。このとき、前記外プリフォームと前記内プリフォームとは、前記外口部及び前記内口部が前記口部把持手段により把持された状態で、前記外有底円筒状体及び前記内有底円筒状体とが、前記外郭ボトルの外面形状に沿う形状のキャビティを備える金型内に配設される。
前記外プリフォームの外口部と、前記内プリフォームの内口部とは、それぞれ前記外郭ボトルの外口部及び前記内容器体の内口部と同一形状を備えている。そこで、前記外口部及び前記内口部が前記口部把持手段により把持されたときには、該内口部の鍔部は該外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されている。
ところが、このようにしてブロー成形を行うと、形成された前記内容器体が前記外郭ボトル内に引き込まれることとなり、前記鍔部が前記外口部の上端縁に当接されて、該鍔部と該外口部の上端縁との間隔が消滅してしまう。
そこで、本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法では、前記外口部の上端縁と、前記鍔部との間にその間隔を保持する間隔保持部材を配設してブロー成形を行う。この結果、ブロー成形により前記外郭ボトル及び前記内容器体が形成された後も、前記鍔部と前記外口部の上端縁との間隔を消滅させることなく保持することができ、本発明のブロー成形多重ボトルを得ることができる。
本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法において、前記間隔保持部材は、前記外プリフォームの外口部及び前記内プリフォームの内口部と前記口部把持手段との間に配設されるスペーサであってもよく、該口部把持手段と一体に形成され、該外プリフォームの外口部及び該内プリフォームの内口部側に突出する突出部であってもよい。
また、本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法において、前記外プリフォーム及び前記内プリフォームとしては、例えば、該内プリフォームが該外プリフォームの内周側に配設され、前記内有底円筒状体の底部外面が該外プリフォームの前記外有底円筒状体の底部内面に当接されたときに、前記鍔部が該外プリフォームの前記外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されるものを用いることができる。
また、前記外プリフォーム及び前記内プリフォームとしては、該外プリフォームが前記外有底円筒状体の内面に円周方向に沿って形成された段差部を備え、該内プリフォームが前記内有底円筒状体の外面に円周方向に沿って形成された段差部を備え、該内プリフォームは該外プリフォームの内周側に配設され、該内有底円筒状体の外面に形成された該段差部が該外有底円筒状体の内面に形成された該段差部に係止されたときに、前記鍔部が該外プリフォームの該外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されるものを用いるようにしてもよい。
Aは本発明のブロー成形多重ボトルの正面図、BはAのI−I線断面図。 図1Bに対応して本発明のブロー成形多重ボトルの作用を説明する模式的断面図。 本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法に用いる外プリフォーム及び内プリフォームの第1の態様を示す模式的断面図。 本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法に用いる外プリフォーム及び内プリフォームの第2の態様を示す模式的断面図。 本発明のブロー成形多重ボトルの製造方法を示す模式的断面図。 Aは図5の一部の第1の態様を拡大して示す模式的断面図、Bは図5の一部の第2の態様を拡大して示す模式的断面図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態のブロー成形多重ボトル1(以下、多重ボトル1と略記する)は、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂からなり、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトル2と、外郭ボトル2の内側に収容され外圧により変形する内容器体3とからなる。
外郭ボトル2は、例えば、円筒状外口部4と、外口部4に連接する肩部5と、肩部5に連接する胴部6と、胴部6に連接する底部7とを備える。外口部4は外周面に雄ねじ部8と、サポートリング9とを備え、底部7は外郭ボトル2の内側に膨出して多重ボトル1に自立性を付与する凹部10を備えている。
一方、内容器体3は、外口部4内周側に配設される円筒状内口部11と、内口部11に連接し、外郭ボトル2の肩部5、胴部6、底部7の内面形状に沿う形状の内容器体本体12とを備えている。内口部11は、上部が外口部4の上端縁よりも上方に延出され、この延出された部分から径方向外方に張り出す鍔部13を備えており、鍔部13は外口部4の上方に、外口部4の上端縁との間に間隔Cを存して配設されている。
また、内口部11は、外周面に溝14を備えている。溝14は鍔部13の下面に形成された溝15に連設されており、溝15は鍔部13の外周縁で外部に開放されている。この結果、溝14及び溝15により、外郭ボトル2と内容器体3との間に外気を導入する通気路16が形成されている。
多重ボトル1は、図2に示すように、上方から押圧力Fを加えて鍔部13を押圧し、内口部11を多重ボトル1の内部に押し込むと、内容器体本体12の内口部11に連接する部分、すなわち外郭ボトル2の肩部5に対応する部分が座屈されて多重ボトル1の内部に凹み、肩部5との間に間隙17が形成される。このとき、鍔部13と外口部4の上端縁との間隔Cは、上述のように鍔部13を押圧して内口部11を多重ボトル1の内部に押し込んだときに間隙17を形成できる大きさを備えていればよく、過度に大きくする必要はない。
そこで、外郭ボトル2の胴部6を押圧し、内容器体本体12を減容変形させて内容器体本体12に収容されている内容物を注出した後、押圧を解除して通気路16を介して外郭ボトル2と内容器体3との間に外気が導入されたときに、間隙17を起点として内容器体3を外郭ボトル2から容易に剥離させることができる。
尚、鍔部13を押圧し、内口部11を多重ボトル1の内部に押し込むと、鍔部13は外口部4の上端縁に係止されることとなるので、内口部11が過度に多重ボトル1の内部に押し込まれることを防止することができる。
また、鍔部13は外口部4の上端縁に係止されたとき、鍔部13の下面に形成された溝15は内口部11の外周面に形成された溝14に連設される一方、鍔部13の外周縁で外部に開放されている。従って、多重ボトル1では、鍔部13は外口部4の上端縁に係止されたときにも、溝14,15からなる通気路16を介して、外郭ボトル2と内容器体3との間に外気を導入することができる。
次に、本実施形態の多重ボトル1の製造方法について、説明する。
多重ボトル1は、例えば、図3に示す外プリフォーム21の内周側に、内プリフォーム22を配置してブロー成形することにより製造することができる。
外プリフォーム21は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂を材料として射出成形により形成され、外口部4と、外口部4の下方に連接された外有底円筒状体23とにより形成される。外口部4は、外郭ボトル2の外口部4と同一形状であり、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
内プリフォーム22は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂を材料として射出成形により形成され、内口部11と、内口部11の下方に連接された内口部11よりも外径が小さい内有底円筒状体24とにより形成される。内口部11は、内容器体3の内口部11と同一形状であり、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
内プリフォーム22では、内有底円筒状体24の外径が内口部11よりも小さいことにより、溝14の下端は内口部11と内有底円筒状体24との境界で内有底円筒状体24の外面に臨んで開放される。
図3に示すように、内プリフォーム22は内有底円筒状体24の底部24aの外面が、外プリフォーム21の外有底円筒状体23の底部23aの内面に当接されることにより位置決めされ、鍔部13が外プリフォーム21の外口部4の上方に、外口部4の上端縁との間に間隔Cを存して配設される。
また、多重ボトル1は、図4に示す外プリフォーム21の内周側に、内プリフォーム22を配置してブロー成形することにより製造することもできる。
図4に示す外プリフォーム21は、外有底円筒状体23の内面に円周方向に沿って形成された段差部25を備えることを除いて、図3に示す外プリフォーム21と同一形状であり、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、図4に示す内プリフォーム22は、内有底円筒状体24の外面に円周方向に沿って形成された段差部26を備え、内有底円筒状体24の底部24aの外面が、外プリフォーム21の外有底円筒状体23の底部23aの内面に当接されていないことを除いて、図3に示す内プリフォーム22と同一形状であり、同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、内プリフォーム22は内有底円筒状体24の外面に形成された段差部26が外プリフォーム21の外有底円筒状体23の内面に形成された段差部25に係止されることにより位置決めされ、鍔部13が外プリフォーム21の外口部4の上方に、外口部4の上端縁との間に間隔Cを存して配設される。このとき、内プリフォーム22では、溝14の下端が外プリフォーム21の段差部25より下方の外有底円筒状体23の内面に臨んで開放される。
本実施形態の多重ボトル1の製造方法では、外プリフォーム21の内周側に内プリフォーム22を配設した状態で、図5に示すブロー成形装置31に装着し、ブロー成形を行う。尚、外プリフォーム21及び内プリフォーム22は、金型32に装着されるに先立ってブロー成形可能な温度に加熱されている。
ブロー成形装置31は、図5において要部を示すように、金型32と、口部把持ブロック33と、ブローノズル34とを備えている。
金型32は、外郭ボトル2の肩部5、胴部6、底部7の外形に沿う形状を内面に備える割型35,36と、凹部10の外形に沿う形状を内面に備える凹部成形部37と、外口部4を下にして外プリフォーム21を倒立状態で支持する支持開口部38とを備えている。金型32は、割型35,36と凹部成形部37とによりキャビティ39が形成される一方、割型35,36と凹部成形部37とを分割することにより成形後の多重ボトル1が脱型できるようになっている。
口部把持ブロック33は、支持開口部38に倒立状態で支持されている外プリフォーム21の外口部4と、外プリフォーム21の内周側に配設されている内プリフォーム22の内口部11とを、ブロック40,41により左右から挟持する。この結果、外プリフォーム21は、外口部4のサポートリング9の下方の外有底円筒状体23がキャビティ39内に露出される。またこのとき、内プリフォーム22の鍔部13の下方には、ブローノズル34が装着される開口部42が形成される。
ブローノズル34は、図示しない昇降手段により昇降され、口部把持ブロック33の開口部42に挿入される。このとき、ブローノズル34は、先端部34aが内プリフォーム22の内口部11内に挿入される一方、Oリング43を介して内プリフォーム22の鍔部13の上端面に気密に当接する。ブローノズル34には図示しないストレッチロッドが挿通されるようになっており、該ストレッチロッドの外周面とブローノズル34の内周面との間には、図示しない高圧気体供給手段に接続された気体通路44が形成される。
尚、図5では、図4に示す外プリフォーム21及び内プリフォーム22を用いる例を示しているが、図3に示す外プリフォーム21及び内プリフォーム22を用いるようにしてもよい。
本実施形態の多重ボトル1の製造方法では、図5のようにして、外プリフォーム21の外口部4と内プリフォーム22の内口部11とを、口部把持ブロック33のブロック40,41により左右から挟持するときに、図6Aに示すように、外口部4の上端縁と鍔部13との間に間隔保持部材としてのスペーサ45を配設する。又は、図6Bに示すように、口部把持ブロック33のブロック40,41と一体に形成され、外プリフォーム21の外口部4及び内プリフォーム22の内口部11側に突出する突出部46を設け(図6Bではブロック41に突出部46を設けた場合を示している)、突出部46を外口部4の上端縁と鍔部13との間に挿入して間隔保持部材としてもよい。
そして、外口部4の上端縁と鍔部13との間にスペーサ45又は突出部46を配設した状態で、ブローノズル34の気体通路44から内プリフォーム22内に加圧空気を導入し、同時に気体通路44に挿通されたストレッチロッド(図示せず)を上方に伸長させブロー成形することにより、図1に示す多重ボトル1を得ることができる。
尚、図4に示す外プリフォーム21及び内プリフォーム22を用いる場合、前記ブロー成形により段差部25,26が消滅するので、鍔部13を押圧して内口部11を多重ボトル1の内部に押し込む際に段差部25,26が障害になることがない。
1…ブロー成形多重ボトル、 2…外郭ボトル、 3…内容器体、 4…外口部、 5…肩部、 6…胴部、 7…底部、 11…内口部、 12…内容器体本体、 13…鍔部、 16…通気路、 17…間隙。

Claims (6)

  1. 円筒状外口部と、該外口部に連接する肩部と、該肩部に連接する胴部と、該胴部に連接する底部とを備え、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルと、
    該外郭ボトルの該外口部の内周側に配設される円筒状内口部と、該内口部に連接し該外郭ボトルの内面形状に沿う形状の内容器体本体とを備え、外圧により変形する内容器体と、
    該外口部と該内口部との間に形成されて該外郭ボトルと該内容器体との間に外気を導入する通気路とを備えるブロー成形多重ボトルにおいて、
    該内口部は該外口部の上端よりも上方に延出された部分から径方向外方に張り出す鍔部を備え、該鍔部は該外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されていることを特徴とするブロー成形多重ボトル。
  2. 円筒状外口部と、該外口部に連接する肩部と、該肩部に連接する胴部と、該胴部に連接する底部とを備え、外圧に対して原形復帰可能な外郭ボトルと、
    該外郭ボトルの該外口部の内周側に配設される円筒状内口部と、該内口部に連接し該外郭ボトルの内面形状に沿う形状の内容器体本体とを備え、外圧により変形する内容器体と、
    該外口部と該内口部との間に形成されて該外郭ボトルと該内容器体との間に外気を導入する通気路とを備え、
    該内口部は該外口部の上端よりも上方に延出された部分から径方向外方に張り出す鍔部を備え、該鍔部は該外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されているブロー成形多重ボトルの製造方法であって、
    該外郭ボトルの外口部と同一形状の外口部と、該外口部に連接する外有底円筒状体とを備える外プリフォームの内周側に、該内容器体の内口部と同一形状の内口部と、該内口部に連接する内有底円筒状体とを備える内プリフォームを配設し、
    該外プリフォームの外口部と、該内プリフォームの内口部とを口部把持手段により把持し、外有底円筒状体と内有底円筒状体とを、前記外郭ボトルの外面形状に沿う形状のキャビティを備える金型内に配設してブロー成形するときに、
    該外プリフォームの外口部の上端縁と、該内プリフォームの内口部の鍔部との間にその間隔を保持する間隔保持部材を配設することを特徴とするブロー成形多重ボトルの製造方法。
  3. 請求項2記載のブロー成形多重ボトルの製造方法において、前記間隔保持部材は、前記外プリフォームの外口部及び前記内プリフォームの内口部と前記口部把持手段との間に配設されるスペーサであることを特徴とするブロー成形多重ボトルの製造方法。
  4. 請求項2記載のブロー成形多重ボトルの製造方法において、前記間隔保持部材は、前記口部把持手段と一体に形成され、前記外プリフォームの外口部及び前記内プリフォームの内口部側に突出する突出部であることを特徴とするブロー成形多重ボトルの製造方法。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項記載のブロー成形多重ボトルの製造方法において、前記内プリフォームは前記外プリフォームの内周側に配設され、前記内有底円筒状体の底部外面が該外プリフォームの前記外有底円筒状体の底部内面に当接されたときに、前記鍔部が該外プリフォームの前記外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されることを特徴とするブロー成形多重ボトルの製造方法。
  6. 請求項2〜請求項4のいずれか1項記載のブロー成形多重ボトルの製造方法において、前記外プリフォームは前記外有底円筒状体の内面に円周方向に沿って形成された段差部を備え、前記内プリフォームは前記内有底円筒状体の外面に円周方向に沿って形成された段差部を備え、該内プリフォームは該外プリフォームの内周側に配設され、該内有底円筒状体の外面に形成された該段差部が該外有底円筒状体の内面に形成された該段差部に係止されたときに、前記鍔部が該外プリフォームの該外口部の上方に、該外口部の上端縁との間に所定の間隔を存して配設されることを特徴とするブロー成形多重ボトルの製造方法。
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