JP2006008190A - グリップボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、容易にブロー成形可能なグリップボトルを提供することにある。
【解決手段】 本発明にかかるグリップボトル1は、口部2と、胴部3と、底部4と、胴部3に形成された2つの把持用凹部8と、を有する。把持用凹部8は、底壁82と、胴部3から底壁82へとボトル1の内側に向かって傾斜した環状の周壁84と、底壁82と周壁84とを接続する接続部88と、を有している。底壁82は、ボトル1の下方に向かうに従ってボトル1の外側に向かって広がり、接続部88と接続している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、グリップボトルに関する。
合成樹脂製のボトルとして、ポリ・エチレン・テレフタレート製の容器いわゆるPETボトルによって特に飲料用の容器として広く普及している。
このようなPETボトルには、ハンドリング性の向上のため、ボトルの胴部に把持用凹部を2箇所設けたグリップボトルが知られている。
このようなグリップボトルにおいては、把持用凹部の深さをさらに深くすることが要望されていた。しかし、把持用凹部を深くすると、ブロー成形時に把持用凹部の周囲の形状が出にくく成形不良となってしまうという問題があった。そのため、グリップボトルのブロー成形金型の把持用凹部形成キャビティを可動入れ子とし、ブロー成形途中でこの可動入れ子を移動させ、深い把持用凹部を成形していた(例えば、特許文献1参照)。
このような可動入れ子を有するブロー金型は高価であり、成形調整も比較的難しかった。
特開2003−103612号公報
本発明の目的は、容易にブロー成形可能なグリップボトルを提供することにある。
本発明にかかるグリップボトルは、開口する口部と、薄肉に形成された胴部と、接地部を有する底部と、該胴部に形成された2つの把持用凹部と、を有する合成樹脂製のボトルであって、
前記把持用凹部は、底壁と、前記胴部から該底壁へと前記ボトルの内側に向かって傾斜した環状の周壁と、該底壁と該周壁とを接続する接続部と、を有し、
前記底壁は、前記ボトルの下方に向かうに従って前記ボトルの外側に向かって広がり、前記接続部に接続されたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ボトルのブロー成形時に狭い把持用凹部間から胴部下方へとスムーズに合成樹脂が延伸され、把持用凹部の成形不良を防止できる。したがって、把持用凹部を成形するための可動入れ子を用いることなく、確実に把持用凹部をブロー成形することができる。
本発明にかかるグリップボトルにおいて、
前記底壁は、前記ボトルの上方に向かうに従って前記ボトルの外側に向かって広がり、前記接続部に接続されることができる。
このような構成とすることで、ボトルのブロー成形時に、ボトルの口部側に偏らせること無く、縦方向に合成樹脂を延伸させることができ、ボトルの縦方向における肉厚分布を均一化させることができる。
本発明にかかるグリップボトルは、開口する口部と、薄肉に形成された胴部と、接地部を有する底部と、該胴部に形成された2つの把持用凹部と、を有する合成樹脂製のボトルであって、
前記把持用凹部は、底壁と、前記胴部から該底壁へと前記ボトルの内側に向かって傾斜した環状の周壁と、を有し、
前記周壁は、前記ボトルの縦方向に延びる2つの縦周壁と、前記底壁の上下端と接続する2つの横周壁と、を含み、
前記縦周壁は、前記胴部と該縦周壁との連結部と、前記胴部の中心軸と、を結ぶ直線の間に形成されたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ブロー成形されるときに、合成樹脂がボトルの周方向に無理なくブロー成形されるため、把持用凹部を確実に成形することができる。
本発明にかかるグリップボトルは、開口する口部と、薄肉に形成された胴部と、接地部を有する底部と、該胴部に形成された2つの把持用凹部と、を有する合成樹脂製のボトルにおいて、
前記把持用凹部は、底壁と、前記胴部から該底壁へと前記ボトルの内側に向かって傾斜した環状の周壁と、該底壁と該周壁とを接続する接続部と、を有し、
前記周壁は、前記ボトルの縦方向に延びる2つの縦周壁と、前記底壁の上下端と接続する2つの横周壁と、を含み、
前記底壁は、前記ボトルの下方に向かうに従って前記ボトルの外側に向かって広がり、前記接続部と接続し、
前記縦周壁は、前記胴部と該縦周壁との連結部と、前記胴部の中心軸と、を結ぶ直線の間に形成されたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、合成樹脂をボトルの縦方向にスムーズに延伸させることができ、ボトルの縦方向における肉厚分布を均一化させることができる。また、ボトルにブロー成形されるときに、合成樹脂がボトルの周方向に無理なくブロー成形されるため、把持用凹部を確実に成形することができる。
本発明にかかるグリップボトルにおいて、前記胴部は、横断面略三角形であり、その頂点側に把持部が形成され、該頂点から延びる2辺側に前記把持用凹部が形成させることができる。
このような構成とすることで、把持部が細い頂点側に配置されるため、把持用凹部に充分に指を掛けることができ、手の小さな女性であっても容易にボトルを把持することができる。また、把持部は狭い把持用凹部同士の間隔によって合成樹脂が延伸されにくいが、頂点に把持部を配置することで、ボトル中心側からみて先細り形状となるため、容易にブロー成形することができる。
本発明にかかるグリップボトルにおいて、前記把持部は、該把持部の下方に形成された胴部よりも前記ボトルの内側に形成させることができる。
このような構成とすることで、把持部の形状のブロー成形不良を防止し、把持部の形状を確実に成形することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルを示す右側面図である。図2は、本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルを示す背面図である。図3は、本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルの横断面図(X−X’断面)である。図4は、本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルの縦断面図(Y−Y’断面)である。図5は、本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルのブロー成形工程を示す説明図である。図6は、本発明の別の実施の形態にかかるグリップボトルを示す右側面図である。図7は、本発明の別の実施の形態にかかるグリップボトルを示す背面図である。図8は、本発明の別の実施の形態にかかるグリップボトルの横断面図(Z−Z’断面)である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態にかかるグリップボトル1は、開口する口部2と、薄肉に形成された横断面略四角形の胴部3と、容器の自立時に接地する接地部を有する容器の底部4と、該胴部に対向して形成された把持用凹部と、を有する水などの内容物を収容する合成樹脂製のグリップボトル1である。
口部2は、図1、2に示すように、図示せぬキャップを組み付けるためのネジ部を有している。通常、口部2は、射出成形によって成形された形状のままボトル1の口部2となるので、図3〜5に示すように、口部2の中心軸がボトルの中心軸Oとなる。
グリップボトル1の胴部3は、図1における左側のボトル正面側に広く略平坦なラベル貼付部7と、図1における右側のボトル背面側に形成された把持部9と、ボトルの中心軸O付近で胴部3の内側へ窪んだ2つの把持用凹部8、8と、を有する。
把持用凹部8、8は、グリップボトル1の高さ方向の中段であって、図2に示すように、胴部3の左右に各1箇所ずつ対向して形成されている。胴部3におけるラベル貼付部7の反対側、つまり胴部3の背面側に形成された把持部9は、把持用凹部8,8に挟まれた胴部3の壁部である。内容物の入ったグリップボトル1の購入者は、一方の把持用凹部8(例えば図2の左側)に親指をいれ、他方の把持用凹部8(例えば図2の右側)に残りの指を入れ、把持部9を掴んでグリップボトル1を持ち運ぶことができる。
把持部9には、複数例えば4本の横方向に延びる凹リブ91が形成されている。凹リブ91は、グリップボトル1を把持した際に、把持部9の変形を防止することができる。図3に示すように、ラベル貼付部7は胴部3の幅とほぼ同じ幅Lを有し、把持部9は幅Lよりも狭い幅Mを有する。
把持用凹部8,8は、ラベル貼付部7と把持部9とを結ぶ傾斜面の第1の周壁86、86の途中に形成されている。第1の周壁86は、図1に示すように、把持用凹部8を囲むように環状に形成されている。把持用凹部8の上下に形成された第1の周壁86d,86cと、把持用凹部8からラベル貼付部7側に形成された第1の周壁86aは、胴部3からボトル1の内側へ傾斜して形成されている。把持用凹部8から把持部9側に形成された第1の周壁86bは、把持用凹部8に向かってボトル1の外方に向かって傾斜して形成されている。
把持用凹部8は、底壁82と、胴部3の第1の周壁86から該底壁82へとボトル1の内側に向かって傾斜した環状の第2の周壁84と、底壁82と第2の周壁84とを接続する円弧状に形成された接続部88と、を有している。第2の周壁84は、ボトル1の縦方向に延びる2つの縦周壁84a、84bと、底壁82の上下端と接続する2つの横周壁84d、84cと、を含む。接続部88は、縦周壁84a、84bに接続する縦接続部88a,88bと、横周壁84d、84cに接続する横接続部88d,88cと、を含む。
底壁82は、略平坦であって、ボトル1の縦方向に長い略長方形である。底壁82には、ボトル1の外側に突出し、横方向に延びる凸リブ81を複数、例えば3本形成されている。凸リブ81によって、内容物を充填した際に、底壁82がボトル1の外方へ膨出変形することを防止する。また、ボトル購入者が把持した際に、把持用凹部8,8に差し入れた指の滑り止めの機能も有する。
底壁82の下端に形成された底壁82cは、ボトル1の下方に向かうに従ってボトル1の外側に広がり、横接続部88cに接続されている。底壁82cの上端は一番下に形成された凸リブ81に接続し、底壁82cの下端は横接続部88cを介して横周壁84cに接続している。また、底壁82cは、凸リブ81からボトル1の外側に向かって傾斜してけいせいされるため、図4に示すように、底壁82,82がボトル1の下方に向かって拡径するように形成されている。
また、底壁82cの上に形成された底壁82aは、中央の凸リブ81と一番下の凸リブ81との間に形成され、底壁82cと同様にボトル1の外側に向かって傾斜し、底壁82,82がボトル1の下方に向かって拡径するように形成されている。したがって、把持用凹部8は、底壁82a及び82cの傾斜によって、ボトル1の下方に向かうに従い徐々に浅くなるように形成される。なお、底壁82a,cの傾斜は単一の傾斜角でも複数の傾斜を組み合わせてもよく、また比較的大きな曲率によって形成してもよい。また、底壁82cの途中、例えば中段から徐々に傾斜させてもよい。
底壁82の上端に形成された底壁82dは、上方に向かってボトル1の外側に広がり、かつ第2の周壁84と接続している。底壁82dの下端は一番上に形成された凸リブ81に接続し、底壁82dの上端は横周壁84dに接続している。底壁82dは、凸リブ81からボトル1の外側に向かって傾斜し、図4に示すように、底壁82,82がボトル1の上方に向かって拡径するように形成されている。なお、底壁82dの傾斜は単一の傾斜角でも複数の傾斜を組み合わせてもよく、また比較的大きな曲率によって形成してもよい。
第2の周壁84の縦周壁84a,84bは、図3に示すように、底壁84から胴部3の第1の周壁86a,86bへと拡径する傾斜壁である。縦周壁84a,84bと第1の周壁86a,86bとの連結部85a,85bから底壁82までの距離(把持用凹部8の深さ)は、15mm〜20mmであり、可動入れ子を用いない通常のグリップボトルよりも5mm〜10mm深く設定されている。そのため、ブロー成形時においては、把持部9側への合成樹脂の延伸が妨げられ、把持部9の形状を出しにくいが、縦周壁84a,84bを大きく拡径するように設定することで把持部9の賦形性を良好とすることができる。このように賦形性を良好とするためには、縦周壁84a,84bが、連結部85a,85bと胴部3の中心軸Oとを結ぶ直線J,Kの間に形成されることで達成される。
このグリップボトル1の成形方法を図5を用いて、以下、詳細に説明する。
グリップボトル1は、合成樹脂、例えばポリ・エチレン・テレフタレート製で、射出成形によって成形された有底筒状のプリフォーム10をブロー成形することで得られる。図5に示されるプリフォーム10は、口部3と、比較的厚肉に形成された有底筒状の胴部と、を有する。そして、プリフォーム10の口部3は射出成形された形状のまま、有底筒状の胴部をブロー成形によって延伸させ、ボトル1の薄肉の胴部3と底部4とを成形する。
したがって、図3に点線で示すように、ボトル1の中心軸Oは、プリフォーム10の中心軸Oと同じであり、射出成形されたままの口部2の中心軸Oでもある。
図5は、延伸ブロー成形部100の概略図である。
プリフォーム10は、図示せぬ加熱部において、例えば、複数の赤外線ヒータなどの加熱手段によって、口部2を除いて延伸適温に加熱され、図示せぬ搬送部材上に倒立状態で支持されたまま、延伸ブロー成形部100に搬入される。延伸ブロー成形部100は、プリフォーム10の両側に配置された割型のブロー型102,102と、口部2を保持するネックガイド104、104と、プリフォーム10の上方に配置された底型106と、を有する。
延伸ブロー成形部100に搬入されたプリフォーム10に対し、ブロー型102,102をプリフォーム10に対し前進させると、ブロー型締め完了前にまずネックガイド104,104がプリフォーム10の口部2を保持する。そのままブロー型102,102を前進させると、ブロー型締めが完了する。ブロー型締めされた状態で、延伸ロッド120をプリフォーム10内へ挿入し、所定量例えば、10mmプリフォームを縦方向に予備延伸する。この後、プリフォーム10を底型106付近まで延伸させながら、プリフォーム10内へ高圧のブローエアを吹き込み、ブロー成形を行なう。なお、このような予備延伸は、ブロー型締め後に限らず、ブロー型締め前であってネックガイド104,104による口部2の保持の状態でも可能である。
このように予備延伸することで、プリフォーム10の胴径が細くなり、ブローキャビティ110との周方向距離が大きくなり、ブロー成形時にはより円滑な合成樹脂の延伸が行なわれる。特に、把持用凹部8,8を形成するための凹部形成用キャビティ112は、プリフォーム10に近く、ブロー成形直後にプリフォーム10と接触してしまうので、ブロー成形時に円滑な延伸を妨げる要因になる。しかしながら、このようにブロー成形開始時点で周方向距離が大きいことで、ブロー成形時の延伸に有利である。
ブローキャビティ110、110に形成された凹部形成用キャビティ112,112は、上述した把持用凹部8,8を得るための形状に加工されている。したがって、予備延伸をしなくても円滑な延伸が可能であるが、予備延伸をすることでより好ましい肉厚分布を得ることができる。
具体的には、凹部形成用キャビティ112,112は、底壁82,82がボトル1の下方(底部4側)に向かって拡径するように形成されているため、ブロー成形時に合成樹脂を底部4(第1の周壁86c)側へスムーズに延伸させることができる。また、凹部形成用キャビティ112,112は、底壁82dがボトル1の上方(口部2側)に向かって拡径するように形成されているため、ブロー成形時に合成樹脂を底部4(第1の周壁86c)側へスムーズに延伸させることができる。さらに、凹部形成用キャビティ112,112は、縦周壁84a,84bが連結部85a,85bと胴部3の中心軸Oとを結ぶ直線J,Kの間に形成されているため、ブロー成形時に合成樹脂をボトル1の胴部(第1の周壁86a,86b)側へスムーズに延伸させることができる。
ブロー成形後、ボトル1内の高圧エアを排気して、底型106を上昇させ、ブロー型102、102を後退させて型開する。こうして胴部3に大きく内側に窪んだ把持用凹部8、8を有するグリップボトル1が成形される。ボトル1は、延伸ブロー成形部100から図示せぬ搬送部材に支持されたまま搬出され、ブロー成形機外へと取り出される。
本発明の別の実施の形態について、図6〜8を用いて説明する。
本実施の形態にかかるグリップボトル1は、胴部3が横断面略三角形であることが、先に説明した実施の形態と大きく異なる。先に説明した実施例と共通する部分については同じ符号で示し、説明を省略する。図8に示されるように、ボトル1の胴部3の横断面は、略正三角形であり、その三角形の第1の辺70がラベル貼付部7であり、第1の辺70に対向する頂点側に把持部9が形成されている。把持部9が形成された頂点から延びる第2の辺71、第3の辺72側に把持用凹部8,8が形成されている。このように構成されていることで、把持部9の幅を狭く形成しても、胴部3は略三角形であるため、ボトル1全体の印象に違和感が無い。また、把持部9の幅を狭くすることができるため、把持用凹部8,8に指を掛けやすい。
横断面略三角形の胴部3の各頂点は、面取りされて、第1〜3の辺70、71、72よりも短い第4〜6の辺73,74,75が形成されている。把持部9は、第6の辺75(把持部9の下方に形成された胴部3)よりもボトル1の内側に形成されている。したがって、ボトル1の中心軸Oから把持部9までの距離は、ボトル1の中心軸Oから第4、第5の辺73,74までの距離よりも短い。このように構成されていることで、把持用凹部8,8によって合成樹脂が延伸されにくい把持部9であっても、賦形性不良を防止し、把持部9の形状を確実に成形することができる。
また、把持用凹部8,8の底壁82,82は、ボトル1の中心軸Oを挟んで対向配置されていることが好ましい。より具体的には、図8に示すように、第1の辺70の中心から、第6の辺(把持部9)の中心へ延びる直線Pと、ボトル1の中心軸Oで直交する直線Q上に底壁82,82が配置されることが好ましい。このようにすると、把持用凹部8,8がほとんど把持部9側に偏らないため、把持部9の賦形性を良好とすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形が可能である。
例えば、前記実施の形態においては、最も一般的なポリ・エチレン・テレフタレート樹脂を用いたが、これに限らず合成樹脂製の容器を成形する樹脂であれば、適宜選択して利用することができる。
本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルを示す右側面図である。 本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルを示す背面図である。 本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルの横断面図(X−X’断面)である。 本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルの縦断面図(Y−Y’断面)である。 本発明の一実施の形態にかかるグリップボトルのブロー成形工程を示す説明図である。 本発明の別の実施の形態にかかるグリップボトルを示す右側面図である。 本発明の別の実施の形態にかかるグリップボトルを示す背面図である。 本発明の別の実施の形態にかかるグリップボトルの横断面図(Z−Z’断面)である。
符号の説明
1 ボトル
2 口部
3 胴部
4 底部
8 把持用凹部
9 把持部
10 プリフォーム
O ボトルの中心軸

Claims (6)

  1. 開口する口部と、薄肉に形成された胴部と、接地部を有する底部と、該胴部に形成された2つの把持用凹部と、を有する合成樹脂製のボトルにおいて、
    前記把持用凹部は、底壁と、前記胴部から該底壁へと前記ボトルの内側に向かって傾斜した環状の周壁と、該底壁と該周壁とを接続する接続部と、を有し、
    前記底壁は、前記ボトルの下方に向かうに従って前記ボトルの外側に向かって広がり、前記接続部に接続されたグリップボトル。
  2. 請求項1において、
    前記底壁は、前記ボトルの上方に向かうに従って前記ボトルの外側に向かって広がり、前記接続部に接続されたグリップボトル。
  3. 開口する口部と、薄肉に形成された胴部と、接地部を有する底部と、該胴部に形成された2つの把持用凹部と、を有する合成樹脂製のボトルにおいて、
    前記把持用凹部は、底壁と、前記胴部から該底壁へと前記ボトルの内側に向かって傾斜した環状の周壁と、を有し、
    前記周壁は、前記ボトルの縦方向に延びる2つの縦周壁と、前記底壁の上下端と接続する2つの横周壁と、を含み、
    前記縦周壁は、前記胴部と該縦周壁との連結部と、前記胴部の中心軸と、を結ぶ直線の間に形成されたグリップボトル。
  4. 開口する口部と、薄肉に形成された胴部と、接地部を有する底部と、該胴部に形成された2つの把持用凹部と、を有する合成樹脂製のボトルにおいて、
    前記把持用凹部は、底壁と、前記胴部から該底壁へと前記ボトルの内側に向かって傾斜した環状の周壁と、該底壁と該周壁とを接続する接続部と、を有し、
    前記周壁は、前記ボトルの縦方向に延びる2つの縦周壁と、前記底壁の上下端と接続する2つの横周壁と、を含み、
    前記底壁は、前記ボトルの下方に向かうに従って前記ボトルの外側に向かって広がり、前記接続部と接続し、
    前記縦周壁は、前記胴部と該縦周壁との連結部と、前記胴部の中心軸と、を結ぶ直線の間に形成されたグリップボトル。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記胴部は、横断面略三角形であり、その頂点側に把持部が形成され、該頂点から延びる2辺側に前記把持用凹部が形成されたグリップボトル。
  6. 請求項5において、
    前記把持部は、該把持部の下方に形成された胴部よりも前記ボトルの内側に形成されたグリップボトル。
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