JP2017195465A - 印刷制御装置、印刷制御方法、および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法、および印刷制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】冊子の作成の際に白ページを除去する作業に手間がかからず、品質の低下を防止する画像処理装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムを提供する。【解決手段】印刷制御装置200は、複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成する。印刷制御装置200は、複数枚の用紙に形成するページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する配置計画部620と、計画された配置に基づいてページ画像を用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する白ページ判断部630と、白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、計画されたページ画像の配置を入れ替えて、白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約する配置入替部640と、を備える。【選択図】図3B

Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法、および印刷制御プログラムに関する。
従来から、N(2以上の整数)ページ分のページ画像を1枚の用紙に集約して印刷する(いわゆる「Nin1印刷」)機能を有する画像形成装置が開発されている。Nin1印刷は、印刷用紙を節約したい場合などに利用される。
Nin1印刷によりNページ分のページ画像が印刷された用紙を断裁してN分割し、断裁後の断裁束を重ね合わせて冊子としてまとめることもできる。この場合、一部のページの順序を入れ替える煩雑な作業等をしなくても、断裁後の断裁束を重ね合わせるだけで、正しいページ順序の冊子ができるように、各ページ画像の配置が調整される(たとえば、特許文献1)。
特開2002−281278号公報
しかし、上記の特許文献1では、ページ画像の総ページ数がNで割り切れない場合に、白ページ(ページ画像が形成されないページ)を挿入する必要があることについて考慮されていない。そのため、印刷後、挿入した白ページを1ページずつ断裁束から除去する作業が必要になり、手間がかかる。また、白ページを除去する作業は手作業であるため、作業ミスが生じ易く、断裁束をめくる作業等によっても品質が低下するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。すなわち、冊子の作成の際に白ページを除去する作業に手間がかからず、品質の低下を防止する印刷制御装置等を提供することを目的とする。
(1)複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成する印刷制御装置であって、複数枚の用紙に形成する前記ページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する配置計画部と、前記配置計画部により計画された配置に基づいて前記ページ画像を複数枚の前記用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、前記ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する白ページ判断部と、前記白ページ判断部により白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、前記配置計画部により計画された前記ページ画像の配置を入れ替えて、前記白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約する配置入替部と、を備える印刷制御装置。
(2)前記白ページ判断部は、前記印刷ジョブに含まれる前記ページ画像の総ページ数を前記Nで除したときの剰余が0ではない場合に、前記白ページ画像を挿入する必要があると判断する、上記(1)に記載の印刷制御装置。
(3)前記配置入替部は、前記用紙をN分割する際の断裁順序に応じて、前記白ページ画像の配置を決定する、上記(1)または(2)に記載の印刷制御装置。
(4)前記断裁順序は、所定の規則に従って断裁するための断裁ポリシーに基づいて決定される、上記(3)に記載の印刷制御装置。
(5)前記断裁順序は、前記用紙をN分割する断裁機の特性に基づいて決定される、上記(3)または(4)に記載の印刷制御装置。
(6)前記配置入替部は、複数部印刷が指定された印刷ジョブを受信した場合、または前記ページ画像の総ページ数が同一の異なる印刷ジョブを受信した場合に、部数ごとに挿入が必要になった全ての前記白ページ画像を、共通する先頭の用紙に形成される位置に集約する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の印刷制御装置。
(7)前記配置入替部によって入れ替えられた配置に従って前記ページ画像に基づく画像を前記用紙に形成する印刷実行部を備え、前記印刷実行部は、前記白ページ画像に代えて、白ページを除去する作業を支援するための除去ガイドが付された除去ガイド画像を形成する、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の印刷制御装置。
(8)複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成する印刷制御方法であって、複数枚の用紙に形成する前記ページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画するステップ(a)と、前記ステップ(a)で計画された配置に基づいて前記ページ画像を複数枚の前記用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、前記ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断するステップ(b)と、前記ステップ(b)で白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、前記配置計画部により計画された前記ページ画像の配置を入れ替えて、前記白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約するステップ(c)と、を有する印刷制御方法。
(9)複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成するコンピューターに、複数枚の用紙に形成する前記ページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する手順(a)と、前記手順(a)で計画された配置に基づいて前記ページ画像を複数枚の前記用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、前記ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する手順(b)と、前記手順(b)で白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、前記配置計画部により計画された前記ページ画像の配置を入れ替えて、前記白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約する手順(c)と、を実行させるための印刷制御プログラム。
本発明によれば、複数のページ画像がNページごとに集約されて形成された用紙(Nin1印刷された用紙)を、断裁によりN分割する場合において、白ページ画像を挿入する必要がある場合にはページ画像の配置を入れ替えて白ページ画像を先頭の用紙に集約する。これにより、冊子の作成の際に除去すべき白ページ画像が、先頭の用紙に集約されて形成されるため、白ページを除去する作業に手間がかからず、品質の低下を防止できる。
画像処理システムの概略構成図である。 ジョブ投入装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 印刷制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ジョブ投入装置の機能構成例を示すブロック図である。 印刷制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 ジョブ投入処理のフローチャートである。 縦→横→縦の順序で断裁する操作を説明するための図である。 縦→縦→横の順序で断裁する操作を説明するための図である。 横→縦→縦の順序で断裁する操作を説明するための図である。 Nin1印刷処理のフローチャートである。 ページ順序に従ってRIP処理されたページ画像の例を示す図である。 入替処理前におけるページ画像の配置例を示す図である。 入替処理後におけるページ画像の配置例1を示す図である。 入替処理後におけるページ画像の配置例2を示す図である。 入替処理後における除去ガイド画像の配置例1を示す図である。 入替処理後における除去ガイド画像の配置例2を示す図である。 断裁工程の作業結果(白ページが4ページの場合)を示す図である。 断裁工程の作業結果(白ページが7ページの場合)を示す図である。 断裁順序決定処理のフローチャートである。 断裁順序の決定方法を説明するための図である。 入替処理のフローチャートである。 第1工程の断裁例(白ページが4ページの場合)を示す図である。 第1工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが4ページの場合)を示す図である。 第1工程の断裁後における除去ガイド画像の配置例(除去ガイドが4ページの場合)を示す図である。 第1工程の断裁例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 第1工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 第2工程の断裁例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 第2工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 第3工程の断裁例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 第3工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 第3工程の断裁後における除去ガイド画像の配置例(白ページが7ページの場合)1を示す図である。 第3工程の断裁後における除去ガイド画像の配置例(白ページが7ページの場合)2を示す図である。 入替処理後におけるページ画像および白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。 断裁工程(白ページが4ページの場合)の変形例を示す図である。 断裁工程(白ページが7ページの場合)の変形例を示す図である。 複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例1を示す図である。 複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例2を示す図である。 複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例3を示す図である。 複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例4を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[画像処理システム10(ハードウェア構成)]
図1は、画像処理システム10の概略構成図である。図2Aは、ジョブ投入装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2Bは、印刷制御装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2Cは、画像形成装置300のハードウェア構成例を示すブロック図である。以下、図1、2A、2B、2Cを参照して、画像処理システム10の概略構成、特にハードウェア構成について説明する。
(1)全体構成
図1に示すとおり、画像処理システム10は、ジョブ投入装置100と、印刷制御装置200と、画像形成装置300と、断裁機400と、を備える。断裁機400以外の各装置100、200、300は、LAN(Local Area Network)等のコンピューターネットワーク(以下では、単に「ネットワーク50」と称する)を介して相互に通信可能に接続されている。
なお、画像処理システム10を構成する機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。たとえば、ジョブ投入装置100、印刷制御装置200、画像形成装置300、断裁機400のうち少なくともいずれかが、複数台あってもよい。
(2)ジョブ投入装置100(ハードウェア構成)
ジョブ投入装置100は、画像形成装置300において印刷可能な印刷ジョブを投入するコンピューターである。ジョブ投入装置100には、プリンタードライバー(後述する印刷制御部520)がインストールされている。
具体的なハードウェア構成としては、ジョブ投入装置100は、図2Aに示すように、制御部110と、表示部120と、入力部130と、通信部140とを有し、これらは信号をやり取りするための信号線(バス等)150を介して相互に接続されている。
制御部110は、ジョブ投入装置100全体を制御する。たとえば、制御部110は、CPU111と、メモリー112と、ストレージ113とを有する。
CPU111は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、ジョブ投入装置100の各機能は、それに対応するプログラムをCPU111が実行することにより発揮される。
メモリー112は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー112には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ストレージ113は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ113には、たとえば、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリー、ROM等が採用される。
表示部120は、ジョブ投入装置100を操作するために必要な情報や設定情報など、各種データを表示する。表示部120には、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)等が採用される。
入力部130は、ユーザーの指示に従って各種データを入力する。入力部130には、たとえば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスが採用される。
通信部140は、外部機器(たとえば、印刷制御装置200、画像形成装置300等)とネットワーク50を介して通信するためのインターフェースである。
(3)印刷制御装置200
印刷制御装置200は、ネットワーク50に接続される画像形成装置300を制御するプリンターコントローラーである。印刷制御装置200が制御する画像形成装置300は、あらかじめ印刷制御装置200において登録されている。
具体的なハードウェア構成としては、印刷制御装置200は、図2Bに示すように、制御部210と、通信部220とを有し、これらは信号をやり取りするための信号線(バス等)230を介して相互に接続されている。
制御部210は、印刷制御装置200全体を制御する。たとえば、制御部210は、CPU211と、メモリー212と、ストレージ213とを有する。CPU211、メモリー212、ストレージ213については、それぞれ、ジョブ投入装置100と同様の構成により実現できるため、説明を省略する。
通信部220は、外部機器(たとえば、ジョブ投入装置100、画像形成装置300等)とネットワーク50を介して通信するためのインターフェースである。
(4)画像形成装置300
画像形成装置300は、少なくとも印刷機能を有するプリントエンジンである。たとえば、画像形成装置300は、印刷制御装置200からの指示に基づき印刷を実行するプリンター、複合機(MFP)等である。
具体的なハードウェア構成としては、画像形成装置300は、図2Cに示すように、制御部310と、操作パネル部320と、印刷実行部330と、通信部340とを有する。これらは、信号をやり取りするための信号線350を介して相互に接続されている。
制御部310は、画像形成装置300全体を制御する。たとえば、制御部310は、CPU311と、メモリー312と、ストレージ313とを有する。CPU311、メモリー312、ストレージ313については、それぞれ、ジョブ投入装置100や印刷制御装置200と同様の構成により実現できるため、説明を省略する。
操作パネル部320は、ディスプレイ等の表示部と、当該表示部の表示面側に貼られた透過性のある操作パネルとから構成される。操作パネル部320は、表示部に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。なお、操作パネル部320は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
印刷実行部330は、電子写真方式の作像プロセスにより、印刷制御装置200から転送されたデータに基づく画像(たとえば、Nページ分のページ画像が集約された集約画像)を給紙トレイ等から供給された用紙に形成(印刷)する。ただし、印刷実行部330により採用される画像形成方式は、インパクト方式、熱転写方式、及びインクジェット方式等の他の方式であってもよい。印刷実行部330により画像が形成された用紙(以下、「印刷物」と称する)は排紙トレイ等に出力される。
通信部340は、外部機器(たとえば、ジョブ投入装置100、印刷制御装置200等)とネットワーク50を介して通信するためのインターフェースである。
(5)断裁機400
断裁機400は、画像形成装置300から出力された印刷物を断裁する機器である。たとえば、断裁機400は、用紙束(印刷物の束)または断裁束(印刷物を断裁した後の束)の位置決めに利用される位置決め機構(ストッパ)と、所定長の断裁刃とを備えている。用紙束または断裁束の1辺を位置決め機構に当接させた状態で、断裁刃を操作することによって、用紙束または断裁束を分割できる。なお、断裁機400は、ネットワーク50には接続しておらず、オフラインで使用される。
[画像処理システム10(機能構成)]
以上のようなハードウェア構成を有する画像処理システム10のうち、ジョブ投入装置100および印刷制御装置200は、それぞれ、図3A、3Bに示すような機能構成を有する。
(1)ジョブ投入装置100(機能構成)
図3Aは、ジョブ投入装置100の機能構成例を示すブロック図である。図3Aに示すように、ジョブ投入装置100の制御部110は、原稿データ作成部510と、印刷制御部520とを有する。
原稿データ作成部510は、原稿データ(文書ファイル等)を作成するための一般的なアプリケーションに従って動作する。たとえば、文書を作成するためのアプリケーション、図形を描画するためのアプリケーション、画像を編集するためのアプリケーション等に従って原稿データを作成する。
印刷制御部520は、ジョブ投入装置100にインストールされたプリンタードライバーに従って動作する。たとえば、印刷制御部520は、原稿データ作成部510により作成された原稿データを、印刷制御装置200が解釈可能なPDLデータに変換し、印刷ジョブを生成する。なお、印刷ジョブには、ジョブチケットと、PDLデータとが含まれている。また、ジョブチケットは、ユーザーに指定された設定内容に基づいて作成される。
なお、原稿データ作成部510および印刷制御部520は、それぞれ、CPU111が、ストレージ113にインストールされているプログラムをメモリー112に読み出して実行することにより実現される。
(2)印刷制御装置200(機能構成)
図3Bは、印刷制御装置200の機能構成例を示すブロック図である。図3Bに示すように、印刷制御装置200の制御部210は、RIP部610と、配置計画部620と、白ページ判断部630と、配置入替部640とを有する。
RIP部610は、ジョブ投入装置100から受信した印刷ジョブに含まれるPDLデータに対してRIP処理を実行して、原稿データを構成するページ画像ごとにビットマップ形式のラスターデータ(以下では、単に「ページ画像」と称する場合もある)を生成する。なお、RIP処理には、言語解析処理、色変換処理、スクリーン処理等が含まれる。
配置計画部620は、Nページごとにページ画像が集約された集約画像を生成する場合(Nin1印刷を行う場合)において、複数枚の用紙に形成するページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する。
白ページ判断部630は、配置計画部620により計画された配置に基づいてページ画像を用紙に形成し、当該用紙を断裁機400により断裁してN分割する場合において、ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する。
配置入替部640は、白ページ判断部630により白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、配置計画部620により計画されたページ画像の配置を入れ替えて、当該白ページ画像を先頭の用紙(最初にページ画像が形成される用紙)に形成される位置に集約する。
なお、RIP部610、配置計画部620、白ページ判断部630、および配置入替部640は、それぞれ、CPU211が、ストレージ213にインストールされているプログラムをメモリー212に読み出して実行することにより実現される。
[画像処理システム10の動作]
次に、画像処理システム10の特徴的な動作について説明する。
(1)ジョブ投入処理
図4は、ジョブ投入処理のフローチャートである。なお、ジョブ投入処理は、ジョブ投入装置100において実行される。
また、図5Aは、縦→横→縦の順序で断裁する操作を説明するための図である。図5Bは、縦→縦→横の順序で断裁する操作を説明するための図である。図5Cは、横→縦→縦の順序で断裁する操作を説明するための図である。
以下、図4〜図5Cを参照して、ジョブ投入処理の手順について説明する。なお、以下のステップS101では、制御部110は、上述の原稿データ作成部510として機能し、ステップS102〜S107では、上述の印刷制御部520として機能する。
ジョブ投入装置100の制御部110は、原稿データ(文書ファイル等)を作成する指示を入力部130により受け付けたときに、ジョブ投入処理を開始する。
(ステップS101)
ジョブ投入処理を開始すると、制御部110は、原稿データ(文書ファイル等)を作成するためのアプリケーション等を起動する。起動後、制御部110は、入力部130を介したユーザーの指示に従って、アプリケーションにより原稿データを作成する。その後、制御部110は、作成した原稿データについて印刷の指示を入力部130により受け付けると、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)
制御部110は、プリンタードライバーを起動する。起動後、制御部110は、ステップS101で作成した原稿データについて印刷条件を設定するための画面(印刷設定画面)を表示部120に表示する。なお、以降のステップS106まで継続して印刷設定画面を表示部120に表示させておく。
その後、制御部110は、入力部130を介して「印刷部数」の指定を受け付ける。制御部110は、受け付けた「印刷部数」を示す情報(たとえば、「1部」、「2部」等)を、メモリー112等に記憶する。
(ステップS103)
制御部110は、入力部130を介して「割付数N」の指定を受け付ける。制御部110は、受け付けた「割付数N」を示す情報(たとえば、「8in1」、「4in1」等)を、メモリー112等に記憶する。
(ステップS104)
制御部110は、入力部130を介して「断裁順序」の指定を受け付ける。「断裁順序」とは、印刷後に用紙束を断裁機400でN分割する際に、その用紙束を断裁する順序のことである。
たとえば、ステップS103で割付数Nを「8」に設定した8in1印刷の場合において「縦→横→縦」と指定された場合は、第1工程において用紙を「縦」に断裁し、第2工程において用紙を「横」に断裁し、第3工程において用紙を「縦」に断裁する予定であることを意味する。この場合、第1工程では、用紙の長手方向の長さを1/2に分割する位置(図5Aに示す「1」の位置)で断裁する予定である。また、第2工程では、用紙の短手方向の長さを1/2に分割する位置(図5Aに示す「2」の位置)で断裁する予定である。また、第3工程では、用紙の長手方向の長さを1/4に分割する位置(図5Aに示す「3」の位置)で断裁する予定である。
また、8in1印刷の場合において「縦→縦→横」と指定された場合は、第1工程において用紙を「縦」に断裁し、第2工程において用紙を「縦」に断裁し、第3工程において用紙を「横」に断裁する予定であることを意味する。この場合、第1工程では、用紙の長手方向の長さを1/2に分割する位置(図5Bに示す「1」の位置)で断裁する予定である。また、第2工程では、用紙の長手方向の長さを1/4に分割する位置(図5Bに示す「2」の位置)で断裁する予定である。また、第3工程では、用紙の短手方向の長さを1/2に分割する位置(図5Bに示す「3」の位置)で断裁する予定である。
また、8in1印刷の場合において「横→縦→縦」と指定された場合は、第1工程において用紙を「横」に断裁し、第2工程において用紙を「縦」に断裁し、第3工程において用紙を「縦」に断裁する予定であることを意味する。この場合、第1工程では、用紙の短手方向の長さを1/2に分割する位置(図5Cに示す「1」の位置)で断裁する予定である。また、第2工程では、用紙の長手方向の長さを1/2に分割する位置(図5Cに示す「2」の位置)で断裁する予定である。また、第3工程では、用紙の長手方向の長さを1/4に分割する位置(図5Cに示す「3」の位置)で断裁する予定である。
また、ステップS104では、上記のように「断裁順序」を断裁の工程ごとに指定せずに、所定の規則(大まかな規則)に従って断裁するための断裁ポリシーを指定することも可能である。
たとえば、「取り回し優先」の断裁ポリシーが指定された場合には、各工程において断裁後の断裁束の縦と横の長さの差分が最小になるように断裁する予定であることを意味する。したがって、8in1印刷の場合においては、図5Aに示す例のように、「縦→横→縦」の断裁順序で用紙を断裁すれば、「取り回し優先」の条件を満たす。
また、「回転数優先」の断裁ポリシーが指定された場合には、全工程にわたって断裁束を回転させる総回数が最小になるように断裁する予定であることを意味する。したがって、8in1印刷の場合においては、図5B、5Cに示す例のように、「縦→縦→横」、「横→縦→縦」の断裁順序で用紙を断裁すれば、全工程にわたって断裁束を回転させる総回数は1回となり、「回転数優先」の条件を満たす。
さらに、ステップS104では、「断裁順序」として自動設定(デフォルトの設定)を指定することも可能である。
制御部110は、受け付けた「断裁順序」を示す情報(たとえば、「縦→横→縦」、「取り回し優先」、「自動設定」等)を、メモリー112等に記憶する。
(ステップS105)
制御部110は、入力部130を介して「断裁機の特性」の指定を受け付ける。たとえば、「断裁機の特性」として、断裁機400が備える断裁刃の最大断裁可能幅を指定できる。また、最大断裁可能幅を考慮しない設定にすることもできる。制御部110は、受け付けた「断裁機の特性」を示す情報(たとえば、「Z(mm)」、「無し」等)を、メモリー112等に記憶する。
(ステップS106)
制御部110は、入力部130を介して「除去ガイドの有無」の指定を受け付ける。ここで、除去ガイドは、白ページを除去する作業を支援するための情報であり、たとえば、複数の白ページをまとめて取り除くグループを表現する矩形等の図や記号である。ステップS106において、ユーザーは、白ページ画像に代えて、除去ガイドが付された除去ガイド画像を形成するか否か指定できる。制御部110は、受け付けた「除去ガイドの有無」を示す情報(たとえば、「有り」、「無し」等)を、メモリー112等に記憶する。
(ステップS107)
制御部110は、ステップS101で作成した原稿データを、印刷制御装置200が解釈可能なPDLデータに変換し、印刷ジョブを生成する。なお、印刷ジョブには、PDLデータの他に、ジョブチケットも含まれている。ジョブチケットは、上記のステップS102〜S106において指定された内容、および他の一般的な印刷条件(「用紙サイズ」等)の内容に基づいて作成される。印刷ジョブを生成後、制御部110は、通信部140を介して印刷制御装置200に送信する。
その後、制御部110は、ジョブ投入処理を終了する。
以上のジョブ投入処理が実行されることにより、Nin1印刷後に断裁するときの断裁順序等を指定した印刷ジョブを印刷制御装置200に送信できる。
(2)Nin1印刷処理
次に、印刷制御装置200において実行されるNin1印刷処理について説明する。
図6は、Nin1印刷処理のフローチャートである。
また、図7は、ページ順序に従ってRIP処理されたページ画像の例を示す図である。図8は、入替処理前におけるページ画像の配置例を示す図である。図9Aは、入替処理後における白ページ画像の配置例1を示す図である。図9Bは、入替処理後における白ページ画像の配置例2を示す図である。図10Aは、入替処理後における除去ガイド画像の配置例1を示す図である。図10Bは、入替処理後における除去ガイド画像の配置例2を示す図である。図11は、断裁工程の作業結果(白ページが4ページの場合)を示す図である。図12は、断裁工程の作業結果(白ページが7ページの場合)を示す図である。
以下、図6〜図12を参照して、Nin1印刷処理の手順について説明する。
印刷制御装置200の制御部210は、通信部220を介して印刷ジョブを受信すると、当該印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析して、「割付数N」が指定されているか否か判断する。そして、制御部210は、「割付数N」が指定されている場合には、Nin1印刷処理を開始する。
(ステップS201)
Nin1印刷処理を開始すると、制御部210は、ステップS101において作成された原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pを取得する。たとえば、制御部210は、印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析して、ページ画像の総ページ数Pを取得する。その後、制御部210は、ページ画像の総ページ数Pをメモリー212等に記憶する。
(ステップS202)
制御部210は、「断裁順序」として断裁ポリシーが指定されているか否か判別する。たとえば、制御部210は、印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析して、断裁ポリシーが指定されているか否か判別する。制御部210は、「取り回し優先」または「回転数優先」の断裁ポリシーが指定されている場合には(ステップS202:YES)、処理をステップS203に進める。一方、制御部210は、「断裁順序」として断裁ポリシー以外(たとえば、「縦→横→縦」、「自動設定」等)が指定されている場合には(ステップS202:NO)、処理をステップS204に進める。
(ステップS203)
制御部210は、断裁順序決定処理を実行する。断裁順序決定処理では、制御部210は、指定されている断裁ポリシー(「取り回し優先」または「回転数優先」)の条件を満たすように「断裁順序」を決定する。たとえば、割付数Nが「8」であり(すなわち、8in1印刷)、「取り回し優先」の断裁ポリシーが指定されている場合には、制御部210は、「断裁順序」を「縦→横→縦」に決定する(図5A)。また、割付数Nが「8」であり、「回転数優先」の断裁ポリシーが指定されている場合には、制御部210は、「断裁順序」を「縦→縦→横」または「横→縦→縦」に決定する(図5B、5C)。その後、制御部210は、処理をステップS204に進める。なお、断裁順序決定処理の詳細については後述する。
(ステップS204)
制御部210は、RIP部610として機能し、印刷ジョブに含まれるPDLデータに対してRIP処理を実行する。これにより、ステップS101において作成された原稿データに含まれる各ページ画像に相当するラスターデータ(ページ画像)が生成される。したがって、たとえば、ページ画像の総ページ数Pが「20ページ」である場合には、図7に示すように、20ページ分のラスターデータ(ページ画像)が生成される。なお、図7に示した複数の矩形はそれぞれページ画像を表し、各矩形内の数字はページ画像に予め割り当てられているページ順序(ページ番号)を表す。そして、制御部210は、ステップS204において生成したラスターデータ(ページ画像)をメモリー212等に記憶する。
(ステップS205)
制御部210は、配置計画部620として機能し、用紙に形成するページ画像の配置(面付け)を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する。たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」であり、割付数Nが「8」である場合には、制御部210は、図8に示すように、20ページ分のページ画像を配置する。
(ステップS206)
割付数Nが「8」である場合、図8に示すように、用紙を3枚用意すれば、24ページ分のページ画像を配置できる。しかし、ページ画像が24ページに満たない(20ページしかない)場合には、ページ画像が配置されない領域(4ページ分の領域)が生じる。印刷時のことを考慮すると、当該領域には、後で白ページ画像(全画素が白色の画素値を有する画像)を挿入(配置)する必要がある。
そこで、制御部210は、白ページ判断部630として機能し、ステップS205で計画された配置に基づいてページ画像を用紙に形成する際に、白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する。具体的には、制御部210は、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pを割付数Nで除したときの剰余R(すなわち、R=P mоd N)を算出する。制御部210は、R=0のとき、白ページ画像を挿入する必要はないと判断して(ステップS206:NO)、処理をステップS211に進める。一方、制御部210は、R≠0のとき、図8に示す例のように白ページ画像を挿入する必要があると判断して(ステップS206:YES)、処理をステップS207に進める。
(ステップS207)
制御部210は、(N−R)ページ分の白ページ画像を生成し、ステップS205の計画に従うとページ画像が配置されない領域に挿入する。図8には、4ページ分の白ページ画像が挿入された例が示されている。
(ステップS208)
制御部210は、配置入替部640として機能し、入替処理を実行する。入替処理では、制御部210は、ステップS205において計画されたページ画像の配置を入れ替えて、(N−R)ページ分の白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約する。
たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、制御部210は、図9Aに示すように、先頭の用紙の左半分の領域に4ページ分の白ページ画像を集約して配置する。また、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「横→縦→縦」である場合には、制御部210は、図9Bに示すように、先頭の用紙の上半分の領域に4ページ分の白ページ画像を集約して配置する。
このような白ページ画像の配置の入れ替えに伴い、ページ画像の配置についても入れ替える。その後、制御部210は、処理をステップS209に進める。なお、入替処理の詳細については後述する。
(ステップS209)
制御部210は、「除去ガイドの有無」に関して「有り」が指定されているか否か判別する。たとえば、制御部210は、印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析して判別する。制御部210は、「除去ガイドの有無」に関して「有り」が指定されている場合には(ステップS209:YES)、処理をステップS210に進める。一方、制御部210は、「除去ガイドの有無」に関して「無し」が指定されている場合には(ステップS209:NO)、処理をステップS211に進める。
(ステップS210)
制御部210は、配置入替部640として機能し、ステップS207において挿入した白ページ画像を、除去ガイド700が付された除去ガイド画像で置き換える。
たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」、除去ガイド「有り」が指定された場合には、制御部210は、図10Aに示すように、先頭の用紙の左半分の領域に除去ガイド画像を配置する。また、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「横→縦→縦」、除去ガイド「有り」が指定された場合には、制御部210は、図10Bに示すように、先頭の用紙の上半分の領域に除去ガイド画像を配置する。なお、除去ガイド画像を配置する位置に応じて、除去ガイド700の内容(図形の形状等)を異ならせる。
(ステップS211)
制御部210は、印刷実行の指示を画像形成装置300に対して行う。たとえば、制御部210は、ステップS205、S208、S210において配置(面付け)されたページ画像等を集約した集約画像を生成し、通信部220を介して画像形成装置300に転送する。
その後、印刷制御装置200の制御部210は、Nin1印刷処理を終了する。
このとき、画像形成装置300は、印刷制御装置200から転送された集約画像に基づく印刷を実行する。
ユーザーは、画像形成装置300の排紙トレイに出力された印刷物(用紙束)を断裁機400に移し、ステップS104で指定した断裁順序でその印刷物を断裁(N分割)してから冊子を作成する。
たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、ユーザーは、図11に示すように、第1工程において「縦」に用紙を断裁する(「1」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙が、いずれか1つの断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。これにより、全て(4ページ分)の白ページをまとめて除去できる。その後、ユーザーは、それぞれの断裁束を90度回転させる。
第2工程、第3工程においても同様に断裁、回転を繰り返し、最後は8つの断裁束を重ね合わせて冊子を作成する。
また、別の例として、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「57ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、ユーザーは、図12に示すように、第1工程において「縦」に用紙を断裁する(「1」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙(4ページ分)が、いずれか1つの断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。その後、ユーザーは、それぞれの断裁束を90度回転させる。
続いて、ユーザーは、第2工程において「横」に用紙を断裁する(「2」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙(2ページ分)が、いずれか1つの断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。その後、ユーザーは、それぞれの断裁束を90度回転させる。
さらに、ユーザーは、第3工程において「縦」に用紙を断裁する(「3」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙(1ページ分)が、いずれか1つの断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。最後は8つの断裁束を重ね合わせて冊子を作成する。
以上のように、冊子の作成の際に除去すべき白ページが、断裁束の先頭の用紙に集約されて形成されるため、白ページを除去する作業に手間がかからず、品質の低下を防止できる。
(3)断裁順序決定処理
次に、上記ステップS203の断裁順序決定処理の詳細について説明する。
図13は、断裁順序決定処理のフローチャートである。ただし、「取り回し優先」の断裁ポリシーが指定されている場合の断裁順序決定処理である。
また、図14は、断裁順序の決定方法を説明するための図である。
以下、図13、14を参照して、断裁順序決定処理の手順について説明する。
印刷制御装置200の制御部210は、上記ステップS203に処理が移行すると断裁順序決定処理を開始する。
(ステップS301)
断裁順序決定処理を開始すると、制御部210は、Nin1印刷によりNページ分のページ画像が印刷された用紙を断裁してN分割する場合に必要な断裁回数(工程数)Tを特定する。たとえば、制御部210は、T=logNにより断裁回数Tを求める。したがって、「割付数N」が「8」である場合には、T=3となる。その後、制御部210は、特定した断裁回数Tをメモリー212等に記憶する。
(ステップS302)
制御部210は、ステップS202で特定した断裁回数Tの全ての断裁について断裁向きが決定済みであるか否か判断する。たとえば、断裁回数Tが「3」である場合には、3回分(第1〜第3工程)の断裁について断裁向きを決定したか否か判断する。制御部210は、全ての断裁について断裁向きを決定したと判断した場合には(ステップS302:YES)、断裁順序決定処理を終了して、処理をNin1印刷処理に戻す。一方、制御部210は、全ての断裁について断裁向きを決定していないと判断した場合には(ステップS302:NO)、処理をステップS303に進める。
(ステップS303)
制御部210は、第k工程の断裁前の用紙の縦サイズL、横サイズWを算出する。
たとえば、第1工程(用紙を初めて断裁するとき)の断裁前の用紙の縦サイズL、横サイズWを算出する場合には、印刷ジョブに含まれるジョブチケットを解析して、印刷に使用する用紙として指定されている「用紙サイズ」を特定する。そして、「用紙サイズ」として「A4」が指定されている場合には、制御部210は、「A4」の縦サイズ、横サイズとして予めストレージ213等に記憶されている「297(mm)×210(mm)」といった情報を読み出し、L、Wとする(図14)。なお、「A4」以外の「用紙サイズ」の場合にも、同様の処理によって用紙の縦サイズL、横サイズWを算出できる。
また、第2工程の断裁前(すなわち、第1工程の断裁後)の用紙の縦サイズL、横サイズWを算出する場合には、制御部210は、L>Wであるため、L/2を算出する。このとき、制御部210は、L=L/2、W=Wとする(図14)。
また、第3工程の断裁前(すなわち、第2工程の断裁後)の用紙の縦サイズL、横サイズWを算出する場合には、制御部210は、L<Wであるため、W/2を算出する。このとき、制御部210は、L=L、W=W/2とする(図14)。
(ステップS304)
制御部210は、第k工程(k=1、2、・・・T)の断裁前における用紙の長手方向Xを特定する。
たとえば、第1工程では、制御部210は、第1工程の断裁前の用紙(用紙束)の縦サイズL、横サイズWのうちサイズの大きい(長い)方の向きを長手方向Xとして特定する(図14)。
また、第2工程では、制御部210は、第2工程の断裁前(すなわち、第1工程の断裁後)の用紙(断裁束)の縦サイズL、横サイズWのうちサイズの大きい(長い)方の向きを長手方向Xとして特定する(図14)。
また、第3工程では、制御部210は、第3工程の断裁前(すなわち、第2工程の断裁後)の用紙(断裁束)の縦サイズL、横サイズWのうちサイズの大きい(長い)方の向きを長手方向Xとして特定する(図14)。
(ステップS305)
制御部210は、第k工程(k=1、2、・・・T)の断裁向きを決定する。
たとえば、第1工程では、制御部210は、直前のステップS304において特定した長手方向Xの長さLを1/2にする場合に必要な断裁刃の向き(縦)を、第1工程の断裁向きとして決定する(図14に示す「1」の直線の向き)。
また、第2工程では、制御部210は、直前のステップS304において特定した長手方向Xの長さWを1/2にする場合に必要な断裁刃の向き(横)を、第2工程の断裁向きとして決定する(図14に示す「2」の直線の向き)。
また、第3工程では、制御部210は、直前のステップS304において特定した長手方向Xの長さLを1/2にする場合に必要な断裁刃の向き(縦)を、第3工程の断裁向きとして決定する(図14に示す「3」の直線の向き)。
その後、制御部210は、「k」をインクリメントしてから処理をステップS302に戻し、断裁回数Tの全ての断裁について断裁向きを決定するまで、ステップS303〜S305の処理を繰り返す。
以上の断裁順序決定処理が実行されることにより、ステップS104で指定された断裁ポリシーに従って断裁順序を決定できる。図14に示す例では「縦→横→縦」に断裁順序が決定されている。
また、図13、14には示されていないが、制御部210は、「回転数優先」の断裁ポリシーが指定されている場合であっても、その断裁ポリシーに従って断裁順序を決定できる。たとえば、「割付数N」が「8」である場合には、断裁回数(工程数)Tは「3」であり、そのうち必要な「縦」と「横」のそれぞれの断裁回数を求める。たとえば、図5B、5Cに示す例であれば、「縦」の断裁回数が「2」回必要であり、「横」の断裁回数が「1」回必要である。そして、制御部210は、用紙(断裁束)を回転させる総回数が最小になるように、「縦→縦→横」、「横→縦→縦」のいずれかに断裁順序を決定する。
(4)入替処理
次に、上記ステップS208の入替処理の詳細について説明する。
図15は、入替処理のフローチャートである。
また、図16Aは、第1工程の断裁例(白ページが4ページの場合)を示す図である。図16Bは、第1工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが4ページの場合)を示す図である。図16Cは、第1工程の断裁後における除去ガイド画像の配置例(除去ガイドが4ページの場合)を示す図である。図17Aは、第1工程の断裁例(白ページが7ページの場合)を示す図である。図17Bは、第1工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。図17Cは、第2工程の断裁例(白ページが7ページの場合)を示す図である。図17Dは、第2工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。図17Eは、第3工程の断裁例(白ページが7ページの場合)を示す図である。図17Fは、第3工程の断裁後における白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。図17Gは、第3工程の断裁後における除去ガイド画像の配置例(白ページが7ページの場合)1を示す図である。図17Gは、第3工程の断裁後における除去ガイド画像の配置例(白ページが7ページの場合)2を示す図である。図18は、入替処理後における原稿画像および白ページ画像の配置例(白ページが7ページの場合)を示す図である。
以下、図15〜図18を参照して、入替処理の手順について説明する。
印刷制御装置200の制御部210は、上記ステップS208に処理が移行すると入替処理を開始する。
(ステップS401)
入替処理を開始すると、制御部210は、ステップS206において挿入の必要があると判断された全ての白ページ画像の配置を決定したか否か判断する。たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pを割付数Nで除したときの剰余Rが「4」である場合には、4ページ分の白ページ画像の配置を決定したか否か判断する。制御部210は、全ての白ページ画像の配置を決定したと判断した場合には(ステップS401:YES)、処理をステップS407に進める。一方、制御部210は、全ての白ページ画像の配置を決定していないと判断した場合には(ステップS401:NO)、処理をステップS402に進める。
(ステップS402)
制御部210は、第k工程(k=1、2、・・・T)の断裁位置を特定する。
たとえば、第1工程では、制御部210は、図14に示す「1」の直線の位置を断裁位置と特定する。第2工程では、制御部210は、図14に示す「2」の直線の位置を断裁位置と特定する。第3工程では、制御部210は、図14に示す「3」の直線の位置を断裁位置と特定する。
(ステップS403)
制御部210は、第k工程(k=1、2、・・・T)の断裁前において配置が決定していない白ページ画像の残りページ数Mを算出する。
具体的には、制御部210は、第1工程では、M=N−Rとする。また、第2工程以降では、M=Mk−1−Nk−1によりMを算出する。ここで、Nは、第k工程の断裁後の用紙に対する割付数Nを表す。したがって、第2工程では、M=M−NによりMを算出できる。また、第3工程では、M=M−NによりMを算出できる。
(ステップS404)
制御部210は、第k工程の断裁後の用紙に対する割付数Nを算出する。具体的には、制御部210は、N=Nk−1/2により算出できる。ただし、N=Nとする。したがって、たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」であり、割付数Nが「8」である場合には、第1工程の断裁後には「N=4」になる。また、第2工程の断裁後には「N=2」になる。また、第3工程の断裁後には「N=1」になる。
(ステップS405)
制御部210は、N≦Mであるか否か判断する。N≦Mである場合には、断裁後の用紙(断裁束の先頭の用紙)全体を、Nページ分の白ページ画像のみで構成できる。この場合には(ステップS405:YES)、制御部210は、処理をステップS406に進める。一方、N>Mである場合には、断裁後の用紙(断裁束の先頭の用紙)全体を、白ページ画像のみでは構成できない。この場合には、制御部210は、「k」をインクリメントしてから処理をステップS401に戻し、全ての白ページ画像の配置を決定するまで、ステップS401〜S406の処理を繰り返す。
(ステップS406)
制御部210は、Nページ分の白ページ画像の配置を決定する。具体的には、制御部210は、Nページ分の白ページ画像を、第k工程での断裁により生じるいずれか1つの断裁束の先頭の用紙に形成される位置に集約する。
ページ分の白ページ画像の配置を決定した後、制御部210は、「k」をインクリメントしてから処理をステップS401に戻し、全ての白ページ画像の配置を決定するまで、ステップS401〜S406の処理を繰り返す。
なお、割付数Nが「8」である場合には、第1工程の断裁により4ページ分の配置が可能な2つの断裁束が生じる(図16A)。そして、原稿データのページ数が「20ページである場合には、4ページ分の白ページ画像を挿入する必要がある。このとき、断裁順序が「縦→横→縦」に指定されている場合には、ステップS406において、制御部210は、当該4ページ分の白ページ画像を、第1工程の断裁により生じる1つの断裁束Aの先頭の用紙に形成される位置に集約する(図16A、B)。
なお、「除去ガイドの有無」に関して「有り」が指定されている場合には、制御部210は、白ページ画像の代わりに除去ガイド700が付された除去ガイド画像を配置する(図16C)。
また、割付数Nが「8」であり、原稿データのページ数が「57ページ」である場合には、7ページ分の白ページ画像を挿入する必要がある(8−(57 mоd 8))。このとき、断裁順序が「縦→横→縦」に指定されている場合には、制御部210は、当該7ページ分の白ページ画像のうち4ページ分の白ページ画像を、第1工程の断裁により生じる1つの断裁束Aの先頭の用紙に形成される位置に集約する(図17A、B)。続いて、制御部210は、残り3ページ分の白ページ画像のうち2ページ分の白ページ画像を、第2工程の断裁により生じる1つの断裁束Bの先頭の用紙に形成される位置に集約する(図17C、D)。さらに、制御部210は、残り1ページ分の白ページ画像を、第3工程の断裁により生じる1つの断裁束Cの先頭の用紙に形成される位置に配置する(図17E、F)。
なお、「除去ガイドの有無」に関して「有り」が指定されている場合には、制御部210は、白ページ画像の代わりに除去ガイド700が付された除去ガイド画像を配置する(図17G、H)。図17Gは、断裁順序が「縦→横→縦」の場合の配置例を示す図であり、図17Hは、断裁順序が「横→縦→縦」の場合の配置例を示す図である。
(ステップS407)
制御部210は、白ページ以外のページ(すなわち、ページ画像)の配置を決定する。各ページ画像の配置は、断裁後の断裁束を重ね合わせるだけで、正しいページ順序の冊子ができるように調整される。
たとえば、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、制御部210は、図9Aに示すように、各ページ画像を配置する。また、ページ画像の総ページ数Pが「57ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、制御部210は、図18に示すように、各ページ画像を配置する。
その後、制御部210は、入替処理を終了して、処理をNin1印刷処理に戻す。
以上の入替処理が実行されることにより、白ページ画像を先頭の用紙に集約した配置に入れ替えることができる。
なお、上記したフローチャートの各処理単位は、画像処理システム10の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。画像処理システム10で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
<変形例>
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記の実施形態では、図11、12に示すように、Nin1印刷によりNページ分のページ画像が印刷された用紙を断裁してN分割し、断裁後の断裁束を重ね合わせることにより冊子を作成している。しかし、用紙を断裁して冊子を作成する手順は、これに限定されない。
図19Aは、断裁工程(白ページが4ページの場合)の変形例を示す図である。図19Bは、断裁工程(白ページが7ページの場合)の変形例を示す図である。
図19A、19Bに示すように、各工程において断裁後の断裁束を重ねるようにしてもよい。ただし、白ページを集約した用紙が断裁束の先頭に位置している必要があるため、各工程での断裁後にどちらの断裁束を上に重ねるべきか注意して選択しなければならない。
たとえば、図19Aに示すように、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「20ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、ユーザーは、第1工程において「縦」に用紙を断裁する(「1」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙が、右側の断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。これにより、全て(4ページ分)の白ページをまとめて除去できる。その後、ユーザーは、左側の断裁束を右側の断裁束の上に重ね合わせて、90度回転させる。
第2工程、第3工程においても同様に断裁、重ね合わせ、回転を繰り返すことにより冊子を作成できる。
また、別の例として、図19Bに示すように、原稿データに含まれるページ画像の総ページ数Pが「57ページ」、割付数Nが「8」、断裁順序が「縦→横→縦」である場合には、ユーザーは、第1工程において「縦」に用紙を断裁する(「1」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙(4ページ分)が、右側の断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。その後、ユーザーは、左側の断裁束を右側の断裁束の上に重ね合わせて、90度回転させる。
続いて、ユーザーは、第2工程において「横」に用紙を断裁する(「2」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙(2ページ分)が、右側の断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。その後、ユーザーは、左側の断裁束を右側の断裁束の上に重ね合わせて、90度回転させる。
さらに、ユーザーは、第3工程において「縦」に用紙を断裁する(「3」の直線の位置)。このとき、白ページのみで構成される用紙(1ページ分)が、右側の断裁束の先頭にあるため、ユーザーは、これを除去する。最後に、ユーザーは、左側の断裁束を右側の断裁束の上に重ね合わせて冊子を作成する。
以上のような工程で断裁を行う場合であっても、除去すべき白ページを断裁束の先頭の用紙に集約できるため、白ページを除去する作業に手間がかからず、品質の低下を防止できる。また、各工程において断裁する毎に、断裁束を重ね合わせるため、断裁する総回数を減らすことができ、効率的に冊子を作成できる。
また、上記のステップS102において、複数部印刷を指示することもできる。図201Aは、複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例1を示す図である。図20Bは、複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例2を示す図である。図20Cは、複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例3を示す図である。図20Dは、複数部印刷の場合におけるページ画像の配置例4を示す図である。
たとえば、図20Aに示すように、印刷部数の指定が「3部」である場合には、部数ごと(1部目、2部目、3部目)にそれぞれの用紙束の先頭に白ページ画像を集約して配置してもよい。
また、印刷制御装置200の制御部210は、複数部印刷が指定された印刷ジョブを受信した場合には、部数ごとに挿入が必要になった全ての白ページ画像を、共通する先頭の用紙に集約して配置してもよい。
たとえば、図20Bに示すように、ページ画像については部数ごと(1部目、2部目、3部目)に独立して配置し、部数ごとに挿入が必要になった白ページ画像については、集約して共通する先頭の用紙(1枚目の用紙)に配置してもよい。ただし、ページ画像の余りは1枚目と2枚目の用紙に印刷する。
また、図20C、20Dに示すように、部数ごと(1部目、2部目、3部目)のページ画像を混合して配置してもよい。図20Cは、断裁順序として「縦→横→縦」が指定された場合であり、図20Dは、「横→縦→縦」が指定された場合である。いずれの場合であっても、部数ごとに挿入が必要になった白ページ画像を集約して、共通する先頭の用紙(1枚目の用紙)に配置する。
以上のようにページ画像および白ページ画像を配置することにより、複数部印刷が指示された場合であっても、先頭の用紙に集約して白ページ画像を印刷できる。そのため、白ページを除去する作業に手間がかからず、品質の低下を防止できる。
また、ページ画像の総ページ数が同一の異なる印刷ジョブを受信した場合にも、図20B、20C、20Dに示すように、印刷ジョブ(部数)ごとに挿入が必要になった全ての白ページ画像を、共通する先頭の用紙に集約して配置してもよい。
また、断裁順序は、断裁機400の特性に基づいて決定してもよい。たとえば、上記のステップS105において最大断裁可能幅が指定された場合には、制御部210は、ステップS305において断裁向きを決定する際に、断裁機400で断裁できるか否か確認する。そして、断裁できないことが確認された場合には、制御部210は、断裁向きを変更してもよい。これにより、断裁機400で断裁できないようなページ画像の配置にはならずに済む。
また、印刷制御装置200は、画像形成装置300に組み込まれていてもよい。
また、上記の画像処理システム10の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な画像処理システム10が備える構成を排除するものではない。
また、画像処理システム10を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリーやストレージ等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理システム10の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
10 画像処理システム、
100 ジョブ投入装置、
200 印刷制御装置、
300 画像形成装置、
510 原稿データ作成部、
520 印刷制御部、
610 RIP部、
620 配置計画部、
630 白ページ判断部、
640 配置入替部。

Claims (9)

  1. 複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成する印刷制御装置であって、
    複数枚の用紙に形成する前記ページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する配置計画部と、
    前記配置計画部により計画された配置に基づいて前記ページ画像を複数枚の前記用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、前記ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する白ページ判断部と、
    前記白ページ判断部により白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、前記配置計画部により計画された前記ページ画像の配置を入れ替えて、前記白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約する配置入替部と、
    を備える印刷制御装置。
  2. 前記白ページ判断部は、前記印刷ジョブに含まれる前記ページ画像の総ページ数を前記Nで除したときの剰余が0ではない場合に、前記白ページ画像を挿入する必要があると判断する、請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記配置入替部は、前記用紙をN分割する際の断裁順序に応じて、前記白ページ画像の配置を決定する、請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記断裁順序は、所定の規則に従って断裁するための断裁ポリシーに基づいて決定される、請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記断裁順序は、前記用紙をN分割する断裁機の特性に基づいて決定される、請求項3または4に記載の印刷制御装置。
  6. 前記配置入替部は、複数部印刷が指定された印刷ジョブを受信した場合、または前記ページ画像の総ページ数が同一の異なる印刷ジョブを受信した場合に、部数ごとに挿入が必要になった全ての前記白ページ画像を、共通する先頭の用紙に形成される位置に集約する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  7. 前記配置入替部によって入れ替えられた配置に従って前記ページ画像に基づく画像を前記用紙に形成する印刷実行部を備え、
    前記印刷実行部は、前記白ページ画像に代えて、白ページを除去する作業を支援するための除去ガイドが付された除去ガイド画像を形成する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
  8. 複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成する印刷制御方法であって、
    複数枚の用紙に形成する前記ページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)で計画された配置に基づいて前記ページ画像を複数枚の前記用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、前記ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)で白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、前記配置計画部により計画された前記ページ画像の配置を入れ替えて、前記白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約するステップ(c)と、
    を有する印刷制御方法。
  9. 複数のページ画像で構成される印刷ジョブに基づき、Nページごとに前記ページ画像が集約された集約画像を生成するコンピューターに、
    複数枚の用紙に形成する前記ページ画像の配置を、当該ページ画像に予め割り当てられているページ順序に従って計画する手順(a)と、
    前記手順(a)で計画された配置に基づいて前記ページ画像を複数枚の前記用紙に形成し、当該用紙を断裁してN分割する場合において、前記ページ画像が形成されない白ページ画像を挿入する必要があるか否か判断する手順(b)と、
    前記手順(b)で白ページ画像を挿入する必要があると判断された場合には、前記配置計画部により計画された前記ページ画像の配置を入れ替えて、前記白ページ画像を先頭の用紙に形成される位置に集約する手順(c)と、
    を実行させるための印刷制御プログラム。
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