JP2017193378A - 段積枠体 - Google Patents
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Abstract
【課題】載置台上に重量の大きい荷物を積載しても、載置台下方の荷物により荷重を分散し、ガタつきや揺れが生じることなく安定して段積することができ、更には載置台上のデッドスペースを縮小し、使用性や収容性に優れた段積枠体を提供する。【解決手段】第1の荷物の上に載置台2が配置され、前記載置台の上にさらに第2の荷物を載置可能な段積枠体1であって、前記第1の荷物の上方に配置される平面視矩形状の前記載置台と、前記載置台の四隅に連結され、該載置台の四隅から下方に延びる複数の脚部3と、を備え、前記脚部は、その長さを伸縮させることにより、該脚部の基準長さを決定する基準長さ決定手段を有し、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触した状態で、前記基準長さ決定手段により決定される前記脚部の基準長さは、前記第1の荷物の高さ寸法以下である。【選択図】図2
Description
本発明は、段積枠体に関し、特に長尺の脚部により支持されたパレットなどの載置台上に重量のある荷物を積み重ねても安定した収容が可能な段積枠体に関する。
例えば物流センタにおいては、物品の受け入れ、保管、出荷などの作業が順次行われ、それにより物品の物流が円滑に行われている。
段ボール等のパレット積載物は、そのもの自体にある程度の段積耐荷重性があるが、一般的な重量のパレット積載物を段積みするには、それに耐えうる耐荷重性が充分とはいえず、段積禁止となる場合が多い。段積みを行いたい場合には、特許文献1に開示されるような段積枠体(特許文献1では多段自在組立棚と呼ぶ)を高さ方向に重ね、積載物に対し無負荷として段積みすることが行われている。
段ボール等のパレット積載物は、そのもの自体にある程度の段積耐荷重性があるが、一般的な重量のパレット積載物を段積みするには、それに耐えうる耐荷重性が充分とはいえず、段積禁止となる場合が多い。段積みを行いたい場合には、特許文献1に開示されるような段積枠体(特許文献1では多段自在組立棚と呼ぶ)を高さ方向に重ね、積載物に対し無負荷として段積みすることが行われている。
図15に示すように、特許文献1に開示される段積枠体50は、載置台であるパレット51を有し、このパレット51の四隅の上下に夫々脚部52を連結可能であって、脚部52の上にさらに別のパレット51を設置可能な構成とされる。パレット51にはフォークリフトの爪を差し込み可能とされている。また、前記段積枠体50の構成部材には、スチールパイプはもとより、木材やアルミ押出形材を使用できることが記載されている。
この構成によれば、図16に示すように多段に配置されたパレット51上に夫々荷物60を積載することができ、限られたスペースにおいて高さ方向に高く荷物60を積み上げることができる。また、パレット51に脚部52を取り付けていても、或いは取り付けていなくても荷物を載せた段積枠体50をフォークリフトによって運ぶことができる。
また、解体時には各脚部52を取り外すことが可能であるため、パレット51を縦置きにして収納することができる。
この構成によれば、図16に示すように多段に配置されたパレット51上に夫々荷物60を積載することができ、限られたスペースにおいて高さ方向に高く荷物60を積み上げることができる。また、パレット51に脚部52を取り付けていても、或いは取り付けていなくても荷物を載せた段積枠体50をフォークリフトによって運ぶことができる。
また、解体時には各脚部52を取り外すことが可能であるため、パレット51を縦置きにして収納することができる。
しかしながら、特許文献1に開示された段積枠体50にあっては、パレット51自体の大きさは変えられないため、例えば上下面の面積がパレット51の面積よりも小さい段ボールなどの荷物をパレット51上に乗せる場合、或いはパレット51の下方に置く場合には、パレット51上下にデッドスペースが生じるという課題があった。
また、前記段積枠体50は、フォークリフトでの運搬を前提に構成されているため、ある程度の重い重量であって構わないが、荷物を載せていない段積枠体50を人力のみで移動できることが好ましい。しかしながら、人力のみで段積枠体50を移動させるにはアルミニウムなど軽量な材料で形成する必要があり、その場合、枠体全体の強度が低下し、パレット51上に荷物を載置した際、パレット51が揺れて不安定になるという課題があった。
また、前記パレット51の揺れやガタつきを防止するために脚部52の材料に強固なステンレス鋼等を用いると、段積枠体50全体の重量が増加し、容易に持ち運ぶことができず、収納性や使用性が大幅に低下するという課題があった。
また、前記段積枠体50は、フォークリフトでの運搬を前提に構成されているため、ある程度の重い重量であって構わないが、荷物を載せていない段積枠体50を人力のみで移動できることが好ましい。しかしながら、人力のみで段積枠体50を移動させるにはアルミニウムなど軽量な材料で形成する必要があり、その場合、枠体全体の強度が低下し、パレット51上に荷物を載置した際、パレット51が揺れて不安定になるという課題があった。
また、前記パレット51の揺れやガタつきを防止するために脚部52の材料に強固なステンレス鋼等を用いると、段積枠体50全体の重量が増加し、容易に持ち運ぶことができず、収納性や使用性が大幅に低下するという課題があった。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、矩形の載置台の四隅から下方に延びる長尺の脚部を有し、前記載置台の下方及び上方に荷物を載置可能な段積枠体において、載置台上に重量の大きい荷物を積載しても、載置台下方の荷物により荷重を分散し、ガタつきや揺れが生じることなく安定して段積することができ、更には載置台上のデッドスペースを縮小し、使用性や収納性に優れた段積枠体を提供することにある。
前記した課題を解決するために、本発明に係る段積枠体は、第1の荷物の上に載置台が配置され、前記載置台の上にさらに第2の荷物を載置可能な段積枠体であって、前記第1の荷物の上方に配置される平面視矩形状の前記載置台と、前記載置台の四隅に連結され、該載置台の四隅から下方に延びる複数の脚部と、を備え、前記脚部は、その長さを伸縮させることにより、該脚部の基準長さを決定する基準長さ決定手段を有し、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触した状態で、前記基準長さ決定手段により決定される前記脚部の基準長さは、前記第1の荷物の高さ寸法以下であることに特徴を有する。
尚、前記基準長さ決定手段は、筒状の筒脚部と、前記筒脚部に対し挿入され、該筒脚部に対しスライド自在な脚本体と、前記筒脚部に対し前記脚本体を係止するラッチ機構とを有することが望ましい。
尚、前記基準長さ決定手段は、筒状の筒脚部と、前記筒脚部に対し挿入され、該筒脚部に対しスライド自在な脚本体と、前記筒脚部に対し前記脚本体を係止するラッチ機構とを有することが望ましい。
また、前記ラッチ機構は、前記筒脚部の長手方向に沿って配列された複数の係止孔と、前記脚本体側を回転軸として前記脚本体に回動自在に設けられ、その先端部が前記複数の係止孔のいずれかに係止可能な係止突起とを有することが望ましい。
また、前記ラッチ機構は、前記係止突起の先端が前記係止孔に係合し、該係止突起が回動することにより、前記基準長さから更に前記脚部の長さを短縮する脚部短縮手段を有することが望ましい。
また、前記ラッチ機構は、前記係止突起の先端が前記係止孔に係合し、該係止突起が回動することにより、前記基準長さから更に前記脚部の長さを短縮する脚部短縮手段を有することが望ましい。
或いは、前記脚本体は、前記筒脚部に対しスライド自在な軸棒であって、前記ラッチ機構は、前記軸棒の周方向に沿って形成された複数の溝と、前記筒脚部側に設けられ、前記複数の溝のいずれかに対し係止可能な係止爪とを有する構成としてもよい。
或いは、前記脚本体は、前記筒脚部に対しスライド自在な軸棒であって、前記ラッチ機構は、前記軸棒の周面において周方向に沿って並行に形成された複数のリブ状突起と、前記筒脚部側に設けられ、前記軸棒の周面または前記リブ状突起に係止可能な係止爪とを有する構成としてもよい。
その場合、前記ラッチ機構は、前記軸棒の周面に係止した前記係止爪が、前記軸棒の周面を摺動して前記リブ状突起に係止することにより、前記基準長さから更に前記脚部の長さを短縮する脚部短縮手段を有することが望ましい。
その場合、前記ラッチ機構は、前記軸棒の周面に係止した前記係止爪が、前記軸棒の周面を摺動して前記リブ状突起に係止することにより、前記基準長さから更に前記脚部の長さを短縮する脚部短縮手段を有することが望ましい。
或いは、前記基準長さ決定手段は、棒状の脚本体の一端に形成された第1の螺子切り部と、前記載置台側に形成され、前記第1の螺子切り部に螺合可能な第2の螺子切り部とからなる構成としてもよい。
また、前記脚部は、その長手方向に伸縮自在な弾性部材を有することが望ましい。
また、前記載置台は、複数の板状のデッキボードを並べることにより載置面が形成され、隣設されたいずれかのデッキボード間の距離が変化することにより前記載置面の少なくとも一方向の長さ寸法が可変とされていることが望ましい。
また、前記脚部は、前記載置台に対し折り畳み可能に設けられていることが望ましい。
また、前記第1の荷物の荷重により前記載置台が下方に撓んだ状態で、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触していることが望ましい。
また、前記第1の荷物の荷重により前記脚部が外側に湾曲した状態で、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触していることが望ましい。
また、前記載置台は、複数の板状のデッキボードを並べることにより載置面が形成され、隣設されたいずれかのデッキボード間の距離が変化することにより前記載置面の少なくとも一方向の長さ寸法が可変とされていることが望ましい。
また、前記脚部は、前記載置台に対し折り畳み可能に設けられていることが望ましい。
また、前記第1の荷物の荷重により前記載置台が下方に撓んだ状態で、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触していることが望ましい。
また、前記第1の荷物の荷重により前記脚部が外側に湾曲した状態で、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触していることが望ましい。
このような構成によれば、載置台を支持する脚部の基準長さが第1の荷物の高さ寸法に等しい場合には、載置台と第1の荷物とが面接触していることにより、載置台上の第2の荷物の荷重を前記脚部及び第1の荷物により分散し、載置台が安定して、揺れやガタつきを抑制することができる。また、前記脚部の基準長さが第1の荷物の高さ寸法より短い場合には、載置台と第1の荷物とが面接触していることにより、載置台上の第2の荷物の荷重を前記第1の荷物により分散し、載置台が安定して、揺れやガタつきを抑制することができる。
また、脚部が弾性部材或いは脚部短縮手段を有する場合には、載置台側からの荷重により第1の荷物の高さが沈んだ際に、弾性部材の縮み或いは脚部短縮手段により第1の荷物の高さ変化に合わせて脚部長さが短くなり、その結果、載置台と第1の荷物との面接触を維持することができ、上記効果を常に奏することができる。
また、載置台が寸法可変に形成されている場合には、積載する荷物の載置面積に合わせて載置台の寸法を変更することにより、デッドスペースが無くなり、効率的に段積をできる上に、載置台とその上下の荷物とがより一体の塊状となり、剛性を向上することができる。
さらに、脚部を折り畳み可能な構成とすることによって、段積枠体を作業員が容易に持ち運ぶことができ、また、使用しないときには段積枠体自体を省スペースに収容することができる。
また、脚部が弾性部材或いは脚部短縮手段を有する場合には、載置台側からの荷重により第1の荷物の高さが沈んだ際に、弾性部材の縮み或いは脚部短縮手段により第1の荷物の高さ変化に合わせて脚部長さが短くなり、その結果、載置台と第1の荷物との面接触を維持することができ、上記効果を常に奏することができる。
また、載置台が寸法可変に形成されている場合には、積載する荷物の載置面積に合わせて載置台の寸法を変更することにより、デッドスペースが無くなり、効率的に段積をできる上に、載置台とその上下の荷物とがより一体の塊状となり、剛性を向上することができる。
さらに、脚部を折り畳み可能な構成とすることによって、段積枠体を作業員が容易に持ち運ぶことができ、また、使用しないときには段積枠体自体を省スペースに収容することができる。
本発明によれば、矩形の載置台の四隅から下方に延びる長尺の脚部を有し、前記載置台の下方及び上方に荷物を載置可能な段積枠体において、載置台上に重量の大きい荷物を積載しても、載置台下方の荷物により荷重を分散し、ガタつきや揺れが生じることなく安定して段積することができ、更には載置台上のデッドスペースを縮小し、使用性や収容性に優れた段積枠体を提供することができる。
以下、本発明にかかる段積枠体の実施の形態につき、図面に基づいて説明する。本発明にかかる段積枠体は、地面や床面に載置された段ボール等の荷物(第1の荷物)の上方に、脚部により支持された載置台としてのパレットが配置され、このパレット上に更に段ボール等の荷物(第2の荷物)が積載されるものであり、限られた床面積にできるだけ多くの荷物を収納可能とするために使用されるものである。
図1は、本発明に係る段積枠体の脚部を折り畳み、(説明のために)天板を裏返しの状態とした段積枠体の斜視図である。図2は、図1の段積枠体の脚部を展開し、脚部により起立した状態の斜視図である。
図1は、本発明に係る段積枠体の脚部を折り畳み、(説明のために)天板を裏返しの状態とした段積枠体の斜視図である。図2は、図1の段積枠体の脚部を展開し、脚部により起立した状態の斜視図である。
段積枠体1は、図示するように荷物を積載可能な平面視矩形状のパレット2(載置台)と、図2に示すようにパレット2の四隅部分から夫々下方に延びる脚部3とを備える。前記パレット2及び脚部3は、基本的に木材により形成され、一部に軽量化のためにアルミニウム等の金属材料が用いられる(しかしながら、本発明の段積枠体あっては、パレット2及び脚部3の材質は限定されず、如何なる材料で形成しても本発明の効果を奏することができる)。
パレット2は、複数の板状のデッキボードを並べることにより載置面が形成され、隣設されたいずれかのデッキボード間の距離が変化することにより前記載置面の少なくとも一方向の長さ寸法が可変とされている。好ましくは、パレット2は縦横方向の長さ寸法が可変とされた構成を有する。
尚、寸法可変パレットの構成としては、例えば本願出願人による特開2015−042563号公報に開示のパレットの構成を用いることができる。
また、図1に示すように脚部3とパレット2との連結部分には、脚部3を回動可能とする金属製のリンク部材15が設けられ、それにより各脚部3が図1に示すような折り畳みの状態と、図2に示すような起立した状態とで状態を変化させることが可能となっている。
尚、寸法可変パレットの構成としては、例えば本願出願人による特開2015−042563号公報に開示のパレットの構成を用いることができる。
また、図1に示すように脚部3とパレット2との連結部分には、脚部3を回動可能とする金属製のリンク部材15が設けられ、それにより各脚部3が図1に示すような折り畳みの状態と、図2に示すような起立した状態とで状態を変化させることが可能となっている。
尚、前記リンク部材15は、脚部3を起立させた際に、起立状態を維持するためのロック機構(図示せず)を有する。
また、脚部3をリンク部材15によって回動させパレット2に沿った状態に折り畳んだ際に、リンク部材15のロック機構(図示せず)により、その状態を固定させてもよいし、或いは、図示するような紐16により脚部3をパレット2に固定してもよい。
このように脚部3を折り畳み可能な構成とすることによって、段積枠体1を作業員が容易に持ち運ぶことができ、また、使用しないときには段積枠体1自体を省スペースに収容することができる。
また、脚部3をリンク部材15によって回動させパレット2に沿った状態に折り畳んだ際に、リンク部材15のロック機構(図示せず)により、その状態を固定させてもよいし、或いは、図示するような紐16により脚部3をパレット2に固定してもよい。
このように脚部3を折り畳み可能な構成とすることによって、段積枠体1を作業員が容易に持ち運ぶことができ、また、使用しないときには段積枠体1自体を省スペースに収容することができる。
前記4本の脚部はそれぞれ同じ構造を有する。図3に、代表して1本の脚部3の一部分解図を示す。図示するように各脚部3は、軽量な金属材料、例えばアルミニウムにより筒状に形成された断面方形状の筒脚部4と、この筒脚部4に進退自在に挿入される角棒状の木材により形成された脚本体5とにより構成される。
また、前記筒脚部4の側面には、長手方向に沿って複数の係止孔4aが穿孔され、前記脚本体5の先端部(下端)側には、前記複数の係止孔4aのいずれかに係止する係止突起7を有するラッチ機構6が設けられている。尚、前記筒脚部4と、前記脚本体5と、前記ラッチ機構6とにより基準長さ決定手段が構成される。
また、前記筒脚部4の側面には、長手方向に沿って複数の係止孔4aが穿孔され、前記脚本体5の先端部(下端)側には、前記複数の係止孔4aのいずれかに係止する係止突起7を有するラッチ機構6が設けられている。尚、前記筒脚部4と、前記脚本体5と、前記ラッチ機構6とにより基準長さ決定手段が構成される。
前記ラッチ機構6は、図4に示すように前記係止突起7と、この係止突起7を回動自在に支持するとともに、ねじりコイルばね17により前記係止突起7が起立する方向に回動方向を付勢する回動支軸部8とを有する。
また、前記係止突起7の前側面にはストライカー9が突出して設けられ、脚本体5の先端には前記ストライカー9に嵌合可能なローラー式のキャッチ10が設けられている。
また、前記係止突起7の前側面にはストライカー9が突出して設けられ、脚本体5の先端には前記ストライカー9に嵌合可能なローラー式のキャッチ10が設けられている。
図4に示すように、係止突起7が起立し、脚本体5の側方(図では上方)に突出している状態では、前記ストライカー9とキャッチ10とは分離した状態となっている。
一方、図5に示すように、係止突起7が回動支軸部8の付勢力に抗して倒れる方向に回動すると、ストライカー9がキャッチ10に嵌合され、係止突起7の倒れた状態が維持されるようになっている。
一方、図5に示すように、係止突起7が回動支軸部8の付勢力に抗して倒れる方向に回動すると、ストライカー9がキャッチ10に嵌合され、係止突起7の倒れた状態が維持されるようになっている。
尚、係止突起7の側部には細い金属棒からなる操作棒11の先端側が連結されており、この操作棒11の後端側は脚本体5の後端側まで延びている。作業者は、この操作棒11の後端側に設けられた操作リング11aを操作して操作棒11を脚本体5の長手方向に沿って動かし、係止突起7を回動させてストライカー9のキャッチ10に対する嵌合と解放とを切り換えることが可能となっている。
また、脚本体5には、その長手方向に沿って伸縮可能なコイルスプリング12(弾性部材)が設けられている。このコイルスプリング12の径の大きさは、脚本体5の径に略等しく形成されている。コイルスプリング12が圧縮されると脚本体5の長さも短くなり、コイルスプリング12が伸長されると、脚本体5の長さも長くなる。このようにコイルスプリング12を設けることにより、パレット2にクッション性を持たせることができ、また、段積枠体1を置く地面が傾斜している場合などに、各脚部3における地面までの距離の差を吸収することが可能となる。
このように構成された脚本体5は、図3の矢印に示すように前記係止突起7が起立した状態(傾斜した状態でもよい)で筒脚部4に挿入されるが、係止突起7の先端が係止する筒脚部4の係止孔4aの位置により、脚部3の基準長さが決まるようになっている。
尚、前記のようにコイルスプリング12の伸縮により脚本体5の長さは変化するため、基準長さに対して前記脚部3の全体の長さは変化することになる。
このように構成された脚本体5は、図3の矢印に示すように前記係止突起7が起立した状態(傾斜した状態でもよい)で筒脚部4に挿入されるが、係止突起7の先端が係止する筒脚部4の係止孔4aの位置により、脚部3の基準長さが決まるようになっている。
尚、前記のようにコイルスプリング12の伸縮により脚本体5の長さは変化するため、基準長さに対して前記脚部3の全体の長さは変化することになる。
続いて、このように構成された段積枠体1の使用方法について図面に沿って説明する。先ず、図6に示すような例えばパレット30上に載置された荷物40に対し、図7に示すように、その上面に脚部3が畳まれた段積枠体1のパレット2を載せる。
ここで作業者は、パレット2の縦横方向のサイズを荷物40の上面のサイズに合わせて変更する。このように積載する荷物の載置面積に合わせて、パレット2の寸法を変更することにより、デッドスペースが無くなり、パレット2とその上の荷物とがより一体の塊状となり、剛性を向上することができる。
ここで作業者は、パレット2の縦横方向のサイズを荷物40の上面のサイズに合わせて変更する。このように積載する荷物の載置面積に合わせて、パレット2の寸法を変更することにより、デッドスペースが無くなり、パレット2とその上の荷物とがより一体の塊状となり、剛性を向上することができる。
次いで、4本すべての脚部3を展開し、筒脚部4を下方にスライドさせて接地させ、図8に示すように脚部3の長さ寸法を荷物40の高さ寸法以下とした基準長さに設定する。このとき、図10(a)に示すように、必ずしも係止突起7の先端は、筒脚部4の係止孔4aに係止していなくてもよい(係止していてもよい)。また、図10(a)に示すように、係止突起7が係止孔4aに係止していない状態において、係止突起7の先端側はその自重により下方に所定角度傾いた状態(例えば脚部長手方向に対し110°の傾斜)であることが好ましい。それにより、係止突起7の先端が係止孔4aに一度係止した後、さらにねじりコイルばね17を軸に回動することにより脚部3の長さを短縮することができる(脚部短縮手段)。
また、このとき荷物40の上面とパレット2の下面とは面接触した状態とされる。これによりパレット2の荷重が荷物40と脚部3とに分散されるようになる。
また、このとき荷物40の上面とパレット2の下面とは面接触した状態とされる。これによりパレット2の荷重が荷物40と脚部3とに分散されるようになる。
次いで、フォークリフト等を用いて、図9に示すようにパレット2の上に新たな荷物41を載置する。
このときパレット2が受ける荷物41の荷重は、下方の荷物40及び4本の脚部3に加わる。この荷重により下方の荷物40は高さ方向に沈み、脚部3において係止突起7が係止孔4aに係止していない状態においては、図10(b)に示すように、脚部3の脚本体5が下方に下がり(筒脚部4内に更に入り込み)、係止孔4aに係止突起7が係止する。
また、係止突起7の先端が係止孔4aに係止していても、さらに脚本体5に荷重が加わり、係止突起7が回動可能な場合には、係止突起7の回動により脚部3の長さが更に短縮される。或いは、係止突起7が最大限回動した状態であれば、図10(c)に示すようにコイルスプリング12が圧縮され、脚本体5の下降が停止される。
これによりパレット2と下方の荷物40との面接触状態は維持され、パレット2が受ける荷重は荷物40及び脚部3に分散され、パレット2は安定した状態となる。また、コイルスプリング12の反発力によりパレット2にクッション性が与えられるとともに、パレット2及びその上の荷物41の荷重が軽減される。
このときパレット2が受ける荷物41の荷重は、下方の荷物40及び4本の脚部3に加わる。この荷重により下方の荷物40は高さ方向に沈み、脚部3において係止突起7が係止孔4aに係止していない状態においては、図10(b)に示すように、脚部3の脚本体5が下方に下がり(筒脚部4内に更に入り込み)、係止孔4aに係止突起7が係止する。
また、係止突起7の先端が係止孔4aに係止していても、さらに脚本体5に荷重が加わり、係止突起7が回動可能な場合には、係止突起7の回動により脚部3の長さが更に短縮される。或いは、係止突起7が最大限回動した状態であれば、図10(c)に示すようにコイルスプリング12が圧縮され、脚本体5の下降が停止される。
これによりパレット2と下方の荷物40との面接触状態は維持され、パレット2が受ける荷重は荷物40及び脚部3に分散され、パレット2は安定した状態となる。また、コイルスプリング12の反発力によりパレット2にクッション性が与えられるとともに、パレット2及びその上の荷物41の荷重が軽減される。
続いて脚部3の他の実施形態について説明する。図11(a)は、脚部3の他の実施形態を示す側面図であり、図11(b)はその断面図である。
この脚部3の他の実施形態において、脚部3は例えば軽量な金属材料(アルミニウムなど)からなる筒脚部20と、この筒脚部20に対しスライド自在に挿入される(脚本体としての)軸棒25とを有する。前記軸棒25には、その周面に螺子溝25a(周方向に並行して切られた複数の溝でもよい)が切られており、前記筒脚部20側には前記螺子溝25aを構成要素として含み、螺子溝25aに係止可能なラッチ機構18が設けられている。
この脚部3の他の実施形態において、脚部3は例えば軽量な金属材料(アルミニウムなど)からなる筒脚部20と、この筒脚部20に対しスライド自在に挿入される(脚本体としての)軸棒25とを有する。前記軸棒25には、その周面に螺子溝25a(周方向に並行して切られた複数の溝でもよい)が切られており、前記筒脚部20側には前記螺子溝25aを構成要素として含み、螺子溝25aに係止可能なラッチ機構18が設けられている。
前記ラッチ機構18は、前記螺子溝25aに係止する係止爪22aを先端に有する一対の(2本の)レバー22を有し、前記一対のレバー22は、軸棒25を挟んでハの字状に対照配置されている。より具体的には、前記レバー22は、筒脚部20に設けられた回転軸21を中心に回動可能とされ、それによりレバー22の先端の係止爪22aが螺子溝25aに対し係止或いは解除されるようになっている。また、前記回転軸21には、ねじりコイルばね(図示せず)が設けられ、レバー22先端の係止爪22aが螺子溝25aに係止する方向に付勢されるようにされている。このため、レバー22を握るように操作すると、前記係止爪22aの螺子溝25aに対する係止が解除されるようになっている。
また、前記一対のレバー22は、ハの字状に配置されるため、筒脚部20の下端側が接地されない状態にあっては、筒脚部20の自重によって係止爪22aの係止が解除された状態となり、軸棒25に対し筒脚部20が下方にスライドするようになっている。
一方、図12(a)に示すように筒脚部20の下端側が接地されると、係止爪22aが軸棒25に形成された螺子溝25aの所定位置で係止し、脚部3の基準長さが決定される。
尚、接地した筒脚部20に対し軸棒25の上端側から荷重を加えても、レバー22の先端の係止爪22aに軸棒25の螺子溝25aが食い込む形となり、係止爪22aの螺子溝25aへの係止は解除されない。
一方、図12(a)に示すように筒脚部20の下端側が接地されると、係止爪22aが軸棒25に形成された螺子溝25aの所定位置で係止し、脚部3の基準長さが決定される。
尚、接地した筒脚部20に対し軸棒25の上端側から荷重を加えても、レバー22の先端の係止爪22aに軸棒25の螺子溝25aが食い込む形となり、係止爪22aの螺子溝25aへの係止は解除されない。
また、図示するように筒脚部20の下端には筒脚部20の長手方向に伸縮自在なコイルスプリング23(弾性部材)が設けられ、コイルスプリング23の下端には接地を安定させるため平板24が設けられている。これにより、図12(b)に示すように平板24が接地した筒脚部20に対し軸棒25の上端側から荷重が加わると、コイルスプリング23が圧縮され、脚部3全体の長さが変化するようになっている。
このような脚部3の構成によっても、下方の荷物40の上面と、パレット2の下面とは常に密着した状態とされ、パレット2及びその上の荷物41の荷重が、4本の脚部3及び下方の荷物40に分散されるため、パレット2は安定した状態が維持され、パレット2上の荷物41は揺れやガタつきがなく安定して載置される。また、コイルスプリング23の反発力によりパレット2にクッション性が与えられ、パレット2及びその上の荷物41の荷重を軽減することができる。
また、或いは図13、図14に示すように脚部3を構成してもよい。図13に示す脚部3は、例えば軽量な金属材料(アルミニウムなど)からなる筒脚部26と、この筒脚部26に対しスライド自在に挿入される(脚本体としての)軸棒27とを有する。前記軸棒27には、その周面に周方向に並行して複数のリブ状突起27aが形成されており、前記筒脚部26側には前記軸棒27の周面又はリブ状突起27aに係止可能なラッチ機構28が設けられている。尚、ラッチ機構28の構成要素として前記リブ状突起27aも含む。
前記ラッチ機構28は、図14(a)に示すように筒脚部26の前後(説明上、図面に向かって左側を前、右側を後とする)にそれぞれ形成された開口26a、26bと、この開口26a、26b内に配置された1枚の操作板29と、開口26a、26b内において前記操作板29の上面側から下方に向けて付勢するスプリング33とを有する。
前記操作板29の略中央には、貫通孔29aが形成され、この貫通孔29aに軸棒27が上下に挿通されている。
前記操作板29の略中央には、貫通孔29aが形成され、この貫通孔29aに軸棒27が上下に挿通されている。
また、図14(a)に示すように、筒脚部26の前側に形成された開口26aの底部高さよりも後側に形成された開口26bの底部高さが高く形成され、その上にスプリング33により下方に付勢された操作板29が配置される。このため図示するように操作板29は、その前側が下方に向けて傾斜した状態となり、その貫通孔29aの前側29a2と後側29a1のそれぞれが軸棒27の周面に当接する状態となっている。
図14(a)の状態にあっては、操作板29が軸棒27の周面に係止した状態であり、脚部3の長さは基準長さに決定された状態である。
ここで、パレットからの荷重が軸棒27に対し上方から加えられると、図14(b)に示すように筒脚部26に対し軸棒27は下方に移動する。ここでの移動可能距離(脚部3の短縮長さ)は、軸棒27に形成されたリブ状突起27aに対する貫通孔29aの後側29a1の位置によって決まる。具体的には、軸棒27が下方に移動する際、操作板29の貫通孔29aの後側29a1が、リブ状突起27aに係止するまでの移動距離となる(脚部短縮手段)。
ここで、パレットからの荷重が軸棒27に対し上方から加えられると、図14(b)に示すように筒脚部26に対し軸棒27は下方に移動する。ここでの移動可能距離(脚部3の短縮長さ)は、軸棒27に形成されたリブ状突起27aに対する貫通孔29aの後側29a1の位置によって決まる。具体的には、軸棒27が下方に移動する際、操作板29の貫通孔29aの後側29a1が、リブ状突起27aに係止するまでの移動距離となる(脚部短縮手段)。
また、図示するように操作板29の前部は、開口26aから前方に突出しており、作業者が操作板29の前部を掴んで上下に動かすことができる構造となっている。
具体的には、作業者が操作板29の前部を掴んで、図14(c)に示すようにスプリング33の付勢力に抗して操作板29を例えば水平状態まで持ち上げると、軸棒27のリブ状突起27aに対するラッチ機構28の係合(操作板29の貫通孔29aの係合)が解除される。これにより軸棒27に対し筒脚部26を上下動させることが可能となる。
具体的には、作業者が操作板29の前部を掴んで、図14(c)に示すようにスプリング33の付勢力に抗して操作板29を例えば水平状態まで持ち上げると、軸棒27のリブ状突起27aに対するラッチ機構28の係合(操作板29の貫通孔29aの係合)が解除される。これにより軸棒27に対し筒脚部26を上下動させることが可能となる。
このような脚部3の構成によっても、下方の荷物40の上面と、パレット2の下面とは常に密着した状態とされ、パレット2及び荷物41の荷重が、4本の脚部3及び下方の荷物40に分散されるため、パレット2は安定した状態が維持され、その上の荷物41は揺れやガタつきがなく安定して載置される。
以上のように本発明に係る実施の形態によれば、パレット2を支持する脚部3の基準長さが荷物40の高さ寸法に等しくされ、パレット2と荷物40とが面接触していることにより、パレット2上の荷物41の荷重を前記脚部3及び荷物40により分散し、パレット2が安定して、揺れやガタつきを抑制することができる。
また、脚部3がスプリング或いは脚部短縮手段を有することにより、パレット2側からの荷重により荷物40の高さが沈んだ際に、スプリングの縮み或いは脚部短縮手段により荷物40の高さ変化に合わせて脚部3の長さが短くなり、その結果、パレット2と荷物40との面接触を維持することができ、上記効果を常に奏することができる。
また、パレット2が寸法可変に形成されていることにより、積載する荷物41の載置面積に合わせてパレット2の寸法を変更することにより、デッドスペースが無くなり、効率的に段積をできる上に、パレット2とその上下の荷物40、41とがより一体の塊状となり、剛性を向上することができる。
さらに、脚部3を折り畳み可能な構成とすることによって、段積枠体1を作業員が容易に持ち運ぶことができ、また、使用しないときには段積枠体1自体を省スペースに収容することができる。
また、脚部3がスプリング或いは脚部短縮手段を有することにより、パレット2側からの荷重により荷物40の高さが沈んだ際に、スプリングの縮み或いは脚部短縮手段により荷物40の高さ変化に合わせて脚部3の長さが短くなり、その結果、パレット2と荷物40との面接触を維持することができ、上記効果を常に奏することができる。
また、パレット2が寸法可変に形成されていることにより、積載する荷物41の載置面積に合わせてパレット2の寸法を変更することにより、デッドスペースが無くなり、効率的に段積をできる上に、パレット2とその上下の荷物40、41とがより一体の塊状となり、剛性を向上することができる。
さらに、脚部3を折り畳み可能な構成とすることによって、段積枠体1を作業員が容易に持ち運ぶことができ、また、使用しないときには段積枠体1自体を省スペースに収容することができる。
尚、前記実施の形態においては、脚部3は、筒脚部と、これに対しスライド自在に挿入される脚本体とにより長さを変え、基準長さを決定するものとした。
このように筒脚部4と脚本体5とを長さ可変に連結して構成することにより、パレット2上に荷物を載置した際、荷重により脚部3は前記連結部を中心に外側に湾曲し易くなる。その結果、パレット2の高さ位置が下がり、パレット2の下面が、下方の荷物に面接触しやすくなるため好ましい。
しかしながら、本発明にあっては、脚部3を筒脚部と脚本体とにより構成することに限定されるものではない。
例えば、脚部3を構成する棒状の脚本体の一端に形成された雄螺子部(第1の螺子切り部、図示せず)を、パレット2側に形成された雌螺子部(第2の螺子切り部)に螺合して螺合の深さにより脚部3の長さを変え、基準長さを決定するようにしてもよい(尚、雄螺子部と雌螺子部とは逆でもよい)。
このように筒脚部4と脚本体5とを長さ可変に連結して構成することにより、パレット2上に荷物を載置した際、荷重により脚部3は前記連結部を中心に外側に湾曲し易くなる。その結果、パレット2の高さ位置が下がり、パレット2の下面が、下方の荷物に面接触しやすくなるため好ましい。
しかしながら、本発明にあっては、脚部3を筒脚部と脚本体とにより構成することに限定されるものではない。
例えば、脚部3を構成する棒状の脚本体の一端に形成された雄螺子部(第1の螺子切り部、図示せず)を、パレット2側に形成された雌螺子部(第2の螺子切り部)に螺合して螺合の深さにより脚部3の長さを変え、基準長さを決定するようにしてもよい(尚、雄螺子部と雌螺子部とは逆でもよい)。
この場合も、脚部3の基準長さは荷物40の高さ寸法以下とされ、好ましくは脚部3の下端は、多少浮いた状態とされる。これにより、荷物40とパレット2とを面接触させることができ、パレット2側からの荷重を荷物40の面上に分散させ、パレット2を安定させることができる。また、パレット2側からの荷重により荷物40が高さ方向に沈んだ場合には、脚部3が下方に下がって接地し、パレット2側からの荷重を荷物40だけでなく脚部3にも分散させ、パレット2をより安定させることができる。また、この場合、脚部3の下端にコイルスプリングなどの弾性部材を設けてもよい。それにより、荷物40の高さ方向の縮尺幅(沈む深さ)が大きく、荷物40の高さ寸法が脚部3の基準長さを下回る場合であっても、前記弾性部材により荷物40の高さ方向の寸法の変化分を吸収することができる。
また、脚部3の構成にかかわらず、その材質により、あるいは太さにより、パレット2上に荷物が載置された際に、脚部3が外側に湾曲しやすい構成とすることが好ましい。それによりパレット2の高さ位置が下がり、パレット2の下面が、下方の荷物に面接触しやすくなる。
また、前記実施の形態においては、図示したように二体のパレットの間の距離を可変とする構造とした。この場合、パレット2上に荷物を置いた際に、荷重により二体のパレットの連結部を中心に撓みやすくなり、パレット2の下面が下方の荷物に面接触しやすくなるため好ましい。
しかしながら、本発明にあっては、その構成に限定されるものではなく、一体のパレットにも適用することができる。
特にその場合、荷物の荷重により撓みやすい材質によりパレット2を形成する、或いは、パレット2の厚さを薄くする等により荷重で撓みやすい構成とすることが好ましい。そのようにすれば、パレット2の下面が下方に荷物に面接触しやすくなり、本発明の効果をより得やすくなる。
しかしながら、本発明にあっては、その構成に限定されるものではなく、一体のパレットにも適用することができる。
特にその場合、荷物の荷重により撓みやすい材質によりパレット2を形成する、或いは、パレット2の厚さを薄くする等により荷重で撓みやすい構成とすることが好ましい。そのようにすれば、パレット2の下面が下方に荷物に面接触しやすくなり、本発明の効果をより得やすくなる。
また、前記実施の形態においては、地面や床面の上に載置した荷物40の上にパレット2を介して更に荷物41を載置する二段の載置例を示したが、本発明にあっては、その形態に限定されるものではない。
例えば、複数の段積枠体1を縦方向に積み上げて使用し、より多段に荷物を載置するようにすれば、更にスペースを有効活用することができる。
例えば、複数の段積枠体1を縦方向に積み上げて使用し、より多段に荷物を載置するようにすれば、更にスペースを有効活用することができる。
また、前記実施の形態にあっては、弾性部材としてコイルスプリングを用いるものとしたが、本発明にあってはその形態に限定されるものではなく、例えば板バネやガススプリングなどを弾性部材として用いてもよい。
また、前記実施の形態にあっては、載置台としてパレットを用いるものとしたが、パレットに限らず、よりシンプルな枠体により載置台を構成してもよい。
1 段積枠体
2 パレット
3 脚部
4 筒脚部(基準長さ決定手段)
4a 係止孔
5 脚本体(基準長さ決定手段)
6 ラッチ機構(基準長さ決定手段)
7 係止突起
12 コイルスプリング(弾性部材)
18 ラッチ機構(基準長さ決定手段)
20 筒脚部
22 レバー
22a 係止爪
23 コイルスプリング(弾性部材)
25 軸棒
25a 螺子溝
2 パレット
3 脚部
4 筒脚部(基準長さ決定手段)
4a 係止孔
5 脚本体(基準長さ決定手段)
6 ラッチ機構(基準長さ決定手段)
7 係止突起
12 コイルスプリング(弾性部材)
18 ラッチ機構(基準長さ決定手段)
20 筒脚部
22 レバー
22a 係止爪
23 コイルスプリング(弾性部材)
25 軸棒
25a 螺子溝
Claims (13)
- 第1の荷物の上に載置台が配置され、前記載置台の上にさらに第2の荷物を載置可能な段積枠体であって、
前記第1の荷物の上方に配置される平面視矩形状の前記載置台と、前記載置台の四隅に連結され、該載置台の四隅から下方に延びる複数の脚部と、を備え、
前記脚部は、その長さを伸縮させることにより、該脚部の基準長さを決定する基準長さ決定手段を有し、
前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触した状態で、前記基準長さ決定手段により決定される前記脚部の基準長さは、前記第1の荷物の高さ寸法以下であることを特徴とする段積枠体。 - 前記基準長さ決定手段は、筒状の筒脚部と、前記筒脚部に対し挿入され、該筒脚部に対しスライド自在な脚本体と、前記筒脚部に対し前記脚本体を係止するラッチ機構とを有することを特徴とする請求項1に記載された段積枠体。
- 前記ラッチ機構は、前記筒脚部の長手方向に沿って配列された複数の係止孔と、前記脚本体側を回転軸として前記脚本体に回動自在に設けられ、その先端部が前記複数の係止孔のいずれかに係止可能な係止突起とを有することを特徴とする請求項2に記載された段積枠体。
- 前記ラッチ機構は、前記係止突起の先端が前記係止孔に係合し、該係止突起が回動することにより、前記基準長さから更に前記脚部の長さを短縮する脚部短縮手段を有することを特徴とする請求項3に記載された段積枠体。
- 前記脚本体は、前記筒脚部に対しスライド自在な軸棒であって、
前記ラッチ機構は、前記軸棒の周方向に沿って形成された複数の溝と、前記筒脚部側に設けられ、前記複数の溝のいずれかに対し係止可能な係止爪とを有することを特徴とする請求項2に記載された段積枠体。 - 前記脚本体は、前記筒脚部に対しスライド自在な軸棒であって、
前記ラッチ機構は、前記軸棒の周面において周方向に沿って並行に形成された複数のリブ状突起と、前記筒脚部側に設けられ、前記軸棒の周面または前記リブ状突起に係止可能な係止爪とを有することを特徴とする請求項2に記載された段積枠体。 - 前記ラッチ機構は、前記軸棒の周面に係止した前記係止爪が、前記軸棒の周面を摺動して前記リブ状突起に係止することにより、前記基準長さから更に前記脚部の長さを短縮する脚部短縮手段を有することを特徴とする請求項6に記載された段積枠体。
- 前記基準長さ決定手段は、棒状の脚本体の一端に形成された第1の螺子切り部と、前記載置台側に形成され、前記第1の螺子切り部に螺合可能な第2の螺子切り部とからなることを特徴とする請求項1に記載された段積枠体。
- 前記脚部は、その長手方向に伸縮自在な弾性部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された段積枠体。
- 前記載置台は、複数の板状のデッキボードを並べることにより載置面が形成され、隣設されたいずれかのデッキボード間の距離が変化することにより前記載置面の少なくとも一方向の長さ寸法が可変とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載された段積枠体。
- 前記脚部は、前記載置台に対し折り畳み可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された段積枠体。
- 前記第1の荷物の荷重により前記載置台が下方に撓んだ状態で、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載された段積枠体。
- 前記第1の荷物の荷重により前記脚部が外側に湾曲した状態で、前記第1の荷物の上面と前記載置台の下面とが面接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載された段積枠体。
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