JP3213355U - 運搬用台車 - Google Patents

運搬用台車 Download PDF

Info

Publication number
JP3213355U
JP3213355U JP2017003890U JP2017003890U JP3213355U JP 3213355 U JP3213355 U JP 3213355U JP 2017003890 U JP2017003890 U JP 2017003890U JP 2017003890 U JP2017003890 U JP 2017003890U JP 3213355 U JP3213355 U JP 3213355U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
lower base
upper base
attached
storage case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017003890U
Other languages
English (en)
Inventor
智織 森田
智織 森田
利夫 河窪
利夫 河窪
忍 吉岡
忍 吉岡
Original Assignee
株式会社カナツー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カナツー filed Critical 株式会社カナツー
Priority to JP2017003890U priority Critical patent/JP3213355U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213355U publication Critical patent/JP3213355U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】上下の台板を備え、大小の物品も分別して積載可能であり、小さな物品でも荷崩れをしにくくするとともに、手押しハンドルを折りたたんでコンパクトにし、自動車等への搭載搬送がし易く、優れた携帯性を備えた運搬用台車を提供する。【解決手段】下部台板2及び上部台板3を備え、手押しハンドル5は、取り付け金具15によって上部台板3に取り付けられており、取り付け金具15は、手押しハンドル5の回動をロックして起立状態を維持するとともに、ロックを解除して折りたたみ状態にするロックバー18を備えており、下部台板2と上部台板3の間隔Dは、手押しハンドル5の脚部11の長手方向の長さより小さく、下部台板2上に、収納ケース30が取り付けられている。【選択図】図5

Description

本考案は、運搬用台車に関し、特に、物品を積載可能な下部台板と上部台板を備え、ハンドルが上部台板上に、折りたたみ自在に設けられており、下部台板と上部台板の間に、引き出しが設置可能な運搬用台車に関する。
従来、上下の載置台を備えた運搬用台車は知られている(特許文献1参照)。この運搬用台車は、4本の支柱パイプで上下に結合された上段梁部と下段梁部にそれぞれ上下の載置台が支持されており、上段梁部の前後にはそれぞれ前後方向又は上方に突出した把持用パイプが設けられている。
また、従来、手押し運搬車において、ハンドルを荷台上に立設した状態に維持し、ハンドルを荷台の表面方向に向かって擺動させて折り畳むことが可能である構成が知られている(特許文献2、3参照)。
特開2001−088707号公報 特開2001−253328号公報 特開2006−076428号公報
近年、趣味として屋外のレジャー、例えば、釣り、テニス、キャンピング等が益々盛んとなっているが、それらに使用するいろいろな道具を運搬する場合に、比較的コンパクトな運搬用台車を使用する場合がある。そのような場合、また、いろいろな道具を、複数の収納箱に分別して収納し、運搬用台車に積載することが多い。
ところが、複数の収納箱を、特許文献2に示すような一つの台板しか備えていない運搬用台車に上下方向積むと、荷崩れが生じやすく運搬が厄介となる。そこで、上下又は多段に台板を備えた運搬用台車に積むと、上下方向に積んだことによる荷崩れの問題は、若干なりとも解消可能となる。
しかし、運搬用台車を自動車に積載してレジャーの実施場所に行く際に、特許文献1に示すように、上下に台板を備えた運搬用台車は、不使用時に、運搬用台車自体を収納したり自動車に搭載する場合、嵩張り、収納、搭載スペースが大きくなってしまい、収納、搭載等が困難である。
特に、特許文献1に示すように、特に、把持用パイプが上段梁部の前後に固定されて外側に張り出していると、嵩張りが大きくなり、収納、搭載等が困難となる。
また、特許文献1に示すように、上載置台と下載置台の間隔が比較的大きく上載置台の高さが高いと、運搬用台車を自動車に積載しにくくなるだけでなく、上載置台と下載置台の間、要するに下載置台に積載する物品を上方に積み重ねる場合が多くなり、荷崩れが生じやすくなる。
本考案は、上記従来の問題を解決することを目的とするものであり、上下の載置台を備えた運搬用台車において、上部台板に取り付けるハンドルを自動車等への積載時に邪魔とならないようにすることを課題とする。
さらに、本考案は、上下の載置台を設けることによる物品の荷崩れがしにくくなる、という特性をより一層発揮させ、しかも自動車等へ積載し易いようにコンパクト化する構成を実現することを課題とする。
これらの課題を達成するための解決手段は、後記する「課題を解決するための手段」、「考案を実施するための形態」等で詳細に説明するが、そのポイントは、上部載置台に取り付けるハンドルは折りたたみ自在な構成とし、上部載置台は、従来の上下の載置台を設けた運搬用台車の上載置台の高さに比べてきわめて低くし、その替わり上部載置台に取り付けるハンドルの脚部は、使用者が通常使用できる程度の十分な長さとすることで、非使用時に、ハンドルを折りたたんだ際の運搬用台車の運搬用台車の上下方向の厚みを、全体的に小さくする構成とすることである。
本考案は上記課題を解決するために、物品をそれぞれ積載可能な下部台板及び上部台板と、下部台板に取り付けられたキャスタと、手押しハンドルと、を備えた運搬用台車であって、上部台板は、複数本の支柱を介して下部台板の上方に所定の間隔をおいて取り付けられており、手押しハンドルは、取り付け金具によって起立及び折りたたみ自在に上部台板に取り付けられており、上部台板に取り付けられる左右の脚部と、左右の脚部を橋絡し使用者が把持する把持部とを備え、左右の脚部の長手方向の長さは、下部台板と上部台板の上下方向の間隔より大きく、下部台板における台板の進行方向の長さより小さい構成であり、取り付け金具は、本体であるブラッケットと、ブラケットに固定され手押しハンドルを回動可能に取り付ける枢軸と、ブラケットに回動可能に取り付けられた手押しハンドルの回動をロックするロック部材と、を備えていることを特徴とする運搬用台車。を提供する。
下部台板上に、引き出し付き又は開閉扉付きの収納ケースが固定されている構成とすることが好ましい。
収納ケースは、収納ケースの底板に形成されている凹部において、固定具によって、固定具が凹部から上方に突出しない状態で、下部台板に固定されている構成とすることが好ましい。
下部台板と上部台板の上下方向の間隔は、20〜40cmである構成とすることが好ましい。
下部台板と上部台板の間に、1又は2以上の中間台板が設けられている構成とすることが好ましい。
ロック部材は、ブラケットに形成された溝内で該溝の長手方向の一方にバネで常時付勢して手押しハンドルを起立した使用状態にロックするとともに、該溝の長手方向の他方にバネに抗して移動することで、ロックを解除して上部台板上に臥せて不使用状態にする構成とすることが好ましい。
本考案によれば、運搬用台車は次のような効果が生じる。
(1)下部台板及び上部台板を備えた運搬用台車において、上部台板の位置をきわめて低くくして、手押しハンドルを上部台板に起立及び折りたたみ自在に取り付けたので、非使用時に手押しハンドルを折りたたむと、運搬用台車全体がコンパクトになり、運搬用台車自体の携帯性が向上する。
(2)上部台板の取り付け位置を低くして下部台板及び上部台板の間のスペースを小さくすることにより、小さな物品を下部台板上に積載し、大きな物品を上部台板上に積載し、物品を分別して積載することができ、小さな物品の荷崩れを少なくすることが可能となる。
(3)下部台板及び上部台板の間のスペースであって、下部台板上に引き出し付き又は扉付きの収納ケースを取り付ける構成とすれば、小さな物品を収納ケース内に分別して収納でき、また、運搬用台車の使用時、非使用時に拘わらず、小さな物品を収納ケース内に常時収納できるので、運搬用台車の使用に際してあらためて、分別して積載するような手間が省け、しかも収納状態のまま、運搬用台車自体を、自動車等で運搬することが可能となる。
本考案に係る運搬用台車の実施例を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は斜視図である。 上記実施例の運搬用台車の手押しハンドルを示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は運搬用台車の後方から見た図である。 上記実施例の運搬用台車の手押しハンドルを説明する図であり、(a)、(b)は、それぞれ図2(a)、(b)の要部拡大図であり、(c)は運搬用台車において手押しハンドルを折りたたんだ状態を示す側面図である。 上記実施例の運搬用台車において、下部台板上に引き出し付きの収納ケースを取り付けた構成を説明する図であり、(a)は運搬用台車を側方から見た図であり、(b)は運搬用台車への引き出し付きの収納ケースの取り付け構造を示す要部断面図である。 上記実施例の運搬用台車において、下部台板上に引き出し付きの収納ケースを取り付けた構成を説明する図であり、(a)は引き出しを開いた状態を示す斜視図であり、(b)は引き出しを閉じた状態を示す斜視図である。 上記実施例の運搬用台車において、下部台板上に引き出し付きの収納ケースを取り付けた構成を説明する図であり、(a)は手押しハンドルを折りたたんだ状態を示す側方から見た図であり、(b)は引き出し付きの収納ケースのいろいろな取り付け及び引き出し方向を説明する図である。
本考案に係る運搬用台車を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
なお、本明細書及び本考案では、運搬用台車の通常の使用時において、進行方向に向って前側の方向を「前方」と言い、後側の方向を「後方」と言い、左右側の方向をそれぞれ「左右方向」と言う。また、運搬用台車の使用時及び非使用時を、それぞれ単に「使用時」及び「非使用時」と言う。
本考案に係る運搬用台車の実施例を、図1〜図6において説明する。本考案に係る運搬用台車1は、物品をそれぞれ積載可能な下部台板2及び上部台板3と、下部台板2に取り付けられたキャスタ4と、手押しハンドル5と、を備えている。
下部台板2の4隅には、それぞれ支柱10が起立して固定して設けられており(図4(b)参照)、これら支柱10の上端部に上部台板3が、下部台板2と平行して水平に固定して設けられている。本明細書及び本考案では、「上部台板」は、最上部の台板を言い、即ち、上部台板3の上には台板は設けられていない。
ところで、従来知られている上下に台板を備えた運搬用台車は、その下部台板と上部台板の上下方向の間隔Dは、およそ45〜80cm程度である。このような寸法とすることにより、下部台板2についても、若干大きな物品を上下方向に十分の余裕をもって積載可能としている。
これに対して、本考案の下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dは、従来の上下に台板を備えた運搬用台車に比べて、半分程度で20〜40cm程度に、小さくコンパクトとした構成に特徴がある。
このように、下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dを従来の運搬用台車1に比べて小さくコンパクトとした構成を換言すると、下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dを、手押しハンドル5の脚部の長手方向の長さに比べて小さくした構成であり、より限定するのであれば、手押しハンドル5の脚部11の長手方向の長さの1/2以下にした構成である。
さらに、考案の下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dについて数値範囲で規定すると、後記するが、下部台板2上に取り付ける収納ケースと高さ寸法との関係では、市販の20〜40cm程度の高さ寸法を有する収納ケースを固定して取り付けられる程度の大きさである。
なお、下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dは、調整可能な構成としてもよい。例えば、支柱10(本実施例では4本の支柱10)を、長さの異なる別の支柱で取り替えることで調整してもよい。
また、支柱10自体の長さを調節可能な構成としてもよい。例えば、支柱10を入れ子構造とし、かつ調節した長さで固定可能な構成(実公昭48−4974号公報、実公昭47−2207号公報参照)としてもよい。
手押しハンドル5は、図2(a)、(b)に示すように、左右の脚部11と、左右の脚部11を橋絡し使用者が把持する把持部12と、を備えている。左右の脚部11は、取り付け金具15によって上部台板3に取り付けられている。これによって、手押しハンドル5は、後記するが、上部台板3上に、使用時には起立し、非使用時には折りたたみ自在となるように取り付けられている。
特許文献2、3に示すように、従来、運搬用台車1の手押しハンドル5は、非使用時には、台板上に臥せるように折りたたむ構成とすることは知られている。
しかしながら、本考案の運搬用台車1は、手押しハンドル5は、使用時には、図1に示すように、上部台板3上に起立可能に取り付けられており、非使用時には、図3(c)に示すように、特に、「上部台板3上に臥せるように折りたたむことのできる構成」とした点が特徴である。
このように、上部台板3に取り付けられた手押しハンドル5を上部台板3に臥せるように折りたたみ自在とする構成と、前記のとおり下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dを小さくコンパクトにした構成と、が相乗的に機能し、非使用時に、運搬用台車1の上下方向の寸法(運搬用台車1の全体的な厚み)はコンパクトとなり、手押しハンドル5自体の携帯性が向上する。
しかも、使用時には、下部台板2に小さな物品を、上部台板3に大きな物品をそれぞれ分別して効率的に積載することで分別積載性が向上する。
手押しハンドル5の折りたたみ構造自体は、特許文献2、3と同様の構成である。即ち、取り付け金具15は、図2(a)、(b)、図3(a)、(b)に示すように、本体であるブラケット16と、ブラケット16に固定され手押しハンドル5を回動可能に取り付ける枢軸17と、ブラケット16に移動可能に取り付けられ手押しハンドル5の回動をロックするロック部材と、を備えている。
ブラケット16は、略U字型に形成されており、その後方が開放されており、その前方は係止板19で閉じられており、その左右側壁20には、図3(a)、(b)に示すように、上方に向けて斜め前方伸びる傾斜溝21が形成されている。
ロック部材は、本実施例ではロックバー18であり、その両端が、図3(a)、(b)に示すように、それぞれ左右の取り付け金具15におけるブラケット16の傾斜溝21内で長手方向に移動可能に挿通されている。
さらに、ロックバー18は、その両端が、図2(b)、図3(b)に示すように、傾斜溝21に沿って上方かつ前方に向けて引っ張りバネ26で常時付勢されており、引っ張りバネ26に抗して、ロックバー18を傾斜溝21に沿って下方かつ後方に移動することが可能である。
以上、本考案の運搬用台車1の特徴的な構成を実施例において説明したが、このような特徴的な構成を備え、さらに、下部台板2上に収納ケース30を取り付けて成る運搬用台車1について、図4〜図6に基づいて説明する。
図4〜図6に示す運搬用台車1は、図1に示す運搬用台車1において、図4(a)、図5(a)、(b)に示すように、その下部台板2と上部台板3との間のスペースにおいて下部台板2上に、収納ケース30が取り付けられている。
本実施例では、収納ケース30として引き出し付きの収納ケースとして説明する。引き出し付きの収納ケース30としては、市販されている各種の収納ケース(例えば、プラスチック製の衣装ケース等)でもよい。
収納ケース30の下部台板2への取り付け構造は、図4(b)に示すように、収納ケース30の底部31に形成された凹部(凹溝等)32内の位置において、リベット、ボルト等の固定具36で、収納ケース30の底部31を、下部台板2へ固定する構成である。
このような取り付け構造とすることにより、リベット、ボルト等の固定具36は、その頭部37が若干上方に突出していても、凹部32内に退避しており、引き出し40の底部41と干渉(接触)することがない。従って、収納ケース30の引き出し40は、収納ケース30の底部31上でスムースにスライド可能となる。
収納ケース30の下部台板2への取り付け方向によって、引き出し40の引き出し方向は異なってくる。収納ケース30を前後2つ取り付けた運搬用台車1(図4(a)、図5(a)、(b)参照)では、前後の収納ケース30は、それぞれその引き出し方向が左右いずれの方向に向かうように取り付けてもよい。
例えば、図5(a)、(b)、図6(b)に示すように、前後の収納ケース30は、それぞれ引き出し40が同じ方向(図6(b)では実線に示すように左方向又は2点鎖線に示すように右方向)に引き出し可能となるように、下部台板2へ取り付けてもよい。
また、図示はしないが、前後の収納ケース30は、それぞれ引き出し40の引き出し方向を互いに異なる方向(例えば、図6(b)において、前側の引き出し40は実線方向、後側の引き出し40は2点鎖線の方向)となるように、下部台板2へ取り付けてもよい。
さらに、図示はしないが、引き出し付きの収納ケースを1つだけ下部台板2に取り付ける構成において、前後方向のいずれかに向けて取り付けてもよい。また、図示はしないが、複数の引き出し付きの収納ケースを、それぞれ前後左右方向のいずれかに向けて取り付けてもよい。
なお、本実施例では、図4(a)、図5(a)、(b)に示すように、同じ大きさの引き出し付きの収納ケース30を前後2つ取り付けた構成を説明したが、収納ケースの数や種類(寸法の大小についての種類、引き出し付きか開閉扉付きかの種類等)の組み合わせは、下部台板2上のスペース(上下台板間のスペース)に、うまく合えば、いろいろな態様でもよい。
また、引き出し付きの収納ケースは、多段の引き出しを備えた構成でもよい。さらに、前述のとおり、本実施例では、収納ケースとして引き出し付きの収納ケース30を例に挙げて説明したが、収納ケースは引き出し付きでなくても、手前側の開口に開閉可能な扉のついた開閉扉付き収納ケースであってもよい。
(作用)
以上の構成から成る実施例の運搬用台車1の作用について、以下説明する。運搬用台車1を使用する際には、図1(a)、(b)、図2(a)、(b)及び図4(a)、図5(a)、(b)に示すように、手押しハンドル5を起立して使用状態とする。
手押しハンドル5は、枢軸17を中心に回動可能であるが、起立した使用状態では、図2(a)及び図3(a)に示すように、係止板19によって後方への回動は規制されており、引っ張りバネ26で上方に付勢されたロックバー18によって前方への回動もロックされ、回動は不可能であり起立状態が維持される。
下部台板2と上部台板3の上下方向の間隔Dは、従来の運搬用台車に比較してかなり小さいので、使用時に、利用者は、下部台板2上には小さな寸法の物品を積載し、上部台板3には大きな寸法の物品を運搬することで、物品を大小で分別して積載することが可能となる。
これによって、運搬用台車1の下部台板2及び上部台板3の積載スペースをより有効に活用することが可能となり、小さな物品を積み重ねて積載するようなことが少なくなり、小さな物品を積み重ねて積載する場合に生じやすい荷崩れも、比較的少なくなる。
特に、図4〜図6に示すように、下部台板2の上に収納ケース30を取り付けた運搬用台車1では、小さな物品を収納ケース30に分別して収納することが可能であり、より有効な収納スペースの活用が可能となり、また、小さい物品を台板上に直に積載した場合の荷崩れや落下を防止することが可能となる。
運搬用台車1を非使用時に際して、手押しハンドル5を折りたたむ場合は、図3(a)、(b)において、ロックバー18を引っ張りバネ26に抗して傾斜溝21に沿って下方かつ後方に移動することで、ロックバー18のロックを解除し、手押しハンドル5を前方に回動して、図3(c)、図6(a)に示すように、上部台板3上に臥せるようにして折りたたむことが可能となる。
本考案の運搬用台車1は、下部台板2と上部台板3を備え、使用時には物品の大小を分別して積載でき、小さい物品は下部台板2に積載し、荷崩れを防止し易くなる等、積載性が高い。
しかも、下部台板2と上部台板3の間隔Dを小さくコンパクトにした構成と、手押しハンドル5を上部台板3に取り付け、上部台板3上に臥せるようにして折りたたみ自在とする構成と、が相乗的に機能し、非使用時に手押しハンドル5を折りたたむことで、運搬用台車1全体の上下方向の寸法(厚み)が、従来の台車に比べて格段と小さく、コンパクトとなり、自動車に積載し運搬し易くなる等、手押しハンドル5自体の携帯性を向上させることが可能となる。
特に、図4〜図6に示すように、下部台板2の上に収納ケース30を取り付けた運搬用台車1では、小さな物品(例えば、釣りの場合は釣り針、擬似えさ等の釣り具、テニスの場合はボール、タオル等の小物等)は収納ケース30に収納し、比較的大きい物品(例えば、釣りの場合はクーラーケース、テニスの場合はラケット、バッグ等)を上部台板3上に分別して積載し、運搬できる。
そして、図4(a)、図5(a)、(b)に示すように手押しハンドル5を使用時の起立した状態でも、図6(a)に示すように非使用時の手押しハンドル5を折りたたんだ状態でも、小さな物品は、常時、収納ケース30に収納しておくこともできる。
そのため、使用前に予め又は常時、小さな物品を収納ケース30に分別して収納しておけば、運搬用台車の使用時に、運搬用台車1にあらためて物品を分別して積載する手間が省ける。また、使用後でも、小さな物品を収納ケース30に収納したまま、運搬用台車1自体を搬送することが可能となる。
従って、例えば、釣り、テニス、キャンピング等のレジャーの際に、予め小さな物品を収納ケース30に分別して収納し、運搬用台車1ごと自動車に搭載して搬送し、レジャー目的地に到着後、あらためて小物を分別して積載することなく、手押しハンドル5を使用状態に起立して、移動し運搬することができるので、きわめて使い勝手がよい。
さらに、工場等の生産現場においても、小さな工具類、部品等は下部台板2上の収納ケース30に分別して収納し、大きな工具、部品等は上部台板に積載することで、作業効率を高めることができ、非使用時にはコンパクトな収納も可能となり施設内のスペースを有効活用できる。
以上、本考案に係る運搬用台車を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本考案に係る運搬用台車は上記のような構成であるから、例えば、釣り、テニス、キャンピング等のレジャー、ホビー等、また工場のような生産現場、研究施設等でいろいろな道具、工具等を運搬するための運搬用台車等に適用可能である。
1 運搬用台車
2 下部台板
3 上部台板
4 キャスタ
5 手押しハンドル
10 支柱
11 手押しハンドルの左右の脚部
12 手押しハンドルの把持部
15 手押しハンドルの取り付け金具
16 取り付け金具のブラケット
17 取り付け金具の枢軸
18 取り付け金具のロックバー(ロック部材)
19 ブラケットの係止板
20 ブラケットの左右側壁
21 ブラケットの傾斜溝
26 ロックバーの引っ張りバネ
30 引き出し付きの収納ケース
31 引き出し付きの収納ケースの底部
32 底部に形成された凹部(凹溝)
36 固定具
37 固定具の頭部
40 引き出し
41 引き出しの底部

Claims (6)

  1. 物品をそれぞれ積載可能な下部台板及び上部台板と、下部台板に取り付けられたキャスタと、手押しハンドルと、を備えた運搬用台車であって、
    上部台板は、複数本の支柱を介して下部台板の上方に所定の間隔をおいて取り付けられており、
    手押しハンドルは、取り付け金具によって起立及び折りたたみ自在に上部台板に取り付けられており、上部台板に取り付けられる左右の脚部と、左右の脚部を橋絡し使用者が把持する把持部とを備え、左右の脚部の長手方向の長さは、下部台板と上部台板の上下方向の間隔より大きく、下部台板における台板の進行方向の長さより小さい構成であり、
    取り付け金具は、本体であるブラッケットと、ブラケットに固定され手押しハンドルを回動可能に取り付ける枢軸と、ブラケットに回動可能に取り付けられた手押しハンドルの回動をロックするロック部材と、を備えていることを特徴とする運搬用台車。
  2. 下部台板上に、引き出し付き又は開閉扉付きの収納ケースが固定されている構成であることを特徴とする請求項1に記載の運搬用台車。
  3. 収納ケースは、収納ケースの底板に形成されている凹部において、固定具によって、固定具が凹部から上方に突出しない状態で、下部台板に固定されている構成であることを特徴とする請求項2に記載の運搬用台車。
  4. 下部台板と上部台板の上下方向の間隔は、20〜40cmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の運搬用台車。
  5. 下部台板と上部台板の間に、1又は2以上の中間台板が設けられている構成であることを特徴とする請求項1に記載の運搬用台車。
  6. ロック部材は、ブラケットに形成された溝内で該溝の長手方向の一方にバネで常時付勢して手押しハンドルを起立した使用状態にロックするとともに、該溝の長手方向の他方にバネに抗して移動することで、ロックを解除して上部台板上に臥せて不使用状態にする構成であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の運搬用台車。
JP2017003890U 2017-08-24 2017-08-24 運搬用台車 Expired - Fee Related JP3213355U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003890U JP3213355U (ja) 2017-08-24 2017-08-24 運搬用台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017003890U JP3213355U (ja) 2017-08-24 2017-08-24 運搬用台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3213355U true JP3213355U (ja) 2017-11-02

Family

ID=60236548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017003890U Expired - Fee Related JP3213355U (ja) 2017-08-24 2017-08-24 運搬用台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213355U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020044105A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 株式会社ジェッター 遊技機運搬台車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020044105A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 株式会社ジェッター 遊技機運搬台車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7658388B1 (en) Cart apparatus
US10696314B1 (en) Foldable cart system and method
US9849582B2 (en) Rollaway storage cart with collapsible legs
US7066475B2 (en) Secure cargo transporter
CN1925768B (zh) 通过轮子滑行的行李箱
US10426265B2 (en) Convertible vehicle having a transportation mode and a fixation mode
JP3974854B2 (ja) 折畳式カート付き旅行鞄
US6102433A (en) Compact cart
US11932299B2 (en) Collapsible cart with fabric in receiving space
US20100283227A1 (en) Service cart
US20130127138A1 (en) Convertible hand truck
US6663139B1 (en) Collapsible handcart
CA3009156C (en) Cart and dolly handle with stacking position
JP2016043885A (ja) 手押し運搬台車
JP3213355U (ja) 運搬用台車
US20080272563A1 (en) Trolley bag
KR101451976B1 (ko) 다용도 접이식 카트
JP2002362372A (ja) 拡張縮小自在式台車
US11767045B2 (en) Collapsible carts
KR102038824B1 (ko) 수납함이 구비된 유리 이송용 파렛트
JP2017081386A (ja) 運搬台車
JPH08133087A (ja) 運搬台
JP2020029122A (ja) 折り畳み運搬カート
JPH06191410A (ja) 手押し運搬車
KR102084055B1 (ko) 차량 적재물 하역 보조기구

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3213355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees