JP2017188973A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンコーダが正常であるにも拘らずエンコーダの異常と誤判定することを防止できるようにする。
【解決手段】マイコン41は、異常判定部54で、モータ12の回転駆動中にエンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定する。また、状態監視部55で、駆動電源50が低電圧状態(例えば駆動電源50の電圧が所定値以下)か否かによってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。そして、確定部56では、状態監視部55によりエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出された場合には、異常判定部54によりエンコーダ46の異常が検出されたとしても、エンコーダ46の異常を確定しないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータの回転に応じて信号を出力する回転センサの出力信号に基づいてモータの回転位置を制御するモータ制御装置に関する発明である。
近年、自動車においても、省スペース化、組立性向上、制御性向上等の要求を満たすために、機械的な駆動システムを、モータによって電気的に駆動するシステムに変更する事例が増加する傾向にある。その一例として、特許文献1に記載されているように、車両のレンジ切換機構をモータで駆動するようにしたものがある。このものは、モータの回転に同期して所定角度毎にパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、このエンコーダの出力信号のカウント値に基づいてモータの通電相を順次切り換えてモータを目標位置まで回転駆動するようにしている。また、上記特許文献1には、エンコーダの出力信号のカウント値とモータの駆動信号のカウント値とを比較してエンコーダの異常(例えば断線)を検出することが記載されている。
特開2004−56856号公報
ところで、もしエンコーダやモータに正常に電力が供給されない電力供給異常が発生すると、それが原因でエンコーダやモータが正常に作動できなくなって、エンコーダの出力信号が正常に更新されないことがある。このため、上記特許文献1のように、エンコーダの出力信号のカウント値とモータの駆動信号のカウント値とを比較してエンコーダの異常を検出するシステムでは、電力供給異常が発生した場合に、エンコーダが正常であるにも拘らずエンコーダの異常と誤判定してしまう可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、モータの回転に応じて信号を出力する回転センサが正常であるにも拘らず回転センサの異常と誤判定することを防止できるモータ制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、制御対象(11)の駆動源となるモータ(12)と、前記モータの回転に応じて信号を出力する回転センサ(46)と、前記回転センサの出力信号に基づいて前記モータの回転位置を制御するモータ制御部(53)とを備えたモータ制御装置において、前記回転センサと前記モータの少なくとも一方に正常に電力が供給されない電力供給異常を検出する状態監視部(55)と、前記回転センサの出力信号に基づいて前記回転センサの異常を検出する異常判定部(54)と、前記状態監視部による検出結果と前記異常判定部による検出結果とに基づいて前記回転センサの異常を確定するか否かを決定する確定部(56)とを備え、前記確定部は、前記状態監視部により前記電力供給異常が検出された場合には、前記異常判定部により前記回転センサの異常が検出されたとしても、前記回転センサの異常を確定しない構成としたものである。
この構成では、回転センサやモータに正常に電力が供給されない電力供給異常が検出された場合には、その電力供給異常が原因で回転センサの出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、回転センサの異常が検出されたとしても、回転センサの異常を確定しないようにできる。これにより、電力供給異常が発生した場合に、回転センサが正常であるにも拘らず回転センサの異常と誤判定することを防止できる。
図1は本発明の実施例1におけるレンジ切換機構の斜視図である。 図2はレンジ切換制御システムの概略構成を示す図である。 図3は異常診断機能を概略的に示すブロック図である。 図4は実施例1の異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は実施例1の異常診断の実行例(その1)を示すタイムチャートである。 図6は実施例1の異常診断の実行例(その2)を示すタイムチャートである。 図7は実施例2の異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は実施例2の異常診断の実行例を示すタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。
まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換制御システムの構成を説明する。
図1に示すように、レンジ切換機構11は、車両のシフトレンジをPレンジとNotPレンジとの間で切り換える2ポジション式のレンジ切換機構である。ここで、Pレンジはパーキングレンジを意味する。NotPレンジはPレンジ以外の他のレンジを意味する。このレンジ切換機構11が特許請求の範囲でいう制御対象に相当する。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成されている。このモータ12には、減速機構26(図2参照)が内蔵され、その出力軸に、レンジ切換機構11のマニュアルシャフト13が接続されている。このマニュアルシャフト13に、ディテントレバー15が固定されている。
また、ディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定されている。このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機の出力軸に設けられている。このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(つまりパーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をP、NotPの各レンジの位置に保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定されている。ディテントレバー15には、Pレンジ保持凹部24とNotPレンジ保持凹部25が形成されている。ディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15のPレンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15がPレンジの位置に保持される。ディテントバネ23の係合部23aがディテントレバー15のNotPレンジ保持凹部25に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15がNotPレンジの位置に保持される。これらディテントレバー15とディテントバネ23等からディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持する(つまりレンジ切換機構11を各レンジの位置に保持する)ためのディテント機構14が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げる。これにより、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20に嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となる。これにより、自動変速機の出力軸がロックされた状態(つまりパーキング状態)に保持される。
一方、NotPレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降する。これにより、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除される。これにより、自動変速機の出力軸が回転可能な状態(つまり走行可能な状態)に保持される。
図2に示すように、モータ12には、ロータの回転角(つまり回転位置)を検出するためのエンコーダ46が設けられている。このエンコーダ46は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されている。エンコーダ46は、モータ12のロータの回転に同期して所定角度毎にA相、B相のパルス信号を出力するように構成されている。このエンコーダ46が特許請求の範囲でいう回転センサに相当する。
レンジ切換制御回路42のマイコン41は、エンコーダ46から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントする。マイコン41は、そのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じてモータドライバ37によってモータ12の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ12を回転駆動する。尚、モータ12の3相(つまりU相とV相とW相)の巻線とモータドライバ37の組み合わせを2系統設けて、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ12を回転駆動できる構成にしても良い。モータドライバ37には、モータ12の各相の通電のオン/オフを切り換える複数のスイッチング素子38(例えばMOSFETやトランジスタ等)が設けられている。
マイコン41は、モータ12の回転中に、A相信号とB相信号の発生順序によってモータ12の回転方向を判定する。正回転(例えばPレンジ→NotPレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップする。逆回転(例えばNotPレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ12が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ12の回転角との対応関係が維持される。このため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ12の回転位置を検出して、その回転位置に対応した相の巻線に通電してモータ12を回転駆動できるようになっている。エンコーダカウント値は、マイコン41のRAM47に記憶される。
レンジ切換制御回路42には、シフトスイッチ(図示せず)で検出したシフトレバー操作位置の信号が入力される。レンジ切換制御回路42のマイコン41は、運転者のシフトレバー操作等に応じて目標レンジ(つまり目標のシフトレンジ)を切り換え、その目標レンジに応じてモータ12を回転駆動してシフトレンジを切り換える。更に、切り換え後の実際のシフトレンジをインストルメントパネル(図示せず)に設けられたレンジ表示部(図示せず)に表示する。
また、レンジ切換制御回路42には、車両に搭載されたバッテリ等の駆動電源50(図3参照)から電源リレー(図示せず)を介して電源電圧が供給される。電源リレーのオン/オフは、電源スイッチであるIGスイッチ(図示せず)のオン/オフを手動操作することで切り換えられる。IGスイッチがオンされると、電源リレーがオンされてレンジ切換制御回路42に電源電圧が供給される。IGスイッチがオフされると、電源リレーがオフされてレンジ切換制御回路42への電源供給が遮断される。
レンジ切換制御回路42のマイコン41は、運転者のシフトレバー操作等により目標レンジが切り換えられると、それに応じて目標回転位置(つまり目標カウント値)を変更する。図3に示すように、マイコン41は、モータ制御部53で、エンコーダカウント値に基づいてモータ12の通電相を順次切り換えてモータ12を目標レンジに相当する目標回転位置まで回転駆動するフィードバック制御を実行する。これにより、シフトレンジを目標レンジに切り換える(つまりレンジ切換機構11の切換位置を目標レンジの位置に切り換える)。
更に、マイコン41は、異常判定部54で、エンコーダ46の出力信号に基づいてエンコーダ46の異常を検出する。具体的には、モータ12の回転駆動中にエンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定する。
ところで、もし駆動電源50が低電圧状態になってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生すると、それが原因でエンコーダ46が正常に作動できなくなって、エンコーダ46の出力信号が正常に更新されないことがある。このため、何も対策しないと、駆動電源50が低電圧状態になってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生した場合に、エンコーダ46が正常であるにも拘らずエンコーダ46の異常と誤判定してしまう可能性がある。
そこで、本実施例1では、レンジ切換制御回路42のマイコン41により後述する図4の異常診断ルーチンを実行することで、次のような異常診断を行う。
図3に示すように、マイコン41は、状態監視部55で、駆動電源50の状態に基づいてエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常を検出する。具体的には、モータ12の回転駆動前に駆動電源50の状態に基づいて電力供給異常を検出する事前検知を実行する。この事前検知では、モータ12の回転駆動前に駆動電源50が低電圧状態(例えば駆動電源50の電圧が所定値A以下)か否かによってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。更に、モータ12の回転駆動中に駆動電源50の状態に基づいて電力供給異常を検出する途中検知を実行する。この途中検知では、モータ12の回転駆動中に駆動電源50が低電圧状態(例えば駆動電源50の電圧が所定値B以下)か否かによってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。
そして、確定部56で、状態監視部55による検出結果と異常判定部54による検出結果とに基づいてエンコーダ46の異常を確定するか否かを決定する。この際、状態監視部55によりエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出され且つ異常判定部54によりエンコーダ46の異常が検出された場合には、エンコーダ46の異常を確定しない。つまり、エンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出された場合には、その電力供給異常が原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、エンコーダ46の異常が検出されたとしても、エンコーダ46の異常を確定しない。これにより、駆動電源50が低電圧状態になってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生した場合に、エンコーダ46が正常であるにも拘らずエンコーダ46の異常と誤判定することを防止する。
以下、本実施例1でレンジ切換制御回路42のマイコン41が実行する図4の異常診断ルーチンの処理内容を説明する。
図4に示す異常診断ルーチンは、レンジ切換制御回路42の電源オン期間中にマイコン41により実行される。本ルーチンが起動されると、ステップ101,102でモータ12の回転駆動前に事前検知を実行する。この事前検知では、まず、ステップ101で、電源電圧(つまり駆動電源50の電圧)が所定値Aよりも高いか否かを判定する。この事前検知で用いる所定値Aは、モータ12を回転駆動させるための機能が作動しなくなる電圧、例えば、エンコーダパルス(エンコーダ46のパルス信号)を読み取りできなくなることによりモータ12が駆動不可となりエンコーダカウント(エンコーダパルスのカウント)が停止する電圧(以下「エンコーダ読取不可電圧」という)であり、途中検知で用いる所定値Bよりも小さい値に設定されている。エンコーダ読取不可電圧は、後述するトルク保証電圧よりも低いため、所定値Aは、所定値Bよりも小さい値に設定する必要がある。
このステップ101で、電源電圧が所定値Aよりも高いと判定された場合には、エンコーダ46に正常に電力が供給される状態と判定して、ステップ103に進む。
一方、上記ステップ101で、電源電圧が所定値A以下(つまり駆動電源50が低電圧状態)と判定された場合には、エンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常と判定して、ステップ102に進む。このステップ102で、エンコーダ故障用の事前検知フラグを、モータ12の回転駆動前にエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出されたことを意味する「ON」にセットした後、ステップ103に進む。
ステップ103では、レンジ切換指示が発生したか否かを、例えば、目標レンジが切り換えられたか否かによって判定する。このステップ103で、レンジ切換指示が発生していないと判定された場合には、上記ステップ101に戻る。
その後、上記ステップ103で、レンジ切換指示が発生したと判定され時点で、ステップ104に進み、レンジ切換を開始する。このレンジ切換では、エンコーダカウント値に基づいてモータ12の通電相を順次切り換えてモータ12を目標レンジに相当する目標回転位置まで回転駆動する。
この後、ステップ105,106でモータ12の回転駆動中に途中検知を実行する。この途中検知では、まず、ステップ105で、電源電圧が所定値Bよりも高いか否かを判定する。この途中検知で用いる所定値Bは、モータ12の性能を満足させることができなくなる電圧、例えば、モータ12のトルク不足によりディテントレバー15を回すことができなくなることによりエンコーダカウントが停止する電圧(以下「トルク保証電圧」という)であり、事前検知で用いる所定値Aよりも大きい値に設定されている。トルク保証電圧は、前述したエンコーダ読取不可電圧よりも高いため、所定値Bは、所定値Aよりも大きい値に設定する必要がある。
このステップ105で、電源電圧が所定値Bよりも高いと判定された場合には、エンコーダ46に正常に電力が供給される状態と判定して、ステップ107に進む。
一方、上記ステップ105で、電源電圧が所定値B以下(つまり駆動電源50が低電圧状態)と判定された場合には、エンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常と判定して、ステップ106に進む。このステップ106で、エンコーダ故障用の途中検知フラグを、モータ12の回転駆動中にエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出されたことを意味する「ON」にセットした後、ステップ107に進む。
ステップ107では、モータ12の回転駆動中にエンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定して、エンコーダ46が正常か否かを判定する。
このステップ107で、エンコーダ46が正常(つまり異常無し)と判定された場合には、ステップ108に進む。このステップ108で、レンジ切換が完了したか否かを、例えば、モータ12が目標回転位置まで回転したか否か(つまりエンコーダカウント値が目標カウント値に到達したか否か)によって判定する。
このステップ108で、レンジ切換が完了していないと判定された場合には、上記ステップ105に戻る。その後、上記ステップ108で、レンジ切換が完了したと判定された時点で、ステップ109に進み、レンジ切換完了を通知する。
一方、上記ステップ107で、エンコーダ46が異常と判定された場合には、ステップ110に進み、事前検知フラグが「ON」か否かを判定する。
このステップ110で、事前検知フラグが「ON」と判定された場合には、ステップ112に進む。この場合、モータ12の回転駆動前に駆動電源50が低電圧状態になってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生したことが原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、エンコーダ46の異常を確定しない。
一方、上記ステップ110で、事前検知フラグが「OFF」と判定された場合には、ステップ111に進み、途中検知フラグが「ON」か否かを判定する。
このステップ111で、途中検知フラグが「ON」と判定された場合には、ステップ112に進む。この場合、モータ12の回転駆動中に駆動電源50が低電圧状態になってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生したことが原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、エンコーダ46の異常を確定しない。
ステップ112では、モータ12の制御状態を初期状態(つまりシステムの起動時の状態)に戻す初期化処理を実行する。この初期化処理では、例えば、目標レンジを初期値(例えばPレンジ)にリセットすると共に、モータ12の回転位置を制御する際の基準位置の学習値を初期値(例えば設計値又は前回値)にリセットする。更に、事前検知フラグを「OFF」にリセットすると共に、途中検知フラグを「OFF」にリセットする。
これに対して、上記ステップ110で事前検知フラグが「OFF」と判定され、且つ、上記ステップ111で途中検知フラグが「OFF」と判定された場合には、ステップ113に進み、エンコーダ46の異常を確定する。この後、ステップ114に進み、運転席のインストルメントパネルに設けられた異常通知ランプ57を点灯又は点滅させてエンコーダ46の異常を通知すると共に、その異常情報(例えば異常コード等)をマイコン41のバックアップRAM48に記憶する。
次に、図5及び図6のタイムチャートを用いて本実施例1の異常診断の実行例を説明する。
図5に示すように、モータ12の回転駆動前に事前検知を実行する。この事前検知では、電源電圧が所定値Aよりも高いか否かを判定する。電源電圧が所定値A以下になった場合には、その時点t1 で、事前検知フラグを「ON」にセットする。
電源電圧が所定値A以下になった場合には、エンコーダパルスを読み取れなくなる。このタイミングにて車両の振動によりモータ12の内部部品が回転し、エンコーダカウント値が更新される挙動となる場合がある。このため、電源電圧が所定値A以下になった場合には、エンコーダパルスをカウントできないことにより、実際の内部部品位置と通電を試みる位置が適切でなくなってしまう場合があり、これが原因でエンコーダ46が異常と判定される可能性がある。
この後、目標レンジがPレンジからNotPレンジに切り換えられて、レンジ切換指示が発生した時点t2 で、レンジ切換を開始する。このレンジ切換では、エンコーダカウント値に基づいてモータ12の通電相を順次切り換えてモータ12を目標レンジに相当する目標回転位置まで回転駆動する。
このモータ12の回転駆動中に途中検知を実行する。この途中検知では、電源電圧が所定値Bよりも高いか否かを判定する。電源電圧が所定値Bよりも高い場合は、途中検知フラグを「OFF」に維持する。
また、モータ12の回転駆動中にエンコーダ46の異常検知を実行する。この異常検知では、エンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定する。エンコーダ46が異常と判定された場合には、事前検知フラグ又は途中検知フラグが「ON」か否かを判定する。事前検知フラグが「ON」と判定された場合には、エンコーダ46の異常を確定しない。
更に、事前検知フラグが「ON」と判定され、且つ、エンコーダ46が異常と判定された場合には、その時点t3 で、初期化処理を実行する。この初期化処理では、基準位置の学習値を初期値にリセットして学習前待機状態に戻すと共に、目標レンジをPレンジにリセットする。更に、事前検知フラグ及び途中検知フラグを「OFF」にリセットする。これは、エンコーダ46の異常を確定しなかった場合に、次回の異常診断時にも事前検知フラグ及び途中検知フラグを使用するためである。
この初期化処理により学習前待機状態に戻されると、学習指令が発生して、基準位置学習を実行する。この基準位置学習では、レンジ切換機構11の可動範囲の限界位置に突き当たるまでモータ12を回転させる突き当て制御を実行して、その限界位置を基準位置として学習する。具体的には、ディテントバネ23の係合部23aがレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるPレンジ壁(つまりPレンジ保持凹部24の側壁)に突き当たるまでモータ12を回転させる“Pレンジ壁突き当て制御”を実施して、Pレンジ側の限界位置をPレンジ側の基準位置として学習する。
初期化処理を行う理由は、異常によりその他情報も適切でない可能性があるため、リフレッシュしてから再度診断を行うべきと考えられるからである。正常に戻っているであろう状態にて再取得した情報から異常検出することが他の誤検知につながりにくい仕様と考えられる。
また、図6に示すように、モータ12の回転駆動前に事前検知を実行し、電源電圧が所定値Aよりも高い場合は、事前検知フラグを「OFF」に維持する。
この後、レンジ切換指示が発生した時点t4 で、レンジ切換を開始して、モータ12を目標回転位置まで回転駆動する。
このモータ12の回転駆動中に途中検知を実行し、電源電圧が所定値B以下になった場合には、その時点t5 で、途中検知フラグを「ON」にセットする。
また、モータ12の回転駆動中にエンコーダ46の異常検知を実行し、エンコーダ46が異常と判定された場合には、事前検知フラグ又は途中検知フラグが「ON」か否かを判定する。途中検知フラグが「ON」と判定された場合には、エンコーダ46の異常を確定しない。
更に、途中検知フラグが「ON」と判定され、且つ、エンコーダ46が異常と判定された場合には、その時点t6 で、初期化処理を実行する。この初期化処理により学習前待機状態に戻されると、学習指令が発生して、基準位置学習を実行する。
以上説明した本実施例1では、駆動電源50が低電圧状態(例えば駆動電源50の電圧が所定値以下)か否かによってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。また、モータ12の回転駆動中にエンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定する。そして、エンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出され且つエンコーダ46の異常が検出された場合には、エンコーダ46の異常を確定しないようにする。これにより、駆動電源50が低電圧状態になってエンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生した場合に、エンコーダ46が正常であるにも拘らずエンコーダ46の異常と誤判定することを防止できる。
また、本実施例1では、モータ12の回転駆動前に駆動電源50の状態に基づいて電力供給異常を検出する事前検知と、モータ12の回転駆動中に駆動電源50の状態に基づいて電力供給異常を検出する途中検知とを実行するようにしている。これにより、モータ12の回転駆動中だけでなくモータ12の回転駆動前に駆動電源50が低電圧状態になって電力供給異常が発生したことが原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった場合でも、エンコーダ46の異常と誤判定することを防止できる。
更に、本実施例1では、エンコーダ46に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出され且つエンコーダ46の異常が検出された場合(つまりエンコーダ46の異常を確定しない場合)に、モータ12の制御状態を初期状態に戻す初期化処理を実行するようにしている。これにより、モータ12の制御を初期状態(つまりシステムの起動時の状態)から再開することができ、オンボードでモータ12の制御を続行することができる。
尚、上記実施例1では、事前検知と途中検知を両方とも実行するようにしたが、これに限定されず、事前検知と途中検知の一方のみを実行するようにしても良い。
また、上記実施例1では、電力供給異常が検出され且つエンコーダ46の異常が検出された場合に、初期化処理を実行するようにしたが、これに代えて、モータ12の作動を禁止するようにしても良い。
次に、図7及び図8を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一又は類似部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
レンジ切換制御回路42のマイコン41は、モータ12の通電電流が所定の上限値を越えた場合に、モータドライバ37のスイッチング素子38を不作動状態(つまりモータ12に通電しないOFF状態)に維持する過電流保護機能を作動させる。これより、レンジ切換制御回路42やモータ12等に過電流が流れることを防止するようにしている。
ところで、もしスイッチング素子38が不作動状態になってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生すると、それが原因でモータ12が正常に作動できなくなって、エンコーダ46の出力信号が正常に更新されないことがある。このため、何も対策しないと、スイッチング素子38が不作動状態になってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生した場合に、エンコーダ46が正常であるにも拘らずエンコーダ46の異常と誤判定してしまう可能性がある。
そこで、本実施例2では、レンジ切換制御回路42のマイコン41により後述する図7の異常診断ルーチンを実行することで、次のような異常診断を行う。
マイコン41は、状態監視部55で、スイッチング素子38の状態に基づいてモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常を検出する。具体的には、モータ12の回転駆動前にスイッチング素子38の状態に基づいて電力供給異常を検出する事前検知を実行する。この事前検知では、モータ12の回転駆動前にスイッチング素子38が不作動状態(例えば過電流保護機能が作動している)か否かによってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。更に、モータ12の回転駆動中にスイッチング素子38の状態に基づいて電力供給異常を検出する途中検知を実行する。この途中検知では、モータ12の回転駆動中にスイッチング素子38が不作動状態(例えば過電流保護機能が作動している)か否かによってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。
そして、確定部56で、状態監視部55による検出結果と異常判定部54による検出結果とに基づいてエンコーダ46の異常を確定するか否かを決定する。この際、状態監視部55によりモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出され且つ異常判定部54によりエンコーダ46の異常が検出された場合には、エンコーダ46の異常を確定しない共にスイッチング素子38の不作動による電力供給異常であることを確定する。つまり、モータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出された場合には、その電力供給異常が原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、エンコーダ46の異常が検出されたとしても、エンコーダ46の異常を確定しない。これにより、スイッチング素子38が不作動状態になってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生した場合に、エンコーダ46が正常であるにも拘らずエンコーダ46の異常と誤判定することを防止する。
以下、本実施例2でレンジ切換制御回路42のマイコン41が実行する図7の異常診断ルーチンの処理内容を説明する。
図7に示す異常診断ルーチンは、レンジ切換制御回路42の電源オン期間中にマイコン41により実行される。本ルーチンが起動されると、ステップ201,202でモータ12の回転駆動前に事前検知を実行する。この事前検知では、まず、ステップ201で、過電流保護機能が作動している(つまりスイッチング素子38が不作動状態)か否かを判定する。
このステップ201で、過電流保護機能が作動していないと判定された場合には、モータ12に正常に電力が供給される状態と判定して、ステップ203に進む。
一方、上記ステップ201で、過電流保護機能が作動している(つまりスイッチング素子38が不作動状態)と判定された場合には、モータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常と判定して、ステップ202に進む。このステップ202で、エンコーダ故障用の事前検知フラグを、モータ12の回転駆動前にモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出されたことを意味する「ON」にセットした後、ステップ203に進む。
ステップ203では、レンジ切換指示が発生したか否かを判定する。このステップ203で、レンジ切換指示が発生していないと判定された場合には、上記ステップ201に戻る。その後、上記ステップ203で、レンジ切換指示が発生したと判定され時点で、ステップ204に進み、レンジ切換を開始する。
この後、ステップ205,206でモータ12の回転駆動中に途中検知を実行する。この途中検知では、まず、ステップ205で、過電流保護機能が作動している(つまりスイッチング素子38が不作動状態)か否かを判定する。
このステップ205で、過電流保護機能が作動していないと判定された場合には、モータ12に正常に電力が供給される状態と判定して、ステップ207に進む。
一方、上記ステップ205で、過電流保護機能が作動している(つまりスイッチング素子38が不作動状態)と判定された場合には、モータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常と判定して、ステップ206に進む。このステップ206で、エンコーダ故障用の途中検知フラグを、モータ12の回転駆動中にモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出されたことを意味する「ON」にセットした後、ステップ207に進む。
ステップ207では、モータ12の回転駆動中にエンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定して、エンコーダ46が正常か否かを判定する。
このステップ207で、エンコーダ46が正常(つまり異常無し)と判定された場合には、ステップ208に進む。このステップ208で、レンジ切換が完了したか否かを判定する。
このステップ208で、レンジ切換が完了していないと判定された場合には、上記ステップ205に戻る。その後、上記ステップ208で、レンジ切換が完了したと判定された時点で、ステップ209に進み、レンジ切換完了を通知する。
一方、上記ステップ207で、エンコーダ46が異常と判定された場合には、ステップ210に進み、事前検知フラグが「ON」か否かを判定する。
このステップ210で、事前検知フラグが「ON」と判定された場合には、ステップ212に進む。この場合、モータ12の回転駆動前にスイッチング素子38が不作動状態になってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生したことが原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、エンコーダ46の異常を確定しない。
一方、上記ステップ210で、事前検知フラグが「OFF」と判定された場合には、ステップ211に進み、途中検知フラグが「ON」か否かを判定する。
このステップ211で、途中検知フラグが「ON」と判定された場合には、ステップ212に進む。この場合、モータ12の回転駆動中にスイッチング素子38が不作動状態になってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生したことが原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった可能性があると判断して、エンコーダ46の異常を確定しない。
ステップ212では、スイッチング素子38の不作動による電力供給異常を確定する。この後、ステップ213に進み、モータ12の作動を禁止する。この後、ステップ214に進み、異常通知ランプ57を点灯又は点滅させてスイッチング素子38の不作動による電力供給異常を通知すると共に、その異常情報(例えば異常コード等)をマイコン41のバックアップRAM48に記憶する。
これに対して、上記ステップ210で事前検知フラグが「OFF」と判定され、且つ、上記ステップ211で途中検知フラグが「OFF」と判定された場合には、ステップ215に進み、エンコーダ46の異常を確定する。この後、ステップ216に進み、異常通知ランプ57を点灯又は点滅させてエンコーダ46の異常を通知すると共に、その異常情報(例えば異常コード等)をマイコン41のバックアップRAM48に記憶する。
次に、図8のタイムチャートを用いて本実施例2の異常診断の実行例を説明する。
図8に示すように、モータ12の回転駆動前に事前検知を実行する。この事前検知では、過電流保護機能が作動している(つまりスイッチング素子38が不作動状態)か否かを判定する。過電流保護機能が作動していない場合には、事前検知フラグを「OFF」に維持する。
この後、レンジ切換指示が発生した時点t7 で、レンジ切換を開始して、モータ12を目標回転位置まで回転駆動する。
このモータ12の回転駆動中に途中検知を実行する。この途中検知では、過電流保護機能が作動している(つまりスイッチング素子38が不作動状態)か否かを判定する。過電流保護機能が作動した場合には、その時点t8 で、途中検知フラグを「ON」にセットする。
また、モータ12の回転駆動中にエンコーダ46の異常検知を実行し、エンコーダ46が異常と判定された場合には、事前検知フラグ又は途中検知フラグが「ON」か否かを判定する。途中検知フラグが「ON」と判定された場合には、エンコーダ46の異常を確定しない。
更に、途中検知フラグが「ON」と判定され、且つ、エンコーダ46が異常と判定された場合には、その時点t9 で、モータ12の作動を禁止すると共に、目標レンジをPレンジにリセットする。また、過電流保護機能の作動停止から所定時間が経過した時点t10で、事前検知フラグ及び途中検知フラグを「OFF」にリセットする。これは、エンコーダ46の異常を確定しなかった場合に、別の異常診断時にも事前検知フラグ及び途中検知フラグを使用するためである。
以上説明した本実施例2では、スイッチング素子38が不作動状態(例えば過電流保護機能が作動している)か否かによってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常か否かを判定する。また、モータ12の回転駆動中にエンコーダカウント値が更新されない状態が所定の異常判定時間以上継続したか否かによってエンコーダ46の異常の有無を判定する。そして、モータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出され且つエンコーダ46の異常が検出された場合には、エンコーダ46の異常を確定しないようにする。これにより、スイッチング素子38が不作動状態になってモータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が発生した場合に、エンコーダ46が正常であるにも拘らずエンコーダ46の異常と誤判定することを防止できる。
また、本実施例2では、モータ12の回転駆動前にスイッチング素子38の状態に基づいて電力供給異常を検出する事前検知と、モータ12の回転駆動中にスイッチング素子38の状態に基づいて電力供給異常を検出する途中検知とを実行するようにしている。これにより、モータ12の回転駆動中だけでなくモータ12の回転駆動前にスイッチング素子38が不作動状態になって電力供給異常が発生したことが原因でエンコーダ46の出力信号が正常に更新されなかった場合でも、エンコーダ46の異常と誤判定することを防止できる。
更に、本実施例2では、モータ12に正常に電力が供給されない電力供給異常が検出され且つエンコーダ46の異常が検出された場合(つまりエンコーダ46の異常を確定しない場合)に、モータ12の作動を禁止するようにしている。これにより、電力供給異常が検知された場合の安全性を確保することができる(例えば、できるだけPレンジに維持することができる)。
また、本実施例2では、過電流保護機能が作動しているか否かによってスイッチング素子38が不作動状態か否かを判定して電力供給異常か否かを判定するようにしている。これにより、電力供給異常か否かを容易に判定することができる。
尚、上記実施例2では、事前検知と途中検知を両方とも実行するようにしたが、これに限定されず、事前検知と途中検知の一方のみを実行するようにしても良い。
また、上記実施例2では、電力供給異常が検出され且つエンコーダ46の異常が検出された場合に、モータ12の作動を禁止するようにしたが、これに代えて、初期化処理を実行するようにしても良い。
また、上記実施例2では、過電流保護機能が作動しているか否かによってスイッチング素子38が不作動状態か否かを判定して電力供給異常か否かを判定するようにしている。しかし、これに限定されず、例えば、スイッチング素子38に流れる電流に基づいてスイッチング素子38が不作動状態か否かを判定して電力供給異常か否かを判定するようにしても良い。
また、上記実施例1と上記実施例2を組み合わせて実施するようにしても良い。実施例1と実施例2を組み合わせる場合、実施例1の「事前検知」及び「途中検知」と、実施例2の「過電流保護機能」の判定の優先度は下記のようになる。
事前検知=途中検知>過電流保護機能
つまり、事前検知と途中検知は、同じ優先度であり、過電流保護機能よりも優先度を高くする。この理由は、(1) 過電流保護機能も低電圧により誤検知している可能性があるためである。(2) フェイタルなモードとならない異常であり、その場合は、可能な限りオンボードでの復帰を求められているためである。
また、上記各実施例において、マイコン41が実行する機能の一部又は全部を、一つ或は複数のIC等によりハードウェア的に構成しても良い。
また、上記各実施例では、モータのロータの回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダを備えたシステムに本発明を適用している。しかし、これに限定されず、例えば、モータのロータの回転に応じて出力電圧が変化する回転センサを備えたシステムに本発明を適用しても良い。
また、上記各実施例では、シフトレンジをPレンジとNotPレンジの二つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用している。しかし、これに限定されず、例えば、シフトレンジをPレンジとRレンジとNレンジとDレンジの四つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。或は、シフトレンジを三つのレンジ間又は五つ以上のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。
また、本発明は、自動変速機(例えばAT、CVT、DCT等)に限定されず、電気自動車用の変速機(例えば減速機)のシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに適用しても良い。
その他、本発明は、レンジ切換機構に限定されず、SRモータ等のブラシレス型の同期モータを駆動源とする各種の位置切換機構を備えたシステムに適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…レンジ切換機構、12…モータ、46…エンコーダ、53…モータ制御部、54…異常判定部、55…状態監視部、56…確定部

Claims (9)

  1. 制御対象(11)の駆動源となるモータ(12)と、前記モータの回転に応じて信号を出力する回転センサ(46)と、前記回転センサの出力信号に基づいて前記モータの回転位置を制御するモータ制御部(53)とを備えたモータ制御装置において、
    前記回転センサと前記モータの少なくとも一方に正常に電力が供給されない電力供給異常を検出する状態監視部(55)と、
    前記回転センサの出力信号に基づいて前記回転センサの異常を検出する異常判定部(54)と、
    前記状態監視部による検出結果と前記異常判定部による検出結果とに基づいて前記回転センサの異常を確定するか否かを決定する確定部(56)とを備え、
    前記確定部は、前記状態監視部により前記電力供給異常が検出された場合には、前記異常判定部により前記回転センサの異常が検出されたとしても、前記回転センサの異常を確定しないモータ制御装置。
  2. 前記状態監視部は、前記回転センサに電力を供給する駆動電源(50)の状態に基づいて前記電力供給異常を検出し、
    前記確定部は、前記状態監視部により前記電力供給異常が検出され且つ前記異常判定部により前記回転センサの異常が検出された場合に、前記回転センサの異常を確定しない請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記状態監視部は、前記モータの回転駆動前に前記駆動電源の状態に基づいて前記電力供給異常を検出する事前検知と、前記モータの回転駆動中に前記駆動電源の状態に基づいて前記電力供給異常を検出する途中検知とを実行する請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記状態監視部は、前記事前検知において前記駆動電源の電圧が所定値A以下か否かによって前記電力供給異常か否かを判定し、前記途中検知において前記駆動電源の電圧が前記所定値Aよりも大きい所定値B以下か否かによって前記電力供給異常か否かを判定する請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記状態監視部は、前記モータへの通電状態を切り換えるスイッチング素子(38)の状態に基づいて前記電力供給異常を検出し、
    前記確定部は、前記状態監視部により前記電力供給異常が検出され且つ前記異常判定部により前記回転センサの異常が検出された場合に、前記回転センサの異常を確定しないと共に前記スイッチング素子の不作動による異常であることを確定する請求項1に記載のモータ制御装置。
  6. 前記状態監視部は、前記モータの回転駆動前に前記スイッチング素子の状態に基づいて前記電力供給異常を検出する事前検知と、前記モータの回転駆動中に前記スイッチング素子の状態に基づいて前記電力供給異常を検出する途中検知とを実行する請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記状態監視部は、前記スイッチング素子を不作動状態に維持する過電流保護機能が作動しているか否かによって前記電力供給異常か否かを判定する請求項5又は6に記載のモータ制御装置。
  8. 前記確定部は、前記状態監視部により前記電力供給異常が検出され且つ前記異常判定部により前記回転センサの異常が検出された場合に、前記モータの制御状態を初期状態に戻す初期化処理を実行する請求項1乃至7のいずれかに記載のモータ制御装置。
  9. 前記確定部は、前記状態監視部により前記電力供給異常が検出され且つ前記異常判定部により前記回転センサの異常が検出された場合に、前記モータの作動を禁止する請求項1乃至7のいずれかに記載のモータ制御装置。
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