JPH1169864A - モータ駆動制御装置 - Google Patents

モータ駆動制御装置

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Publication number
JPH1169864A
JPH1169864A JP9229765A JP22976597A JPH1169864A JP H1169864 A JPH1169864 A JP H1169864A JP 9229765 A JP9229765 A JP 9229765A JP 22976597 A JP22976597 A JP 22976597A JP H1169864 A JPH1169864 A JP H1169864A
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JP
Japan
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rotation sensor
sensor
supply voltage
abnormality
voltage
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Application number
JP9229765A
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English (en)
Inventor
Kenji Nishikawa
賢司 西川
Hiroyoshi Ito
博義 伊東
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転センサへの供給電圧の低下を原因として該
回転センサの検出信号に異常が発生しても、この回転セ
ンサの異常が発生しているか否かの判定を正確に行う。 【解決手段】磁極センサ26の異常が判定された場合
(ステップ105,Yes)、前回の割り込み時低電圧記
憶フラグF1がクリアされ(ステップ106,Yes)、か
つ周回ルーチン低電圧記憶フラグF2がクリアされてい
るときにのみ(ステップ107,Yes)、異常の発生を
示す異常判定フラグF3をセットする(ステップ10
8)。また、各低電圧記憶フラグF1,F2がセットされ
ており(ステップ106,107,No)、今回の処理の
直前には電源電圧VIGがしきい値電圧9.5V未満であ
れば、磁極センサ26の正常動作が維持されていないの
で、磁極センサ26に異常が発生したと判定されても、
異常判定フラグF3をセットせず、この異常判定を無効
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータを駆動
制御するモータ駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、電動モータの回
転角を回転センサによって検出し、この回転センサによ
って検出された回転角に応じて、電動モータを駆動制御
すると言うものがある。
【0003】この様な装置においては、回転センサに異
常が発生すると、電動モータの回転角を精度良く制御す
ることができない。
【0004】このため、例えば特開平2−17889号
公報に記載の「ホールモータ駆動装置」では、モータの
ロータの回転角をホール素子によって検出することを前
提に、ホール素子の出力パターンを検出して正常パター
ンと比較し、両者のパターンが異なったときには、ホー
ル素子の異常の発生を判定して、モータのコイルの励磁
を禁止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、ホール素子に供給される電圧が低下した
ときにも、ホール素子の出力パターンが正常パターンに
一致しなくなるので、ホール素子の異常の発生を判定す
ることになる。
【0006】例えば、車両の四輪操舵制御装置において
は、左右後輪の操舵を電動モータによって行っており、
この電動モータの回転角を磁極センサ(従来装置におけ
るホール素子に相当する)によって検出しつつ、電動モ
ータの回転角を制御している。ここで、上記従来の装置
の様に、磁極センサへの供給電圧の低下時に、異常の発
生を判定するならば、バッテリー電圧の低下時には、磁
極センサへの供給電圧が低下するので、磁極センサが正
常であっても、磁極センサの検出信号に異常が発生し、
磁極センサの異常の発生を判定してしまう。
【0007】そこで、本発明は、回転センサへの供給電
圧の低下を原因として該回転センサの検出信号に異常が
発生しても、この回転センサの異常が発生しているか否
かの判定を正確に行うことが可能なモータ駆動制御装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電動モータの回転角を検出して、この回
転角を示す検出信号を出力する回転角センサを備え、こ
の回転センサからの一連の検出信号に基づいて該回転セ
ンサの状態を判定するモータ駆動制御装置であって、前
記回転センサへの供給電圧が予め定められたしきい値以
上であるか否かを識別する識別手段と、この識別手段に
よって前記回転センサへの供給電圧がしきい値以上でな
いと識別されると、この回転センサの状態についての前
記判定を無効にする制御手段とを備えている。
【0009】この様な構成によれば、識別手段によって
回転センサへの供給電圧がしきい値以上でないと識別さ
れると、制御手段は、回転センサからの一連の検出信号
に基づく該回転センサの状態の判定を無効にしている。
【0010】このため、回転センサへの供給電圧がしき
い値未満に低下して、回転センサの正常動作が維持され
ていない状態で、回転センサの検出信号に異常が発生し
ても、この回転センサの異常が発生したことにはならな
い。
【0011】また、識別手段によって回転センサへの供
給電圧がしきい値以上でないと一旦識別された後に、こ
の識別手段によって該回転センサへの供給電圧がしきい
値以上であると識別されると、この識別手段によってし
きい値以上であると識別される直前までに出力された該
回転センサの一連の検出信号を廃棄し、この識別手段に
よってしきい値以上であると識別されてから出力された
該回転センサの一連の検出信号に基づいて、この回転セ
ンサの状態を判定しても良い。
【0012】この様に識別手段によって回転センサへの
供給電圧がしきい値以上でないと一旦識別されたとき
に、回転センサへの供給電圧がしきい値以上であると再
び識別される直前までに出力された該回転センサの一連
の検出信号を廃棄すれば、回転センサの状態を誤って判
定することがない。この後、回転センサへの供給電圧が
しきい値以上であると識別されてから出力された該回転
センサの一連の検出信号に基づいて、この回転センサの
状態を判定しているので、正確な判定を行うことができ
る。
【0013】更に、回転センサの状態についての判定結
果を記憶する記憶手段を更に備え、前記回転センサに電
圧を供給する電源と該回転センサ間を遮断した場合は、
予め定められた時間を経過するまで、この回転センサの
状態についての判定結果を前記記憶手段に記憶すること
を禁止しても構わない。
【0014】ここでは、識別手段によって回転センサへ
の供給電圧を直接識別するのではなく、この供給電圧に
対応する任意の電圧を識別の対象とし、電源と回転セン
サ間を遮断したときには、回転センサへの実際の供給電
圧が速やかに低下しても、前記任意の電圧が徐々に低下
することを前提としている。この場合は、前記任意の電
圧の低下に応じて回転センサの状態の判定が無効とされ
る以前に、回転センサへの供給電圧が低下して、回転セ
ンサの検出信号に異常が発生し、回転センサの状態につ
いての判定結果が得られるものの、この判定結果を記憶
手段に記憶すべきではない。このため、電源と回転セン
サ間を遮断したときには、一定の時間を経過するまで、
つまり記憶手段への記憶動作を実行することができなく
なるまで待機してから、記憶手段への記憶を許可してい
る。これによって、電源の遮断を原因とする回転センサ
の状態についての判定結果が記憶手段に記憶されずに済
む。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。図1は、本発明のモータ駆動制
御装置の一実施形態を示している。また、図2は、この
実施形態の制御装置を適用した車両の概略構成を示して
いる。
【0016】図2において、前輪操舵機構11は、ステ
アリングホイール12の操舵軸に連動するピニオン(図
示せず)と、このピニオンにかみ合うラック軸13を備
えており、ステアリングホイール12の操舵に伴い、ピ
ニオンが回動すると、ラック軸13が左右方向に移動
し、このラック軸13に連動する各前輪14,15の舵
角が変わる。
【0017】また、後輪操舵機構16は、電動モータ1
7(例えばブラシレスモータ)の駆動軸に連動するピニ
オン(図示せず)と、このピニオンにかみ合うラック軸
18を備えており、電動モータ17の作動に伴い、ピニ
オンが回動すると、ラック軸18が左右方向に移動し、
このラック軸18に連動する各後輪19,20の舵角が
変わる。
【0018】ステアリングセンサ21は、ステアリング
ホイール12の操舵軸の回転角を検出する。車速センサ
22は、この車両の速度を検出する。車輪速センサ23
は、車輪の回転速度を検出する。ヨーレートセンサ24
は、この車両のヨーレートを検出する。後輪舵角センサ
25は、各後輪19,20の舵角を検出する。磁極セン
サ26は、電動モータ17の駆動軸の回転角を検出す
る。
【0019】モータ駆動制御装置27は、各センサ21
〜26の検出出力、及び電動モータ17への供給電圧等
を入力し、これらの検出出力や電動モータ17への供給
電圧等に基づいて、電動モータ17を駆動制御し、各後
輪19,20の舵角を変更する。
【0020】このモータ駆動制御装置27は、図1に示
す様に構成され、メインCPU28、サブCPU29、
ドライバ駆動&監視用IC30、ドライバIC31、オ
ア回路32、電源IC33、メモリ34及び磁極センサ
26用のインターフェース回路35等を備える。
【0021】メインCPU28は、各センサ21〜26
の検出出力及び電動モータ17への供給電圧等に基づい
て、電動モータ17の駆動軸の回転方向、回転角及び回
転速度を求め、回転方向と回転角に応じて、各駆動信号
LA1,LA2〜LC1,LC2をドライバ駆動&監視用I
C30に通知し、また回転速度をサブCPU29に通知
する。サブCPU29は、回転速度に応じて、PWM信
号をドライバ駆動&監視用IC30に通知する。
【0022】ドライバ駆動&監視用IC29は、各駆動
信号LA1,LA2〜LC1,LC2に応答して、ドライバ
IC31の上段側の各スイッチング素子31a-1〜31
a-3のいずれか1つと、ドライバIC31の下段側の各
スイッチング素子31b-1〜31b-3のいずれか1つを
選択する。また、ドライバ駆動&監視用IC29は、P
WM信号に対応する期間だけ、選択した1組のスイッチ
ング素子をオンにする。これによって、電源(図示せ
ず)からの電流がヒューズ36→リレー37→抵抗38
→上段側のスイッチング素子→電動モータ17→下段側
のスイッチング素子と言う経路で流れる。
【0023】この様な上段側のスイッチング素子及び下
段側のスイッチング素子の選択とオンを繰り返し、これ
によって電動モータ17がいずれかの回転方向に適宜の
回転速度で目標回転角まで回転し、これに伴い各後輪1
9,20の舵角が変更される。
【0024】ここで、各駆動信号LA1,LA2〜LC
1,LC2のハイレベルとローレベルからなるパターンを
相駆動パターンと称する。この相駆動パターンは、上段
側の各スイッチング素子31a-1〜31a-3のいずれを
オンにして、下段側の各スイッチング素子31b-1〜3
1b-3のいずれをオンにするかを示し、電動モータ17
に加えられる6種類の電圧信号のいずれかを指示するも
のであって、各回転角のいずれかに電動モータ17を回
転させるためのものである。
【0025】図3は、電動モータ17の回転方向、回転
角を示す磁極センサ26の各検出信号、及び相駆動パタ
ーンの関係を示す。ただし、この図3においては、信号
のハイレベルを「Hi」で表し、信号のローレベルを
「Lo」で表している。
【0026】図3から明らかな様に、電動モータ17を
右回転させると、磁極センサ26の各検出信号HA,HB,
HCは、「Hi,Lo,Hi」→「Lo,Lo,Hi」→
「Lo,Hi,Hi」……と順次変化し、この変化パタ
ーンを繰り返す。あるいは、電動モータ17を左回転さ
せると、磁極センサ26の各検出信号HA,HB,HCは、
「Hi,Lo,Hi」→「Hi,Lo,Lo」→「L
o,Hi,Hi,Lo」……と順次変化し、この変化パ
ターンを繰り返す。
【0027】また、磁極センサ26の各検出信号HA,H
B,HCに対応する相駆動パターンを選択し、この相駆動
パターンの各駆動信号LA1,LA2〜LC1,LC2をド
ライバ駆動&監視用IC29に加えると、電動モータ1
7が次の回転角まで回転する。例えば、右回転におい
て、磁極センサ26の各検出信号HA,HB,HCが「Lo,
Hi,Lo」のときに、各検出信号HA,HB,HCに対応す
る各駆動信号LA1,LA2〜LC1,LC2として「H
i,Lo,Lo,Lo,Hi,Lo」を選択すると、こ
れらの駆動信号LA1,LA2〜LC1,LC2に応答し
て、上段側のスイッチング素子31a-1と下段側のスイ
ッチング素子31b-2がオンとなり、電動モータ17が
次の回転角まで右回転して、磁極センサ26の各検出信
号HA,HB,HCが「Hi,Hi,Lo」となる。同様に、
左回転において、磁極センサ26の各検出信号HA,HB,
HCが「Lo,Hi,Lo」のときに、各検出信号HA,H
B,HCに対応する各駆動信号LA1,LA2〜LC1,LC
2として「Lo,Hi,Lo,Hi,Lo,Lo」を選
択すると、これらの駆動信号LA1,LA2〜LC1,L
C2に応答して、上段側のスイッチング素子31a-2と
下段側のスイッチング素子31b-1がオンとなり、電動
モータ17が次の回転角まで左方向に回転して、磁極セ
ンサ26の各検出信号HA,HB,HCが「Lo,Hi,H
i」となる。
【0028】図4は、磁極センサ26の各検出信号HA,
HB,HC及び相駆動パターンを示すタイミングチャートで
ある。
【0029】この図4から明らかな様に、電動モータ1
7が180°回転する度に、各検出信号HA,HB,HCのレ
ベルが反転し、かつ各検出信号HA,HB,HCの位相が相互
に60°だけずれている。このため、電動モータ17が
60°回転する度に、各検出信号HA,HB,HCのいずれか
のレベルが反転し、相駆動パターンが変化する。また、
右回転及び左回転のいずれであるかに応じて、各相駆動
パターンの出力順序が逆になる。
【0030】一方、磁極センサ26用のインターフェー
ス回路35は、図5に示す様に各抵抗素子R1、各抵抗
素子R2、各抵抗素子R3及び各シュミットトリガ回路S
等を備えている。磁極センサ26は、3つのホール素子
を備えており、これらのホール素子の検出信号HA,HB,
HCを各抵抗素子R2と各抵抗素子R3によって分圧し、そ
れぞれの電圧を各シュミットトリガ回路Sに加えてい
る。これらのシュミットトリガ回路Sは、各検出信号H
A,HB,HCに対応する各電圧と予め定められたしきい値
を比較し、各信号/HA,/HB,/HCをメインCPU28
に加える。
【0031】また、図5に示す様に、電源電圧VIGを抵
抗素子R4と抵抗素子R5によって分圧し、この分圧され
た電圧VigadをメインCPU28に加えている。コンデ
ンサC1、各抵抗素子R4,R5によってローパスフィル
ターを形成し、電圧Vigadの低周波数成分を取り除いて
いる。メインCPU28は、電圧Vigadを監視すること
によって、電源電圧VIGが予め定められたしきい値電圧
9.5V未満に低下したことを判定している。
【0032】更に、図5に示す様に、電源IC33は、
電源電圧VIGを駆動電圧VDDに変換し、この駆動電圧V
DDをメインCPU28に供給している。メインCPU2
8は、この駆動電圧VDDによって作動する。電源IC3
3の入力側で、電源電圧VIGがコンデンサCによっ
てバックアップされ、電源IC33の出力側で、電源電
圧VIGがコンデンサC3によってバックアップされてい
る。
【0033】図6は、車両のイグニッションスイッチ
(図示せず)をオフにして、電源電圧VIGの供給を遮断
したときの各信号/HA,/HB,/HC、電源電圧VIG、電
圧Vigad、及び駆動電圧VDDの変化を示している。
【0034】この図6から明らかな様に、時点t0で、
イグニッションスイッチをオフにすると、電源電圧VIG
が速やかに低下する。時点t1で、電源電圧VIGが4.4
Vになると、磁極センサ26からは異常な各検出信号H
A,HB,HCが出力され、ハイレベルの各信号/HA,/H
B,/HCがメインCPU28に加えられる。つまり、磁
極センサ26の各検出信号HA,HB,HCがハイレベル及び
ローレベルのいずれであるかにかかわらず、電源電圧V
IGの低下に伴い、これらの検出信号HA,HB,HCのレベル
が確実に低下するので、これに伴って各シュミットトリ
ガ回路SからメインCPU28へと、ハイレベルの各信
号/HA,/HB,/HCが出力される。
【0035】この電源電圧VIGの速やかなる低下に対し
て、電圧Vigadは、コンデンサC1の影響によって徐々
に低下していく。このため、時点t1では、電源電圧VI
Gがしきい値電圧9.5V未満になっているにもかかわら
ず、電圧Vigadがv1(電源電圧VIG=9.7Vに対応す
る)までしか低下せず、メインCPU28は、電源電圧
VIGがしきい値電圧9.5V未満に低下したと判定しな
い。この判定は、時点t1よりも後の時点t2でなされ
る。
【0036】また、各コンデンサC2,C3によって、電
源IC33の入出力電圧をバックアップしているので、
電源IC33からメインCPU28に供給される駆動電
圧VDDが緩やかに減少し、少なくとも時点t2まで、メ
インCPU28の動作が確保される。更に、時点t1か
ら時点t2までの間を50msとすると、時点t1から1
00ms経過したときには、駆動電圧VDDが十分に低下
して、メインCPU28の動作が確実に停止する。
【0037】さて、この様な構成において、メインCP
U28は、磁極センサ26の異常を判定するために、磁
極センサ26の各検出信号HA,HB,HCを監視し、これら
の検出信号HA,HB,HCのいずれかが反転したとき、つま
り電動モータ17が回転したときには、図7のフローチ
ャートの処理を行っている。
【0038】まず、磁極センサ26の各検出信号HA,H
B,HCのいずれかが反転すると、メインCPU28は、
電圧Vigadを検出し、この電圧Vigadに基づいて電源電
圧VIGがしきい値電圧9.5V以上であるか否かを判定
し(ステップ101)、この電源電圧VIGがしきい値電
圧9.5V以上であれば(ステップ101,Yes)、前回
の処理のときの各検出信号HA,HB,HCのパターンを示す
MGNptn0をMGNptn1に更新し(ステップ10
2)、今回の各検出信号HA,HB,HCのパターンをMGN
ptn0として設定してから(ステップ103)、MGNp
tn1とMGNptn0、つまり前回の処理のときの各検出
信号HA,HB,HCのパターンと今回の各検出信号HA,HB,
HCのパターンを比較する(ステップ104)。
【0039】ここで、先に述べた様に、電動モータ17
の回転方向を定め、各検出信号HA,HB,HCが判っている
ときに、これらの検出信号HA,HB,HCに対応する相駆動
パターンを選択して、この相駆動パターンに応じて電動
モータ17を回転させると、各検出信号HA,HB,HCが一
定の規則で変化し、変化した後の各検出信号HA,HB,HC
も判るので、今回の各検出信号HA,HB,HCが前回の各検
出信号HA,HB,HCから導かれ得るものであれば、磁極セ
ンサ26が正常であると判定することができ、また今回
の各検出信号HA,HB,HCが前回の各検出信号HA,HB,HC
から導かれ得ないものであれば、磁極センサ26が異常
であると判定することができる。
【0040】したがって、メインCPU28は、前回の
処理のときの各検出信号HA,HB,HCのパターンと今回の
各検出信号HA,HB,HCのパターンを比較することによっ
て、磁極センサ26が異常であるか否かを判定すること
ができる(ステップ105)。
【0041】磁極センサ26に異常が発生していると判
定された場合(ステップ105,Yes)、メインCPU
28は、前回の処理で割り込み時低電圧記憶フラグF1
がクリアされているか否かを判定する(ステップ10
6)。この前回の割り込み時低電圧記憶フラグF1がク
リアされていれば(ステップ106,Yes)、前回の処
理のときに電源電圧VIGがしきい値電圧9.5V以上で
あったことになるので、引き続いて、メインCPU28
は、周回ルーチン低電圧記憶フラグF2がクリアされて
いるか否かを判定する(ステップ107)。この周回ル
ーチン低電圧記憶フラグF2は、後に述べる周期的に繰
り返される図8のフローチャートの処理によってセット
されるものであり、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5
V未満のときにのみセットされる。例えば、この周回ル
ーチン低電圧記憶フラグF2がクリアされていれば(ス
テップ107,Yes)、周期的に繰り返される図8のフ
ローチャートの処理のときに電源電圧VIGがしきい値電
圧9.5V以上であったことになるので、メインCPU
28は、磁極センサ26に異常が発生していることを示
す異常判定フラグF3をセットする(ステップ10
8)。
【0042】この後、メインCPU28は、割り込み時
低電圧記憶フラグF1をクリアし(ステップ109)、
周回ルーチン低電圧記憶フラグF2をクリアして(11
0)、この処理を終了する。そして、磁極センサ26の
各検出信号HA,HB,HCのいずれかが反転したときには、
この処理を再び行う。
【0043】また、前回の割り込み時低電圧記憶フラグ
F1がセットされていたり(ステップ106,No)、周
回ルーチン低電圧記憶フラグF2がセットされていれば
(ステップ107,No)、今回の処理の直前には、電源
電圧VIGがしきい値電圧9.5V未満であったことにな
るので、メインCPU28は、磁極センサ26に異常が
発生していることを示す異常判定フラグF3をセットせ
ずに、各ステップ109,110を経て、この処理を終
了する。
【0044】また、磁極センサ26に異常が発生してい
ないと判定された場合(ステップ105,No)、メイン
CPU28は、磁極センサ26に異常が発生しているこ
とを示す異常判定フラグF3をセットせずに、各ステッ
プ109,110を経て、この処理を終了する。
【0045】また、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5
V未満であれば(ステップ101,No)、メインCPU
28は、割り込み時低電圧記憶フラグF1をセットして
から(ステップ111)、ステップ110を経て、この
処理を終了する。
【0046】したがって、この図7のフローチャートの
処理においては、磁極センサ26に異常が発生している
と判定された場合(ステップ105,Yes)、前回の割
り込み時低電圧記憶フラグF1がクリアされ(ステップ
106,Yes)、かつ周回ルーチン低電圧記憶フラグF2
がクリアされているときにのみ(ステップ107,Ye
s)、磁極センサ26に異常が発生していることを示す
異常判定フラグF3をセットする(ステップ108)。
【0047】また、前回の割り込み時低電圧記憶フラグ
F1がセットされていたり(ステップ106,No)、周
回ルーチン低電圧記憶フラグF2がセットされており
(ステップ107,No)、よって今回の処理の直前には
電源電圧VIGがしきい値電圧9.5V未満であれば、磁
極センサ26の正常動作が維持されていないので、磁極
センサ26に異常が発生したと判定されても、磁極セン
サ26に異常が発生していることを示す異常判定フラグ
F3をセットせず、この異常判定を無効にする。
【0048】あるいは、今回の処理で電源電圧VIGがし
きい値電圧9.5V未満であれば(ステップ101,N
o)、磁極センサ26の正常動作が維持されていないの
で、磁極センサ26の異常判定を行わない。
【0049】ところで、電源電圧VIGがしきい値電圧
9.5V未満に一旦低下してから、電源電圧VIGがしき
い値電圧9.5V以上に復帰することがある。例えば、
電気的な負荷の変動や、電源電圧VIGの瞬断伴い、電源
電圧VIGが一時的に低下することがある。
【0050】この場合は、電源電圧VIGがしきい値電圧
9.5V未満に低下したときに、割り込み時低電圧記憶
フラグF1がセットされるので(ステップ111)、電
源電圧VIGがしきい値電圧9.5V以上に復帰して、各
ステップ101〜105の処理が行われ、磁極センサ2
6に異常が発生していると判定されても(ステップ10
5,Yes)、前回の割り込み時低電圧記憶フラグF1がセ
ットされていると判定され(ステップ106,No)、磁
極センサ26の異常判定が無効となる。
【0051】また、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5
V未満に低下しただけでなく、何らかの原因で、磁極セ
ンサ26の各検出信号HA,HB,HCのいずれも反転しなけ
れば、図7のフローチャートの処理が行われないので、
この処理によって割り込み時低電圧記憶フラグF1がセ
ットされることはない。しかしながら、このときには周
期的に繰り返される図8のフローチャートの処理によっ
て周回ルーチン低電圧記憶フラグF2がセットされるの
で、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5V以上に復帰し
て、各ステップ101〜105の処理が行われ、磁極セ
ンサ26に異常が発生していると判定されても(ステッ
プ105,Yes)、周回ルーチン低電圧記憶フラグF2が
セットされていると判定され(ステップ107,No)、
磁極センサ26の異常判定が無効となる。
【0052】更に、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5
V未満に一旦低下し、この後に電源電圧VIGがしきい値
電圧9.5V以上に復帰して、各ステップ101〜10
5の処理が行われた場合は、磁極センサ26の異常判定
が無効にされるばかりでなく、今回の各検出信号HA,H
B,HCのパターンがMGNptn0として設定され、かつ各
低電圧記憶フラグF1,F2がクリアされる(各ステップ
109,110)。このため、2回目に、各ステップ1
01〜105の処理が行われたときには、MGNptn0
をMGNptn1に更新して、今回の各検出信号HA,HB,H
CのパターンをMGNptn0として設定し、磁極センサ2
6の異常判定を的確に行うことができ、異常が発生して
いれば、引き続く各ステップ106,107で各低電圧
記憶フラグF1,F2がクリアされていることを確認して
から、ステップ108で磁極センサ26に異常が発生し
ていることを示す異常判定フラグF3をセットすること
ができる。
【0053】すなわち、電源電圧VIGがしきい値電圧
9.5V未満に一旦低下してから、電源電圧VIGがしき
い値電圧9.5V以上に復帰した場合は、電源電圧VIG
が復帰する直前まで磁極センサ26が正常に動作してい
ないので、磁極センサ26の各検出信号HA,HB,HCのパ
ターンに基づく異常の判定を無効にしておき、電源電圧
VIGが復帰し、磁極センサ26の正常動作が維持された
後に、各検出信号HA,HB,HCのパターンに基づく異常の
判定を有効にしている。
【0054】また、例えば電源電圧VIGが一旦低下して
から、電源電圧VIGが復帰するまでの間、慣性や外力の
影響によって、電動モータ17が回転したことから、電
源電圧VIGの低下直前の各検出信号HA,HB,HCのパター
ンと電源電圧VIGの復帰直後の各検出信号HA,HB,HCの
パターンの比較に基づいて、異常の判定がなされたとし
ても、この異常の判定が無効にされる。これによって、
磁極センサ26が正常であるにもかかわらず、異常判定
フラグF3が設定されることはない。
【0055】次に、周期的(例えば6msの周期)に繰
り返される図8のフローチャートの処理を説明する。ま
ず、メインCPU28は、電圧Vigadに基づいて電源電
圧VIGがしきい値電圧9.5V未満であるか否かを判定
し(ステップ201)、この電源電圧VIGがしきい値電
圧9.5V未満であれば(ステップ201,Yes)、周回
ルーチン低電圧記憶フラグF2をセットしてから(ステ
ップ202)、ステップ203に移る。また、電源電圧
VIGがしきい値電圧9.5V未満でなければ(ステップ
202,No)、ステップ202を経ないで、ステップ2
03に移る。
【0056】このステップ202でセットされる周回ル
ーチン低電圧記憶フラグF2は、先に述べた様に図7の
フローチャートの処理で用いられ、割り込み時低電圧記
憶フラグF1の代わりの役目を果たす。
【0057】次に、メインCPU28は、磁極センサ2
6に異常が発生していることを示す異常判定フラグF3
(図7のステップ108でセットされる)がセットされ
ているか否かを判定する(ステップ203)。この異常
判定フラグF3がセットされていない場合は(ステップ
203,No)、磁極センサ26に異常が発生していない
ので、メインCPU28は、異常フラグセットカウンタ
をリセットし(ステップ204)、ダイアグコード記憶
フラグF4がセットされていないことを確認してから
(ステップ205,No)、この処理を終了する。
【0058】また、異常判定フラグF3がセットされて
いる場合は(ステップ203,Yes)、磁極センサ26
に異常が発生しているので、メインCPU28は、異常
フラグセットカウンタによる計数値Kを歩進する(ステ
ップ206)。そして、メインCPU28は、計数値K
が予め定められたしきい値Mに達したか否かを判定する
(ステップ207)。この計数値Kがしきい値Mに達し
ていなければ(ステップ207,No)、ダイアグコード
記憶フラグF4がセットされていないことを確認してか
ら(ステップ205,No)、この処理を終了する。
【0059】異常判定フラグF3が一旦セットされる
と、各ステップ203,206,207が繰り返され
て、その度に、計数値Kが歩進され、この計数値Kがし
きい値Mに達したか否かが判定される。そして、計数値
Kがしきい値Mに達すると(ステップ207,Yes)、
メインCPU28は、ダイアグコード記憶フラグF4を
セットし(ステップ208)、このダイアグコード記憶
フラグF4がセットされたことから(ステップ205,Y
es)、磁極センサ26の異常の発生を示すダイアグコー
ドをメモリ34に記憶して(ステップ209)、この処
理を終了する。
【0060】このダイアグコードがメモリ34に一旦記
憶されると、メインCPU28は、磁極センサ26の各
検出信号HA,HB,HCに頼らないで、電動モータ17を制
御することになる。また、この制御装置27の立ち上が
りの度に、メインCPU28は、このダイアグコードを
メモリ34から読み出して、磁極センサ26の各検出信
号HA,HB,HCに頼らない電動モータ17の制御を行う。
尚、立ち上がりの度に、ダイアグコードを読み出さない
場合は、立ち上がり時に、正常であるものと見なして、
通常制御を行う様にしても良い。
【0061】この様に図8のフローチャートの処理にお
いては、磁極センサ26に異常が発生していることを示
す異常判定フラグF3がセットされると、計数値Kがし
きい値Mに達するまで(例えば100ms程度)待機し
てから、ダイアグコード記憶フラグF4をセットして、
磁極センサ26の異常の発生を示すダイアグコードをメ
モリ34に記憶している。
【0062】したがって、図6に示す様に、時点t0
で、イグニッションスイッチをオフにした場合は、磁極
センサ26に異常が発生しなくても、時点t1で、磁極
センサ26から異常な各検出信号HA,HB,HCが出力され
て、異常判定フラグF3がセットされるものの、時点t1
から計数値Kがしきい値Mに達するまでの100msを
待機するので、この間にメインCPU28の動作が確実
に停止し、磁極センサ26の異常の発生を示すダイアグ
コードがメモリ34に記憶されることはない。
【0063】すなわち、イグニッションスイッチをオフ
にしたときには、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5V
未満に低下して、異常の判定が無効にされる以前に、異
常判定フラグF3がセットされるので、メインCPU2
8の動作が確実に停止するまで待機して、磁極センサ2
6の異常の発生を示すダイアグコードがメモリ34に記
憶されることを阻止している。
【0064】この様に上記実施形態では、電源電圧VIG
がしきい値電圧9.5V未満に低下すると、磁極センサ
26の正常動作が維持されていないので、磁極センサ2
6に異常が発生したと判定されても、この異常判定を無
効にしている。
【0065】また、電源電圧VIGがしきい値電圧9.5
V未満に一旦低下してから、電源電圧VIGがしきい値電
圧9.5V以上に復帰した場合は、電源電圧VIGが復帰
する直前まで、磁極センサ26の各検出信号HA,HB,HC
のパターンに基づく異常の判定を無効にしておき、電源
電圧VIGが復帰した後に、各検出信号HA,HB,HCのパタ
ーンに基づく異常の判定を有効にしているので、電源電
圧VIGが一旦低下してから電源電圧VIGが復帰するまで
の間に、慣性や外力の影響によって電動モータ17が回
転しても、これが原因となって、異常の判定がなされる
ことはない。
【0066】更に、イグニッションスイッチをオフにし
たときには、磁極センサ26に異常が発生しなくても、
異常の判定がなされるものの、メインCPU28の動作
が確実に停止するまで待機することによって、この異常
の判定結果が記憶されることを阻止している。
【0067】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものでなく、多様な変形が可能である。例えば、図3
の相駆動パターンだけでなく、電動モータの種類に応じ
て、各回転角と各相駆動パターンを多様に設定すること
ができる。また、回転角と相駆動パターンの対応関係を
任意に定めても構わない。更に、磁極センサに限らず、
電圧を供給されて動作し、この供給電圧の低下時には、
正常動作を維持することができないセンサであれば、ど
の様な種類の回転センサであっても、本発明を適用する
ことができる。あるいは、車両の車輪の舵角制御だけで
なく、他の用途に、本発明のモータ駆動制御装置を適用
しても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、識
別手段によって回転センサへの供給電圧がしきい値以上
でないと識別されると、制御手段は、回転センサからの
一連の検出信号に基づく該回転センサの状態の判定を無
効にしている。
【0069】このため、回転センサへの供給電圧がしき
い値未満に低下して、回転センサの正常動作が維持され
ていない状態で、回転センサの検出信号に異常が発生し
ても、この回転センサの異常が発生したことにはならな
い。
【0070】また、識別手段によって回転センサへの供
給電圧がしきい値以上でないと一旦識別されると、回転
センサへの供給電圧がしきい値以上であると再び識別さ
れる直前までに出力された該回転センサの一連の検出信
号を廃棄しているので、回転センサの状態を誤って判定
することがない。この後、回転センサへの供給電圧がし
きい値以上であると識別されてから出力された該回転セ
ンサの一連の検出信号に基づいて、この回転センサの状
態を判定しているので、正確な判定を行うことができ
る。
【0071】更に、識別手段によって回転センサへの供
給電圧を直接識別するのではなく、この供給電圧に対応
する任意の電圧を識別の対象とし、電源と回転センサ間
を遮断したときには、回転センサへの実際の供給電圧が
速やかに低下しても、前記任意の電圧が徐々に低下する
ことを前提とする場合は、前記任意の電圧の低下に応じ
て回転センサの状態の判定が無効とされる以前に、回転
センサへの供給電圧が低下して、回転センサの検出信号
に異常が発生し、回転センサの状態についての判定結果
が得られるものの、この判定結果を記憶手段に記憶すべ
きではなく、このために電源と回転センサ間を遮断した
ときには、一定の時間を経過するまで、つまり記憶手段
への記憶動作を実行することができなくなるまで待機し
てから、記憶手段への記憶を許可している。これによっ
て、電源の遮断を原因とする回転センサの状態について
の判定結果が記憶手段に記憶されずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動制御装置の一実施形態を示
すブロック図
【図2】図1の制御装置を適用した車両の概略構成を示
している。
【図3】図1の装置における電動モータの回転方向、磁
極センサの各検出信号、及び相駆動パターンの関係を示
すデータ
【図4】図1の装置における磁極センサの各検出信号を
示すタイミングチャート
【図5】図1の装置におけるインターフェース回路及び
電源IC等を示すブロック図
【図6】図1の装置における各信号の信号波形を示す図
【図7】図1の装置における処理を示すフローチャート
【図8】図1の他の装置における処理を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
11 前輪操舵機構 12 ステアリングホイール 13,18 ラック軸 14,15 前輪 16 後輪操舵機構 17 電動モータ 19,20 後輪 21 ステアリングセンサ 22 車速センサ 23 車輪速センサ 24 ヨーレートセンサ 25 後輪舵角センサ 26 磁極センサ 27 モータ駆動制御装置 28 メインCPU 29 サブCPU 30 ドライバ駆動&監視用IC 31 ドライバIC 32 オア回路 33 電源IC 34 メモリ 35 インターフェース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 113:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの回転角を検出して、この回
    転角を示す検出信号を出力する回転角センサを備え、こ
    の回転センサからの一連の検出信号に基づいて該回転セ
    ンサの状態を判定するモータ駆動制御装置であって、 前記回転センサへの供給電圧が予め定められたしきい値
    以上であるか否かを識別する識別手段と、 この識別手段によって前記回転センサへの供給電圧がし
    きい値以上でないと識別されると、この回転センサの状
    態についての前記判定を無効にする制御手段とを備える
    モータ駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 識別手段によって回転センサへの供給電
    圧がしきい値以上でないと一旦識別された後に、この識
    別手段によって該回転センサへの供給電圧がしきい値以
    上であると識別されると、この識別手段によってしきい
    値以上であると識別される直前までに出力された該回転
    センサの一連の検出信号を廃棄し、この識別手段によっ
    てしきい値以上であると識別されてから出力された該回
    転センサの一連の検出信号に基づいて、この回転センサ
    の状態を判定する請求項1に記載のモータ駆動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 回転センサの状態についての判定結果を
    記憶する記憶手段を更に備え、 前記回転センサに電圧を供給する電源と該回転センサ間
    を遮断した場合は、予め定められた時間を経過するま
    で、この回転センサの状態についての判定結果を前記記
    憶手段に記憶することを禁止する請求項1に記載のモー
    タ駆動制御装置。
JP9229765A 1997-08-26 1997-08-26 モータ駆動制御装置 Pending JPH1169864A (ja)

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