JP2017188262A - セラミックスヒータ - Google Patents

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【課題】様々なプロセスに使用可能なセラミックスヒータを提供する。【解決手段】基材10には、下側発熱抵抗体30と、下側発熱抵抗体30より上側の上側発熱抵抗体20とが埋設されている。上側発熱抵抗体20は、上側用端子50と接続された第1上側発熱抵抗要素21a,21bと、第1上側発熱抵抗要素21a,21bと接続され、第1上側発熱抵抗要素21a,21bを重畳的に囲む相互に離間している1又は複数の上側環状区域のそれぞれに配置されている第2上側発熱抵抗要素22a〜22dと、隣り合う上側環状区域に配置されている第2上側発熱抵抗要素22a〜22d同士を接続する第3上側発熱抵抗要素23a〜23cとにより構成される。下側発熱抵抗体30の上方に第2上側発熱抵抗要素22a〜22dの少なくとも一部が存在する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハなどの被加熱物を加熱するセラミックスヒータに関する。
成膜又はエッチング等の処理の対象となる半導体ウエハ等の被加熱物が載置されるセラミックス基板が複数のゾーンに区分され、当該複数のゾーンのそれぞれに別個の発熱抵抗体が埋設され、それぞれの発熱抵抗体に流す電流を独立して制御するマルチゾーンヒータが提案されている(特許文献1参照)。マルチゾーンヒータによれば、各発熱抵抗体による発熱量が独立に制御されるため、ゾーン毎に異なる態様での温度制御が可能である。
特許3319593号公報
セラミックスヒータからの熱逃げは、セラミックスヒータが配置されるチャンバ内雰囲気への輻射と、シャフトへの熱伝導とに大別される。チャンバ内の雰囲気温度は同一プロセスではほぼ一定であるが、プロセスが異なると相違する。
従来のマルチゾーンヒータでは、シャフトへの熱伝導を考慮して、シャフトの上方に位置する発熱抵抗体に流す電流を制御することがあったが、このような制御を行うと、チャンバ内雰囲気への輻射にも影響が生じる。そのため、プロセス毎に専用のマルチゾーンヒータを必要としていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、様々なプロセスに使用可能なセラミックスヒータを提供することを目的とする。
本発明は、セラミックスからなり、上面に被加熱物が載置されるセラミックス基材と、前記セラミックス基材に埋設された下側発熱抵抗体と、前記下側発熱抵抗体より上側にて前記セラミックス基材に埋設された上側発熱抵抗体と、セラミックスからなり、前記セラミックス基材の下面の中心部に接続された中空のシャフトと、前記下側発熱抵抗体に電流を流すための下側用端子と、前記上側発熱抵抗体に電流を流すための上側用端子とを備えたセラミックスヒータであって、前記上側発熱抵抗体は、前記上側用端子と接続された第1上側発熱抵抗要素と、前記第1上側発熱抵抗要素と接続され、前記第1上側発熱抵抗要素を重畳的に囲む相互に離間している1又は複数の上側環状区域のそれぞれに配置されている第2上側発熱抵抗要素と、隣り合う前記上側環状区域に配置されている前記第2上側発熱抵抗要素同士を接続する第3上側発熱抵抗要素とにより構成され、前記下側発熱抵抗体の上方に前記第2上側発熱抵抗要素の少なくとも一部が存在することを特徴とする。
本発明によれば、下側発熱抵抗体に下側用端子から流す電流を制御することによって、セラミックス基板からシャフトへの熱伝導による抜熱を制御することができる。この制御は、上側発熱抵抗体に上側用端子から流す電流の制御することは独立して行うことが可能である。そして、下側発熱抵抗体の上方に上側発熱抵抗体の第2上側発熱抵抗要素の少なくとも一部が存在するので、この部分の発熱によって、セラミックスヒータが配置されるチャンバ内雰囲気への輻射による熱逃げに対応することが可能となる。
よって、チャンバ内の雰囲気温度が相違するプロセスにおいて、同一のセラミックスヒータを使用することが可能となる。
本発明において、前記下側発熱抵抗体の少なくとも一部は、前記セラミックス基材と前記シャフトの接続面の上方に存在することが好ましい。
この場合、第2下側発熱抵抗体に流れる電流を制御することによって、セラミックス基板から接続面を介してシャフトへの熱伝導による抜熱をより確実に制御することが可能となる。
また、本発明において、前記下側発熱抵抗体の上方に前記第3上側発熱抵抗要素の少なくとも一部が存在することが好ましい。
この場合、下側発熱抵抗体の上方に上側発熱抵抗体の第3上側発熱抵抗要素の少なくとも一部も存在するので、さらにセラミックスヒータが配置されるチャンバ内雰囲気への輻射による熱逃げに対応することが可能となる。
本発明において、例えば、前記下側発熱抵抗体は、前記セラミックス基材の上面から前記セラミックス基体の厚さの60%〜98%の位置に存在し、前記上側発熱抵抗体は、前記セラミックス基材の上面から前記セラミックス基体の厚さの40%〜90%の位置に存在することが好ましい。
本発明の実施形態に係るセラミックスヒータの模式上面図。 図1のA−A断面の模式断面図。 図2のB−B断面の模式断面図。 図2のC−C断面の模式断面図。
まず、本発明の実施形態に係るセラミックスヒータ100について図1及び図2を参照して、説明する。
セラミックスヒータ100は、図示しないウエハ(基板)を吸着保持するための略円板状の絶縁体からなる基材10と、相互に短絡しないように基材10に埋設されている上側発熱抵抗体20(図1の一点鎖線参照)及び下側発熱抵抗体30(図1の二点鎖線参照)と、基材10の下面の中心部に接続された中空のシャフト40(図1の点線参照)とを備えている。
シャフト40は、大略円筒形状であり、基材10との接合部分の外径が他の円筒部41より拡径した拡径部42を有し、拡径部42の上面が基材10との接合面となっている。
シャフト40の材質は、基材10の材質と同等でよいが、断熱性を高めるために、基材10の素材より熱伝導率の低い素材から形成されていてもよい。
基材10の下面とシャフト40の上端面とが、拡散接合又はセラミックス若しくはガラス等の接合材による固相接合によって接合されている。なお、基材10とシャフト40とは、ねじ止めやろう付けなどによって接続されてもよい。
なお、基材10には、発熱抵抗体20,30のほか、ウエハをジョンセン−ラーベック力により載置面11に引き付けるための静電チャック電極及び基材10の上方にプラズマを発生させるためのプラズマ電極のうち少なくとも一方が埋設されていてもよい。
さらに、セラミックスヒータ100は、上側発熱抵抗体20に対して電力を供給するための一対の上側用端子50と、下側発熱抵抗体30に対して電力を供給するための一対の下側用端子60とをも備えている。
各端子50,60には、それぞれ基材10に埋設されている図示しない電流供給部材に接続されている。そして、シャフト40の中空部を通って配線されている図示しない給電線が接続され。この給電線は図示しない電源に接続されている。
各端子50,60と電流供給部材とはろう付け又は溶接されている。端子50,60は、箔、板、塊状のニッケル(Ni)、コバール(登録商標)(Fe−Ni−Co)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、又はモリブデン(Mo)及びタングステン(W)を主成分とする耐熱合金などの耐熱金属から構成される。電流供給部材はモリブデン(Mo)又はタングステン(W)などからなる。
基材10は、例えば、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等からなるセラミックス焼結体である。基材10は、上記の材料を所定形状の型に入れて成形し、緻密化させるため、例えばホットプレス焼成等によって円板状に作製すればよい。
発熱抵抗体20,30は、本実施形態では、モリブデン(Mo)又はタングステン(W)等の耐熱金属などの箔からなり、面状の形態をしている。ただし、発熱抵抗体20,30は、耐熱金属などからなる膜、板、線、メッシュ、繊維、コイル、リボン状など構成であってもよく、螺旋、折返し状などの形態であってもよい。
基材10の間に発熱抵抗体20,30を挟み込んだ状態で、基材10は焼成される。
発熱抵抗体20,30のパターンの一例を、図1、図3A及び図3Bを参照して説明する。
上側発熱抵抗体20は、図1及び図3Aを参照して、一対の上側用端子50とそれぞれ接続された第1上側発熱抵抗要素21a,21bと、第1上側発熱抵抗要素21a,21bと接続され、第1上側発熱抵抗要素21a,21bを重畳的に囲む相互に離間している1又は複数の上側環状区域のそれぞれに配置されている第2上側発熱抵抗要素22a〜22dと、隣り合う上側環状区域に配置されている第2上側発熱抵抗要素同士22a〜22dを接続する第3上側発熱抵抗要素23a〜23cとにより構成されている。
なお、本実施形態では、第2上側発熱抵抗要素22a〜22dは、第1上側発熱抵抗要素21a,21bを重畳的に囲む相互に離間している4つの上側環状区域のそれぞれに半円状に2つずつ配置されている。ただし、第2上側発熱抵抗要素22a〜22dは、他の形状、例えば、折り曲がり線状に配置されていてもよい。
また、上側発熱抵抗体20を、複数のゾーンに分割して、それぞれのゾーン毎に流す電流を制御することが可能としてもよい。さらに、上側発熱抵抗体20を、上下方向の位置を変えた複数段に配置してもよい。このように、上側発熱抵抗体20は、公知のセラミックスヒータの基材に埋設された発熱抵抗体と同じように配置すればよく、その構成、形態などは限定されない。
下側発熱抵抗体30は、図1及び図3Bを参照して、一対の下側用端子60とそれぞれ接続された第1下側発熱抵抗要素31a,31bと、第1下側発熱抵抗要素31a,31bと接続され、第1下側発熱抵抗要素31a,31bを重畳的に囲む相互に離間している1又は複数の下側環状区域のそれぞれに配置されている第2下側発熱抵抗要素32a〜32cと、隣り合う下側環状区域に配置されている第2下側発熱抵抗要素同士32a〜32cを接続する第3下側発熱抵抗要素33a,33bとにより構成されている。
なお、本実施形態では、第2下側発熱抵抗要素32a〜32cは、第1下側発熱抵抗要素31a,31bを重畳的に囲む相互に離間している3つの下側環状区域のそれぞれに半円状に2つずつ配置されている。ただし、第2下側発熱抵抗要素32a〜32dは、他の形状、例えば、折り曲がり線状に配置されていてもよい。
下側発熱抵抗体30は、上述した構成、形態に限定されない。下側発熱抵抗体30は、半円状のものが2つ結合された形態、蛇行した形態などであってもよい。
そして、下側発熱抵抗体30、本実施形態では第2下側発熱抵抗要素32cの上方に第2上側発熱抵抗要素の少なくとも一部、本実施形態では第2上側発熱抵抗要素22aが存在している。
このようなセラミックスヒータ100によれば、下側発熱抵抗体30に下側用端子60から流す電流を制御することによって、基材10からシャフト40への熱伝導による抜熱を制御することができる。この制御は、上側発熱抵抗体20に上側用端子50から流す電流の制御することは独立して行うことが可能である。そして、下側発熱抵抗体30の第2下側発熱抵抗要素32b,32cの上方に上側発熱抵抗体20の第2上側発熱抵抗要素22a,22bの一部が存在するので、この部分の発熱によって、セラミックスヒータ100が配置される図示しないチャンバ内雰囲気への輻射による熱逃げに対応することが可能となる。
よって、チャンバ内の雰囲気温度が相違するプロセスにおいて、同一のセラミックスヒータ100を使用することが可能となる。
さらに、下側発熱抵抗体30の第2下側発熱抵抗要素32cの一部は、基材10とシャフト40の接続面の上方に存在する。これにより、下側発熱抵抗体30に流れる電流を制御することによって、基材10から接続面を介してシャフト40への熱伝導による抜熱をより確実に制御することが可能となる。
また、下側発熱抵抗体30の第2下側発熱抵抗要素32b,32cの上方に上側発熱抵抗体20の第2上側発熱抵抗要素22a,22bの一部が存在している。これにより、さらにセラミックスヒータ100が配置されるチャンバ内雰囲気への輻射による熱逃げに対応することが可能となる。
そして、上側発熱抵抗体20は、基材10の上面から基材10の厚さtの40%〜90%の位置に存在し、下側発熱抵抗体30は、基材10の上面から基材10の厚さtの60%〜98%の位置に存在することが好ましい。なお、発熱抵抗体20,30の高さ位置は、それぞれの厚さ方向の中心の高さ位置を意味する。
上側発熱抵抗体20が基材10の上面から基材10の厚さtの40%未満の位置に存在すると、均熱性能が悪化し、90%を超える位置に存在すると、下側発熱抵抗体30による温度制御が非常に困難になる。
下側発熱抵抗体30が基材10の上面から基材10の厚さtの60%未満の位置に存在すると、均熱性が悪化し、98%を超える位置に存在すると、シャフト40との接合部分の接合強度が低下する。
(実施例1)
基材10として、常温の熱伝導率が160kW/(m・k)の高熱伝導窒化アルミニウムからなり、直径340mm、厚さ15mmの円板状のものを用意した。
この基材10には、上面から厚さの50%である7.5mmの位置に、線径0.1mmの純モリブデン線から50メッシュのメッシュをレーザ加工して図3Aに示した形状とした上側発熱抵抗体20を埋設した。また、この基材10には、上面から厚さの70%である10.5mmの位置に、線径0.1mmの純モリブデン線から50メッシュのメッシュをレーザ加工して図3Bに示した形状とした下側発熱抵抗体30を埋設した。
そして、この基材10の下面に、常温の熱伝導率が80kW/(m・k)の窒化アルミニウムからなり、内径50mm、外径56mm、長さ200mmの円筒形状のシャフト40の上端面を拡散接合法によって接合した。なお、シャフト40の拡径部42は、外径70mmであった。このようにしてセラミックスヒータ100を得た。
上側発熱抵抗体20と下側発熱抵抗体30とは、それぞれ独立した2個の電力調節器(電力フィードバック式のサイリスタ)で、基材10の上面中心部に挿入された熱電対が200℃となるよう制御した。なお、上側発熱抵抗体20と下側発熱抵抗体30との電力比は、予めサイリスタの勾配器で一定の比率になるように設定した。
そして、プロセスAでは、セラミックスヒータ100を、雰囲気圧力が10Torr(=約1333Pa)のチャンバ内に収容した。
そして、前記熱電対の測定温度が、室温から200℃まで5℃/分で昇温するように、電力比50:50で発熱抵抗体20,30に電力を供給した。そして、前記熱電対の測定温度が200℃となった状態で、発熱抵抗体20,30に供給する電力を15分間保持した。このとき、上側発熱抵抗体20と下側発熱抵抗体30とに供給した電力はそれぞれ175Wであった。
そして、15分間経過した時点で、基材10の上面の温度を17か所、熱電対で測定した。これらの測定温度のうち最高温度と最低温度との差は1.8℃であり、基材10の上面が良好に均熱化されていることがわかった。
また、プロセスBでは、セラミックスヒータ100を、雰囲気圧力が0.1Torr(=約13.33Pa)のチャンバ内に収容した。
そして、前記熱電対の測定温度が、室温から500℃まで5℃/分で昇温するように、上側発熱抵抗体20と下側発熱抵抗体30との電力比を70:30として、発熱抵抗体20,30に電力を供給した。そして、前記熱電対の測定温度が500℃となった状態で、発熱抵抗体20,30に供給する電力を15分間保持した。このとき、上側発熱抵抗体20に供給した電力は875Wであり、下側発熱抵抗体30に供給した電力は375Wであった。
そして、プロセスAと同様にして、基材10の上面の温度を測定した。測定温度のうち最高温度と最低温度との差は3.5℃であり、基材10の上面が良好に均熱化されていることがわかった。
(実施例2)
基材10に、上面から厚さの40%である6.0mmの位置に上側発熱抵抗体20を、上面から厚さの50%である7.5mmの位置に下側発熱抵抗体30をそれぞれ埋設したことを除いては、実施例1と同じとした。
最高温度と最低温度との差は、プロセスAでは2.5℃であり、プロセスBでは3.8℃であり、基材10の上面が良好に均熱化されていることがわかった。
(実施例3)
基材10に、上面から厚さの90%である13.5mmの位置に上側発熱抵抗体20を、上面から厚さの95%である14.25mmの位置に下側発熱抵抗体30をそれぞれ埋設したことを除いては、実施例1と同じとした。
最高温度と最低温度との差は、プロセスAでは3.1℃であり、プロセスBでは4.1℃であり、実施例1,2と比較すると劣るが、基材10の上面が良好に均熱化されていることがわかった。
(比較例1)
基材10に、上面から厚さの30%である4.5mmの位置に上側発熱抵抗体20を、上面から厚さの70%である10.5mmの位置に下側発熱抵抗体30をそれぞれ埋設したことを除いては、実施例1と同じとした。
最高温度と最低温度との差は、プロセスAでは4.5℃であり、プロセスBでは6.6℃であり、実施例1から3と比較して、基材10の上面の均熱化が劣ることがわかった。
(比較例2)
基材10に、上面から厚さの30%である4.5mmの位置に上側発熱抵抗体20を、上面から厚さの50%である7.5mmの位置に下側発熱抵抗体30をそれぞれ埋設したことを除いては、実施例1と同じとした。
最高温度と最低温度との差は、プロセスAでは5.1℃であり、プロセスBでは6.8℃であり、実施例1から3と比較して、基材10の上面の均熱化が劣ることがわかった。
(比較例3)
基材10に、上面から厚さの95%である14.25mmの位置に上側発熱抵抗体20を、上面から厚さの98%である14.7mmの位置に下側発熱抵抗体30をそれぞれ埋設したことを除いては、実施例1と同じとした。
最高温度と最低温度との差は、プロセスAでは4.5℃であり、プロセスBでは7.1℃であり、実施例1から3と比較して、基材10の上面の均熱化が劣ることがわかった。
(比較例4)
基材10に、上面から厚さの50%である7.5mmの位置に上側発熱抵抗体20を、上面から厚さの99%である14.85mmの位置に下側発熱抵抗体30をそれぞれ埋設したことを除いては、実施例1と同じとした。
得られたセラミックスヒータ100は、基材10とシャフト40との接合部にリークが生じていた。
実施例1から3及び比較例1から4の結果を表1にまとまた。
10…基材(セラミックス基材)、 20…上側発熱抵抗体、 21a,21b…第1上側発熱抵抗要素、 22a〜22d…第2上側発熱抵抗要素、 23a〜23c…第3上側発熱抵抗要素、 30…下側発熱抵抗体、 31a,31b…第1下側発熱抵抗要素、 32a〜32c…第2下側発熱抵抗要素、 33a,33b…第3下側発熱抵抗要素、 40…シャフト、 41…円筒部、 42…拡径部、 50…上側用端子、 60…下側用端子、 100…セラミックスヒータ。

Claims (4)

  1. セラミックスからなり、上面に被加熱物が載置されるセラミックス基材と、
    前記セラミックス基材に埋設された下側発熱抵抗体と、
    前記下側発熱抵抗体より上側にて前記セラミックス基材に埋設された上側発熱抵抗体と、
    セラミックスからなり、前記セラミックス基材の下面の中心部に接続された中空のシャフトと、
    前記下側発熱抵抗体に電流を流すための下側用端子と、
    前記上側発熱抵抗体に電流を流すための上側用端子とを備えたセラミックスヒータであって、
    前記上側発熱抵抗体は、前記上側用端子と接続された第1上側発熱抵抗要素と、前記第1上側発熱抵抗要素と接続され、前記第1上側発熱抵抗要素を重畳的に囲む相互に離間している1又は複数の上側環状区域のそれぞれに配置されている第2上側発熱抵抗要素と、隣り合う前記上側環状区域に配置されている前記第2上側発熱抵抗要素同士を接続する第3上側発熱抵抗要素とにより構成され、
    前記下側発熱抵抗体の上方に前記第2上側発熱抵抗要素の少なくとも一部が存在することを特徴とするセラミックスヒータ。
  2. 前記下側発熱抵抗体の少なくとも一部は、前記セラミックス基材と前記シャフトの接続面の上方に存在することを特徴とする請求項1に記載のセラミックスヒータ。
  3. 前記下側発熱抵抗体の上方に前記第3上側発熱抵抗要素の少なくとも一部が存在することを特徴とする請求項1又は2に記載のセラミックスヒータ。
  4. 前記下側発熱抵抗体は、前記セラミックス基材の上面から前記セラミックス基体の厚さの60%〜98%の位置に存在し、
    前記上側発熱抵抗体は、前記セラミックス基材の上面から前記セラミックス基体の厚さの40%〜90%の位置に存在することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のセラミックスヒータ。
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