JP2017177577A - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017177577A JP2017177577A JP2016069185A JP2016069185A JP2017177577A JP 2017177577 A JP2017177577 A JP 2017177577A JP 2016069185 A JP2016069185 A JP 2016069185A JP 2016069185 A JP2016069185 A JP 2016069185A JP 2017177577 A JP2017177577 A JP 2017177577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leuco dye
- heat
- composite fine
- sensitive recording
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
Description
該ロイコ染料中に、発色色調が赤、朱、マゼンタ、青、シアン、黄及び緑であるロイコ染料からなる群から選ばれる少なくとも1種のロイコ染料を50質量%以上含み、
該複合微粒子が
(a)紫外線吸収剤として一般式(1):
(b)紫外線吸収剤として一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物及びベンゾフェノン系化合物をロイコ染料に対して合計量で30〜90質量%含有し、且つベンゾフェノン系化合物に対して一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物を30〜400質量%含有する複合微粒子である
感熱記録体。
項2:前記(a)の複合微粒子が、紫外線吸収剤として一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物をロイコ染料に対して25〜50質量%含有する、項1に記載の感熱記録体。
項3:前記(b)の複合微粒子が、ベンゾフェノン系化合物に対して一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物を50〜300質量%含有する、項1に記載の感熱記録体。
項4:前記一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物が、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール及び2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、項1〜3のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項5:前記ベンゾフェノン系化合物が、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノンである、項1、3及び4のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項6:前記発色色調が赤、朱又はマゼンタのロイコ染料が、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメチルフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−7,8−ベンゾフルオラン、2−メチル−6−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−フルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−ブロモフルオラン、及び3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリドからなる群から選ばれる少なくとも1種である、項1〜5のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項7:発色色調が青又はシアンのロイコ染料が、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−4−アザフタリド、3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3−(2−n−ヘキシルオキシ−4−ジエチルアミノフェニル)−4−アザフタリド、3−〔1,1−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−6−ジメチルアミノフタリド、及び3,3’−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−4−アザフタリドからなる群から選ばれる少なくとも1種である、項1〜6のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項8:発色色調が黄のロイコ染料が、3,6−ジメトキシフルオラン、及び1−(4−n−ドデシルオキシ−3−メトキシフェニル)−2−(2−キノリル)エチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種である、項1〜7のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項9:発色色調が緑のロイコ染料が、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、及び3−ピロリジノ−7−ジベンジルアミノフルオランからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項10:前記感熱記録層が前記複合微粒子に含有されるロイコ染料と異なる色調に発色する第2ロイコ染料を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の感熱記録体。
項11:前記複合微粒子に含有されるロイコ染料と異なる色調に発色する第2ロイコ染料及び第2呈色剤を含む第2感熱記録層を更に有する、項1〜9のいずれか一項に記載の感熱記録体。
該ロイコ染料中に、発色色調が赤、朱、マゼンタ、青、シアン、黄及び緑であるロイコ染料からなる群から選ばれる少なくとも1種のロイコ染料を50質量%以上含み、
該複合微粒子が
(a)紫外線吸収剤として一般式(1):
(b)紫外線吸収剤として一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物及びベンゾフェノン系化合物をロイコ染料に対して合計量で30〜90質量%含有し、且つベンゾフェノン系化合物に対して一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物を30〜400質量%含有する複合微粒子である
ことを特徴とする。
本発明における支持体は、種類、形状、寸法等に格別の限定はなく、例えば、上質紙(酸性紙、中性紙)、中質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、グラシン紙、樹脂ラミネート紙、ポリオレフィン系合成紙、合成繊維紙、不織布、合成樹脂フィルム等の他、各種透明支持体等の中から適宜選択して使用することができる。支持体の厚みは特に制限されず、通常、20〜200μm程度である。
本発明では、必要に応じて、支持体と感熱記録層との間に、下塗り層を設けることもできる。これにより、記録感度をより高めることができる。下塗り層は、吸油量が70ml/100g以上、特に80〜150ml/100g程度の吸油性顔料、有機中空粒子及び熱膨張性粒子の少なくとも1種、並びにバインダーを含有する下塗り層用塗液を支持体上に塗布及び乾燥して形成される。ここで、吸油量はJIS K 5101に記載の方法に従い、求められる値である。下塗り層に、シリカ、焼成カオリン等の空隙率の高い顔料を使用することにより、感熱記録層の記録感度を上げることができる。また、下塗り層中にプラスチックピグメント、中空粒子、発泡体等を含有させることもその上に形成される感熱記録層の記録感度向上に効果がある。下塗り層用塗液の塗布量は、乾燥重量で3〜20g/m2程度が好ましく、4〜12g/m2程度がより好ましい。
本発明の感熱記録体における感熱記録層には、無色又は淡色の各種公知のロイコ染料を含有させることができる。そのようなロイコ染料の具体例を以下に挙げる。
(1)1種以上のロイコ染料を壁膜としての疎水性樹脂を用いてマイクロカプセル化した形態、
(2)1種以上のロイコ染料を多価イソシアネート等により得られた疎水性樹脂からなる母材中に含有せしめた形態、
(3)1種以上のロイコ染料の微粒子表面に不飽和炭素結合を有する化合物を重合せしめた形態、
等が挙げられる。
例えば、(1)の形態の粒子の作製方法としては、特開昭60−244594号公報に記載された方法が挙げられる。(2)の形態の粒子の作製方法としては、特開平9−263057号公報に記載された方法が挙げられる。(3)の形態の粒子の作製方法としては、特開2000−158822号公報に記載された方法が挙げられる。
本発明においては、例えば、感熱記録層を複数有する場合はその間、あるいは感熱記録層と保護層との間に中間層を設けることもできる。中間層は、従来より公知の感熱記録体に使用されている水溶性高分子材料又は水不溶性重合体を用いることができる。具体例としては、感熱記録層において挙げられた、バインダーとして用いられる具体例と同様のものが挙げられる。また、中間層に助剤としてシリカや焼成カオリン等の空隙率の高い顔料やプラスチックピグメント、中空粒子、発泡体、ガラス転移点や融点を持つポリエチレンワックス等の有機化合物を含有させることもできる。
本発明においては、感熱記録層の上に従来より公知の感熱記録体に使用されているような水溶性高分子材料と顔料とを含有する保護層を設けることが望ましい。水溶性高分子材料及び顔料としては、前述の感熱記録層で例示したような材料を使用することができる。このとき架橋剤を添加して、保護層に耐水性を付与することが可能である。
本発明では、電子線や紫外線で硬化された樹脂層を感熱記録層上、或いは中間層若しくは保護層上に設けることもできる。電子線で硬化され得る樹脂の例としては、特開昭58−177392号公報、特開昭58−177392号公報等に記載がある。このような樹脂中に、非電子線硬化樹脂、顔料、消泡剤、レベリング剤、滑剤、界面活性剤、可塑剤等の助剤を適宜添加することもできる。特に、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等の顔料や、ワックス類、シリコン等の滑剤を添加することは、サーマルヘッドに対するスティッキング防止に役立つため好ましい。
本発明では、感熱記録体の付加価値を高めるために、これに更に加工を施し、より高い機能を付与した感熱記録体とすることができる。例えば、裏面に粘着剤、再湿接着剤、ディレードタック型の粘着剤等による塗布加工を施すことにより粘着紙、再湿接着紙、ディレードタック紙とすることができる。また、裏面を利用して、これに熱転写用紙、インクジェット記録用紙、ノーカーボン用紙、静電記録用紙、ゼオグラフィー用紙としての機能を付与し、両面記録が可能な記録紙とすることもできる。もちろん、両面感熱記録体とすることもできる。また、感熱記録体裏面からの油や可塑剤の浸透を抑制したり、カールコントロールや帯電防止のためにバック層を設けることもできる。
支持体上に上記各層を形成する方法としては、エアナイフ法、ブレード法、グラビア法、ロールコーター法、スプレー法、ディップ法、バー法、カーテン法、スロットダイ法、スライドダイ法、エクストルージョン法等の既知の塗布方法のいずれを利用してもよい。また、各塗液は1層ずつ塗布及び乾燥して各層を形成してもよく、同一の塗液を2層以上に分けて塗布してもよい。さらに、2つ以上の層を同時に塗布する同時多層塗布を行ってもよい。
(1)複合粒子分散液(A液)の調製
ロイコ染料として3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部、紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部及び2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を、150℃に加熱した多価イソシアネート化合物としてm−テトラメチルキシリレンジイソシアネート5部及びジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート13.8部に溶解し、この溶液をポリビニルアルコール〔商品名:クラレポバールPVA217EE、クラレ社製〕の10%水溶液90部に界面活性剤〔商品名:オルフィンE1010、日信化学社製〕1.5部を加えた分散用水溶液に徐々に添加し、ホモジナイザー(商品名:T.K.ROBOMICS、プライミクス社製)を用いて、回転数8500rpmの攪拌によって乳化分散した。この乳化分散液を50℃に昇温し、硬化促進剤としてポリエチレンイミン〔商品名:エポミンSP−006、日本触媒社製〕の10%水溶液10部を添加し、80℃まで加熱後、6時間の硬化反応を行わせて、平均粒子径0.7μmのロイコ染料含有複合微粒子の分散液(A液)を調製した。なお、前記複合微粒子分散液の固形分濃度は30%になるように水を添加した。
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン40部、ポリビニルアルコール(重合度500、鹸化度88%)の10%水溶液40部、及び水20部からなる組成物を、ウルトラビスコミルを用いて体積平均粒子径が1.5μmとなるまで粉砕して呈色剤分散液B液を得た。
A液70部、B液95部、スチレン−ブタジエン系ラテックス(商品名;L1571、旭化成製、固形分濃度48%)25部、10%ポリビニルアルコール水溶液(商品名:クラレポバールPVA−110、クラレ社製)80部、炭酸カルシウム(商品名:ブリリアント15、白石工業社製)17部、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)1部、5%界面活性剤水溶液(商品名;SNウェットOT−70、サンノプコ社製)10部、及び水92部からなる組成物を混合撹拌して感熱発色層用塗液(I)を得た。
カオリン(商品名:HYDRAGLOSS90、KaMin LLC社製)59.5部、分散剤(商品名:アロンT−50、東亜合成社製、固形濃度40%)0.5部、及び水40部からなる組成物を、コーレスで1時間分散し、保護層用顔料分散物を得た。
アセトアセチル変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセファイマーZ−200、鹸化度:99.4モル%、平均重合度:1000、変性度:5モル%、日本合成化学工業社製)の10%水溶液210部、同じくアセトアセチル変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセファイマーZ−100、鹸化度:99.4モル%、平均重合度:500、変性度:5モル%、日本合成化学工業社製)の20%水溶液80部、C液100部、ステアリン酸亜鉛の水分散物(商品名:ハイドリンZ−8−36、中京油脂社製、固形分濃度36%)5.6部、及びポリエチレンワックスエマルジョン(商品名:ケミパールW−400、固形分濃度40%、三井化学社製)2.5部からなる組成物を混合撹拌し、保護層用塗液を得た。
合成紙(商品名:FPG−80、ユポ・コーポレーション社製、厚さ80μm)の片面上に、感熱記録層用塗液(I)、及び保護層用塗液を乾燥後の塗布量がそれぞれ5.0g/m2、及び2.5g/m2となるように塗布・乾燥して、感熱記録層、及び保護層を順次形成した後、スーパーカレンダーで表面を平滑化して感熱記録体を得た。
実施例1の複合粒子分散液(A液)の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を15部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の複合粒子分散液(A液)の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を15部とし、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を2.5部とし、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を7.5部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の複合粒子分散液(A液)の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を19部とし、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を0部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の複合粒子分散液(A液)の調製において、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を2.5部とし、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を2.5部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の複合粒子分散液(A液)の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を15部とし、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を7.5部とし、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を2.5部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
(6)染料分散液(D液)の調製
4−[(2−オクチルオキシフェニル)−4−ピリジニル]−N,N−ジメチルベンゼンアミン40部、ポリビニルアルコール(重合度500、鹸化度88%)の10%水溶液40部、及び水20部を混合し、縦型サンドミル(アイメックス社製、サンドグラインダー)を用いて、平均粒子径が0.7μmとなるように粉砕、分散し、黄発色系ロイコ染料分散液D液を得た。
A液46.7部、D液17.5部、B液95部、スチレン−ブタジエン系ラテックス(商品名;L1571、旭化成社製、固形分濃度48%)25部、10%ポリビニルアルコール水溶液(商品名:クラレポバールPVA−110、クラレ社製)80部、炭酸カルシウム(商品名:ブリリアント15、白石工業社製)17部、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)1部、5%界面活性剤水溶液(商品名;SNウェットOT−70、サンノプコ社製)10部、及び水98部からなる組成物を混合撹拌して感熱発色層用塗液(II)を得た。
実施例1の複合粒子分散液の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を19部とし、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を2.5部とし、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を2.5部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例1の複合粒子分散液の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を19部とし、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を0部とし、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を10部とした結果、複合微粒子分散液に多量の残渣が生じたため、感熱記録層用塗料に異常が発生し感熱記録体が得られなかった。
実施例1の複合粒子分散液の調製において、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド11.5部を15部とし、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン5部を0部とし、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール5部を10部とした結果、複合微粒子分散液に多量の残渣が生じたため、感熱記録層用塗料に異常が発生し感熱記録体が得られなかった。
感熱記録材料を蛍光灯(5000Lux)照射下で5日処理した後、x−rite分光濃度計(商品名:x−rite528、濃度測定使用)で、地肌のM濃度を測定した。
Claims (8)
- 支持体の少なくとも片面上に、複合微粒子及び呈色剤を含有する感熱記録層を有する感熱記録体であって、該複合微粒子がロイコ染料、疎水性樹脂及び紫外線吸収剤を含み、
該ロイコ染料中に、発色色調が赤、朱、マゼンタ、青、シアン、黄及び緑であるロイコ染料からなる群から選ばれる少なくとも1種のロイコ染料を50質量%以上含み、
該複合微粒子が
(a)紫外線吸収剤として一般式(1):
(b)紫外線吸収剤として一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物及びベンゾフェノン系化合物をロイコ染料に対して合計量で30〜90質量%含有し、且つベンゾフェノン系化合物に対して一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物を30〜400質量%含有する複合微粒子である
感熱記録体。 - 前記(a)の複合微粒子が、紫外線吸収剤として一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物をロイコ染料に対して25〜50質量%含有する、請求項1に記載の感熱記録体。
- 前記(b)の複合微粒子が、ベンゾフェノン系化合物に対して一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物を50〜300質量%含有する、請求項1に記載の感熱記録体。
- 前記一般式(1)で表されるベンゾトリアゾール系化合物が、2−(3’−tert−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール及び2−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の感熱記録体。
- 前記ベンゾフェノン系化合物が、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノンである、請求項1、3及び4のいずれか一項に記載の感熱記録体。
- 前記発色色調が赤、朱又はマゼンタのロイコ染料が、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメチルフルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−7,8−ベンゾフルオラン、2−メチル−6−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−フルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−ブロモフルオラン、及び3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリドからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の感熱記録体。
- 前記感熱記録層が前記複合微粒子に含有されるロイコ染料と異なる色調に発色する第2ロイコ染料を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の感熱記録体。
- 前記複合微粒子に含有されるロイコ染料と異なる色調に発色する第2ロイコ染料及び第2呈色剤を含む第2感熱記録層を更に有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016069185A JP6589720B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016069185A JP6589720B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 感熱記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017177577A true JP2017177577A (ja) | 2017-10-05 |
JP6589720B2 JP6589720B2 (ja) | 2019-10-16 |
Family
ID=60004812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016069185A Active JP6589720B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6589720B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020151856A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 株式会社リコー | 感熱記録媒体、及び物品 |
-
2016
- 2016-03-30 JP JP2016069185A patent/JP6589720B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020151856A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 株式会社リコー | 感熱記録媒体、及び物品 |
JP7275694B2 (ja) | 2019-03-18 | 2023-05-18 | 株式会社リコー | 感熱記録媒体、及び物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6589720B2 (ja) | 2019-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5954186B2 (ja) | 多色感熱記録材料及びその多色感熱記録材料の発色方法 | |
WO2014181745A1 (ja) | 金色メタル調の色調を示す感熱記録体、及び/又は異なる2色の発色色調を示す感熱記録体 | |
WO2014181746A1 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5051219B2 (ja) | 感熱記録体及びその製造方法 | |
JP4492453B2 (ja) | 多色感熱記録体 | |
JP6589720B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5278293B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP6718149B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5772679B2 (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JP2003266951A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008265114A (ja) | 多色感熱記録体 | |
JP4497016B2 (ja) | 多色感熱記録体 | |
JP3402144B2 (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JP3446553B2 (ja) | 染料前駆体を含有する複合微粒子およびその複合微粒子を用いた感熱記録材料 | |
JP6011448B2 (ja) | 2色感熱記録体 | |
JP5942924B2 (ja) | 2色感熱記録体 | |
JP2010082896A (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JPH1111024A (ja) | 多色感熱記録材料の記録方法 | |
JP2010149291A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2004276281A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH10217617A (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JP4683299B2 (ja) | 2色感熱記録体 | |
JP2016135547A (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JPH10100535A (ja) | 感熱記録材料 | |
JPH10236005A (ja) | 感熱記録材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160404 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190902 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6589720 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |