JP2017176666A - ステントデリバリーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】端部に柔軟な部分を有するステントを適切に放出できるステントデリバリーシステムを提供する。【解決手段】第1の外径を有する第1部分と、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2部分と、を有するインナーシャフトと、前記第2部分を覆う第1の状態から、前記第2部分を遠位端から露出させる第2の状態へ、前記インナーシャフトに対して軸方向に相対移動可能なアウターシースと、前記第2部分と前記アウターシースとの間に収容される円筒部と、前記円筒部の近位端に接続しており前記円筒部より変形しやすい柔軟部と、を有するステントと、を有しており、前記第1部分には、前記軸方向に沿って延びており、前記第2部分との接続位置に形成された前記第1部分の段差面および前記第1部分の外周面に開口し、前記柔軟部を収容する溝部が形成されていることを特徴とするステントデリバリーシステム。【選択図】図3

Description

本発明は、体内に留置するステントを留置位置まで搬送するためのステントデリバリーシステムに関する。
胆管その他の消化器系管腔臓器の治療を目的として、各種のステントを体内に挿入・留置する手技が行われている。ステントには、拡張のタイプにより自己拡張型とバルーン拡張型があり、また、樹脂被覆の有無によりカバードステントとベアステントがあり、用途に応じて使い分けられる。また、ステントの形状等についても、単純な円筒状のものだけではなく、種々の形状を有するものが用いられている。たとえば、超音波内視鏡ガイド下胆道ドレナージ(EUS−BD)を施行する場合などにおいて、管腔臓器(たとえば、胃や十二指腸等の消化管)と他の管腔臓器(たとえば、胆管または胆嚢等)をバイパス接続するために用いられるステントにおいて、マイグレーションや体内管腔への穿孔を防止するために、端部にフック等の柔軟な部分を有するものが提案されている(特許文献1参照)。
一方、自己拡張型のステントは、ステントデリバリーシステムの遠位端に搭載され、留置位置まで運ばれた後に、ステントデリバリーシステムから放出される。ステントデリバリーシステムの構造としては、たとえば、アウターシースを近位端側に相対移動させ、インナーシャフトの遠位端を露出させることで、インナーシャフトとアウターシースの間に搭載されたステントを放出するものが挙げられる。
特開2015−66221号公報
ステントデリバリーシステムからステントを放出する際、ステントは、アウターシースとの摩擦力によって生じる軸方向の力に抗して、インナーシャフトの所定位置に留まる必要がある。しかし、端部に柔軟な部分を有するステントでは、放出動作の際に柔軟な部分が押しつぶされ、または、アウターシースとインナーシャフトの間に柔軟な部分が引っ掛かり、ステントが本来意図した位置に、適切な形状で放出できない問題が生じ得る。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、端部に柔軟な部分を有するステントを適切に放出できるステントデリバリーシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るステントデリバリーシステムは、
第1の外径を有する第1部分と、前記第1部分の遠位端に接続しており前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2部分と、を有するインナーシャフトと、
前記第1部分および前記第2部分に挿通されており、前記第2部分を覆う第1の状態から、前記第2部分を遠位端から露出させる第2の状態へ、前記インナーシャフトに対して軸方向に相対移動可能なアウターシースと、
前記第2部分と前記アウターシースとの間に収容される円筒部と、前記円筒部の近位端に接続しており前記軸方向からの力に対して前記円筒部より変形しやすい柔軟部と、を有するステントと、を有しており、
前記第1部分には、前記軸方向に沿って延びており、前記第2部分との接続位置に形成された前記第1部分の段差面および前記第1部分の外周面に開口し、前記柔軟部を収容する溝部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係るステントデリバリーシステムは、インナーシャフトの第2部分に、ステントの柔軟部を収容する溝部が形成されているため、放出時にアウターシースからの摩擦力を受けた場合にも、ステントの柔軟部が変形力を受けることが防止される。軸方向に沿って延びており、段差面と外周面に開口する溝部の形状は、収容された柔軟部がアウターシースとインナーシャフトに挟まれる問題を好適に防止できる。
また、たとえば、前記インナーシャフトの前記第1部分は、前記第1部分の遠位端に配置された金属リングを有しており、
前記溝部の少なくとも一部は、前記金属リングに形成されていてもよい。
金属リングが第1部分の遠位端に配置されることにより、ステント放出動作時において、ステントの円筒部は、比較的硬質の材料である金属リングの段差面に接触することで、より確実かつ安定的に第1部分に留まることができる。また、金属リングの溝部に収容される柔軟部が、アウターシースの摩擦力によって予期せぬ変形を生じる問題を、より確実に防止できる。
また、たとえば、前記インナーシャフトは、前記第1の外径を有する樹脂製の外管と、前記第2の外径を有しており、前記外管を挿通し、前記外管の遠位端から露出して前記第2部分を構成する内管と、を有してもよく、
前記溝部の少なくとも一部は、前記外管に形成されていてもよい。
内管と外管による2重管構造であるインナーシャフトは、外管の遠位端を加工することにより段差面および溝部を形成しやすく製造が容易である。また、比較的柔軟な材質の外管に溝部を形成することにより、柔軟部が軸方向に長いような場合にでも、これに応じて溝部を長くすることが可能である。
また、たとえば、前記溝部は、前記第1部分の周方向に複数形成されていてもよい。
複数の溝を形成することにより、柔軟部が円筒部の周方向に分かれて設けられているような場合にも、溝部は柔軟部を適切に収容できる。
前記柔軟部は、一方の端部が前記円筒部の近位端に接続されており、他方の端部が前記一方の端部から外径方向に湾曲するように弾性変形可能な線状部材を有してもよい。
線状部材を有する柔軟部は、従来のステントデリバリーシステムでは、放出時において押しつぶされやすい問題があったが、段差面と外周面に開口する溝部に収容されることにより、そのような問題を回避できる。また、このようなデリバリーシステムは、段差面がステントの円筒部に接触し、インナーシャフトの第1部分に円筒部を確実に留まらせることにより、ステントの適切な放出を実現する。
図1は、本発明に係るステントデリバリーシステムの外観図である。 図2は、図1のステントデリバリーシステムに備えられるステントの一例を表す外観図である。 図3は、図1に示すステントデリバリーシステムの部分拡大図であり、ステントデリバリーシステムに収容されたステントおよびその周辺部分を表している。 図4は、ステントデリバリーシステムにおけるステントの収容部分を、ステントを非表示状態にして表したものである。 図5は、図1に示すステントデリバリーシステムの断面図である。 図6は、図1に示すステントデリバリーシステムに含まれる金属リングの外観図である。 図7は、図1に示すステントデリバリーシステムに含まれるインナーシャフトにおける外管の遠位端付近を表す部分拡大図である。
本発明のステントデリバリーシステムについて、図1〜図7に示す実施形態を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るステントデリバリーシステム10の外観図であり、図1(a)はステント20を収容した第1状態のステントデリバリーシステム10を表しており、図2はステント20を放出する第2状態のステントデリバリーシステム10の遠位端部分を表している。なお、ステントデリバリーシステム10の説明においては、操作部30が配置される近位端から先端チップ80が配置される遠位端まで、ステントデリバリーシステム10が延在する方向を軸方向として、説明を行う。
図1に示すように、ステントデリバリーシステム10は、ステント20、操作部30、最外管40、アウターシース50、インナーシャフト60および先端チップ80等を有する。ステントデリバリーシステム10の全長は、ステント20の留置位置や搬送経路等によって異なるが、たとえば300〜2500mm程度である。
図1(a)に示すように、ステント20は、ステントデリバリーシステム10の遠位端近傍に収容されている。ステントデリバリーシステム10の操作者は、図1(a)に示す第1状態でステント20を体内の留置位置まで搬送した後、ステントデリバリーシステム10を図1(b)に示す第2状態とすることにより、ステント20を放出して留置位置に留置する。
インナーシャフト60は、ステントデリバリーシステム10の近位端に備えられる操作部30から、ステントデリバリーシステム10の遠位端に備えられる先端チップ80まで、軸方向に延びている。図1(a)に示す第1の状態において、インナーシャフト60は、アウターシース50および操作部30のハウジング等の内部に収容されている。
図1(b)に示すように、インナーシャフト60は、第1の外径を有する第1の部分60aと、第1の部分60aの外径より小さい第2の外径を有する第2の部分60bとを有する。アウターシース50が近位端側に移動した第2の状態では、遠位端にある第2の部分60bが露出する。
図5は、ステントデリバリーシステム10の断面図である。図5に示すように、インナーシャフト60は、第1の外径を有する樹脂製の外管64と、第2の外径を有する樹脂製の内管62とを有しており、外管64のルーメンを内管62が挿通する2重管構造を有している。図1(b)および部分拡大図である図4に示すように、内管62の遠位端は、外管64の遠位端から露出して、インナーシャフト60の第2の部分60bを構成している。
図5に示すように、内管62の内部には、ガイドワイヤが挿通するガイドワイヤルーメン62aが形成されている。図1(b)に示すように、インナーシャフト60の遠位端には、先端チップ80が設けられており、先端チップ80には、ガイドワイヤルーメン62aに連通する貫通孔が形成されている。先端チップ80は樹脂等で作製されており、体内管腔の管壁に接触した際に、これを傷つけることを防止できるように、丸みを帯びた外形状を有している。
図1(b)および図4に示すように、インナーシャフト60の第1の部分60aは、第1の部分60aの遠位端に配置された金属リング66を有している。実施形態において、金属リング66の外径は、外管64と同様に第1の外径であるが、金属リング66の外径は、内管62の外径である第2の外径より大きければ特に限定されない。なお、インナーシャフト60の詳細構造については後ほど述べる。
内管62および外管64は、可撓性を有しており、その材料としては、ある程度の剛性と摺動性を有する熱可塑性樹脂が好適に用いられる。本実施形態においては、内管62を高剛性の熱可塑性樹脂で形成して、外管64は摺動性に優れる熱可塑性樹脂で形成している。外管64の表面には、アウターシース50との摺動性の向上や、インナーシャフト60の剛性向上のために、コーティング等がなされていてもよい。外管64の外径は0.5〜3.0mm程度であるが、特に限定されない。インナーシャフト60の全長は、ステントデリバリーシステム10の全長とほぼ同様である。
図1(a)および図4に示すように、第1の状態において、アウターシース50は、インナーシャフト60の第1の部分60aおよび第2の部分60bを通している。断面図である図5に示すように、アウターシース50の内部には、外管64の外径である第1の外径と略同一か、またはこれより大きい径のルーメンが形成されており、アウターシース50のルーメン内を、インナーシャフト60の内管62および外管64が挿通している。また、図4に示すように、外管64が存在しないインナーシャフト60の第2の部分60bでは、内管62の外周面とアウターシース50の内壁との間に隙間が形成され、その隙間にステント20の円筒部22(図2参照)が収容される。
アウターシース50は、図1(a)に示す第1の状態から、図1(b)に示す第2の状態へ、インナーシャフト60に対して軸方向へ相対移動可能である。アウターシース50の近位端は、操作部30におけるハウジング31の内部に収容されており、操作部30は、ハウジング31に取り付けられた操作レバー33の操作に連動して、アウターシース50をインナーシャフト60に対して近位端側に相対移動させる。これにより、ステントデリバリーシステム10は、アウターシース50がインナーシャフト60の第2の部分60bを覆う第1の状態から(図1(a))、ステント20および第2の部分60bを露出する第2の状態へ(図1(b))変化する。なお、操作部30の近傍には、アウターシース50の外周をさらに覆う最外管40が設けられている。操作者がアウターシース50を直接に握ると、操作部30によるアウターシース50の移動が妨げられるおそれがあるが、最外管40がアウターシース50を覆うことにより、そのような問題を防止できる。
図5に示すように、アウターシース50は可撓性を有しており、高分子材料からなる樹脂層51と、この樹脂層51に埋設され、複数本の線材を螺旋状に編組してなる編組体52とを有している。編組体52は、アウターシース50のうち、インナーシャフト60の第2の部分60bを覆う遠位端部分を除く部分に設けられている。
樹脂層51を構成する材料としては、アウターシース50を透かしてその内部にあるステント20を目視できる透明な高分子材料が好ましい。たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルポリアミド、ポリエステルポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等の各種樹脂材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系等の各種熱可塑性エラストマーを使用することができる。これらのうち2種以上を組み合わせて使用することもできる。
編組体52は、金属製の線材を複数本編組することにより構成され、全体として管状体をなす。この編組体52において、各々の線材は、螺旋状に巻回された形状を有している。編組体52を構成する線材の材料は、たとえば、金、銀、白金、銅、イリジウム、ニッケル、チタン、タングステン、鉄、アルミニウム、錫、亜鉛などの金属単体、ステンレス鋼、ニクロム鋼、ニッケル−チタン合金、チタン系合金などの合金が挙げられる。なかでも、加工性、強度、耐食性の観点より、SUS304、SUS316等のステンレス鋼を用いることが好ましい。
図2は、ステントデリバリーシステム10に収容されるステント20の外観図である。ステント20は、収縮状態から自己の弾性力によって拡張する自己拡張型のステントである。また、実施形態では、ステント20として、胃または十二指腸と胆管または胆嚢とをバイパス接続する管腔臓器間バイパス用のカバードステントを例に説明を行うが、ステント20の用途および詳細形状については、これに限定されない。たとえば、ステントデリバリーシステム10に収容されるステントは、ベアステントであってもよい。
ステント20は、円筒部22と円筒部22の近位端および遠位端に接続している柔軟部24、28を有している。
円筒部22は、ジグザグ円環状のストラットをブリッジで軸方向に連結してなるフレーム部22aと、フレーム部22aおよび円筒状のフレーム部22aの外周面を覆うカバー膜22bとを有する。フレーム部22aは、たとえばニッケルチタン合金やコバルトクロム合金などの超弾性合金あるいは形状記憶合金等で構成されるが、他の金属または樹脂で構成されてもよい。
カバー膜22bの材質は特に限定されないが、有機溶媒に溶解し、かつ毒性の少ないポリマー材料が好ましい。カバー膜22bに用いられるポリマー材料としては、たとえば非生体分解性ポリマーや生体分解性ポリマー等が挙げられ、ポリウレタンまたはシリコーン樹脂等の非生体分解性ポリマーが特に好ましい。
円筒部22の軸方向長さは、ステント20の用途によって適宜決定されるが、たとえば10〜200mmとすることができる。また、円筒部22の拡張時の外径も、ステント20を留置する箇所などに応じて適宜決定されるが、たとえばφ2〜20mm程度とすることができる。なお、円筒部22の縮径時(ステントデリバリーシステム10に収容されている時)の外径は、拡径時(ステントデリバリーシステム10から放出された時)の外径に対して、1/2〜1/10程度である。
円筒部22の近位端に接続する柔軟部24は、円筒部22に比べて柔軟であり、軸方向からの力に対して円筒部22より変形しやすい。柔軟部24は、円筒部22の近位端からのびる複数の線状部材25を有している。線状部材25の一方の端部である基端25aは、円筒部22におけるフレーム部22aに接続しており、他方の端部である先端25bは、基端25aから外径方向に湾曲するように伸びている。
図3等に示すように、線状部材25は、ステントデリバリーシステム10に収容されている間は、先端25bが軸方向に伸ばされた状態で溝部67に収容されている。そして、図1(b)に示すようにステントデリバリーシステム10から放出されると、線状部の先端25bは、基端25aから外径方向に湾曲するように弾性変形し、図2に示す状態となって体内に留置される。
線状部材25の先端25bには、丸い先端保護部26が連結されている。先端保護部26は、2本の線状部材25の先端25bに連結されている。円筒部22の近位端に接続する柔軟部24は、円筒部22の円周方向に沿って略等間隔に接続する、合計8本の線状部材25を有しているが、線状部材25の数は特に限定されない。
線状部材25は、弾性変形可能な材料で構成され、たとえば円筒部22のフレーム部22aと同様の材料で構成される。線状部材25の長さは、特に限定されないが、たとえば、10〜50mmの範囲で選択されることが好ましい。また、線状部材25の線径は、フレーム部22aを構成するストラットの線径より細いことが好ましい。また、先端保護部26は、線状部材25と同様の材料としてもよく、X線不透過材料で構成してもよい。先端保護部26をX線不透過材料で構成した場合、先端保護部26は、X線マーカーとして機能する。
円筒部22の遠位端に接続する柔軟部28は、円筒部22の近位端に接続する柔軟部24と、その接続位置および形状が対称であることを除き同様である。
ステント20の柔軟部24、28は、ステント20が管腔臓器間をバイパスするように留置された際、外径方向に広がることにより管腔臓器の内壁に接触し、その弾性力によりステント20を支持することにより、ステント20のマイグレーションを効果的に防止できる。また、柔軟部24、28は、ステント20の留置時および留置後において、比較的硬質である円筒部22の遠位端または近位端が体内管腔に強く接触することを防止する緩衝部として機能し、ステント20が体内管腔を傷つける問題を防止できる。
図2に示すステント20の製造方法は、特に限定されないが、たとえばチューブ状若しくはパイプ状の母材を、YAGレーザー等で加工することによりフレーム部22aおよびその両端に接続する柔軟部24、28を一体に成形した後、フレーム部22aのみにカバー膜22bを被覆することにより作製することができる。この場合、線状部材25の湾曲形状は、加工後に癖付けすることにより形成される。なお、柔軟部24、28を構成する線状部材25は、フレーム部22aとは別途形成されたのち、溶接等によりフレーム部22aの遠位端および近位端に固定されてもよい。
図3は、図1(a)に示す第1状態において、ステントデリバリーシステム10に収容されたステント20の周辺部分を示す部分拡大図である。なお、図3では、説明を容易にするために、アウターシース50を透視している。図3に示すように、ステント20の円筒部22は、インナーシャフト60の第2の部分60bと、アウターシース50との間に収容される。また、円筒部22の遠位端に接続する柔軟部28(遠位端柔軟部)も、円筒部22と同様に、第2の部分60bと、アウターシース50との間に収容される。
これに対して、ステント20の近位端に接続される柔軟部24は、インナーシャフト60の第2部分に形成された溝部67に収容されている。図4は、図3に示すステント20の収容部分を、ステント20を非表示状態にして表したものである。図4に示すように、インナーシャフト60の第1の部分60aには、軸方向に沿って延びる溝部67が形成されている。
溝部67は、第1の部分60aの遠位端に配置される金属リング66と、金属リング66の近位端側に位置する外管64に跨って形成されている。溝部67は、第2の部分60bとの接続位置に形成された第1の部分60aの段差面66bと、第1の部分60aの外周面とに開口しており、ステント20の柔軟部24は、段差面66bの開口を介して、溝部67の内部に収容されている。
金属リング66の斜視図である図6に示すように、溝部67の遠位端部分であるリング溝部66aは、金属リング66の外周面に開口するように形成されている。リング溝部66aは、金属リング66の周方向に複数(実施形態では4つ)形成されており、各リング溝部66aは、周方向に略等間隔に配置されている。リング溝部66aは、段差面66bである金属リング66の遠位端側の端面から、金属リング66の近位端側の端面まで、軸方向に沿って直線的に延びている。
図7は、インナーシャフト60における外管64の遠位端付近を示す部分拡大図である。溝部67の近位端部分である外管溝部64aは、外管64の外周面に開口するように形成されている。外管溝部64aは、図6に示すリング溝部66aと同様に、外管64の周方向に複数(実施形態では4つ)形成されており、各外管溝部64aは、周方向に略等間隔に配置されている。外管溝部64aは、金属リング66に接触する外管64の遠位端部側の端面である外管遠位端面64bに開口しており、金属リング66のリング溝部66aに連通している。外管64の遠位端側の端面に隣接する内管62の外周面には、金属リング66を設置するリング設置部62bがある。
図3に示すように、ステント20の柔軟部24を構成する線状部材25は、先端保護部26で連結された2本を1組として、円筒部22の近位端側に隣接する溝部67に、1組ずつ収容される。線状部材25における基端25a側の部分はリング溝部66aに収容され、線状部材25における先端25b側の部分は外管溝部64aに収容される。ステントデリバリーシステム10が第1の状態である場合、溝部67における外周面側の開口は、アウターシース50に覆われるため、図2のように外径方向に湾曲する癖付けが施されている線状部材25であっても、線状部材25を弾性変形により伸ばして溝部67に収め、その復元をアウターシース50で押さえつけることにより、好適に溝部67に収容される。
溝部67の深さは、線状部材25の線径および先端保護部26の厚みを上回る寸法であって、図5に示す外管64の厚み以下であることが好ましいが、特に限定されない。また、リング溝部66aと外管溝部64aの深さおよび幅は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
金属リング66の材質は、外管64を構成する樹脂より硬質の金属または合金であれば特に限定されず、ステンレス、金、白金、タングステン等とすることができ、また、金、白金、タングステン等のX線不透過材料とすることにより、金属リング66がX線不透過マーカーとして機能するため好ましい。金属リング66は、板状または円柱状の材料を準備した後、これを機械加工することによってリング溝部66aを形成したり、図6に示す形状の金属リング66を鋳造したりすることにより作製できるが、金属リング66の作製方法は特に限定されない。
また、図7に示す外管溝部64aの形成方法も特に限定されず、たとえば外管64の遠位端部を切削加工または熱加工することにより形成することができる。また、外管溝部64aの深さを外管64の厚みと同じにする場合は、外管64の遠位端部を、溝部の幅に切欠くことにより、外管溝部64aを形成できる。なお、金属リング66は、たとえば接着等により内管62のリング設置部62bに固定されるが、金属リング66の固定方法は特に限定されない。
このように、ステントデリバリーシステム10では、ステント20の近位端側の柔軟部24が、インナーシャフト60における第1の部分60aに形成される溝部67に収容される。そのため、ステント20を放出する際、近位端側へ相対移動するアウターシース50からの摩擦力をステント20が受けたとしても、柔軟部24が過度な変形力を受ける問題を防止できる。
また、溝部67は、段差面66bに開口しており、かつ軸方向に沿って延びているため、柔軟部24を構成する線状部材25の一部が、第1の外径を有するインナーシャフト60の第1の部分60aと、アウターシース50との間に挟まれる問題を防止し、線状部材25の変形を防止するとともに、アウターシース50の円滑な相対移動を実現する。さらに、段差面66bの開口を介して、溝部67に柔軟部24が挿入されているため、放出動作の際に、円筒部22が近位端側へ向かう力を受けた場合であっても、円筒部22の近位端側端面が、金属リング66の遠位端側端面に適切に押し当てられ、円筒部22は第2の部分60bに留まることができる。したがって、ステントデリバリーシステム10では、柔軟部24を押しつぶすことなく、ステント20の放出動作を円滑に行うことができる。
また、金属リング66を第1の部分60aの遠位端に配置するインナーシャフト60は、ステント20の放出動作において、円筒部22からの力を安定して受け止めることができるため、ステント20の放出動作を円滑に行うことが可能である。さらに、溝部67を金属リング66および外管64の両方に跨って形成することにより、軸方向に長い柔軟部24を適切に収容することができ、また、溝部を金属リングだけで形成することでインナーシャフトの柔軟性を低下させてしまう問題も回避できる。
以上、実施形態を示しつつ本発明の特徴を説明したが、本発明はこれらの実施形態に示される具体的態様に限定されるものではなく、様々な他の実施形態を含むことは言うまでもない。たとえば、ステントデリバリーシステム10では、図4に示すように、溝部67の一部が金属リング66に形成されているが、第1の部分60aの遠位端に金属リング66を配置せず、溝部が外管64に形成される外管溝部64aだけで構成されていてもよい。
また、他の実施形態に係るステントデリバリーシステムは、ステント20の遠位端側の柔軟部28を収容する溝部を有していてもよい。その場合、柔軟部28を収容する溝部の形状は、溝部67とは対称であってもよく、また、そのような溝部の形成位置は、インナーシャフト60の第2の部分60bであってもよく、先端チップ80であってもよい。
10…ステントデリバリーシステム
20…ステント
22…円筒部
22a…フレーム部
22b…カバー膜
24、28…柔軟部
25…線状部材
25a…基端
25b…先端
26…先端保護部
30…操作部
31…ハウジング
33…操作レバー
40…最外管
50…アウターシース
52…編組体
60…インナーシャフト
60a…第1の部分
60b…第2の部分
62…内管
62a…ガイドワイヤルーメン
62b…リング設置部
64…外管
64a…外管溝部
64b…外管遠位端面
66…金属リング
66a…リング溝部
66b…段差面
67…溝部
80…先端チップ

Claims (5)

  1. 第1の外径を有する第1部分と、前記第1部分の遠位端に接続しており前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2部分と、を有するインナーシャフトと、
    前記第1部分および前記第2部分に挿通されており、前記第2部分を覆う第1の状態から、前記第2部分を遠位端から露出させる第2の状態へ、前記インナーシャフトに対して軸方向に相対移動可能なアウターシースと、
    前記第2部分と前記アウターシースとの間に収容される円筒部と、前記円筒部の近位端に接続しており前記軸方向からの力に対して前記円筒部より変形しやすい柔軟部と、を有するステントと、を有しており、
    前記第1部分には、前記軸方向に沿って延びており、前記第2部分との接続位置に形成された前記第1部分の段差面および前記第1部分の外周面に開口し、前記柔軟部を収容する溝部が形成されていることを特徴とするステントデリバリーシステム。
  2. 前記インナーシャフトの前記第1部分は、前記第1部分の遠位端に配置された金属リングを有しており、
    前記溝部の少なくとも一部は、前記金属リングに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステントデリバリーシステム。
  3. 前記インナーシャフトは、前記第1の外径を有する樹脂製の外管と、前記第2の外径を有しており、前記外管を挿通し、前記外管の遠位端から露出して前記第2部分を構成する内管と、を有しており、
    前記溝部の少なくとも一部は、前記外管に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステントデリバリーシステム。
  4. 前記溝部は、前記第1部分の周方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のステントデリバリーシステム。
  5. 前記柔軟部は、一方の端部が前記円筒部の近位端に接続されており、他方の端部が前記一方の端部から外径方向に湾曲するように弾性変形可能な線状部材を有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のステントデリバリーシステム。
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