JP2016116815A - 留置具送達装置 - Google Patents
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Abstract
Description
はじめに、本実施形態の留置具送達装置(送達装置)100の概要を説明する。図1(a)は本実施形態の送達装置100の全体構成を示す平面図であり、図1(b)は操作部本体50の屈曲操作部60を操作して留置具80を屈曲操作する様子を示す平面図である。図2は図1(a)のII−II線断面図である。図3は送達装置100の遠位部の縦断面図であり、図2のIII−III線断面図である。図4は操作部本体50の内部構造を示す平面図である。
内層22の材料は、例えば、フッ素系の熱可塑性ポリマー材料を挙げることができる。このフッ素系の熱可塑性ポリマー材料としては、具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)およびペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)を挙げることができる。内層22をこのようなフッ素系ポリマー材料で構成することにより、主管腔20を通じて薬液等を供給する際のデリバリー性が良好となる。また、主管腔20にガイドワイヤーを挿通する場合に、ガイドワイヤーの摺動抵抗が低減される。
外層38には無機フィラーを混合してもよい。無機フィラーとしては、硫酸バリウムや次炭酸ビスマスなどの造影剤を例示することができる。外層38に造影剤を混合することで、体腔内における管状本体10のX線造影性を向上することができる。
内側補強層26は補強ワイヤ24を巻回してなる。補強ワイヤ24の材料には、タングステン(W)、ステンレス鋼(SUS)、ニッケルチタン系合金、鋼、チタン、銅、チタン合金または銅合金などの金属材料のほか、内層22および第一外層34よりも剪断強度が高いポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)またはポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂材料を用いることができる。本実施形態では、補強ワイヤ24としてステンレス鋼の細線を挙げる。
内側補強層26は、補強ワイヤ24をコイル巻回またはメッシュ状に編組してなる。補強ワイヤ24の条数や、コイルピッチ、メッシュ数は特に限定されない。本実施形態の内側補強層26は、多条の補強ワイヤ24をメッシュ状に編組したブレード層である。
外側補強層40は第二補強ワイヤ42をコイル巻回またはメッシュ状に編組してなる。第二補強ワイヤ42には、内側補強層26の補強ワイヤ24として例示した上記の材料を用いることができる。第二補強ワイヤ42と補強ワイヤ24とは同種の材料でもよく、または異種の材料でもよい。本実施形態では、第二補強ワイヤ42として、補強ワイヤ24と同種の材料(ステンレス鋼)で作成された細線をメッシュ状に編組したブレード層を例示する。第二補強ワイヤ42と補強ワイヤ24との線径および条数は、互いに同一でもよく、または異なってもよい。
図5(a)は第一実施形態の留置具送達装置(送達装置)100において留置具80を拡張させた状態を示す平面図である。図5(b)は拡張した留置具80をリリースする様子を示す平面図である。図6は、狭窄部112が形成された生体管腔110を示す模式図である。
図7(a)は第二実施形態の留置具送達装置(送達装置)100を示す平面図である。図7(b)は第二実施形態の送達装置100を屈曲操作する様子を示す平面図である。図8は図7のVIII−VIII線断面図である。図9(a)は第二実施形態の送達装置100において留置具80を拡張させた状態を示す平面図である。図9(b)は拡張した留置具80をリリースする様子を示す平面図である。
(1)長尺で可撓性を有し内部に主管腔および副管腔が通孔形成された樹脂製の管状本体と、前記管状本体の遠位部に収縮状態で設けられた自己拡張型の管腔内留置具と、前記管腔内留置具が自己拡張することを解除可能に規制しておくための拡張規制部と、前記拡張規制部を解除して前記管腔内留置具を自己拡張させる規制解除部と、前記副管腔に摺動可能に挿通され、先端部が前記管状本体の遠位部に接続された操作線と、前記管状本体の近位側に設けられ、前記操作線の基端部が接続された操作部本体と、を備え、前記操作部本体を牽引操作することにより、前記管状本体の前記遠位部における少なくとも前記管腔内留置具よりも遠位側が屈曲することを特徴とする留置具送達装置。
(2)前記操作線の前記先端部が、前記管腔内留置具の遠位端よりも更に遠位側に接続されている上記(1)に記載の留置具送達装置。
(3)前記管腔内留置具の近位側および遠位側に放射線不透過の環状のマーカーがそれぞれ装着されており、前記操作線の前記先端部が、遠位側の前記マーカーに固定されている上記(1)または(2)に記載の留置具送達装置。
(4)前記操作部本体は、牽引操作された状態で前記操作線を保持する保持機構を有し、前記保持機構を作動させることで、収縮状態の前記管腔内留置具および自己拡張した前記管腔内留置具が屈曲状態で保持される上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の留置具送達装置。
(5)前記拡張規制部が、収縮状態の前記管腔内留置具を緊縛する索体であり、前記規制解除部が、前記索体と連結されて前記操作部本体の近位側に延出する解除ワイヤを含む上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の留置具送達装置。
(6)金属線をそれぞれ編組または巻回した内側補強層および外側補強層が前記管状本体の壁内に埋設され、前記外側補強層は前記内側補強層と同軸かつ前記内側補強層の外側に配置されており、前記副管腔および前記解除ワイヤが、前記内側補強層と前記外側補強層との間に配置されている上記(5)に記載の留置具送達装置。
(7)前記拡張規制部が、前記管状本体の周囲に進退可能に装着されて収縮状態の前記管腔内留置具を収容する外套管であり、前記規制解除部が、前記外套管の近位部に設けられた指掛部である上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の留置具送達装置。
(8)前記外套管のうち前記管腔内留置具を収容している遠位部に、前記外套管の曲げ剛性を低減するための易屈曲部が設けられている上記(7)に記載の留置具送達装置。
(9)前記管状本体が、前記操作線がそれぞれ挿通された複数の前記副管腔を有し、前記主管腔は前記管状本体の遠位端で開口し、かつ前記副管腔よりも大きな開口径で形成されており、複数の前記副管腔が、前記主管腔の周囲かつ前記主管腔を挟んで対向位置に配置されている上記(1)から(8)のいずれか一項に記載の留置具送達装置。
14・16 マーカー
19 先端チップ部
20 主管腔
22 内層
24 補強ワイヤ
26 内側補強層
28 樹脂管
30a・30b 操作線
32 副管腔
34 第一外層
36 第二外層
38 外層
39 係止突部
40 外側補強層
42 第二補強ワイヤ
50 操作部本体
52 ハブコネクタ
58 解除ルーメン
60 屈曲操作部
64 スリット
66 固定部
70 筐体
78 解除ポート
79 解除ワイヤ
80 留置具
84 拡張規制部
85 易屈曲部
86 規制解除部
88 保持機構
100 送達装置
110 生体管腔
112 狭窄部
DE 遠位部
GW ガイドワイヤー
PE 基端部
Claims (9)
- 長尺で可撓性を有し内部に主管腔および副管腔が通孔形成された樹脂製の管状本体と、
前記管状本体の遠位部に収縮状態で設けられた自己拡張型の管腔内留置具と、
前記管腔内留置具が自己拡張することを解除可能に規制しておくための拡張規制部と、
前記拡張規制部を解除して前記管腔内留置具を自己拡張させる規制解除部と、
前記副管腔に摺動可能に挿通され、先端部が前記管状本体の遠位部に接続された操作線と、
前記管状本体の近位側に設けられ、前記操作線の基端部が接続された操作部本体と、を備え、
前記操作部本体を牽引操作することにより、前記管状本体の前記遠位部における少なくとも前記管腔内留置具よりも遠位側が屈曲することを特徴とする留置具送達装置。 - 前記操作線の前記先端部が、前記管腔内留置具の遠位端よりも更に遠位側に接続されている請求項1に記載の留置具送達装置。
- 前記管腔内留置具の近位側および遠位側に放射線不透過の環状のマーカーがそれぞれ装着されており、前記操作線の前記先端部が、遠位側の前記マーカーに固定されている請求項1または2に記載の留置具送達装置。
- 前記操作部本体は、牽引操作された状態で前記操作線を保持する保持機構を有し、
前記保持機構を作動させることで、収縮状態の前記管腔内留置具および自己拡張した前記管腔内留置具が屈曲状態で保持される請求項1から3のいずれか一項に記載の留置具送達装置。 - 前記拡張規制部が、収縮状態の前記管腔内留置具を緊縛する索体であり、
前記規制解除部が、前記索体と連結されて前記操作部本体の近位側に延出する解除ワイヤを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の留置具送達装置。 - 金属線をそれぞれ編組または巻回した内側補強層および外側補強層が前記管状本体の壁内に埋設され、前記外側補強層は前記内側補強層と同軸かつ前記内側補強層の外側に配置されており、
前記副管腔および前記解除ワイヤが、前記内側補強層と前記外側補強層との間に配置されている請求項5に記載の留置具送達装置。 - 前記拡張規制部が、前記管状本体の周囲に進退可能に装着されて収縮状態の前記管腔内留置具を収容する外套管であり、
前記規制解除部が、前記外套管の近位部に設けられた指掛部である請求項1から4のいずれか一項に記載の留置具送達装置。 - 前記外套管のうち前記管腔内留置具を収容している遠位部に、前記外套管の曲げ剛性を低減するための易屈曲部が設けられている請求項7に記載の留置具送達装置。
- 前記管状本体が、前記操作線がそれぞれ挿通された複数の前記副管腔を有し、
前記主管腔は前記管状本体の遠位端で開口し、かつ前記副管腔よりも大きな開口径で形成されており、
複数の前記副管腔が、前記主管腔の周囲かつ前記主管腔を挟んで対向位置に配置されている請求項1から8のいずれか一項に記載の留置具送達装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP7501011B2 (ja) | 2020-03-16 | 2024-06-18 | 住友ベークライト株式会社 | 医療用留置具搬送装置及び留置具付き医療用留置具搬送装置 |
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2014
- 2014-12-24 JP JP2014259881A patent/JP2016116815A/ja active Pending
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