JP2017175804A - 筒状弾性部材の保持具、保持具付きグロメット、及び、ワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents

筒状弾性部材の保持具、保持具付きグロメット、及び、ワイヤハーネスの製造方法 Download PDF

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隼人 山口
章一 野村
Shoichi Nomura
章一 野村
真也 織田
Shinya Oda
真也 織田
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Abstract

【課題】電線を出来る限り傷付けることなく筒状弾性部材から容易に分離が可能な保持具、そのような保持具を備えた保持具付きグロメット、及び、そのような保持具付きグロメットを用いたワイヤハーネスの製造方法の提供。
【解決手段】保持具(50)は、筒状弾性部材(10)の中空部(H)を径方向に広げた状態にて保持する。保持具は、螺旋状に巻回する第1帯状部材(51)と、第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材(52)と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材(53)を備える。保持具付きグロメット(1)は、電線挿通孔(H)に挿入された筒状の保持具(50)を備える。ワイヤハーネスの製造方法では、電線(W)を保持具の中空部を通過させた後、保持具の一の開口端(50a)に属する螺旋ペア部材の端末部(54)を引き出し、グロメット(10)から保持具(50)を徐々に分離しつつグロメットを電線(W)に密着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状弾性部材の中空部を径方向に広げた状態にて保持するための保持具、その保持具を備えた保持具付きグロメット、及び、その保持具付きグロメットを用いたワイヤハーネスの製造方法、に関する。
従来から、自動車の車室の内外を仕切る車体パネル(ダッシュパネル等)を貫通するようにワイヤハーネス(電線束)を配索する場合、防水および防音などの観点から、車体パネルの貫通孔と電線束との間の空隙を塞ぐように弾性材料製のグロメットが取り付けられている。グロメットは、通常、ワイヤハーネスの配索の前に電線束に装着される。グロメットを電線束に装着する手法として、一般に、専用の開閉器によってグロメットの電線挿通孔(中空部)を径方向に開き、電線挿通孔に電線束を挿入した後、開閉器によって電線挿通孔を閉じる手法が用いられる。
一方、グロメットの装着を支援するための他の手法も提案されている。例えば、従来のグロメット保持具(以下「従来保持具」という。)は、螺旋状に巻回した帯状部材の隣接する側面同士を着脱可能に接合した構造を有している。従来保持具は、グロメットを電線束に装着する前にグロメットの電線挿通孔に挿入され、電線挿通孔を径方向に広げた状態にて保持するようになっている。そして、グロメットの装着時、従来保持具の中空部に電線束を挿入した後、従来保持具(帯状部材)の端末部を従来保持具の軸線方向に引き抜くことにより、従来保持具を徐々に分解しながら(螺旋をほどきながら)グロメットの内壁面を電線束に徐々に密着させ、グロメットを電線束に装着させるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2015−162954号公報
従来保持具は、帯状部材が螺旋状に巻回した構造を利用し、グロメットを電線束に装着させながら従来保持具をグロメットから分離させるようになっている。ところが、従来保持具は、その構造上、グロメットから従来保持具を分離する(螺旋をほどく)過程において、必然的に、帯状部材が電線の周りに巻き付くことになる。具体的には、図8(a)に示すように、螺旋状の巻回体90の中空部に電線束Wが貫通した状態にて巻回体90の端末部91を軸線方向に引くと、図8(b)に示すように、巻回体90から分離した(ほどけた)帯状部材92が電線束Wの周りに巻き付くことになる。
なお、従来保持具は、実際には、巻回体90の中空部の内側を通過させるように端末部91を引き抜くようになっている。但し、そのように引き抜く場合であっても、図8に示すような巻き付きが生じる点に相違はない。また、図8では、説明の便宜上、グロメットの図示を省略している。
図8(b)に示すように帯状部材92が電線束Wの周りに巻き付いても、帯状部材92(端末部91)を軸線方向に強く引けば、巻回体90をグロメット(図示省略)から分離することは不可能ではないと考えられる。しかし、その場合、帯状部材92が電線束Wの周りに巻き付いた状態のまま電線束Wの外周を滑るように移動することになるため、帯状部材92と電線束Wとの間の摩擦力等に起因し、帯状部材92の分離に大きな力を要する可能性がある。更に、そのような大きな力に起因し、場合によっては、帯状部材92が電線束Wを傷つける可能性もある。
このように、従来保持具は、グロメットからの分離が煩雑であり、場合によっては、その分離の過程において電線を傷付ける可能性があると考えられる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電線を出来る限り傷付けることなく筒状弾性部材から容易に分離が可能な保持具、そのような保持具を備えた保持具付きグロメット、及び、そのような保持具付きグロメットを用いたワイヤハーネスの製造方法、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る「筒状弾性部材の保持具」は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1)
筒状弾性部材の中空部を径方向に広げた状態にて保持するための保持具であって、
螺旋状に巻回する第1帯状部材と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材を備えた、
筒状弾性部材の保持具であること。
(2)
上記(1)に記載の保持具において、
前記第1帯状部材の巻回数と、前記第2帯状部材の巻回数と、が同一である、
筒状弾性部材の保持具であること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の保持具において、
複数の前記螺旋ペア部材が螺旋軸方向に連なるように繋がった、
筒状弾性部材の保持具であること。
上記(1)の構成の筒状弾性部材の保持具によれば、螺旋ペア部材の端末部を引き抜く(例えば、従来保持具のように、螺旋ペア部材の中空部の内側を通過させるように端末部を引き抜く)ことにより、螺旋状に巻回された帯状部材(第1帯状部材・第2帯状部材)を徐々に分解しながら(螺旋をほどきながら)、筒状弾性部材から保持具を分離できる。この分離の際、保持具に挿通された電線に対して一方の帯状部材(例えば、第1帯状部材)の巻き付きが生じても、その後に他方の帯状部材(例えば、第2帯状部材)が逆向きに巻き付くように分離する(ほどける)ことになる。その結果、一時的に巻き付きが生じるものの、その巻き付きはその後に解消されることになる。換言すると、螺旋ペア部材の端末部を引き抜くだけで、自動的に巻き付きが解消されながら、保持具を筒状弾性部材から分離できる。巻き付きが解消されるため、従来保持具に比べ、保持具の分離が容易であり、且つ、分離の過程において帯状部材が電線を傷付ける可能性も低い。
したがって、本構成の筒状弾性部材の保持具は、電線を出来る限り傷付けることなく筒状弾性部材から容易に分離できる。
上記(2)の構成の筒状弾性部材の保持具によれば、第1帯状部材の巻回数と第2帯状部材の巻回数とが同一であるため、保持具を筒状弾性部材から分離する(螺旋ペア部材の端末部を引き抜く)とき、一方の帯状部材(第1帯状部材)が電線の周りを周回する回数と、他方の帯状部材(第2帯状部材)が逆方向に電線の周りを周回する回数と、が一致することになる。その結果、電線への帯状部材の巻き付きが完全に解消される。よって、本構成の筒状弾性部材の保持具は、電線の傷付きをより確実に避けながら、筒状弾性部材から保持具を更に容易に分離できる。
上記(3)の構成の筒状弾性部材の保持具によれば、筒状弾性部材の中空部(電線挿通孔)が軸線方向に長く延びている場合、螺旋ペア部材の数を増やすことにより、個々の第1帯状部材および第2帯状部材の長さ(巻回数)を増大させることなく、保持具を形成できる。そのため、保持具を分離する際、個々の第1帯状部材(又は第2帯状部材)が一時的に電線に巻き付くときの巻き付き長さ(巻回数)の増大が防がれる。巻き付き長さ(巻回数)が低減されるほど、分離時の帯状部材と電線との間の摩擦力が小さくなる。その結果、固定部を分離する作業の作業効率が高まり、電線が傷付く可能性を低減できる。よって、本構成の筒状弾性部材の保持具は、電線の傷付きをより確実に避けながら、筒状弾性部材から保持具を更に容易に分離できる。
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係る「保持具付きグロメット」は、下記(4)を特徴としている。
(4)
筒状の電線挿通孔を有し且つ弾性材料から形成されたグロメットと、前記電線挿通孔に挿入された筒状の保持具と、を備えた保持具付きグロメットであって、
前記保持具は、
螺旋状に巻回する第1帯状部材と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材を備えると共に、前記電線挿通孔を径方向に広げた状態にて保持している、
保持具付きグロメットであること。
上記(4)の構成の保持具付きグロメットによれば、上記(1)と同様、螺旋ペア部材の端末部を引き抜くことにより、螺旋状に巻回された帯状部材(第1帯状部材・第2帯状部材)を徐々に分解しながら(螺旋をほどきながら)、グロメットから保持具を分離し、グロメットを電線に装着できる。この分離の際、保持具に挿通された電線に対して一方の帯状部材(例えば、第1帯状部材)の巻き付きが生じても、その後に他方の帯状部材(例えば、第2帯状部材)が逆向きに巻き付くように分離する(ほどける)ことになる。その結果、一時的に巻き付きが生じるものの、その巻き付きはその後に解消されることになる。換言すると、螺旋ペア部材の端末部を引き抜くだけで、自動的に巻き付きが解消されながら、保持具をグロメットから分離できる。巻き付きが解消されるため、従来保持具に比べ、保持具の分離が容易であり、且つ、分離の過程において帯状部材が電線を傷付ける可能性も低い。
したがって、本構成の保持具付きグロメットは、電線への装着時において、電線を出来る限り傷付けることなく電線に容易に装着できる。
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係る「ワイヤハーネスの製造方法」は、下記(5)を特徴としている。
(5)
電線と、筒状の電線挿通孔を有し且つ弾性材料から形成されたグロメットと、を有すると共に、前記電線に前記電線挿通孔の内壁面が密着するように前記グロメットが前記電線に取り付けられたワイヤハーネスの製造方法であって、
前記グロメットの前記電線挿通孔に挿入された筒状の保持具を備えた保持具付きグロメットであって、前記保持具が、螺旋状に巻回する第1帯状部材と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材を備えると共に、前記電線挿通孔の中空部を径方向に広げた状態にて保持している、保持具付きグロメットを準備する工程と、
前記電線を前記保持具の中空部を通過させながら前記電線の所定位置に前記保持具付きグロメットを配置する工程と、
前記保持具の一の開口端に属する前記螺旋ペア部材の端末部を、前記保持具の中空部を通過させながら他の開口端から引き出すことにより、前記グロメットから前記保持具を徐々に分離しつつ前記グロメットの前記電線挿通孔の内壁面を前記電線に密着させ、前記グロメットを前記電線に取り付ける工程と、を備えた、
ワイヤハーネスの製造方法であること。
上記(5)の構成のワイヤハーネスの製造方法によれば、上記(1)と同様、螺旋ペア部材の端末部を引き抜くことにより、螺旋状に巻回された帯状部材(第1帯状部材・第2帯状部材)を徐々に分解しながら(螺旋をほどきながら)、グロメットから保持具を分離してグロメットを電線に装着し、ワイヤハーネスを製造できる。この分離の際、保持具に挿通された電線に対して一方の帯状部材(例えば、第1帯状部材)の巻き付きが生じても、その後に他方の帯状部材(例えば、第2帯状部材)が逆向きに巻き付くように分離する(ほどける)ことになる。その結果、一時的に巻き付きが生じるものの、その巻き付きはその後に解消されることになる。換言すると、螺旋ペア部材の端末部を引き抜くだけで、自動的に巻き付きが解消されながら、保持具をグロメットから分離できる。巻き付きが解消されるため、従来保持具に比べ、保持具の分離が容易であり、且つ、分離の過程において帯状部材が電線を傷付ける可能性も低い。
したがって、本構成のワイヤハーネスの製造方法は、グロメットの電線への装着時において、電線を出来る限り傷付けることなく、グロメットを電線に容易に装着できる。
本発明によれば、電線を出来る限り傷付けることなく筒状弾性部材から容易に分離が可能な保持具、そのような保持具を備えた保持具付きグロメット、及び、そのような保持具付きグロメットを用いたワイヤハーネスの製造方法、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る保持具付きグロメットの断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る保持具の構造を示す概略図であり、図2(a)は保持具の外観を示す図であり、図2(b)は保持具の軸線に沿った断面図である。 図3は、図2に示す保持具を構成する帯状部材の螺旋の向きが変化する部分(第1帯状部材と第2帯状部材との接続部分)を示す拡大図である。 図4は、図2に示す保持具をグロメットから分離する一連の工程を模式的に示す説明図であり、図4(a)は分離開始前の状態を示す図であり、図4(b)は第1帯状部材が電線に巻き付いた状態を示す図であり、図4(c)は第1帯状部材の巻き付きが解消した状態を示す図であり、図4(d)は第2帯状部材が電線に巻き付く直前の状態を示す図であり、図4(e)は第2帯状部材の巻き付きが解消した状態を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る保持具付きグロメットの製造方法を示す一連の工程図であり、図5(a)はグロメットに保持具が取り付けられる前の状態を示す図であり、図5(b)はグロメットに保持具を取り付けている途中の状態を示す図であり、図5(c)は完成した保持具付きグロメットを示す図である。 図6は、保持具付きグロメットを用いてグロメットを電線束に取り付ける一連の工程図(即ち、ワイヤハーネスの製造方法の工程図)であり、図6(a)は電線を保持具の中空部に通して電線の所定位置に保持具付きグロメットを配置する状態を示す図であり、図6(b)はグロメットから保持具を徐々に分離しながらグロメットを電線に取り付ける工程を示す図であり、図6(c)はグロメットが電線に取り付けられた状態(即ち、完成したワイヤハーネスの一部)を示す図である。 図7は、グロメットが電線束に装着された状態(即ち、ワイヤハーネスの一部)を示す断面図である。 図8は、従来の保持具をグロメットから分離する際に生じる帯状部材の巻き付きを説明する概略図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る筒状弾性部材の保持具、保持具付きグロメット、及び、ワイヤハーネスの製造方法について、説明する。
<実施形態>
図1に示すように、本実施形態に係る保持具付きグロメット1は、弾性材料から形成されたグロメット10と、グロメット10の電線挿通孔H(中空部)に挿入された筒状の保持具50と、を備えている。
グロメット10は、パネルPの貫通孔Paに嵌合される大径筒部13と、大径筒部13から軸方向両側に延在した2つのテーパ筒状の連結遮蔽壁15,16と、連結遮蔽壁15,16の内周側に配置され、図7に示すように電線束Wが内部に挿通されることで電線束Wの外周に密着する内筒部21と、大径筒部13の内周に電線束Wと交差する方向(即ち、内筒部21の軸線方向に直交する方向)に沿って設けられた遮音壁20と、を有している。
大径筒部13は、外周に、パネルPの貫通孔Paの孔縁に固定される環状の係合溝13a(パネル固定部)を備えている。2つのテーパ筒状の連結遮蔽壁15,16は、外周端が連結された大径筒部13から離れるに従い徐々に小径となり、小径となった内周端にそれぞれ小径筒部11,12を有している。小径筒部11,12は、電線束Wの外周に近接または密着して配置される部分である。そして、2つのテーパ筒状の連結遮蔽壁15,16によって、電線束Wの周囲に遮音空間S(具体的には、S1,S2)が形成されている。
内筒部21は、車室内側INの一端部21aが、車室内側INの連結遮蔽壁16の内周端の小径筒部12の内側に環状の隙間25を保って挿通され、車室外側OUTの他端部21bが、車室外側OUTの連結遮蔽壁15の内周端の小径筒部11の内側に環状の隙間25を保って挿通されている。
遮音壁20は、遮音空間Sの内部に配置されており、外周端20aが、大径筒部13の内周に連結され、内周端20bが、内筒部21に連結されている。これにより、遮音空間Sが、軸方向の二つの遮音空間S1,S2に分割されている。遮音壁20は、環状の波形壁として形成されている。波形壁とは、環状の壁板を同心円状の波形に成形したものであり、波形の中には蛇腹状も含まれる。なお、遮音壁20は、図1に示す例のように、大径筒部13の内周のパネルPに対応する位置に連結されることが望ましいが、この位置に近い位置の連結遮蔽壁15,16の内周に連結されていてもよい。
図1及び図2に示すように、保持具50は、螺旋状に巻回する第1帯状部材51と、第1帯状部材51と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材52と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材53を複数備えている。複数の螺旋ペア部材53は、保持具50の螺旋軸方向に連なるように繋がっている。個々の螺旋ペア部材53において、第1帯状部材51と第2帯状部材52との境界部(両部材が繋がった部分)には、図2,3に示すように、保持具50の周方向に切り込み54が形成されており、この切り込み54を境にして第1帯状部材51と第2帯状部材52の螺旋の向きが互いに逆向きになっている。保持具50は、図1に示すように、グロメット10の電線挿通孔Hに挿入されて装着されることにより、電線挿通孔Hを径方向に広げた状態にて保持している。保持具50の一端側(図1,の左側)の端末部54は、保持具50の中空部を通り抜け、他端側(図1,2の右側)の開口部から露出するようになっている。
保持具50は、グロメット10を電線束Wに取り付ける前に、あらかじめグロメット10の電線挿通孔H(中空部)に挿入され、グロメット10の電線挿通孔Hを径方向に拡大させた状態に保持している。換言すると、グロメット10に保持具50が取り付けられた保持具付きグロメット1が、電線束Wへの装着前にあらかじめ準備されている。
ワイヤハーネスWH(図7を参照。)を製造するにあたり、グロメット10を電線束Wに装着する際、保持具付きグロメット1の保持具50に電線束Wを通過させた後、保持具50の帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)の一端側の端末部54を引っ張り、帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)を電線挿通孔Hを通じて引き出す。これにより、保持具50がグロメット10から徐々に分離される(螺旋がほどかれる)。そして、保持具50がグロメット10から分離された箇所から、グロメット10の電線挿通孔Hが電線束Wに向けて収縮し、電線挿通孔Hの内壁面が電線束Wに徐々に密着することになる。最終的に、保持具50が完全に分離された時点において、電線挿通孔Hの内壁面がその全長に亘って電線束Wに密着し、グロメット10が電線束Wに装着されることになる。この装着の過程については、より詳細に後述される(図5,6を参照。)。
図4には、保持具50をグロメット10から分離する際の帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)の挙動が概念的に示されている。別の言い方をすると、保持具50は、実際には、その中空部を通じて端末部54を引き出すことによってグロメット10から分離される。しかし、説明の便宜上、図4では、端末部54を単純に螺旋をほどく向きに引き出すようになっている。但し、そのように引き出す場合であっても、帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)の電線束Wへの巻き付きの挙動について、実質的な相違はない。
まず、図4(a)に示すように、保持具50の分離前、電線挿通孔Hの内側において、第1帯状部材51及び第2帯状部材52(螺旋ペア部材53)が電線束Wを取り囲むように配置されている。この状態から、左側の第1帯状部材51の端末部54を引っ張り、帯状部材(第1帯状部材51、第2帯状部材52)を電線挿通孔Hから引き出す。図4の矢印は、端末部54を引っ張る向きを表している。
次いで、図4(b)に示すように、図中左側の第1帯状部材51の端末部54を引く。すると、図4(b)及び図4(c)に示すように、第1帯状部材51の一部(右端部)51aが電線束Wに一時的に巻き付く。しかし、この巻き付きは、図4(d)及び図4(e)に示すように、第1帯状部材51と逆向きに巻かれた第2帯状部材52の左端部52aがほどけることによって相殺される。その結果、図4(e)に示すように、左側の第1帯状部材51の電線束Wへの巻き付きが解消される。
その後、更に端末部54を引くと、図4(a)〜図4(e)を繰り返すように、一方の帯状部材(例えば、第1帯状部材51)の巻き付きと、他方の帯状部材(例えば、第2帯状部材52)による巻き付きの解消と、が繰り返される。そのため、従来保持具のように電線束Wに帯状部材が巻き付くことなく、保持具50をグロメット10から分離できる。
上記のように、螺旋ペア部材53を構成する第1帯状部材51及び第2帯状部材52の一方が電線束Wに巻き付いても、その後に他方が逆向きにほどけて、その巻き付きを解消する構成により、電線束Wを出来る限り傷付けず且つグロメット10からの取り外しが容易な保持具50、及び、これを備えた保持具付きグロメット1が提供される。具体的には、保持具付きグロメット1の保持具50は、従来保持具に比べ、電線束Wへの帯状部材(第1帯状部材51、第2帯状部材52)の巻き付きが生じ難いため、従来よりも作業性良くグロメット10から取り外しを行うことができ、取り外しの際に帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)が電線束Wを傷つける可能性を低減できる。更に、保持具50を構成する帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)が螺旋状に巻回されていることにより、端末部54又は51dを引っ張って保持具50を分離する(ほどく)作業を、帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)に無理な変形を加えることなく、比較的小さい力で行うことができる。
次いで、本発明の実施形態に係るワイヤハーネスWHの製造方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、グロメット10と保持具50とを用意する。そして、図5(b)に示すように、グロメット10の電線挿通孔H(内筒部21)を開閉器61,62によって開いた状態にて、電線挿通孔Hに保持具50を挿通する。そして、図5(c)に示すように、保持具50を挿通した後、開閉器61,62をグロメット10から取り外すことにより、電線挿通孔Hの内壁が保持具50に密着する。これにより、保持具付きグロメット1が完成する。
次いで、図6(a)に示すように、保持具付きグロメット1の保持具50の中空部に電線束Wを通しながら、電線束Wの所定位置に保持具付きグロメット1を配置する。その後、図6(b)に示すように、保持具50の一の開口端50aに属する螺旋ペア部材53の端末部54を、保持具50の中空部を通過させて他の開口端50bから引き出すことにより、グロメット10から保持具50を徐々に分離する。これにより、保持具50がグロメット10から分離された箇所(図6(b)の左方)から、内筒部21(電線挿通孔H)が電線束Wに向けて収縮し、内筒部21(電線挿通孔H)の内壁面が電線束Wに徐々に密着することになる。そして、図6(c)に示すように、保持具50が完全に分離された時点にて、グロメット10が電線束Wに装着される。
図7に示すように、上述したようにしてグロメット10を電線束Wに装着した後、車室外側OUTの小径筒部11を電線束Wにタイバンドやテープ40等で巻き付けて固定する。同様に、内筒部21の外側に位置する車室内側INの小径筒部12を、内筒部21の上から電線束Wにタイバンドやテープ40で巻き付けて固定する。これにより、電線束Wにグロメット10をより確実に固定する。以上のグロメット装着工程を含め、各種工程を経て、ワイヤハーネスWH(図7はワイヤハーネスWHの一部を表す)が製造される。
なお、グロメット10に電線束Wを組み付ける前でも後でもよいが、電線束Wを構成する電線同士の隙間に止水剤31を注入して固化させることにより、内筒部21の内部に、電線束Wの隙間が封止された止水部30を設けてもよい。
以上に説明したように、保持具付きグロメット1(又は保持具50)によれば、螺旋ペア部材53の端末部54を引き抜くことにより、螺旋状に巻回された帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)をほどきながら電線挿通孔Hから保持具50が分離される。その際、保持具50に挿通された電線束Wに対し、互いに隣接する第1帯状部材51と第2帯状部材52の一方の巻き付き(電線束Wへの巻き付き)が生じても、その後に他方が逆向きにほどけるため、結果として巻き付きが解消される。よって、グロメット10からの保持具50の取り外しが容易であり、作業性に優れたワイヤハーネスWHの製造方法を提供できる。更に、このワイヤハーネスWHの製造方法においては、従来保持具に比べ、電線束Wへの帯状部材(第1帯状部材51、第2帯状部材52)の巻き付きが生じ難いため、取り外しの際に帯状部材(第1帯状部材51、第2帯状部材52)が電線束Wを傷つける可能性を低減できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、螺旋ペア部材53を構成する第1帯状部材51および第2帯状部材52は、螺旋状に巻回した状態にて隣接する側面同士を互いに分離可能であるように接合した筒形状を有してもよい。このような構成は、例えば、第1帯状部材51と第2帯状部材52との接合部(境界部)にミシン目や薄厚線(溝)からなる分離予定線(切り目となる部分)を形成することにより実現し得る。
更に、螺旋ペア部材53を構成する第1帯状部材51と第2帯状部材52は、互いに接合されていなくてもよい。この種の構成は、螺旋ペア部材53を成す第1帯状部材51と第2帯状部材52とを、例えば、スプリングやゴムなど弾性部材で連結することにより実現し得る。この場合、グロメット10から分離した(ほどいた)後の螺旋ペア部材53の形状を復元させ得る程度の弾性を有する弾性部材を用いれば、保持具50の再使用が容易となる。
更に、螺旋ペア部材53を構成する第1帯状部材51と第2帯状部材52は、両者の巻回数が互いに近似していることが好ましい。両者の巻回数が互いに近似していることにより、螺旋ペア部材53の端末部54を引き抜く(保持具をほどきながら分離する)際に、電線束Wへの帯状部材(第1帯状部材51、第2帯状部材52)の巻き付きを良好に解消し得る。加えて、螺旋ペア部材53を構成する第1帯状部材51と第2帯状部材52は、両者の巻回数が互いに同一であることが最も好ましい。両者の巻回数が互いに同一であることにより、螺旋ペア部材53の端末部54を引き抜く(保持具をほどきながら分離する)際に、電線束Wへの帯状部材(第1帯状部材51、第2帯状部材52)の巻き付きを完全に解消し得る。
更に、保持具50は、単一の螺旋ペア部材53によって構成されてもよく、複数の螺旋ペア部材53が螺旋軸方向に連なるように繋がった構成を有してもよい。複数の螺旋ペア部材53を有する場合、グロメット10(筒状弾性部材)の電線挿通孔H(中空部)が軸線方向に長く延びている場合であっても、螺旋ペア部材53の数を増やすことにより、個々の第1帯状部材51および第2帯状部材52の長さ(巻回数)を増大させることなく、保持具50を形成できる。これにより、保持具50を分離する際に個々の第1帯状部材51(又は第2帯状部材52)が一時的に電線束Wに巻き付くときの巻き付きの長さ(巻回数)の増大が防がれる。その結果、巻き付きの解消がされ難くなることによる作業性の低下を防止できる。
更に、複数の螺旋ペア部材53が螺旋軸方向に連なるように繋がった構成の保持具50においては、第1帯状部材51および第2帯状部材52が完全に交互に並ぶように繋がっていることが望ましいが、第1帯状部材51と第2帯状部材52の一方が連続した箇所を有する構成としてもよい。この場合であっても、従来保持具に比べ、電線束Wを出来る限り傷付けることなくグロメット10から保持具50を容易に分離できる。
更に、上記実施形態におけるワイヤハーネスの製造方法では、グロメット10から保持具50を分離する際、図5に示すように、保持具50の一方の側の端末部54を、保持具50の中空部を通過させて他方の側の開口端50bから引き出している。しかし、図4に示すように、保持具50の一方の側の端末部54を、保持具50の中空部を通過させることなく当該一方の側に引き出してもよい。また、保持具50の両方の端末部54を両側(左右両側)に引っ張ることにより、帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)の螺旋状に巻回された状態を解いた後、直線状になった帯状部材(第1帯状部材51,第2帯状部材52)を電線挿通孔Hから引き抜いてもよい。
ここで、上述した本発明に係る筒状弾性部材の保持具、保持具付きグロメット、及び、ワイヤハーネスの製造方法の特徴をそれぞれ以下(1)〜(5)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
筒状弾性部材(10)の中空部(H)を径方向に広げた状態にて保持するための保持具(50)であって、
螺旋状に巻回する第1帯状部材(51)と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材(52)と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材(53)を備えた、
筒状弾性部材の保持具。
(2)
上記(1)に記載の保持具において、
前記第1帯状部材(51)の巻回数と、前記第2帯状部材(52)の巻回数と、が同一である、
筒状弾性部材の保持具。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の保持具において、
複数の前記螺旋ペア部材(53)が螺旋軸方向に連なるように繋がった、
筒状弾性部材の保持具。
(4)
筒状の電線挿通孔(H)を有し且つ弾性材料から形成されたグロメット(10)と、前記電線挿通孔に挿入された筒状の保持具(50)と、を備えた保持具付きグロメット(1)であって、
前記保持具(50)は、
螺旋状に巻回する第1帯状部材(51)と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材(52)と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材(53)を備えると共に、前記電線挿通孔(H)を径方向に広げた状態にて保持している、
保持具付きグロメット。
(5)
電線(W)と、筒状の電線挿通孔(H)を有し且つ弾性材料から形成されたグロメット(10)と、を有すると共に、前記電線(W)に前記電線挿通孔の内壁面が密着するように前記グロメット(10)が前記電線に取り付けられたワイヤハーネス(WH)の製造方法であって、
前記グロメットの前記電線挿通孔に挿入された筒状の保持具(50)を備えた保持具付きグロメット(1)であって、前記保持具が、螺旋状に巻回する第1帯状部材(51)と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材(52)と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材(53)を備えると共に、前記電線挿通孔(H)の中空部を径方向に広げた状態にて保持している、保持具付きグロメット(1)を準備する工程(図5)と、
前記電線(W)を前記保持具の中空部を通過させながら前記電線の所定位置に前記保持具付きグロメット(1)を配置する工程(図6a)と、
前記保持具の一の開口端(50a)に属する前記螺旋ペア部材の端末部(54)を、前記保持具の中空部を通過させながら他の開口端(50b)から引き出すことにより、前記グロメット(10)から前記保持具(50)を徐々に分離しつつ前記グロメットの前記電線挿通孔(H)の内壁面を前記電線(W)に密着させ、前記グロメットを前記電線に取り付ける工程(図6b,図6c)と、を備えた、
ワイヤハーネスの製造方法。
1 保持具付きグロメット
10 グロメット(筒状弾性部材)
50 保持具
51 第1帯状部材
52 第2帯状部材
53 螺旋ペア部材
54 端末部
H 電線挿通孔(中空部)
W 電線束(電線)
WH ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 筒状弾性部材の中空部を径方向に広げた状態にて保持するための保持具であって、
    螺旋状に巻回する第1帯状部材と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材を備えた、
    筒状弾性部材の保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具において、
    前記第1帯状部材の巻回数と、前記第2帯状部材の巻回数と、が同一である、
    筒状弾性部材の保持具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の保持具において、
    複数の前記螺旋ペア部材が螺旋軸方向に連なるように繋がった、
    筒状弾性部材の保持具。
  4. 筒状の電線挿通孔を有し且つ弾性材料から形成されたグロメットと、前記電線挿通孔に挿入された筒状の保持具と、を備えた保持具付きグロメットであって、
    前記保持具は、
    螺旋状に巻回する第1帯状部材と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材を備えると共に、前記電線挿通孔を径方向に広げた状態にて保持している、
    保持具付きグロメット。
  5. 電線と、筒状の電線挿通孔を有し且つ弾性材料から形成されたグロメットと、を有すると共に、前記電線に前記電線挿通孔の内壁面が密着するように前記グロメットが前記電線に取り付けられたワイヤハーネスの製造方法であって、
    前記グロメットの前記電線挿通孔に挿入された筒状の保持具を備えた保持具付きグロメットであって、前記保持具が、螺旋状に巻回する第1帯状部材と、前記第1帯状部材と逆向きの螺旋状に巻回する第2帯状部材と、が螺旋軸方向に繋がった螺旋ペア部材を備えると共に、前記電線挿通孔の中空部を径方向に広げた状態にて保持している、保持具付きグロメットを準備する工程と、
    前記電線を前記保持具の中空部を通過させながら前記電線の所定位置に前記保持具付きグロメットを配置する工程と、
    前記保持具の一の開口端に属する前記螺旋ペア部材の端末部を、前記保持具の中空部を通過させながら他の開口端から引き出すことにより、前記グロメットから前記保持具を徐々に分離しつつ前記グロメットの前記電線挿通孔の内壁面を前記電線に密着させ、前記グロメットを前記電線に取り付ける工程と、を備えた、
    ワイヤハーネスの製造方法。
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