JP2017173918A - サービス提供装置、サービス提供方法およびサービス提供プログラム - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供方法およびサービス提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】宿泊者が快適に過ごせる宿泊環境を提供する。【解決手段】実施形態のサービス提供装置は、設定部と、制御部とを有する。設定部は、所定のイベントに対応する時刻情報の設定を宿泊者より受け付ける。制御部は、設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、宿泊者へのサービス提供において異なる動作を実行させる。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、サービス提供装置、サービス提供方法およびサービス提供プログラムに関する。
従来、ホテルなどのサービス業では、サービス提供者(例えば、ホテルのフロント係)がサービス提供システムを用いて各宿泊者(クライアント)に対して種々な情報やサービスを提供している。このサービス提供システムでは、各種案内情報の提供の他、例えばクライアントより受け付けた起床時刻にアラーム通知を行う目覚ましサービス、宿泊部屋に設置された空調機器の調節による快適な宿泊環境の提供などがある。
特開2006−39294号公報 特開2008−3975号公報 特開2010−250577号公報
しかしながら、快適な睡眠環境など、宿泊者がより快適に過ごせる宿泊環境を提供することが困難な場合がある。例えば、宿泊者は、旅の疲れから夜いつの間にか寝てしまうことがあり、空調を強くしたまま朝まで睡眠を続けることで、翌日の予定に支障を来たすことがある。特許文献1によれば、宿泊者が居眠りをしていることを検知した場合に、利用中の機器を制御することができる。また、特許文献3によれば、宿泊者が居眠りをしていることを検知した場合に、起こすような通知を行うことができる。しかしながら、居眠りを検知していずれかの対応をすることで、宿泊者に快適な宿泊環境を提供することはできない。居眠りをしている時間帯に応じて、アラーム通知により起こす、または、空調などの機器を制御して睡眠環境を整えることにより、宿泊者へ快適な宿泊環境を提供する。
1つの側面では、宿泊者が快適に過ごせる宿泊環境を提供することができるサービス提供装置、サービス提供方法およびサービス提供プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、サービス提供装置は、設定部と、制御部とを有する。設定部は、所定のイベントに対応する時刻情報の設定を宿泊者より受け付ける。制御部は、設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、宿泊者へのサービス提供において異なる動作を実行させる。
本発明の1実施態様によれば、宿泊者が快適に過ごせる宿泊環境を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる情報提供システムの機能構成例を示すブロック図である。 図2は、ポータル画面を説明する説明図である。 図3は、管理DBのデータ構成例を説明する説明図である。 図4は、時刻情報の設定例を説明するフローチャートである。 図5は、設定画面を説明する説明図である。 図6は、サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 図7は、対象宿泊者の処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、ポップアップ表示を説明する説明図である。 図9は、時間帯ごとの動作を説明する説明図である。 図10は、対象宿泊者の処理の変形例を示すフローチャートである。 図11は、イベント情報の変形例を説明する説明図である。 図12は、情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかるサービス提供装置、サービス提供方法およびサービス提供プログラムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明するサービス提供装置、サービス提供方法およびサービス提供プログラムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施形態にかかる情報提供システムの機能構成例を示すブロック図である。情報提供システム1は、例えばホテルのフロント係などの情報提供者が各クライアント(宿泊者10)に対して種々な情報を提供するためのシステムである。また、情報提供システム1は、宿泊部屋の照明機器5a、空調機器5bを制御して快適な宿泊環境を宿泊者10に提供するサービス、宿泊者10が設定した起床時刻にクライアント端末2よりアラーム通知を行う目覚ましサービスなど、宿泊者10へのサービス提供を行うサービス提供システムとしても機能する。
図1に示すように、情報提供システム1は、クライアント端末2と、サーバ装置3と、管理端末4と、宿泊者10の宿泊部屋における機器である照明機器5a、空調機器5bとを有する。クライアント端末2と、サーバ装置3と、管理端末4とは、例えば有線または無線のLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク(図示しない)を介して互いに通信可能に接続される。また、クライアント端末2と、照明機器5a、空調機器5bとは、赤外線通信などにより、クライアント端末2から照明機器5a、空調機器5bへの制御コマンドの通知が可能となっている。
クライアント端末2は、各宿泊者10が用いる端末装置であり、ホテルのフロント係などの情報提供者によりサーバ装置3に設定され、サーバ装置3より通知された情報を受信して画面に表示することで宿泊者10に対して種々な情報を提供する情報提供装置である。例えば、クライアント端末2は、PC(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末などの情報処理装置(コンピュータ)を採用できる。例えば、クライアント端末2は、宿泊者10の客室などに予め設置されている。なお、クライアント端末2については、客室に固定して使用するものに限定するものではなく、館内において持ち運んで使用するものであってもよい。なお、本実施形態では、照明機器5a、空調機器5bの制御を行うことから客室への据え置き型であるものとする。
サーバ装置3は、クライアント端末2および管理端末4をクライアント(ここでは宿泊者10のクライアントと区別するため(C)を付ける)として収容する、いわゆるサーバである。一実施形態として、サーバ装置3には、PCやWS(ワークステーション)などの装置を採用できる。例えば、サーバ装置3は、クライアント端末2および管理端末4のクライアント(C)からのHTTP(HyperText Transfer Protocol)による要求に対して各種情報を提供する。また、サーバ装置3は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてクライアント(C)との間で双方向通信を行い、例えばクライアント端末2の設定や状態の取得またはクライアント端末2へのメッセージ等の通知を行う。
また、サーバ装置3は、所定のイベント(例えば起床など)に対応する時刻情報の設定を宿泊者10よりクライアント端末2を介して受け付ける。そして、サーバ装置3は、設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、クライアント端末2による宿泊者10へのサービス提供において異なる動作を実行させる。
管理端末4は、フロント係などの情報提供者や情報提供システム1を管理するSE(システムエンジニア)などの管理者が用いる端末装置であり、例えばPCなどの情報処理装置である。管理端末4は、例えばWebブラウザをベースとした管理アプリケーションまたはWebコンソールによりサーバ装置3における所定のURL(Uniform Resource Locator)へアクセスすることで、サーバ装置3が管理する情報の参照や、各種設定を行う。例えば、フロント係などが管理端末4を介して行うサーバ装置3の設定には、宿泊者10についての情報の設定や、サーバ装置3よりクライアント端末2へ通知するメッセージ等の設定がある。
例えば、フロント係は、管理端末4を介してサーバ装置3の所定のURLへアクセスすることで、宿泊者10についての情報をサーバ装置3に登録する。一例として、宿泊者10の宿泊予約・チェックイン・チェックアウトを受け付けた場合、フロント係は、管理端末4を介してサーバ装置3の宿泊登録にかかるURLへアクセスし、宿泊登録の画面より宿泊者10の情報を登録する。例えば、宿泊者10の氏名、住所、宿泊する客室(客室ID)などをサーバ装置3に登録する。
クライアント端末2は、制御部20、記憶部21、表示部22および操作部23を有する。制御部20は、クライアント端末2全体を制御するデバイスである。制御部20としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部20は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによってサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b等のプログラムによる種々の処理を実行する。
サービスエージェント201は、例えば、バックグラウンドで稼動している常駐プログラムであり、サーバ装置3から送信される制御コマンドに対応するURLを、制御コマンドに対応するアプリケーションプログラムに指示する。例えば、記憶部21に格納した情報をサーバ装置3へ送信するページのURLをポータルアプリ202に提供する。そして、ポータルアプリ202はHTTPプロトコルにより、記憶部21に格納した情報を、管理部301を経由して管理DB311へ送信する。別の例として、サーバ装置3から送信される制御コマンドが、情報を送信するコマンドであった場合には、サービスエージェント201は、目的の情報をサーバ装置3からダウンロードするページのURLを対応するアプリケーションに提供する。そして、アプリケーションプログラムはHTTPプロトコルにより、管理部301を経由して管理DB311から情報を取得し、取得した情報を記憶部21に格納する。このようにして、サービスエージェント201は、クライアント端末2とサーバ装置3との間で双方向のデータ通信を行う。一例として、サービスエージェント201は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてサーバ装置3をトリガとする双方向通信を行う。
例えば、サービスエージェント201は、サーバ装置3からの通知を受信すると、通知内容をポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bなどに通知する。個別アプリ203a、203bは、サーバ装置3からの通知に応じて各種の処理を行う。また、サービスエージェント201は、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bなどからの送信指示に応じて、指示された内容をサーバ装置3へ通知する。
ポータルアプリ202は、例えばWebブラウザをベースとしたアプリケーションプログラムであり、宿泊者10に対して各種サービスを提供するポータル画面を表示部22に表示する。このポータル画面は、例えばHTML(HyperText Markup Language)のWebページで構成されており、記憶部21に記憶された各種情報や、サービスエージェント201を介してサーバ装置3より通知されたメッセージなどの情報が表示される。
また、ポータル画面には、個別アプリ203a、203bの起動を、ローカルのURL(Uniform Resource Locator)で指定したアイコンボタンが表示される。また、ポータル画面には、サーバ装置3において管理される情報(例えばメッセージの本文)の参照を、サーバ装置3のURL(例えば具体的な参照先は引数などのパラメータで指定してもよい)で指定したアイコンボタンが表示される。また、ポータル画面は、サーバ装置3より通知されたメッセージをスクロールしてテロップ表示する表示領域を有する。このテロップ表示の表示領域には、サーバ装置3より通知されたテロップ用のメッセージが順次スクロールして表示される。
個別アプリ203a、203bで起動するアプリケーションプログラムの設定は、ローカルのURLから、アプリケーションプログラムに対応づけられたアイコンボタンを指定することにより設定され、指定されたアイコンボタンがポータル画面に表示される。また、サーバ装置3において管理される情報(例えばメッセージの本文)の通知は、サーバ装置3のURL(例えば具体的な参照先は引数などのパラメータで指定してもよい)により指定されたアイコンボタンが表示されることでユーザに通知できる。
ポータルアプリ202は、ポータル画面において宿泊者10による操作部23の操作などを受け付けて、操作に対応した処理結果を表示部22に表示させる。例えば、個別アプリ203a、203bの起動を指示するアイコンボタンの操作を受け付けた場合、個別アプリ203a、203bを起動させることで、個別アプリ203a、203bの画面をディスプレイに表示させる。また、サーバ装置3において管理される情報の参照を指示するアイコンボタンの操作を受け付けた場合、サーバ装置3のURLにHTTPでアクセスして取得した情報(例えばメッセージの本文)をディスプレイに表示させる。
図2は、ポータル画面を説明する説明図である。図2に示すように、ポータル画面220は、メッセージ表示アイコン221、時計222、実行指示アイコン223、睡眠設定アイコン223a、設定指示アイコン224およびテロップ表示領域225を有する。
メッセージ表示アイコン221は、サーバ装置3よりテロップ表示領域225にテロップ表示するメッセージとは別の通常のメッセージが通知されている場合に表示されるアイコンである。ポータルアプリ202は、通常のメッセージとして記憶部21に格納されたデータがある場合、メッセージ表示アイコン221を表示する。メッセージ表示アイコン221は、メッセージのタイトル、内容などを記憶部21より読み出して表示するメッセージ閲覧機能を有する個別アプリのランチャとなっている。
ポータルアプリ202では、メッセージ表示アイコン221の操作を受け付けることでメッセージ閲覧機能を有する個別アプリを起動して、サーバ装置3より通知されたメッセージのタイトル、内容などを画面に表示する。なお、クライアント端末2宛のメッセージがあることを示す通知が行われている場合(メッセージの内容や画像などのデータが記憶部21に含まれておらず、サーバ装置3にある場合)、メッセージの内容や画像などがサーバ装置3から通知されていない。したがって、クライアント端末2宛のメッセージがあることを示す通知の場合には、クライアントの操作により、記憶部21に格納されたメッセージIDをパラメータとしてサーバ装置3の所定のURLへアクセスし、メッセージの内容や画像のデータをサーバ装置3より取得して表示する。
なお、メッセージの内容や画像のデータの取得のタイミングは、クライアントの操作によるものには限らない。例えば、通信処理部302から送信される制御パケットをサービスエージェント201が受信し、サービスエージェント201が、メッセージの内容や画像のデータを取得するポータルアプリケーションプログラムを制御するようにしてもよい。制御が指示されたポータルアプリケーションプログラムは、サービスエージェント201から通知された所定のURLへアクセスし、サービスエージェント201を経由して管理DB311からメッセージの内容や画像のデータを取得し、記憶部21に格納する。ポータルアプリケーションプログラムは参照可能なメッセージを記憶部21に格納すると、メッセージがあることを示す表示を行う。そして、その表示に気づいたクライアントの操作によりメッセージを表示する個別アプリケーションプログラムが起動されて、記憶部21に格納されたメッセージの内容や画像のデータを表示するようにしてもよい。
実行指示アイコン223は、アラーム機能、世界各地の現在時刻を表示する時計機能、テレビリモコン機能、インターネットの閲覧機能、各種案内コンテンツを表示する機能など、機能ごとに用意された個別アプリの実行を指示するアイコンである。例えば、客室設備避難経路などのコンテンツを表示する実行指示アイコン223が操作された場合には、対応する個別アプリ(例えば個別アプリ203b)が実行される。個別アプリは、サーバ装置3の所定のURLへアクセスし、サーバ装置3が管理するコンテンツを読み出して表示する。
睡眠設定アイコン223aは、所定のイベント(睡眠)に対応する時刻情報の設定を指示するアイコンであり、時刻情報の設定を受け付けてサーバ装置3に登録する機能を提供する個別アプリ(例えば個別アプリ203b)のランチャとなっている。ポータルアプリ202では、睡眠設定アイコン223aの操作を受け付けることで時刻情報の設定を行う個別アプリを起動して設定画面(詳細は後述する)より時刻情報の設定を行う。設定された時刻情報については、個別アプリより管理部301を介して宿泊者10を識別する識別情報とともに管理DB311に格納される。
設定を行う時刻情報については、例えば宿泊者10が起床する予定時刻である「目覚まし時刻」、宿泊者10が就寝する予定時刻である「就寝時刻」および宿泊者10に就寝を促し始める予定時刻である「寝させる時刻」がある。なお、設定を行う時刻情報は、睡眠に対応する時刻に限定しない。例えば施設利用など、睡眠以外のイベントに対応する時刻情報(例えば施設の利用時刻など)の設定であってもよい。
設定指示アイコン224は、クライアント端末2の使用言語などの各種設定を指示するアイコンである。設定指示アイコン224は、言語などの各種設定機能を提供する個別アプリのランチャとなっている。ポータルアプリ202では、設定指示アイコン224の操作を受け付けることで各種設定を行う個別アプリを起動して使用言語などの各種設定を行う。また、各種設定を行う個別アプリにより設定された内容は、設定情報として記憶部21などに格納される。クライアント端末2のユーザである宿泊者10は、設定指示アイコン224を操作することで、クライアント端末2の使用言語などの各種設定を行うことができる。
テロップ表示領域225は、サーバ装置3より通知されたテロップ用のメッセージをスクロールして表示する領域である。ポータルアプリ202は、テロップ用のメッセージとして記憶部21に格納された通知データ211がある場合に、通知データ211に含まれるテロップ用のメッセージ文を読み出す。次いで、ポータルアプリ202は、読み出したメッセージ文を、例えばテロップ表示領域225の右方向から左方向にスクロールしてテロップ表示する。
個別アプリ203a、203bは、時計機能、アラーム機能、テレビリモコン機能、照明機器5a、空調機器5bのリモコン機能、通知されたメッセージの閲覧機能、インターネットの閲覧機能、施設、サービス利用の予約案内など各種コンテンツの表示機能、言語などの各種設定機能など、機能ごとに用意されたアプリケーションプログラムである。個別アプリ203a、203bは、例えばポータルアプリ202のポータル画面上での指示や、サービスエージェント201を介したサーバ装置3からの通知に応じて起動され、各種機能を提供する。
例えば時計機能は、ホテルが所在する宿泊地の時刻だけでなく、宿泊者10の自宅の時刻を合わせて表示する世界時計として機能するアプリケーションプログラムであってもよい。例えばアラーム機能は、起床時間を設定可能な目覚まし時計として機能するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えばテレビリモコン機能は、客室に設置されたテレビの赤外線による制御信号が登録されており、登録された制御信号に対応する機能ボタンを表示し、機能ボタンの操作を受け付けると、対応づけられた制御信号を赤外線により発信するアプリケーションプログラムであってもよい。機能ボタンがチャンネルを表す機能ボタンである場合、電子番組表と共に表示したり、これから放送される番組情報と共に表示してもよい。
例えば照明機器5a、空調機器5bのリモコン機能は、客室に設置された照明機器5a、空調機器5bの赤外線による制御信号が登録されており、例えば「設備操作」ボタンから操作を受け付けた場合に登録された制御信号に対応する機能ボタンを表示し、機能ボタンの操作を受け付けると、対応づけられた制御信号を赤外線により発信するアプリケーションプログラムであってもよい。また、このアプリケーションプログラムは、サービスエージェント201を介してサーバ装置3から通知された制御指示に対応づけられた制御信号を赤外線により発信する。また、このアプリケーションプログラムは、バックグラウンドで稼動しており、照明機器5a、空調機器5bから稼動状態を示す赤外線の信号を受信した場合に、照明機器5a、空調機器5bの稼動状態を管理部301へ通知する。
例えば通知されたメッセージの閲覧機能は、ホテルのフロント係が入力したメッセージが存在する場合に、ポータル画面220にメッセージの閲覧機能を機能させるメッセージ表示アイコン221が表示され、メッセージ表示アイコン221の操作を受け付けると、メッセージを表示するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えばインターネットの閲覧機能は、ホテルが情報提供したいURL毎に用意したそれぞれの機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの操作を受け付けると、対応するURLに用意された情報を表示するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えば施設、サービス利用の予約案内など各種コンテンツの表示機能は、ホテルが施設、サービス利用の予約案内するためのコンテンツにおけるURL毎に用意した機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの操作を受け付けると、対応するURLに用意された情報を表示するアプリケーションプログラムであってもよい。クライアント端末2では、このアプリケーションプログラム(例えば個別アプリ203b)の起動により、施設、サービス利用の予約を行うコンテンツが表示され、宿泊者10から施設、サービス利用の予約を受け付ける。受け付けた施設、サービス利用の予約内容については、個別アプリより管理部301を介して管理DB311に格納される。
例えば各種設定機能は、言語の切り替えなどの各種設定を連想させる機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの選択操作を受け付けると選択された設定を表示し、動作モードを選択された設定内容に対応するモードに切り替える設定アプリケーションプログラムであってもよい。
記憶部21は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部21は、制御部20で実行されるOS(Operating System)や、サービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b等の各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部21は、各種プログラムなどが用いる各種情報を記憶する。例えば、記憶部21は、アラームやテロップ用のメッセージなど、サーバ装置3からの通知内容を示す通知データ211を記憶する。
通知データ211は、例えばテロップ表示用のメッセージやアラームなど通知された情報の種別と、通知された内容(メッセージ内容やアラーム内容など)とが含まれる。この通知データ211については、サーバ装置3より通知されたものがサービスエージェント201により記憶部21に格納される。
表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であり、制御部20の制御のもとポータル画面220などの表示を行う。操作部23は、表示部22に重畳して設置されたタッチスクリーンや各種の操作キーなどであり、宿泊者10からの操作指示を受け付けて制御部20へ出力する。
サーバ装置3は、制御部30および記憶部31を有する。制御部30は、クライアント端末2の制御部20と同様、サーバ装置3全体を制御するデバイスである。制御部30は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって管理部301および通信処理部302の機能を実現する。
管理部301は、所定のURLへのクライアント端末2からのアクセスに応じて提供する客室設備避難経路などのコンテンツを管理DB311において管理する。具体的には、管理部301は、管理端末4のWebコンソールからのアクセスに応じて、管理DB311においてコンテンツごとの情報を管理するテーブル(図示しない)を読み出し、コンテンツの新規登録、変更などのコンテンツ管理にかかるコンソール画面を出力する。次いで、管理部301は、Webコンソールより受け付けたコンソール画面の指示をもとに、コンテンツの新規登録、変更を受け付ける。次いで、管理部301は、コンソール画面より受け付けたコンテンツの新規登録、変更の内容を、管理DB311においてコンテンツごとの情報を管理するテーブルに反映する。
例えば、管理部301は、宿泊者10の宿泊予約・チェックイン・チェックアウトなど、宿泊者10についての情報をサーバ装置3に登録する宿泊登録の画面より、宿泊者10の情報を受け付ける。次いで、管理部301は、受け付けた宿泊者10の情報を管理DB311の宿泊者情報311aに反映する。
また、管理部301は、コンテンツの表示を行う個別アプリ(例えば個別アプリ203b)によるクライアント端末2からのアクセスに応じて、コンテンツごとの情報を管理するテーブルの内容を読み出し、クライアント端末2へ送信する。
例えば、管理部301は、施設、サービス利用の予約案内するためのコンテンツをクライアント端末2へ送信し、クライアント端末2から施設、サービス利用の予約を受け付ける。受け付けた施設、サービス利用の予約内容については、管理DB311に予約情報として格納される。
また、管理部301は、宿泊者10より受け付けて個別アプリより通知された、所定のイベントに対応する時刻情報を管理する。例えば、管理部301は、客室のクライアント端末2より識別情報(例えば客室IDや宿泊者ID)とともに通知された時刻情報をもとに、管理DB311のアラーム情報311bにおいて識別情報ごとに管理される時刻情報を更新する。
また、管理部301は、管理端末4より1または複数のクライアント端末2を宛先とするメッセージの登録を受け付けた場合、メッセージを識別する識別情報(例えばメッセージID)を発行し、受け付けたメッセージの情報を管理DB311に記録する。管理部301は、管理DB311に記録されたメッセージの情報を読み出し、読み出したメッセージを通信処理部302を介してクライアント端末2へ通知する。
また、管理部301は、HTTPを用いた所定のURLへのアクセスにおいて、パラメータなどでリクエストされた情報を提供するAPI(Application Programming Interface)として機能する。例えば、管理部301は、管理端末4からのポータル管理アプリのアクセスに応じて管理DB311においてクライアント端末2ごとに管理している各種情報を表示するポータル管理画面の表示データ(例えばHTML形式のデータ)を生成し、管理端末4へ出力する。
また、管理部301は、ポータル管理画面上での操作に対応するパラメータを管理端末4のポータル管理アプリより受け付けて、受け付けたパラメータに対応する処理を実行する。一例として、管理部301は、1または複数のクライアント端末2を宛先とするメッセージの登録を受け付ける。登録を受け付けたメッセージは、管理部301が管理DB311に登録する。また、管理部301は、設定やステータスの更新、初期化などのクライアント端末2に対する所定のコマンドを受け付ける。受け付けたコマンドは、通信処理部302へ渡されて、クライアント端末2への通知が行われる。
通信処理部302は、クライアント端末2のサービスエージェント201と同様、例えば、バックグラウンドで稼動している常駐プログラムであり、クライアント端末2との間で双方向のデータ通信を行う。一例として、通信処理部302は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてクライアント端末2との間での双方向通信を行う。
例えば、通信処理部302は、クライアント端末2より通知された情報(クライアント端末2の識別情報やステータスなど)を受信して管理部301へ出力する。また、通信処理部302は、管理部301により管理DB311に登録されたメッセージを読み出して、メッセージの宛先に対応するクライアント端末2へ通知(送信)する。また、通信処理部302は、所定のコマンドのクライアント端末2へ通知を管理部301を介して管理端末4より受け付けた場合に、受け付けたコマンドをクライアント端末2へ通知する。
記憶部31は、ハードディスク、SSD、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部31は、RAM、フラッシュメモリ、NVSRAMなどのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部31は、制御部30で実行されるOSや、管理部301および通信処理部302の機能を提供するプログラムを記憶する。また、記憶部31は、各クライアント端末2にかかる設定やステータス、各クライアント端末2に提供するコンテンツなどの各種情報を記憶する。また、記憶部31は、宿泊者情報311a、アラーム情報311bおよびイベント情報311cを有する管理DB311を記憶する。
図3は、管理DB311のデータ構成例を説明する説明図である。図3に示すように、管理DB311は、宿泊者情報311a、アラーム情報311bおよびイベント情報311cを有する。この管理DB311では、宿泊者10を識別する宿泊者IDおよび客室を識別する客室IDなど、ユニークに割り当てられた識別情報により、情報の関連付けが行われている。
宿泊者情報311aは、宿泊者10ごとの情報を示すテーブルなどであり、宿泊IDごとに、氏名、住所、客室IDなどの情報が記述されている。客室IDは、宿泊者10が宿泊する宿泊部屋(客室)を示す。この宿泊者情報311aには、管理部301が管理端末4の宿泊登録の画面より受け付けた内容に基づいて反映した情報が格納される。
アラーム情報311bは、宿泊者10ごとに、宿泊者10より設定された時刻情報を示すテーブルなどであり、宿泊者IDごとに、客室ID、目覚まし時刻、就寝時刻、アラーム判断開始時刻などの情報が記述されている。ここで、アラーム判断開始時刻は、アラームの判断を開始する時刻であり、目覚まし時刻、就寝時刻などのアラームを実行する予定時刻よりも前の時刻が設定される。
イベント情報311cは、イベントごとに、時刻情報に応じた時間帯ごとの処理(第一の処理、第二(最終)の処理)を示すテーブルなどである。このイベント情報311cは、宿泊者情報311aの宿泊者IDまたはアラーム情報311bの客室IDなどの識別情報に関連付けられている。なお、第一の処理の時間帯は第二(最終)の処理の時間帯よりも前の時間帯であり、第一の処理の次に第二(最終)の処理が行われるものとする。このイベント情報311cは、管理端末4のコンソール画面の指示などにより事前に設定される。
例えば、「就寝時刻設定」では、宿泊者10が就寝する予定時刻である「就寝時刻」に応じた時間帯ごとの処理(第一の処理、第二(最終)の処理)が示されている。第一の処理は、「就寝時刻」から3時間前に開始し、第二(最終)の処理が開始されるまで、クライアント端末2に対してポップアップ表示(a)の通知を1時間毎に行う。また、第二(最終)の処理は、「就寝時刻」(「就寝時刻」から0分前)にクライアント端末2に対して照明機器5a、空調機器5bを睡眠中に対応するモードで自動制御する通知を行う。
また、「めざまし設定」では、宿泊者10が起床する予定時刻である「目覚まし時刻」に応じた時間帯ごとの処理(第一の処理、第二(最終)の処理)が示されている。第一の処理は、「目覚まし時刻」から9時間前に開始し、第二(最終)の処理が開始されるまで、クライアント端末2に対してポップアップ表示(b)の通知を1時間毎に行う。また、第二(最終)の処理は、「目覚まし時刻」から6時間前にクライアント端末2に対して照明機器5a、空調機器5bを睡眠中に対応するモードで自動制御する通知を行う。
また、「お休みモード設定」では、宿泊者10に就寝を促し始める予定時刻である「寝させる時刻」に応じた時間帯ごとの処理(第一の処理、第二(最終)の処理)が示されている。第一の処理は、「寝させる時刻」から1時間前に開始し、第二(最終)の処理が開始されるまで、クライアント端末2に対してポップアップ表示(c)の通知を30分毎に行う。また、第二(最終)の処理は、「寝させる時刻」(「寝させる時刻」から0分前)にクライアント端末2に対して照明機器5a、空調機器5bを睡眠中に対応するモードで自動制御する通知を行う。
ここで、アラーム情報311bへの時刻情報の設定について説明する。図4は、時刻情報の設定例を説明するフローチャートである。
図4に示すように、処理が開始されると、サーバ装置3の管理部301は、クライアント端末2より設定画面を介して入力された時刻情報の設定を、宿泊者10が使用しているクライアント端末2または宿泊者10を示す識別情報(タブレットID、宿泊者IDなど)とともに受信(S1)し、アラーム情報311bに宿泊者IDなどの識別情報に対応付けて時刻情報の設定内容を記憶する(S2)。
図5は、設定画面を説明する説明図である。図5に示すように、クライアント端末2の設定画面220aは、「目覚まし時刻」、「就寝時刻」および「寝させる時刻」などの時刻情報の設定を受け付ける設定領域226a、226b、226cを有する。サーバ装置3は、この設定画面220aにおける設定領域226a、226b、226cに設定された時刻を受信する。
次いで、サーバ装置3の管理部301は、アラーム情報311bに、宿泊者IDに対応付けて設定内容(「目覚まし時刻」、「就寝時刻」および「寝させる時刻」)を記憶する。なお、アラーム情報311bの「アラーム判断開始時刻」には、イベント情報311cにおける第一の処理の開始時刻に対応する時刻が格納される。たとえば、図3の例における「めざまし設定」では第一の処理の開始時刻が9時間前であることから、「目覚まし時刻」が「6:00」である場合は、「21:00」が「アラーム判断開始時刻」に格納される。
次いで、サーバ装置3における動作の詳細を説明する。図6は、サーバ装置3の動作例を示すフローチャートである。
図6に示すように、処理が開始されると、管理部301は、アラーム情報311bで現在時刻がアラーム判断開始時刻である対象者がいるか否かを定期的(例えば1秒間隔)にチェック(S11)し、対象の宿泊者10を抽出したか否かを判定する(S12)。
現在時刻がアラーム判断開始時刻である対象者を抽出しない場合(S12:NO)、管理部301はS11へ処理を戻す。現在時刻がアラーム判断開始時刻である対象者を抽出した場合(S12:YES)、管理部301は、対象宿泊者10の処理フロー(サブルーチン)を実施する(S13)。
図7は、対象宿泊者の処理(S13)の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、処理が開始されると、管理部301は、クライアント端末2の睡眠サポートアプリ(例えば個別アプリ203b)の起動を通信処理部302を介してクライアント端末2に指示する(S21)。具体的には、管理部301は、対象者の客室IDなどと関連付けられたクライアント端末2のアドレス宛に、睡眠サポートアプリの起動を指示する制御コマンドを通信処理部302を介して送信する。
次いで、管理部301は、イベント情報311cを参照し、アラーム判断を開始したイベントにおいて、現在時刻が第一の処理または第二(最終)の処理で通知を行うアラーム時刻であるか否かを判定する(S22)。現在時刻がアラーム時刻でない場合(S22:NO)、管理部301は、再度S22へ処理を戻す。
現在時刻がアラーム時刻である場合(S22:YES)、管理部301は、対象者の客室IDなどと対応付けられたクライアント端末2のアドレスから通知される、室内機器(照明機器5a、空調機器5b)の稼動状況を取得する(S23)。次いで、管理部301は、室内機器が稼働中であるか否かを判定する(S24)。稼働中でない場合(S24:NO)、管理部301はS29へ処理を進める。
室内機器が稼働中である場合(S24:YES)、管理部301は、イベント情報311cから現在時刻に対応する通知アクションを取得する(S25)。具体的には、管理部301は、アラーム判断を開始したイベントの現在時刻において、第一の処理または第二(最終)の処理で通知を行うアクション(例えばポップアップ表示または自動制御)をイベント情報311cより取得する。
次いで、管理部301は、S25で取得した通知アクションがポップアップ表示などのアラーム通知か否かを判定する(S26)。アラーム通知である場合(S26:YES)、管理部301は、通知アクションに対応するアラーム(ポップアップ表示(a)など)を通信処理部302を介してクライアント端末2に指示する(S27)。具体的には、管理部301は、対象者の客室IDなどと関連付けられたクライアント端末2のアドレス宛に、イベント情報311cのアクションに示されたポップアップ表示(a)などを指示する制御コマンドを通信処理部302を介して送信する。
図8は、ポップアップ表示を説明する説明図である。図8に示すように、ポップアップ表示を指示する制御コマンドを受けたクライアント端末2では、ポータル画面220などにおいて、アラームのポップアップ表示227が行われる。
アラーム通知でない場合(S26:NO)、イベント情報311cに示された通知を行うアクションは、照明機器5a、空調機器5bを睡眠中に対応するモードで動作させる自動制御である。したがって、自動制御では、管理部301は、室内機器(照明機器5a、空調機器5b)を睡眠中に対応するモードで動作させる制御指示を通信処理部302を介してクライアント端末2に指示する(S28)。具体的には、管理部301は、対象者の客室IDなどと関連付けられたクライアント端末2のアドレス宛に、照明機器5aを消す、空調機器5bを弱める等の制御コマンドを通信処理部302を介して送信する。これにより、室内機器(照明機器5a、空調機器5b)を睡眠中に対応するモードで動作させることができ、睡眠に適した照度・温度環境とすることができる。
次いで、管理部301は、最終処理(第二の処理)まで完了したか否かを判定する(S29)。管理部301は、完了していない場合(S29:NO)はS22へ処理を戻し、完了している場合(S29:YES)は処理を終了する。
ここで、上述した対象宿泊者の処理による時間帯ごとの動作例を説明する。図9は、時間帯ごとの動作を説明する説明図である。
図9の例において、対象宿泊者の「目覚まし時刻(起床時刻)」は「6:00」、「就寝時刻」は「0:00」、「アラーム判断開始時刻」は「21:00」であるものとする。また、イベント情報311cにおける「就寝時刻設定」、「めざまし設定」、「おやすみモード設定」は図3に例示したとおりとする。
例えば、「めざまし設定」によると、起床時刻の9時間前である「21:00」から第二(最終)の処理の開始(起床時刻の6時間前の「就寝時刻」)までの時間帯T1において、第一の処理が行われる。また、時間帯T1の後の時間帯T2においては、第二(最終)の処理が行われる。
時間帯T1では、第一の処理によるアクション(ポップアップ表示(b))がクライアント端末2で行われる。このポップアップ表示(b)により、時間帯T1においては、宿泊者10が居眠りすることを防止することができる。
時間帯T2では、第二(最終)の処理によるアクション(睡眠中に対応するモードで動作させる機器の自動制御)がクライアント端末2で行われる。この自動制御により、時間帯T2においては、宿泊者10が快適に睡眠を行うための照度・温度環境を提供することができる。
以上のように、サーバ装置3は、宿泊者10より受け付けた所定のイベントに対応する時刻情報に基づく時間帯ごとに、宿泊者10へのサービス提供において異なる動作をクライアント端末2に実行させる。これにより、例えば、就寝時刻までは居眠りを防止するアラーム通知を行い、就寝時刻を超えてからは宿泊者10が快適に睡眠を行うための照度・温度環境を提供するなどして、宿泊者10が快適に過ごせる宿泊環境を提供することができる。
(変形例)
次に、対象宿泊者の処理の変形例を説明する。この変形例では、アラーム内容をクライアント端末2に通知しポップアップ表示などを行い、通知に対応する確認操作の有無をもとに宿泊者10が起きているか否かを判定する。
図10は、対象宿泊者の処理の変形例を示すフローチャートである。図10に示すように、変形例では、S24a、S24bの処理を新たに加えている。
具体的には、室内機器が稼働中である場合(S24:YES)、管理部301は、アラーム内容をクライアント端末2に通知する(S24a)。具体的には、管理部301は、対象者の客室IDなどと関連付けられたクライアント端末2のアドレス宛に、宿泊者10が起きているか否かを確認するアラーム内容の表示を指示する制御コマンドを通信処理部302を介して送信する。
次いで、管理部301は、クライアント端末2でのアラーム内容に対する確認操作の有無を通信処理部302を介して受信し、宿泊者10が起きているか否かを判定する(S24b)。起きている場合(S24b:YES)、管理部301は、S29へ処理を進める。起きていない場合(S24b:NO)、管理部301は、S25へ処理を進める。これにより、宿泊者10が起きていることが確認できない場合にS25〜S28の処理を行い、宿泊者10が起きていることが確認できた場合にはS25〜S28の処理を行わないこととする。これにより、宿泊者10が起きている場合には、照明機器5a、空調機器5bの自動制御を行わないようにすることができる。
なお、本実施形態ではサーバ装置3からの通知に応じてクライアント端末2を動作するシステム構成を例示したが、構成についてはシステム構成に限定しない。例えば、アラーム情報311b、イベント情報311cなどのデータを記憶部21に格納し、管理部301にかかる動作を個別アプリ203a、203bに行わせることで、クライアント端末2単体で動作する構成としてもよい。
また、イベント情報311cについても、睡眠のイベントごとに、時刻情報に応じた時間帯ごとの処理(第一の処理、第二(最終)の処理)を示すテーブルだけでなく、施設利用など、睡眠以外のイベントに対応するものであってもよい。図11は、イベント情報311cの変形例を説明する説明図である。
図11に示すように、イベント情報311cは、睡眠にかかるイベントの他にも、予約(マッサージ)、予約(温泉)、予約(TV視聴)、予約(朝食)…など、種々のイベントにおける時間帯ごとの処理(第一の処理、第二(最終)の処理)を示す。これにより、各イベントについて設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、宿泊者10へのサービス提供において異なる動作を実行させることができる。
ところで、上記の実施形態で説明したクライアント端末2、サーバ装置3および管理端末4における各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータ(情報処理装置)で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施形態と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図12は、情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図12に示すように、情報処理装置100は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103と、スピーカ104とを有する。また、情報処理装置100は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置105と、各種装置と接続するためのインタフェース装置106と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置107とを有する。また、情報処理装置100は、各種情報を一時記憶するRAM108と、ハードディスク装置109とを有する。また、情報処理装置100内の各部(101〜109)は、バス110に接続される。
ハードディスク装置109には、例えば、クライアント端末2におけるサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b、サーバ装置3における管理部301、通信処理部302などと同様の機能を有するプログラムが記憶される。また、ハードディスク装置109には、プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置102は、例えば情報処理装置100の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置106は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置107は、LAN等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置109に記憶された各プログラムを読み出して、RAM108に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、例えば、クライアント端末2におけるサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b、サーバ装置3における管理部301、通信処理部302の機能を実現する。
なお、上記のプログラムは、必ずしもハードディスク装置109に記憶されている必要はない。例えば、情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、情報処理装置100が読み出して実行するようにしてもよい。情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、情報処理装置100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1…情報提供システム
2…クライアント端末
3…サーバ装置
4…管理端末
5a…照明機器
5b…空調機器
10…宿泊者
20…制御部
21…記憶部
22…表示部
23…操作部
30…制御部
31…記憶部
100…情報処理装置
101…CPU
102…入力装置
103…モニタ
104…スピーカ
105…媒体読取装置
106…インタフェース装置
107…通信装置
108…RAM
109…ハードディスク装置
110…バス
201…サービスエージェント
202…ポータルアプリ
203a、203b…個別アプリ
211…通知データ
220…ポータル画面
220a…設定画面
221…メッセージ表示アイコン
222…時計
223…実行指示アイコン
223a…睡眠設定アイコン
224…設定指示アイコン
225…テロップ表示領域
226a、226b、226c…設定領域
227…ポップアップ表示
301…管理部
302…通信処理部
311…管理DB
311a…宿泊者情報
311b…アラーム情報
311c…イベント情報
T1、T2…時間帯

Claims (5)

  1. 所定のイベントに対応する時刻情報の設定を宿泊者より受け付ける設定部と、
    前記設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、前記宿泊者へのサービス提供において異なる動作を実行させる制御部と
    を有することを特徴とするサービス提供装置。
  2. 前記時刻情報は、前記宿泊者の起床時刻であり、
    前記起床時刻から所定時間前までの第1の時間帯と、前記第1の時間帯より更に前の第2の時間帯とで前記サービス提供の動作が異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス提供装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の時間帯である場合には前記宿泊者の宿泊部屋における機器を睡眠中に対応するモードで動作させ、前記第2の時間帯である場合には前記宿泊者への確認を報知する動作を実行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のサービス提供装置。
  4. 所定のイベントに対応する時刻情報の設定を宿泊者より受け付け、
    前記設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、前記宿泊者へのサービス提供において異なる動作を実行させる
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするサービス提供方法。
  5. 所定のイベントに対応する時刻情報の設定を宿泊者より受け付け、
    前記設定された時刻情報に基づく時間帯ごとに、前記宿泊者へのサービス提供において異なる動作を実行させる
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするサービス提供プログラム。
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