JP2017167764A - 情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】宿泊者に応じた情報を提供する。【解決手段】実施形態の情報提供システムは、情報提供装置から宿泊者ごとの端末装置へメッセージを提供する。情報提供装置は、メッセージ特定部と、送信部とを有し、端末装置は、受信部と、表示部とを有する。メッセージ特定部は、予め設定された複数のメッセージの中から、宿泊者ごとに、当該宿泊者の宿泊者情報に対応するメッセージを特定する。送信部は、特定されたメッセージを宿泊者の端末装置へ送信する。受信部は、情報提供装置から送信されたメッセージを受信する。表示部は、受信されたメッセージを所定の領域にスクロールしてテロップ表示する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラムに関する。
従来、ホテルなどのサービス業では、情報提供者(例えば、ホテルのフロント係)が情報提供システムを用いてクライアント(例えば、ホテルの宿泊者)に対して種々な情報提供を行っている。クライアント端末は、ポータル画面上の所定の領域(エリア)に情報提供者から通知された情報を表示してユーザへ通知する。例えば、情報提供者は、宿泊者がホテルを利用してくれたことへの御礼等をウエルカムメッセージとして通知する。
特開2004−248235号公報
特許文献1では、例えば防災案内、ウエルカムメッセージなどの伝達したい事柄を、主案内チャネル、情報チャネル−1…とチャネルで細分化して客室の受信装置に伝送する。宿泊者は受信装置のチャネルを選択し、選択したチャネルの視聴を行う技術が開示されている。
しかしながら、上記の従来技術では、宿泊者側はチャネルを選択して情報を選ぶことはできるが、提供される情報は宿泊者に関係なく固定的なものとなるという問題がある。
1つの側面では、宿泊者に応じた情報を提供することができる情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、情報提供装置から宿泊者ごとの端末装置へメッセージを提供する情報提供システムにおいて、情報提供装置は、メッセージ特定部と、送信部とを有し、端末装置は、受信部と、表示部とを有する。メッセージ特定部は、予め設定された複数のメッセージの中から、宿泊者ごとに、当該宿泊者の宿泊者情報に対応するメッセージを特定する。送信部は、特定されたメッセージを宿泊者の端末装置へ送信する。受信部は、情報提供装置から送信されたメッセージを受信する。表示部は、受信されたメッセージを所定の領域にスクロールしてテロップ表示する。
本発明の1実施態様によれば、宿泊者に応じた情報を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる情報提供システムの機能構成例を示すブロック図である。 図2は、ポータル画面を説明する説明図である。 図3は、管理DBのデータ構成例を説明する説明図である。 図4は、サーバ装置の動作例を説明するフローチャートである。 図5は、メッセージデータの一例を説明する説明図である。 図6は、クライアント端末の動作例を説明するフローチャートである。 図7は、メッセージの表示例を説明する説明図である。 図8は、クライアント端末の動作例を説明するフローチャートである。 図9は、情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する情報提供システム、情報提供装置、端末装置およびプログラムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施形態にかかる情報提供システムの機能構成例を示すブロック図である。情報提供システム1は、例えばホテルのフロント係などの情報提供者が各クライアント(宿泊者10)に対して種々な情報を提供するためのシステムである。図1に示すように、情報提供システム1は、クライアント端末2と、サーバ装置3と、管理端末4とを有する。クライアント端末2と、サーバ装置3と、管理端末4とは、例えば有線または無線のLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク(図示しない)を介して互いに通信可能に接続される。
クライアント端末2は、各宿泊者10が用いる端末装置であり、ホテルのフロント係などの情報提供者によりサーバ装置3に設定され、サーバ装置3より通知された情報を受信して画面に表示することで宿泊者10に対して種々な情報を提供する情報提供装置である。例えば、クライアント端末2は、PC(パーソナルコンピュータ)やタブレット端末などの情報処理装置(コンピュータ)を採用できる。例えば、クライアント端末2は、宿泊者10の客室などに予め設置されている。なお、クライアント端末2については、客室に固定して使用するものに限定するものではなく、館内において持ち運んで使用するものであってもよい。本実施形態では、館内において持ち運んでの使用が可能なタブレット型のクライアント端末2を、例えばフロントでの手渡しにより宿泊者10に提供するものとする。
サーバ装置3は、クライアント端末2および管理端末4をクライアント(ここでは宿泊者10のクライアントと区別するため(C)を付ける)として収容する、いわゆるサーバである。一実施形態として、サーバ装置3には、PCやWS(ワークステーション)などの装置を採用できる。例えば、サーバ装置3は、クライアント端末2および管理端末4のクライアント(C)からのHTTP(HyperText Transfer Protocol)による要求に対して各種情報を提供する。また、サーバ装置3は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてクライアント(C)との間で双方向通信を行い、例えばクライアント端末2の設定や状態の取得またはクライアント端末2へのメッセージ等の通知を行う。
管理端末4は、フロント係などの情報提供者や情報提供システム1を管理するSE(システムエンジニア)などの管理者が用いる端末装置であり、例えばPCなどの情報処理装置である。管理端末4は、例えばWebブラウザをベースとした管理アプリケーションまたはWebコンソールによりサーバ装置3における所定のURL(Uniform Resource Locator)へアクセスすることで、サーバ装置3が管理する情報の参照や、各種設定を行う。例えば、フロント係などが管理端末4を介して行うサーバ装置3の設定には、宿泊者10についての情報の設定や、サーバ装置3よりクライアント端末2へ通知するメッセージ等の設定がある。
例えば、フロント係は、管理端末4を介してサーバ装置3の所定のURLへアクセスすることで、宿泊者10についての情報をサーバ装置3に登録する。一例として、宿泊者10の宿泊予約・チェックイン・チェックアウトを受け付けた場合、フロント係は、管理端末4を介してサーバ装置3の宿泊登録にかかるURLへアクセスし、宿泊登録の画面より宿泊者10の情報を登録する。例えば、宿泊者10の氏名、住所、宿泊回数、宿泊プラン、チェックイン時の天気などをサーバ装置3に登録する。
クライアント端末2は、制御部20、記憶部21、表示部22およびセンサ部23を有する。制御部20は、クライアント端末2全体を制御するデバイスである。制御部20としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部20は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによってサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b等のプログラムによる種々の処理を実行する。
サービスエージェント201は、例えば、バックグラウンドで稼動している常駐プログラムであり、サーバ装置3から送信される制御コマンドに対応するURLを、制御コマンドに対応するアプリケーションプログラムに指示する。例えば、記憶部21に格納した情報をサーバ装置3へ送信するページのURLをポータルアプリ202に提供する。そして、ポータルアプリ202はHTTPプロトコルにより、記憶部21に格納した情報を、管理部301を経由して管理DB311へ送信する。別の例として、サーバ装置3から送信される制御コマンドが、情報を送信するコマンドであった場合には、サービスエージェント201は、目的の情報をサーバ装置3からダウンロードするページのURLを対応するアプリケーションに提供する。そして、アプリケーションプログラムはHTTPプロトコルにより、管理部301を経由して管理DB311から情報を取得し、取得した情報を記憶部21に格納する。このようにして、サービスエージェント201は、クライアント端末2とサーバ装置3との間で双方向のデータ通信を行う。一例として、サービスエージェント201は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてサーバ装置3をトリガとする双方向通信を行う。
例えば、サービスエージェント201は、サーバ装置3からの通知を受信すると、通知内容をポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bなどに通知する。また、サービスエージェント201は、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bなどからの送信指示に応じて、指示された内容をサーバ装置3へ通知する。
ポータルアプリ202は、例えばWebブラウザをベースとしたアプリケーションプログラムであり、宿泊者10に対して各種サービスを提供するポータル画面を表示部22に表示する。このポータル画面は、例えばHTML(HyperText Markup Language)のWebページで構成されており、記憶部21に記憶された各種情報や、サービスエージェント201を介してサーバ装置3より通知されたメッセージなどの情報が表示される。
また、ポータル画面には、個別アプリ203a、203bの起動を、ローカルのURL(Uniform Resource Locator)で指定したアイコンボタンが表示される。また、ポータル画面には、サーバ装置3において管理される情報(例えばメッセージの本文)の参照を、サーバ装置3のURL(例えば具体的な参照先は引数などのパラメータで指定してもよい)で指定したアイコンボタンが表示される。また、ポータル画面は、サーバ装置3より通知されたメッセージをスクロールしてテロップ表示する表示領域を有する。このテロップ表示の表示領域には、サーバ装置3より通知されたテロップ用のメッセージが順次スクロールして表示される。
個別アプリ203a、203bで起動するアプリケーションプログラムの設定は、ローカルのURLから、アプリケーションプログラムに対応づけられたアイコンボタンを指定することにより設定され、指定されたアイコンボタンがポータル画面に表示される。また、サーバ装置3において管理される情報(例えばメッセージの本文)の通知は、サーバ装置3のURL(例えば具体的な参照先は引数などのパラメータで指定してもよい)により指定されたアイコンボタンが表示されることでユーザに通知できる。
ポータルアプリ202は、ポータル画面において宿泊者10によるセンサ部23の操作などを受け付けて、操作に対応した処理結果を表示部22に表示させる。例えば、個別アプリ203a、203bの起動を指示するアイコンボタンの操作を受け付けた場合、個別アプリ203a、203bを起動させることで、個別アプリ203a、203bの画面をディスプレイに表示させる。また、サーバ装置3において管理される情報の参照を指示するアイコンボタンの操作を受け付けた場合、サーバ装置3のURLにHTTPでアクセスして取得した情報(例えばメッセージの本文)をディスプレイに表示させる。
図2は、ポータル画面を説明する説明図である。図2に示すように、ポータル画面220は、メッセージ表示アイコン221、時計222、実行指示アイコン223、設定指示アイコン224およびテロップ表示領域225を有する。
メッセージ表示アイコン221は、サーバ装置3よりテロップ表示領域225にテロップ表示するメッセージとは別の通常のメッセージが通知されている場合に表示されるアイコンである。ポータルアプリ202は、通常のメッセージとして記憶部21に格納されたデータがある場合、メッセージ表示アイコン221を表示する。メッセージ表示アイコン221は、メッセージのタイトル、内容などを記憶部21より読み出して表示するメッセージ閲覧機能を有する個別アプリのランチャとなっている。
ポータルアプリ202では、メッセージ表示アイコン221の操作を受け付けることでメッセージ閲覧機能を有する個別アプリを起動して、サーバ装置3より通知されたメッセージのタイトル、内容などを画面に表示する。なお、クライアント端末2宛のメッセージがあることを示す通知が行われている場合(メッセージの内容や画像などのデータが記憶部21に含まれておらず、サーバ装置3にある場合)、メッセージの内容や画像などがサーバ装置3から通知されていない。したがって、クライアント端末2宛のメッセージがあることを示す通知の場合には、クライアントの操作により、記憶部21に格納されたメッセージIDをパラメータとしてサーバ装置3の所定のURLへアクセスし、メッセージの内容や画像のデータをサーバ装置3より取得して表示する。
なお、メッセージの内容や画像のデータの取得のタイミングは、クライアントの操作によるものには限らない。例えば、通信処理部302から送信される制御パケットをサービスエージェント201が受信し、サービスエージェント201が、メッセージの内容や画像のデータを取得するポータルアプリケーションプログラムを制御するようにしてもよい。制御が指示されたポータルアプリケーションプログラムは、サービスエージェント201から通知された所定のURLへアクセスし、サービスエージェント201を経由して管理DB311からメッセージの内容や画像のデータを取得し、記憶部21に格納する。ポータルアプリケーションプログラムは参照可能なメッセージを記憶部21に格納すると、メッセージがあることを示す表示を行う。そして、その表示に気づいたクライアントの操作によりメッセージを表示する個別アプリケーションプログラムが起動されて、記憶部21に格納されたメッセージの内容や画像のデータを表示するようにしてもよい。
実行指示アイコン223は、アラーム機能、世界各地の現在時刻を表示する時計機能、テレビリモコン機能、インターネットの閲覧機能、各種案内コンテンツを表示する機能など、機能ごとに用意された個別アプリの実行を指示するアイコンである。例えば、客室設備避難経路などのコンテンツを表示する実行指示アイコン223が操作された場合には、対応する個別アプリ(例えば個別アプリ203b)が実行される。個別アプリ203bは、サーバ装置3の所定のURLへアクセスし、サーバ装置3が管理するコンテンツを読み出して表示する。
設定指示アイコン224は、クライアント端末2の使用言語などの各種設定を指示するアイコンである。設定指示アイコン224は、言語などの各種設定機能を提供する個別アプリのランチャとなっている。ポータルアプリ202では、設定指示アイコン224の操作を受け付けることで各種設定を行う個別アプリを起動して使用言語などの各種設定を行う。また、各種設定を行う個別アプリにより設定された内容は、設定情報として記憶部21などに格納される。クライアント端末2のユーザである宿泊者10は、設定指示アイコン224を操作することで、クライアント端末2の使用言語などの各種設定を行うことができる。
テロップ表示領域225は、サーバ装置3より通知されたテロップ用のメッセージをスクロールして表示する領域である。ポータルアプリ202は、テロップ用のメッセージとして記憶部21に格納された定義ファイル211がある場合に、定義ファイル211に含まれるテロップ用のメッセージ文を読み出す。次いで、ポータルアプリ202は、読み出したメッセージ文を、例えばテロップ表示領域225の右方向から左方向にスクロールしてテロップ表示する。
個別アプリ203a、203bは、時計機能、アラーム機能、テレビリモコン機能、通知されたメッセージの閲覧機能、インターネットの閲覧機能、言語などの各種設定機能など、機能ごとに用意されたアプリケーションプログラムである。個別アプリ203a、203bは、例えばポータルアプリ202のポータル画面上での指示や、サービスエージェント201を介したサーバ装置3からの通知に応じて起動され、各種機能を提供する。
例えば時計機能は、ホテルが所在する宿泊地の時刻だけでなく、宿泊者10の自宅の時刻を合わせて表示する世界時計として機能するアプリケーションプログラムであってもよい。例えばアラーム機能は、起床時間を設定可能な目覚まし時計として機能するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えばテレビリモコン機能は、客室に設置されたテレビの赤外線による制御信号が登録されており、登録された制御信号に対応する機能ボタンを表示し、機能ボタンの操作を受け付けると、対応づけられた制御信号を赤外線により発信するアプリケーションプログラムであってもよい。機能ボタンがチャンネルを表す機能ボタンである場合、電子番組表と共に表示したり、これから放送される番組情報と共に表示してもよい。
例えば通知されたメッセージの閲覧機能は、ホテルのフロント係が入力したメッセージが存在する場合に、ポータル画面220にメッセージの閲覧機能を機能させるメッセージ表示アイコン221が表示され、メッセージ表示アイコン221の操作を受け付けると、メッセージを表示するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えばインターネットの閲覧機能は、ホテルが情報提供したいURL毎に用意したそれぞれの機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの操作を受け付けると、対応するURLに用意された情報を表示するアプリケーションプログラムであってもよい。
例えば各種設定機能は、言語の切り替えなどの各種設定を連想させる機能ボタンがポータル画面220に表示され、機能ボタンの選択操作を受け付けると選択された設定を表示し、動作モードを選択された設定内容に対応するモードに切り替える設定アプリケーションプログラムであってもよい。
記憶部21は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部21は、制御部20で実行されるOS(Operating System)や、サービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203b等の各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部21は、各種プログラムなどが用いる各種情報を記憶する。例えば、記憶部21は、メッセージ表示についての設定内容を示す定義ファイル211およびメッセージデータ212を記憶する。
定義ファイル211は、クライアント端末2におけるメッセージ表示についての定義内容が示されたファイルである。例えば、定義ファイル211の定義内容には、テロップ表示における表示態様があり、一例としては、テロップ表示する文字のサイズ、テロップ表示におけるスクロールの速度およびテロップ表示のループ回数などがある。また、定義ファイル211には、宿泊者10がクライアント端末2に興味を示している状態を検出した場合における表示態様と、宿泊者10がクライアント端末2に興味を示している状態を検出していない場合における表示態様とが区別して定義されている。この定義ファイル211の定義内容は、管理端末4からのコマンドをもとに事前に設定される(詳細は後述する)。
メッセージデータ212は、画面に表示するメッセージを識別するメッセージIDや、メッセージの内容などを有する。このメッセージデータ212については、サーバ装置3よりメッセージ用のデータとして通知されたものが記憶部21に格納される(詳細は後述する)。
表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置であり、制御部20の制御のもとポータル画面220などの表示を行う。センサ部23は、クライアント端末2の状態を検出する各種センサであり、検出結果を制御部20へ出力する。センサ部23は、例えば姿勢センサ23a、タッチセンサ23bおよびカメラ23cを適用できる。
姿勢センサ23aは、クライアント端末2の姿勢を検出する加速度センサなどである。制御部20は、姿勢センサ23aの検出結果をもとに、クライアント端末2の姿勢変化を検出する。制御部20は、例えば、クライアント端末2の姿勢変化を検出した場合に、宿泊者10がクライアント端末2を持っている(把持している)状態と判定する。
タッチセンサ23bは、クライアント端末2の筐体(例えば筐体背面など)に配設され、宿泊者10がクライアント端末2を把持した際の接触を検出するセンサである。制御部20は、タッチセンサ23bの検出結果をもとに、例えば、宿泊者10の接触を検出した場合に、宿泊者10がクライアント端末2を持っている状態と判定する。
また、制御部20は、姿勢センサ23a、タッチセンサ23bによる宿泊者10がクライアント端末2を把持しているか否かの判定をもとに、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示しているか否かを検出する。例えば、制御部20は、宿泊者10がクライアント端末2を把持していると判定した場合に、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示していることを検出する。
カメラ23cは、例えば表示部22の表示画面の上部などに設置され、クライアント端末2の周囲を撮像するデジタルカメラである。制御部20は、カメラ23cの撮像画像をもとに、例えば、人の顔・視線を認識する認識技術を用いて撮像画像から宿泊者10の視線(顔)を認識する。
また、制御部20は、カメラ23cの撮像画像による顔・視線認識により、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示しているか否かを検出する。例えば、制御部20は、撮像画像から宿泊者10の視線(顔)を認識した場合に、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示していることを検出する。
サーバ装置3は、制御部30および記憶部31を有する。制御部30は、クライアント端末2の制御部20と同様、サーバ装置3全体を制御するデバイスである。制御部30は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって管理部301および通信処理部302の機能を実現する。
管理部301は、所定のURLへのクライアント端末2からのアクセスに応じて提供する客室設備避難経路などのコンテンツを管理する。具体的には、管理部301は、管理端末4のWebコンソールからのアクセスに応じて、コンテンツの新規登録、変更などのコンテンツ管理にかかるコンソール画面を出力する。次いで、管理部301は、Webコンソールより受け付けたコンソール画面の指示をもとに、コンテンツの新規登録、変更を受け付ける。次いで、管理部301は、コンソール画面より受け付けたコンテンツの新規登録、変更の内容を、管理DB311においてコンテンツごとの情報を管理するテーブル(図示しない)に反映する。また、管理部301は、コンテンツの表示を行う個別アプリ(例えば個別アプリ203b)によるクライアント端末2からのアクセスに応じて、コンテンツごとの情報を管理するテーブルの内容を読み出し、クライアント端末2へ送信する。
例えば、管理部301は、宿泊者10の宿泊予約・チェックイン・チェックアウト時などにおいて宿泊者10についての情報をサーバ装置3に登録する宿泊登録の画面より、宿泊者10の情報を受け付ける。次いで、管理部301は、受け付けた宿泊者10の情報を管理DB311の宿泊者情報311aに反映する。
なお、管理部301は、チェックインからチェックアウトまでのチェックイン中の宿泊者10の情報を宿泊者情報311aに格納し、チェックイン前またはチェックイン後の宿泊者10の情報を管理DB311の顧客原簿(図示しない)に格納しているものとする。したがって、サーバ装置3では、宿泊者情報311aを参照することでチェックイン中の宿泊者10の情報を得ることができ、例えば、チェックイン中の宿泊者10に対して各種情報を提供することができる。
また、管理部301は、宿泊者10が宿泊する宿泊部屋(客室)にかかる情報を管理する。例えば、管理部301は、客室のクライアント端末2より識別情報(例えばタブレットID)とともに通知された設定またはステータスをもとに、管理DB311において識別情報ごとに管理されるクライアント端末2の設定またはステータスを更新する。
また、管理部301は、管理端末4より1または複数のクライアント端末2を宛先とするメッセージの登録を受け付けた場合、メッセージを識別する識別情報(例えばメッセージID)を発行し、受け付けたメッセージの情報を管理DB311のメッセージ情報311bに記録する。
また、管理部301は、メッセージ情報311bに設定された複数のメッセージの中から宿泊者情報311aの宿泊者10ごとに、宿泊者情報311aに対応するメッセージを特定する。次いで、管理部301は、特定したメッセージを通信処理部302を介してクライアント端末2へ送信する(詳細は後述する)。
また、管理部301は、HTTPを用いた所定のURLへのアクセスにおいて、パラメータなどでリクエストされた情報を提供するAPI(Application Programming Interface)として機能する。例えば、管理部301は、管理端末4からのポータル管理アプリのアクセスに応じて管理DB311においてクライアント端末2ごとに管理している各種情報を表示するポータル管理画面の表示データ(例えばHTML形式のデータ)を生成し、管理端末4へ出力する。
また、管理部301は、ポータル管理画面上での操作に対応するパラメータを管理端末4のポータル管理アプリより受け付けて、受け付けたパラメータに対応する処理を実行する。一例として、管理部301は、1または複数のクライアント端末2を宛先とするメッセージの登録を受け付ける。登録を受け付けたメッセージは、管理部301が管理DB311に登録する。また、管理部301は、設定やステータスの更新、初期化などのクライアント端末2に対する所定のコマンドを管理端末4より受け付ける。受け付けたコマンドは、通信処理部302へ渡されて、クライアント端末2への通知が行われる。管理端末4は、これらのコマンドにより、例えば定義ファイル211における定義内容を更新する。
通信処理部302は、クライアント端末2のサービスエージェント201と同様、例えば、バックグラウンドで稼動している常駐プログラムであり、クライアント端末2との間で双方向のデータ通信を行う。一例として、通信処理部302は、双方向通信用の技術規格であるWebSocketを用いてクライアント端末2との間での双方向通信を行う。
例えば、通信処理部302は、クライアント端末2より通知された情報(クライアント端末2の識別情報やステータスなど)を受信して管理部301へ出力する。また、通信処理部302は、管理部301により管理DB311に登録されたメッセージを読み出して、メッセージの宛先に対応するクライアント端末2へ通知(送信)する。また、通信処理部302は、所定のコマンドのクライアント端末2への通知を管理部301を介して管理端末4より受け付けた場合に、受け付けたコマンドをクライアント端末2へ通知する。
記憶部31は、ハードディスク、SSD、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部31は、RAM、フラッシュメモリ、NVSRAMなどのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部31は、制御部30で実行されるOSや、管理部301および通信処理部302の機能を提供するプログラムを記憶する。また、記憶部31は、各クライアント端末2にかかる設定やステータス、各クライアント端末2に提供するコンテンツなどの各種情報を記憶する。また、記憶部31は、各宿泊者10についての宿泊者情報311aおよびテロップ表示などを行うメッセージについてのメッセージ情報311bを有する管理DB311を記憶する。
図3は、管理DB311のデータ構成例を説明する説明図である。図3に示すように、管理DB311は、宿泊者情報311aおよびメッセージ情報311bを有する。
宿泊者情報311aは、宿泊者10ごとの情報を示すテーブルなどである。宿泊者情報311aには、宿泊者10を識別する宿泊者番号ごとに、部屋番号、氏名、住所、宿泊回数、宿泊プラン、天気などの、宿泊者10の属性を示す情報が記述されている。部屋番号は、宿泊者10が宿泊する宿泊部屋(客室)を示す。この部屋番号は、例えばチェックイン時に登録される。宿泊回数は、宿泊者10が施設に宿泊した回数を示す。この宿泊回数は、例えば顧客原簿などに記載された宿泊者10の宿泊履歴をもとに求められる。宿泊プランは、予め用意された複数の宿泊プランの中から宿泊者10が選択したプランを示す。この宿泊プランは、例えば宿泊予約時に登録される。天気は、宿泊者10がチェックインした際の天気を示す。この天気は、チェックイン時にフロント係などが登録する。
なお、宿泊者情報311aには、宿泊者10が宿泊する客室の情報(例えば、フロア、客室名)や宿泊者10が使用するクライアント端末2の情報(例えば、端末ID、ネットワークアドレス)が宿泊者番号または部屋番号などと関連付けられている。したがって、サーバ装置3では、宿泊者情報311aを参照することで、宿泊者10が宿泊する客室の場所や、宿泊者10が使用するクライアント端末2のネットワークアドレスなどを特定することができる。
メッセージ情報311bは、クライアント端末2に通知するメッセージ(例えばテロップ用)ごとの設定内容を示すテーブルである。具体的には、メッセージ情報311bには、メッセージを識別するメッセージIDごとに、メッセージ(内容)、メッセージ種別、選択条件などの情報が記述されている。メッセージ種別は、館内の案内などを行う通常のメッセージ、宿泊者10への歓迎(ウエルカム)のメッセージなどの、メッセージの種別を示す。選択条件は、メッセージを特定するための条件(例えば時間帯、天気、距離、宿泊回数、宿泊プランなど)を示す。
ここで、メッセージ情報311bに設定された複数のメッセージの中からメッセージを特定してクライアント端末2へ送信するサーバ装置3の処理の詳細を説明する。図4は、サーバ装置3の動作例を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、宿泊者情報311aの宿泊者番号で示される宿泊者10ごとに、送信対象の宿泊者10についての処理が実行される。これにより、サーバ装置3は、宿泊者10ごとに、送信対象とする宿泊者10へのメッセージを特定し、宿泊者10が使用するクライアント端末2へメッセージを送信する。
図4に示すように、処理が開始されると、管理部301は、管理DB311よりメッセージ情報311bを取得する(S1)。次いで、管理部301は、メッセージ情報311bにおいて、メッセージ種別が通常のメッセージの中から選択条件に対応するメッセージを送信するメッセージとして特定する(S2)。例えば、選択条件として所定の時間帯が設定されている場合には、現在時刻が設定されている時間帯にマッチするメッセージを送信するメッセージと特定する。
次いで、管理部301は、送信対象とする宿泊者10についての宿泊者情報311aを管理DB311より取得する(S3)。次いで、管理部301は、メッセージ情報311bにおいて、メッセージ種別がウエルカムのメッセージ(ウエルカムメッセージ)を抽出する。次いで、管理部301は、抽出したウエルカムメッセージの中から選択条件が送信対象の宿泊者情報311aにマッチするウエルカムメッセージを送信するメッセージとして特定する(S4)。
例えば、選択条件として所定の天気が設定されている場合には、送信対象の宿泊者情報311aに設定されている天気が選択条件として設定されている天気とマッチするウエルカムメッセージを送信するメッセージとして特定する。距離、宿泊回数、宿泊プランなどの選択条件についても同様に、宿泊者情報311aに設定されているものとマッチするウエルカムメッセージを送信するメッセージとして特定する。これにより、送信対象の宿泊者10についての宿泊者情報311aに対応するウエルカムメッセージが特定されることとなる。
次いで、管理部301は、S2、S4において送信するメッセージとして特定したメッセージを、送信対象の宿泊者10が使用するクライアント端末2に通信処理部302を介して送信する(S5)。具体的には、管理部301は、送信対象の宿泊者10の宿泊者情報311aに関連付けられているクライアント端末2のネットワークアドレスを管理DB311より読み出し、このネットワークアドレス宛に特定したメッセージのメッセージ内容およびメッセージ種別などのメッセージ情報を送信する。クライアント端末2のサービスエージェント201は、サーバ装置3より送信されたメッセージ情報をメッセージデータ212として記憶部21に格納する。
図5は、メッセージデータ212の一例を説明する説明図である。図5に示すように、メッセージデータ212には、サーバ装置3よりメッセージ情報311bに含まれるメッセージの中から特定され、送信されたメッセージの内容およびメッセージ種別が格納されている。例えば、ウエルカムメッセージについては、選択条件が送信対象の宿泊者情報311aにマッチするものがサーバ装置3より送信され、メッセージデータ212に格納されている。また、メッセージデータ212には、ウエルカムメッセージについてループ表示を行ったか否かを示すフラグが格納されている。たとえば、ループ表示を行ったメッセージには「済」のフラグが格納されている。
なお、送信対象の宿泊者情報311aに対応するメッセージの特定を行うメッセージの種別はウエルカムに限定しない。例えば、上記の処理のように、ウエルカムメッセージの中から選択条件が送信対象の宿泊者情報311aに対応するメッセージを特定してもよいし、通常のメッセージの中から選択条件が送信対象の宿泊者情報311aに対応するメッセージを送信するメッセージと特定してもよい。
以上のように、サーバ装置3は、送信対象とする宿泊者10の宿泊者情報311aに対応するメッセージ(例えばウエルカムメッセージ)を特定し、特定したメッセージを宿泊者10が使用するクライアント端末2に対して送信する。これにより、サーバ装置3は、宿泊者10に応じた情報を宿泊者10に対して提供することができる。
次に、クライアント端末2におけるメッセージ表示(テロップ表示領域225へのテロップ表示)の動作内容の詳細について説明する。図6は、クライアント端末2の動作例を示すフローチャートであり、テロップ表示にかかる動作例を説明する図である。
図6に示すように、ポータルアプリ202の起動により処理が開始されると、ポータルアプリ202は、ポータル画面220の表示を開始する。次いで、ポータルアプリ202は、メッセージデータ212よりテロップ表示領域225にテロップ表示するメッセージデータ(i)の読み出しを行う(S10)。なお、iは、メッセージデータ212に含まれる複数のメッセージの中のi番目のメッセージを示すものとする。この読み出しにより、ポータルアプリ202は、i番目においてテロップ表示するメッセージの設定内容(メッセージおよびメッセージ種別)を取得する。
次いで、ポータルアプリ202は、読み出したメッセージデータ(i)をもとに、テロップ表示領域225にメッセージ(i)のテロップ表示を行う(S11)。次いで、制御部20は、センサ部23の検出結果をもとに、クライアント端末2の状態を取得し(S12)、取得したクライアント端末2の状態を特定する(S13)。
具体的には、制御部20は、姿勢センサ23aまたはタッチセンサ23bの検出結果をもとに、宿泊者10がクライアント端末2を「持っている状態」であるか否かを特定する。また、制御部20は、カメラ23cの撮像画像をもとに、宿泊者10の視線(顔)がクライアント端末2の方を向いた状態である視線(顔)認識であるか否かを特定する。また、制御部20は、宿泊者10がクライアント端末2を「持っている状態」または宿泊者10の視線(顔)認識を検出した状態である、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態を特定する。
次いで、ポータルアプリ202は、S13の特定結果をもとに、宿泊者10がクライアント端末2を「持っている状態」であるか否かを判定する(S14)。なお、このS14の判定は、宿泊者10の視線(顔)認識を検出した状態であるか否かの判定であってもよい。また、S14の判定は、宿泊者10がクライアント端末2を「持っている状態」または宿泊者10の視線(顔)認識を検出した状態である、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態であるか否かの判定であってもよい。
S14において肯定(YES)判定の場合、ポータルアプリ202は、テロップ表示領域225においてテロップ表示しているメッセージ(i)を、数回繰り返して強調するループ表示する(S15)。S14において否定(NO)判定の場合、ポータルアプリ202は、ループ表示によるメッセージ(i)の強調表示を行うことなく、S17へ処理を進める。
このループ表示は、定義ファイル211の定義内容に基づく回数で行われるものとする。なお、メッセージ(i)の強調表示は、ループ表示に限定しない。例えば、強調表示は、定義ファイル211の定義内容に基づいた文字サイズの変更やスクロール速度の変更など、他の表示態様とするものであってもよい。
S15に次いで、ポータルアプリ202は、メッセージ(i)のループ表示を定義ファイル211に基づく回数行うことで、ループ表示を終了するか否かを判定する(S16)。ループ表示を終了しない場合(S16:NO)、定義ファイル211に基づく回数分のループ表示を行うために、ポータルアプリ202はS15へ処理を戻す。
ループ表示を終了する場合(S16:YES)、ポータルアプリ202は、次のメッセージをテロップ表示するためにiをインクリメントし(S17)、S10へ処理を戻す。
図7は、メッセージの表示例を説明する説明図である。図7において、ケースC1は、クライアント端末2がテーブルなどに置かれている状態である。また、ケースC2は、宿泊者10がクライアント端末2を持っている状態である。
図7に示すように、ケースC1では、クライアント端末2がテーブルなどに置かれており、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態ではないことから、テロップ表示領域225にはメッセージデータ212のメッセージM1が順次テロップ表示される。これに対し、ケースC2では、宿泊者10がクライアント端末2を持っており、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態であることから、テロップ表示中のメッセージM2が繰り返し強調して表示される。これにより、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態では、繰り返しの強調表示により、宿泊者10に対するメッセージの訴求効果を高めることができる。
ここで、上述したクライアント端末2の動作の変形例を説明する。この変形例は、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態において、通常のメッセージよりもウエルカムメッセージを優先して強調表示することで、宿泊者10に対するウエルカムメッセージの訴求効果を高める。
図8は、クライアント端末2の動作例を説明するフローチャートであり、具体的には変形例にかかるクライアント端末2の動作例を示すものである。図8に示すように、変形例では、図6の動作例にS18〜S23の処理を追加している。
具体的には、S14において肯定(YES)判定の場合、ポータルアプリ202は、メッセージ(i)のメッセージ種別がウエルカムメッセージであるか否かを判定する(S18)。ウエルカムメッセージである場合(S18:YES)、ポータルアプリ202は、S22へ処理を進める。
ウエルカムメッセージでない場合(S18:NO)、ポータルアプリ202は、メッセージデータ212のループ表示フラグを参照し、ウエルカムメッセージをループ表示済みであるか否かを判定する(S19)。ウエルカムメッセージをループ表示済みでない場合(S19:NO)、メッセージ(i)が通常のメッセージであり、ウエルカムメッセージをループ表示済みでないことから、ポータルアプリ202は、メッセージデータ212よりウエルカムメッセージを読み出す。次いで、ポータルアプリ202は、読み出したウエルカムメッセージをメッセージ(i)と置換えて、テロップ表示領域225にメッセージ(i)のテロップ表示を行い(S19)、S15へ処理を進める。これにより、通常のメッセージからウエルカムメッセージへの切り替えが行われて、切り替え後のウエルカムメッセージがループ表示されることとなる。
ウエルカムメッセージをループ表示済みである場合(S19:YES)、ポータルアプリ202は、メッセージ(i)をループせずにテロップ表示し(S21)、S17へ処理を進める。
S22において、ポータルアプリ202は、メッセージデータ212のループ表示フラグを参照し、ウエルカムメッセージをループ表示済みであるか否かを判定する。ウエルカムメッセージをループ表示済みである(S22:YES)、ポータルアプリ202はS17へ処理を進める。ウエルカムメッセージをループ表示済みでない場合(S22:NO)、ポータルアプリ202は、S15へ処理を進める。
S15に次いで、ポータルアプリ202は、S15においてループ表示したメッセージ(i)について、メッセージデータ212におけるループ表示フラグを「未」→「済」に更新し(S23)、S16へ処理を進める。
以上のように、クライアント端末2は、サーバ装置3からのメッセージデータ212を順次読み出してテロップ表示領域225にスクロールしてテロップ表示する。また、クライアント端末2は、センサ部23の検出結果をもとに、宿泊者10がクライアント端末2に興味を示しているか否かを検出する。また、クライアント端末2は、宿泊者10がクライアント端末2に興味を示していることが検出された場合、テロップ表示を行っているメッセージをループして強調表示する。これにより、クライアント端末2は、宿泊者10がクライアント端末2に対して興味を示している状態において、宿泊者10に対するメッセージの訴求効果を高めることができる。
ところで、上記の実施形態で説明したクライアント端末2、サーバ装置3および管理端末4における各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータ(情報処理装置)で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施形態と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図9は、情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図9に示すように、情報処理装置100は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103と、スピーカ104とを有する。また、情報処理装置100は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置105と、各種装置と接続するためのインタフェース装置106と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置107とを有する。また、情報処理装置100は、各種情報を一時記憶するRAM108と、ハードディスク装置109とを有する。また、情報処理装置100内の各部(101〜109)は、バス110に接続される。
ハードディスク装置109には、例えば、クライアント端末2におけるサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bやサーバ装置3における管理部301、通信処理部302などと同様の機能を有するプログラムが記憶される。また、ハードディスク装置109には、プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置102は、例えば情報処理装置100の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置106は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置107は、LAN等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置109に記憶された各プログラムを読み出して、RAM108に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、例えば、クライアント端末2におけるサービスエージェント201、ポータルアプリ202、個別アプリ203a、203bやサーバ装置3における管理部301、通信処理部302の機能を実現する。
なお、上記のプログラムは、必ずしもハードディスク装置109に記憶されている必要はない。例えば、情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、情報処理装置100が読み出して実行するようにしてもよい。情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、情報処理装置100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1…情報提供システム
2…クライアント端末
3…サーバ装置
4…管理端末
10…宿泊者
20…制御部
21…記憶部
22…表示部
23…センサ部
23a…姿勢センサ
23b…タッチセンサ
23c…カメラ
30…制御部
31…記憶部
100…情報処理装置
201…サービスエージェント
202…ポータルアプリ
203a、203b…個別アプリ
211…定義ファイル
212…メッセージデータ
220…ポータル画面
221…メッセージ表示アイコン
222…時計
223…実行指示アイコン
224…設定指示アイコン
225…テロップ表示領域
301…管理部
302…通信処理部
311…管理DB
311a…宿泊者情報
311b…メッセージ情報
C1、C2…ケース
M1、M2…メッセージ

Claims (9)

  1. 情報提供装置から宿泊者ごとの端末装置へメッセージを提供する情報提供システムにおいて、
    前記情報提供装置は、
    予め設定された複数のメッセージの中から、宿泊者ごとに、当該宿泊者の宿泊者情報に対応するメッセージを特定するメッセージ特定部と、
    前記特定されたメッセージを前記宿泊者の端末装置へ送信する送信部と
    を有し、
    前記端末装置は、
    前記情報提供装置から送信されたメッセージを受信する受信部と、
    前記受信されたメッセージを所定の領域にスクロールしてテロップ表示する表示部と
    を有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記端末装置は、
    前記宿泊者が前記端末装置に興味を示しているか否かを検出する検出部を更に有し、
    前記表示部は、前記宿泊者が興味を示していることが検出された場合、前記テロップ表示を行っているメッセージを強調表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記検出部は、前記宿泊者が前記端末装置を把持しているか否かまたは前記宿泊者の視線が前記端末装置に向けられているか否かをもとに、前記端末装置に興味を示しているか否かを検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記強調表示は、前記テロップ表示を行っているメッセージを少なくとも1回繰り返して表示する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報提供システム。
  5. 前記送信部は、前記宿泊者情報に対応して特定されたメッセージと、当該特定されたメッセージとは別のメッセージとを前記端末装置へ送信し、
    前記表示部は、前記宿泊者が興味を示していることが検出された際に前記受信されたメッセージの中で前記別のメッセージをテロップ表示している場合、前記特定されたメッセージへのテロップ表示に切り替える
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  6. 予め設定された複数のメッセージの中から、宿泊者ごとに、当該宿泊者の宿泊者情報に対応するメッセージを特定するメッセージ特定部と、
    前記特定されたメッセージを前記宿泊者の端末装置へ送信する送信部と
    を有することを特徴とする情報提供装置。
  7. 情報提供装置から送信されたメッセージを受信する受信部と、
    前記受信されたメッセージを所定の領域にスクロールしてテロップ表示する表示部と、
    宿泊者が前記端末装置に興味を示しているか否かを検出する検出部とを有し、
    前記表示部は、前記宿泊者が興味を示していることが検出された場合、前記テロップ表示を行っているメッセージを強調表示する
    ことを特徴とする端末装置。
  8. 予め設定された複数のメッセージの中から、宿泊者ごとに、当該宿泊者の宿泊者情報に対応するメッセージを特定し、
    前記特定されたメッセージを前記宿泊者の端末装置へ送信する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 情報提供装置から送信されたメッセージを受信し、
    前記受信されたメッセージを所定の領域にスクロールしてテロップ表示し、
    宿泊者が端末装置に興味を示しているか否かを検出する処理をコンピュータに実行させ、
    前記表示する処理は、前記宿泊者が興味を示していることが検出された場合、前記テロップ表示を行っているメッセージを強調表示する
    ことを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021026492A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 株式会社データR&D コンテンツ提供システム
JP7434952B2 (ja) 2020-01-31 2024-02-21 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム

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