JP2016220054A - 電子機器制御システム、電子機器制御方法、通信端末およびコンピュータプログラム - Google Patents

電子機器制御システム、電子機器制御方法、通信端末およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザにとって煩雑な手順を必要とせず、ユーザにとって的確に、しかもタイムリーに電子機器を遠隔操作できるようにする。【解決手段】電子機器110に電子機器制御装置120を取り付ける。そして、電子機器制御装置120と通信端末150との間で、無線通信を行う。電子機器制御装置120は、電子機器110の状態を取得し、取得した状態が所定の状態であるとき、通信端末150に状態情報を送信する。その状態情報を受信した通信端末150は、状態情報に基づいて入力を受け付ける情報を出力する。その出力情報に対するユーザの入力を通信端末150が受け付けたとき、入力情報が電子機器制御装置120に伝送される。電子機器制御装置120は、入力情報に基づいた制御信号を生成して、電子機器110に送り、電子機器110の状態を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ビーコン装置から発信されるビーコン信号を受信する通信端末を備えた電子機器制御システムおよび電子機器制御方法、並びにそのシステムに適用される通信端末、さらにはその通信端末に実装されるコンピュータプログラムに関する。
近年、ネット家電やスマート家電などと呼ばれ、通信機能を備えて、他の機器と連携させることにより利便性を向上させた家電製品等の電子機器が注目されている。例えば、電子機器をネットワークに接続して通信できるようにするとともに、ネットワークに接続される通信端末からネットワークを介して電子機器を制御したり、設定を変えたりする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、被制御対象となる電子機器に、通信端末と通信を行う通信モジュールを内蔵(または接続)させるものである。そして、ネットワークに接続された通信端末が発行するコマンドを、電子機器が内蔵(または接続)した通信モジュールで受信し、受信されたコマンドに応じてユーザの操作に相当する信号を電子機器に出力する。この結果、電子機器の制御プログラムを大きく改変することなく、ネットワーク側から電子機器を遠隔制御することができるというものである。
特開2013−191918号公報
特許文献1に記載の技術では、ネットワーク側から電子機器を制御する際に、あくまでユーザが通信端末を能動的に操作することにより、家庭等にある電子機器に制御信号を供給するものであった。
例えば、スマートフォン等の通信端末を通じて、ユーザが能動的に操作を行うためには、ユーザは、通信端末の電源を入れ、操作を入力するためのアプリケーションを起動し、操作を入力する、というような手順を行う必要があり煩雑であった。また、アプリケーションの起動や、操作対象の電子機器との通信に時間がかかり、ユーザにとって便利とは言い難いものであった。
本発明は、ユーザにとって煩雑な手順を必要とせず、ユーザにとって的確に、しかもタイムリーに電子機器を遠隔制御することができる電子機器制御システム、電子機器制御方法、通信端末およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器制御システムは、電子機器と、電子機器制御装置と、通信端末とを含む電子機器制御システムである。
電子機器制御装置は、電子機器の状態に応じた状態情報を取得する状態情報取得部と、通信端末との間で無線通信を行い、状態情報を通信端末に送信する制御装置側通信部と、制御装置側通信部を介して受信した通信端末からの入力に応じて、電子機器に所定の動作をさせるための制御信号を生成し、電子機器に供給する制御部とを備える。
通信端末は、電子機器制御装置との間で無線通信を行い、状態情報を受信する端末側通信部と、受信した状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力する出力部と、入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を、端末側通信部を介して電子機器制御装置に送信する入力部とを備える。
また本発明の電子機器制御方法は、電子機器と、電子機器制御装置と、通信端末とを含むシステムに適用される電子機器制御方法である。
電子機器制御装置においては、電子機器の状態に応じた状態情報を取得する状態情報取得処理と、通信端末との間で無線通信を行い、状態情報を通信端末に送信する制御装置側通信処理と、通信端末から受信した入力に応じて、電子機器に所定の動作をさせるための制御信号を生成し、電子機器に供給する制御処理とを行う。
通信端末においては、電子機器制御装置との間で無線通信を行い、状態情報を受信する端末側通信処理と、受信した状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力する出力処理と、入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を電子機器制御装置に送信する入力処理とを行う。
また本発明の通信端末は、電子機器制御装置との間で無線通信を行い、電子機器の状態に応じた状態情報を受信する通信部と、受信した状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力する出力部と、入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を、通信部を介して電子機器制御装置に送信する入力部とを備える。
また本発明のコンピュータプログラムは、通信端末を動作させるためのコンピュータプログラムであって、以下の各ステップを実行する。
・電子機器制御装置との間で無線通信を行い、電子機器の状態に応じた状態情報を受信するステップ。
・受信した状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力するステップ。
・入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を電子機器制御装置に送信するステップ。
本発明によれば、電子機器の状態に応じた状態情報を受け取った通信端末が、その状態に応じた入力を受け付ける情報を出力でき、電子機器のそのときの状態に応じた適切な操作を、ユーザが簡単にできるようになる。
本発明の第1の実施の形態例によるシステム構成例を示す全体図である。 本発明の第1の実施の形態例による無線通信の接続手順の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例による処理手順の例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態例による通知テーブルの例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例による通信端末での表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例によるアロマディフューザの動作制御例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例による通知テーブルの例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例による状態遷移図である。 本発明の第2の実施の形態例による通信端末での表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例によるフードプロセッサの動作制御例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態例による通知テーブルの例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態例による通信端末での表示例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態例によるフードプロセッサの動作制御例を示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態例によるシステム構成例を示す全体図である。 本発明の第4の実施の形態例による処理手順の例を示すシーケンス図である。
<第1の実施の形態例>
以下、図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施の形態例の電子機器制御システムを説明する。
[1−1.システム全体の構成例]
図1は、第1の実施の形態例の電子機器制御システム100の全体構成例を示す図である。
図1に示す電子機器制御システム100は、遠隔制御が可能な電子機器110と、その電子機器110に取り付けられた電子機器制御装置120と、通信端末150とを備える。電子機器制御装置120と通信端末150とは、Bluetooth(登録商標)規格の1つで
あるBluetooth LE(Low Energy)と称される規格を採用して近距離無線通信を行う。このBluetooth LE規格で通信を行う例については後述する。
電子機器110としては、一例として、ここではアロマディフューザが使用される。アロマディフューザは、アロマオイルと称される香りが付着したオイルを含む水を室内に拡散させて、室内に香りを充満させるとともに加湿を行う機器である。アロマディフューザを使用するのは一例であり、電子機器制御システム100が備える電子機器110が、その他の各種電子機器であってもよい。
電子機器制御装置120は、電子機器110の動作状態を監視すると共に、電子機器110の動作を指示する制御信号を送信する機能を備える。すなわち、電子機器制御装置120は、状態情報取得部121を備え、電子機器110が出力する状態通知を受信して、電子機器110の状態を取得する。
すなわち、電子機器110は、内部に各種センサを内蔵しており、この各種センサによって電子機器の状態が計測される。そして、その計測した状態が電子機器110から電子機器制御装置120に通知される。ここで、電子機器110の状態には、電子機器110自身の動作モードなどの状態や、電子機器110(アロマディフューザ)内のタンクの水の残量などの状態などが考えられるが、それ以外にも、電子機器110の周囲環境の状態(照度,湿度,温度など)が含まれる。アロマディフューザである電子機器110の状態の具体的な例については後述する。
電子機器制御装置120の状態情報取得部121が取得した電子機器110の上述した状態は、判定部124に供給される。判定部124は、供給された電子機器110の状態と、記憶部122に記憶されている通知テーブル(図4参照)内の情報とを比較し、通信端末150に通知を行う必要があるか否かの判定を行う。そして、判定部124で通知を行う必要があると判定したとき、制御装置側通信部125を介して通信端末150に状態情報を無線伝送で通知する。
また、制御装置側通信部125が通信端末150から無線送信された何らかの入力情報を受信した場合には、制御装置側通信部125は、受信した入力情報を制御部123に供給する。
制御部123は、受信した入力情報の内容に応じて、電子機器110に対する制御信号を生成し、生成した制御信号を電子機器110に伝送する。なお、制御部123がこの制御信号を生成する際には、記憶部122に記憶されている記憶情報が参照される。制御信号を受信した電子機器110は、その制御信号によって指示された動作を実行する。
ここで、電子機器110から電子機器制御装置120への状態通知や、電子機器制御装置120から電子機器110への制御信号の送信は、有線伝送と無線伝送のいずれの方式を利用してもよい。例えば、電子機器110内の動作制御部(不図示)と電子機器制御装置120との間で直接データ転送が可能な場合には、ケーブルを用いて上述の状態通知や制御信号の伝送を行うことができる。あるいは、例えば電子機器110に取り付けられたパイロットランプの点灯状況などを、電子機器制御装置120の状態情報取得部121が検出することによって、電子機器110の状態の検出を行うようにしてもよい。また、制御部123から電子機器110への制御信号の伝送についても、有線のケーブルでの伝送の他に、無線信号や赤外線信号、可視光信号などを利用することも可能である。
通信端末150としては、ここではスマートフォンと称される携帯用の無線通信端末が使用される。スマートフォンは、各種アプリケーションプログラムの実装が可能な通信端末である。
通信端末150は、端末側通信部151と、処理部152と、入力部153と、出力部154と、記憶部155とを備える。記憶部155には、電子機器制御システム100で用意された機器制御用のアプリケーションプログラムが記憶されている。
通信端末150の端末側通信部151は、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125と無線通信を行う。この無線通信で、端末側通信部151は、電子機器110の状態情報を受信し、処理部152に供給する。
処理部152では、得られた状態情報に対応する、例えば入力画面情報などの入力を受け付ける情報を、記憶部155の記憶データから取得する。そして、処理部152が取得した入力を受け付ける情報が、出力部154に出力される。例えば、入力を受け付ける情報が、入力を受け付ける画面(入力画面)の情報であるときには、出力部154を構成する表示部に、該当する入力を受け付ける画面が表示される。また、入力を受け付ける情報が音声情報であるときには、出力部154を構成する音声出力部から、該当する音声が出力されるようにする。
通信端末150が、その出力部154から入力を受け付ける情報の出力を行った状態で、入力部153にユーザからの入力があった場合には、入力部153で受け付けた入力情報が、処理部152を介して端末側通信部151に供給される。例えば、画面上のボタンなどのタッチ操作による入力や、ユーザの音声による入力などがあったとき、入力情報が処理部152を介して端末側通信部151に供給される。そして、端末側通信部151に送られた入力情報が、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125に無線伝送される。
なお、これらの通信端末150の各部での処理は、記憶部155に記憶されたアプリケーションプログラムを実行することにより行われる。
[1−2.無線通信の接続手順]
図2は、電子機器制御装置120と通信端末150との間で無線伝送を行う際の接続手順の例を示す。
ここでは、電子機器制御装置120と通信端末150との間のデータ転送は、Bluetooth4.0規格で規定された、Bluetooth LE規格の近距離無線通信により行われる。このBluetooth LE規格では、通常のBluetooth規格よりもパケットの送信間隔が長いため、非常に低い電力で通信が可能である。
図2に示す接続シーケンスについて説明すると、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125は、接続要求を受け付けるための第1アドバタイズパケット(ADV IND:ADVertising INDication)を周囲に送信する(ステップS1)。この第1アドバタイズパケ
ットは、比較的長い間隔で繰り返し送信される。例えば、制御装置側通信部125は、ステップS1で第1アドバタイズパケットを送信してから一定時間後に、ステップS2で第1アドバタイズパケットを送信する。
ここで、ステップS2で第1アドバタイズパケットを送信した後に、電子機器制御装置120は、電子機器110の状態情報を取得したとする。このとき、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125は、状態情報が含まれる第2アドバタイズパケットを送信する(ステップS3)。この状態情報が含まれる第2アドバタイズパケットは、接続要求を受け付けないパケット(ADV NONCONN IND:ADVertising NONCONNectable INDication)である。第2アドバタイズパケットは、状態情報の通知を行うパケットであり、ビーコン信号とも称される。
状態情報が含まれる第2アドバタイズパケットを受信した通信端末150の端末側通信部151が、電子機器制御装置120に入力情報を送信する場合は、以下のような手順で行われる。ステップS3で第2アドバタイズパケットを送信した後のステップS4で制御装置側通信部125から伝送された第1アドバタイズパケットを受信した際に、接続要求を行う応答パケット(CONNECT REQ:CONNECTION REQUEST)を送信する(ステップS5)
。この応答パケットを制御装置側通信部125が受信すると、制御装置側通信部125は、端末側通信部151との間で接続(GATT接続:Generic ATTribute profile接続)を確
立させる(ステップS6)。
そして、GATT接続が行われた状態で、端末側通信部151は、制御装置側通信部125に対して入力情報を送信する(ステップS7)。
なお、GATT接続は、Bluetooth LE規格のジェネリック・アトリビュート・プロファイルで規定された通信方式である。GATT接続を形成するためには、基本的には一方の機器が接続要求を受け入れるパケットを送信し、それに対して他方の機器が接続を要求するパケットを返信する処理が行われる。上述した第1アドバタイズパケットは、GATT接続のための接続要求を受け入れるパケットであり、応答パケットが接続を要求するパケットであり、その応答パケットの受信で、GATT接続状態になる。また、上述した第2アドバタイズパケットは、GATT接続要求を受け付けないパケットである。
このようにして、Bluetooth LE規格を使用して、電子機器制御装置120から通信端末150への状態情報の通知が行われると共に、通信端末150から電子機器制御装置120への入力情報の伝送が行われる。
なお、この図2に示す通信方式は、情報を伝送する一例を示すものであり、その他の通信方式を利用して電子機器制御装置120と通信端末150との間で情報の双方向の伝送を行うようにしてもよい。
[1−3.システムの処理シーケンス]
図3は、電子機器制御システム100で行われる処理の流れを示すシーケンス図である。
電子機器110(アロマディフューザ)は、機器の状態を検出するセンサを備えて、そのセンサの検出データを監視している。この機器状態の監視で何らかの変化を検出したとき、電子機器110は、電子機器制御装置120に、状態変化を通知する(ステップS11)。
この状態変化の通知は、電子機器制御装置120の状態情報取得部121で取得される(ステップS12)。ここで、電子機器制御装置120の判定部124は、取得した状態変化が、通知する必要のある状態変化か否かを、記憶部122に記憶された通知テーブルを参照して判定する(ステップS13)。ここでは、判定部124は、状態情報取得部121で取得した状態情報が通信端末150に通知する必要のある状態変化であると判定したとして、以下説明する。
ステップS13で、通知する必要があるとの判定が行われると、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125は、通信端末150に状態情報を送信する(ステップS14)。この状態情報の送信は、例えば、図2のステップS3に示す第2アドバタイズパケット(ADV NONCONN IND:ビーコン信号)として送信される。なお、電子機器制御装置12
0が送信する状態情報は、所定の規則に従ってコード化された情報であり、このコード化された状態情報には、電子機器110の種類や種別などを示す情報が含まれる。
通信端末150の端末側通信部151は、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125から送信された状態情報(第2アドバタイズパケット)を受信する(ステップS15)。この状態情報を受信する状態情報取得処理が行われるとき、通信端末150の処理部152は、通知された状態に対応する入力画面等の「入力を受け付ける情報」を記憶部155から取得する(ステップS16)。そして、処理部152は、取得した「入力を受け付ける情報」を出力部154に出力する出力処理を行う(ステップS17)。例えば、出力部154を構成する表示部が、該当する入力を受け付ける入力画面を表示する。あるいは、出力部154を構成する音声出力部が、入力を受け付ける音声を出力する。
通信端末150を所持するユーザは、この出力部154における表示や音声などの出力情報を確認し(ステップS18)、必要により「入力を受け付ける情報」に対応した操作入力を行う(ステップS19)。例えば、入力を受け付ける画面を確認したユーザが、その画面上でタッチ操作を行う。あるいは、入力を受け付ける音声案内を確認したユーザが、入力部153が備えるマイクロフォンに向かって音声で指示を行う。
これらの「入力を受け付ける情報」に対応した操作入力を取得した通信端末150は、端末側通信部151から入力情報を送信する(ステップS20)。この入力情報の送信は、例えば図2のステップS7におけるパケットの送信に相当する。
ステップS20で送信された入力情報を受信した電子機器制御装置120では、制御部123が、入力情報に対応した制御信号を生成する。このとき、例えば記憶部122の記憶情報が参照されて、入力情報に対応した制御信号が生成される。
そして、制御部123で生成された制御信号が、電子機器制御装置120から電子機器110に供給される(ステップS21)。
制御信号を受信した電子機器110は、その制御信号に対応した動作を行う(ステップS22)。
[1−4.電子機器の具体的な動作例]
次に、電子機器110であるアロマディフューザ(加湿器)の状態と、通信端末150による通知状態の例を説明する。
アロマディフューザは、アロマオイルと称される香りが付着したオイルを含む水を室内に拡散させて、室内に香りを充満させるとともに加湿を行う機器である。ここで、電子機器制御装置120は、電子機器110内のタンク内の水位センサが検出した水位の情報と、電子機器110内の照度センサが検出した設置環境の照度の情報を、機器の状態情報として取得する。
図4は、この場合の電子機器制御装置120の記憶部122に記憶される通知テーブルの例である。
通知テーブルは、図4に示すように、「電子機器の状態」の項目と、その状態を示す「状態情報」のコードの項目と、「出力情報」の項目と、「入力の要求」の項目とを有する。
例えば、「電子機器の状態」の項目として、水位センサが残量30%以下を検知した状態、水位センサが残量0を検知した状態、照度センサが部屋の消灯を検知した状態、照度センサが部屋の点灯を検知した状態の4つを設定する。「状態情報」のコードの項目は、それぞれの状態に割り当てられたコードを設定する。「出力情報」の項目は、それぞれの状態を通信端末150の出力部514で出力(表示)させる情報(文字情報)を設定する。なお、照度センサが部屋の点灯を検知した状態に対応した出力情報については、「通知なし」を設定する。
また、「入力の要求」の項目については、それぞれの状態に対応した入力を要求する情報を設定する。この「入力の要求」の項目において、水位センサが残量0を検知した状態と、照度センサが部屋の点灯を検知した状態に対応した欄については、「なし」として、入力の要求を行わない。
図5は、図4に示すように通知テーブルを設定した場合における、それぞれの状態での通信端末150の出力部(表示部)154の表示例を示す。
例えば、電子機器110の水位センサが残量30%以下を検知して、状態情報としてコード“A0001”が通知されたときには、図5の左上に示すように、通知表示211と操作ボタン表示212とが行われる。通知表示211としては、「水残量小 残り30%以下です アロマディフューザを停止しますか?」が表示される。操作ボタン表示212としては、「アロマディフューザ電源OFF」が表示される。通信端末150の入力部153は、この操作ボタンの表示箇所のユーザによるタッチを入力として受け付ける。
また、電子機器110の水位センサが残量0を検知して、状態情報としてコード“A0002”が通知されたときには、図5の右上に示すように、通知表示221が行われる。この場合の通知表示221としては、「水残量小 残り0%以下です アロマディフューザは停止しました」が表示される。この例では、電子機器110側で残量0を検知して自動的に動作が停止するので、入力として受け付ける画面は表示されない。
また、電子機器110の照度センサが部屋の消灯を検知して、状態情報としてコード“A0003”が通知されたときには、図5の左下に示すように、通知表示231と操作ボタン表示232〜235とが行われる。通知表示231としては、「部屋が暗くなりました OFFタイマーを設定しますか?」が表示される。操作ボタン表示232および233には、OFFタイマーの時間および分を設定するボタンとその設定値が表示される。また、操作ボタン表示234および235には、「決定」および「キャンセル」が表示される。通信端末150の入力部153は、これらの操作ボタンの表示箇所のユーザによるタッチを入力として受け付ける。
図6は、通信端末150の入力部153が、ユーザのタッチ操作による入力情報を検出したときの、電子機器制御装置120による電子機器110(アロマディフューザ)の動作制御例を示す。例えば、図5の左上に示すように、アロマディフューザ電源OFFの操作ボタン表示212がタッチされたとき、電子機器制御装置120は、電子機器110に対して電源OFFの制御信号を送信する。また、図5の左下に示すように、OFFタイマーの決定の操作ボタン表示234がタッチされたときには、電子機器制御装置120は、電子機器110に対して指定された時間の後に電源OFFとなる制御信号を送信する。
この第1の実施の形態例の電子機器制御システム100によると、ユーザは、通信端末150を使用して、アロマディフューザ(加湿器)の動作制御を簡単かつ適切に行うことができるようになる。すなわち、アロマディフューザの水タンクの残量や、アロマディフューザを設置した部屋の消灯などの状態変化に連動して、通信端末150には自動的に状態変化を通知する表示が行われると共に、その状態で必要な操作を促す入力情報が表示されるようになる。
例えば、水タンクの残量が低下したとき、通信端末150には、上述したように「アロマディフューザ電源OFF」の操作ボタンが表示され、ユーザは、その表示を確認すると同時に、アロマディフューザを停止させる操作を、表示画面のタッチ操作で直ちに行うことができる。したがって、ユーザは、従来必要であったアロマディフューザの操作を行うためのアプリケーションを起動して、必要な操作画面を表示させるための多数の手順による操作をする必要なくなり、非常に簡単かつ適切にアロマディフューザを操作できるようになる。
<2.第2の実施の形態例>
次に、図7〜図10を参照して、本発明の第2の実施の形態例の電子機器制御システムを説明する。
本発明の第2の実施の形態例の電子機器制御システムの全体構成は、第1の実施の形態例の図1の例と同じであり、無線通信の接続手順や、処理手順のシーケンスについても、第1の実施の形態例の図2および図3の例と同じであるから、その説明を省略する。本発明の第2の実施の形態例では、電子機器110としてフードプロセッサを使用する点が、第1の実施形態例と異なる。
[2−1.フードプロセッサの通知テーブルの例]
図7は、この例の電子機器制御装置120の記憶部122に記憶される通知テーブルの例を示す。
図7に示すように通知テーブルは、「電子機器の状態」の項目と、その状態を示す「状態情報」のコードの項目と、「出力情報」の項目と、「入力の要求」の項目とを有する。
例えば、「電子機器の状態」の項目として、電源ONの状態と、調理終了の状態と、電源OFFの状態の3つを設定せる。「状態情報」のコードの項目には、それぞれの状態に割り当てられたコードを設定する。但し、電源OFFの状態情報は、通信端末150への通知をしない状態であり、コードを設定しない。
「出力情報」の項目については、電源ONの状態に対応した出力情報が、メイン操作画面の情報であり、調理終了の状態に対応した出力情報が、調理終了の情報である。
また、「入力の要求」の項目として、メイン操作画面の表示に基づいたメニュー選択による入力を要求する。メイン操作画面は、ユーザの操作に応じて表示内容が遷移する画面であり、ユーザが画面上で所定の操作を行ったとき、通信端末150から電子機器制御装置120に操作内容が送られ、電子機器(フードプロセッサ)110の動作が制御される。
[2−2.メイン操作画面の状態遷移例]
図8は、通信端末150の出力部(表示部)154がメイン操作画面を表示した際の状態遷移図である。また、図9は、それぞれの状態での表示画面の例を示す。
通信端末150は、電源ONの状態変化に対応して、メイン操作画面(画面1)を表示する(ステップS31)。メイン操作画面(画面1)では、図9の左上に示すように、通知表示241と操作ボタン表示242,243,244とが行われる。通知表示241では、「フードプロセッサメニューを選択してください」が表示される。操作ボタン表示242,243,244では、それぞれ「今日のおすすめレシピ」,「素材を指定」,「電源OFF」が表示される。
ここで、「今日のおすすめレシピ」の操作ボタン表示242がタッチされたとき、表示画面は、「今日のおすすめレシピ」を表示する画面2に変化する(ステップS32)。
画面2では、図9の右上に示すように、通知表示251,252と操作ボタン表示253,254が行われる。通知表示251では、「今日のおすすめレシピ」のタイトルが表示される。通知表示252では、「レシピA」の具体的な内容が表示される。操作ボタン表示253,254では、それぞれ「決定」,「キャンセル」が表示される。
なお、「レシピA」の具体的な内容は、電子機器制御装置120から通信端末150が受信する場合と、通信端末150の記憶部155が記憶する場合とがある。あるいは、後述する図11の例のように、通信端末150が外部のサーバにアクセスして、「レシピA」の具体的な内容を取得してもよい。
この画面2の表示が行われた状態で、「決定」の操作ボタン表示253がタッチされると、通信端末150は、該当する「レシピA」の調理情報を電子機器制御装置120に送る。そして、電子機器制御装置120からの制御信号で、電子機器(フードプロセッサ)110の動作状態(調理状態)を、「レシピA」に対応したものに設定する(ステップS35)。
また、メイン操作画面(画面1)の操作ボタン表示243がタッチされた場合には、表示画面は、「素材選択画面」を表示する画面3に変化する(ステップS33)。
画面3では、図9の左下に示すように、通知表示261と操作ボタン表示262〜266が行われる。通知表示261には、「素材を指定してください」のタイトルが表示される。操作ボタン表示262〜265には、それぞれ「りんご」,「イチゴ」,「バナナ」,「みかん」の素材名が表示される。操作ボタン表示266には、「キャンセル」が表示される。
この画面3の表示が行われた状態で、いずれかの素材名の「決定」の操作ボタン表示262〜265がタッチされると、通信端末150の表示画面は、該当する素材名のレシピを表示する画面4に変化する(ステップS34)。
画面4では、図9の右下に示すように、通知表示271,272と操作ボタン表示273,274とが表示される。通知表示271では、「りんごを使ったレシピ」のような選択された素材に対応したタイトルが表示される。通知表示272では、選択された素材のレシピである「レシピB」の具体的な内容が表示される。操作ボタン表示273,274では、それぞれ「決定」,「キャンセル」が表示される。なお、画面4の各素材のレシピは、例えば電子機器制御装置120から通信端末150が受信する場合と、通信端末150の記憶部155が記憶する場合のいずれでもよい。
この画面4の表示が行われた状態で、「決定」の操作ボタン表示273がタッチされると、通信端末150は、該当する「レシピB」の調理情報を電子機器制御装置120に送る。そして、電子機器制御装置120からの制御信号で、電子機器(フードプロセッサ)110の動作状態(調理状態)を、「レシピB」に対応したものに設定する(ステップS35)。
また、画面2または画面4の表示が行われた状態で、「キャンセル」の操作ボタン表示254または274がタッチされると、通信端末150は、画面1のメイン操作画面の表示に戻る。
さらに、画面1のメイン操作画面が表示された状態で、「電源OFF」の操作ボタン表示がタッチされると、通信端末150は、電源OFFの入力情報を電子機器制御装置120に伝送する。この電源OFFの入力情報を受信した電子機器制御装置120は、電源OFFの制御信号を電子機器(フードプロセッサ)110に供給する(ステップS36)。
[2−3.素材毎の動作制御例]
図10は、図9の素材選択画面(画面3)で、それぞれの素材を選択した際の、レシピと、フードプロセッサの動作制御の例を示す。この動作制御の手順は、例えば電子機器制御装置120の記憶部122または通信端末150の記憶部155に記憶される。
例えば、入力情報として、イチゴを使ったレシピでの調理、りんごを使ったレシピでの調理、バナナを使ったレシピでの調理、・・・と各素材を使ったレシピでの調理が設定される。そして、それぞれの制御内容として、対応したレシピC,レシピB,レシピD,・・・の調理の実行手順が設定される。さらに、各制御内容の動作の内容として、フードプロセッサの回転速度(低回転、中回転、高回転など)と動作時間とが、それぞれの調理に対応したものに設定される。
なお、図10に示す動作制御の1つには、電源OFFがある。
この第2の実施の形態例の電子機器制御システム100によると、ユーザは、通信端末150を使用して、フードプロセッサの動作制御を簡単かつ適切に行うことができる。すなわち、フードプロセッサの電源ONに連動して、通信端末150には自動的にフードプロセッサの動作を選択する画面が表示され、ユーザは、画面表示に基づいて素材やレシピの詳細を選択できるようになる。
したがって、ユーザは、従来必要であったフードプロセッサの操作を入力するためのアプリケーションを起動して、必要な操作画面を表示させるための多数の手順による操作を行う必要なくなり、非常に簡単かつ適切にフードプロセッサを操作できるようになる。
<3.第3の実施の形態例>
次に、図11〜図13を参照して、本発明の第3の実施の形態例の電子機器制御システムを説明する。
本発明の第3の実施の形態例の電子機器制御システムの全体構成は、第1の実施の形態例の図1の例と同じであり、無線通信の接続手順や、処理手順のシーケンスについても、第1の実施の形態例の図2および図3の例と同じであるから、その説明を省略する。本発明の第3の実施の形態例では、電子機器110として照明機器を使用する点、および状態情報として、電子機器制御装置120と通信端末150との間の通信の状態を使用する点が第1の実施形態例と異なる。
なお、ここで電子機器110として使用される照明機器は、点灯のON・OFFや明るさが電子機器制御装置120により制御される。照明機器は、光源として、発光ダイオード,有機EL(Electro Luminescence),蛍光灯などが使用される。
[3−1.照明機器の通知テーブルの例]
図11は、この例の電子機器制御装置120の記憶部122に記憶される通知テーブルの例を示す。
図11に示すように通知テーブルは、「電子機器の状態」の項目と、その状態を示す「状態情報」のコードの項目と、「出力情報」の項目と、「入力の要求」の項目とを有する。
例えば、「電子機器の状態」の項目として、通信端末150との無線通信が可能である状態を設定する。「状態情報」のコードの項目には、無線通信が可能である状態に割り当てられたコード“C0001”を設定する。
「出力情報」の項目については、通信端末150との無線通信が可能である状態に対応した出力情報が、メイン操作画面の情報である。
また、「入力の要求」の項目として、メイン操作画面の表示に基づいた照明機器への動作指示による入力を要求する。ユーザが画面上で所定の操作を行ったとき、通信端末150から電子機器制御装置120に操作内容が送られ、電子機器(照明機器)110の動作が制御される。
図12は、図11に示すように通知テーブルを設定した場合における、通信端末150の出力部(表示部)154に表示されるメイン操作画面の例を示す。通信端末150は、電子機器制御装置120との間で無線通信が可能となった状態変化に対応して、メイン操作画面(画面5)を表示する。メイン操作画面(画面5)では、図12に示すように、通知表示281と操作ボタン表示282,283,284,285とが行われる。通知表示281では、「おかえりなさい 照明をつけますか?」が表示される。操作ボタン表示282および283には、「点灯」および「キャンセル」が表示される。操作ボタン表示284および285には照明機器の点灯時の明るさを調整するための「+」および「−」のボタンとその設定値が表示される。通信端末150の入力部153は、これらの操作ボタンの表示箇所のユーザによるタッチを入力として受け付ける。
図13は、通信端末150の入力部153が、ユーザのタッチ操作による入力情報を検出したときの、電子機器制御装置120による電子機器110(照明機器)の動作制御例を示す。例えば、図12に示すメイン操作画面において、照明機器を点灯させる操作ボタン表示282がタッチされたとき、電子機器制御装置120は、電子機器110に対して電源ON(点灯)の制御信号を送信する。また、明るさを調整するための操作ボタン表示283または284がタッチされたときには、電子機器制御装置120は、電子機器110に対して指定された明るさの調整を行わせる制御信号を送信する。すなわち、「+」の操作ボタン表示283がタッチされたとき、明るさを一段階上昇させる制御信号を送信し、「−」の操作ボタン表示284がタッチされたとき、明るさを一段階低減させる制御信号を送信する。メイン操作画面に表示される明るさの設定値は、操作ボタン表示283または284のタッチに連動して、数値を上下させる。あるいは、電子機器制御装置120からの信号(明るさの設定値などの信号)を受信して、メイン操作画面に表示される明るさの設定値を変更してもよい。
電子機器制御装置120は、通信端末150との無線通信が可能であるか否かを判断するために、様々な方法を用いることができる。例えば、電子機器制御装置120が所定の間隔で何らかの無線信号を送信し、この無線信号を受信した通信端末150が電子機器制御装置120に対して応答パケットAckを返すように設定することで、電子機器制御装置120は応答パケットAckの有無により、通信端末150との無線通信が可能であるか否かを判断することができる。
この第3の実施の形態例の電子機器制御システム100によると、ユーザは、通信端末150を所持した状態で、照明機器または電子機器制御装置120に近づくことで、通信端末150を使用して、照明機器の動作制御を簡単かつ適切に行うことができる。すなわち、ユーザが電子機器制御装置120に近づき、所持する通信端末150が電子機器制御装置120の電波到達範囲に入ることに連動して、無線通信の確立を検知した電子機器制御装置120から送信される状態情報に基づき、通信端末150には自動的に照明機器の動作を選択する画面が表示され、ユーザは、画面表示に基づいて照明機器の動作を選択できるようになる。例えば、宅内に電子機器制御装置120を配置すれば、ユーザが帰宅して所持する通信端末150が電子機器制御装置120の電波到達範囲に入ったことを契機として、宅内の照明機器を点灯するための操作画面を自動的に表示させることも可能である。
したがって、ユーザは、従来必要であった照明機器の操作を入力するためのアプリケーションを起動して、必要な操作画面を表示させるための多数の手順による操作を行う必要なくなり、非常に簡単かつ適切に照明機器を操作できるようになる。
なお、上述した例以外の実施の形態例として、電子機器制御装置120は、常時、所定の間隔で状態情報としてコード“C0001”を送信していてもよい。このような場合であっても、通信端末150は、電子機器制御装置120の電波到達範囲に入ることで、コード“C0001”を受信し、これに連動した照明機器のメイン操作画面を表示することができるため、ユーザは、非常に簡単かつ適切に照明機器を操作できるようになる。
また、図12の表示例では照明機器の操作ボタンを表示する例としたが、照明機器の操作ボタンの他に、帰宅時に操作する可能性が高い他の機器(アロマディフューザや空調機器など)の操作ボタンを、同じ画面上に同時に表示してもよい。
<4.第4の実施の形態例>
次に、図14および図15を参照して、本発明の第4の実施の形態例の電子機器制御システムを説明する。
本発明の第4の実施の形態例の電子機器制御システム100は、通信端末150′が外部のサーバ160と通信を行って、必要な情報を取得するようにしたものである。すなわち、第4の実施の形態例では、第1および第2の実施の形態例で、通信端末150が行っていた機能の一部を、サーバ160が行うようにしたものである。
第4の実施の形態例で説明する図14および図15において、第1の実施の形態例で説明した図1および図3に対応する部分には同一符号を付す。
[4−1.システム全体の構成例]
図14は、第4の実施の形態例の電子機器制御システム100の全体構成例を示す図である。
図14に示す電子機器制御システム100は、遠隔制御が可能な電子機器110と、その電子機器110に取り付けられた電子機器制御装置120と、通信端末150′と、サーバ160とを備える。電子機器110と電子機器制御装置120については、第1の実施の形態例で図1に示す電子機器110と電子機器制御装置120と同じ構成である。なお、ここでの電子機器110は、第1の実施の形態例で説明したアロマディフューザ、第2の実施の形態例で説明したフードプロセッサ、あるいはその他の電子機器のいずれでもよい。
通信端末150′としては、例えばスマートフォンと称される携帯用の無線通信端末が使用される。通信端末150′は、端末側通信部151′と、処理部152と、入力部153と、出力部154とを備える。
通信端末150′の端末側通信部151′は、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125と無線通信を行う。また、所定のネットワークを経由して、サーバ160と通信を行う。例えば、無線電話回線を経由したネットワークにより、通信端末150′がサーバ160と通信を行う。そして、電子機器制御装置120から通信端末150′の端末側通信部151′に状態情報が供給されるとき、端末側通信部151′は、受信した状態情報をサーバ160に送る。サーバ160には、状態情報と出力情報(入力を受け付ける情報)との対応を記憶した通知テーブルが記憶されている。通知テーブルは、例えば図4に示す構成が適用可能である。
サーバ160は、通信端末150′から送信された状態情報に基づいて、出力情報(入力を受け付ける情報)を生成し、出力情報を通信端末150′に返送する。そして、通信端末150′の端末側通信部151′が受信した出力情報(入力を受け付ける情報)を、出力部154が出力する。通信端末150′の入力部153が受け付けた入力情報が、処理部152を介して端末側通信部151′に供給され、電子機器制御装置120の制御装置側通信部125に無線伝送される構成は、図1の例の通信端末150と同じである。
[4−2.システムの処理シーケンス]
図15は、電子機器制御システム100で行われる処理の流れを示すシーケンス図である。図15において、ステップS11〜S15の処理と、ステップS17〜S22の処理については、図3で説明したステップS11〜S15およびステップS17〜S22の処理と同じであり、説明を省略する。
図15の例では、ステップS15で通信端末150′が電子機器制御装置120の制御装置側通信部125から送信された状態情報を受信した後に、受信した状態情報をサーバ160に送信する(ステップS31)。このときには、通信端末150′を識別する情報を状態情報に付加して送信する。
サーバ160は、通信端末150′から送信された状態情報を受信する(ステップS32)。状態情報を受信したサーバ160は、通知テーブルを参照して、出力情報(入力を受け付ける情報)を取得する。そして、取得した出力情報を通信端末150′に送信する(ステップS33)。通信端末150′は、この出力情報を受信する(ステップS34)。
その後、取得した「入力を受け付ける情報」を出力部154に出力する出力処理以降の処理は、図3の例と同じである。
第4の実施の形態例のように、外部のサーバ160が通知テーブルを記憶することで、通信端末150′は通知テーブルを記憶する必要がなくなり、通信端末150′での負担が少なくなる。
なお、第1の実施の形態例で説明したように、通信端末150が通知テーブルを記憶する例と、第4の実施の形態例で説明した、サーバ160が通知テーブルを記憶する例を組み合わせるようにしてもよい。例えば、電子機器110の状態に応じて電源OFFのような比較的簡単な入力を受け付ける処理については、通信端末150自身が記憶した通知テーブルを使用して処理を行う。そして、例えば第2の実施の形態例で説明したような、比較的複雑な選択画面などの表示で入力を受け付ける処理については、外部の通信端末150(150′)が外部のサーバ160が記憶した通知テーブルを参照するようにしてもよい。
<5.変形例>
なお、上述した各実施の形態例では、電子機器制御装置120が通信端末150に送信する信号として、Bluetooth LE規格で送信される信号とした。これに対して、その他の通信方式を適用した信号としてもよい。例えば、無線LANを使ってパケットを送信するようにしてもよい。あるいは、赤外線信号や可視光信号により、電子機器制御装置120と通信端末150との間の通信を行うようにしてもよい。
また、ユーザが操作する通信端末150,150′は、スマートフォンに適用した例とした。これに対して、本発明は、電子機器制御装置120からの信号を受信できる通信端末であれば、その他の通信端末に適用してもよい。例えば、本発明は、タブレット端末やパーソナルコンピュータ装置に適用してもよい。
また、電子機器110の例についても、第1の実施の形態例で説明したアロマディフューザ(加湿器)や第2の実施の形態例で説明したフードプロセッサ、あるいは第3の実施の形態例で説明した照明器具は、それぞれ一例であり、その他の各種電子機器を適用してもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために装置の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、システム構成例としての図1や図14の信号の流れのラインは、説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも装置として必要な全てのラインを示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100…電子機器制御システム、110…電子機器110…電子機器制御装置、121…状態情報取得部、122…記憶部、123…制御部、124…判定部、125…制御装置側通信部、150,150′…通信端末、151,151′…端末側通信部、152…処理部、153…入力部、154…出力部、155…記憶部、160…サーバ

Claims (11)

  1. 電子機器と、電子機器制御装置と、通信端末とを含む電子機器制御システムであって、
    前記電子機器制御装置は、
    前記電子機器の状態に応じた状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記通信端末との間で無線通信を行い、前記状態情報を前記通信端末に送信する制御装置側通信部と、
    前記制御装置側通信部を介して受信した前記通信端末からの入力に応じて、前記電子機器に所定の動作をさせるための制御信号を生成し、前記電子機器に供給する制御部と
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記電子機器制御装置との間で無線通信を行い、前記状態情報を受信する端末側通信部と、
    受信した前記状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力する出力部と、
    前記入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を、前記端末側通信部を介して前記電子機器制御装置に送信する入力部と
    を備える、
    電子機器制御システム。
  2. 前記入力を受け付ける情報は、入力を受け付ける入力要素を備える表示画面である
    請求項1に記載の電子機器制御システム。
  3. 前記出力部は、前記状態情報に対応して前記電子機器の状態を示す情報を出力する
    請求項1または2に記載の電子機器制御システム。
  4. 前記状態情報は、前記電子機器の動作、前記電子機器の状態および前記電子機器の周囲の環境の少なくとも一つを示す
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
  5. 前記電子機器制御装置は、前記通信端末との間の無線通信の通信状態を監視し、
    前記状態情報は、前記電子機器制御装置と前記通信端末との間の無線通信の通信状態を示す
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
  6. 前記電子機器制御装置は、
    前記状態情報と、前記状態情報に対する判定基準とを含む通知条件を予め記憶する記憶部と、
    前記通知条件に基づいて、取得した前記状態情報が前記判定基準を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記制御装置側通信部は、前記状態情報取得部によって取得された状態情報が前記判定基準を満たす場合に、前記状態情報を前記通信端末に送信する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
  7. 前記状態情報と、当該状態情報に対応する入力を受け付ける情報とを関連付けて記憶するデータベースを更に備え、
    前記出力部は、前記データベースを参照して、受信した状態情報に対応する入力を受け付ける情報を取得する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
  8. 前記制御装置側通信部は、所定の間隔でBluetooth(登録商標) Low Energy規格における接続要求を受け付ける第1アドバタイズパケットを送信するとともに、
    前記状態情報の送信時には、前記状態情報を含む、Bluetooth Low Energy規格における接続要求を受け付けない第2アドバタイズパケットを送信し、
    前記端末側通信部は、前記第1アドバタイズパケットを受信し、前記電子機器制御装置に対して接続要求を行うことで確立した接続を用いて、前記入力情報を送信する
    請求項1から7のいずれか一項に記載の電子機器制御システム。
  9. 電子機器と、電子機器制御装置と、通信端末とを含むシステムに適用される電子機器制御方法であって、
    前記電子機器制御装置において、
    前記電子機器の状態に応じた状態情報を取得する状態情報取得処理と、
    前記通信端末との間で無線通信を行い、前記状態情報を前記通信端末に送信する前記電子機器制御装置での通信処理と、
    前記通信端末から受信した入力に応じて、前記電子機器に所定の動作をさせるための制御信号を生成し、前記電子機器に供給する制御処理とを行い、
    前記通信端末において、
    前記電子機器制御装置との間で無線通信を行い、前記状態情報を受信する前記通信端末での通信処理と、
    受信した前記状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力する出力処理と、
    前記入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を前記電子機器制御装置に送信する入力処理とを行う
    電子機器制御方法。
  10. 電子機器制御装置との間で無線通信を行い、電子機器の状態に応じた状態情報を受信する通信部と、
    受信した前記状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力する出力部と、
    前記入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を、前記通信部を介して前記電子機器制御装置に送信する入力部と
    を備える通信端末。
  11. 通信端末を動作させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信端末に、
    電子機器制御装置との間で無線通信を行い、電子機器の状態に応じた状態情報を受信するステップと、
    受信した前記状態情報に対応する入力を受け付ける情報を出力するステップと、
    前記入力を受け付ける情報に対応する入力を受け付け、受け付けた入力情報を前記電子機器制御装置に送信するステップと
    を実行させるコンピュータプログラム。
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