JP2015005856A - 遠隔制御システム、ならびにこのシステムで用いられるサーバ、コンピュータプログラムおよび機器操作信号発生装置 - Google Patents

遠隔制御システム、ならびにこのシステムで用いられるサーバ、コンピュータプログラムおよび機器操作信号発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リモコンで操作される既存の電気機器に適用が容易で、かつ、比較的簡易的な構成の遠隔制御システムを提供する。【解決手段】サーバ300は、電源タップ430から定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積するとともに、情報端末100からの要求に応じて、電気機器400の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する。また、情報端末からの指示に応じて、電気機器の電源を制御する制御信号をステーション(機器操作信号発生装置)410へ送信する。ステーション410は、サーバ300から受信した制御信号に応じて当該電気機器を制御する無線信号を発生する。情報端末100は、電気機器を操作するための操作画面情報を表示する表示部を有し、最新の電源状態情報に基づいて当該電源状態が反映された操作画面情報を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報端末から通信ネットワークを介して電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システム、ならびにこのシステムで用いられるサーバ、コンピュータプログラムおよび機器操作信号発生装置に関する。
従来、自宅にあるテレビジョン受像機(テレビ)やエアコンディショナー(エアコン)、照明器具などの電気機器に対して、ユーザが情報端末を用いて外出先から遠隔的に制御するための種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、エアコンやドアロックなどの各種家電製品(電気機器)の制御を行うホームサーバを導入し、遠隔制御の際には、携帯電話機からホームサーバに対して指示を行うことにより当該家電製品を制御する技術が開示されている。
特許文献2には、ユーザが外出先から自宅のエアコンを始動・停止させるために、携帯電話を用いて公衆回線を介して、自宅内にあるスイッチシステムにON命令またはOFF命令を送信すると、スイッチシステムからの指示によりエアコンインターフェースが、その命令に対応する赤外線信号を発生することによりエアコンを動作させる技術が示されている。また、この技術では、エアコンの電源ラインに流れる電流を変流器により検出することにより、エアコンの現在の動作状態を確認し、その結果をメッセージとしてユーザに転送することにより、当該エアコンが確実に動作したことをユーザが確認できるようにしている。
特開2002−335586号公報 特開2005−143072号公報
上記特許文献1に記載の従来技術は、制御対象の電気機器がホームサーバからの制御信号により制御可能な機能を有するものに限られるという制限がある。また、ホームサーバと各種電気機器を接続するためのローカルなネットワークを構成する必要がある。したがって、既存の電気機器への適用が容易でなく、また、コスト的にも問題がある。
特許文献2に記載の従来技術は、既存の電気機器に備わった赤外線によるリモートコントローラ(以下、リモコンという)制御を利用することにより、既存の電気機器への適用が容易である。しかし、制御対象の電気機器(例えばエアコン)に対して、1対1の関係で、エアコンインターフェースおよび変流器の組を用意する必要がある。このため、複数の制御対象の電気機器が1部屋に存在する場合にも、各電気機器に対してエアコンインターフェースと変流器の組を必要とするため、コスト増を招来する。また、変流器は各電気機器の電源ラインに取り付けてエアコンインターフェースまで配線する必要があるため、そのための配線が煩雑であるばかりか、ユーザの歩行時の支障となるおそれもある。
ところで、近年、スマートフォンやタブレットと呼ばれる情報端末が普及している。このような情報端末では、いわゆるテンキーやキーボード(ハードウェア)が存在せず、タッチパネルを兼ねた比較的広い表示画面を有する入力・表示デバイスを備えている。このような情報端末では、リモコンの複数のボタンが配置された操作面を擬似的に表示画面上に再現することができる。すなわち、表示画面上に表示された各種ボタンをタッチすることにより、ほぼ、リモコンと同様の操作が可能となり、操作が容易となる。
テレビなどの既存の電気機器においては、リモコンの操作面に単一の電源ボタンが配置され、この電源ボタンを押すたびに電源切替信号が発生し、電源ONと電源OFFが交互に切り替えられるいわゆるトグルタイプのものがある。通常、ユーザは、リモコンをテレビの方向に向けて操作する。したがって、テレビの現在の電源状態はユーザが目視で直接確認できるので、このようなトグルタイプの電源ボタンでも何ら支障がない。
しかしながら、外出先から情報端末を用いて自宅の電気機器を制御する場合には、制御対象の電気機器が見えない。そのため、トグルタイプの電源ボタンを操作する場合、現在の電源の状態が分からなければ、その操作が電源ONを指示するものか、電源OFFを指示するものかが明確に判別できないという問題が生じる。(特許文献2に記載の技術では、家電製品のリモコン制御において、電源ONと電源OFFのそれぞれに別々に対応する赤外線信号が用意され、情報端末においてもON命令またはOFF命令を別々に指示できるようにしているので、このような問題は生じない。)
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、リモコンで操作される既存の電気機器に適用が容易で、かつ、比較的簡易的な構成の遠隔制御システム、ならびにこのシステムで用いられるサーバ、コンピュータプログラムおよび機器操作信号発生装置を提供することにある。
本発明による遠隔制御システムは、情報端末から通信ネットワークを介して電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システムであって、前記通信ネットワークに接続されたサーバと、前記電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップと、前記通信ネットワークに接続された機器操作信号発生装置とを備える。前記サーバは、前記電源タップから定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積する使用電力情報蓄積手段と、前記情報端末からの要求に応じて、電気機器の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する応答手段と、前記情報端末からの指示に応じて、前記電気機器の電源を制御する制御信号を前記機器操作信号発生装置へ送信する指示発生手段とを有する。前記情報端末は、前記電気機器を操作するための操作画面情報を表示する表示部を有し、前記電気機器の使用電力情報に基づいて当該電源状態が反映された操作画面情報を表示する。前記機器操作信号発生装置は、前記情報端末からの指示に基づく前記制御信号を前記サーバから受信したとき、前記制御信号に応じて当該電気機器を制御する無線信号を発生する無線信号発生手段を有する。
ユーザは、電気機器を遠隔制御する際、情報端末からサーバを介して機器操作信号発生装置を制御する。一方、サーバは、電源タップから定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積しており、情報端末からの要求に応じて、電気機器の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する。本明細書において、「情報端末からの要求に応じて、電気機器の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する」とは、最新の電源状態を表す情報を情報端末へ送信する場合の他、サーバから情報端末用の電気機器の操作画面情報が情報端末へ提供され、当該電気機器の電源状態に関連して操作画面情報の全体または一部が更新される場合も含むものとする。これに応じて、情報端末は、サーバから取得された電気機器の最新の電源状態情報に基づいて当該電源状態が反映された操作画面情報を表示する。したがって、ユーザは遠隔制御に先立って、操作画面において、制御対象の電気機器の最新の電源状態を認識した上で、遠隔制御を行うことができる。
好ましくは、前記電源タップは、複数の電気機器を接続する複数の接続口を有し、前記サーバは、どの接続口にどの電気機器が接続されたかを管理する管理手段を備える。これにより、単一の電源タップと単一の機器操作信号発生装置を、複数の電気機器に対して共用することができる。
前記管理手段は、前記情報端末からのユーザの入力操作に基づいて、前記機器操作信号発生装置と、前記タップと、前記タップの接続口に接続された電気機器の種別情報とを対応づけて登録する手段により構成することができる。これにより、電源タップが複数の接続口を有する場合に、複数の電気機器を区別して、個別にその使用電力情報を管理するとともに、制御することができる。
前記サーバは、前記電気機器を操作するための操作画面情報を保持することができ、この場合、前記情報端末からの要求に応じて当該情報端末に当該操作画面情報を供給する。
あるいは、前記情報端末側に、前記電気機器を操作するための操作画面情報を予め保持するようにしてもよい。
前記情報端末は、操作画面上において制御対象の電気機器の電源状態をテキスト、記号または図形で表すことができる。これにより、ユーザは情報端末において電気機器の電源状態を認識することができる。この代わりに、前記情報端末は、操作画面上に電源ONおよび電源OFFを指示するための電源ONボタンおよび電源OFFボタンを表示し、前記電源ONボタンおよび/または電源OFFボタンの表示属性の変化により電源状態を表すようにしてもよい。
前記情報端末は、前記電気機器の最新の電源状態を確認するための指示を発生するための、操作画面上に表示される特定のボタンまたはメニューを含む指示手段を有してもよい。これにより、ユーザが、所望の時点で、所望の電気機器の最新の電源状態を確認することができる。
前記情報端末は、定期的に現在の電源状態を確認するための指示を出力するようにしてもよい。これにより、ユーザは特に意識することなく、電気機器の最新の電源状態が逐次取得され、更新される。
前記電気機器が、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有する場合に、前記サーバの前記指示発生手段は、前記情報端末から電源ON指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき前記機器操作信号発生装置に前記制御信号として前記電源切替信号を発生させ、前記情報端末から電源OFF指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき前記機器操作信号発生装置に前記制御信号として前記電源切替信号を発生させる。これにより、制御対象の電気機器の現在の電源状態がどのような状態であっても、ユーザの所望の電源切替制御が適正に行われる。
前記電気機器が、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有する場合に、前記機器操作信号発生装置は、前記サーバからの制御信号として電源ON指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき、前記無線信号発生手段により前記電源切替信号としての無線信号を発生し、前記サーバの制御信号として電源OFF指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき、前記無線信号発生手段により前記電源切替信号としての無線信号を発生するようにしてもよい。これにより、制御対象の電気機器の現在の電源状態がどのような状態であっても、ユーザの所望の電源切替制御が適正に行われる。
前記サーバは、さらに、指定した電気機器の電源ON指示を含むコマンドグループを予め記憶した一斉遠隔制御コマンドテーブルと、前記コマンドグループ毎に当該遠隔制御を行う対象となるユーザを登録する一斉遠隔制御対象ユーザテーブルと、所定時に、前記一斉遠隔制御コマンドテーブルに記憶されたコマンドグループを、前記一斉遠隔制御対象ユーザテーブルに登録されたユーザの当該電気機器に対して実行する一斉遠隔制御部とを備えてもよい。
これにより、複数のユーザの電気機器に対して、共通の遠隔制御または各ユーザ所望の遠隔制御を一斉に実行することができる。
本発明によるサーバは、電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップと、情報端末からの指示に応じて前記電気機器を制御する無線信号を発生する機器操作信号発生装置とを用いて、前記情報端末から前記電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システムにおいて、前記通信ネットワークに接続されるサーバであって、前記電源タップから定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積する使用電力情報蓄積手段と、情報端末からの要求に応じて、電気機器の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する応答手段と、前記情報端末からの指示に応じて、前記電気機器の電源を制御する制御信号を、前記通信ネットワークを経由して前記機器操作信号発生装置へ送信する指示発生手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によるコンピュータプログラムは、電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップと、情報端末からの指示に応じて前記電気機器を制御する無線信号を発生する機器操作信号発生装置とを用いて、前記情報端末から前記電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システムにおいて、前記情報端末の動作を実現するためのコンピュータプログラムであって、前記電気機器を操作するための操作画面情報を表示するステップと、前記電気機器の取得された最新の電源状態情報に基づいて、電源状態の変化を反映させるよう前記操作画面情報を更新するステップとをコンピュータに実行させるものである。
本発明による機器操作信号発生装置は、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有する電気機器を、情報端末から通信ネットワークを介して遠隔制御するための遠隔制御システムにおいて使用される機器操作信号発生装置であって、前記電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップから前記使用電力情報を受信する受信手段と、前記電源切替信号としての無線信号を発生する無線信号発生手段と、前記情報端末からの電源ON指示または電源OFF指示を受信したとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態を確認し、前記指示が電源ON指示である場合、前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき前記電源切替信号を発生し、前記指示が電源OFF指示である場合、前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき前記電源切替信号を発生するよう、前記無線信号発生手段を制御する制御手段とを備えたものである。
本発明の遠隔制御システムでは、情報端末から通信ネットワークを経由して、直接的に各ユーザの電気機器に制御信号を送信するのではなく、サーバ(サービスサーバ)が仲介して、制御信号を電気機器へ送信するので、各ユーザの家庭に配置される機器操作信号発生装置は簡略な構成および機能で済む。また、電気機器の電力を測定する機能を備えたタップ一般的になりつつある。したがって、本発明のユーザの導入コストは比較的安価で済む。
また、サーバですべてのユーザおよびその電気機器、タップ、機器操作信号発生装置を管理することができるので柔軟性が高く、既存の家電に変更を加えることなく対応でき、新規家電にも対応が容易であり、操作画面の更新もサーバ側のみで迅速に実行可能である。また、電気機器の電源に関する遠隔操作を確実にすることができる。
本発明の実施の形態における遠隔制御システムの概略構成を示す図である。 図1内に示したステーション(機器操作信号発生装置)の概略のハードウェア構成例を示す図である。 図1内に示したサービスサーバの具体的な構成例を示す図である。 図1内に示したタップの構成例を示す図である。 図1内に示した情報端末の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における、ステーションとタップと通信ネットワークの相互の接続関係の3つの形態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるリモコン操作画面の例を示す図である。 電源用の操作ボタンとして、電源ONボタンと電源OFFボタンを別個に設けたリモコン操作画面の例を示す図である。 図8に示したリモコン操作画面の変形例を示す図である。 図3内に示したユーザ別機器・コンセント対応テーブルの構成例を示す図である。 図3内に示したコマンド・信号パターン対応テーブルの構成例を示す図である。 図3内に示した使用電力量データベース(DB)の構成例を示す図である。 本発明に実施の形態において情報端末に表示される機器登録画面の例を示す図である。 本発明の実施の形態における遠隔制御システムの動作例を模式的に表したシーケンス図である。 本発明の実施の形態における遠隔制御システムの第2の動作例を模式的に表したシーケンス図である。 本発明の実施の形態における遠隔制御システムの第3の動作例を模式的に表したシーケンス図である。 本発明の実施の形態において、情報端末から発生される電源制御コマンドと、サービスサーバから出力される制御信号と、ステーションから出力される赤外線信号の関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態における、リモコン操作画面において電源切替ボタンを用いる形態に対応するサービスサーバの概略処理を表したフローチャートである。 本発明の実施の形態における、リモコン操作画面において電源ONボタンおよび電源OFFボタンを用いる形態に対応するサービスサーバの概略処理を表したフローチャートである。 本発明の実施の形態における、リモコン操作画面において電源ONボタンおよび電源OFFボタンを用いる形態に対応するステーションの概略処理を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における遠隔制御システムの全体構成を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるサービスサーバの構成例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本実施の形態における遠隔制御システムの概略構成を示す。
このシステムでは、スマートフォン(またはタブレット)100a、携帯電話端末100b、パーソナルコンピュータ(PC)100c、その他のデバイス100d、ホーム(家庭)H、およびサービスサーバ300が、通信ネットワーク200で相互に接続される。
スマートフォン(またはタブレット)100a、携帯電話端末100bは、ユーザが外出先等からインターネットのような通信ネットワーク200を介して、ホームH内の所望の電気機器を遠隔制御するためのデバイスであり、本明細書では総称して情報端末100という。外出先では携帯型の端末が好ましいが、据え置き型のPCも、本発明における情報端末100として機能しうる。その他のデバイス100dは、近年提案されているメガネに装着する小型情報端末としてのメガネ型デバイスや、ユーザの腕に装着する腕時計型デバイス、カーナビゲーション装置のような車載デバイス(車の中)等のデバイスであり、これらも情報端末100として機能しうる。
サービスサーバ300は、通信ネットワーク200に接続され、情報端末100による電気機器400の遠隔制御のサービスを提供するための装置である。サービスサーバ300は、複数のホームHに対して、すなわち複数のユーザに対して、同サービスを提供することができる。
図1のホームH内には、制御対象の電気機器400の例として、テレビ400a、エアコン400bおよび照明器具400cを示している。本実施の形態では、これらの電気機器の少なくとも1台は、そのリモコン応答機能として、当該電気機器の電源を制御するリモコンから電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有しているものとする。このような電気機器400に対して、電源を供給する電源タップとしてのタップ430と、本発明により提供される機器操作信号発生装置としてのステーション410が設けられる。
タップ430は、各電気機器400に対して電源(電力)を供給するための接続口としてのコンセント(アウトレット)を好ましくは複数有し、各接続口に接続された各電気機器400の消費電力(使用電力量)を逐次測定して、使用電力情報として出力する機能を有するデバイスである。このようなデバイスとしては、いわゆるスマートタップと呼ばれるものが知られている。
ステーション410は、情報端末100からの遠隔制御に従って、指定された電気機器400に対して、指示に対応した無線信号を発生するデバイスである。本実施の形態では無線信号として赤外線信号を用いる例を示すが、制御対象の電気機器が電磁波(電波)を利用した信号を利用するいわゆる無線リモコンに対応する場合には、無線信号としてそのような赤外線以外の無線信号を用いることもできる。
なお、後述するように、ステーション410とタップ430と通信ネットワーク200との接続関係は、図示の形態以外に他の形態も考えられる。
この遠隔制御システムでは、情報端末100から通信ネットワーク200を経由して、直接的にホームHに制御信号を送信するのではなく、サービスサーバ300が仲介して、制御信号をホームHへ送信する。
すなわち、情報端末100は、リモコンとして動作する際、目的の電気機器用のリモコン操作画面を表示する。リモコン操作画面に対するユーザの操作に応じて、その電気機器を制御する指示を行うと、その指示(コマンド)はサービスサーバ300に伝えられる。サービスサーバ300は、この指示に応じて、当該電気機器の制御信号を生成し、ホームH内のステーション410へ送信する。その際、サービスサーバ300は、情報端末から受信した指示が電源切替指示であれば、ステーション410に対して、単に電源切替のための無線信号を発生するよう指示する。その指示が電源ONまたは電源OFFであれば、サービスサーバ300はタップ430からの電力使用情報に基づいて当該電気機器の現在の電源状態を確認する。サービスサーバ300は、この確認結果に基づいて、ステーション410に対して、電源切替のための無線信号(ここでは赤外線信号)を発生するよう指示する。
タップ430は、通常、複数のコンセント(接続口)を有し、逐次、各コンセントに接続された電気機器の使用電力量を測定し、その測定データを使用電力情報として外部へ出力(送信)する。使用電力情報は、測定の都度、出力してもよいし、複数回の測定毎(例えば1分〜30分の間の所定の時間毎)に、それら複数回の測定データをまとめて出力するようにしてもよい。図1の例では、タップ430は使用電力情報をステーション410へ送信し、ステーション410がこの使用電力情報を中継してサービスサーバ300へ送信する。
サービスサーバ300は、どのタップのどの接続口にどのような電気機器が接続されたかを管理する管理手段を備える。この管理手段は、情報端末からのユーザの入力操作に基づいて、ステーション410と、タップ430と、このタップ430の接続口に接続された電気機器400の種別情報とを対応づけて登録する手段を有する。
また、サービスサーバ300は、電気機器を操作するための操作画面情報を保持し、情報端末100からの要求に応じて当該情報端末に当該操作画面情報を供給する。
さらに、サービスサーバ300は、タップ430から取得された各電気機器の最新の使用電力情報に基づいて、それらの現在(最新)の電源状態を管理する。すなわち、サービスサーバ300は、電気機器の取得された最新の使用電力情報に基づいて、当該電気機器の電源状態を判定し、その電源状態の変化を反映させるよう、情報端末用の当該電気機器の操作画面情報を更新する。すなわち、電気機器の電源状態は、好ましくは、情報端末100の表示画面上に表示される当該電気機器の操作画面を構成する操作画面情報に反映される。情報端末100が操作画面情報を予め保持している場合には、情報端末100は、電源状態の変化をその操作画面情報に反映させるための情報として電源状態情報をサーバ300から受信する。
このように、情報端末100は、電気機器400を操作するための操作画面情報を外部(例えばサービスサーバ300)からその都度受信し、または予め保持しておき、リモコンモード時に表示画面上に表示する。電気機器の操作画面情報には、その電気機器の取得された最新の電源状態情報に基づいて、その電源状態が反映される。例えば、情報端末100は、操作画面上に電源状態をテキスト、記号または図形等で表す。その具体例については後述する。電源状態の操作画面情報への反映を、サーバ側、端末側のいずれで行うかは、操作画面情報の持ち方に依存する。いずれにせよ、電源状態が最終的に端末の操作画面上に反映されれば足りる。
次に、遠隔制御システムの各部の構成例を説明する。
図2は、機器操作信号発生装置としてのステーション410の概略のハードウェア構成例を示している。
ステーション410は、制御部411、記憶部412、赤外線制御部413、無線通信部414、表示部415、および、通信部416を備えている。
制御部411は、ステーション410の各部の制御および必要なデータ処理を実行するためのCPU等のプロセッサを含む。
記憶部412は、制御部411が実行するための各種の制御プログラム(コンピュータプログラム)および必要なデータを不揮発的に記憶するEEPROM、フラッシュROM、また、一時記憶領域および作業領域を提供するRAM等のメモリを有する。
無線信号発生手段としての赤外線制御部413は、サービスサーバ300が情報端末100から受信した指示(コマンド)に対応して出力した制御信号に応じて、特定の電気機器を制御する無線信号としての赤外線信号を発生する。
無線通信部414は、ステーション410と他の機器(この場合、タップ430)の間で無線通信を行うための部位であり、タップ430から各電気機器400の使用電力情報を受信する。
表示部415は、ステーション410の動作状態を表示するためのインジケータを構成する部位であり、例えば、LED、LCD等の表示デバイスで構成される。
もう一つの通信部416は、サービスサーバ300と通信を行うためのものであり、例えばLANコントローラにより構成される。このLANコントローラは、ホームH内に配置された例えばルータ(図示せず)を介して通信ネットワーク200に接続される。本実施の形態では、通信部416は、タップ430から受信した使用電力情報をサービスサーバ300へ転送する情報転送手段を構成する。
図3は、サービスサーバ300の具体的な構成例を示す。この例では、サービスサーバ300は、通信部310、表示部320、入力部330、データ処理部340および記憶部350を備える。
通信部310は、通信ネットワーク200に接続され、情報端末等と相互の通信を行うための部位であり、例えばルータ等の通信デバイスにより構成される。表示部320は、ユーザ(サーバ保守員等)に対して表示インタフェースを提供するためのLCD等の表示デバイスである。入力部330は、ユーザ(サーバ保守員等)に対して入力インタフェースを提供するためのキーボード等の入力デバイスである。
データ処理部340は、サービスサーバ300の各部の制御および必要な処理を実行するための制御部であり、CPU等により構成される。本実施の形態におけるデータ処理部340は、ユーザ別機器・コンセント対応テーブル管理部341、ユーザ操作確認・応答・指示発生部343、機器使用電力量管理部345、リモコン画面データ管理部346、およびユーザ管理部347を構成している。
記憶部350は、データ処理部340が実行するための各種の制御プログラム(コンピュータプログラム)および必要なデータを不揮発的に記憶し、また、一時記憶領域および作業領域を提供するHDD、ROMやRAM等の記憶装置である。この実施の形態では、記憶部350は、ユーザ別機器・コンセント対応テーブル351、コマンド・信号パターン対応テーブル353、ユーザ別使用電力量データベース(DB)355、制御対象別リモコン画面データ記憶部356、および登録ユーザDB357を有している。
ユーザ別機器・コンセント対応テーブル351は、ユーザ(ホームH)毎の制御対象の各電気機器とタップ430のコンセントとの対応関係を保持したデータテーブルである。このテーブルは、各ユーザが、制御対象の電気機器を登録する際に、ユーザの入力する情報に基づいて、サービスサーバ300により作成される。このテーブルの具体例については後述する。
コマンド・信号パターン対応テーブル353は、制御対象の電気機器毎の制御コマンドに、その赤外線信号パターンを対応づけて登録(記憶)したデータテーブルである。主要なメーカーの電気機器の主要な種別(テレビ、エアコン、照明器具、ビデオレコーダ等)については、予め登録される。未登録の電気機器については、事後的にその制御コマンドの赤外線信号パターンを登録することができる。
ユーザ別使用電力量データベース(DB)355は、各ユーザの登録された電気機器の使用電力量を定期的に測定して得られたデータを保存するデータベースである。「定期的」とは、例えば、予め決められた時間間隔や決まった時刻である。「予め決められた時間間隔」とは、例えば、数秒ないし1分程度の時間である。ユーザがこの時間間隔を可変設定できるようにしてもよい。
制御対象別リモコン画面データ記憶部356は、制御対象別、すなわち、各メーカーの電気機器の種別毎の典型的なリモコン画面のデータを記憶している。このリモコン画面のデータは、好ましくはタッチ操作できる各種のボタンを含む操作画面データとして構成される。タッチパネルを有さない情報端末については、フォーカスやカーソルを利用したキー操作または任意のユーザインタフェースによる操作を可能とする操作画面データとすることができる。
機器使用電力量管理部345およびユーザ別使用電力量データベース(DB)355は、本発明の、タップから定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積する使用電力情報蓄積手段を構成している。
ユーザ操作確認・応答・指示発生部343は、情報端末100からの要求に応じて、電気機器400の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する応答手段を構成している。ユーザ操作確認・応答・指示発生部343は、また、情報端末100からの指示に応じて、電気機器400の電源を制御する制御信号を機器操作信号発生装置(ステーション410)へ送信する指示発生手段を構成している。
リモコン画面データ管理部346は、記憶部350内の制御対象別リモコン画面データ記憶部356のリモコン画面データを制御対象別に保存、管理する。
ユーザ管理部347は、記憶部350内の登録ユーザDB357の登録および更新を管理する。登録ユーザDB357は、サービスサーバ300により提供される電気機器の遠隔制御システムを利用するためのユーザ情報を保存する。このユーザ情報は、少なくとも、ユーザを一意に特定するためのユーザIDおよび認証のためのパスワード等を含む。
図4に、本発明における電源タップとしてのタップ430の構成例を示す。
タップ430は、制御部431、記憶部432、電力モニタ部434、電源部433、表示部435、通信部436、および無線通信部437を備える。
制御部431は、タップ430の各部の制御および必要なデータ処理を実行するためのCPU等のプロセッサを含む。
記憶部432は、制御部431が実行するための各種の制御プログラム(コンピュータプログラム)および必要なデータを不揮発的に記憶し、一時記憶領域および作業領域を提供するROMやRAM等のメモリである。
電源部433は、商用電源に接続するためのプラグ433aから供給される交流電圧を、タップ430の各部に必要な動作電圧に変換するとともに、商用電源の複数個の接続口(アウトレット)433bを有する。接続口433bの個数は4個の場合を示しているが、その個数は4個に限るものではない。1個でもよいが、1台のステーションで複数の電気機器を制御できるようにするためには、複数個が好ましい。
電力モニタ部434は、各接続口433b毎に、接続された電気機器400の使用電力量を逐次測定(監視)する部位である。ここに「逐次」とは上述したように、定期的および個別に指示されたときを含む。制御対象の電気機器400の動作電源は、これらの接続口433bから取得することにより、各電気機器の使用電力情報を取得することができる。
無線通信部437は、他の機器、例えば、ステーション410との間で無線通信を行うための部位であり、測定された各電気機器400の使用電力情報を送信出力する。
表示部435は、タップ430の動作状態を表示するためのインジケータを構成する部位であり、例えば、LED、LCD等の表示デバイスで構成される。
もう一つの通信部436は、サーバ300等の外部のデバイスと通信を行うためのものであり、例えばLANコントローラにより構成される。この通信部436は、後述する別の接続形態において利用されるものであり、接続形態に拠っては不要である。
図5は、情報端末100の構成例を示している。情報端末100が、スマートフォンかタブレットか携帯電話端末かPCか、等によって、外形や表示画面サイズ、必要な部品が異なるが、図5には基本的な機能部を示す。
情報端末100は、制御部101、記憶部102、入力部104、表示部105、通信部106および音声処理部107を有する。
制御部101は、CPU等のプロセッサを有し、所定の各部と接続され、記憶部102に格納されたプログラムを実行することにより端末100の各部を制御し、各種の機能(手段)を実現する。
記憶部102には、OS、ブラウザやアプリケーションのようなコンピュータプログラムの他、フォント等の固定的なデータを不揮発的に格納している領域の他、制御部101により作業領域、データの一時記憶領域として利用される領域を含む。さらに、記憶部102は、サーバ300から取得されたリモコン画面を構成するデータ(操作画面情報)等を不揮発的に記憶する領域を含む。入力部104は、ユーザが情報端末100に対して、各種の指示やデータを入力するためのユーザインタフェースであり、表示部105の表示画面に重なったタッチ入力領域を有するタッチパネルを含む。タッチパネルに加えて、または代えて、電源キー、通話キー、テンキー、カーソル操作キー等の各種キーを含みうる。また、入力部104は、ユーザの音声指示を受け付ける音声入力手段や、ユーザのジェスチャー(指や手の動き)による指示を受け付ける撮影画像認識手段も含みうる。
表示部105は、情報端末100がユーザに対して表示情報を提供するためのユーザインタフェースであり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスを含む。
通信部106は、通信ネットワーク200に接続するための部位であり、アンテナを介して第3世代(3G),第4世代(4G)等の携帯電話無線システムにおける基地局との間での無線通信を行い、基地局を介して通信相手との間で通話やデータ通信を行うための処理部である。その他、通信部106としては、無線LAN、BLUETOOTH(登録商標)等、既存の任意の通信手段を利用することができる。
音声処理部107は、通話や音楽プレーヤ機能のための機能部であり、マイク111aおよびスピーカ111bを備える。その他、図示しないが、個々の情報端末に固有の機能部を備えることができる。本実施の形態において、電源状態を音声で出力するような場合には、制御部101が音声出力メッセージを生成し、音声処理部107を介してスピーカ111bから音声として出力される。
図6(a)(b)(c)は、ステーション410とタップ430と通信ネットワーク200の相互の接続関係の3つの形態を示している。上述した形態は、図6(a)のステーション経由接続の形態であり、タップ430がステーション410を介して通信ネットワーク200に接続される。
図6(b)はタップ経由接続の形態を示す。この形態では、ステーション410がタップ430を介して通信ネットワーク200に接続される。この場合、図4に示した通信部436が必要となる。ステーション410については、通信部416(図2)が不要となる。
図6(c)は平行接続の形態を示す。この形態では、タップ430とステーション410が平行にそれぞれPC(またはゲートウェイ)450を介して通信ネットワーク200に接続される。
ステーション410と通信ネットワーク200の間、および、ステーション410とPC450の間は有線接続の場合を示したが、無線LAN等の無線インタフェースを利用することも可能である。
次に、情報端末100において、その表示画面に擬似的に操作ボタン等を配置して構成したリモコン操作画面の例を説明する。ここでは、入力装置104としてタッチパネルを利用し、ユーザが画面上の操作ボタンやタブを直接タッチすることにより、操作が行えることを想定している。
図7に示したリモコン操作画面600は、タブ610a,610bで複数の電気機器(この例ではテレビとエアコン)の操作画面を切り替えられるようになっている。但し、電気機器の切替は、タブの利用に限るものではない。
テレビの操作画面は、実際のリモコンと同様に、電源切替ボタン601、音声増ボタン602、音声減ボタン603、消音ボタン604、入力切替ボタン605、画面表示ボタン606、テンキー(ここでは1〜9)608を有する。なお、ボタン607は、本発明に直接関係しないが、テレビ番組表におけるユーザ操作を容易にするための番組表操作ボタンである。
これらに加えて、この操作画面には、さらに、状態確認ボタン609を設けている。また、その電気機器の現在の電源状態(確認された最新の電源状態)を"ON"または"OFF"の表示619で表わしている。電源状態の表示619は、文字(テキスト)に限るものではなく、記号や図形等、他の表示形態であってもよい。
状態確認ボタン609は、ユーザがこのボタンを操作することにより、当該電気機器400の現在の電源状態を確認するためのものである。すなわち、本発明における「電気機器の最新の電源状態を確認するための、操作画面上に表示される特定のボタンまたはメニューを含む指示手段」を構成する。この状態確認ボタン609の操作により確認された電源状態は表示619に反映される。表示619は"ON"または"OFF"の場合のみを示したが、起動時などに未確定の(確定前の)状態を表す文字(記号)、例えば"---"を表示したり、あるいはブランク(非表示)としたりしてもよい。
図示しないが、指示手段として、状態確認ボタンの代わりに、表示画面上に開かれるメニュー等の選択手段により状態確認指示を選択できるようにしてもよい。
本実施の形態の一態様として、このようなリモコン操作画面の画面データは、サービスサーバ300に用意しておき、ユーザが情報端末100でリモコンモードを起動したときに、サービスサーバ300からWEBデータとして情報端末100に配信され表示されることを想定している。WEBデータには、各種ボタンの操作をサポートするユーザインタフェースを実現するための所定のスクリプトを含んでいる。この代わりに他の態様として、情報端末100に、出荷時に、または、出荷後にユーザの要求に応じて、リモコン操作画面データを含むリモコンモード専用のアプリケーションをインストールしてもよい。
一般に、単一の電源切替ボタン601で電気機器400の電源をON/OFFする場合、現在の電源状態によって電源切替ボタン601の操作が電源ONを指示するか、電源OFFを指示するかが変わってくる。すなわち、電源OFFの状態で電源切替ボタン601を操作すれば、電源ON指示がなされ、電源ONの状態で電源切替ボタン601を操作すれば、電源OFF指示がなされる。
そこで、ユーザは、状態確認ボタン609を操作することにより、テレビの現在の電源状態を確認することができる。例えば、自宅のテレビの電源を付けっぱなしで外出したことに気づいたような場合、あるいは、テレビの電源をOFFしたかどうか記憶が定かでないような場合、外出先で状態確認ボタン609を操作することにより、現在のテレビの電源状態を確認することができる。もし、ON状態にあれば、電源切替ボタン601を操作することにより、電源をOFFにすることができる。また、電源OFF指示に応じて確実に電源がOFFされたことを確認するために、電源切替ボタン601の操作後に、状態確認ボタン609を操作することもできる。
エアコンについても、同様の電源切替ボタンおよび状態確認ボタンを設けることができる。例えば、冬場に帰宅する所定時間前に、外出先から電源をONさせるような用途において、電源切替ボタン601および状態確認ボタン609を用いて、自宅のエアコンを確実に遠隔制御することが可能となる。
照明器具についても同様であり、防犯のために、日没後に外出先から自宅の照明器具を点灯させるような用途に利用可能である。
図8は、電源用の操作ボタンとして、単一の電源切替ボタン601に代えて、電源ONを指示するための電源ONボタン601aと電源OFFを指示するための電源OFFボタン601bを別個に設けたリモコン操作画面600aを示している。状態確認ボタン609と電源状態の表示619については、図7の場合と同様である。
図8のリモコン操作画面600aの場合、ユーザは、現在の電源状態がOFFであることを確認した後に電源ONボタン601aを操作し、現在の電源状態がONであることを確認した後に電源OFFボタン601bを操作することになる。但し、電源切替ボタン601を利用するリモコンを備えた電気機器400については、電気機器400へ与える電源制御のための赤外線信号は相変わらず「電源切替」赤外線信号である。そこで、電源ONボタン601aと電源OFFボタン601bが操作された場合、情報端末100の外部、例えば、サービスサーバ300の側で適正に対処する必要がある。そのための情報端末100の外部の処理については後述する。
図9は、図8に示したリモコン操作画面の変形例を示す。このリモコン操作画面600bにおいては、図8に示したように、電源ONボタン601aと電源OFFボタン601bを別個に設けているが、電源状態表示619の代わりに、電源ONボタン601aと電源OFFボタン601bの表示属性の変化により電源状態を表すようにしている。すなわち、現在の電源状態に応じて、操作可能な(または操作して意味のある)ボタンと、操作不能な(または操作して意味のない)ボタンの表示属性を異ならせている。図の例では、操作可能なボタンを通常の表示輝度で表示し、操作不能なボタンの表示輝度を低下して表示している。具体的には、電源状態がONであるとき、電源ONボタンの表示輝度を低下させ、電源OFFボタンのみが操作可能であることを示す。逆に、電源状態がOFFであるとき、電源OFFボタンの表示輝度を低下させ、電源ONボタンのみが操作可能であることを示す。これにより、表示された電源操作ボタンを見るだけで、いずれのボタンが有効か、すなわち、現在の電源状態がONかOFFかが直ちに分かる。
図示しないが、操作不能なボタンは画面から消去し、操作可能なボタンのみを表示する態様もありうる。この態様は、操作不能なボタンの輝度を0にまで低下させた場合と捉えることもできる。
ここで、本実施の形態において用いられる、サービスサーバの記憶部350内の各種データについて、その具体例を概念的に説明する。それらのデータ構造やデータ項目は説明のための例示であり、本発明はその細部に限定されるものではない。
図10は、ユーザ別機器・コンセント対応テーブル351の構成例を示している。このユーザ別機器・コンセント対応テーブル351は、ユーザID毎に、使用しているステーションの識別情報である「ステーションID」、制御対象の電気機器の「機器種別」および「メーカー」、使用しているタップの識別情報である「タップID」、タップの「コンセント番号(#)」、その電気機器の最新の「電源状態」、の各項目を保持している。「電源状態」以外の項目は、ユーザによる電気機器の登録時に項目内容が設定される。「電源状態」については、サービスサーバにおいて各電気機器の最新の電源の状態が認識される度に、その内容が反映されるよう更新される。
図11は、コマンド・信号パターン対応テーブル353の構成例を示している。このコマンド・信号パターン対応テーブル353は、テレビ(TV)やエアコン、照明器具等の機器種別毎に、メーカー、コマンドおよびこのコマンドに対応する赤外線信号パターンデータを保持している。このようなデータは、主要なメーカーの製品について既知であり、サービスサーバに初期的に用意しておくことができる。新たな製品について、サービスサーバの保守員によって事後的に追加することも可能である。なお、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有する電気機器について、電源ON指示と電源OFF指示のコマンドを別々に用意した場合のように、コマンドと赤外線信号パターンデータとは厳密な意味で1対1には対応せず、後述するような所定の処理により条件付きで特定の赤外線信号パターンデータと対応づけられる場合もありうる。
また、新たな製品についてのデータの追加は、情報端末のユーザによって、実際のリモコンから出力される赤外線パターンをステーションで学習することにより、サービスサーバに対して行うこともできる。その場合、ステーションには、赤外線センサ(図示せず)を設けて、各コマンドの赤外線パターンデータを学習する機能を付加する。このようにユーザが追加するデータは、コマンド・信号パターン対応テーブル353において、他のユーザに開放してもよいし、代わりに、ユーザ別に保存し、当該ユーザのみが使用できるようにしてもよい。
図12は、使用電力量データベース(DB)355の構成例を示している。この使用電力量データベース(DB)355は、ユーザID毎に、かつ、タップIDおよびコンセント#毎に、日時データと使用電力量データ(w)とが対に蓄積されていく。サービスサーバ300は、各電気機器400について、その最新の使用電力量データが得られる度に、そのデータに基づいて、その電源の現在状態を判定する。現在状態が電源ON状態か電源OFF状態かは、使用電力量の閾値判定によって行うことができる。リモコン操作を受け付ける電気機器は電源OFF時にも待機電力と呼ばれるある程度の電力を消費している。各電気機器の電源の現在状態の判定は、その待機電力の想定される最大値より大きく、かつ、電源ON時の最低消費電力よりも小さい特定の値を閾値として用いて行うことができる。このようにして判定された電源の現在状態は、ユーザ別機器・コンセント対応テーブル351の「電源状態」に反映される。本実施の形態において電源状態判定に使用する閾値としては、電気機器の機器種別やメーカーによらず、予め定めた固定値を用いる方法と、機器種別やメーカーに応じて個別に定める方法とがありうる。
なお、ユーザID、タップIDおよびコンセント番号#が分かれば、そこに接続されている電気機器が何であるかは図10に示したユーザ別機器・コンセント対応テーブル351を参照することにより判明するが、便宜上、使用電力量データベース(DB)355にも機器種別等のデータを保持してもよい。
図13に、情報端末100に表示される機器登録画面500の例を示す。この機器登録画面500は、情報端末100からサービスサーバ300にアクセスすることにより例えばWEBデータとして取得され、表示部に表示される。ユーザは、自身が遠隔制御の対象としたい電気機器について、使用するステーションの選択(ステーションID)501、対象機器の選択(種別)503、メーカーの選択503、タップの選択(タップID)504、およびタップのコンセント番号505を、それぞれ、選択肢から選択し、または入力する。各項目の設定後に登録ボタン506を指示すると、この機器登録画面の内容をサービスサーバ300のユーザ別機器・コンセント対応テーブル351に登録される。キャンセルボタン507は、機器登録を途中で中止する場合に指示するボタンである。
次に、本実施の形態による遠隔制御システムにおける各部の間の制御やデータ(信号)の流れをシーケンス図で説明する。
図14は、本実施の形態における遠隔制御システムの動作例を模式的に表したシーケンス図である。この動作例は、図6(a)に示したステーション経由接続の形態に対応している。
タップは、自身に接続された電気機器の電力使用量を定期的に測定し、その都度、または、所定回分まとめて、電力使用情報としてステーションに送信する(S41,S42,S43)。ステーションは、受け取った電力使用情報をそのままサービスサーバへ中継して転送する(S31,S32,S34)。サービスサーバは、電力使用情報を受信し、機器使用電力量管理部345がユーザ別使用電力量DB355に保存する。
情報端末は、ユーザの操作に応じて、リモコンモードを起動する(S11)。この際、図示しないが、ユーザはユーザIDおよびパスワード等を用いて、サービスサーバ300にとって正当なユーザであることを認証する。
リモコンモード起動により、情報端末は初期動作として、通信ネットワークを介してサービスサーバにアクセスし、自己の登録した電気機器の現在の電源状態を問い合わせる現在状態要求をサービスサーバへ送信する(S12)。この現在状態要求に対して、サービスサーバ300は、ユーザ別使用電力量DB355から、現在状態報告として、当該ユーザが登録している電気機器の最新の電源状態情報を情報端末へ返送する(S21)。この「電源状態情報」は、上述したユーザ別機器・コンセント対応テーブル351の「電源状態」に基づいて生成することができる。この電源状態情報に基づいて、情報端末は、当該電気機器の現在の電源状態が反映されたリモコン操作画面を表示する(S13)。上述したように、電源状態情報は操作画面情報の一部または全体であってもよいし、電源状態の変化をその操作画面情報に反映させるための情報であってもよい。なお、このようなリモコンモード起動時の、電気機器の現在の電源状態を問い合わせる初期処理(S11,S12,S13)は、本発明において必須の処理ではない。後述するように、ユーザによる自発的な電源状態の問い合わせ機能があれば、リモコンモード起動時にその機能を利用することが可能である。
その後、ユーザはリモコン操作画面上で、当該電気機器の現在の電源状態を認識し、必要に応じて、操作ボタン等を操作することにより、電気機器の操作を指示する(S14)。この操作指示(コマンド)は、当該電気機器を特定するための情報とともにサービスサーバ300へ送られる(S15)。この操作指示を受けたサービスサーバ300は、同操作指示を当該電気機器の対応する赤外線信号パターンデータとしてステーションへ送信する(S22)。ステーションは、受信した赤外線信号パターンデータに基づいて、赤外線(iR)信号を発生する(S33)。この赤外線信号を受けた電気機器は、当該コマンドに応じて作動する(S51)。例えば、コマンドが電源制御コマンドであれば、これに対応する赤外線信号に応じて、電気機器の電源が制御される。
電源に関する操作指示の後、ユーザにより状態確認ボタン等による状態確認指示(S16)があったとき、情報端末は、現在状態要求をサービスサーバへ送信する(S17)。この要求には、当該電気機器を特定する情報(例えば種別またはタップを表す情報)も含まれる。サービスサーバは、受信した現在状態要求を当該ユーザのステーションに中継(転送)する(S23)。本実施の形態では、ステーションは起動時に自身でサービスサーバへ接続し、その後、基本的にセッションをつないだ状態を維持する。これにより、サーバとステーションの間で、いつでも双方向にデータの送信が可能となる。ステーションはこの現在状態要求をタップへ送信する(S35)。タップはこの要求に応じて、当該電気機器の電力使用量を測定し、電力使用情報としてステーションへ送信する(S44)。このような電力使用量の測定および送信は、ユーザの要求に基づいて非定期的にオンデマンドで実行されるものである。ステーションは、受信した電力使用情報をサービスサーバへ中継する(S36)。サービスサーバは、受信した電力使用情報に基づいて、当該電気機器の現在の電源状態を判定し、現在状態報告として、当該電気機器の最新の電源状態情報を情報端末へ返送する(S24)。携帯端末は、この電源状態情報に基づいて、現在の電源状態が反映されたリモコン操作画面を表示する(S18)。
状態確認指示(S16)に基づくステップS17の「現在状態要求」について、サービスサーバは、当該電気機器の保存された最新の「電源状態」を判定した基となる電力使用情報の測定時刻が、現在から過去に比較的短時間(例えば30秒程度)以内のものであれば、現在状態要求ステップS23を省略して、その保存された「電源状態」を利用するようにしてもよい。
なお、タップは、その接続口に接続された電気機器の電源の変化(すなわち、OFFからONへの変化、および、ONからOFFへの変化)を監視し、その検出時点で、直ちにその旨(または変化後の使用電力量データ)をステーション経由でサービスサーバへ送信するようにしてもよい。この場合、情報端末がリモコンモードにある場合、電気機器の最新の電源状態を確認するための指示手段の指示の有無に関わらず、所定の時間間隔でサービスサーバにアクセスして、各電気機器の現在の状態を問い合わせる動作(ポーリング)を行えば、直ちにリモコン操作画面に現在の状態を反映させることができる。この場合、状態確認ボタン609はなくてもよい。
図15は、本実施の形態における遠隔制御システムの第2の動作例を模式的に表したシーケンス図である。この動作例は、図6(b)に示したタップ経由接続の形態に対応している。図15において、図14に示した要素と同様の要素には同じ参照番号を付して、重複した説明は省略する。
図14では、定期的または非定期的にタップにより得られた電力使用情報をステーション経由でサービスサーバへ送信したが、図15では、タップから直接サービスサーバへ送信する(S41,S42,S43,S44)。また、情報端末からの操作指示(コマンド)に応じたサービスサーバから中継された操作指示(S22)はタップが直接受信し、タップが操作指示をステーションへ送信する(S42a)。
図16は、本実施の形態における遠隔制御システムの第3の動作例を模式的に表したシーケンス図である。この動作例は、図6(c)に示した平行接続の形態に対応している。図16において、図14、図15に示した要素と同様の要素には同じ参照番号を付して、重複した説明は省略する。
図16では、定期的または非定期的にタップにより得られた電力使用情報をPC(ゲートウェイ)経由でサービスサーバへ送信する(S41,S42,S43,S44、S61,S62,S64,S66)。また、情報端末からの操作指示(コマンド)に応じたサービスサーバから中継された操作指示(S22)はPC(ゲートウェイ)が仲介し、ステーションへ送信する(S63)。サービスサーバから中継された現在状態要求(S23)はPCがタップへ送信する(S65)。
ここで、本実施の形態におけるサービスサーバによる電気機器の電源切替制御に関する処理を説明する。
図17により、情報端末100から発生される電源制御コマンドと、サービスサーバ300から出力される制御信号と、ステーション410から出力される赤外線信号の関係を説明する。この例では、制御対象の電気機器の電源制御が電源切替赤外線信号により行われるものとする。
図17(a)はリモコン操作画面において電源切替ボタン601を用いる形態に対応している。情報端末100において電源切替ボタン601が操作されたとき、電源切替コマンドが発生する。この電源切替コマンドを受けたサービスサーバ300は、このコマンドに対応する電源切替制御信号をステーション410へ送信する。ステーション410は、この電源切替制御信号を電源切替赤外線信号に変換して出力する。なお、サービスサーバ300は、ユーザの情報端末100におけるリモコン操作画面での制御対象の電気機器の切替操作に応じて、現在どの電気機器(機器種別およびメーカー)が制御対象となっているかを認識することができる。制御対象のステーション410は、当該ユーザのユーザ別機器・コンセント対応テーブル351に基づいて決定され、さらに、コマンド・信号パターン対応テーブル353に基づいて、この電気機器およびコマンドに対応する、電源切替赤外線信号としての赤外線信号パターンデータが定まる。
図17(b)はリモコン操作画面において電源ONボタン601aおよび電源OFFボタン601bを用いる形態に対応している。情報端末100において電源ONボタン601aまたは電源OFFボタン601bが操作されたとき、電源ONコマンドまたは電源OFFコマンドが発生する。この電源制御コマンド(電源ONコマンドまたは電源OFFコマンド)を受けたサービスサーバ300は、当該電気機器の現在の電源状態をチェックし、チェック結果に応じて、電源切替制御信号をステーション410へ送信する。すなわち、電源ONコマンドに対しては現在の電源状態がOFFであることか確認されたとき、電源切替制御信号を発生する。電源OFFコマンドに対しては現在の電源状態がONであることが確認されたとき、電源切替制御信号を発生する。ステーション410は、電源切替制御信号に応じて、電源切替赤外線信号を出力する。なお、サービスサーバ300は、制御対象の電気機器に対応して、当該ユーザのユーザ別機器・コンセント対応テーブル351に基づいて、タップID、コンセント番号を認識し、当該電気機器の使用電力量を測定することにより電源状態を確認することができる。
図17(c)は、図17(b)の場合と同様に、リモコン操作画面において電源ONボタン601aおよび電源OFFボタン601bを用いる形態に対応している。但し、電源ONコマンドまたは電源OFFコマンドを受けたサービスサーバ300は、当該電気機器の現在の電源状態をチェックすることなく、当該電源ONコマンドまたは電源OFFコマンドに対応する拡張制御信号(電源ON制御信号または電源OFF制御信号)をステーション410へ送信する。この電源制御信号を受けたステーション410は、当該電気機器の現在の電源状態をチェックし、チェック結果に応じて、電源切替赤外線信号を発生する。すなわち、電源ON制御信号に対しては現在の電源状態がOFFであることか確認されたとき、電源切替赤外線信号を発生する。電源OFF制御信号に対しては現在の電源状態がONであることか確認されたとき、電源切替赤外線信号を発生する。
電源ON制御信号は、例えば、次のようなデータ項目を含むフォーマットを有する。
「電源ON+タップID+コンセント番号+赤外線信号データ+その他」
この場合、サービスサーバ300は、図10、図11に示したテーブルにあるような情報に基づいて、この拡張制御信号を作成する。データ項目「その他」は特に限定するものではないが、例えば、ステーション側で、きめ細かい判定処理を行うために、電源状態判定用の閾値、機種種別、メーカー情報などを用いることができる。
ステーションは、このような拡張制御信号を受け取ると、指定されたタップの指定された番号のコンセントの使用電力量をチェックして、その使用電力量の測定値と指定された機器種別の閾値とを比較することによって、当該電気機器の現在の電源状態を判定する。「電源ON」の条件が合致すれば、指定された赤外線信号データを発信する。電源状態判定用の閾値は、ステーション側で保持することができるが、特に、閾値を機器種別やメーカーによって異ならせる場合、上述したように、サービスサーバ側において、拡張制御信号の「その他」にテレビやエアコンなどの機器種別の情報とともに閾値を含ませて毎回送ることも可能である。
電源OFF制御信号についても、同様に、次のようなデータ項目を含むフォーマットを有することができる。
「電源OFF+タップID+コンセント番号+赤外線信号データ+その他」
この電源OFF制御信号については、コマンドが「電源OFF」である点を除いて、電源ON制御信号と同様である。
このように、図17(a)(b)の形態では、サービスサーバ300が情報端末100から受信したコマンドを、赤外線信号パターンデータとしての制御信号に変換して、ステーションへ送信し、ステーションはその赤外線信号パターンデータを基に赤外線信号を出力する構成とした。これに対して、図17(c)の形態では、サービスサーバ200は受信したコマンドを対応する拡張制御信号に変換してステーション410に転送し、ステーション410が電源状態を確認した上で、指示された電気機器への赤外線切替信号を発生する構成とした。図17(c)のこのような構成に代えて、サービスサーバ200が受信したコマンドをステーション410に転送し、ステーション410がコマンドを赤外線信号パターンデータに変換することも可能である。この場合、コマンド・信号パターン対応テーブル353はステーションが備えることになる。また、ステーションにも電源機器の電源状態を記憶しておくことが望ましい。なお、ステーション410が担当するコマンドを赤外線信号パターンデータに変換する処理は電源制御コマンドに限定する構成であってもよい。
図18は、リモコン操作画面において電源切替ボタン601を用いる図17(a)に示した形態に対応するサービスサーバの概略処理を表したフローチャートである。この例においても、制御対象の電気機器の電源制御が電源切替赤外線信号により行われるものとする。
サービスサーバは、情報端末から何らかの指示を受領したとき(S101,Yes)、その指示が「電源切替指示」であるかどうかをチェックする(S102)。「電源切替指示」であれば(S102,Yes)、当該電気機器に対して、電源切替赤外線信号を出力することをステーションに指示する(S103)。そうでなければ、他の処理ステップへ移行した後、最初のステップへ戻る。
図19は、リモコン操作画面において電源ONボタンおよび電源OFFボタンを用いる図17(b)に示した形態に対応するサービスサーバの概略処理を表したフローチャートである。
サービスサーバは、情報端末から何らかの指示を受領したとき(S111,Yes)、その指示が「電源ON」指示であるかどうかをチェックする(S112)。「電源ON指示」であれば(S112,Yes)、当該電気機器が現在電源OFF中であるかをチェックする(S113)。このチェックに先立って、図14のステップS16で説明したと同様の当該電気機器の現在の電源状態をタップから確認する処理を行うことが望ましい。これにより、サービスサーバにおける各電気機器の電源状態の更新間隔が十分に短くない場合にも、所望の電源切替を確実に実行することができる。電源OFF中であれば、当該電気機器に対して、電源切替赤外線信号を出力することをステーションに指示する(S114)。そうでなければ、最初のステップへ戻る。
ステップS115では、受領した指示が「電源OFF」指示であるかどうかをチェックする。そうでなければ、後続のステップへ移行する。そうであれば、当該電気機器が現在電源ON中であるかどうかをチェックする(S116)。このチェックに先立って、図14のステップS16で説明したと同様の当該電気機器の現在の電源状態をタップから確認する処理を行うことが望ましい。これにより、サービスサーバにおける各電気機器の電源状態の更新間隔が十分に短くない場合にも、所望の電源切替を確実に実行することができる。電源ON中であれば、当該電気機器に対して、電源切替赤外線信号を出力することをステーションに指示する(S117)。そうでなければ、最初のステップへ戻る。ステップS117の実行後は最初のステップへ戻る。
図19の処理はサービスサーバ300の実行する処理として説明したが、図6(a)(b)に示したステーション経由接続およびタップ経由接続のように、ステーション410とタップ430とが相互に接続された形態では、サービスサーバ300に代わってステーション410が同等の処理を実行することも可能である。
図20にこのようなステーションの概略処理を表したフローチャートを示す。これは図17(c)の形態に対応する。
ステーションは、サーバから何らかの制御信号を受領したとき(S121,Yes)、その指示が電源ON制御信号であるかどうかをチェックする(S122)。電源ON制御信号であれば(S122,Yes)、当該電気機器が現在電源OFF中であるかをチェックする(S123)。このチェックでは、当該電気機器の現在の電源状態をタップから確認する。電源OFF中であれば、当該電気機器に対して、電源切替赤外線信号を出力する(S124)。そうでなければ、最初のステップへ戻る。
ステップS125では、受領した指示が電源OFF制御信号であるかどうかをチェックする。そうでなければ、後続のステップへ移行する。そうであれば、当該電気機器が現在電源ON中であるかどうかをチェックする(S126)。このチェックでは、当該電気機器の現在の電源状態をタップから確認する。これにより、電源ON中であれば、当該電気機器に対して、電源切替赤外線信号を出力する(S127)。そうでなければ、最初のステップへ戻る。ステップS127の実行後は最初のステップへ戻る。
なお、例えば上述したその他のデバイス100dについて、リモコン操作画面情報は仮想的に存在するのみで、必ずしもユーザが視覚情報として見ることができない場合にも本発明は成立しうる。このような場合の電気機器の電源状態がリモコン操作画面情報に反映される場合、電源状態は音声メッセージ(例えば「現在、電源OFFです」)でユーザに対して伝達することができる。また、状態確認ボタン609の指示については、ユーザが音声入力(例えば「TV電源確認して」)により指示することもできる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図21は、第2の実施の形態における遠隔制御システムの全体構成を示した図である。図1に示した要素と同様の要素には同じ参照番号を付して重複した説明は省略する。
第1の実施の形態では、遠隔制御をユーザが個々に実行するものとして説明した。しかし、本発明の遠隔制御システムは、ユーザが個人的に自宅内の電気機器を遠隔制御する以外にも、別の利用用途がありうる。ここでは、サービスサーバ300aから、必要時に複数のユーザに対して共通のコマンドを一斉に送信して、所定の電気機器を遠隔制御するものを想定する。例えば、所定規模以上の地震や災害等が発生したときなどの緊急時に、予め定めた電気機器、例えばテレビの電源をONし、かつ、所定のチャンネルを選択させる、かつ、音量を所定量上げる、などの制御である。テレビの電源ONコマンドには、第1の実施の形態で説明したように、テレビの現在の電源状態がOFFの場合のみ電源切替赤外線信号を発生する手順が適用される。これに加えて、照明器具をONする制御を追加してもよい。この場合も、照明器具の現在の電源状態がOFFの場合のみ電源切替赤外線信号を発生する手順が適用される。
例えば、ユーザが在宅中に、地震が発生したとき、ユーザから見て、このような制御が自動的に実行されることにより、地震の発生に気づいていないユーザの注意を喚起することができ、また、気づいているユーザに対しても、テレビ等の煩雑な操作を要求することなく緊急速報を提供することができる。
図22に、第2の実施の形態におけるサービスサーバ300aの構成例を示す。この例では、データ処理部340に一斉遠隔制御部348を追加するとともに、記憶部350に、一斉遠隔制御コマンドテーブル358と、一斉遠隔制御対象ユーザテーブル359とを追加している。
図21に例示したように、一斉遠隔制御コマンドテーブル358には、指定した電気機器の電源ON指示を含むコマンドグループを予め記憶しておく。一斉コマンドグループは複数用意しておき、いずれかを選択して用いることができる。
一斉遠隔制御コマンドグループの例としては、次のようなものが考えられる。
TV1 ON, CH1, VOL+, VOL+, VOL+, Light1 ON
これは、TVの電源をONして、チャンネルをCH1にして、音量を単位量分3回上げるとともに、照明器具を点灯する、という一連の指示(コマンド)を表す。
また、一斉遠隔制御対象ユーザテーブル359に、一斉コマンドグループ毎に、希望するユーザのユーザIDを予め登録しておき、希望ユーザに対してのみ実行することができる。
一斉遠隔制御部348は、所定時に、一斉遠隔制御コマンドテーブル358に記憶されたコマンドグループを、一斉遠隔制御対象ユーザテーブル359に登録されたユーザの当該電気機器に対して実行する。
一斉遠隔制御コマンドグループに、時間経過コマンドを加味し、電源ONの指示を出力した後、一定時間の経過後に、電源OFFの指示を出力するようにしてもよい。
一斉遠隔制御を行う契機としての「所定時」は、一斉遠隔制御コマンドグループ毎に異なってよい。例えば、サーバが緊急地震速報に自動的に応答して、特定の一斉遠隔制御コマンドグループを実行することができる。また、担当者が所定時を判断して、サービスサーバに対して、特定の一斉遠隔制御コマンドグループの実行を手動で指示してもよい。
この例では、サービスサーバ側で一斉コマンドグループを複数個用意しておき、各ユーザに希望する一斉コマンドグループを選択させることを想定した。この代わりに、各ユーザ毎に、自身の希望する一斉コマンドグループとして、任意のコマンドの組み合わせを登録できるようにしてもよい。その場合の対象ユーザグループの対象ユーザは一人となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外に種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば、本発明は、トグルタイプの電源ボタンを備えたリモコンを用いる電気機器に適用して好適であるが、併せて、それ以外の電気機器へ適用することを排除するものではない。また、上述したように、無線信号は赤外線信号に限るものではない。
上記実施の形態で説明した機能をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムおよびプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納した記録媒体も本発明に含まれる。プログラムを供給するための「記録媒体」としては、例えば、磁気記憶媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等)、光ディスク(MOやPD等の光磁気ディスク、CD、DVD等)、半導体ストレージなどを挙げることができる。
100…情報端末、100a…スマートフォン(タブレット)、100b…携帯電話端末、100c…PC、101…制御部、102…記憶部、104…入力部、105…表示部、106…通信部、107…音声処理部、200…通信ネットワーク、300,300a…サービスサーバ、310…通信部、320…表示部、330…入力部、340…データ処理部、341…ユーザ別機器・コンセント対応テーブル管理部、343…ユーザ操作確認・応答・指示発生部、345…機器使用電力量管理部、346…リモコン画面データ管理部、347…ユーザ管理部、348…一斉遠隔制御部、350…記憶部、351…ユーザ別機器・コンセント対応テーブル、353…コマンド・信号パターン対応テーブル、356…制御対象別リモコン画面データ記憶部、357…登録ユーザDB、358…一斉遠隔制御コマンドテーブル、359…一斉遠隔制御対象ユーザテーブル、400…電気機器、400a…テレビ、400b…エアコン、400c…照明器具、410…ステーション、411…制御部、412…記憶部、413…赤外線制御部、414…無線通信部、415…表示部、416…通信部、430…タップ(電源タップ)、431…制御部、432…記憶部、433…電源部、433a…プラグ、433b…接続口(コンセント)、434…電力モニタ部、435…表示部、436…通信部、437…無線通信部、600,600a,600b…リモコン操作画面、601…電源切替ボタン、601a…ボタン、601b…ボタン、602…音声増ボタン、603…音声減ボタン、604…消音ボタン、605…入力切替ボタン、606…画面表示ボタン、609…状態確認ボタン、610a,610b…タブ、619…電源状態表示

Claims (23)

  1. 情報端末から通信ネットワークを介して電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システムであって、
    前記通信ネットワークに接続されたサーバと、
    前記電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップと、
    前記通信ネットワークに接続された機器操作信号発生装置とを備え、
    前記サーバは、
    前記電源タップから定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積する使用電力情報蓄積手段と、
    前記情報端末からの要求に応じて、電気機器の最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する応答手段と、
    前記情報端末からの指示に応じて、前記電気機器の電源を制御する制御信号を前記機器操作信号発生装置へ送信する指示発生手段とを有し、
    前記情報端末は、前記電気機器を操作するための操作画面情報を表示する表示部を有し、前記電気機器の最新の電源状態情報に基づいて当該電源状態が反映された操作画面情報を表示し、
    前記機器操作信号発生装置は、前記情報端末からの指示に基づく前記制御信号を前記サーバから受信したとき、前記制御信号に応じて当該電気機器を制御する無線信号を発生する無線信号発生手段を有する
    ことを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 前記電源タップは、複数の電気機器を接続する複数の接続口を有し、
    前記サーバは、どの接続口にどの電気機器が接続されたかを管理する管理手段を備える請求項1に記載の遠隔制御システム。
  3. 前記管理手段は、前記情報端末からのユーザの入力操作に基づいて、前記機器操作信号発生装置と、前記タップと、前記タップの接続口に接続された電気機器の種別情報とを対応づけて登録する手段を有する請求項2に記載の遠隔制御システム。
  4. 前記サーバは、前記電気機器を操作するための操作画面情報を保持し、前記情報端末からの要求に応じて当該情報端末に当該操作画面情報を供給する
    請求項1〜3のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  5. 前記情報端末は、前記電気機器を操作するための操作画面情報を予め保持する
    請求項1〜3のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  6. 前記情報端末は、操作画面上に電源状態をテキスト、記号または図形で表す請求項4または5に記載の遠隔制御システム。
  7. 前記情報端末は、操作画面上に電源ONおよび電源OFFを指示するための電源ONボタンおよび電源OFFボタンを表示し、前記電源ONボタンおよび/または電源OFFボタンの表示属性の変化により電源状態を表す請求項4または5に記載の遠隔制御システム。
  8. 前記情報端末は、前記電気機器の最新の電源状態を確認するための指示を発生するための、操作画面上に表示される特定のボタンまたはメニューを含む指示手段を有する請求項1〜7のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  9. 前記情報端末は、定期的に現在の電源状態を確認するための指示を出力する請求項1〜8のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  10. 前記電気機器は、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有し、
    前記サーバの前記指示発生手段は、前記情報端末から電源ON指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき前記機器操作信号発生装置に前記制御信号として前記電源切替信号を発生させ、前記情報端末から電源OFF指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき前記機器操作信号発生装置に前記制御信号として前記電源切替信号を発生させる
    請求項1〜9のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  11. 前記電気機器は、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有し、
    前記機器操作信号発生装置は、前記サーバからの制御信号として電源ON指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき、前記無線信号発生手段により前記電源切替信号としての無線信号を発生し、前記サーバの制御信号として電源OFF指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき、前記無線信号発生手段により前記電源切替信号としての無線信号を発生する
    請求項1〜9のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  12. 前記サーバは、さらに、
    指定した電気機器の電源ON指示を含むコマンドグループを予め記憶した一斉遠隔制御コマンドテーブルと、
    前記コマンドグループ毎に当該遠隔制御を行う対象となるユーザを登録する一斉遠隔制御対象ユーザテーブルと、
    所定時に、前記一斉遠隔制御コマンドテーブルに記憶されたコマンドグループを、前記一斉遠隔制御対象ユーザテーブルに登録されたユーザの当該電気機器に対して実行する一斉遠隔制御部と
    を備えた請求項1〜11のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  13. 電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップと、情報端末からの指示に応じて前記電気機器を制御する無線信号を発生する機器操作信号発生装置とを用いて、前記情報端末から前記電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システムにおいて、前記通信ネットワークに接続されるサーバであって、
    前記電源タップから定期的に報告される使用電力情報を受信し、蓄積する使用電力情報蓄積手段と、
    情報端末からの要求に応じて、電気機器の少なくとも最新の電源状態情報を当該情報端末へ応答する応答手段と、
    前記情報端末からの指示に応じて、前記電気機器の電源を制御する制御信号を、前記通信ネットワークを経由して前記機器操作信号発生装置へ送信する指示発生手段とを備えた
    ことを特徴とするサーバ。
  14. 複数の電気機器を接続する複数の接続口を有する電源タップについて、どの接続口にどの電気機器が接続されたかを管理する管理手段を備える請求項13に記載のサーバ。
  15. 前記管理手段は、前記情報端末からのユーザの入力操作に基づいて、前記機器操作信号発生装置と、前記タップと、前記タップの接続口に接続された電気機器の種別情報とを対応づけて登録する手段を有する請求項14に記載のサーバ。
  16. 前記電気機器は、電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有し、
    前記指示発生手段は、前記情報端末から電源ON指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき前記機器操作信号発生装置に前記制御信号として前記電源切替信号を発生させ、前記情報端末から電源OFF指示を受けたとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき前記機器操作信号発生装置に前記制御信号として前記電源切替信号を発生させる
    請求項13〜15のいずれかに記載のサーバ。
  17. 指定した電気機器の電源ON指示を含むコマンドグループを予め記憶した一斉遠隔制御コマンドテーブルと、
    前記コマンドグループ毎に当該遠隔制御を行う対象となるユーザを登録する一斉遠隔制御対象ユーザテーブルと、
    所定時に、前記一斉遠隔制御コマンドテーブルに記憶されたコマンドグループを、前記一斉遠隔制御対象ユーザテーブルに登録されたユーザの当該電気機器に対して実行する一斉遠隔制御部と
    をさらに備えた請求項13〜16のいずれかに記載のサーバ。
  18. 電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップと、情報端末からの指示に応じて前記電気機器を制御する無線信号を発生する機器操作信号発生装置とを用いて、前記情報端末から前記電気機器を遠隔制御するための遠隔制御システムにおいて、前記情報端末の動作を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    前記電気機器を操作するための操作画面情報を表示するステップと、
    前記電気機器の取得された最新の電源状態情報に基づいて、電源状態の変化を反映させるよう前記操作画面情報を更新するステップと
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  19. 前記情報端末の操作画面上に電源状態をテキスト、記号または図形で表すステップをコンピュータに実行させる請求項18に記載のコンピュータプログラム。
  20. 前記情報端末の操作画面上に表示される電源ONボタンおよび/または電源OFFボタンの表示属性の変化により電源状態を表すステップをコンピュータに実行させる請求項18に記載のコンピュータプログラム。
  21. 操作画面上に表示される特定のボタンまたはメニューを含む指示手段により前記電気機器の最新の電源状態を確認するための指示を出力するステップをコンピュータに実行させる請求項18〜20のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  22. 定期的に現在の電源状態を確認するための指示を出力するステップをコンピュータに実行させる請求項18〜21のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  23. 電源切替信号を受けて電源ONと電源OFFとを交互に切り替える機能を有する電気機器を、情報端末から通信ネットワークを介して遠隔制御するための遠隔制御システムにおいて使用される機器操作信号発生装置であって、
    前記電気機器に電源を供給すると共に前記電気機器の使用電力を定期的に測定し、使用電力情報を生成する機能を有する電源タップから前記使用電力情報を受信する受信手段と、
    前記電源切替信号としての無線信号を発生する無線信号発生手段と、
    前記情報端末からの電源ON指示または電源OFF指示を受信したとき、前記電気機器の最新の使用電力情報に基づいて前記電気機器の現在の電源状態を確認し、前記指示が電源ON指示である場合、前記電気機器の現在の電源状態がOFFであると確認されたとき前記電源切替信号を発生し、前記指示が電源OFF指示である場合、前記電気機器の現在の電源状態がONであると確認されたとき前記電源切替信号を発生するよう、前記無線信号発生手段を制御する制御手段と
    を備えた機器操作信号発生装置。
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