JP2017171252A - インホイールモータユニットの冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インホイールモータユニット1に、減速ギア機構6の回転するホイール駆動軸ギア66により掻き揚げられた潤滑油を、モータジェネレータ5のモータ軸51内に導入し、循環する潤滑油により内部循環潤滑油冷却経路を形成する。このインホイールモータユニット1の冷却構造において、モータジェネレータ5とインバータモジュール7の周りに、内部循環する空気の流れによる内部循環空気冷却経路を形成する。内部循環空気冷却経路を、モータジェネレータ5の回転によって空気の流れを発生させ、ユニットケース10の内面に沿って空気が流れる経路とする。
【選択図】図4
Description
このインホイールモータユニットの冷却構造において、内部循環潤滑油冷却経路に加え、モータとインバータモジュールの周りに、内部循環する空気の流れによる内部循環空気冷却経路を形成する。
内部循環空気冷却経路を、モータの回転によって空気の流れを発生させ、ユニットケースの内面に沿って空気が流れる経路とする。
第1実施例の冷却構造を備えるインホイールモータユニットは、前輪駆動によるインホイールモータ車において、ストラット式サスペンションにより車体に懸架される左右前輪(駆動輪、転舵輪)のそれぞれに適用した例である。以下、第1実施例の構成を、「全体装置構成」、「インホイールモータユニットの内部詳細構成」、「各構成要素の配置レイアウト構成」、「インホイールモータユニットの冷却構造」に分けて説明する。
図1は、第1実施例の冷却構造が適用されたインホイールモータユニットがストラット式サスペンションにより車体に懸架されている状態を示す。図2は、ストラットが取り付けられたインホイールモータユニットの外観を示す。図3は、ストラット及びタイヤホイールが取り付けられたインホイールモータユニットの概略構造を示す。以下、図1〜図3に基づいて、第1実施例の冷却構造が適用されたインホイールモータユニットを搭載するインホイールモータ駆動装置の全体装置構成を説明する。
図4は、第1実施例のインホイールモータユニットの冷却構造においてインホイールモータユニットの内部構造を示す。以下、図4に基づいて、インホイールモータユニットの内部詳細構成を説明する。
なお、第1アイドラー軸ギア64の端面には、パーキングレンジ位置の選択により図外のパーキングポールが動作し、パーキングポールとの噛み合いによりアイドラー軸60をユニットケース10に静止固定するパーキングギア91が設けられている。
図5は、モータジェネレータ・インバータ放熱プレート・減速ギア機構・ストラット・ホイールハブの車軸方向の位置関係による配置構成を示す。図6は、モータジェネレータ・減速ギア機構・ストラット・タイロッド連結部・ブレーキキャリパの車軸直交方向の位置関係及び円周方向の位置関係による配置構成を示す。以下、図5及び図6に基づいて、各構成要素の配置レイアウト構成を説明する。
モータジェネレータ5と減速ギア機構6とストラット31の車軸方向の位置関係は、図5に示すように、モータジェネレータ5を、車軸方向にてストラット31の取り付け位置よりも車両外側に配置している。減速ギア機構6を、車軸方向にてストラット31の取り付け位置に対してモータジェネレータ5と反対側の車両内側に配置している。
モータジェネレータ5と第1減速ギア列61とストラット31の車軸方向の位置関係は、図5に示すように、第1減速ギア列61を、車軸方向にてストラット31を挟んでモータジェネレータ5とは反対側の領域に配置している。第2減速ギア列62とストラット31の車軸方向の位置関係は、図5に示すように、第2減速ギア列62を、ストラット31の下側領域に配置している。つまり、車軸方向にて第2減速ギア列62と符合する位置にストラット31を配置しているので、図5及び図6に示すように、ストラット31の下端部を、ユニットケース10の内部まで埋め込み状態にて配置するスペースが確保される。
第1減速ギア列61による第1減速比を大きく、第2減速ギア列62による第2減速比を第1減速比より小さくしている。このため、図6に示すように、タイヤホイール2の中心軸CLの位置に配置されるホイール駆動軸21に設けられるホイール駆動軸ギア66の径が小さく抑えられる。よって、モータ軸ギア63と第1アイドラー軸ギア64と第2アイドラー軸ギア65とホイール駆動軸ギア66により占有する高さが、モータジェネレータの全高MHの範囲内にほぼ収まる配置になる。この結果、ユニットケース10の底面高さ位置BLが、トランスバースリンク33のユニットケース支持点P2から離れた高さ位置になる。
モータジェネレータ5は、図6に示すように、車軸直交方向にてホイール駆動軸21を挟んでナックルアーム15のタイロッド連結部96とは反対側の軸対称領域に配置される。つまり、タイロッド連結部96は、モータジェネレータ5とは車両前後方向に離れて形成される空スペース領域に配置される。
ブレーキキャリパ93は、図6に示すように、ホイール駆動軸21を中心とする円周方向にてナックルアーム15のタイロッド連結部96とモータジェネレータ5との間の円周領域に配置される。つまり、ブレーキキャリパ93は、タイロッド連結部96とモータジェネレータ5との間に円周方向に形成される空スペース領域に配置される。
以下、図4及び図6に基づいて、インホイールモータユニット1の冷却構造について説明する。
つまり、内部循環冷却系の内部循環潤滑油冷却経路は、内部循環する潤滑油によって減速ギア機構6及び第1ベアリング81〜第5ベアリング85を冷却する。内部循環冷却系の内部循環空気冷却経路は、内部循環する空気によってモータジェネレータ5とインバータモジュール7を冷却すると共に、内部循環潤滑油冷却経路を循環する潤滑油の温度上昇を抑える。
第1実施例の作用を、「インホイールモータユニットの置換作用」、「インホイールモータユニットの冷却作用」、「インホイールモータユニットの冷却構造の特徴作用」に分けて説明する。
以下、図7に基づいて、ドライブシャフトにより左右前輪を駆動する電気自動車のストラット式フロントサスペンションをそのまま用い、そのステアリングナックル部分に、第1実施例のインホイールモータユニット1を取り付ける置換作用を説明する。
(A) ストラット式以外の独立懸架サスペンション(ダブルウィッシュボーン式など)では、キャンバー方向の位置決めのためのアッパーアームが必要となり、その空間が犠牲になる。しかし、ストラット式では、ショックアブソーバがその役割をするので、車室空間を大きく取れる。この利点は、レイアウト空間に余裕がないFF車において、特に重要である。
(B) 車体側の支持点(ピボット点)の間隔が大きいため、強度的に有利であり、アライメントの製造誤差が比較的小さい。
(C) 構造が簡単で部品点数が少ないため、コスト、重量の点で有利である。
そして、上記のようなメリットを持つことにより、現在、乗用車のフロントサスペンションとして、最も多く採用されているのがストラット式フロントサスペンションである。
インホイールモータユニット1は、走行中、走行風により温度上昇が抑えられるユニットケース10の内部に、積極的な冷却が必要なモータジェネレータ5と、減速ギア機構6と、インバータモジュール7と、を有する。以下、インホイールモータユニット1の冷却作用を、図8〜図10に基づいて説明する。
モータジェネレータ5やタイヤホイール2が回転状態であると、減速機ケース13の底部に溜められた潤滑油が、回転するホイール駆動軸ギア66により掻き揚げられる(図8の矢印B)。この掻き揚げられた潤滑油は、第2減速ギア列62を構成する第2アイドラー軸ギア65とホイール駆動軸ギア66の噛み合いで油溜まりを形成する。そして、油溜まり部分に存在する第3ベアリング83の外部に設けたケース切欠部13cを経過した後、アイドラー軸60に設けられた軸心油路チューブ67に対して一端部に形成された開口から流入する(図8の矢印C)。
モータジェネレータ5が回転状態であると、ロータ52に伴って第1空気循環翼56が回転することで空間58aに空気流れを発生し、空間58aの空気を吸い込む。そして、第1空気循環翼56により吸い込まれた空気は、モータジェネレータ5のエアギャップ58bやロータ内スリットやステータ内隙間に沿って移動する(図9の矢印J)。
走行中、図10の矢印Nに示すように、タイヤの内側に形成されるタイヤハウス空間内に走行風が導入される。この走行風は、ユニットケース10の内部を循環する空気の流速に比べて高い流速であり、ユニットケース10の外側表面に沿って流れる。よって、内部循環する潤滑油及び空気からの熱によって温度上昇するユニットケース10から熱を奪う。そして、ユニットケース10の温度上昇が抑えられると、内部循環する潤滑油及び空気からユニットケース10が熱を奪い、結果的に、潤滑油温度及び空気温度が上昇するのが抑えられる。特に、ユニットケース10の場合には、空気冷却系のケース表面積が潤滑油冷却系のケース表面積よりも広いため、走行速度が低速域では、内部循環する空気温度が上昇するのを抑える効果が高くなる。その結果、隔壁13aを通して内部循環する潤滑油温度の上昇も抑えられることになる。また、走行速度が高速域では、ホイール外側の流速が強くなり、逆に走行風による冷却が主に潤滑油を冷却するため、空気温度を潤滑油で冷却することになる。
第1実施例では、内部循環潤滑油冷却経路が形成されたインホイールモータユニット1の冷却構造において、モータジェネレータ5とインバータモジュール7の周りに、内部循環する空気の流れによる内部循環空気冷却経路を形成する。内部循環空気冷却経路を、モータジェネレータ5の回転によって空気の流れを発生させ、ユニットケース10の内面に沿って空気が流れる経路とする。
即ち、内部循環潤滑油冷却経路を循環する潤滑油と内部循環空気冷却経路を循環する空気との間に温度差が発生した場合、隔壁13aを介して空気と潤滑油の間で温度差を小さくするように熱交換される。
従って、2つの冷却経路を隔壁13aにより分離したことで、空気と潤滑油の間で温度差が発生したとき、空気温度と潤滑油温度の均一化が図られる。
即ち、隔壁13aを介して空気と潤滑油の間で熱交換する際、表面積が広いほど熱交換効率が高くなる。
従って、2つの冷却経路を分離する隔壁13aにリブ13bを形成したことで、空気と潤滑油の間で温度差が発生したとき、空気温度と潤滑油温度の均一化がさらに向上する。
即ち、ホイール駆動軸ギア66により掻き揚げられた潤滑油を導入する軸心油路チューブ67が設けられるアイドラー軸60を、モータ軸51とホイール駆動軸21よりも車両上方位置に配置している。このため、モータ軸51側やホイール駆動軸21側に潤滑油を流すとき、アイドラー軸60から潤滑油を落下させるだけで、オイルポンプを用いることなく、内部循環潤滑油冷却経路が形成されることになる。
従って、オイルポンプを用いることなく、ユニットケース10の内部で内部循環する潤滑油の円滑な流れが確保され、減速ギア機構6やモータ軸51の内部を流れる内部循環潤滑油冷却経路により効率良く潤滑油冷却が行われる。
即ち、インバータモジュール7が配置される空間58aは、第1空気循環翼56にとって吸入位置であるため、第1空気循環翼56が回転駆動するとき、空間58a内の空気を吸い込むことで流速が速い空気流になる。そして、この流速が速い空気流が、インバータモジュール7の周りを流れる。
従って、流速が速い空気流を発生させることで、インバータモジュール7の冷却能力が高められる。この結果、インバータモジュール7と共にインバータモジュール7の関連回路を空間58a内に配置した場合、局所的な温度上昇を分散させることができる。
例えば、第1空気循環翼56が翼ケーシングを持たないと、第1空気循環翼56が回転駆動しても吸込み空気量が少ないというように、ファン効率が低くなる。一方、翼ケーシングとして、新たに翼ケーシング部材を追加すると、部品点数増やスペース増を招く。
これに対し、インバータ放熱プレート71を第1空気循環翼56の翼ケーシングとして利用することで、部品点数増やスペース増を招くことなく、ファン効率が向上される。
即ち、第2空気循環翼57が配置される空間58cは、第2空気循環翼57からの吐出空気を一時的に留める空間であるため、空間58cに吐出空気が押し込まれて高圧空気室となる。よって、モータジェネレータ5のエアギャップ58bを通過する空気を、第2空気循環翼57を経由し、高圧空気室となった空間58cから各部に向かって空気を圧送することができる。
従って、ユニットケース10の内部で循環する空気の円滑な流れが確保され、モータジェネレータ5やインバータモジュール7の周りを流れる内部循環空気冷却経路により効率良く空気冷却が行われる。
第1実施例のインホイールモータユニット1の冷却構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
減速機(減速ギア機構6)の回転するギア(ホイール駆動軸ギア66)により掻き揚げられた潤滑油を、モータ(モータジェネレータ5)のモータ軸51内に導入し、循環する潤滑油により内部循環潤滑油冷却経路を形成する。
このインホイールモータユニット1の冷却構造において、モータ(モータジェネレータ5)とインバータモジュール7の周りに、内部循環する空気の流れによる内部循環空気冷却経路を形成する。
内部循環空気冷却経路を、モータ(モータジェネレータ5)の回転によって空気の流れを発生させ、ユニットケース10の内面に沿って空気が流れる経路とする(図4)。
このため、ユニットケース10のケース内空間に配置された構成要素を冷却する際、モータ(モータジェネレータ5)と減速機(減速ギア機構6)とインバータモジュール7の冷却を効率良く行うことができる。
このため、(1)の効果に加え、空気と潤滑油の間で温度差が発生したとき、空気温度と潤滑油温度の均一化を図ることができる。
隔壁13aに、ドライ室58に向かって突出するリブ13bを形成する(図4)。
このため、(2)の効果に加え、空気と潤滑油の間で温度差が発生したとき、空気温度と潤滑油温度の均一化のさらなる向上を図ることができる。
内部循環潤滑油冷却経路のうち、第2減速ギア列62の回転するギア(ホイール駆動軸ギア66)により掻き揚げられた潤滑油を導入する軸心油路(軸心油路チューブ67)を、アイドラー軸60に設け、
アイドラー軸60を、モータ軸51とホイール駆動軸21よりも車両上方位置に配置する(図6)。
このため、(1)〜(3)の効果に加え、オイルポンプを用いることなく、速機減速ギア機構6やモータ軸51の内部を流れる内部循環潤滑油冷却経路により効率良く潤滑油冷却を行うことができる。
インバータモジュール7を、空気循環翼(第1空気循環翼56)の吸入側であって、空気循環翼(第1空気循環翼56)に隣接する空間58aの位置に配置する(図4)。
このため、(1)〜(4)の効果に加え、インバータモジュール7が配置される空間58aにて流速が速い空気流を発生させることで、インバータモジュール7の冷却能力を高めることができる。
インバータ放熱プレート71は、インバータモジュール7を固定する面の反対面を、ロータ52の端面に固定された空気循環翼(第1空気循環翼56)にとって翼ケーシングとなる形状にする(図4)。
このため、(5)の効果に加え、インバータ放熱プレート71を空気循環翼(第1空気循環翼56)の翼ケーシングとして利用することで、部品点数増やスペース増を招くことなく、ファン効率を向上することができる。
このとき、モータ(モータジェネレータ5)を構成するロータ52のタイヤホイール側端面位置の空間58cに、モータ(モータジェネレータ5)のエアギャップ58bを通過する空気を、ロータ52の回転によって吐出する第2空気循環翼57を設ける(図4)。
このため、(5)又は(6)の効果に加え、第2空気循環翼57が配置される空間58cが高圧空気室となることで、モータ(モータジェネレータ5)やインバータモジュール7の周りを流れる内部循環空気冷却経路により効率良く空気冷却を行うことができる。
10 ユニットケース
13 減速ギアケース
13a 隔壁
13b リブ
2 タイヤホイール
21 ホイール駆動軸
3 ストラット式サスペンション
4 車体
5 モータジェネレータ(モータ)
51 モータ軸
55 軸心油路
56 第1空気循環翼(空気循環翼)
57 第2空気循環翼
58 ドライ室
58a 空間
58b エアギャップ
58c 空間
6 減速ギア機構(減速機)
60 アイドラー軸
61 第1減速ギア列
62 第2減速ギア列
66 ホイール駆動軸ギア(ギア)
67 軸心油路チューブ(軸心油路)
68 ウェット室
7 インバータモジュール
71 インバータ放熱プレート
Claims (7)
- タイヤホイールの内側空間部分に配設されるユニットケースのケース内空間に、モータと減速機とインバータモジュールを配置するインホイールモータユニットを備え、
前記減速機の回転するギアにより掻き揚げられた潤滑油を、前記モータのモータ軸内に導入し、循環する潤滑油により内部循環潤滑油冷却経路を形成するインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記モータと前記インバータモジュールの周りに、内部循環する空気の流れによる内部循環空気冷却経路を形成し、
前記内部循環空気冷却経路を、前記モータの回転によって空気の流れを発生させ、前記ユニットケースの内面に沿って空気が流れる経路とする
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。 - 請求項1に記載されたインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記内部循環潤滑油冷却経路と前記内部循環空気冷却経路を、金属材で形成した隔壁を介して2つの冷却経路に分離する
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。 - 請求項2に記載されたインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記隔壁は、前記ユニットケースに設けられ、前記モータを配置するドライ室と、前記減速機を配置するウェット室とに画成する壁であり、
前記隔壁に、前記ドライ室に向かって突出するリブを形成する
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。 - 請求項1から3までの何れか一項に記載されたインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記減速機は、モータ軸とアイドラー軸とホイール駆動軸を有し、第1減速ギア列と第2減速ギア列による2段減速による減速ギア機構であり、
前記内部循環潤滑油冷却経路のうち、前記第2減速ギア列の回転するギアにより掻き揚げられた潤滑油を導入する軸心油路を、前記アイドラー軸に設け、
前記アイドラー軸を、前記モータ軸と前記ホイール駆動軸よりも車両上方位置に配置する
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載されたインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記モータを構成するロータの減速機側端面位置に、前記ロータの回転によって空気の流れを発生させる空気循環翼を固定し、
前記インバータモジュールを、前記空気循環翼の吸入側であって、前記空気循環翼に隣接する空間の位置に配置する
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。 - 請求項5に記載されたインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記インバータモジュールは、インバータ放熱プレートに固定され、
前記インバータ放熱プレートは、前記インバータモジュールを固定する面の反対面を、前記ロータの端面に固定された前記空気循環翼にとって翼ケーシングとなる形状にする
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。 - 請求項5又は請求項6に記載されたインホイールモータユニットの冷却構造において、
前記モータを構成するロータの減速機側端面位置に設けた空気循環翼を、第1空気循環翼というとき、
前記モータを構成するロータのタイヤホイール側端面位置の空間に、前記モータのエアギャップを通過する空気を、前記ロータの回転によって吐出する第2空気循環翼を設ける
ことを特徴とするインホイールモータユニットの冷却構造。
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