JP2010148272A - インバータおよびモータの冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インバータおよびモータの冷媒流路を用いた冷却装置において、この冷却装置のインバータ放熱機構の削減・小型化を図る。
【解決手段】冷媒流路のモータ熱交換部4をモータ30の熱源を冷却するオイルと近接させることで、上流のインバータ冷却部2で吸熱して高温となった冷媒をオイルにより冷却する。その結果、インバータから吸熱して高温となった冷媒の冷却効率が向上するため冷媒がインバータ20から吸収した熱を冷媒を外部へ放出するインバータ放熱機構14の削減あるいは小型化が可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】冷媒流路のモータ熱交換部4をモータ30の熱源を冷却するオイルと近接させることで、上流のインバータ冷却部2で吸熱して高温となった冷媒をオイルにより冷却する。その結果、インバータから吸熱して高温となった冷媒の冷却効率が向上するため冷媒がインバータ20から吸収した熱を冷媒を外部へ放出するインバータ放熱機構14の削減あるいは小型化が可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、インバータおよびモータの冷却装置に関する。
電気自動車の駆動方式の一つとして提案されているインホイールドライブ方式は、限られた搭載レイアウト要件を満足しながらモータおよびその周辺機器をホイールの中に配置する必要がある。
モータおよびその周辺機器を搭載レイアウト要件に基づきホイールの中に配置しようとする場合、モータおよびその周辺機器自体の熱容量も小さくなりかつ空気に熱を放出する表面積も小さくなるため、モータおよびその周辺機器の温度上昇につながる。したがってこのモータおよびその周辺機器を小さくすると、冷却性能を確保することが大きな問題となる。
ところで、熱源の冷却には液冷方式や空冷方式等が知られる。液冷方式では高い冷却効果が期待できるため、レイアウト要件が厳しいインホイールドライブ方式に採用するモータおよびその周辺機器の冷却方式は液冷方式を採用するのが好ましい。
この液冷方式を採用した冷却装置が提案されている(特許文献1参照)。この冷却装置は、冷媒を通流させた冷媒流路を用いたものであり、熱源であるモータからの熱を吸収することによる冷媒の蒸発と、空気からの冷却により熱を放出するコンデンサ部での冷媒の凝縮により、冷媒通路内に内圧変化が生じる。この冷媒流路内の内圧変化と冷媒流路に配置した逆止弁との作用により一方向の自律的な通流を確保する、ループ式ヒートパイプとなっている。さらにこの冷却装置は、インバータから熱を吸収して気相化された冷媒をコンデンサの上流側に通流させて冷媒流路内を昇圧してリザーブタンクへ圧送することで冷媒の循環効率を高めて、冷媒の放熱効率を高めている。
特開2007−28845号公報
従来技術において、モータとインバータを通流した冷媒の放熱は放熱機構であるコンデンサのみで担う。コンデンサの放熱容量は空気との接触面積に依存して決まるため、コンデンサの容積が大きいほど放熱容量が大きくなる傾向がある。
上記の場合、コンデンサを大型化することで放熱容量を大きくすることは可能だが、搭載レイアウトの制約および大型化することによる重量増を考慮すると、コンデンサの大型化を避けることが求められる。
そこで、冷媒の熱をコンデンサ以外からでも放熱できるようにしてコンデンサによる放熱の分担をなくすもしくは低減することにより、コンデンサの削減・小型化を図る必要がある。
上記の目的を達成するための本発明は、冷媒流路内を一方向に通流する冷媒により近接するインバータとモータとを冷却し、冷却後に冷媒を再度冷媒流路の上流側へ供給するインバータおよびモータの冷却装置におけるものである。冷媒流路は、内部を通流する冷媒によりインバータを冷却し、その下流側の一部でモータ内部を潤滑させるオイルと近接させて冷媒を冷却することを特徴とする。
上記構成により、冷媒流路の一部はインバータを冷却する下流側でモータ内部を潤滑するオイルと近接させた。モータは、インバータに対して熱容量が大きく温度上昇しにくいため、モータはインバータに対して低温となる。そのため、上流側のインバータから吸収した冷媒の熱は、その下流側で低温であるモータ内部のオイルに放熱する。したがって、冷媒から熱を放熱させる放熱装置以外でも冷媒が放熱することで、本発明では放熱装置の削減・小型化が可能となる。
以下に、本冷却装置の実施の形態について説明する。なお同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰り返さない場合がある。
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態の冷却装置を内蔵したモータとしてのインホイールモータ30の車体取付状態を示すサスペンション装置の斜視図である。
図1は、第1の実施の形態の冷却装置を内蔵したモータとしてのインホイールモータ30の車体取付状態を示すサスペンション装置の斜視図である。
タイヤ100およびホイール101は、上下一対のアーム102a,102bおよびショックアブソーバ102cを備えたダブルウィッシュボーン方式のサスペンション装置102により車体と接続されている。インホイールモータ30は、出力側のハウジング32がアクスル(不図示)に固定されている。インホイールモータ30には、リザーブタンク1、鉛直方向上部にコンデンサ14、下部にモータ放熱機構としてのモータ放熱フィン31が付設されている。
図2は、図1で示したインホイールモータ30の冷却装置を示す図である。インホイールモータ30は、ハウジング32,回転軸36,この回転軸36と一体となり回転するロータ34,ロータ34の外周部に配置されてハウジング32に固定されるステータ35,およびハウジング32の外周部に配置されてインホイールモータ30内部の熱を放熱する放熱フィン31を有する。またインホイールモータ30に直流電力を交流電力に変換して駆動電力を供給するインバータ20をインホイールモータ30内に配置する。
なお、本実施の形態ではインバータ20はインホイールモータ30内に配置しているが、インホイールモータ30と別体としてインホイールモータ30の外部に配置してもかまわない。
本冷却装置の冷媒流路は冷却液を貯留するためのリザーブタンク1を備え、リザーブタンク1の下流側に冷媒流路の一部である冷媒供給流路11、冷媒供給流路11に設けられて下流への冷媒の通流を許可する冷媒供給流路逆止弁6を有する。さらに本冷媒流路は、冷媒供給流路11の下流側に配置されてインバータ20を冷却するインバータ冷却部としてのインバータ冷却流路2、その下流に設けられるインバータ放熱流路3により冷媒流路が構成される。ここでインバータ放熱流路3は、インホイールモータ30外周部に配置して冷媒の熱を周囲の空気へ放熱するコンデンサ14に貫設される。
一方インホイールモータ30内部には、インホイールモータ30のロータ34の掻き上げにより内部を冷却するオイルを溜めるオイル溜り41を有する。本冷却装置ではインバータ放熱流路3から、このオイル溜り41に溜められたオイルに浸漬させて近接するように設置されたモータ熱交換流路4、冷媒流路の一部である冷媒戻し流路12および冷媒戻し流路12に設けられ下流への冷媒の通流を許可する冷媒戻し流路逆止弁8を経由して、リザーブタンク1へ冷媒が通流する冷媒流路を構成する。
また本実施の形態では、図1で説明したようにインホイールモータ30の車両取付状態で下部に放熱フィン31を、上部にコンデンサ14を設置している。
本構成により、本冷却装置は外部駆動無しに自律的に冷媒の循環が行われる。以下にそのメカニズムを説明する。
インバータ20およびインホイールモータ30作動前、冷却系内は液相冷媒で充満している。インバータ20がインホイールモータ30へ電力を供給して作動することで発熱すると、インバータ冷却流路2内の冷媒がインバータ20の熱を吸収して蒸発する。インバータ冷却流路2において発生した蒸気はインバータ冷却流路2内での圧力を上昇させるため、下流方向へ冷媒を圧送して冷媒は再びリザーブタンク1へ戻る。このとき、冷媒供給流路逆止弁6は冷媒圧送時の冷媒の逆流を防止している。
一方、コンデンサ14に貫設されるインバータ放熱流路3では、コンデンサ14を介して冷媒の熱を空気へ放熱する。さらにその下流のモータ熱交換流路4では、冷媒の熱をオイルを介して自体の熱容量により低温を維持しているインホイールモータ30へ放熱する。この冷媒の放熱により冷媒が凝縮することで冷媒流路内での圧力が低下するため、リザーブタンク1内の液相冷媒が冷媒供給流路11からインバータ冷却流路2内へ吸引される。このとき、冷媒戻し流路逆止弁8は冷媒吸引時の冷媒の逆流を防止している。
本実施の形態による冷却装置では、インバータ20から吸熱して昇温した冷媒の熱を、モータ熱交換流路4でオイルを介してインホイールモータ30へ放熱しているため、冷媒の放熱効率が向上する。
また、本実施の形態のようにインホイールモータ30の車両取付状態で下部にモータ放熱フィン31を設置することで、冷却装置の冷却性能の向上を実現できる。以下に理由を説明する。
図3は、インホイールモータ30の熱を放熱するモータ放熱フィン31およびインバータ20の熱を放熱するコンデンサ14に走行風をあてた場合の、単位時間毎の走行風量[m3/min]に対する部品温度を単位温度下げるための放熱量(以下、単位温度降下放熱量と呼ぶ。)[W/K]との関係のシミュレーション結果を示している。
ここで、インバータ20は発熱量500[W]で自己温度150[℃]、インホイールモータ30は発熱量2000[W]で自己温度100[℃]、走行風の温度は40℃を前提条件として検討している。
図3の結果より、インホイールモータ30の単位温度降下放熱量はインバータ20の単位温度降下放熱量に対して風量による感度が大きいことが分かる。これは、インバータ20の発熱量に対してインホイールモータ30の発熱量が大きいことが起因している。
よって、インホイールモータ30とインバータ20での熱を放熱するために必要な単位温度降下放熱量の合計値が小さくなるため、モータ放熱フィン31をより走行風の風量が多い部位に配置することで冷却装置の冷却性能を向上させることができる。
インホイールモータ30は車両のホイールハウス内部に配置されるため、インホイールモータ30の上部は走行風の風量が少ないため走行風による放熱の効果が期待できない。一方インホイールモータ30下部は風量の多い床下を流れる走行風の効果により放熱効果が期待できる。したがって、より放熱効果が要求されるモータ放熱フィン31をインホイールモータ30下部に配置することで、インホイールモータ30内部からの熱を放熱するモータ放熱フィン31のフィン面積を減らしても必要な放熱容量を確保できる。
以上より、本実施の形態によりインバータ20から吸熱した冷媒の熱を、インホイールモータ30を冷却するオイルを介してインホイールモータ30に吸収させることで、冷媒の放熱効率が向上する。その結果インバータ20の冷却冷媒温度が低下することでインバータ20の冷却性能が向上する。したがってインバータ20を冷却するコンデンサ14の小型化を実現できる。
また、モータ放熱フィン31を設けてモータ内部からの放熱効率が良くなってオイルの冷却効率が向上することで、このオイルにより冷却される冷媒の放熱効率が向上する。その結果、インバータ20を冷却するコンデンサ14のさらなる小型化を実現できる。
また、インホイールモータ30の風量が多い走行風が分布する鉛直方向下部にモータ放熱フィン31を設置する。その結果、モータ放熱フィン31での放熱効率が向上してインホイールモータ30の冷却効率が良くなる。その結果、オイルの冷却効率が向上し、このオイルにより冷却される冷媒の放熱効率が向上する。その結果、インバータ20を冷却するコンデンサ14のさらなる小型化を実現できる。
尚、本実施の形態では、コンデンサを小型化するものを示したが、コンデンサを削減しても、放熱機能は保たれて効果を奏する。
また、本実施の形態のようにインバータ20をインホイールモータ30内部に配置した場合、オイルとロータ34の回転によりオイルが掻き上げられて冷却される位置に設置されているため、インバータ20からオイルへ放熱される。したがって、インバータ20の放熱効率をさらに向上させることができることも付随的な効果である。
―第2の実施の形態―
次に第2の実施の形態について図4を用いて説明する。第2の実施の形態における冷却装置では、インホイールモータ30のハウジング外周部の下側にオイルを溜めるオイルパン26と、その内部にモータ熱交換流路4とを配置し、モータ放熱機構としてのオイルパン空冷フィン91をオイルパン26外周部の鉛直方向下側に設ける。
次に第2の実施の形態について図4を用いて説明する。第2の実施の形態における冷却装置では、インホイールモータ30のハウジング外周部の下側にオイルを溜めるオイルパン26と、その内部にモータ熱交換流路4とを配置し、モータ放熱機構としてのオイルパン空冷フィン91をオイルパン26外周部の鉛直方向下側に設ける。
第1の実施の形態ではロータ34の掻き上げによりインホイールモータ30内部を冷却していた。本実施の形態ではオイルパン26内のオイルをポンプ28により吐出流路27を通じて回転軸36内に設けたオイル流路の一部であるオイル供給流路29に供給し、回転軸36の回転による遠心力でオイル流路の一部であるオイル吹出し流路60,61によりインホイールモータ30内部にオイルを吹き掛け、インホイールモータ30内部を冷却している。インホイールモータ30内部に吹き掛けたオイルはオイル回収孔62より再びオイルパン26内に戻される。
本実施の形態において、オイルパン26は風量の多いインホイールモータ30の下部側の走行風によりオイルを効果的に冷却するために設定される。すなわち、インホイールモータ30下部に配置したオイルパン26にオイルを集めて、オイルパン26の外部放熱部位との接触面積を大きく確保する。オイルパン26の外部放熱部位からの放熱効率をインホイールモータ30の下部側の風量の多い走行風により向上させる。すなわち、オイルパン26を設定することで必要なインホイールモータ30の放熱容量を確保しながら冷却装置を小型化することができると言える。
本実施の形態では、モータ熱交換流路4をこのオイルパン26内で這うように配置することでオイルとの接触面積を大きく確保する。その結果、オイルとモータ熱交換流路4部でのオイルとの熱交換効率が向上する。したがってインホイールモータ30内部からの熱を放熱するオイルパン空冷フィン91のフィン面積を減少させることができるため、オイルパン空冷フィン91の小型化を実現できる。
また、第1の実施の形態のようにインホイールモータ30内部にオイルを溜めてロータ34により掻き上げる方式では、オイルの粘性によりインホイールモータ30の出力にトルク損失が生じこれがモータ内部での発熱の原因となる。本実施の形態のような構成にすることによりこのトルク損失が回避できるため、インホイールモータ30の発熱量を低減させることができる。その結果インホイールモータ30の熱を外部へ放出するオイルパン空冷フィン91を小型化させることができる。
―第3の実施の形態―
次に第3の実施の形態について図5を用いて説明する。第1の実施の形態でハウジング32下部に設けたモータ放熱フィン31は、本実施の形態においてはインホイールモータ30を空冷するモータ空冷装置としての空冷ファン80側でハウジング32外周部全周にわたって設ける。さらに第1の実施の形態でハウジング32上部に設けたコンデンサ14は、本実施の形態においてはモータ放熱フィン31に対して空冷ファン80の反対側でハウジング32外周部全周にわたって設置される。
次に第3の実施の形態について図5を用いて説明する。第1の実施の形態でハウジング32下部に設けたモータ放熱フィン31は、本実施の形態においてはインホイールモータ30を空冷するモータ空冷装置としての空冷ファン80側でハウジング32外周部全周にわたって設ける。さらに第1の実施の形態でハウジング32上部に設けたコンデンサ14は、本実施の形態においてはモータ放熱フィン31に対して空冷ファン80の反対側でハウジング32外周部全周にわたって設置される。
本実施の形態では、インホイールモータ30外部に空冷ファン80を設けてモータ放熱フィン31を空冷することで放熱効率の向上を図り、モータ放熱フィン31からの放熱量の向上を実現できる。その結果、モータ放熱フィン31での放熱効率が向上してオイルの冷却効率が向上することで、このオイルにより冷却される冷媒の放熱効率が向上する。その結果、インバータ20を冷却するコンデンサ14の小型化を実現できる。
また本実施の形態では、風量が多い空冷ファン80側にモータ放熱フィン31を設けることにより放熱効率の向上を図り、モータ放熱フィン31からの放熱量の向上を実現できる。その結果、モータ放熱フィン31での放熱効率が向上してオイルの冷却効率が向上することで、このオイルにより冷却される冷媒の放熱効率が向上する。その結果、インバータ20を冷却するコンデンサ14のさらなる小型化を実現できる。
尚、本実施の形態では、コンデンサを小型化するものを示したが、コンデンサを削減しても、放熱機能は保たれて効果を奏する。
―第4の実施の形態―
次に第4の実施の形態について図6を用いて説明する。本実施の形態では第1の実施の形態で説明した構成に冷媒流路外部と冷媒流路内の冷媒間での熱交換をするインバータ熱交換流路50を新たに設けた構成となっている。ここでインバータ熱交換流路50は、ロータ34の回転により掻き上げられたオイルを浴びてオイルと近接する位置に設置され、冷媒供給流路11とインバータ冷却流路2の間に設ける。
次に第4の実施の形態について図6を用いて説明する。本実施の形態では第1の実施の形態で説明した構成に冷媒流路外部と冷媒流路内の冷媒間での熱交換をするインバータ熱交換流路50を新たに設けた構成となっている。ここでインバータ熱交換流路50は、ロータ34の回転により掻き上げられたオイルを浴びてオイルと近接する位置に設置され、冷媒供給流路11とインバータ冷却流路2の間に設ける。
オイルと近接するインバータ熱交換流路50では、インバータ20冷却前の冷媒がオイルから吸熱しインバータ冷却流路2へ流入する液相冷媒を昇温させる。インバータ冷却流路2への液相冷媒温度を飽和温度に近づけることにより、インバータ冷却流路2での冷媒の吸熱性能を向上させることができる。これは、蒸発した冷媒により吸収する熱量が液相冷媒を昇温させる顕熱上昇により吸収する熱量より大きくなるためである。したがって、インバータ20の熱が冷媒に吸収されやすくなるため、インバータ20の冷却性能を向上させることができる。
以上より本実施の形態では、液相冷媒に対して気相冷媒の熱吸収効率が高くなる性質を利用して、インバータ20の熱を冷媒へ放熱する放熱効率を向上させている。その結果インバータ20の冷却性能が向上するため、インバータ20の熱を放熱するコンデンサ14を小型化することができる。
ところで、上記に記載した第1の実施の形態から第4の実施の形態ではインホイールモータを例にとって説明したが、インホイールモータに限定しない通常のモータにあっても本冷却装置は実施可能である。
また、上記に記載した第1の実施の形態から第4の実施の形態ではループ式ヒートパイプを用いた冷却装置を例にとって説明したが、ループ式ヒートパイプに限定しない通常の液冷式冷却装置にあっても本冷却装置は適用可能である。
2…インバータ冷却流路(冷媒流路)
3…インバータ放熱流路(冷媒流路)
4…モータ熱交換流路(冷媒流路)
11…冷媒供給流路(冷媒流路)
12…冷媒戻し流路(冷媒流路)
20…インバータ
30…インホイールモータ(モータ)
31…モータ放熱フィン(モータ放熱機構)
32…ハウジング
36…回転軸
50…インバータ熱交換流路(冷媒流路)
80…空冷ファン(モータ空冷装置)
91…オイルパン空冷フィン(モータ放熱機構)
3…インバータ放熱流路(冷媒流路)
4…モータ熱交換流路(冷媒流路)
11…冷媒供給流路(冷媒流路)
12…冷媒戻し流路(冷媒流路)
20…インバータ
30…インホイールモータ(モータ)
31…モータ放熱フィン(モータ放熱機構)
32…ハウジング
36…回転軸
50…インバータ熱交換流路(冷媒流路)
80…空冷ファン(モータ空冷装置)
91…オイルパン空冷フィン(モータ放熱機構)
Claims (5)
- 冷媒流路内を一方向に通流する冷媒により前記冷媒流路に近接するインバータとモータとを冷却し、冷却後に冷媒を再度前記冷媒流路の上流側へ供給するインバータおよびモータの冷却装置において、
前記冷媒流路の一部は、
前記インバータを冷却する下流側で前記モータ内部を潤滑するオイルと近接する、
インバータおよびモータの冷却装置。 - 請求項1に記載のインバータおよびモータの冷却装置において、
前記モータは、
ハウジングに周設させて前記モータの熱を放出するモータ放熱機構、
を有する、インバータおよびモータの冷却装置。 - 請求項2に記載のインバータおよびモータの冷却装置において、
前記モータ外部で回転軸方向の一方側に前記モータを空冷するモータ空冷装置を有する、
インバータおよびモータの冷却装置。 - 請求項3に記載のインバータおよびモータの冷却装置において、
前記モータ放熱機構は、
前記モータ回転軸方向の一方側に配置される、
インバータおよびモータの冷却装置。 - 請求項1から請求項4に記載のいずれかのインバータおよびモータあるいはインホイールモータの冷却装置において、
前記冷媒流路の他の一部は、
前記インバータ冷却部の上流側で前記モータ内部を潤滑させるオイルと近接する、
インバータおよびモータの冷却装置。
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