JPH07288949A - 車両駆動用電動機 - Google Patents
車両駆動用電動機Info
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- JPH07288949A JPH07288949A JP6101944A JP10194494A JPH07288949A JP H07288949 A JPH07288949 A JP H07288949A JP 6101944 A JP6101944 A JP 6101944A JP 10194494 A JP10194494 A JP 10194494A JP H07288949 A JPH07288949 A JP H07288949A
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- JP
- Japan
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- electric motor
- refrigerant
- inverter
- heat
- casing
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動系と冷却システムを含めた全体構成を小
型軽量化した車両駆動用電動機を提供する。 【構成】 インバータ装着室９、インバータ冷却室８、
誘導電動機１５及び冷媒圧送用の電動ポンプ１８を一体
に組み込む。インバータ冷却室８を通過する冷媒は、放
熱金属板１０から放熱フィン１３に伝わるインバータ１
１の発熱を吸収して冷却する。螺旋状の冷媒経路１７を
通る冷媒は、ケーシング２の外周の熱交換面２０及び下
部の熱交換面２２の放熱フィン２１から大気に放熱して
温度を下げ、誘導電動機１５を冷却して、インバータ冷
却室８に流入する。同時にケイシング２の外周面から
も、通電駆動による誘導電動機１５の発熱が大気に放出
されている。車両の走行に伴う強い風をケーシング２の
下部に当てることにより、熱交換面２２の放熱フィン２
１からの放熱が促進され熱交換効率が高まる。
型軽量化した車両駆動用電動機を提供する。 【構成】 インバータ装着室９、インバータ冷却室８、
誘導電動機１５及び冷媒圧送用の電動ポンプ１８を一体
に組み込む。インバータ冷却室８を通過する冷媒は、放
熱金属板１０から放熱フィン１３に伝わるインバータ１
１の発熱を吸収して冷却する。螺旋状の冷媒経路１７を
通る冷媒は、ケーシング２の外周の熱交換面２０及び下
部の熱交換面２２の放熱フィン２１から大気に放熱して
温度を下げ、誘導電動機１５を冷却して、インバータ冷
却室８に流入する。同時にケイシング２の外周面から
も、通電駆動による誘導電動機１５の発熱が大気に放出
されている。車両の走行に伴う強い風をケーシング２の
下部に当てることにより、熱交換面２２の放熱フィン２
１からの放熱が促進され熱交換効率が高まる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車に搭載する
車両駆動用電動機に関するものである。
車両駆動用電動機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車の駆動系を構成する電動機や
機器等の小型軽量化の試みは、特開平５−２１９６０７
号公報及び実開平５−２５９８８号公報等によりなされ
ている。しかしながら、駆動系とこの駆動系を冷却する
冷却システムとを含めた総合的な小型軽量化の試みはな
されていない。
機器等の小型軽量化の試みは、特開平５−２１９６０７
号公報及び実開平５−２５９８８号公報等によりなされ
ている。しかしながら、駆動系とこの駆動系を冷却する
冷却システムとを含めた総合的な小型軽量化の試みはな
されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気自動車の駆動系の
冷却システムは、車両の居住性を高めるために、広い放
熱面積を必要としない液冷方式が採用されつつある。と
ころが、図７に示すように、冷媒を用いる液冷却方式に
より蓄電池ａの直流電力を交流電力に変換するインバー
タｂを冷却する場合は、冷却装置ｃと冷媒の熱を放出す
る熱交換器ｄとの間に冷媒循環経路ｅを構成するととも
に、冷媒循環用の電動ポンプｆ等を必須とする。このた
め、冷却システムの車両に対する占有容積が大きくなる
ばかりでなく、居住区画への熱伝導を遮断する対策が必
要となって小型化が容易でない。さらに、車両駆動用電
動機ｇをも上記液冷却方式で冷却しようとすると、電動
ポンプｆや熱交換器ｄが大型化してしまい、車両駆動用
電動機ｇとインバータｂを一体化し、さらに減速機ｈや
デファレンシャルギヤｉ等の動力伝達機構をコンパクト
に纏めて配置しても、前記冷却システムを含めた駆動系
全体の小型化は一層困難になる等の問題点がある。本発
明は上記問題点を解決するためになされたもので、駆動
系とこれを冷却する冷却システムを含めた全体構成を小
型軽量化した電気自動車の駆動用電動機を提供すること
を目的とする。
冷却システムは、車両の居住性を高めるために、広い放
熱面積を必要としない液冷方式が採用されつつある。と
ころが、図７に示すように、冷媒を用いる液冷却方式に
より蓄電池ａの直流電力を交流電力に変換するインバー
タｂを冷却する場合は、冷却装置ｃと冷媒の熱を放出す
る熱交換器ｄとの間に冷媒循環経路ｅを構成するととも
に、冷媒循環用の電動ポンプｆ等を必須とする。このた
め、冷却システムの車両に対する占有容積が大きくなる
ばかりでなく、居住区画への熱伝導を遮断する対策が必
要となって小型化が容易でない。さらに、車両駆動用電
動機ｇをも上記液冷却方式で冷却しようとすると、電動
ポンプｆや熱交換器ｄが大型化してしまい、車両駆動用
電動機ｇとインバータｂを一体化し、さらに減速機ｈや
デファレンシャルギヤｉ等の動力伝達機構をコンパクト
に纏めて配置しても、前記冷却システムを含めた駆動系
全体の小型化は一層困難になる等の問題点がある。本発
明は上記問題点を解決するためになされたもので、駆動
系とこれを冷却する冷却システムを含めた全体構成を小
型軽量化した電気自動車の駆動用電動機を提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項１に記載の本発明の車両駆動用電動機は、直流
電力を交流電力に変換するインバータと、該インバータ
から供給される交流電力により回転する電動機と、該電
動機に接して前記インバータを冷却する冷却装置とを一
体に組み込むとともに、前記冷却装置の冷媒を循環させ
る冷媒循環経路を前記電動機のケイシングの外周面に沿
って形成したことを特徴とする。
の請求項１に記載の本発明の車両駆動用電動機は、直流
電力を交流電力に変換するインバータと、該インバータ
から供給される交流電力により回転する電動機と、該電
動機に接して前記インバータを冷却する冷却装置とを一
体に組み込むとともに、前記冷却装置の冷媒を循環させ
る冷媒循環経路を前記電動機のケイシングの外周面に沿
って形成したことを特徴とする。
【０００５】上記目的を達成するための請求項２に記載
の本発明の車両駆動用電動機は、上記請求項１記載の構
成において、前記電動機のケイシングの外周面を、該電
動機と大気及び前記冷媒循環経路を循環する冷媒と大気
との熱交換面としたことを特徴とする。
の本発明の車両駆動用電動機は、上記請求項１記載の構
成において、前記電動機のケイシングの外周面を、該電
動機と大気及び前記冷媒循環経路を循環する冷媒と大気
との熱交換面としたことを特徴とする。
【０００６】上記目的を達成するための請求項３に記載
の本発明の車両駆動用電動機は、上記請求項１又は請求
項２記載の構成において、車両に搭載された姿勢におい
て、下方となる前記電動機のケイシングの外周面に放熱
フィンを形成したことを特徴とする。
の本発明の車両駆動用電動機は、上記請求項１又は請求
項２記載の構成において、車両に搭載された姿勢におい
て、下方となる前記電動機のケイシングの外周面に放熱
フィンを形成したことを特徴とする。
【０００７】
【作用及び発明の効果】請求項１に記載の本発明の車両
駆動用電動機によれば、インバータと電動機とインバー
タを冷却する冷却装置とが一体に組み込まれ、前記冷却
装置の冷媒が前記電動機の外周面に沿って形成された冷
媒循環経路を循環する。従って、インバータとともに電
動機が冷却される。また、上記一体化により冷媒循環経
路を短縮化でき、冷却装置を含めた駆動系全体の構成が
小型化されて、車両の車室区画の拡大に寄与することが
できる。また、上記一体化により冷媒循環経路を、車両
の衝撃や振動を吸収する可撓性のパイプにより形成する
必要がなくコスト高となることもなく、保守点検等のメ
インテナンスも能率的に行うことができる等の効果があ
る。
駆動用電動機によれば、インバータと電動機とインバー
タを冷却する冷却装置とが一体に組み込まれ、前記冷却
装置の冷媒が前記電動機の外周面に沿って形成された冷
媒循環経路を循環する。従って、インバータとともに電
動機が冷却される。また、上記一体化により冷媒循環経
路を短縮化でき、冷却装置を含めた駆動系全体の構成が
小型化されて、車両の車室区画の拡大に寄与することが
できる。また、上記一体化により冷媒循環経路を、車両
の衝撃や振動を吸収する可撓性のパイプにより形成する
必要がなくコスト高となることもなく、保守点検等のメ
インテナンスも能率的に行うことができる等の効果があ
る。
【０００８】請求項２に記載の本発明の車両駆動用電動
機によれば、 電動機のケイシングの外周面が熱交換面
となって、該電動機と大気及び冷媒循環経路を循環する
冷媒と大気との間で熱交換される。従って、熱交換面か
らの放熱量が多くなって熱交換効率を高めることができ
る効果がある。
機によれば、 電動機のケイシングの外周面が熱交換面
となって、該電動機と大気及び冷媒循環経路を循環する
冷媒と大気との間で熱交換される。従って、熱交換面か
らの放熱量が多くなって熱交換効率を高めることができ
る効果がある。
【０００９】請求項３に記載の本発明の車両駆動用電動
機によれば、車両に搭載された姿勢において、下方とな
る前記電動機のケイシングの外周面の熱交換面に形成し
た放熱フィンから放熱する。従って、車両の走行に伴う
強い風を導いて冷媒と大気との熱交換を促進でき熱交換
効率を一層高めることができる効果がある。
機によれば、車両に搭載された姿勢において、下方とな
る前記電動機のケイシングの外周面の熱交換面に形成し
た放熱フィンから放熱する。従って、車両の走行に伴う
強い風を導いて冷媒と大気との熱交換を促進でき熱交換
効率を一層高めることができる効果がある。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図１は本発明に係る車両駆動用電動機１の概略の斜視図
である。図２は同縦断面図であり一部を省略してある。
円筒状のケイシング２の両側にはそれぞれエンドフレー
ム３が嵌着されている。そのエンドフレーム３の中心に
嵌着したベアリング４により回転子５の回転子軸６が支
承されている。一方のエンドフレーム３には、回転子軸
６を挿通する挿通孔７の外周にドーナツ状のインバータ
冷却室８が形成されている。該インバータ冷却室８には
半径方向に数箇所補強用のリブ８ａが形成されている。
そして、そのインバータ冷却室８の一側面には、中心に
前記回転子軸６を挿通するインバータ装着室９が固定さ
れ、インバータ冷却室８を液密に封止している。
図１は本発明に係る車両駆動用電動機１の概略の斜視図
である。図２は同縦断面図であり一部を省略してある。
円筒状のケイシング２の両側にはそれぞれエンドフレー
ム３が嵌着されている。そのエンドフレーム３の中心に
嵌着したベアリング４により回転子５の回転子軸６が支
承されている。一方のエンドフレーム３には、回転子軸
６を挿通する挿通孔７の外周にドーナツ状のインバータ
冷却室８が形成されている。該インバータ冷却室８には
半径方向に数箇所補強用のリブ８ａが形成されている。
そして、そのインバータ冷却室８の一側面には、中心に
前記回転子軸６を挿通するインバータ装着室９が固定さ
れ、インバータ冷却室８を液密に封止している。
【００１１】インバータ装着室９には、樹脂ケース内に
半導体素子を封入するとともに、放熱金属板１０を固定
して、インバータ１１を構成してなる複数個の半導体素
子パック１２が配置されている。インバータ１１は直流
電力を交流電力に変換する。前記半導体素子パック１２
の放熱金属板１０は、前記インバータ冷却室８を塞ぐイ
ンバータ装着室９の壁９ａに当接されている。そして、
その壁９ａからは前記インバータ冷却室８内に突出する
多数の放熱フィン１３が同心円状に一体形成されてい
る。同心円状の放熱フィン１３には、円周方向で数箇所
不連続部１３ａが形成され、前記補強用のリブ８ａが対
応している。
半導体素子を封入するとともに、放熱金属板１０を固定
して、インバータ１１を構成してなる複数個の半導体素
子パック１２が配置されている。インバータ１１は直流
電力を交流電力に変換する。前記半導体素子パック１２
の放熱金属板１０は、前記インバータ冷却室８を塞ぐイ
ンバータ装着室９の壁９ａに当接されている。そして、
その壁９ａからは前記インバータ冷却室８内に突出する
多数の放熱フィン１３が同心円状に一体形成されてい
る。同心円状の放熱フィン１３には、円周方向で数箇所
不連続部１３ａが形成され、前記補強用のリブ８ａが対
応している。
【００１２】ケーシング２の内周には、前記回転子５に
対向して固定子１４が配設され、誘導電動機１５が構成
されている。また、ケーシング２の外周には、螺旋状の
溝２ａを形成し、該溝２ａにパイプ１６を巻回するとと
もに、そのパイプ１６の円形断面の略半分を該ケーシン
グ２の外周面から露出させた冷媒経路１７が形成されて
いる。そして、その冷媒経路１７の一端は、冷媒流入管
１７ａにより前記インバータ冷却室８の下部に固定した
冷媒圧送用の電動ポンプ１８に連結されている。また、
冷媒経路１７の他端は、前記インバータ冷却室８に連結
されている。電動ポンプ１８とインバータ冷却室８と
は、冷媒圧送管１７ｂにより連結されている。インバー
タ冷却室８が形成された反対側のエンドフレーム３に
は、該エンドフレーム３に支持される回転子軸６に連結
される減速歯車機構（図示せず）等を設けた減速ユニッ
ト１９が固定されている。
対向して固定子１４が配設され、誘導電動機１５が構成
されている。また、ケーシング２の外周には、螺旋状の
溝２ａを形成し、該溝２ａにパイプ１６を巻回するとと
もに、そのパイプ１６の円形断面の略半分を該ケーシン
グ２の外周面から露出させた冷媒経路１７が形成されて
いる。そして、その冷媒経路１７の一端は、冷媒流入管
１７ａにより前記インバータ冷却室８の下部に固定した
冷媒圧送用の電動ポンプ１８に連結されている。また、
冷媒経路１７の他端は、前記インバータ冷却室８に連結
されている。電動ポンプ１８とインバータ冷却室８と
は、冷媒圧送管１７ｂにより連結されている。インバー
タ冷却室８が形成された反対側のエンドフレーム３に
は、該エンドフレーム３に支持される回転子軸６に連結
される減速歯車機構（図示せず）等を設けた減速ユニッ
ト１９が固定されている。
【００１３】また、ケーシング２の外周面は、誘導電動
機１５の発熱を大気に放出するとともに、冷媒経路１７
を通る冷媒とケーシング２の外周面に接する大気とが熱
交換する熱交換面２０となっている。そしてケーシング
２の下部外周には、多数の放熱フィン２１を一体状に形
成して、一層効率のよい熱交換面２２が形成されてい
る。
機１５の発熱を大気に放出するとともに、冷媒経路１７
を通る冷媒とケーシング２の外周面に接する大気とが熱
交換する熱交換面２０となっている。そしてケーシング
２の下部外周には、多数の放熱フィン２１を一体状に形
成して、一層効率のよい熱交換面２２が形成されてい
る。
【００１４】上記車両駆動用電動機１の作動を説明す
る。車両駆動用電動機１は、図１及び図２に示すよう
に、放熱フィン２１を形成した熱交換面２２が下方にな
る姿勢で車両に搭載される。インバータ１１により直流
電力を交流電力に変換して、誘導電動機１５の固定子１
４に印加すると、回転子５が回転する。そして、冷媒圧
送用の電動ポンプ１８が駆動すると、充填された冷媒は
インバータ冷却室８→螺旋状の冷媒経路１７→冷媒流入
管１７ａ→電動ポンプ１８→冷媒圧送管１７ｂと連なる
冷媒循環経路Ｒを循環してインバータ冷却室８に戻る。
る。車両駆動用電動機１は、図１及び図２に示すよう
に、放熱フィン２１を形成した熱交換面２２が下方にな
る姿勢で車両に搭載される。インバータ１１により直流
電力を交流電力に変換して、誘導電動機１５の固定子１
４に印加すると、回転子５が回転する。そして、冷媒圧
送用の電動ポンプ１８が駆動すると、充填された冷媒は
インバータ冷却室８→螺旋状の冷媒経路１７→冷媒流入
管１７ａ→電動ポンプ１８→冷媒圧送管１７ｂと連なる
冷媒循環経路Ｒを循環してインバータ冷却室８に戻る。
【００１５】インバータ冷却室８を通過する冷媒は、放
熱金属板１０から放熱フィン１３に伝わるインバータ１
１の発熱を吸収して冷却する。そして、インバータ１１
の発熱を吸収して螺旋状の冷媒経路１７を流通する冷媒
は、ケーシング２の外周の熱交換面２０及び下部の熱交
換面２２の放熱フィン２１から大気に放熱して温度を下
げ誘導電動機１５を冷却して、インバータ冷却室８に流
入する。このとき、同時にケイシング２の外周面の熱交
換面２０からも、通電駆動による誘導電動機１５の発熱
が大気に放出されている。車両の走行に伴う強い風をケ
ーシング２の下部に当てることにより、熱交換面２２の
放熱フィン２１からの放熱が促進され熱交換効率が高ま
る。
熱金属板１０から放熱フィン１３に伝わるインバータ１
１の発熱を吸収して冷却する。そして、インバータ１１
の発熱を吸収して螺旋状の冷媒経路１７を流通する冷媒
は、ケーシング２の外周の熱交換面２０及び下部の熱交
換面２２の放熱フィン２１から大気に放熱して温度を下
げ誘導電動機１５を冷却して、インバータ冷却室８に流
入する。このとき、同時にケイシング２の外周面の熱交
換面２０からも、通電駆動による誘導電動機１５の発熱
が大気に放出されている。車両の走行に伴う強い風をケ
ーシング２の下部に当てることにより、熱交換面２２の
放熱フィン２１からの放熱が促進され熱交換効率が高ま
る。
【００１６】上記したように、空冷により十分冷却され
た冷媒がインバータ冷却室８に流入して、先ずインバー
タ１１を冷却し、続いて誘導電動機１５を冷却するもの
で、インバータ１１を構成する半導体素子の昇温により
特性の変化や熱破壊を防止できる。
た冷媒がインバータ冷却室８に流入して、先ずインバー
タ１１を冷却し、続いて誘導電動機１５を冷却するもの
で、インバータ１１を構成する半導体素子の昇温により
特性の変化や熱破壊を防止できる。
【００１７】図４は、上記構成の車両駆動用電動機１を
搭載した電気自動車の概略平面図である。車両駆動用電
動機１の減速ユニット１９と車軸２３との間にデファレ
ンシャルギヤユニット２４が配設されている。インバー
タ装着室９、インバータ冷却室８、誘導電動機１５及び
冷媒圧送用の電動ポンプ１８を一体に組み込み、さら
に、螺旋状の冷媒経路１７をケーシング２の外周に一体
状に形成したことにより、コンパクトな外観形状に纏め
て小型軽量化できるとともに、搭載に必要な容積も少な
くてすみ、電気自動車の車室や積載区画を拡大できる。
搭載した電気自動車の概略平面図である。車両駆動用電
動機１の減速ユニット１９と車軸２３との間にデファレ
ンシャルギヤユニット２４が配設されている。インバー
タ装着室９、インバータ冷却室８、誘導電動機１５及び
冷媒圧送用の電動ポンプ１８を一体に組み込み、さら
に、螺旋状の冷媒経路１７をケーシング２の外周に一体
状に形成したことにより、コンパクトな外観形状に纏め
て小型軽量化できるとともに、搭載に必要な容積も少な
くてすみ、電気自動車の車室や積載区画を拡大できる。
【００１８】（他の実施例）上記した車両駆動用電動機
１の外周に沿って形成する冷媒経路は、図５及び図６に
示すような形状に形成することもできる。図５の場合
は、ケイシング２の外周面に沿って形成した軸方向で平
行なパイプ２７ａの各両端部を、湾曲管２７ｂで順次連
結して冷媒経路２７を形成したものである。図６の場合
は、ケイシング２の外周面に沿う曲率で形成した円周方
向で平行なパイプ３７ａの各両端部を、湾曲管３７ｂで
順次連結して冷媒経路３７を形成したものである。ま
た、冷媒経路はケイシング２の円筒状の隔壁内に形成す
ることもできる。
１の外周に沿って形成する冷媒経路は、図５及び図６に
示すような形状に形成することもできる。図５の場合
は、ケイシング２の外周面に沿って形成した軸方向で平
行なパイプ２７ａの各両端部を、湾曲管２７ｂで順次連
結して冷媒経路２７を形成したものである。図６の場合
は、ケイシング２の外周面に沿う曲率で形成した円周方
向で平行なパイプ３７ａの各両端部を、湾曲管３７ｂで
順次連結して冷媒経路３７を形成したものである。ま
た、冷媒経路はケイシング２の円筒状の隔壁内に形成す
ることもできる。
【００１９】上記各実施例は、ケイシング２の外周面に
沿って冷媒経路１７、２７又は３７を形成するととも
に、該ケイシング２の外周面を冷媒と大気とが熱交換す
る熱交換面２０としたから、通電駆動の発熱により低温
時に冷媒が凍結して冷媒が循環しなくなるような虞れが
ない。
沿って冷媒経路１７、２７又は３７を形成するととも
に、該ケイシング２の外周面を冷媒と大気とが熱交換す
る熱交換面２０としたから、通電駆動の発熱により低温
時に冷媒が凍結して冷媒が循環しなくなるような虞れが
ない。
【図１】本発明に係る車両駆動用電動機の概要斜視図で
ある。
ある。
【図２】一部を省略した車両駆動用電動機断面図であ
る。
る。
【図３】図２における略Ａ−Ａ線断面図である。
【図４】車両駆動用電動機を搭載した電気自動車の概略
平面図である。
平面図である。
【図５】他の実施例の車両駆動用電動機の概要斜視図で
ある。
ある。
【図６】他の実施例の車両駆動用電動機の概要斜視図で
ある。
ある。
【図７】従来例の電気自動車の概略平面図である。
１ 車両駆動用電動機 ２ ケイシング ８ インバータ冷却室 １１ インバータ １５ 誘導電動機 １７，２７，３７ 冷媒経路 ２０，２２ 熱交換面 ２１ 放熱フィン Ｒ 冷媒循環経路
Claims (3)
- 【請求項１】 直流電力を交流電力に変換するインバー
タと、該インバータから供給される交流電力により回転
する電動機と、該電動機に接して前記インバータを冷却
する冷却装置とを一体に組み込むとともに、前記冷却装
置の冷媒を循環させる冷媒循環経路を前記電動機のケイ
シングの外周面に沿って形成したことを特徴とする車両
駆動用電動機。 - 【請求項２】 前記電動機のケイシングの外周面を、該
電動機と大気及び前記冷媒循環経路を循環する冷媒と大
気との熱交換面としたことを特徴とする請求項１記載の
車両駆動用電動機。 - 【請求項３】 車両に搭載された姿勢において、下方と
なる前記電動機のケイシングの外周面に放熱フィンを形
成したことを特徴とする請求項１又は請求項２記載の車
両駆動用電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101944A JPH07288949A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 車両駆動用電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6101944A JPH07288949A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 車両駆動用電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07288949A true JPH07288949A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14314015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6101944A Pending JPH07288949A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 車両駆動用電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07288949A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1049234A2 (en) | 1999-04-27 | 2000-11-02 | Aisin Aw Co., Ltd. | Drive unit |
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