JP2013172564A - 機電一体モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、冷媒に含まれる非定常流を低減し、パワー素子間の冷却ムラの発生を抑え、パワー素子を均一に冷却することができる小型の機電一体モジュールを得る。
【解決手段】モータ1と、モータ1の反負荷側に配設されたインバータ装置40と、ステータコア31の反負荷側に配設され、ステータコイル34の内部結線を行う結線板36と、モータ1の反負荷側に回転軸23を囲むように形成され、パワー素子41を冷却するインバータ冷却流路12と、モータ1の負荷側に回転軸23を囲むように形成され、冷媒が給水される円環状の第1整流流路10と、を備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、インバータ装置が回転電機の軸方向の反負荷側に配置された機電一体モジュールに関し、特にインバータ装置および回転電機の冷却構造に関するものである。
従来のインバータ一体型電動機ユニットは、電動機の回転軸方向にインバータ装置を一体的に配置して構成され、電動機の構成部材を収納する収納部とインバータ装置の構成部材を収納する収納部とからなる一体ケースと、一体ケース内で電動機の構成部材を冷却するモータ冷却通路とインバータ装置の構成部材を冷却するインバータ冷却通路とを互いに連通させた冷却回路と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−197781号公報
従来のインバータ一体型電動機ユニットでは、ポンプから圧送された冷却水がインバータ冷却通路に直接供給されるので、供給された冷却水には、偏流や旋回流などの非定常流が含まれる。
インバータ装置にはパワー素子が実装されている。パワー素子は、通常の半導体素子と比較して、高電圧、大電流の環境で使用され、素子自体から高い発熱がある。そこで、パワー素子の温度上昇を抑えるために、パワー素子に冷却フィンを取り付け、冷却フィンを冷却水で直接冷却する構造が提案されている。しかしながら、冷却水に非定常流が含まれていると、偏流により冷却フィンに接触する冷却水の流れにムラが発生し、パワー素子間で冷却ムラが生じるという課題があった。
このような状況に鑑み、整流手段をパワー素子の近傍に設け、冷却水に含まれる非定常流を軽減することが一般的である。しかし、整流手段をパワー素子の近傍に設けた場合、電動機ユニットが大型化するという新たな課題が発生する。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、冷媒に含まれる非定常流を低減し、パワー素子間の冷却ムラの発生を抑え、パワー素子を均一に冷却することができる小型の機電一体モジュールを得ることを目的とする。
この発明による機電一体モジュールは、回転電機冷却流路が内蔵された筒状のフレーム、該フレームの軸方向一端に配置される負荷側エンドフレーム、および該フレームの軸方向他端に配置される反負荷側エンドフレームを有するハウジング、上記フレームに内嵌状態に収納、保持される円環状のステータコアおよび該ステータコアに巻装されたステータコイルを有するステータ、および回転軸を上記負荷側エンドフレームと上記反負荷側エンドフレームとに軸支されて上記ステータの内周側に回転可能に配設されるロータを備えた回転電機と、上記反負荷側エンドフレームの反負荷側の面に熱的に接続状態に配設されるパワー素子、およびパワー素子駆動回路を有するインバータ装置と、上記ステータコアの反負荷側に配設され、上記ステータコイルの内部結線を行う結線部材と、上記回転電機の反負荷側に上記回転軸を囲むように形成され、上記パワー素子を冷却するインバータ冷却流路と、上記回転電機の負荷側に上記回転軸を囲むように形成され、冷媒が供給される円環状の第1整流流路と、を備えている。
この発明によれば、第1整流流路が、スペースに余裕がある回転電機の負荷側に形成されているので、モジュールを大型化することなく、第1整流流路の整流に必要な容積を確保することができる。そこで、ポンプから圧送された冷媒に含まれる非定常流が第1整流流路により軽減できるので、インバータ冷却流路および回転電機冷却流路内の冷媒の流れにムラが発生しにくくなり、冷却ムラの発生が抑えられ、パワー素子を均一に冷却することができる。
この発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールの構成を説明する分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールを負荷側から見た端面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 図3のA部の拡大断面図である。 図3のB部の拡大断面図である。 この発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームの構成を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレーム、反負荷側エンドフレームおよびインバータ回路基板の位置関係を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームの構成を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームの構成を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームを反負荷側から見た端面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。
以下、本発明による機電一体モジュールの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールの構成を説明する分解斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールを負荷側から見た端面図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4は図3のA部の拡大断面図、図5は図3のB部の拡大断面図、図6はこの発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームの構成を説明する斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレーム、反負荷側エンドフレームおよびインバータ回路基板の位置関係を説明する斜視図である。
図1乃至図3において、機電一体モジュール100は、回転電機としてのモータ1と、外部から供給された直流電力を交流電力に変換してモータ1に供給するインバータ装置40と、を有し、インバータ装置40がモータ1の反負荷側に一体に組み込まれて構成されている。
モータ1は、モータフレーム2と、反負荷側エンドフレーム9と、モータフレーム2と反負荷側エンドフレーム9とからなるハウジング内に回転可能に配設されたロータ20と、ロータ20を囲繞するようにモータフレーム2に取り付けられたステータ30と、を備えている。
モータフレーム2は、円盤状の負荷側エンドフレーム4および負荷側エンドフレーム4の外周縁部から軸方向に延設された円筒状のアウターフレーム5を有する有底円筒状に作製されたアウターケース3と、円筒部6aおよび円筒部6aの反負荷側端部から径方向内方に延設された円環状のフランジ部6bを有するインナーフレーム6と、を備えている。円筒部6aはアウターフレーム5に内嵌状態に嵌着され、アウターフレーム5とともにステータ30を内嵌状態に収納、保持する円筒状のフレームを構成する。フランジ部6bは反負荷側エンドフレーム9と協働し、反負荷側のエンドフレームを構成する。負荷側エンドフレーム4の反負荷側の面の軸心位置には円柱状のボス部4aが突設され、負荷側軸受25を保持する軸受保持穴4bがボス部4aの軸心位置に形成されている。所定の径方向幅を有する環状凸部4cが、負荷側エンドフレーム4の反負荷側の面に、ステータコイル34の負荷側コイルエンドと相対する位置に突設されている。取付穴4dが、負荷側エンドフレーム4の外周縁部に周方向に等角ピッチで8つ形成されている。
第1整流溝10aが、図6に示されるように、円筒部6aの負荷側外周縁部を径方向および軸方向に所定長さ凹ませて円環状に凹設されている。回転電機冷却用流路溝11aが、円筒部6aの外周面に軌道が軸方向に変化する螺旋状に凹設されている。さらに、インバータ冷却用流路溝12aが、回転電機冷却用流路溝11aの溝断面積に等しい溝断面積を有し、フランジ部6bの反負荷側の面に馬蹄形に凹設されている。また、冷却フィン12bがインバータ冷却用流路溝12a内を径方向に4等分するようにインバータ冷却用流路溝12aの底面から突設されている。そして、第2整流流路13が円筒部6aを軸方向に貫通して第1整流溝10aとインバータ冷却用流路溝12aの一端とを連通するように形成されている。また、連通穴14がインバータ冷却用流路溝12aの他端と回転電機冷却用流路溝11aの一端とを連通するようにインナーフレーム6に形成されている。
貫通穴6cが、インバータ冷却用流路溝12aの馬蹄形の両端間に、フランジ部6bを軸方向に貫通するように形成されている。リブ6dが、それぞれ軸方向に延在して、円筒部6aの内周面に周方向に等角ピッチで複数突設されている。ねじ穴8aが円筒部6aの負荷側端面に周方向に等角ピッチで8つ形成されている。ねじ穴8bが円筒部6aの反負荷側端面に周方向に等角ピッチで8つ形成されている。
そして、インナーフレーム6が、アウターフレーム5に内嵌状態に挿入され、ねじ7を負荷側エンドフレーム4に形成された取付穴4dに通して円筒部6aの負荷側端面に形成されたねじ穴8aに締着して一体に取り付けられる。これにより、第1整流溝10aが塞口され、円環状の第1整流流路10が構成され、回転電機冷却用流路溝11aが塞口され、螺旋状の回転電機冷却流路11が構成される。供給ポートとしての給水ポート15が第1整流流路10の流路中心を通る円筒面の接線方向から第1整流流路10に連通するようにアウターフレーム5の外周面に取り付けられ、排出ポートとしての排水ポート16が回転電機冷却流路11の流路中心を通る円筒面の接線方向から回転電機冷却流路11の他端に連通するようにアウターフレーム5の外周面に取り付けられている。
反負荷側エンドフレーム9は、円盤状に作製される。反負荷側エンドフレーム9の負荷側面の軸心位置には円柱状のボス部9aが突設され、反負荷側軸受26を保持する軸受保持穴9bがボス部9aの軸心位置に形成されている。また、反負荷側エンドフレーム9の反負荷側の面には、円状のインバータ収納凹部9cが凹設されている。取付穴9dが反負荷側エンドフレーム9の外周縁部に周方向等角ピッチで複数形成されている。さらに、貫通穴9eが反負荷側エンドフレーム9のインバータ収納凹部9cの後述する第1コネクタ部43と相対する位置に形成されている。なお、貫通穴9eは、フランジ部6bに形成された貫通穴6cに対応するように形成されている。
ここで、モータフレーム2および反負荷側エンドフレーム9は、例えば、アルミニウムを用いてダイカストにより製造されるが、材料は良熱伝導金属であればアルミニウムに限定されず、製造方法もダイカストに限定されない。
また、第2整流流路13の反負荷側は、流路方向が、軸方向から徐々に径方向内方に変位しつつ周方向一側に変わるように曲げられてインバータ冷却用流路溝12aの一端に接続される。連通穴14は、インバータ冷却用流路溝12aの他端から周方向一側に移動しつつ、軸方向の負荷側かつ径方向外方に徐々に変位して回転電機冷却流路11の一端に接続される穴形状に形成されている。
ロータ20は、電磁鋼板などの磁性薄板を積層して構成された円筒状のロータコア21と、それぞれ、ロータコア21を軸方向に貫通するように挿入されて、周方向に等角ピッチで配設された10個の永久磁石22と、ロータコア21の軸心位置を貫通するように挿入されてロータコア21に固着された回転軸23と、ロータコア21の軸方向端面に固着され、永久磁石22の抜けを阻止する端板24と、を備えている。永久磁石22は、径方向外側の極性がN極とS極とに周方向に交互になるように配設されている。さらに、負荷側軸受25および反負荷側軸受26が回転軸23の両端に圧入されている。
ロータ20は、回転軸23の軸方向他端側が負荷側軸受25を軸受保持穴4bに圧入して負荷側エンドフレーム4に支持され、回転軸23の軸方向一端側を反負荷側軸受26を反負荷側エンドフレーム9の軸受保持穴9bに圧入して反負荷側エンドフレーム9に支持されて、ハウジング内に回転可能に配設されている。回転軸23の軸方向他端側が負荷側エンドフレーム4から延出し、機電一体モジュール100の出力軸となる。
ステータ30は、電磁鋼板などの磁性薄板を積層して構成され、円環状のコアバック32、およびそれぞれコアバック32の内周面から径方向内方に延在して、周方向に等角ピッチで配列された12個のティース33を有するステータコア31と、絶縁被覆された導体線をティース33のそれぞれに絶縁材で作製されたインシュレータ35を介して集中巻きに巻回して作製された12個の集中巻コイルから構成されるステータコイル34と、を備えている。スリット溝31aが、それぞれ軸方向に延在して、ステータコア31の外周面に周方向に、リブ6dと同じ等角ピッチで複数凹設されている。ステータコイル34は、ステータコア31の反負荷側で結線部材である結線板36を用いて内部結線され、3相交流巻線に構成される。
ステータ30は、ステータコア31をインナーフレーム6の円筒部6aに内嵌状態に挿入され、ロータコア21を囲繞するように回転軸23と同軸にモータフレーム2に保持されている。そして、円筒部6aの内周面に突設されたリブ6dがステータコア31の外周面に凹設されたスリット溝31aに嵌め込まれ、ステータコア31の軸周りの回転が阻止される。また、負荷側エンドフレーム4の反負荷側の面に突設された環状凸部4cが、図4に示されるように、ステータコイル34の負荷側コイルエンドに接している。
このように構成されたモータ1は、極数10、スロット数12のインナーロータ型の3相モータとして動作する。
インバータ装置40は、パワー素子41と、パワー素子41を駆動する回路が搭載されたインバータ回路基板42と、を備えている。そして、6個のパワー素子41と、パワー素子41とステータコイル34とを接続するための第1コネクタ部43が、インバータ回路基板の一面に周方向に等角ピッチで配設されている。さらに、外部電源と接続される第2コネクタ部44が、図7に示されるように、インバータ回路基板42の裏面に形成されている。
裏蓋45は、モータフレーム2と略等しい外径を有する円盤状に作製され、取付穴45aがその外周縁部に周方向等角ピッチで複数形成されている。
そして、インバータ回路基板42は、図5に示されるように、パワー素子41を反負荷側エンドフレーム9のインバータ収納凹部9cの底面に接するようにインバータ収納凹部9c内に取り付けられる。裏蓋45は、反負荷側エンドフレーム9の反負荷側に重ねられ、ねじ(図示せず)を取付穴45a,9dに通し、インナーフレーム6の円筒部6aの反負荷側端面に形成されたねじ穴8bに締着して、反負荷側エンドフレーム9とともにインナーフレーム6に一体に取り付けられる。これにより、インバータ冷却用流路溝12aが塞口され、馬蹄形のインバータ冷却流路12が構成される。そこで、反負荷側エンドフレーム9とインナーフレーム6のフランジ部6bは、パワー素子41を冷却するヒートシンクとして機能する。
また、パワー素子41が実装されたインバータ回路基板42が収納されたインバータ収納凹部9cが塞口される。そして、結線板36の端子部36aに接続された接続導体37が、フランジ部6bおよび反負荷側エンドフレーム9に形成された貫通穴6c,9eを通って反負荷側に引き出され、第1コネクタ部43に接続される。これにより、ステータコイル34とインバータ装置40とが電気的に接続される。
このように組み立てられた機電一体モジュール100においては、図示していないが、直流電力が外部電源から第2コネクタ部44を介してインバータ装置40に給電され、駆動指令が第2コネクタ部44を介してインバータ装置40に通信される。また、冷却水が、ポンプ(図示せず)から給水ポート15に給水される。
そこで、外部電源から供給された直流電力がインバータ装置40により交流電力に変換され、ステータコイル34に供給される。これにより、ステータ30に回転磁界が発生される。このステータ30の回転磁界と永久磁石22による磁界との相互作用により回転力が発生し、ロータ20が回転駆動され、その回転トルクが回転軸23を介して出力される。
そして、例えば、ラジエータ(図示せず)で冷却された冷却水が、ポンプ(図示せず)により給水ポート15から第1整流流路10に給水される。冷却水は、円環状の第1整流流路10内を流れた後、第2整流流路13に導入され、第2整流流路13内を軸方向に反負荷側に流れる。第2整流流路13の反負荷側は、流路方向が、軸方向から徐々に径方向内方に変位しつつ周方向一側に変わるように曲げられているので、冷却水は、流れ方向を軸方向から徐々に径方向内方、かつ周方向一側に変えられて、インバータ冷却流路12に導入される。そこで、第2整流流路13とインバータ冷却流路12との連結部での急激な流路変換がなく、流路抵抗が小さくなる。
そして、冷却水は、馬蹄形のインバータ冷却流路12内を周方向一側に略360度流れた後、連通穴14を介して回転電機冷却流路11に導入される。連通穴14は、インバータ冷却用流路溝12aの他端から周方向一側に移動しつつ、軸方向の負荷側かつ径方向外方に徐々に変位する穴形状に形成されているので、インバータ冷却流路12と回転電機冷却流路11との連結部での急激な流路変換がなく、流路抵抗が小さくなる。そして、冷却水は、回転電機冷却流路11内を周方向一側に螺施状に負荷側に流れた後、排水ポート16から排出され、ラジエータに戻される。
そこで、ステータコイル34での発熱は、環状凸部4cおよびステータコア31を介してモータフレーム2に伝達され、回転電機冷却流路11内を流通する冷却水に放熱され、ステータ30の温度上昇が抑制される。インバータ装置40のパワー素子41での発熱は、反負荷側エンドフレーム9に伝達され、インバータ冷却流路12内を流通する冷却水に放熱され、パワー素子41の温度上昇が抑制される。
本機電一体モジュール100においては、インバータ装置40がモータ1の反負荷側に配設されているので、ステータコイル34はモータ1の反負荷側で結線され、インバータ装置40と電気的に接続される。このように、機電一体モジュール100では、モータ1の負荷側は、反負荷側に比べて、スペースに余裕がある。この実施の形態1では、第1整流流路10がモータ1の負荷側に配設されているので、機電一体モジュール100を大型化することなく、第1整流流路10の整流に必要な容積を確保することができる。そこで、ポンプから圧送された冷却水に含まれる非定常流が第1整流流路10により軽減されるので、インバータ冷却流路12および回転電機冷却流路11内の冷却水の流れにムラが発生しにくくなり、冷却ムラの発生が抑えられる。
第1整流流路10に加えて、インナーフレーム6を軸方向に貫通するように形成されて第1整流流路10とインバータ冷却流路12とを連通する第2整流流路13を有するので、整流流路の容積が大きくなり、インバータ冷却流路12に供給される冷却水を整流でき、冷却水に含まれる非定常流をより緩和することができる。
給水ポート15が、円環状の第1整流流路10の流路中心を通る円筒面の接線方向から第1整流流路10に接続されているので、冷却水を少ない流路抵抗で第1整流流路10に給水できる。また、排水ポート16が、螺旋状の回転電機冷却流路11の流路中心を通る円筒面の接線方向から回転電機冷却流路11に接続されているので、冷却水を少ない流路抵抗で回転電機冷却流路11から排水できる。そこで、小型のポンプを用いても、モータ1およびインバータ装置40の冷却に必要な冷却水の流速を得ることができ、冷却構造の小型化が図られる。
ステータコイル34の負荷側コイルエンドが負荷側エンドフレーム4の環状凸部4cに熱的に接しているので、ステータコイル34での発熱が負荷側エンドフレーム4に伝達され、第1整流流路10や回転電機冷却流路11を流れる冷却水に放熱され、ステータコイル34の温度上昇が抑えられる。これにより、ステータコイル34の熱制約により制限される通電制約を緩和でき、モータ1の出力を上げることができる。
負荷側軸受25が負荷側エンドフレーム4の軸受保持穴4bに圧入、保持されているので、負荷側軸受25での発熱が負荷側エンドフレーム4に伝達され、第1整流流路10や回転電機冷却流路11を流れる冷却水に放熱され、負荷側軸受25の熱劣化を抑えることができる。
反負荷側軸受26が反負荷側エンドフレーム9の軸受保持穴9bに圧入、保持されているので、反負荷側軸受26での発熱が反負荷側エンドフレーム9に伝達され、インバータ冷却流路12を流れる冷却水に放熱され、反負荷側軸受26の熱劣化を抑えることができる。
インナーフレーム6の円筒部6aの内周面に形成されたリブ6dが、円筒部6aに内嵌状態に保持されたステータコア31の外周面に凹設されたスリット溝31aに嵌合している。そこで、モータ1にかかる回転反力がモータフレーム2で受けられ、ステータ30の回転反力による空回りを抑制することができる。
冷却フィン12bがインバータ冷却流路12内に形成されているので、冷却水と流路との接触面積が広くなり、熱を効果的に冷却水に伝達することができる。このとき、冷却水が冷却フィン12bにより分流され、分流された冷却水が均一な流れとならず、冷却効率が低下するおそれがある。ここでは、第1および第2整流流路10,13をインバータ冷却流路12の前段に配設し、冷却水に含まれる非定常流を軽減しているので、分流された冷却水が均一な流れとなり、冷却フィン12bを形成することに起因する冷却効率の低下を抑えることができる。
インバータ冷却流路12は、馬蹄形の流路の両端間が冷却を必要としない第1コネクタ部43と相対するように形成されている。そこで、インバータ冷却流路12は、6個のパワー素子41の周方向の配列領域の真下位置を通るように形成でき、パワー素子41が効果的に冷却される。ステータコイル34と第1コネクタ部43とを接続する接続導体37を挿通させるための貫通穴6c,9eがインバータ冷却流路12の周方向の両端部間に形成されているので、インバータ冷却流路12の流路面積を低減することなく、貫通穴6c,9eを形成することができる。さらに、第2整流流路13とインバータ冷却流路12との連結部、およびインバータ冷却流路12と回転電機冷却流路11との連結部が、インバータ冷却流路12の両端間に形成されているので、インバータ冷却流路12の流路面積の低減することなく、これらの連結部を形成することができる。
インバータ冷却流路12を流れる冷却水の周方向の流れ方向と、回転電機冷却流路11を流れる冷却水の周方向の流れ方向とが一致しているので、インバータ冷却流路12と回転電機冷却流路11とを連結する連通穴14での流路抵抗が小さくなり、小型のポンプを用いても、冷却に必要な冷却水の流速を確保することができる。
なお、上記実施の形態1では、負荷側エンドフレームとアウターフレームとが一体物として構成されているものとしているが、負荷側エンドフレームは、アウターフレームと別部品として構成され、アウターフレームに締着固定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態1では、冷却フィンがインバータ冷却用流路溝の底面に突設されているものとしているが、冷却フィンは、反負荷側エンドフレームの負荷側の面に突設されてもよい。
また、上記実施の形態1では、インバータ冷却用流路溝がインナーフレームのフランジ部に凹設されているものとしているが、インナーフレームのフランジ部の反負荷側の面を平坦面とし、インバータ冷却流路を反負荷側エンドフレームの負荷側の面に凹設してもよい。
また、上記実施の形態1では、反負荷側エンドフレームとインナーフレームのフランジ部とによりインバータ冷却流路を形成するものとしているが、反負荷側エンドフレームの反負荷側にヒートシンクを配設し、インバータ冷却流路をヒートシンクに形成してもよい。
また、上記実施の形態1では、インバータ冷却流路が馬蹄形に形成されているものとしえいるが、インバータ冷却流路は回転軸を取り囲む、円弧の一部が欠落した不完全環状であればよく、例えばC字状でもよい。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームの構成を説明する斜視図である。
図8において、第1整流溝50aが、円筒部6aの負荷側外周縁部を径方向および軸方向に所定長さ凹ませて円環状に凹設されている。第1回転電機冷却用流路溝51aと第2回転電機冷却用流路溝51bとが、互いに等しい溝断面積を有し、円筒部6aの外周面に、2つの軌道が並んで軸方向に変化する二重の螺旋状に凹設されている。さらに、インバータ冷却用流路溝52aが、第1および第2回転電機冷却用流路溝51a,51bの溝断面積に等しい溝断面積を有し、フランジ部6bの反負荷側の面に、同心状に配列された2つの馬蹄形の溝の端部を連結した溝形状に凹設されている。
そして、第1回転電機冷却用流路溝51aの一端(負荷側)が、第1整流溝50aに連結されている。第1回転電機冷却用流路溝51aの他端(反負荷側)が、インバータ冷却用流路溝52aの一端に連結されている。インバータ冷却用流路溝52aの他端が、第2回転電機冷却用流路溝51bの一端(反負荷側)に連結されている。
このように構成されたインナーフレーム6Aは、図示していないが、アウターフレーム5に内嵌状態に挿入され、ねじを負荷側エンドフレーム4に開けられた取付穴4dに通して円筒部6aの負荷側端面に形成されたねじ穴8aに締着して一体に取り付けられる。これにより、第1整流溝50aが塞口され、円環状の第1整流流路が構成され、第1および第2回転電機冷却用流路溝51a,51bが塞口され、二重の螺旋状の第1および第2回転電機冷却流路が構成される。さらに、反負荷側エンドフレーム9がインナーフレーム6Aの円筒部6aの反負荷側端面に形成されたねじ穴8bに締着固定される。これにより、インバータ冷却用流路溝52aが塞口され、インバータ冷却流路が構成される。
給水ポート15が第1整流流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から第1整流流路に連通するようにアウターフレーム5の外周面に取り付けられ、排水ポート16が第2回転電機冷却流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から第2回転電機冷却流路の他端に連通するようにアウターフレーム5の外周面に取り付けられている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
つぎに、実施の形態2における冷却水の流れについて説明する。
冷却水が、給水ポート15から第1整流流路に給水される。そして、冷却水は、円環状の第1整流流路内を周方向他側に流れた後、第1回転電機冷却流路に導入され、第1回転電機冷却流路内を周方向他側に螺旋状に流れつつ反負荷側に流れる。第1回転電機冷却流路内を反負荷側に流れてきた冷却水は、インバータ冷却流路に導入される。そして、冷却水は、インバータ冷却流路の内周側の流路を周方向他側に略360度流れ、その後折り返され、インバータ冷却流路の外周側の流路を周方向一側に略360度流れる。ついで、冷却水は、第2回転電機冷却流路に導入され、第2回転電機冷却流路内を周方向一側に螺旋状に負荷側に流れ、排水ポート16から排出される。
ここで、円環状の第1整流溝50aが螺旋状の第1回転電機冷却用流路溝51aの一端に接続されているので、第1整流溝50aと第1回転電機冷却用流路溝51aとの連結部での急激な流路変換はなく、両者は滑らかに接続されている。
第1回転電機冷却用流路溝51aの他端とインバータ冷却用流路溝52aの一端との連通穴は、第1回転電機冷却用流路溝51aの他端から周方向他側に移動しつつ、軸方向の反負荷側かつ径方向内方に徐々に変位する穴形状に形成されている。したがって、第1回転電機冷却用流路溝51aとインバータ冷却用流路溝52aとの連結部での急激な流路変換はなく、両者は滑らかに接続されている。
インバータ冷却用流路溝52aの他端と第2回転電機冷却用流路溝51bの一端との連通穴は、インバータ冷却用流路溝52aの他端から周方向一側に移動しつつ、軸方向の負荷側かつ径方向外方に徐々に変位する穴形状に形成されている。したがって、インバータ冷却用流路溝52aと第2回転電機冷却用流路溝51bとの連結部での急激な流路変換はなく、両者滑らかに接続されている。
この実施の形態2においても、第1整流流路がモータの負荷側に配設されているので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
第1整流流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向が第1回転電機冷却流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向と一致しているので、第1整流流路と第1回転電機冷却流路との連結部での流路抵抗が小さくなる。第1回転電機冷却流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向が連結されるインバータ冷却流路の内周側の流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向と一致しているので、第1回転電機冷却流路とインバータ冷却流路との連結部での流路抵抗が小さくなる。さらに、インバータ冷却流路の外周側の流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向が第2回転電機冷却流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向と一致しているので、インバータ冷却流路と第2回転電機冷却流路との連結部での流路抵抗が小さくなる。したがって、実施の形態2においても、小型のポンプを用いても、冷却に必要な冷却水の流速を確保することができる。
第1整流溝50aと第1回転電機冷却用流路溝51aとが滑らかに接続されているので、その連結部での流路抵抗が小さくなる。第1回転電機冷却用流路溝51aの他端とインバータ冷却用流路溝52aの一端とが滑らかに接続されているので、その連結部での流路抵抗が小さくなる。インバータ冷却用流路溝52aの他端と第2回転電機冷却用流路溝51bの一端とが滑らかに接続されているので、その連結部での流路抵抗が小さくなる。したがって、実施の形態2においても、小型のポンプを用いても、冷却に必要な冷却水の流速を確保することができる。
この実施の形態2によれば、第1回転電機冷却流路とインバータ冷却流路と第2回転電機冷却流路とが直列に接続され、第1回転電機冷却流路と第2回転電機冷却流路とを流れる冷却水が対向流となり、インバータ冷却流路の内周側の流路と外周側の流路とを流れる冷却水が対向流となっているので、場所による冷却性能が均一化され、冷却ムラを抑えることができる。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームの構成を説明する斜視図、図10はこの発明の実施の形態3に係る機電一体モジュールにおけるインナーフレームを反負荷側から見た端面図、図11は図10のXI−XI矢視断面図である。
図9乃至図11において、第1整流溝60aが、円筒部6aの負荷側外周縁部を径方向および軸方向に所定長さ凹ませて円環状に凹設されている。回転電機冷却用流路溝61aが、円筒部6aの外周面に軌道が軸方向に変化する螺旋状に凹設されている。そして、回転電機冷却用流路溝61aは、溝幅方向を2分する2つの平行流路溝に構成されている。さらに、インバータ冷却用流路溝62aが、回転電機冷却用流路溝61aの溝断面積に等しい溝断面積を有し、フランジ部6bの反負荷側の面に馬蹄形に凹設されている。そして、インバータ冷却用流路溝62aは、溝幅方向を2分する2つの平行流路溝に構成されている。さらに、第2整流流路63が、回転電機冷却用流路溝61aの溝断面積に等しい溝断面積を有し、円筒部6aを軸方向に貫通して第1整流溝60aとインバータ冷却用流路溝62aの一端とを連通するように形成されている。また、隔壁64が、第2整流流路63の反負荷側に第2整流流路63を2分するように形成されている。
第2整流流路63の反負荷側における隔壁64により分けられた2つの流路は、それぞれ、周方向一側に移動しつつ、軸方向の反負荷側かつ径方向内方に徐々に変位して、インバータ冷却用流路溝62aの一端における2つの平行流路溝のそれぞれに連結されている。したがって、第2整流流路63とインバータ冷却用流路溝62aとの連結部での急激な流路変換はなく、両者は滑らかに接続されている。
インバータ冷却用流路溝62aの他端における2つの平行流路溝は、それぞれ、周方向一側に移動しつつ、軸方向の負荷側かつ径方向外方に徐々に変位して、回転電機冷却用流路溝61aの一端における2つの平行流路溝のそれぞれ連結されている。したがって、インバータ冷却用流路溝62aと回転電機冷却用流路溝61aとの連結部での急激な流路変換はなく、両者は滑らかに接続されている。
このように構成されたインナーフレーム6Bは、図示していないが、アウターフレーム5に内嵌状態に挿入され、ねじを負荷側エンドフレーム4に開けられた取付穴4dに通して円筒部6aの負荷側端面に形成されたねじ穴8aに締着して一体に取り付けられる。これにより、第1整流溝60aが塞口され、円環状の第1整流流路が構成され、回転電機冷却用流路溝61aが塞口され、2つの平行な螺旋状の流れとなる回転電機冷却流路が構成される。さらに、反負荷側エンドフレーム9がインナーフレーム6Bの円筒部6aの反負荷側端面に形成されたねじ穴8bに締着固定される。これにより、インバータ冷却用流路溝52aが塞口され、2つの平行な環状の流れとなるインバータ冷却流路が構成される。
給水ポート15が第1整流流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から第1整流流路に連通するようにアウターフレーム5の外周面に取り付けられ、排水ポート16が回転電機冷却流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から回転電機冷却流路の他端に連通するようにアウターフレーム5の外周面に取り付けられている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
つぎに、実施の形態3における冷却水の流れについて説明する。
冷却水が、給水ポート15から第1整流流路に給水される。そして、冷却水は、円環状の第1整流流路内を流れた後、第2整流流路63に導入され、第2整流流路63内を反負荷側に流れる。第2整流流路63内を反負荷側に流れてきた冷却水は、隔壁64により2つに分流され、インバータ冷却流路の各流路に導入される。そして、冷却水は、インバータ冷却流路を平行な流れとなって周方向一側に略360度流れる。ついで、冷却水は、インバータ冷却流路の各流路から回転電機冷却流路の各流路に導入され、回転電機冷却流路の各流路内を周方向一側に螺旋状に負荷側に流れ、回転電機冷却流路の他端で合流し、排水ポート16から排出される。
この実施の形態3においても、第1整流流路がモータの負荷側に配設されているので、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
インバータ冷却流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向が回転電機冷却流路を流れる冷却水の周方向の流れ方向と一致している。また、第2整流流路63の他端とインバータ冷却流路の一端とが滑らかに接続されている。さらに、インバータ冷却用流路溝の他端と回転電機冷却用流路溝の一端とが滑らかに接続されている。したがって、実施の形態3においても、小型のポンプを用いても、冷却に必要な冷却水の流速を確保することができる。
この実施の形態3によれば、第2整流流路63の反負荷側に隔壁64を設けて冷却水を2つに分流し、インバータ冷却流路の2つの流路のそれぞれに導入しているので、インバータ冷却流路内での分流による非定常流の発生を抑えることができ、パワー素子41の冷却効率を均一化することができる。また、隔壁64を第2整流流路63に設けているので、パワー素子41の冷却に寄与するインバータ冷却流路の表面積が増大するため、冷却性能を向上することができる。
インバータ冷却流路における分流数と回転電機冷却流路における分流数とが一致しているので、回転電機冷却流路内での分流による非定常流の発生を抑えることができる。
なお、上記実施の形態3では、回転電機冷媒流路とインバータ冷却流路の分割数を2としているが、回転電機冷媒流路とインバータ冷却流路の分割数は3以上であってもよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機冷媒流路とインバータ冷却流路は、互いに等しい流路断面積に形成されているものとしているが、回転電機冷媒流路とインバータ冷却流路は、互いに異なる流路断面積に形成されてもよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機冷媒流路およびインバータ冷却流路の流路断面積が流路の長さ方向に関して均一となっているものとしているが、回転電機冷媒流路およびインバータ冷却流路は流路断面積が流路の長さ方向に関して滑らかに変化してもよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機としてモータを用いる場合について説明しているが、回転電機は、交流発電機や交流発電電動機を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、冷媒として冷却水を用いるものとしているが、冷媒は冷却水に限定されるものではなく、例えば油や不凍液などを用いてもよい。
1 モータ(回転電機)、3 負荷側エンドフレーム、4 アウターフレーム(フレーム)、4c 環状凸部、6,6A,6B インナーフレーム、6a 円筒部(フレーム)、6b フランジ部(反負荷側エンドフレーム)、6d リブ、10 第1整流流路、10a 第1整流溝、11 回転電機冷却流路、11a 回転電機冷却用流路溝、12 インバータ冷却流路、12a インバータ冷却用流路溝、13 第2整流流路、15 給水ポート(供給ポート)、16 排水ポート(排出ポート)、20 ロータ、23 回転軸、30 ステータ、31 ステータコア、31a スリット溝、34 ステータコイル、36 結線板(結線部材)、37 接続導体、40 インバータ装置、41 パワー素子、42 インバータ回路基板、50a 第1整流溝、51a 第1回転電機冷却用流路溝、51b 第2回転電機冷却用流路溝、52a インバータ冷却用流路溝、60a 第1整流溝、61a 回転電機冷却用流路溝、62a インバータ冷却用流路溝、63 第2整流流路、64 隔壁、100 機電一体モジュール。

Claims (12)

  1. 回転電機冷却流路が内蔵された筒状のフレーム、該フレームの軸方向一端に配置される負荷側エンドフレーム、および該フレームの軸方向他端に配置される反負荷側エンドフレームを有するハウジング、上記フレームに内嵌状態に収納、保持される円環状のステータコアおよび該ステータコアに巻装されたステータコイルを有するステータ、および回転軸を上記負荷側エンドフレームと上記反負荷側エンドフレームとに軸支されて上記ステータの内周側に回転可能に配設されるロータを備えた回転電機と、
    上記反負荷側エンドフレームの反負荷側の面に熱的に接続状態に配設されるパワー素子、およびパワー素子駆動回路を有するインバータ装置と、
    上記ステータコアの反負荷側に配設され、上記ステータコイルの内部結線を行う結線部材と、
    上記回転電機の反負荷側に上記回転軸を囲むように形成され、上記パワー素子を冷却するインバータ冷却流路と、
    上記回転電機の負荷側に上記回転軸を囲むように形成され、冷媒が供給される円環状の第1整流流路と、を備えていることを特徴とする機電一体モジュール。
  2. 上記回転電機冷却流路は、軌道が軸方向に徐々に変化する螺旋状流路に構成され、
    上記インバータ冷却流路は、上記回転軸周りを取り囲む不完全環状流路に構成され、
    上記回転電機冷却流路と上記インバータ冷却流路とが、流路を流れる冷媒の周方向の流れ方向が一致するように直列に連結されていることを特徴とする請求項1記載の機電一体モジュール。
  3. 上記フレーム内を軸方向に貫通するように形成され、上記第1整流流路と上記インバータ冷却流路の一端とを連通する第2整流流路を備え、
    上記回転電機冷却流路の反負荷側端部と上記インバータ冷却流路の他端とが連結されていることを特徴とする請求項2記載の機電一体モジュール。
  4. 上記インバータ冷却流路は、流路幅方向に複数に分割されており、
    上記第2整流流路を流路幅方向に上記インバータ冷却流路と同じ分割数に分割する隔壁が、該第2整流流路の反負荷側に形成されていることを特徴とする請求項3記載の機電一体モジュール。
  5. 上記回転電機冷却流路が、上記インバータ冷却流路と同じ分割数に分割されていることを特徴とする請求項4記載の機電一体モジュール。
  6. 供給ポートが上記第1整流流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から該第1整流流路に連結され、
    排出ポートが上記回転電機冷却流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から該回転電機冷却流路の負荷側端部に連結されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の機電一体モジュール。
  7. 上記回転電機冷却流路は、2つの軌道が並んで軸方向に徐々に変化する螺旋状に形成された二重の螺旋状流路に構成され、
    上記インバータ冷却流路は、径方向に2列に配列された内周側不完全環状流路と外周側不完全環状流路とを、流路を流れる冷媒の流れ方向が逆方向となるように連結した不完全環状流路に構成され、
    上記第1整流通路が、上記回転電機冷却流路を構成する一方の螺旋状流路の負荷側端部に連結され、
    上記回転電機冷却流路を構成する一方の螺旋状流路の反負荷側端部が、上記インバータ冷却流路の一端に連結され、上記回転電機冷却流路を構成する他方の螺旋状流路の反負荷側端部に連結されていることを特徴とする請求項2記載の機電一体モジュール。
  8. 供給ポートが上記第1整流流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から該第1整流流路に連結され、
    排出ポートが上記回転電機冷却流路を構成する他方の螺旋状流路の流路中心を通る円筒面の接線方向から該他方の螺旋状流路の負荷側端部に連結されていることを特徴とする請求項7記載の機電一体モジュール。
  9. 上記ステータコイルに接続された接続導体が、上記不完全環状流路の周方向両端部間を通って反負荷側に引き出され、上記インバータ装置に接続されていることを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の機電一体モジュール。
  10. 上記第1整流流路は、上記フレームの負荷側端部に形成され、上記インバータ冷却流路は、上記反負荷側エンドフレームに形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の機電一体モジュール。
  11. 上記負荷側エンドフレームおよび上記反負荷側エンドフレームの少なくとも一方が、上記ステータコイルのコイルエンドに熱的に接触していることを特徴とする請求項10記載の機電一体モジュール。
  12. 上記ステータは、上記フレームの内周面に軸方向に延在して突設されたリブを上記ステータコアの外周面に凹設されたスリット溝に嵌合させて、該フレームに内嵌状態に収納されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の機電一体モジュール。
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