JP5701346B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、回転子及び固定子を備えた回転電機に関するものである。
従来、整流器モジュール(電力変換器)の交換を容易にするために、回転電機のリヤフレームに整流器モジュールをねじで取り付けた車両用回転電機が知られている。このような従来の車両用回転電機では、整流器モジュールのGND端子(−電位)がリヤフレームにねじで接続され、整流器モジュールのステータ端子(+電位)が、回転電機の固定子の固定子巻線から引き出された引出線にねじで接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−188560号公報
しかし、上記のような従来の車両用回転電機では、整流器モジュールが発熱した熱の冷却の大部分をGND端子からの放熱に頼ることになるが、固定子等からの受熱の影響を受けるリヤフレームに整流器モジュールの固定端子が接続されているので、十分な冷却が得られないという問題がある。
また、冷却性能を向上させるために、ヒートシンク(冷却部材)をリヤフレームに電気的に接続し、整流器モジュールのGND端子をヒートシンクに接続するとともに、ヒートシンクのリヤフレーム側と反対側の面に整流器モジュールを取り付けて整流器モジュールからの熱をヒートシンクで放熱する方法も考えられる。しかし、ヒートシンクの整流器モジュールを取り付けた側の面には放熱フィンを構成するスペースが少なく、ヒートシンクのリヤフレーム側の面に放熱フィンを構成しようとすると、リヤフレームとヒートシンクとの間の空間を拡大する必要がある。リヤフレームとヒートシンクとの間の空間が拡大すると、整流器モジュールのステータ端子と接続される引出線の長さが長くなり、振動等による断線の懸念がでてくる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、整流器モジュールの交換の容易性を確保したまま、引出線を断線させにくくすることができるとともに、整流器モジュールの冷却性能の向上を図ることができる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、軸線を中心に回転される回転子と、回転子と同軸に配置され、固定子巻線を有する環状の固定子と、フロントブラケット及びリヤブラケットで構成され回転子と固定子とを支持するハウジングとを有する回転電機本体、及び複数のスイッチング素子を含む整流器モジュールと、整流器モジュールが取り付けられたヒートシンクとを有し、軸線方向についてヒートシンクをリヤブラケットと対向させて設けられたインバータユニットを備え、ヒートシンクは、整流器モジュールが取り付けられたヒートシンク本体と、ヒートシンク本体からリヤブラケット側に突出する放熱フィンとを有し、リヤブラケットとヒートシンク本体との間には、リヤブラケットに取り付けられた支持絶縁部と、支持絶縁部に設けられた中継ターミナルとを有する中継体が設けられ、固定子巻線から引き出された引出線と整流器モジュールとは、中継ターミナルを介して電気的に接続されている。
この発明による回転電機によれば、インバータユニットのヒートシンク本体とリヤブラケットとの間に中継体が設けられ、固定子巻線から引き出された引出線と整流器モジュールとが中継体の中継ターミナルを介して電気的に接続されているので、整流器モジュールの交換の容易性を確保したまま、引出線の断線を防ぐとともに、整流器モジュールの冷却性能の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1による回転電機を示す断面図である。 図1の回転電機本体からインバータユニットが外された状態を示す回転電機の分解断面図である。 図1のインバータユニットを示す正面図である。 図1のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 図4のVII−VII線に沿った断面図である。 図1の固定子とリヤブラケットとの組み付け方法を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による回転電機のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。 図9のX−X線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態3による回転電機のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。 図11のインバータユニットを示す正面図である。 図11のリヤブラケットに図12のインバータユニットを取り付けた状態を示す正面図である。 図13のXIV−XIV線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。 この実施の形態5による回転電機のコネクティングボードが取り付けられたリヤブラケットをインバータユニット側から見たときの状態を示す正面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による回転電機を示す断面図である。また、図2は、図1の回転電機本体からインバータユニットが外された状態を示す回転電機の分解断面図である。
図において、回転電機1は、回転電機本体10と、回転電機本体10に装着されたインバータユニット40とを有している。
回転電機本体10は、軸線を中心に回転される回転子(ロータ)11と、回転子11の径方向外側に配置され、回転子11の外周を囲む筒状の電機子である固定子(ステータ)12と、回転子11及び固定子12を支持するハウジング13と、回転子11への給電を行うためのブラシ装置14とを有している。
回転子11は、回転子11の軸線上に配置された回転軸15と、回転軸15に設けられ、ハウジング13内に収容された回転子本体16とを有している。回転子本体16は、ブラシ装置14からの給電により磁界を発生する界磁コイル17と、界磁コイル17が設けられ、界磁コイル17が発生する磁束により磁極が形成される回転子コア18とを有している。回転子本体16の軸線方向両端部には、冷却風を発生させるための冷却ファン19が設けられている。
固定子12は、回転子11と同軸に配置された状態でハウジング13内に固定されている。また、固定子12は、回転子本体16を囲む円筒状(環状)のステータコア20と、ステータコア20に設けられ、ステータコア20の周方向について並べられた複数のステータコイル(固定子巻線)21とを有している。回転電機1の駆動時には各ステータコイル21への給電により固定子12に回転磁界が生じ、回転電機1の発電時には回転子11の回転に伴う磁束の変化により各ステータコイル21に交流起電力が生じる。
ステータコア20は、磁性体(例えば、鉄等)により構成されている。ステータコイル21からは、インバータユニット40と電気的に接続される引出線21aが引き出されている。この例では、ステータコイル21は、U相、V相、W相の三相からなる三相巻線とされている。これにより、この例では、合計6本の引出線21aが固定子12に設けられている。
ハウジング13は、軸線方向について回転子本体16及び固定子12を介して互いに対向するフロントブラケット22及びリヤブラケット23により構成されている。フロントブラケット22及びリヤブラケット23は、複数本のボルトによって互いに固定されている。6本の引出線21aは、リヤブラケット23に設けられた複数の開口部を通ってハウジング13外にそれぞれ達している。
回転軸15は、フロントブラケット22及びリヤブラケット23のそれぞれを貫通している。また、回転軸15は、フロントブラケット22及びリヤブラケット23のそれぞれに軸受24を介して回転自在に支持されている。フロントブラケット22からハウジング13外へ突出する回転軸15の端部には、内燃機関に連結された伝達ベルト(図示せず)が巻き掛けられるプーリ25が固定されている。プーリ25と内燃機関とは、双方向にトルクの授受を行う。
ブラシ装置14は、図1に示すように、リヤブラケット23からハウジング13外へ突出した回転軸15の端部に固定された一対のスリップリング26と、ブラシホルダ27によって保持された状態で各スリップリング26に個別に接触する一対のブラシ28とを有している。スリップリング26は、界磁コイル17に電気的に接続されている。界磁コイル17への給電は、ブラシ28からスリップリング26を通して行われる。回転軸15が回転しているときには、各スリップリング26が各ブラシ28に摺動する。
リヤブラケット23を支持する軸受24とブラシ装置14との間には、回転子11の磁極位置を検出する磁極位置検出センサ29が設けられている。磁極位置検出センサ29は、環状のセンサステータ29aと、回転軸15に取り付けられ、回転軸15と一体に回転されるセンサロータ29bとを有している。磁極位置検出センサ29は、センサステータ29aに対してセンサロータ29bが回転することで、回転子11の磁極位置を検出する。この例では、センサロータ29bが鉄心のみとされている。
インバータユニット40は、図1に示すように、フロントブラケット22からみて軸線方向についてリヤブラケット23よりも離れた位置に配置されている。リヤブラケット23には、リヤブラケット23からインバータユニット40に向けて軸線方向へ突出した複数(この例では、4つ)のボス30が設けられている。インバータユニット40は、各ボス30にねじで取り付けられることによりリヤブラケット23に対して空間を介して固定されている。インバータユニット40の中央部分には、ブラシ装置14が配置される開口部が設けられている。また、インバータユニット40には、リヤブラケット23と反対側からインバータユニット40を覆う保護カバー50が取り付けられている。
図3は、図1のインバータユニット40を示す正面図である。図1〜図3に示すように、インバータユニット40は、金属製の冷却用のヒートシンク(冷却部材)41と、ヒートシンク41にそれぞれ取り付けられた界磁モジュール42及び複数(この例では、6つ)の整流器モジュール43と、界磁モジュール42及び各整流器モジュール43のそれぞれを制御する制御基板44と、ヒートシンク41に設けられ、界磁モジュール42、各整流器モジュール43及び制御基板44を収容する絶縁性のケース45とを有している。また、インバータユニット40は、図1に示すように、軸線方向についてヒートシンク41をリヤブラケット23と対向させて配置されている。磁極位置検出センサ29のセンサステータ29aは、ヒートシンク41に支持された状態でセンサロータ29bを囲む位置に保持されている。
ヒートシンク41は、図1及び図2に示すように、界磁モジュール42及び各整流器モジュール43が取り付けられた板状のヒートシンク本体41aと、ヒートシンク本体41aからリヤブラケット23側に突出する複数枚の板状の放熱フィン41bとを有している。複数の放熱フィン41bは、回転軸15の径方向へ放射状にそれぞれ配置されている。
整流器モジュール43は、駆動時の電機子電流の供給及び発電時の電機子電流の整流を行うための複数のスイッチング素子を周辺回路とともにまとめたものである。また、界磁モジュール42は、界磁コイル17への界磁電流の制御を行うための複数のスイッチング素子を周辺回路とともにまとめたものである。整流器モジュール43及び界磁モジュール42のそれぞれの構造は、スイッチング素子等を配線用のリードフレームに搭載し、全体を樹脂材等により封止した構造とされている。これにより、整流器モジュール43及び界磁モジュール42における水等の導電性付着物によるショートの防止が図られている。整流器モジュール43は、入出力端子43a及びGND端子(接地端子)43bを有している。
制御基板44には、センサステータ29aからの信号線(図示せず)が接続されている。磁極位置検出センサ29で検出された磁極位置の情報は、センサステータ29aから信号線を通して制御基板44へ送られる。制御基板44は、磁極位置検出センサ29からの磁極位置の情報に基づいて、界磁モジュール42及び各整流器モジュール43のそれぞれを制御する。
ケース45には、図3に示すように、複数(この例では、6つ)の入出力ターミナル46と複数(この例では、3つ)のGNDターミナル(接地ターミナル)47とが互いに離して設けられている。各ターミナル46,47は、ケース45から一部を露出させた状態でインサート成形によりケース45と一体となっている。
GNDターミナル47の一端部は、ケース45内の空間で整流器モジュール43のGND端子43bに溶接で接続されている。GNDターミナル47の他端部は、ケース45外でヒートシンク本体41aにねじ部材51で接続されている。
入出力ターミナル46の一端部は、ケース45内の空間で整流器モジュール43の入出力端子43aに溶接で接続されている。入出力ターミナル46の他端部は、リヤブラケット23に取り付けられた図1及び図2に示すコネクティングボード(中継体)70を介して、ステータコイル21からの引出線21aに電気的に接続されている。コネクティングボード70は、図1に示すように、リヤブラケット23とヒートシンク本体41aとの間に配置されている。
図4は、図1のコネクティングボード70が取り付けられたリヤブラケット23をインバータユニット40側から見たときの状態を示す正面図である。コネクティングボード70は、リヤブラケット23に取り付けられた支持絶縁部71と、支持絶縁部71に設けられ、引出線21aと整流器モジュール43とを電気的に接続するための複数(この例では、6つ)の中継ターミナル72とを有している。各中継ターミナル72は、支持絶縁部71から一部を露出させた状態でインサート成形により支持絶縁部71と一体となっている。
各ステータコイル21からの6本の引出線21aの位置は、軸線方向に沿ってリヤブラケット23を見たとき、リヤブラケット23の周方向へ互いに間隔を置いて並ぶ位置となっている。軸線方向に沿ってリヤブラケット23を見たときの支持絶縁部71の形状は、6本の引出線21aのそれぞれの位置に重なるようにリヤブラケット23の周方向に沿った形状となっている。
各中継ターミナル72は、引出線21aと接続された第1端部72aと、図3に示す入出力ターミナル46の他端部と接続された第2端部72bとを有している。各第1端部72aの位置は、対応する引出線21aの位置に合わせて設定されている。各第2端部72bの位置は、対応する入出力ターミナル46の他端部の位置に合わせて設定されている。この例では、中継ターミナル72のうち、第1端部72a及び第2端部72bのみが支持絶縁部71から露出され、他の部分は支持絶縁部71内に埋まっている。
図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。図5に示すように、コネクティングボード70は、リヤブラケット23にねじ部材52で固定されている。この例では、インサート成形により支持絶縁部71と一体とされた座金をリヤブラケット23にねじ部材52で固定することにより、コネクティングボード70がリヤブラケット23に取り付けられている。なお、リヤブラケット23の開口部に支持絶縁部71の一部を圧入してリヤブラケット23にコネクティングボード70を取り付けてもよい。
図6は、図4のVI−VI線に沿った断面図である。図6に示すように、支持絶縁部71の一部は、リヤブラケット23の開口部のうち、引出線21aが通された開口部に嵌っている。支持絶縁部71のリヤブラケット23に嵌った部分には、引出線21aを通す誘導路(引出線通し穴)73が設けられている。これにより、リヤブラケット23に対する引出線21aの絶縁状態が支持絶縁部71によって確保されている。誘導路73の形状は、インバータユニット40側から固定子12に向かって連続的に広がるテーパ形状となっている。
中継ターミナル72の第1端部72aは、軸線方向に沿って配置されている。また、第1端部72aは、誘導路73を通ってハウジング13外に達した引出線21aの端部と溶接で接続されている。
図7は、図4のVII−VII線に沿った断面図である。図7に示すように、中継ターミナル72の第2端部72bは、中継ターミナル72を曲げることにより軸線方向について第1端部72aよりもリヤブラケット23から離れた位置に配置されている。また、第2端部72bは、軸線方向に対して垂直に配置されている。第2端部72bは、図3に示す入出力ターミナル46の他端部とケース45外で締結具(ボルト53及びナット54)により接続されている。即ち、中継ターミナル72は、インバータユニット40と締結具53,54で接続されている。これにより、整流器モジュール43の入出力端子43aと引出線21aとは、ケース45に設けられた入出力ターミナル46、及びコネクティングボード70の中継ターミナル72を介して互いに電気的に接続されている。
次に、回転電機1の製造方法について説明する。図8は、図1の固定子とリヤブラケットとの組み付け方法を示す断面図である。回転電機1を製造するときには、リヤブラケット23にコネクティングボード70を取り付けた後、コネクティングボード70の誘導路73に引出線21aを通しながら、固定子12をリヤブラケット23に組み付ける。
この後、回転子11及びフロントブラケット22等をリヤブラケット23に組み付けて回転電機本体10を作製するとともに、インバータユニット40をリヤブラケット23に取り付け、溶接及びねじ部材51,53,54による電気接続を行うことにより、回転電機1を製造する。
このような回転電機1では、インバータユニット40のヒートシンク本体41aとリヤブラケット23との間にコネクティングボード70が設けられ、引出線21aと整流器モジュール43とがコネクティングボード70の中継ターミナル72を介して電気的に接続されているので、引出線21aの長さが必要以上に長くなることを防止しながら、ヒートシンク本体41aとリヤブラケット23との間の距離を広げることができる。これにより、振動等によって引出線21aにかかる負荷を小さくすることができ、引出線21aを断線させにくくすることができる。また、ヒートシンク本体41aとリヤブラケット23との間の空間にヒートシンク41の放熱フィン41bを配置するスペースを確保することができ、ヒートシンク41による界磁モジュール42及び整流器モジュール43の冷却性能の向上を図ることができる。さらに、外部からアクセスしやすい位置に整流器モジュール43を配置することができ、故障等による整流器モジュール43の交換も容易にすることができる。
また、ケース45に設けられた入出力ターミナル46がコネクティングボード70の中継ターミナル72に締結具53,54で接続され、ケース45に設けられたGNDターミナル47がヒートシンク本体41aにねじ部材51で接続されているので、回転電機本体10からインバータユニット40を取り外しやすくすることができ、故障等によるインバータユニット40の交換をさらに容易にすることができる。
さらに、引出線21aは、支持絶縁部71に設けられた誘導路73を通ってハウジング13外に出されており、リヤブラケット23に直接触れることはないので、引出線21aとリヤブラケット23との間のショートを防止することができる。
また、誘導路73の形状が、インバータユニット40側から固定子12に向かって連続的に広くなるテーパ形状となっているので、固定子12側から誘導路73に引出線21aを挿入しやすくすることができ、リヤブラケット23に対する固定子12の組み付け作業を容易に行うことができる。これにより、回転電機1の生産性の向上を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1端部72aと引出線21aとを溶接で接合したが、第1端部72aと引出線21aとをねじ部材で固定してもよい。
図9は、この発明の実施の形態2による回転電機1のコネクティングボード70が取り付けられたリヤブラケット23をインバータユニット40側から見たときの状態を示す正面図である。また、図10は、図9のX−X線に沿った断面図である。
図において、引出線21aの端部は、第1端部72aと接続するための引出線ターミナル211aとされている。引出線ターミナル211aは、ステータコイル21からの導線に溶接で接続されている。引出線21aは、ステータコイル21からの導線と引出線ターミナル211aにより構成されている。
引出線ターミナル211aは、誘導路73を通ってハウジング13外に突出し、第1端部72aと締結具(ボルト80及びナット81)で接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、引出線ターミナル211aと第1端部72aとがボルト80及びナット81で固定されているので、実施の形態1よりも、組立及び分解を容易に行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、入出力ターミナル46の他端部と第2端部72bとを締結具53,54で固定しているが、入出力ターミナル46の他端部と第2端部72bとを溶接により接続してもよい。
図11は、この発明の実施の形態3による回転電機1のコネクティングボード70が取り付けられたリヤブラケット23をインバータユニット40側から見たときの状態を示す正面図である。また、図12は、図11のインバータユニット40を示す正面図である。図13は、図11のリヤブラケット23に図12のインバータユニット40を取り付けた状態を示す正面図である。図14は、図13のXIV−XIV線に沿った断面図である。
図に示すように、第2端部72bは、軸線方向に沿ってリヤブラケット23から離れる方向へ支持絶縁部71から突出している。入出力ターミナル46の他端部は、図14に示すように、入出力ターミナル46が折り曲げられることにより軸線方向に沿って配置されている。入出力ターミナル46の他端部と第2の端部72bとは、ケース45外で溶接により接続されている。即ち、インバータユニット40と中継ターミナル72とが溶接により接続されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によれば、実施の形態1に比べて使用する締結具53,54の量が減るので、コストの低減を図ることができる。また、入出力ターミナル46と第2端部72bとが溶接により接続されるので、回転電機1の生産性の向上も図ることができる。
実施の形態4.
図15〜図17は、この発明の実施の形態4による回転電機のコネクティングボード70が取り付けられたリヤブラケット23をインバータユニット40側から見たときの状態を示す正面図である。
図15及び図16の回転電機1を比較すると、回転軸15の軸線から各引出線21aまでの距離が図15の回転電機1と図16の回転電機1とで互いに異なっている。具体的には、図15の回転電機本体10の外径が図16の回転電機本体10の外径よりも大きく、図15の回転軸15の軸線から各引出線21aの位置までの距離(RA)が図16の回転軸15の軸線から各引出線21aまでの距離(RB)よりも長くなっている。
一方、図15及び図17の回転電機1を比較すると、各引出線21aの周方向についての位置が図15の回転電機1と図17の回転電機1とで互いに異なっている。具体的には、図15のU,V,W相の3本の引出線21aの位置が周方向について等間隔になっているのに対して、図17のU,V,W相の3本の引出線21aの位置が周方向について不等間隔になっている。
図15〜図17では、中継ターミナル72の第1端部72aの位置が各引出線21aの位置に合わせて設定されている。従って、図15の回転軸15の軸線から第1端部72aまでの距離が図16の回転軸15の軸線から第1端部72aまでの距離よりも長くなっている。また、図15のU,V,W相に対応する3つの第1端部72aの位置が周方向について等間隔になっているのに対して、図17のU,V,W相に対応する3つの第1端部72aの位置が周方向について不等間隔になっている。
これに対して、回転軸15に対する中継ターミナル72の第2端部72bの位置は、図15〜図17のコネクティングボード70のいずれも同じ位置となっている。また、図15〜図17のそれぞれのリヤブラケット23には、同じ大きさのインバータユニット40が取り付けられている。従って、各ターミナル46,47の位置は、図15〜図17間でそれぞれ同一となっている。
本実施の形態では、中継ターミナル72の第1端部72aの位置のみが互いに異なる複数のコネクティングボード70を含むコネクティングボードセットから、図15〜図17の各引出線21aの位置に対応する(即ち、第1端部72aの位置が各引出線21aの位置と一致する)コネクティングボード70を選択することにより、図15〜図17のそれぞれのコネクティングボード70が決定されている。図15〜図17の回転電機1の構成は、実施の形態1と同様となっている。
このような回転電機1では、各引出線21aの位置が互いに異なる回転電機本体10に対応する互いに異なるコネクティングボード70をリヤブラケット23に取り付けることにより、各引出線21aの位置が互いに異なる回転電機本体10に対して共通の種類のインバータユニット40を適用することができる。これにより、高価なインバータユニット40を回転電機本体10に合わせて複数種類製造する必要がなくなり、インバータユニット40の共用が可能になる。即ち、安価なコネクティングボード70のバリエーションを各引出線21aの位置の違いに合わせて用意しておくことにより、高価なインバータユニット40の共用が可能になる。これにより、コストの低減を図ることができる。
実施の形態5.
図18は、この実施の形態5による回転電機1のコネクティングボード70が取り付けられたリヤブラケット23をインバータユニット40側から見たときの状態を示す正面図である。図18に示すように、少なくとも一部の放熱フィン41bは、軸線方向に沿って回転電機1を見たとき、コネクティングボード70と回転軸15との間に配置されている。これにより、中継ターミナル72の第1端部72aと引出線21aとの接続部(6つの引出線接続部)のそれぞれの位置は、軸線方向に沿って回転電機1を見たとき、放熱フィン41bよりも径方向外側の位置となっている。また、6つの引出線接続部のうち、3つの引出線接続部は、軸線方向に沿って回転電機1を見たとき、インバータユニット40の入出力ターミナル46の他端部と第2端部72bとの接続部(インバータ接続部)、またはボス30を径方向内側に投影した領域内に配置されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような回転電機1では、インバータ接続部またはボス30を径方向内側に投影した領域内に引出線接続部が配置されているので、リヤブラケット23とヒートシンク本体41aとの間の空間に径方向に沿って入ってくる冷却風が引出線接続部と干渉しにくくすることができる。これにより、放熱フィン41bでの放熱効果を向上させることができ、ヒートシンク41による冷却性能の向上をさらに図ることができる。
なお、上記実施の形態では、6つの引出線接続部のうち、3つの引出線接続部が、インバータ接続部またはボス30を径方向内側に投影した領域内に配置されているが、インバータ接続部またはボス30を径方向内側に投影した領域内に少なくとも1つの引出線接続部が配置されていれば、リヤブラケット23とヒートシンク本体41aとの間の空間に冷却風が入りやすくなり、ヒートシンク41による冷却性能の向上を図ることができる。
また、各上記実施の形態では、固定子12をリヤブラケット23に組み付ける前に、リヤブラケット23にコネクティングボード70を取り付けているが、固定子12とリヤブラケット23とを組み付けた後に、リヤブラケット23にコネクティングボード70を取り付けてもよい。
1 回転電機、10 回転電機本体、11 回転子、12 固定子、13 ハウジング、21 ステータコイル(固定子巻線)、21a 引出線、22 フロントブラケット、23 リヤブラケット、30 ボス、40 インバータユニット、41 ヒートシンク、41a ヒートシンク本体、41b 放熱フィン、43 整流器モジュール、53 ボルト、54 ナット、71 支持絶縁部、72 中継ターミナル、73 誘導路、80 ボルト、81 ナット。

Claims (8)

  1. 軸線を中心に回転される回転子と、上記回転子と同軸に配置され、固定子巻線を有する環状の固定子と、フロントブラケット及びリヤブラケットで構成され上記回転子と上記固定子とを支持するハウジングとを有する回転電機本体、及び
    複数のスイッチング素子を含む整流器モジュールと、上記整流器モジュールが取り付けられたヒートシンクとを有し、軸線方向について上記ヒートシンクを上記リヤブラケットと対向させて設けられたインバータユニット
    を備え、
    上記ヒートシンクは、上記整流器モジュールが取り付けられたヒートシンク本体と、上記ヒートシンク本体から上記リヤブラケット側に突出する放熱フィンとを有し、
    上記リヤブラケットと上記ヒートシンク本体との間には、上記リヤブラケットに取り付けられた支持絶縁部と、上記支持絶縁部に設けられた中継ターミナルとを有する中継体が設けられ、
    上記放熱フィンは、上記軸線に沿って見たとき、上記中継体を避けて上記中継体と上記軸線との間に配置されており、
    上記固定子巻線から引き出された引出線と上記整流器モジュールとは、上記中継ターミナルを介して電気的に接続されている回転電機。
  2. 上記支持絶縁部には、上記引出線を通す誘導路が設けられている請求項1に記載の回転電機。
  3. 上記引出線と上記中継ターミナルとは、溶接で接続されている請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 上記引出線と上記中継ターミナルとは、締結具で接続されている請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  5. 上記インバータユニットと上記中継ターミナルとは、溶接で接続されている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 上記インバータユニットと上記中継ターミナルとは、締結具で接続されている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 上記中継体には、上記引出線と接続される位置に応じて上記中継ターミナルの位置が異なるものを用いている請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 上記引出線と上記中継ターミナルとの接続部の少なくとも1つ以上は、上記中継ターミナルと上記インバータユニットとの接続部、または、上記インバータユニットを上記リヤブラケットに取り付けるボスを径方向内側に投影した領域内に配置されている請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の回転電機。
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