JP2003023759A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JP2003023759A
JP2003023759A JP2001203076A JP2001203076A JP2003023759A JP 2003023759 A JP2003023759 A JP 2003023759A JP 2001203076 A JP2001203076 A JP 2001203076A JP 2001203076 A JP2001203076 A JP 2001203076A JP 2003023759 A JP2003023759 A JP 2003023759A
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stator
stator winding
terminal
lead wire
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Goroku Okawa
五六 大河
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子巻線と整流装置との接続に際して拘束
治具が不要であって工数の低減が可能であり、接続不良
の発生防止や振動に対する安定化を図ることができる車
両用交流発電機を提供すること。 【解決手段】 車両用交流発電機1は、固定子巻線23
を有する固定子2と、回転子3と、固定子巻線23に接
続された整流装置7等を備える。整流装置7は、負極側
放熱フィン71、正極側放熱フィン72、端子台73を
有する。端子台73には、一部に筒状部75が形成され
たターミナル74がインサート成形されている。筒状部
75の貫通穴に固定子巻線23の引出線25を挿入した
状態でこの筒状部75の先端部を用いて機械的接合ある
いは冶金的接合をすることにより、引出線25をターミ
ナル74に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車やトラック
等に搭載される車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】交流発電機において固定子巻線に発生し
た電力は、この固定子巻線に接続された整流装置によっ
て整流される。このため、固定子巻線の引出線の端部
を、整流装置に設けられたターミナルに何らかの方法を
用いて接続する必要がある。
【0003】例えば、特開平5−49221号公報に
は、整流装置のターミナルに複数段の加締め部を設けて
おいて、1回目の接続時において上段の加締め部を加締
めて引出線の接続を行い、再組付時には下段の加締め部
を加締めて引出線の2回の組み付けを行う車両用交流発
電機が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平5−49221号公報に開示された整流装置に含ま
れるターミナルは、小片からなる加締め部によって固定
子巻線の引出線を巻き込んだ後にこれらの加締め部を加
締めることにより引出線を固定する構造であるため、加
締め部を変形する前の状態においては引出線が自由に動
いてしまい、引出線の導入と同時にターミナルの加締め
を実施するか、あるいは引出線がターミナルから離れな
いようにするために専用の拘束治具が必要になる。
【0005】また、加締め部を複数段設けることにより
複数回の組付が可能になっているが、ターミナルの下段
の加締め部は、固定子巻線の引出線を導入するために小
片が口を開いた形状で次回の組み付けを待つことになる
ため、振動に対して状態が安定しないという問題があ
る。また、ターミナルを加締める前に小片で引出線を巻
き込む必要があるため、ターミナルの形状が加締めの前
後で大きく変化する。このため、この変形分を考慮して
ターミナル周辺に十分な隙間を確保する必要があり、部
品の高密度実装が困難であって、小型化が容易でないと
いう問題があった。
【0006】さらに、最近では、Y−Y結線、Δ−Δ結
線、Δ−Y結線などの2組み以上の多相巻線を組み合わ
せて固定子巻線を構成する設計例あるいは実用例が見ら
れる。このような固定子巻線では、同一のターミナルに
多くの本数の引出線を接続する必要が生じるが、上述し
た従来技術ではこのような場合を想定していない。ま
た、上述した公報に開示された従来技術以外では、多く
の引出線がある場合に、これらの引出線を一旦別の接続
ターミナルを用いて結線した後に整流装置のターミナル
にネジ等を用いて接合する方法や、固定子巻線のコイル
エンド上で多数の引出線を整形した後に溶接してからさ
らに引き出す方法などがあるが、工数の増加を伴った
り、固定子巻線の導体を覆っている絶縁被膜に過度のス
トレスが加わって寿命の低下を招く等の不都合があり、
好ましい方法とはいえない。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、固定子巻線と整流装置との
接続に際して拘束治具が不要であって工数の低減が可能
であり、接続不良の発生防止や振動に対する安定化を図
ることができる車両用交流発電機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の車両用交流発電機は、固定子鉄心とこ
の固定子鉄心に巻装される固定子巻線とを有する固定子
と、固定子に対向配置される回転子と、回転子を回転さ
せることによって固定子巻線に誘起した交流電圧を整流
する整流装置とを備えている。この整流装置は、固定子
巻線の引出線が接続される筒状部が一部に形成されたタ
ーミナルを有し、筒状部に引出線の端部を挿入した状態
で筒状部を用いて機械的接合あるいは冶金的接合をする
ことにより、固定子巻線と整流装置との接続を行ってい
る。ターミナルの一部に形成された筒状部に固定子巻線
の引出線を収容した状態で、固定子巻線と整流装置との
間の接続作業を行うことができるため、一旦筒状部に収
容された後に引出線が外れてしまうことがなく、接続不
良の発生を防止することができるとともに、別に拘束治
具を用いる必要もない。また、引出線が筒状部に覆われ
るため、振動に対して状態を安定させることができる。
さらに、引出線を収容して接合するだけであるため、接
合前後での形状変化が少なく、絶縁状態を維持するため
に余分な空間を確保する必要がなく、高密度実装や小型
化に適している。
【0009】また、上述した筒状部は、複数の引出線が
挿入されており、筒状部を用いて機械的接合あるいは冶
金的接合をすることにより、これら複数の引出線を介し
た固定子巻線と前記整流装置との接続を同時に行うこと
が望ましい。複数本の引出線に対しても筒状部に挿入し
た状態で筒状部を用いて機械的接合あるいは冶金的接合
をすることにより、これらの引出線を用いた接続作業を
同時に行うことができるため、工数の低減が可能にな
る。また、複数本の引出線を一旦別の接続ターミナルを
用いて結線する場合に比べて、このような接続ターミナ
ルが不要になるため、部品点数の低減を図ることもでき
る。
【0010】また、接合する前の筒状部の形状を、この
筒状部に挿入される引出線の外形形状に合わせることが
望ましい。これにより、筒状部に収容した状態で引出線
の位置がずれることを防止することができるため、接合
時における筒状部の変形を防止することができる。
【0011】また、上述した整流装置は、ターミナルが
一体成形された樹脂製の端子台を有しており、筒状部に
前記引出線を導入するガイド部をこの端子台に設けるこ
とが望ましい。これにより、固定子巻線の引出線を筒状
部に挿入する作業が容易になるとともに、接続後に引出
線の周囲がこのガイド部によって覆われるため引出線の
絶縁状態を確保するとともに被水を防止することができ
る。
【0012】また、上述した筒状部は、引出線の挿入方
向に沿った複数箇所に接合部を有することが望ましい。
挿入方向先端に位置する接合部を用いて固定子巻線と整
流装置との間の接続を行った後にこの接続箇所を除去す
ることにより補修等の際の分解が容易になり、しかも他
の接合部を用いることによって再度の組付、分解が可能
になる。
【0013】また、上述した筒状部は、複数箇所の接合
部の間に、切欠部あるいはスリットを有することが望ま
しい。切欠部あるいはスリットを目印に実際に接続に使
用している接合部を確認することができるため、組付時
の接合作業や分解時の切断作業が容易となる。また、切
断時の断面積が減少するため、少ない切断力で接続部の
切断が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、本実施形態の車両用交流発電機
の全体構成を示す図である。図1に示す車両用交流発電
機1は、固定子2、回転子3、フロントフレーム4、リ
ヤフレーム5、ブラシ装置6、整流装置7、リヤカバー
9等を含んで構成されている。
【0015】固定子2は、固定子鉄心22と、三相の固
定子巻線23と、固定子鉄心22と固定子巻線23との
間を電気絶縁するインシュレータ24とを備えている。
回転子3は、絶縁処理された銅線を円筒状かつ同心状に
巻き回した界磁巻線31を、それぞれが6個の爪部を有
するポールコア32によって、回転軸33を通して両側
から挟み込んだ構造を有している。また、フロント側の
ポールコア32の端面には、フロント側から吸い込んだ
冷却風を軸方向および径方向に吐き出すための冷却ファ
ン35が溶接等によって取り付けられている。同様に、
リヤ側のポールコア32の端面には、リヤ側から吸い込
んだ冷却風を径方向に吐き出すための冷却ファン36が
溶接等によって取り付けられている。また、回転軸33
のリヤ側端部近傍には、界磁巻線31の両端に電気的に
接続された2つのスリップリング37、38が形成され
ており、これらのスリップリング37、38を介してブ
ラシ装置6から界磁巻線31に対して給電が行われる。
【0016】フロントフレーム4およびリヤフレーム5
は、固定子2および回転子3を収容する。回転子3が回
転軸33を中心に回転可能な状態で支持されているとと
もに、回転子3のポールコア32の外周側に所定の隙間
を介して配置された固定子2が固定されている。フロン
トフレーム4には軸受け43を収容する収容部44が形
成されている。同様にリヤフレーム5には軸受け53を
収容する収容部54が形成されている。
【0017】また、フロントフレーム4は、固定子鉄心
22の軸方向端面からフロント側に突出した固定子巻線
23に対向した部分に冷却風の排気孔41を有し、軸方
向端面に吸入孔42を有している。同様に、リヤフレー
ム5は、固定子鉄心22の軸方向端面からリヤ側に突出
した固定子巻線23に対向した部分に冷却風の排気孔5
1を有し、軸方向端面に吸入孔52を有している。
【0018】ブラシ装置6は、整流装置7から回転子3
の界磁巻線31に励磁電流を流すためのものであり、回
転子3の回転軸33に形成されたスリップリング37、
38のそれぞれに押圧するブラシ61、62を有する。
整流装置7は、三相の固定子巻線23の出力電圧である
三相交流電圧を整流して直流の出力電圧を得るためのも
のである。整流装置7と固定子巻線23との間の接続構
造の詳細については後述する。
【0019】リヤカバー9は、リヤフレーム5の外側に
取り付けられるブラシ装置6、整流装置7、ICレギュ
レータ8等の電気部品を覆って、これらを保護するため
のものである。上述した構造を有する車両用交流発電機
1は、ベルト等を介してプーリ20にエンジン(図示せ
ず)からの回転力が伝えられると回転子3が所定方向に
回転する。この状態で回転子3の界磁巻線31に外部か
ら励磁電圧を印加することにより、ポールコア32のそ
れぞれの爪部が励磁され、固定子巻線23に三相交流電
圧を発生させることができ、出力端子10からは所定の
直流電流が取り出される。
【0020】次に、整流装置7の詳細について説明す
る。図1に示すように、整流装置7は、負極側の整流素
子(図示せず)が半田付けや圧入等によって接合された
負極側放熱フィン71と、正極側の整流素子(図示せ
ず)が半田付や圧入等によって接合された正極側放熱フ
ィン72と、これら負極側放熱フィン71と正極側放熱
フィン72の固定や内部配線を行う端子台73とを含ん
で構成されている。
【0021】端子台73は、インサート成形されたター
ミナル74を有している。このターミナル74によっ
て、負極側放熱フィン71や正極側放熱フィン72に含
まれる各整流素子を結線することにより、三相全波整流
回路が構成されている。図2は、整流装置7と固定子巻
線23との間の接続部分の拡大断面図である。また、図
3は図2のIII−III線断面図である。
【0022】これらの図に示すように、ターミナル74
は、その一部を用いて形成された筒状部75を有してい
る。筒状部75は軸方向に沿った貫通穴を有しており、
この貫通穴はこれに挿入する固定子巻線23の引出線2
5の外形形状に合わせた形状となっている。図3に示し
た例では、それぞれが円断面を有する2本の引出線25
が筒状部75の貫通穴に挿入されているため、この貫通
穴の形状はほぼ楕円に近い形状となっている。この貫通
穴に固定子巻線23の引出線25が挿通された状態で、
固定子巻線23から遠い筒状部75の先端部75aを加
締め、あるいは溶接することにより、筒状部75の一部
と引出線25の端部とが機械的あるいは冶金的に接合さ
れている。なお、ターミナル74と固定子巻線23の引
出線25との間の電気的な接続をより確実にするため
に、筒状部75の先端部75aを加締めた後に、この部
分に対して半田付けあるいは溶接を行うようにしてもよ
い。
【0023】また、図2に示すように、筒状部75は、
引出線25の挿入方向に沿った寸法が長目に設定されて
いる。これは、最初の組付時に筒状部75の先端部75
aが接合部となるが、この接合部は補修等のための分解
時に切断されて除去される。このとき、その切断面に近
い新たな先端部が次の接合部として用いられる。すなわ
ち、複数回の組付、分解を行うために複数の接合部を設
けることが可能なように、引出線25の挿入方向に沿っ
た筒状部75の寸法が長目に設定されている。したがっ
て、筒状部75は、1回の分解作業が可能なようにした
い場合には2箇所の接合部が設定可能な長さに設定すれ
ばよく、2回の分解作業が可能なようにしたい場合には
3箇所の接合部が設定可能な長さに設定すればよい。
【0024】また、本実施形態の端子台73は、上述し
たターミナル74の筒状部75の近傍であって固定子巻
線23側に、組み付け時に引出線25の導入を容易にす
るために、一体形成されたガイド部76を有している。
このガイド部76は、筒状部75の貫通穴の一方端から
固定子巻線23側に向かって次第に広くなる開口を有す
る筒状部であり、組付時にこの開口に引出線25を差し
込むことにより、引出線25の端部が筒状部75の貫通
穴に導かれるようになっている。
【0025】このように、本実施形態の車両用交流発電
機に含まれる整流装置7は、ターミナル74の一部に筒
状部75が形成されており、この筒状部75の貫通穴に
固定子巻線23の引出線25を挿入した状態でその先端
部分を用いて機械的接合あるいは冶金的接合をすること
により、ターミナル74に引出線25を接続している。
特に、筒状部75の貫通穴に引出線25を挿入すること
により、引出線25の軸方向以外の動きが規制されるた
め、組付時に引出線25を拘束する治具等が不要になる
とともに、所定位置から引出線25が外れることによる
接続不良の発生を未然に防ぐことが可能になる。
【0026】また、引出線25が筒状部75に覆われる
ため、振動に対して状態を安定させることができる。さ
らに、引出線25を収容して機械的接合あるいは冶金的
接合をするだけであるため、接合前後での形状変化が少
なく、絶縁状態を維持するために余分な空間を確保する
必要がなく、高密度実装や小型化に適している。
【0027】また、接合前の筒状部75の貫通穴の形状
を、この筒状部75に挿入される引出線25の外形形状
に合わせることにより、筒状部75に収容した状態で引
出線25の位置がずれることを防止することができるた
め、接合時における筒状部の変形を防止することができ
る。
【0028】また、ターミナル74と一体になったガイ
ド部76を設けることにより、固定子巻線23の引出線
25を筒状部75に挿入する作業が容易になるととも
に、整流装置7を固定子巻線23に接続した後に引出線
25の周囲がこのガイド部76によって覆われるため、
引出線25の絶縁状態を確保するとともに被水を防止す
ることができる。
【0029】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、整流装
置7のターミナル74の一部に形成された筒状部75を
単純な筒形状としたが、一部に切欠を追加するようにし
てもよい。
【0030】図4は、ターミナルの筒状部の変形例を示
す図であり、筒状部のみを抜き出した状態が示されてい
る。図5は、図4に示した筒状部の平面図である。これ
らの図に示す筒状部175は、図2および図3に示した
筒状部75に対して、2箇所に切欠部175aを追加し
た形状を有している。これらの切欠部175aは、筒状
部175の軸方向に沿ったほぼ中央部両側を部分的に除
去することにより形成されている。また、これらの切欠
部175aを挟んで、1回目の組付時に使用される接合
部175bと2回目の組付時に使用される接合部175
cとが互いに分離されている。このような切欠部175
aを形成することにより、1回目の組付時に使用する接
合部175bを容易に確認することができるとともに、
分解時にはこれを目安に筒状部175の一部を除去すれ
ばよい。なお、図4に示した例では、半円形状の切欠部
175aを形成する場合を示したが、切欠部175aの
形状は楕円形状やその他の形状を用いたり、あるいは切
欠部175aの代わりにスリットを形成するようにして
も、同等の効果を得ることができる。また、切欠部17
5aは、引出線25の挿入方向に沿って一箇所である必
要はなく、二箇所以上に形成するようにしてもよい。こ
の場合には、分解後に2回以上の再組み付けが可能にな
る。
【0031】図6は、ターミナルの筒状部の他の変形例
を示す図である。図7は、図6に示した筒状部の平面図
である。これらの図に示す筒状部275は、図4および
図5に示した筒状部175が完全に周囲を覆った円環形
状であったのに対し、平板状の部材を巻き込んだロール
形状とした点が異なっている。これにより、ターミナル
の成形が容易になる。また、このロール形状を形成する
前に、切欠部275aを形成することにより、切欠部2
75aの形成工程を簡略化することができる。なお、図
7に示した例では、ロール形状に成形した筒状部275
は、それぞれのロール形状部分に固定子巻線23の引出
線25を1本ずつ巻き込んで収容するようにしたが、ロ
ール形状部分の巻回し回数を半周程度として、図5に示
した筒状部175と同じような内部形状を実現するよう
にしてもよい。
【0032】また、上述した実施形態では、一例として
2本の引出線25を筒状部75等に収容する場合を説明
したが、1本の引出線25あるいは3本以上の引出線2
5を筒状部75等に収容するようにしてもよい。特に、
Y−Y結線、Δ−Δ結線、Δ−Y結線などの2組み以上
の多相巻線を組み合わせて固定子巻線を構成する場合に
は引出線25の本数が多くなる傾向にある。このような
場合であっても、多数の引出線を筒状部の貫通穴に収容
した状態で筒状部を用いて機械的接合あるいは冶金的接
合をすることにより、これらの引出線に対する接続作業
を同時に行うことができる。したがって、別部品として
の接続ターミナルに一旦接続した後に整流装置のターミ
ナルに結線する場合に比べて、部品点数や工数の低減が
可能になる。また、多数の引出線を予め固定子巻線のコ
イルエンド周辺において溶接した後に引き出す場合に比
べて、工程の簡略化が可能になる。
【0033】また、上述した実施形態では、固定子巻線
23の引出線25の断面を円形形状としたが矩形形状で
あってもよい。この場合には、筒状部75等の貫通穴の
形状もこの断面形状に合わせて矩形形状にすればよい。
このように、引出線の断面形状に筒状部の貫通穴の形状
を合わせることにより、接合時における筒状部の変形を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示
す図である。
【図2】整流装置と固定子巻線との間の接続部分の拡大
断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】ターミナルの筒状部の変形例を示す図である。
【図5】図4に示した筒状部の平面図である。
【図6】ターミナルの筒状部の他の変形例を示す図であ
る。
【図7】図6に示した筒状部の平面図である。
【符号の説明】
1 車両用交流発電機 2 固定子 3 回転子 4 フロントフレーム 5 リヤフレーム 6 ブラシ装置 7 整流装置 9 リヤカバー 23 固定子巻線 25 引出線 73 端子台 74 ターミナル 75 筒状部 76 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H604 AA05 AA08 BB03 BB10 BB14 CC01 CC13 QA08 QB03 5H605 AA04 AA08 BB03 BB10 CC02 CC06 DD09 EB10 EB12 EC05 EC08 GG02 5H619 AA03 AA10 BB02 BB06 BB17 PP01 PP14 PP38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子鉄心とこの固定子鉄心に巻装され
    る固定子巻線とを有する固定子と、前記固定子に対向配
    置される回転子と、前記回転子を回転させることによっ
    て前記固定子巻線に誘起した交流電圧を整流する整流装
    置とを備える車両用交流発電機において、 前記整流装置は、前記固定子巻線の引出線が接続される
    筒状部が一部に形成されたターミナルを有し、 前記筒状部に前記引出線の端部を挿入した状態で前記筒
    状部を用いて機械的接合あるいは冶金的接合をすること
    により、前記固定子巻線と前記整流装置との接続を行う
    ことを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記筒状部は、複数の前記引出線が挿入されており、 前記筒状部を用いて機械的接合あるいは冶金的接合をす
    ることにより、これら複数の前記引出線を介した前記固
    定子巻線と前記整流装置との接続を同時に行うことを特
    徴とする車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 接合する前の前記筒状部の形状を、この筒状部に挿入さ
    れる前記引出線の外形形状に合わせることを特徴とする
    車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記整流装置は、前記ターミナルが一体成形された樹脂
    製の端子台を有しており、前記筒状部に前記引出線を導
    入するガイド部を前記端子台に設けたことを特徴とする
    車両用交流発電機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記筒状部は、前記引出線の挿入方向に沿った複数箇所
    に接合部を有することを特徴とする車両用交流発電機。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記筒状部は、前記複数箇所の接合部の間に、切欠部あ
    るいはスリットを有することを特徴とする車両用交流発
    電機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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