JP2017171100A - 鉄道車両の天井構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】屋根構体1と客室Sとを区画する天井板2と、車両左右方向の中央付近において屋根構体と天井板とを連結する左右一対の仕切板3と、両仕切板間に形成される中央空間4内に収容される横流ファン5と、横流ファンの下方で天井板に形成された開口部21に締結具81によって着脱可能に装着される整風板6とを備えた鉄道車両の天井構造である。整風板には、その上端部61が車両前後方向に設置された他の整風板6Bの下端部62Bより下方へ移動したとき、開口部21に形成された受け部22と当接する落下止め部材7を備え、落下止め部材は、受け部と当接した状態で、整風板を車両前後方向へ移動させることによって受け部との当接状態が解除される。
【選択図】 図1
Description
(1)屋根構体と客室とを区画する天井板と、車両左右方向の中央付近において前記屋根構体の下方に前記天井板と連結する左右一対の仕切板と、両仕切板の間に形成される中央空間内に収容される横流ファンと、当該横流ファンの下方で前記天井板に形成された開口部に締結具によって着脱可能に装着される整風板とを備えた鉄道車両の天井構造であって、
前記整風板には、当該整風板の上端部が車両前後方向に設置された他の整風板の下端部より下方へ移動したとき、前記開口部に形成された受け部と当接する落下止め部材を備え、当該落下止め部材は、前記受け部と当接した状態で、当該整風板を車両前後方向へ移動させることによって前記受け部との当接状態が解除されることを特徴とする。
また、当該落下止め部材は、受け部と当接した状態で、当該整風板を車両前後方向へ移動させることによって受け部との当接状態が解除されるので、取り外す整風板の下方に、にぎり棒や吊り輪等が設置されていても、当該にぎり棒や吊り輪等との干渉を回避できる位置まで整風板を車両前後方向に移動させるだけで、落下止め部材と受け部との当接状態を解除して、整風板を更に下方へ移動させることができる。そのため、整風板の下方にも、にぎり棒や吊り輪等が設置でき、整風板を車両前後方向に連続的に設置できる。
よって、本発明によれば、鉄道車両の天井板に設置されているにぎり棒や吊り輪等と干渉することなく車両前後方向に連続的に設置でき、安全かつ簡単に着脱できる横流ファンの整風板を備えた鉄道車両の天井構造を提供することができる。
前記落下止め部材には、前記締結具を弛めた位置で前記受け部と当接する第1の当接部と、前記整風板の上端部が前記他の整風板の下端部より下方へ移動した位置で前記受け部と当接する第2の当接部とを備えていることを特徴とする。
前記落下止め部材は、板バネ鋼が上下方向で略Σ字状断面に形成され、前記略Σ字状断面の縦壁におけるV字状屈曲部が前記第1の当接部を構成し、前記略Σ字状断面の上水平部が前記第2の当接部を構成することを特徴とする。
前記落下止め部材は、前記整風板の前端近傍及び後端近傍における左右の枠体上部に装着され、前記受け部は、各落下止め部材に対応する位置に形成されていることを特徴とする。
まず、本実施形態に係る鉄道車両の天井構造における全体構成について、図1〜図6を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係る鉄道車両の天井構造を示す車両上部横断面図を示す。図2に、図1に示す鉄道車両の天井構造の矢印R方向から見た平面図を示す。図3に、図1に示す整風板の取り付け状態を示す詳細横断面を示す。図4に、図3に示す整風板の取り外し状態(第1の当接部と受け部とが当接した状態)の詳細横断面図を示す。図5に、図3に示す整風板の取り外し状態(第2の当接部と受け部とが当接した状態)の詳細横断面図を示す。図6に、図1に示す整風板の取り付け状態を示す詳細縦断面図を示す。なお、図1〜図6には、鉄道車両における上下、左右、前後の方向を示すが、左右方向は、枕木方向を示し、前後方向はレール方向を示す。他の図面も、同様である。
次に、本鉄道車両の天井構造における整風板の着脱方法について、図7を用いて説明する。図7に、図1に示す整風板を取り外す手順を表す縦断面図を示す。(A)は整風板の固着状態を示し、(B)は締結具を弛めた状態を示し、(C)は整風板を下方へ引き下げた状態を示し、(D)は整風板を車両前後方向へ移動させた状態を示し、(E)は整風板を更に下方へ移動させた状態を示す。なお、図7では、図2に示すスピーカ25の取付板26は省略している。
以上、詳細に説明した本実施形態に係る鉄道車両10の天井構造によれば、整風板6には、当該整風板6の上端部61が車両前後方向に設置された他の整風板6Bの下端部62Bより僅かに下方へ移動したとき、開口部21に形成された受け部22と当接する落下止め部材7を備えるので、締結具81を弛めて整風板6を開口部21から外したときには、整風板6の上端部61が車両前後方向に設置された他の整風板6Bの下端部62Bより僅かに下方へ移動した位置で、落下止め部材7と受け部22とが当接することによって、整風板6の更なる下方への移動(落下)を防止させることができる。そのため、整風板6を開口部21から安全に外し、外した整風板6の上端部61が車両前後方向に設置された他の整風板6Bの下端部62Bより僅かに下方へ移動した位置で、整風板6を一時的に保持することができる。
以上、本実施形態の鉄道車両10の天井構造を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
2 天井板
3 仕切板
4 中央空間
5 横流ファン
6、6B 整風板
6a 前端
6b 後端
7、7a、7b 落下止め部材
10 鉄道車両
21 開口部
22 受け部
22a、22b 受け部
61 上端部
62、62B 下端部
71 第1の当接部
72 第2の当接部
74 縦壁
81 締結具
S 客室
Claims (4)
- 屋根構体と客室とを区画する天井板と、車両左右方向の中央付近において前記屋根構体の下方に前記天井板と連結する左右一対の仕切板と、両仕切板の間に形成される中央空間内に収容される横流ファンと、当該横流ファンの下方で前記天井板に形成された開口部に締結具によって着脱可能に装着される整風板とを備えた鉄道車両の天井構造であって、
前記整風板には、当該整風板の上端部が車両前後方向に設置された他の整風板の下端部より下方へ移動したとき、前記開口部に形成された受け部と当接する落下止め部材を備え、当該落下止め部材は、前記受け部と当接した状態で、当該整風板を車両前後方向へ移動させることによって前記受け部との当接状態が解除されることを特徴とする鉄道車両の天井構造。 - 請求項1に記載された鉄道車両の天井構造において、
前記落下止め部材には、前記締結具を弛めた位置で前記受け部と当接する第1の当接部と、前記整風板の上端部が前記他の整風板の下端部より下方へ移動した位置で前記受け部と当接する第2の当接部とを備えていることを特徴とする鉄道車両の天井構造。 - 請求項2に記載された鉄道車両の天井構造において、
前記落下止め部材は、板バネ鋼が上下方向で略Σ字状断面に形成され、前記略Σ字状断面の縦壁におけるV字状屈曲部が前記第1の当接部を構成し、前記略Σ字状断面の上水平部が前記第2の当接部を構成することを特徴とする鉄道車両の天井構造。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された鉄道車両の天井構造において、
前記落下止め部材は、前記整風板の前端近傍及び後端近傍における左右の枠体上部に装着され、前記受け部は、各落下止め部材に対応する位置に形成されていることを特徴とする鉄道車両の天井構造。
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