JP2002015614A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2002015614A
JP2002015614A JP2000196149A JP2000196149A JP2002015614A JP 2002015614 A JP2002015614 A JP 2002015614A JP 2000196149 A JP2000196149 A JP 2000196149A JP 2000196149 A JP2000196149 A JP 2000196149A JP 2002015614 A JP2002015614 A JP 2002015614A
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JP2000196149A
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English (en)
Inventor
Naoki Sugishita
直樹 杉下
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】器具本体に対する制光体の着脱が容易で、か
つ、安価な照明器具を得ることにある。 【解決手段】下面開口6を通してランプ11が収容された
器具本体1に、この本体1を下側から被って制光体21を
着脱可能に取付ける。この取付けのための構成として、
開口6を縁取る器具本体1の周壁5に複数の内向き凸部
15を一体に設けるとともに、本体1内に挿入される制光
体21の挿入部22の外面に複数の外向き凸部25を一体に突
設する。各内向き凸部15は上向き斜面15b及び下向き斜
面15cを有して断面略V字形状をなしている。各外向き
凸部25も上向き斜面25b及び下向き斜面25cを有して三角
形状をなしている。制光体21を本体1に対して押し引き
することに伴い、枠部22の弾性変形を伴って各凸部25が
各凸部15の上側に乗り上がって係脱可能に引掛けられる
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば天井埋め込み
型照明器具等の照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】天井埋め込み型照明器具でその器具本体
に制光体を着脱するには、特開平7−114817号公
報に示されるようにV字ばねが使用されている。このV
字ばねを使用する構成は、器具本体への制光体の取付け
の信頼性が高い点で優れている。
【0003】しかし、V字ばねを用いる構成では、少な
くとも一対のV字ばねを必要とする他、これらのばねの
取付け金具及びV字ばねが着脱されるばね受け金具を、
夫々V字ばねと同数必要とするので、部品点数が多く、
コスト高である。しかも、器具本体に制光体を着脱する
に際してV字ばねをばね受け金具に係脱するためには、
V字ばねをつぼめる作業が必要であるが、この作業は天
井側高所等においてばね力に抗して行わなければなら
ず、しかも、かなり強い操作力を要する。そのため、馴
れない人にとっては、V字ばねを簡単に取扱うことがで
きず、器具本体への制光体の着脱作業性がよくない。
【0004】又、実開昭61−174105号公報に
は、器具本体に1本のねじにより落下止めして取付けら
れたグローブ(制光体)を、グローブ本体とこの本体を
蓋するグローブベースとを連結して形成し、その連結
を、グローブベースに一体に形成した断面V字状の凸部
をグローブ本体に開けられた係止孔に引掛けることによ
り、行なっている天井直付け型照明器具が記載されてい
る。
【0005】このように凸部と係止孔との嵌合による連
結は、凸部の根元と係止孔との間で嵌め合い隙間を生じ
易いので、グローブベースに対してグローブ本体ががた
ついて取付けられる恐れが高い。しかも、仮に係止孔の
強度が凸部より大きい場合には、グローブ本体の着脱が
繰返されるたびに係止孔のエッジによって凸部が削られ
るから、前記嵌め合い隙間がより大きくなる恐れが高
い。したがって、前記凸部と係止孔との嵌合による連結
は、グローブ本体の着脱作業を容易に行える点では優れ
ているが、グローブ本体の取付け信頼性が低く、地震の
際など強い衝撃が加わった場合などにおいては落下する
恐れが考えられる。
【0006】しかも、前記実開昭61−174105号
公報の照明器具のグローブは1本のねじだけで器具本体
に取付けられていて、格別な落下防止手段を講じていな
いので、外部から加えられた振動で前記ねじが緩むこと
があり、地震の際などにグローブが落下する恐れが考え
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、器具本体に対する制光体の着脱が容易で、
かつ、安価な照明器具を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、下面が開口されているととも
に、この開口を縁取る周壁に、突出端に向かうに従い斜
め上向きとなる上向き斜状面及び前記突出端に向かうに
従い斜め下向きとなる下向き斜状面を有する内向き凸部
が複数一体に設けられた器具本体と、前記開口と対向し
て器具本体に収容されたランプと、前記開口を通して前
記器具本体内に挿入される上向きの挿入部、及び突出端
に向かうに従い斜め上向きとなる上向き斜状面及び前記
突出端に向かうに従い斜め下向きとなる下向き斜状面を
有して前記挿入部の外面に一体に突設されて前記各内向
き凸部に夫々係脱可能に引掛けられる複数の外向き凸部
を有して、前記器具本体にこの本体の下側から着脱可能
に取付けられた制光体と、を具備したことを特徴とする
ものである。
【0009】この発明及び以下の各発明において、制光
体が取付けられる器具本体の周壁の形状は角形又は円筒
形であってもよく、又、ランプにはけい光ランプ等の放
電灯又は白熱ランプを用いることができる。又、この発
明において、器具本体及び制光体の材質には金属又はプ
ラスチック等を用いることができる。更に、この発明及
び以下の各発明において、内向き凸部及び外向き凸部
は、断面略V字形状又は断面略三角形状或は断面略等辺
台形状等できる他、断面略円形或は断面略半円弧形状等
に形成することができる。又、この発明及び以下の各発
明は、天井埋め込み型照明器具に好適に実施できるが、
これには制約されない。
【0010】この請求項1の発明においては、制光体の
挿入部を器具本体の周壁の内側にその下側から挿入する
ことにより、挿入部及び周壁の弾性変形を伴って挿入部
と一体の外向き凸部が周壁と一体の内向き凸部を乗り越
えて、外向き凸部の上向き斜状面が内向き凸部の下向き
斜状面に引っ掛って、制光体を器具本体に取付けること
ができる。この逆に以上のように取付けられた制光体を
引き下げることにより、外向き凸部と内向き凸部との引
っ掛かりを外して、制光体を器具本体から取外すことが
できる。
【0011】そして、既述のように孔と凸部との係合で
はなく、内向き凸部に外向き凸部を引掛けて制光体を器
具本体に取付けるので、器具本体と制光体との一方が金
属製で、他方がプラスチック製である場合にも、制光体
の着脱に伴ってプラスチック側が削られることがない。
【0012】更に、内向き凸部は器具本体に一体に形成
されているとともに、外向き凸部は制光体に一体に形成
されているので、制光体を取付けるために格別な部品を
要することがない。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の制光
体の少なくとも挿入部が弾性変形可能なプラスチック製
であることを特徴としている。
【0014】この発明においては、外向き凸部が内向き
凸部を上下方向に乗り越える際に必要な弾性変形を、主
として挿入部で担うことができる。この場合、挿入部の
内側方向への弾性変形は妨げられることが少なく、した
がって、器具本体への制光体の着脱操作を容易にでき
る。勿論、外向き凸部がプラスチック製であるにも拘ら
ず、その外向き凸部が孔に係脱されることがないので、
器具本体への制光体の着脱に伴って外向き凸部が削れる
恐れがない。
【0015】請求項1又は2の発明は、請求項3の発明
のように前記周壁及び挿入部が夫々角形であって、その
コーナー部側に寄せて前記内向き凸部及び外向き凸部を
設けたことを含んでいる。
【0016】この発明においては、角形の挿入部の各コ
ーナー部側で内向き凸部と外向き凸部との引っ掛かりが
なされる。そのため、角形の制光体のコーナー部を天井
面等の固定部に密着させ易い点で優れている。
【0017】請求項4の発明は、請求項1〜3の内のい
ずれかの発明において、前記周壁に引掛け孔を開けると
ともに、前記制光体が前記器具本体に取付けられた状態
で前記引掛け孔を挿通して設けられ、かつ、前記制光体
が外れようとするときに前記引掛け孔に引掛けられるフ
ック部を有した落下防止金具を、その根元部を中心に遊
動可能となるように前記挿入部に取付けたことを特徴と
するものである。この発明において、落下防止金具に
は、針金又は細長い金属帯板を曲げて作られたものを使
用できる。
【0018】この請求項4の発明においては、人為的に
制光体が器具本体から引き外される際、又は地震の際に
制光体が器具本体から不用意に外れることがあっても、
制光体の下方への移動に従い、この制光体に連結されて
いて既に器具本体の引掛け孔に通されている落下防止金
具が引下げられて、この金具のフック部が自然に引掛け
孔に引掛かり、制光体を吊り下げる。
【0019】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記落下防止金具は、前記フック部と前記根元部と
を一体につなぐ直線状部を有しており、この直線状部が
前記フック部に対して折れ曲がって設けられていること
を特徴としている。
【0020】この発明においては、落下防止金具のフッ
ク部を引掛け孔に通してから制光体を挿入部を器具本体
の周壁の内側に挿入するに伴って、フック部に向かうに
従い斜め上向きの姿勢となる直線状部を、引掛け孔に容
易に通すことができ、器具本体への制光体の取付け作業
性がよい。
【0021】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、前記器具本体内に前記ランプを上方から覆う
反射板が設けられており、この反射板と前記根元部まで
の垂直距離よりも、前記落下防止金具の全長を長くした
ことを特徴としている。
【0022】この発明においては、落下防止金具が引掛
け孔に通されずに挿入部の上方に突出している状態で、
器具本体への制光体の取付けが行われた場合、上向きの
落下防止金具が器具本体内の反射板に突き当たり、制光
体の取付けを妨げる。そのため、引掛け孔に落下防止金
具が適正に通されていないことを作業者に気付かせるこ
とができ、それに伴って、その後、適正な取付け作業を
行わせることができる。
【0023】請求項7の発明は、請求項4〜6の内のい
ずれかの発明において、前記根本部が、その巻き始めと
巻き終わりとの間に隙間を設けてループ状に形成されて
いるとともに、前記挿入部に取付け孔が開けられてい
て、この孔に前記根元部をそのループ形状に沿って回し
ながら挿入することにより、前記根元部が前記取付け孔
に取付けられていることを特徴としている。
【0024】この発明においては、落下防止金具の根元
部をそのループ形状に沿って回しながら取付け孔に挿入
することで、特別な部品を要することなく、落下防止金
具を制光体の挿入部に容易に連結できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の一実施形態を説明する。この実施形態は天井埋め込
み型照明器具として実施した例を示している。
【0026】図1〜図4中1は後に詳述する器具本体、
又、図3及び図4中2は建物の天井面を示している。固
定部として利用される天井面2には器具本体1が埋め込
まれる器具取付け孔3が形成され、この取付け孔3は四
角形をなしている。器具取付け孔3の天井面2より屋根
裏側には、器具取付け孔3の略中心に対向するようにし
て取付けボルト(図示しない)が設けられている。この
ボルトは屋根裏のCチャンネルや天井スラブ等から垂下
されたもので、このボルトを利用して器具本体1が天井
に取付けられるようになっている。
【0027】器具本体1は金属製である。この器具本体
1の周壁5の下部側は、器具取付け孔3に応じた四角筒
部をなしており、その下端は開口されている。図2中符
号6で周壁5により縁取られた下面開口を示す。周壁5
は下面開口6の周囲に外側に張り出すフランジ部5aを
有している。
【0028】器具本体1は、その天板部7(図3及び図
4参照)に開けられた図示しない固定孔に、前記取付け
ボルトの下端部を通して、この下端部に図示しないナッ
トを螺合して締め上げることにより、フランジ5aを天
井面2の下面に当接させて、天井に埋め込み固定され
る。
【0029】器具本体1はその上部一側に突出部8を有
しており、この内部には安定器その他の点灯用部品(図
示しない)が収容されている。図2に示されるように突
出部8の突出基部側には、ソケット取付金具9が設けら
れ、この金具9に例えば一対のランプソケット10が配
置されている。これらランプソケット10の夫々には、
光源としての片口金のU字型けい光ランプ11が、前記
下面開口6側から着脱可能に取付けられている。これら
けい光ランプ11は、下面開口6に対向して略水平な姿
勢で配置される。
【0030】器具本体1内の上部には、天板部7の下面
を被うとともに、下面開口6に対向する反射板12がね
じ止め等により取付けられている。図2に符号13で反
射板12を取付けるための化粧ねじを示す。又、図2中
14はけい光ランプ11の先端部側を支持するために反
射板12の下面に取付けられたランプホルダーを示して
いる。
【0031】器具本体1の周壁5の相対向する部分、例
えば周壁5をなす4つの壁部の内の少なくとも2つの壁
部、好ましくは略平行な一対の壁部、より好ましくは本
実施形態に例示するように90°毎の全ての壁部には、
夫々内向き凸部15が一体に形成されている。本実施形
態では、図2に示されるように各壁部に対して2個づつ
内向き凸部15が形成されているとともに、これら凸部
15はいずれも四角筒状の周壁5のコーナー部に寄せて
夫々設けられている。
【0032】各内向き凸部15は、周壁5に上下方向に
延びる互いに平行な一対の切込みを入れて、これら切込
み間を周壁5の内側に向けて断面略V字形状をなすよう
に折り曲げて形成されている。そのため、図4に示され
るように各内向き凸部15は、その頂端をなす突出端1
5aに向かうに従い斜め上向きとなる上向き斜状面15
bと、突出端15aに向かうに従い斜め下向きとなる下
向き斜状面15cとを有している。
【0033】器具本体1の周壁5の一側壁5bには一つ
の引掛け孔16が開けられている。この引掛け孔16は
前記一側壁5bに形成された内向き凸部15間に位置
し、かつ、これらの凸部15より上位置であって、しか
も、前記反射板12の縁部よりも下位置に設けられてい
る。
【0034】器具本体1には、けい光ランプ11の下方
に位置して制光体21が着脱可能に取付けられている。
この制光体21は弾性を有するプラスチックの成形体で
ある。図2〜図4に示されるように制光体21は、上向
きの挿入部として例えば枠状をなす上向き挿入部22
と、この下端殻外側に張出して一体に設けられたカバー
枠部23と、挿入部22内に一体に設けられた十字形状
の制光板24とを有している。
【0035】挿入部22は器具本体1の下面開口6より
一回り小さな相似形状をなす四角筒状をなしており、下
面開口6を通って器具本体1の周壁5内に挿脱される。
カバー枠部23の上向きの端部23aは天井面2の下面
に当接されるもので、この当接によりカバー枠部23は
器具本体1のフランジ部5aを覆い隠して設けられる。
制光板24は挿入部22内を仕切っていて、けい光ラン
プ11から放射された光及び反射板12で反射された光
の照射角等を制御するために設けられている。
【0036】なお、前記構成の制光体21において、そ
の十字状の制光板24に代えて、互いに交差することな
く略平行に配置される多数枚の制光板を用いてもよく、
或は、同制光板24に代えて、乳白色等のアクリルボー
ド等からなる減光用の制光板を用いるとともに、このボ
ードの周部を支持する内向きの張出しフランジを挿入部
22の下端部に一体に設けて形成される制光体を採用す
ることもできる。
【0037】制光体21の挿入部22の外面には前記各
内向き突出部15に対応して外向き凸部25が一体に突
設されている。これら凸部25は、いずれも上向き凸部
22のコーナー部側に寄せて設けられているとともに、
夫々外側に向けて断面略三角形状をなすように突出され
ている。そのため、図4に示されるように各外向き凸部
25は、その頂端をなす突出端25aに向かうに従い斜
め上向きとなる上向き斜状面25bと、突出端25aに
向かうに従い斜め下向きとなる下向き斜状面25cとを
有している。
【0038】図4(A)に示されるように制光体21は
その各外向き凸部25を前記各内向き突出部15に引掛
けることにより、器具本体1に取付けられている。
【0039】この制光体21には一つの落下防止金具3
1が連結されている。この金具31は、1本の針金を曲
げて、フック部32と、根元部33と、直線状部34と
を有して形成されている。すなわち、図5等に示される
ようにフック部32は落下防止金具31の一端部に前記
引掛け孔16を挿通できる大きさに曲げて形成され、根
元部33は落下防止金具31の他端部にループ状に曲げ
て形成されている。直線状部34はフック部32と根元
部33を一体につないで設けられており、しかも、フッ
ク部32に対して折れ曲がって設けられている。この金
具31の全長、つまり、図3(A)中Aで示すフック部
32から根元部33までの長さは、制光体21が器具本
体1に装着された状態での根元部33と反射板12との
間の垂直距離Bより長く設定されている。
【0040】落下防止金具31は、挿入部22の一つの
枠辺部22aの外面に一体に突設したリブ27に開けら
れた取付け孔28に連結されている。図5(A)中2点
鎖線で示すように、リブ27の片面側に配置した落下防
止金具31の根元部33の先端を、先頭にして、根元部
33をそのループ形状に沿って回しながら取付け孔28
に挿入することにより、根元部33が取付け孔28に連
結されている。以上のように落下防止金具31の根元部
33をそのループ形状に沿って回しながら取付け孔28
に挿入することにより、特別な部品を要することなく、
落下防止金具31を制光体21の挿入部22に容易に連
結できる。
【0041】落下防止金具31はその根元部33を中心
に遊動可能である。しかも、リブ27は枠辺部22aに
直角に突設されていて、そこに開けられた取付け孔28
に既述のように回しながら取付けられているので、根元
部33はリブ27を挟むように設けられる。それによ
り、リブ27と根元部33との係合によって図5(B)
中矢印Z−Z方向への動きがある程度抑制された状態と
なり、この状態の元で落下防止金具31は図5(A)中
矢印Y−Y方向に主として動くことができるようになっ
ている。したがって、落下防止金具31は、その遊動に
より横倒しとなることがなく、フック部32が下を向い
た姿勢を保持するように規制されながら遊動可能に挿入
部22に連結されている。
【0042】次に、天井部に既に埋め込み設置されてい
るとともに、2本のけい光ランプ11が既に装着された
器具本体1に対して制光体21を取付ける手順を説明す
る。
【0043】まず、落下防止金具31を手で摘んで、そ
のフック部32を器具本体1の引掛け孔16に、器具本
体1の内側から外側に通す。次に、この挿通状態を保持
したまま、制光体21が器具本体1の下面開口6に重な
るように回動させてから、この制光体21を押上げて、
挿入部22を下面開口6に挿入する。それにより、挿入
部22の外面の外向き凸部25が器具本体1の周壁5内
面の内向き凸部15を乗り越えて、これら凸部15、2
5が引っ掛る。
【0044】この乗り越えにおいては周壁5及び挿入部
22が弾性変形する。そのため、作業者は節度感を得
て、容易に前記引っ掛り状態を知ることができる。前記
弾性変形において、周壁5は天井面2の器具取付け孔3
の孔縁で外側から囲まれているので、その弾性変形量が
少ないのに比較して、挿入部22はその内側への弾性変
形が妨げられることが少ないとともに、プラスチック製
であるので、外向き凸部25が内向き凸部15を乗り越
える際の弾性変形及びその直後の節度感は、主として挿
入部22に依存して行われる。よって、制光体21の取
付けにおける抵抗感が過大となることがなく、容易に制
光体21を器具本体1に装着できる。
【0045】そして、この装着により、図4(A)に示
されるように外向き凸部25の上向き斜状部25bが内
向き凸部15の下向き斜状部15c上に引っ掛る。その
ため、外向き凸部25の突出端25aが内向き凸部15
の突出端15aを乗り越えた直後に、弾性変形している
挿入部22が元に戻ろうとするに伴い、固定の内向き凸
部15の下向き斜状部15cに沿って外向き凸部25の
上向き斜状部25bが係合量を増しながら外向き凸部2
5が押上げられる。それにより、制光体21全体が自然
に上昇されて(吸上げられて)、カバー枠部23の端部
23aが天井面2の下面に当接される。したがって、器
具本体1に装着された制光体21の天井面2に対する収
まりをよくできるとともに、制光体21ががたつかない
ようにできる。
【0046】特に、前記両斜状部25b、15cとの引
っ掛かりにおいて挿入部22が多少撓んだ状態を維持す
るように構成した場合には、互いに引っ掛っている上向
き斜状部25bと下向き斜状部15cとの間で生じてい
る上向き分力により、カバー枠部23の端部23aの天
井面2の下面への当接及び前記両斜状部25b、15c
の引っ掛り部によって、器具本体1に対して制光体21
を、より一層がたつかないように取付けることができ
る。
【0047】又、以上の器具本体1への制光体21の取
付けにおいて、引掛け孔16に予め通されている落下防
止金具31も押上げられるが、この金具31はフック部
32に対して角度をもって折れ曲がって連なっている直
線状部34を有している。そのため、図3(A)中2点
鎖線で示されるように、前記押上げ動作の際、直線状部
34が引掛け孔16の上縁に当たる場合には、この上縁
をガイドとして落下防止金具31を図3(A)中実線で
示される円滑に下向きに回動させることができる。した
がって、落下防止金具31が器具本体1への制光体21
の取付けの妨げとなることがない。
【0048】しかも、落下防止金具31が誤って上向き
に立てられた姿勢のままで引掛け孔16に通されること
なく、器具本体1への制光体21の既述の取付けが行わ
れても、その誤りを容易に知って正すことができる。す
なわち、器具本体1内の反射板12と落下防止金具31
の根元部33までの垂直距離Bよりも、落下防止金具3
1の全長Aが長いので、既述のように誤った取付けが行
われる場合には、上向きの落下防止金具31が反射板1
2に突き当たり、制光体21の取付けが妨げられる。そ
のため、引掛け孔16に落下防止金具31が適正に通さ
れていないことを作業者に気付かせることができ、それ
に伴って、その後、適正な取付け作業を行わせることが
できる。
【0049】又、内向き凸部15及び外向き凸部25
は、器具本体1及び制光体21の各コーナー部側に寄せ
て設けられている。そのため、既述の器具本体1への制
光体21の取付けにおいて、両凸部15、25が前記各
コーナー部側で引っ掛かり合うことに伴い、制光体21
に対する既述の吸上げ作用をそのコーナー部を中心とし
て与えることができる。よって、カバー枠部23の端部
23aを天井面2の下面に密着させ易い。
【0050】又、ランプ交換の際等において、以上のよ
うに器具本体1に取付けられた制光体21を引き下げる
場合には、主として挿入部22の弾性変形を伴って外向
き凸部25と内向き凸部15との引っ掛かりを外して、
そのまま制光体21を器具本体1の下方へ取外すことが
できる。
【0051】以上のように前記構成の照明器具は、制光
体21を器具本体1に対して押し引きするという簡単な
作業で、器具本体1に制光体21を着脱できる。しか
も、この場合、孔と凸部とを係脱させて制光体21を器
具本体1に着脱するのではなく、既述のように制光体2
1の外向き凸部25と器具本体1の内向き凸部15とを
係脱させて制光体21の取付け・取外しを行うので、器
具本体1が金属製であり、制光体21が金属製より軟質
で弾性変形可能なプラスチック製であるにも拘らず、制
光体21の着脱に伴って前記凸部15、25等が削れる
恐れがない。よって、制光体21の着脱作業を繰返して
も、既述の器具本体1への制光体21の安定した取付け
状態を、長期間にわたり保持できる。更に、内向き凸部
15は器具本体1と一体であり、外向き凸部25は制光
体21と一体であるから、器具本体1への制光体21の
取付けに、格別な取付け部品を要することがなく、よっ
て、安価な照明器具とできる。
【0052】又、既述の手順で人為的に制光体21が器
具本体1から引き外される際、又は地震の際に制光体2
1が器具本体1から不用意に外れることがあっても、下
方へ移動される制光体21には、落下防止金具31が連
結されていて、この金具31が既に器具本体1の引掛け
孔28に通されているから、制光体21が脱落すること
が防止される。
【0053】つまり、図3(A)中実線に示すように引
掛け孔16に通されている落下防止金具31は、制光体
21が下方へ移動されるに伴って引下げられるから、こ
の金具31のフック部32が自然に引掛け孔16に引掛
かるものである。それにより、制光体21を落下防止金
具31により吊り下げて落下止めすることができる。こ
うして、脱落止めされた状態は図3(B)に示されてい
る。よって、安全に使用できる。
【0054】なお、以上の脱落止めは、図示のように器
具が比較的小形である場合には単一でよいが、器具が長
い等大形である場合には、それに応じて複数設ければよ
い。しかし、いずれにしても、脱落止めは器具の片側だ
けに設ければ良いので、部品数が少なく、簡単な構成
で、安価に実施できる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】請求項1〜3に記載の発明によれば、制光
体を押し引きするという簡単な作業で、器具本体の内向
き凸部と制光体の外向き凸部との係脱を伴って、制光体
を器具本体に着脱できるとともに、内向き凸部は器具本
体と一体であり外向き凸部は制光体と一体であるから、
格別な取付け部品を要することがなく、安価な照明器具
を提供できる。しかも、器具本体と制光体との一方が金
属製でかつ他方がプラスチック製である場合にも、制光
体の着脱に伴って前記凸部等が削れる恐れがなく、制光
体を安定した状態に取付け保持できる。
【0057】請求項4に記載の発明によれば、器具本体
に対して制光体が下方へ移動される際に、制光体に連結
されている落下防止金具のフック部が器具本体の引掛け
孔に自然に引掛かるので、地震の際などにおいても制光
体が不用意に落下することを防止できる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、器具本体
への制光体の取付けに伴って、器具本体の引掛け孔に容
易に通すことができ、器具本体への制光体の取付け作業
性を向上できる。
【0059】請求項6に記載の発明によれば、器具本体
に制光体を取付ける際、落下防止金具が引掛け孔に通さ
れていない場合には、落下防止金具が器具本体内の反射
板に突き当たって制光体の取付けが妨げられるため、誤
った取付け作業を作業者に気付かせて、その後適正な取
付け作業を行わせることができる。
【0060】請求項7に記載の発明によれば、制光体の
挿入部の取付け孔に連結される落下防止金具の根元部
を、その巻き始めと巻き終わりとの間に隙間を設けてル
ープ状に形成したので、このループ形状に沿って回しな
がら取付け孔に挿入して、落下防止金具を挿入部に容易
に連結でき、特別な部品を要することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る照明器具を示す斜視
図。
【図2】図1の照明器具を分解して示す斜視図。
【図3】(A)は図1の照明器具の落下防止部分を示す
断面図。(B)は図1の照明器具の器具本体に制光体が
吊り下げられた状態を示す断面図。
【図4】(A)は図1の照明器具の器具本体への制光体
の引っ掛り部分を示す断面図。(B)は前記引っ掛り部
分を分解して示す断面図。
【図5】(A)は図1の照明器具が備える落下防止金具
を示す斜視図。(B)は図1の照明器具が備える落下防
止金具を示す正面図。(C)は図1の照明器具が備える
落下防止金具を示す側面図。
【符号の説明】
1…器具本体 5…器具本体の周壁 6…周壁の下面開口 11…けい光ランプ 12…反射板 15…周壁の内向き凸部 15a…内向き凸部の突出端 15b…内向き凸部の上向き斜状部 15c…内向き凸部の下向き斜状部 16…引掛け孔 21…制光体 23…制光体の上向き枠部(挿入部) 25…制光体の外向き凸部 25a…外向き凸部の突出端 25b…外向き凸部の上向き斜状部 25c…外向き凸部の下向き斜状部 28…取付け孔 31…落下防止金具 32…落下防止金具のフック部 33…落下防止金具の根元部 34…直線状部 A…落下防止金具の全長 B…垂直距離

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面が開口されているとともに、この開
    口を縁取る周壁に、突出端に向かうに従い斜め上向きと
    なる上向き斜状面及び前記突出端に向かうに従い斜め下
    向きとなる下向き斜状面を有する内向き凸部が複数一体
    に設けられた器具本体と、 前記開口と対向して器具本体に収容されたランプと、 前記開口を通して前記器具本体内に挿入される上向きの
    挿入部、及び突出端に向かうに従い斜め上向きとなる上
    向き斜状面及び前記突出端に向かうに従い斜め下向きと
    なる下向き斜状面を有して前記挿入部の外面に一体に突
    設されて前記各内向き凸部に夫々係脱可能に引掛けられ
    る複数の外向き凸部を有して、前記器具本体にこの本体
    の下側から着脱可能に取付けられた制光体と、を具備し
    たことを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 前記制光体の少なくとも挿入部が弾性変
    形可能なプラスチック製であることを特徴とする請求項
    1に記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 前記周壁及び挿入部が夫々角形であっ
    て、そのコーナー部側に寄せて前記内向き凸部及び外向
    き凸部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の照明器具。
  4. 【請求項4】 前記周壁に引掛け孔を開けるとともに、
    前記制光体が前記器具本体に取付けられた状態で前記引
    掛け孔を挿通して設けられ、かつ、前記制光体が外れよ
    うとするときに前記引掛け孔に引掛けられるフック部を
    有した落下防止金具を、その根元部を中心に遊動可能と
    なるように前記挿入部に取付けたことを特徴とする請求
    項1〜3のうちのいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 前記落下防止金具は、前記フック部と前
    記根元部とを一体につなぐ直線状部を有しており、この
    直線状部が前記フック部に対して折れ曲がって設けられ
    ていることを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
  6. 【請求項6】 前記器具本体内に前記ランプを上方から
    覆う反射板が設けられており、この反射板と前記根元部
    までの垂直距離よりも、前記落下防止金具の全長を長く
    したことを特徴とする請求項4又は5に記載の照明器
    具。
  7. 【請求項7】 前記根本部が、その巻き始めと巻き終わ
    りとの間に隙間を設けてループ状に形成されているとと
    もに、前記挿入部に取付け孔が開けられていて、この孔
    に前記根元部をそのループ形状に沿って回しながら挿入
    することにより、前記根元部が前記取付け孔に取付けら
    れていることを特徴とする請求項4〜6のうちのいずれ
    か1項に記載の照明器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200475912Y1 (ko) 2013-04-13 2015-01-13 김순봉 엘이디 면 조명기구 장치
JP5956702B1 (ja) * 2016-03-23 2016-07-27 日本車輌製造株式会社 鉄道車両の天井構造

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KR200475912Y1 (ko) 2013-04-13 2015-01-13 김순봉 엘이디 면 조명기구 장치
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