JP2017170834A - テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】織物テープの搬送時における走行安定性を向上する。
【解決手段】テープカートリッジ30は、織物テープ153を巻回したテープロール206と、インクリボン60を巻回したリボンロール306と、カートリッジ筐体31のうち、テープロール206から繰り出される織物テープ153のテープ搬送経路に沿った最下流側の端部に設けられたテープ排出口49aとを有し、織物テープ153は、幅方向両側の縁部に備えられた耳部と、両耳部の間に、耳部よりも小さな厚みを備えた印字領域部とを備え、かつ、テープロール206から繰り出されてからテープ排出口49aに至るまでの間のテープ搬送経路の途中において、リボンロール306の外周部に接する。
【選択図】図5

Description

本発明は、織物テープを収納したテープカートリッジに関する。
印字用のテープを収納したテープカートリッジが知られている(例えば、特許文献参照)。この従来技術のテープカートリッジ(リボンカセット)は、筐体と、テープ(印字用テープ)を巻回し、筐体内に回転可能に収納された印字用テープスプールと、インクリボンを巻回し、筐体内に回転可能に収納されたリボン供給スプールとを有する。テープロールから繰り出されたテープは、筐体内のテープ搬送経路に沿って搬送され、筐体のうち最下流側の端部に設けられた排出口から筐体外部に排出される。
特開平4−133756号公報
近年、上記印字用のテープとして織物テープを使用することが提唱されつつある。この織物テープは、第1糸(例えば縦糸)と第2糸(例えば横糸)とが織り込まれて構成され、凹凸形状を備えることから搬送抵抗が小さい。したがって、この織物テープの搬送時の走行安定性を確保するためには、新たに何らかの方策が必要となる。上記従来技術では、そのような点までは特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、織物テープの搬送時における走行安定性を向上できる、テープカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、筐体と、織物テープを巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたテープロールと、インクリボンを巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたリボンロールと、前記筐体のうち、前記テープロールから繰り出される前記織物テープのテープ搬送経路に沿った最下流側の端部に設けられ、前記繰り出された前記織物テープを前記筐体の外部に排出する排出口と、を有するテープカートリッジであって、前記織物テープは、幅方向両側の縁部にそれぞれ備えられたヒートカット処理部と、前記両側の縁部の前記ヒートカット処理部の間に備えられ、前記ヒートカット処理部よりも小さな厚みを備えた被印字部と、を備え、かつ、前記テープロールから繰り出されてから前記排出口に至るまでの間の前記テープ搬送経路の途中において、前記リボンロールの外周部に接することを特徴とする。
本願発明においては、織物テープが、テープロールから繰り出されてから排出口に至るまでの途中で、リボンロールの外周部に接する。これにより、接触時に適度な搬送抵抗を付与することができる。したがって、搬送時の走行安定性を向上することができる。さらに、本願発明においては、織物テープの幅方向両側縁部にヒートカット処理部が備えられていることにより、織物テープの縁部においてほつれが生じて繊維がインクリボンに付着するのも抑制できる。
また上記目的を達成するために、本願発明は、筐体と、織物テープをテープスプールの外周側に巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたテープロールと、インクリボンをリボンスプールの外周側に巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたリボンロールと、前記筐体内のうち前記リボンロールの外周側に設けられ、前記テープロールから繰り出される前記織物テープが巻回されるガイド部材と、を有することを特徴とする。
本願発明においては、筐体内のリボンロールの外周側にガイド部材を設け、テープロールから繰り出される織物テープが、ガイド部材に巻回されるようにする。これにより、織物テープとガイドテープの接触時に適度な搬送抵抗を付与することができ、搬送時の走行安定性を向上することができる。
本発明によれば、織物テープの搬送時における走行安定性を向上することができる。
本発明の一実施形態のテープカートリッジが装着されるテープ印字装置の斜視図である。 カバーが開いた状態にあるテープ印字装置の斜視図である。 テープカートリッジ及び当該テープカートリッジが装着されるカートリッジ装着部を表す斜視図である。 テープカートリッジの平面図である。 カートリッジ筐体の上面を取り外した状態でテープカートリッジの内部構造を示す、平面図である。 織物テープの被印字面の一部分を表す概念的上面図、図6(a)中のX−X′断面による概念的横断面図、及び、織物テープへの付着インク滴の付着挙動を表す説明図である。 織物テープの製造設備を表す説明図である。 テープ印字装置の電気的構成を示すブロック図である。 図5の要部拡大図である。 アーム部内でのテープ搬送経路をずらす変形例におけるテープカートリッジの内部構造を表す平面図である。 図10の要部拡大図である。 リボンロールと織物テープとの間を分離するガイド部材を設けた変形例におけるテープカートリッジの内部構造を表す平面図である。 図12の要部拡大図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、図1の左下側を前側とし、図1の右上側を後側とし、図1の右下側を右側とし、図1の左上側を左側として説明する(各図中の矢印表示参照)。
<テープ印字装置の概略構成>
まず、本実施形態のテープカートリッジが装着して用いられるテープ印字装置の概略構成について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態のテープ印字装置1は、平面視長方形状の本体カバー2を備えている。本体カバー2の前側には、文字、記号及び数字等の文字キーや、種々の機能キー等を含むキーボード3が配設されている。キーボード3の後側には、入力した文字や記号を表示可能な液晶ディスプレイ5が設けられる。液晶ディスプレイ5の後側には、例えばテープカートリッジ30(後述する図3参照)の交換時に開閉される蓋状のカバー6が設けられている。カバー6に対応する本体カバー2の内部には、テープカートリッジ30を着脱自在に装着可能な凹部状のカートリッジ装着部8が設けられている。
本体カバー2の左側面後方には、後述する印字済みの織物テープ153′を外部に排出するための排出スリット9が設けられている。カバー6の左側面には、カバー6を閉じた状態で排出スリット9を外部に露出させる排出窓11が形成されている。カバー6の前面略中央には、その下面から下方に突出する鉤状の係止ロック4が設けられている。本体カバー2には、係止ロック4に対応する位置にロック孔7が設けられており、カバー6が閉じられると係止ロック4がロック孔7に嵌め込まれて係止されることで、カバー6の自然開放が抑制される。
<内部構造>
次に、本体カバー2の内部構造について、図3、図4、及び図5を用いて説明する。これら図3〜図5に示すように、上記カートリッジ装着部8は、テープカートリッジ30に備えられたカートリッジ筐体31(筐体に相当)の筐体底面31A側から挿入され装着された当該テープカートリッジ30を下方から支持する。
<テープカートリッジ詳細>
テープカートリッジ30は、上下方向端部に筐体上面31C及び上記筐体底面31Aをそれぞれ備えると共に、上下方向に直交する水平方向端部に筐体側面31Bを備える、略箱形である上記カートリッジ筐体31を有している。筐体側面31Bのうち特定の筐体側面31Ba(言い換えれば印字済みの織物テープ153の搬送経路に沿った最下流側の端部)には、テープ幅方向が上下方向に沿うように搬送された、後述する印字済みの織物テープ153′をカートリッジ筐体31外へ排出するためのテープ排出口49a(排出口)が設けられている。
そして、カートリッジ筐体31内の後部左側には、布媒体により構成された織物テープ153(詳細構造は後述)を巻回したテープスプール40が、支持孔65(図3、図4参照)を介して回転可能に配置されている。なお、テープスプール40とそのテープスプール40に巻回された織物テープ153とにより、テープロール206が構成されている。また、カートリッジ筐体31内の前部右側には、インクリボン60を巻回したリボンスプール42が回転可能に配置されている。なお、リボンスプール42とそのリボンスプール42に巻回されたインクリボン60とにより、リボンロール306が構成されている。
カートリッジ筐体31内におけるテープスプール40とリボンスプール42との間には、リボンスプール42からインクリボン60を引き出すとともに、文字等の印字にて使用されたインクリボン60を巻き取るリボン巻取スプール44が、支持孔67(図3、図4参照)を介して回転可能に配置されている。なお、リボン巻取スプール44の下部には、リボン巻取スプール44が逆転することで巻き取ったインクリボン60が緩んでしまうのを抑制するためのクラッチバネ(図示せず)が取り付けられている。
テープカートリッジ30の前面右側には、テープカートリッジ30の前方にやや延びるとともに中央に向かって直角に折り返されたアーム部34が設けられている。アーム部34内には、テープロール206から繰り出され曲がり部b1,b2(図5参照)を経て搬送された織物テープ153と、リボンロール306から繰り出されガイドローラgを経て搬送されたインクリボン60とが共に案内されている。そして、アーム部34の内面とテープカートリッジ30の前面とに囲まれる隙間が、テープ印字装置1のサーマルヘッド10を搭載したヘッドホルダ74が嵌るためのヘッド装着部39となっている。さらに、アーム部34の先端には、織物テープ153とインクリボン60とを近接した状態(又は重ね合わせた状態。後述の図10及び図11参照)でヘッド装着部39に導出するテープ導出部34aが、ヘッド装着部39に臨むように設けられている。
また、アーム部34のテープ導出部34aからテープ排出口49aまでの織物テープ153及びインクリボン60の搬送方向において、ヘッド装着部39の下流側には支持孔が設けられ、この支持孔の内側にテープ駆動ローラ46が回動可能に軸支されている。テープ駆動ローラ46は、対向する可動搬送ローラ(図示省略)との協働により、テープスプール40から織物テープ153を引き出し繰り出させる。テープ駆動ローラ46の上流側には、上下一対の規制部材36が設けられている。規制部材36は、サーマルヘッド10の下流側にて文字が印字された印字済みの織物テープ153′を幅方向に規制してテープ排出口49aに向かって案内する。規制部材36の近傍には、上記ヘッド装着部39を経由して搬送された使用済みのインクリボン60を織物テープ153から離間させ、リボン巻取スプール44に向かって案内するための案内壁38が立設されている。案内壁38とリボン巻取スプール44との間には、案内壁38に沿って案内される使用済みのインクリボン60が、テープスプール40に巻回されている織物テープ153に接触するのを抑制するための分離壁48が立設されている。
また、テープカートリッジ30は、織物テープ153の搬送経路に沿ってテープ排出口49aの上流側に接触処理用凹部Dを備えている。この接触処理用凹部Dによって、織物テープ153に対する搬送及び印字を行うための処理空間が与えられる。すなわち、この接触処理用凹部Dは、上記可動搬送ローラ(図示省略)が上記テープ駆動ローラ46側へ当接して搬送を行うための当接用凹部D1と、サーマルヘッド10が挿入される挿入用凹部D2とから構成される。
このとき、テープカートリッジ30は、テープ挿通部49を備えている。テープ挿通部49の上記搬送経路に沿った下流側に上記テープ排出口49aが設けられ、搬送経路に沿った上流側には上記接触処理用凹部D(詳細には上記当接用凹部D1)に臨むテープ導入口49bが設けられている。これにより、テープ挿通部49は、テープ導入口49bから導入した印字済み織物テープ153′をテープ排出口49aへと挿通させる。一方、上記アーム部34のうち、接触処理用凹部D(詳細には挿入用凹部D2)に臨む部位には上記テープ導出部34aが設けられ、テープロール206から繰り出された織物テープ153及びリボンロール306から繰り出されたインクリボン60を、接触処理用凹部D(詳細には挿入用凹部D2)へ導出する。
また、カートリッジ筐体31は、図3及び図4に示すように、所定の角部(詳細には、上記テープ排出口49aが設けられていない角部)の高さ方向中間部において、平面視で直角をなすように外側方向に共通部32が突出している。そして、カートリッジ装着部8は、図3及び前述の図2に示すように、平面視で丸みを帯びた角部を有する略長方形状の凹陥部8aを有する。凹陥部8aの上端縁部のうち、丸みを帯びた角部に隣接する平面が、装着されたテープカートリッジ30の上記共通部32を下方から支持するカートリッジ支持部8bである。すなわち、共通部32は、テープカートリッジ30がカートリッジ装着部8に装着されたときに、カートリッジ支持部8bによって下方から支持される。
<カートリッジ装着部の詳細>
一方、カートリッジ装着部8の前側には、発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド10(後述の図8参照)を搭載したヘッドホルダ74が固設されている。カートリッジ装着部8の外側には、例えばステッピングモータであるテープ送りモータ23(図3参照)が配設されている。上記テープ送りモータ23の駆動軸の下端には、駆動ギヤ91が固着されている。駆動ギヤ91は開口を介してギヤ93に噛合され、ギヤ93はギヤ94に噛合されている。ギヤ94の上面には、テープカートリッジ30の上記リボン巻取スプール44の回転駆動を行うリボン巻取軸95(図3参照)が立設されている。さらに、ギヤ94にはギヤ97が噛合され、ギヤ97にはギヤ98が噛合され、ギヤ98にはギヤ101が噛合されている。ギヤ101の上面に、テープカートリッジ30に備えられた上記テープ駆動ローラ46の回転駆動を行うテープ駆動軸100(図3参照)が立設されている。
テープカートリッジ30がカートリッジ装着部8に装着された状態でテープ送りモータ23が反時計回り方向に回転駆動されると、駆動ギヤ91、ギヤ93、ギヤ94を介して、リボン巻取軸95が反時計回り方向に回転駆動される。リボン巻取軸95は、リボン巻取軸95が嵌挿された上記リボン巻取スプール44を回転駆動させる。さらに、ギヤ94の回転は、ギヤ97、ギヤ98、ギヤ101を介してテープ駆動軸100に伝達されて、テープ駆動軸100が時計回り方向に回転駆動される。これにより、テープ駆動軸100が嵌挿されたテープカートリッジ30の上記テープ駆動ローラ46が回転駆動する。
そして、テープカートリッジ30のテープ排出口49aから上記排出スリット9までの間の搬送経路、すなわち印字済みの織物テープ153′が搬送される搬送経路には、印字済みの織物テープ153′を所定位置で切断して印字テープとする図示しないカット機構が設けられている。カット機構は、固定刃と、固定刃に対向して前後方向に移動可能に支持された移動刃とで構成されている。なお、移動刃は、カッターモータ24(後述の図8参照)によって前後方向に移動される。
なお、カートリッジ装着部8には、2つの位置決めピン102,103(図3参照)が設けられている。各位置決めピン102,103は、カートリッジ装着部8に装着されたテープカートリッジ30の底面に形成された2つのピン孔(図示せず)にそれぞれ対応する位置に設けられている。各位置決めピン102,103は、カートリッジ装着部8に装着されたテープカートリッジ30を、カートリッジ装着部8内の適正な位置に位置決めする。
<織物テープのサテン織り構造>
次に、上記織物テープ153について説明する。織物テープ153は、通常のこの種のものと同様、縦糸(テープ長手方向に延びる)と横糸(テープ幅方向に延びる)を織り上げることにより構成されている。この例では、織物テープ153は、上記縦糸と上記横糸とが表面への縦糸の露出が多くなるサテン織りとなっている。そして、織物テープ153の厚さ方向両側のうち一方側において、縦糸の露出が横糸の露出よりも多くなっており、その一方側の媒体表面が、被印字面153A(図5参照)となっている。
本実施形態における織物テープ153Aの上記サテン織りの詳細を表す概念図を図6(a)及び図6(b)に示す。図6(a)は被印字面153Aの一部分を表す概念的上面図であり、図6(b)は図6(a)中のX−X′断面による概念的横断面図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、本実施形態の織物テープ153は、いわゆる7枚サテンのサテン織りとなっている。上記被印字面153Aのうち、例えば図6(a)に示す領域では、8本の縦糸(1)〜(8)と7本の横糸(1)〜(7)とが交叉する織り構成となっている。
この例では、縦糸(1)は、横糸(1)との交叉箇所では裏側(被印字面153Aの反対側。以下同様)に織り込まれる一方で、残りの横糸(2)〜(7)との交叉箇所では表側(被印字面153A側。以下同様)に露出するように織り込まれている。同様に、縦糸(2)は、横糸(5)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(1)〜(4)及び(6)〜(7)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。また、縦糸(3)は、横糸(2)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(1)及び横糸(3)〜(7)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。また、縦糸(4)は、横糸(6)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(1)〜(5)及び横糸(7)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。また、縦糸(5)は、横糸(3)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(1)〜(2)及び横糸(4)〜(7)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。また、縦糸(6)は、横糸(7)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(1)〜(6)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。また、縦糸(7)は、横糸(4)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(1)〜(3)及び横糸(5)〜(7)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。また、縦糸(8)は、横糸(1)との交叉箇所では裏側に織り込まれる一方で、残りの横糸(2)〜(7)との交叉箇所では表側に露出するように織り込まれている。本実施形態では、以上のような織り構成の結果、織物テープ153の印字面153Aの凹凸を比較的少なくすることができる。
<縦糸・横糸の織密度>
この例では、上記織物テープ153における縦糸の織密度を比較的多く(例えば300[本/インチ]以上)とすることで、縦糸の本数を多くして確実に露出を多くできる。特に、上記サテン織りにおいて6枚サテン以上とすることで、(縦糸と横糸との交点が減って)縦糸の織密度を確実に増大できる。このようにして縦糸の露出が多くなることで、被印字面153Aのうち例えば上記図6(a)及び図6(b)に示した領域では、図6(c)に示すように、その露出した多数の部位に、インクリボン60からの数多くのインク滴(例えば適宜のアンダーコート層、インク層、及びオーバーコート層からなる転写層により構成される)I1〜I13を広範囲に付着させることができる。なお、上記織物テープ153の布媒体は、通常、織機を用いた製造時にサテン枚数に応じて織機が縦糸を細かく分けて上下させる必要がある。この例では、織物テープ153は10枚サテン以下で構成されていることから、織りが複雑になりすぎるのを抑制し、織機による確実な製造が可能である。
またこの例では、縦糸の織密度が例えば540[本/インチ]以下となっており、これによって、縦糸の織密度が大きくなりすぎ縦糸が細くなりすぎることによる耐久性の低下や、サテン織りにおける目ズレが生じる弊害が抑制されている。なお、本実施形態の織物テープ153では、上述の縦糸の織密度の範囲、300[本/インチ]以上かつ540[本/インチ]以下に整合させて円滑な織り込みを行うために、横糸の織密度の範囲は、80[本/インチ]以上かつ540[本/インチ]以下に設定されている。
<キャレンダー処理>
また、本実施形態の上記織物テープ153では、印字品質向上を目的として、被印字面153A側に、公知のキャレンダー処理が施されている。以下、その詳細を図7により説明する。
上記織物テープ153の製造設備の概念的構成を、図7に示す。図7に示す製造設備200において、キャレンダー処理が行われる前の原布153−0は、供給ロール201において巻回されている。なお、本実施形態では原布153−0に備えられる縦糸及び横糸は、例えばいずれもポリエステル製である。この供給ロール201から繰り出された原布153−0は、ガイドロール202,203を経て、キャレンダー処理装置210に導入される。
キャレンダー処理装置210は、この例では、加熱可能な回転ドラム211,211、回転ドラム212,212、回転ドラム213,213を備えている。そして、導入された上記原布153−0が所定の速度で送られつつ、各対の回転ドラム211,212,213によって加熱と押圧が行われる。これにより、上記原布153−0は、少なくとも被印字面153Aとなる側(この例では両側)が平滑化され光沢が付与された、光沢布153−1となる(拡大図参照)。なお、このキャレンダー処理の条件は、例えば加熱温度160[℃]以上、上記送り速度6[m/min]以上10[m/min]以下、上記押圧での圧力7[MPa]以上、により行われる。
キャレンダー処理装置210から導出された光沢布153−1は、ガイドロール204を経て、ヒートカット処理装置220に供給される。ヒートカット処理装置220は、光沢布153−1の搬送経路の幅方向両側に、加熱可能なカッタ部221,221をそれぞれ備えている。本実施形態では、原布153−0(すなわち光沢布153−1)は熱溶融性の繊維で構成されており、光沢布153−1の幅方向両端部が、上記カッタ部221,221によって切断され(=ヒートカット処理)、上記織物テープ153となる。なお、上記カッタ部221の加熱条件は、例えば200〜600[℃]、好ましくは220〜500[℃]、さらに好ましくは250〜400[℃]である。この処理の結果、織物テープ153の被印字面153aには、幅方向両側の縁部に位置する耳部153a,153a(ヒートカット処理部に相当)と、それら耳部153a,153aの間となる幅方向中間部に位置し、前述の印字ヘッド11による印字が形成される印字領域部153b(被印字部に相当)と、が備えられる。
このようにして形成された織物テープ153は、ガイドロール205を経て、元巻ロール206′内へと巻回される。なお、以上の処理の結果、織物テープ153は、上記縦糸の太さが30[デニール]以上かつ90[デニール]以下(好ましくは35[デニール]以上かつ80[デニール]以下、さらに好ましくは40[デニール]以上かつ70[デニール]以下)、横糸の太さは30[デニール]以上かつ90[デニール]以下(好ましくは40[デニール]以上かつ85[デニール]以下、さらに好ましくは50[デニール]以上かつ80[デニール]以下)となっている。また、上記テープロール206は、上記元巻ロール206′から再度繰り出された織物テープ153を、(被印字面153Aが内周側となるように)上記テープスプール40に巻回したものを用いるか、あるいは、元巻ロール206′をそのまま用いる(この場合は元巻きロール206′の形成時、上記テープスプール40に織物テープ153が巻回されて当該元巻きロール206′が形成される)ようにすれば足りる。
<テープ印字装置の電気的構成>
次に、テープ印字装置1の電気的構成について図8を用いて説明する。図8に示すように、テープ印字装置1は、制御基板上に形成される制御回路部70を備えている。制御回路部70は、各機器を制御するCPU71と、CPU71にデータバス69を介して接続されたCG−ROM72と、ROM74と、RAM75と、入出力インタフェース77と、等から構成されている。
CG−ROM72には、アルファベット文字や記号等のキャラクタを印字するための多数のキャラクタの各々に関して、印字用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系書体、明朝体書体等)毎に分類され、各書体毎に6種類(例えば、16、24、32、48、64、96のドットサイズ)の印字文字サイズ分、コードデータに対応させて記憶されている。
ROM74には、上記キーボード3から入力された文字や数字等のキャラクタのコードデータに対応させて液晶駆動回路(LCDC)25を制御する表示駆動制御プログラムと、上記サーマルヘッド10や上記テープ送りモータ23を駆動する印字駆動制御プログラムと、各印字ドットの形成エネルギー量に対応する印加パルス数を決定するパルス数決定プログラムと、上記カッターモータ24を駆動して印字済みの織物テープ153′を所定の切断位置で切断する切断駆動制御プログラムと、その他のテープ印字装置1の制御上必要な各種のプログラムと、等が各々記憶されている。つまり、CPU71は、これら各種プログラムに基づいて各種演算を行う。
RAM75には、テキストメモリ、印字バッファ、カウンタ、総印字ドット数カウンタ、パラメータ記憶エリア等が設けられている。テキストメモリには、キーボード3から入力された文書データが格納されている。印字バッファには、複数の文字や記号等の印字用ドットパターンや各ドットの形成エネルギー量である印加パルス数等がドットパターンデータとして格納されている。つまり、サーマルヘッド10はこの印字バッファに記憶されているドットパターンデータに従ってドット印字を行う。カウンタには、サーマルヘッド10により印字される1ライン分の印字ドット数のカウント値が記憶されている。総印字ドット数カウンタには、サーマルヘッド10により印字される起動時からの総印字ドット数が記憶されている。パラメータ記憶エリアには、各種演算データが記憶されている。
入出力インタフェース77には、上記キーボード3と、上記液晶ディスプレイ(LCD)5に表示データを出力するためのビデオRAM(図示せず)を有する上記液晶駆動回路(LCDC)25と、上記テープ送りモータ23を駆動するための駆動回路26と、上記サーマルヘッド10を駆動するための駆動回路27と、上記カッターモータ24を駆動するための駆動回路28と、等が各々接続されている。
<テープ印字装置の動作>
上記構成のテープ印字装置1において、キーボード3を用いて文字等が入力されると、そのテキスト(文書データ)が上記テキストメモリに記憶される。そして、各種プログラムに基づいて、キーボード3で入力された文字等に対応するドットパターンが上記液晶ディスプレイ5上に表示される。そして、サーマルヘッド10が駆動回路27を介して駆動され、印字バッファに記憶されたドットパターンデータの印字を行う。また、テープ送りモータ23は、サーマルヘッド10による印字動作に同期してテープの送り制御を行う。このとき、サーマルヘッド10では、駆動回路27によって発熱体(図示せず)に設けられた各発熱素子が1ライン分の印字ドットに対応して選択的に発熱駆動される。これにより、キーボード3で入力された文字等が織物テープ153の印字面153Aに印字されて印字済みの織物テープ153′となる。印字済みの織物テープ153′は、カット機構の切断位置まで搬送されて、移動刃と固定刃とが互いに協動することで切断され、印字テープ(印字ラベル等も含む)が生成される。
<本実施形態の特徴>
上記基本構成及び動作の本実施形態において、最も大きな特徴は、テープカートリッジ30内における上記織物テープ153の搬送時の走行性向上を図る点にある。以下、その詳細内容を説明する。
織物テープ153は、上記のような縦糸と横糸との織物である結果、表面に織りによる凹凸が存在し、搬送抵抗が小さくなる。したがって、この織物テープ153の搬送時の走行安定性を確保するためには、何らかの方策が必要となる。
そこで、本実施形態においては、前述の図5及びその要部拡大図である図9に示すように、織物テープ153の搬送経路を、(テープロール206から繰り出されてからテープ排出口49aに至るまでの途中において)織物テープ153がリボンロール306の外周部306aに接する(但し図9では明確化のために外周部と外周部306aの間に隙間を空けて図示している)ように、構成する。
また、上記アーム部34内には、テープ導出口34aより上流側(図5及び図9中の右側)において、織物テープ153が搬送されるテープ搬送経路とインクリボン60が搬送されるリボン搬送経路とを分離する、仕切板34b(分離部材に相当)が設けられている。この仕切板34bにより、図示のように、織物テープ153は、インクリボン60と分離された状態で下流側へと搬送される。
以上のように構成した本実施形態によれば、搬送経路の途中において、織物テープ153がリボンロール306の外周部306aに接する。これにより、織物テープ153がリボンロール306の外周部306aのインクリボン60と接触した時に適度な張力を付与することができる。また、リボンロール306と織物テープ153との間の接触摩擦によって生じるクーロン力(静電気力)によって、織物テープ153がリボンロール306から遠く離れるのを抑制することができる。これらの結果、織物テープ153の弛みを抑制し、テープ搬送経路をなるべく直線的な形状とし、カートリッジ筐体31内の余剰スペースに入り込むのを抑制することができる。したがって、搬送時の走行安定性を向上することができる。また、織物テープ153の先端部が、テープ排出口49aからカートリッジ筐体31内に引っ込んでしまうのも抑制できる。
さらに、上記織物テープ153は、リボンロール306と接触する時に、織物テープ153とリボンロール306との間で摩擦が生じる。このとき、本実施形態においては、織物テープ153が耳部153a,153aを備えていることにより、織物テープ153の両側縁部でほつれが生じ搬送性が低下したり、繊維がリボンロール306に付着するのも抑制できる。
また、本実施形態においては特に、上記テープ導出口34aより上流側に設けられた仕切板34bにより、織物テープ153は、インクリボン60と分離された状態で搬送される。この結果、織物テープ153とインクリボン60との接触・干渉による搬送抵抗を低減し、走行安定性を向上することができる。
また、前述したように縦糸の表面への露出が横糸よりも多いサテン織りでは、その構造上、織物テープ153のテープ搬送経路に沿った強度(いわゆるコシの強さ)が不足し、搬送が不安定になりやすい。そこで、本実施形態においては特に、上記構成による走行安定性の向上効果が有効である。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)アーム部内でのテープ搬送経路を変更する場合
本変形例においては、上記図5に対応する図10及びその要部拡大図である図11に示すように、上記のようにしてリボンロール306の外周部と接触した後の上記織物テープ153の搬送経路が、上記仕切り板34bよりもテープロール206側(つまりインクリボン60と同じ側)を通過する。この結果、織物テープ153とインクリボン60とは上記仕切板34bによって分離されることなく搬送される。そして、アーム部34内の、上記仕切板34bの一方側における所定の合流位置P1において、上記織物テープ153は上記インクリボン60に合流し、互いに当接しつつテープ導出口34aへと導かれる。
上記構成により、本変形例においては、織物テープ153は、上記合流位置P1でインクリボン60と合流した後、テープ導出口34aまでの比較的長い距離において互いに当接しつつ搬送される。この結果、織物テープ153とインクリボン60とが接する面積を大きく向上する(例えば図5及び図9に示した上記実施形態の構成に比べ、接触面積を6倍程度に増やせる)ことができるので、織物テープ153のテープ搬送経路に沿った強度(いわゆるコシの強さ)の不足を補って、確実に走行安定性を向上することができる。
(2)リボンロールと織物テープとの間を分離するガイド部材を設けた場合
本変形例においては、上記図5、図10に対応する図12及びその要部拡大図である図13に示すように、上記リボンロール306の外周側に、略円弧状の横断面を備えた曲面壁により構成されるガイド部材51が設けられる。これにより、テープロール206から繰り出される織物テープ153は、ガイド部材51の外周側に巻回される(言い替えれば織物テープ153の搬送経路がリボンロール306から離間される)。なお、このとき、ガイド部材51全体の備える曲率r2(図13中2点鎖線参照)は、テープスプール40の備える曲率(言い替えればテープロール206が最小径である場合の曲率)r1以上となっている。
またこのとき、カートリッジ筐体31の四隅のうち上記リボンロール306近傍の(図示右下の)隅部近傍に一対の支持部t1,t2が立設される。そして、これら一対の支持部t1,t2とガイド部材51との間に、板ばね52(付勢手段に相当)が挟持される。これにより、板ばね52は、ガイド部材51の外周側に沿って搬送される織物テープ153に対し、ガイド部材51側へと押しつける付勢力を作用させる。
上記構成により、本変形例においては、ガイド部材51によって、織物テープ153とガイド部材51の接触時に適度な張力を織物テープ153に付与することができ、搬送時の走行安定性を向上することができる。また、ガイド部材51を、隙間のない曲面壁とすることにより、確実に織物テープ153とリボンロール306との接触を抑制することができる。特に、テープが樹脂やフィルム等により表面平滑に構成されている場合にはガイド部材51の曲面壁自体による付着抵抗が生じ得るが、上述した構成による織物テープ153の場合は、そのようなこともないことから、特に有効である。さらに、曲率r2が曲率r1以上であることにより、少なくとも、テープロール206中にてテープスプール40まわりへの巻回により付与され得る曲率よりも小さい曲率にてテープ形状を痛めるのを確実に抑制し、走行安定性を確保することができる。
さらに、本変形例においては、板ばね52が織物テープ153をガイド部材51へと常時押しつけることで、カートリッジ筐体31内の余剰スペースに織物テープ153が入り込むのを抑制し、織物テープ153先端部が、テープ排出口49aからカートリッジ筐体31内に引っ込んでしまうのも抑制できる。
なお、ガイド部材51を隙間のない曲面壁によって構成する替わりに、上記ガイド部材51の外形形状と同等の並びで配列され同等の機能を果たす、ピン列等を用いても良い。
(3)その他
なお、以上において、図8の図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
30 テープカートリッジ
31 カートリッジ筐体(筐体)
34a テープ導出口
34b 仕切板(分離部材)
49 テープ挿通部
49a テープ排出口
49b テープ導入口
51 ガイド部材
52 板ばね(付勢手段)
60 インクリボン
153 織物テープ
153′ 印字済み織物テープ
153A 被印字面
153a 耳部(ヒートカット処理部)
153b 印字領域部(被印字部)
206 テープロール
306 リボンロール
D 接触処理用凹部(凹部)
P1 合流位置
r1,r2 曲率

Claims (9)

  1. 筐体と、
    織物テープを巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたテープロールと、
    インクリボンを巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたリボンロールと、
    前記筐体のうち、前記テープロールから繰り出される前記織物テープのテープ搬送経路に沿った最下流側の端部に設けられ、前記繰り出された前記織物テープを前記筐体の外部に排出する排出口と、
    を有するテープカートリッジであって、
    前記織物テープは、
    幅方向両側の縁部にそれぞれ備えられたヒートカット処理部と、
    前記両側の縁部の前記ヒートカット処理部の間に備えられた被印字部と、
    を備え、
    かつ、
    前記テープロールから繰り出されてから前記排出口に至るまでの間の前記テープ搬送経路の途中において、前記リボンロールの外周部に接する
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記テープ搬送経路に沿って前記排出口の上流側に位置し、前記織物テープに接触して搬送及び印字を行う処理空間を与える凹部を有し、
    前記筐体は、
    前記凹部に臨む部位に設けられ、前記テープロールから繰り出された前記織物テープを前記凹部へ導出する導出口と、
    当該筐体内の前記導出口より上流側において、前記織物テープが搬送される前記テープ搬送経路と前記インクリボンが搬送されるリボン搬送経路とを分離する、分離部材と、
    を備えることを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 請求項1記載のテープカートリッジにおいて、
    前記テープ搬送経路に沿って前記排出口の上流側に位置し、前記織物テープに接触して搬送及び印字を行う処理空間を与える凹部を有し、
    前記筐体は、
    前記凹部に臨む部位に設けられ、前記テープロールから繰り出された前記織物テープを前記凹部へ導出する導出口を備え、
    前記織物テープは、
    前記筐体内の前記テープ搬送経路のうち前記導出口より上流側に位置する所定の合流位置で、前記リボンロールから繰り出される前記インクリボンと合流し、互いに当接しつつ前記導出口へと導かれる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記織物テープは、
    テープ長手方向の縦糸とテープ長手方向と直交する方向の横糸とがサテン織りで織り込まれている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  5. 筐体と、
    織物テープをテープスプールの外周側に巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたテープロールと、
    インクリボンをリボンスプールの外周側に巻回し、前記筐体内に回転可能に収納されたリボンロールと、
    前記筐体内のうち前記リボンロールの外周側に設けられ、前記テープロールから繰り出される前記織物テープが巻回されるガイド部材と、
    を有することを特徴とするテープカートリッジ。
  6. 請求項5記載のテープカートリッジにおいて、
    前記ガイド部材は、
    略円弧状の横断面を備えた曲面壁である
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  7. 請求項5又は請求項6記載のテープカートリッジにおいて、
    前記ガイド部材は、
    全体として、前記テープスプールの備える曲率以上の曲率を備えている
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記テープ搬送経路を搬送される前記織物テープに、前記ガイド部材へと押しつける付勢力を作用させる付勢手段を有する
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれか1項記載のテープカートリッジにおいて、
    前記筐体のうち、前記テープロールから繰り出される前記織物テープのテープ搬送経路に沿った最下流側の端部に設けられ、前記繰り出された前記織物テープを前記筐体の外部に排出する排出口と、
    前記テープ搬送経路に沿って前記排出口の上流側に位置し、前記織物テープに接触して搬送及び印字を行う処理空間を与える凹部を有し、
    前記筐体は、
    前記凹部に臨む部位に設けられ、前記テープロールから繰り出された前記織物テープを前記凹部へ導出する導出口と、
    当該筐体内の前記導出口より上流側において、前記織物テープが搬送される前記テープ搬送経路と前記インクリボンが搬送されるリボン搬送経路とを分離する、分離部材と、
    を備えることを特徴とするテープカートリッジ。
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