JP2001207358A - 製織用の糸、シームレス筒状構造物およびその製造法 - Google Patents
製織用の糸、シームレス筒状構造物およびその製造法Info
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Abstract
れを用いたシームレス筒状構造物(特にシームレスベル
ト)、およびそのシームレス筒状構造物の製造法を提供
すること、殊に、クラウン形状のプーリー間に巻き掛け
たときにベルトの蛇行ないし外れが有効に防止されるシ
ームレスベルトを提供することを目的とする。 【解決手段】 伸縮性を有する糸を芯糸(2a)とし、その
芯糸(2a)の周りに複数本の糸からなる周辺糸(2b)を撚り
組んだ構成を有する組紐状の糸(2) からなる製織用の糸
である。この組紐状の糸(2) を周長方向糸(11)および巾
方向糸(12)のうち少なくとも周長方向糸(11)の少なくと
も一部として用いてシームレス織布(1) を製織すること
により、シームレス筒状構造物、殊にシームレスベルト
が作製される。
Description
糸、それを用いたシームレス筒状構造物(特にシームレ
スベルト)、およびそのシームレス筒状構造物の製造法
に関するものである。殊に、クラウン形状のプーリー間
に巻き掛けたとき、ベルトの蛇行ないし外れが有効に防
止されるシームレスベルトに関するものである。
トは、これを駆動側プーリーと従動側プーリーとの間に
巻き掛けた状態で駆動させることにより走行するが、ベ
ルトが外れたり蛇行したりしやすいので、外れ防止ない
し蛇行防止手段を講じることが不可欠である。
うちの基本的なものの一つは、プーリーの中央側を両端
側よりも若干高くしたクラウン形状にすること(つまり
紡錘形のように滑らかな中高(中膨れ)にすること)で
ある。このような工夫を講じると、直感的には張力が大
きくなる大径の方から両端側の小径の方にベルトが逃げ
るように思われるが、実際にはプーリー中央側の大径の
所でベルトが落ちつくようになる。たとえば、「技能ブ
ックス17 機械要素のハンドブック、株式会社大河出
版発行、昭和55年5月20日3版発行」の94〜95
頁を参照。
ウン形状にする工夫は、平ベルトの蛇行ないし外れ防止
手段として有効である。しかしながら、ベルトの使用日
数が長くなるにつれてベルトが周長方向に若干伸びるこ
とを免れないところ、そのような伸びを生ずると、クラ
ウン形状のプーリーを用いても平ベルトが蛇行しやすく
なり、その防止のために種々の蛇行防止手段、たとえ
ば、テンションローラの設置、プーリー角度の調整機構
の設置、ベルトエッジへの当接部材の設置などの手段を
講じなければならなくなる。
を用いてもベルトが周長方向に伸びると蛇行しやすくな
るのは、ベルトがプーリーを越えた個所において、プー
リーに向けてのベルトの張力が小さくなり、プーリーへ
のつきまわり性が低下するためと認識している。
止を図るため、クラウン形状のプーリーの中高(中膨
れ)を極端にして、プーリーの大径の中央側と小径の端
部側との段差を際立たせるように構成することが考えら
れるが、そのような特殊な形状のプーリーに適用できる
シームレスベルトを作製するという課題自体が従来は存
在しなかったので、ベルトも新たな構造のものを案出し
なければならない。
殊な構成を有する組紐状の製織用の糸、それを用いたシ
ームレス筒状構造物(特にシームレスベルト)、および
そのシームレス筒状構造物の製造法を提供すること、殊
に、クラウン形状のプーリー間に巻き掛けたときにベル
トの蛇行ないし外れが有効に防止されるシームレスベル
トを提供することを主たる目的とするものである。
伸縮性を有する糸を芯糸(2a)とし、その芯糸(2a)の周り
に複数本の糸からなる周辺糸(2b)を撚り組んだ構成を有
する組紐状の糸(2) からなることを特徴とするものであ
る。
向に向かう周長方向糸(11)と、巾方向に向かう巾方向糸
(12)とで製織された継ぎ目のないシームレス織布(1) か
ら本質的になるシームレス筒状構造物であって、上記の
周長方向糸(11)および巾方向糸(12)のうち少なくとも周
長方向糸(11)の少なくとも一部が、伸縮性を有する糸を
芯糸(2a)とし、その芯糸(2a)の周りに複数本の糸からな
る周辺糸(2b)を撚り組んだ組紐状の糸(2) からなること
を特徴とするものである。この場合のシームレス筒状構
造物は、伝動用または搬送用のシームレスベルトである
ときが特に重要である。
は、上記のシームレス織布(1) から本質的になるシーム
レス筒状構造物を得るにあたり、その製織を、(イ)支
持体(R) に周長方向糸(11)となる経糸を螺旋巻きしてカ
セ状に配列し、巾方向糸(12)となる緯糸を緯入して製織
していく方法、(ロ)巾方向糸(12)となる経糸を配列
し、袋織り法により、周長方向糸(11)となる緯糸を緯入
して製織していく方法、(ハ)サーキュラールームによ
り、巾方向糸(12)となる経糸を上下方向に円筒状に配列
し、周長方向糸(11)となる緯糸を円を描くように緯入し
て製織していく方法、のいずれかにより行うことを特徴
とするものである。
縮性を有する糸を芯糸(2a)とし、その芯糸(2a)の周りに
複数本の糸からなる周辺糸(2b)を撚り組んだ構成(つま
り編組した構成)を有する組紐状の糸(2) からなる。芯
糸(2a)周りへの周辺糸(2b)の撚り組みは、ブレイダーと
称される装置を用いて行うことができる。
であるが、2〜32本あるいはそれ以上というように複
数本とすることが好ましい。その芯糸(2a)の周りに撚り
組む周辺糸(2b)の数は複数本とするが、6本、8本、1
0本、12本、16本、24本、32本、36本、48
本、あるいはそれ以上というように偶数本とすることが
多い。なお、周辺糸(2b)は、1段のみならず、2段、3
段といういように、芯糸(2a)の周りに多重に撚り組むこ
と(2段打ちとか3段打ちすること)もできる。芯糸(2
a)は、その撚り組み時に、異なる太さの糸あるいは異な
る種類の糸を組み合わせて用いることもできる。
マー、ポリウレタンエラストマーをはじめとする各種の
エラストマー糸や各種のゴム糸のような伸縮性を有する
糸が用いられる。その芯糸の周りに撚り組む周辺糸(2b)
としては、たとえば後述のような高強力糸が好適に用い
られるが、そのような高強力糸に限られず種々の糸が使
用可能である。周辺糸(2b)用の糸としては、細手の糸の
みならず、モノフィラメント、ヤーン、コードなどを用
いることも多い。
レス筒状構造物は、ベルト、ホース、袋、シュート、ド
ームなどの任意の用途に用いることができるが、最も重
要なものは伝動用、搬送用、圧接用、その他のシームレ
スベルトであるので、以下においては主としてこのシー
ムレスベルトを中心に説明する。
周長方向に向かう周長方向糸(11)と、巾方向に向かう巾
方向糸(12)とで製織された継ぎ目のないシームレス織布
(1)から本質的になる。「本質的に」とは、たとえばベ
ルトの用途の場合、そのベルトがこのシームレス織布
(1) のみで構成されていてもよく、このシームレス織布
(1) を基布としてその基布に樹脂などによる加工や処理
がなされた状態でベルトが構成されていてもよいという
意味、つまり織布ベースという意味である。
ステル、ポリアミド、アクリル、ポリオレフィンをはじ
めとする合成繊維糸、天然繊維糸、金属繊維糸、形状記
憶合金糸、セラミックス繊維糸、ガラス繊維糸、炭素繊
維糸をはじめ任意であり、これらはモノフィラメント
糸、マルチフィラメント糸、紡績糸、紡毛糸(フィラメ
ントを適当な長さに切断して撚りをかけることにより毛
羽を付与したもの)、カバリング糸、フィルムスリット
糸、スプリット繊維糸、ヤーン、コードなどのいずれで
あってもよい。
なものは、高強力糸である。高度の耐熱性を有する繊維
糸、たとえば、アラミド(芳香族ポリアミド)繊維糸、
ポリエーテルエーテルケトン繊維糸、ポリアミドイミド
繊維糸、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊
維糸、ポリイミド繊維糸などは、同時に高強力糸である
ことが多い。そしてこれらの耐熱性高強力繊維糸は、適
当本数を引き揃えまたは撚り合わせ、さらには必要に応
じ再引き揃えや再撚り合わせを行い、数100デニール
から数1000デニールあるいはそれ以上の適当な太さ
のコードとして用いることもできる。
少なくとも周長方向糸(11)の少なくとも一部は、ベルト
の周長方向に大きなテンションを加えても伸びが極めて
小さい高強力糸であることが望ましい。
向に向かう周長方向糸(11)は、ベルトの蛇行を防止する
ために、S撚りのコードとZ燃りのコードとをバランス
よく配置することができる。バランスよく配置すると
は、たとえば、SZSZSZ・・のような配置、SSZ
ZSSZZ・・・・のような配置であり、他にも種々の
バリエーションがある。
少なくとも巾方向糸(12)の少なくとも一部は、伸縮性を
有する糸でできているようにすることもできる。たとえ
ば、巾方向糸(12)の少なくとも一部として伸縮性を有す
る糸を用いると、ベルトの用途の場合、耐久性の点でさ
らに好ましくなる。伸縮性を有する糸の例としては、ポ
リウレタン糸や熱可塑性エラストマー製の糸、ゴム系の
糸などがあげられる。
っては、周長方向糸(11)および巾方向糸(12)のうち少な
くとも周長方向糸(11)の少なくとも一部を、上記の組紐
状の糸(2) で構成する。このように組紐状の糸(2) で構
成することが、本発明のシームレス筒状構造物のポイン
トとなる点である。
少なくとも一部として用いて作製したベルトは、プーリ
ー間に張り渡して使用したとき、使用期間が長くなるに
つれてベルトが周長方向に若干伸びたきた場合でも、芯
糸により若干の収縮が得られるので、常に緊張した状態
でプーリー間に張り渡される。
ある場合、そのベルトを構成するシームレス織布(1)
は、フラットな平ベルトであってもよいが、ベルト巾方
向切断端面視において、両脇部に比し中央部が外方に突
出した異形構造となっており、その外方に突出した中央
部におけるベルトの周長がその突出した分に見合う分だ
け両脇部におけるベルトの周長よりも長くされているよ
うにすることができる。
レスベルトは、ベルト巾方向切断端面視において、平坦
部Fから1または複数個の山部Mが外方に突出した形状
を有するようにすることができる。このときの山部Mに
おけるベルトの周長は、平坦部Fにおけるベルトの周長
よりも山部Mに見合った高さだけ長くされることにな
る。たとえば山部Mの頂部の高さをhとすると、山部M
の頂部におけるベルトの周長は、平坦部Fにおけるベル
トの周長よりも2πhだけ長くなる。山部Mの形状は、
逆U字形、台形などとすることができる。山部Mの数
は、1本のベルトにつき1個でも複数個でもよい。
は、その中央側を両端側よりも若干高くしたクラウン形
状にすることが望ましい。またプーリーの中央部のみを
大径にするだけでなく、プーリーの全長のうちの任意の
部位を大径にしたり、プーリーの全長の2以上の部位を
大径に形成することもできる。このときには、蛇行ない
し外れ防止の目的のみならず、他の使い方が開けてく
る。たとえば、上記のような特殊な形状のプーリーを用
いれば、ボーダー帯壁が周長方向に形成されてレーン分
けされたベルトを工夫することができるので、これを物
体を搬送する搬送ベルトに用いた場合、従来にない利用
の展開が期待できる。
シームレス織布(1) から本質的になる本発明のシームレ
ス筒状構造物は、次のいずれかの製織法を採用すること
により製造される。特に第1の製織方法は、糸の材質に
かかわらず、また特別の手当をしなくても、エッジにほ
つれを生じないので、有利である。下記の3つの方法を
採用するに際しては、織り組織は平織り組織とすること
が多いが、他の織り組織とすることもできる。また平織
り組織の場合も、経糸と緯糸とを1本対1本とせず、た
とえば、2本対2本としたり、1本対2本とか、2本対
1本というようにすることもできる。
糸(11)となる経糸を螺旋巻きしてカセ状に配列し、巾方
向糸(12)となる緯糸を緯入して製織していく方法であ
る。支持体(R) としては、板、枠、所定の間隔をあけて
平行に配置した2本のロールなどが用いられる。周長が
短いときは、織りは手作業で行うのが通常である。周長
が長いときには、機械織りが可能であるが、織りの最後
の段階では開口を行いにくくなるので、手作業で織りを
完結すればよい。
なる経糸を螺旋巻きしてカセ状に配列するにあたり、そ
の周長方向糸(11)の螺旋巻きを、補強用の織布製チュー
ブ(t) (殊にシームレス織布製チューブ)内を通して行
い、巾方向糸(12)となる緯糸の緯入時には、そのチュー
ブ(t) を緯入の邪魔にならないようにずらしながら製織
していくことができる。特に、周長方向糸(11)の巻きは
じめとなる始端側と巻き終りとなる終端側とが位置する
領域に、最終的に上記のチューブ(t) を位置させて、樹
脂などで固定することが好ましい。というのは、一般に
ベルトの周長方向に極めて大きな力が加わる使い方をす
るときには、ベルトが巾方向に拡がってまず巾方向糸(1
2)が切断し、ついでばらけた周長方向糸(11)が切断する
ことがあるが、上記のようにチューブ(t) を設けると、
ベルトの巾方向への拡がりが防止され、巾方向糸(12)の
切断、周長方向糸(11)の切断が防止されるからである。
糸を配列し、袋織り法により、周長方向糸(11)となる緯
糸を緯入して製織していく方法である。袋織り法とは、
経糸を表経糸と裏経糸とに配列し、緯糸を2往復させる
ことにより一つの環状を形成させながら順次筒形を形成
する方法であって、表裏の接結は両端のみで行われる。
袋織り法にあっては、製織時の経糸がシームレス織布の
巾方向糸(12)となり、製織時の緯糸がシームレス織布の
周長方向糸(11)となる。得られた筒状の袋織物を径方向
にカットすれば、目的の寸法のシームレス織布(1) が得
られる。用いた糸が適度の融点を有する熱溶融性の糸で
あるときは、カットをヒートカットにより行えば、エッ
ジのほつれが防止される。そうでないときは、カット後
のエッジに適当なほつれ防止手段を講じるようにする。
より、巾方向糸(12)となる経糸を上下方向に円筒状に配
列し、周長方向糸(11)となる緯糸を円を描くように緯入
して製織していく方法である。サーキュラールームにあ
っては、経糸が上下方向に円筒状に走行し、緯糸が円を
描くように緯入されるので、経糸としてはベルトにした
ときに巾方向に向かう巾方向糸(12)、緯糸としてはベル
トにしたときに周長方向に向かう周長方向糸(11)を用い
る。製織後の所定巾へのカットは、第2の製織法の場合
と同様にして行えばよい。
使用時の巾方向への拡がりに起因する糸切れを防止する
ため、シームレス織布(1) からなるベルトの一部領域
(特に、周長方向糸(11)の巻きはじめとなる始端側と巻
き終りとなる終端側とが位置する領域)の巾方向に補強
用の織布を巻き、樹脂などで固定することも好ましい。
第1の製織方法にあっては、先の補強用の織布製チュー
ブ(t) を設ける方法と、この補強用の織布を巻く方法と
を併用することもできる。
ある場合、そのベルトを構成するシームレス織布(1) が
ベルト巾方向切断端面視において両脇部に比し中央部が
外方に突出した異形構造となるようにしたとき、あるい
はベルト巾方向切断端面視において平坦部Fから1また
は複数個の山部Mが外方に突出した形状を有するように
したときは、異形構造にしたときにその外方に突出した
中央部におけるベルトの周長がその突出した分に見合う
分だけ両脇部におけるベルトの周長よりも長くされ、あ
るいは山部Mにおけるベルトの周長が平坦部Fにおける
ベルトの周長よりも山部Mに見合った高さだけ長くされ
るので、製織時にはそれに応じた経糸または緯糸の配置
をするように留意する。
ス筒状構造物、殊にシームレスベルトにあっては、糸の
段階、製織後のシームレス織布(1) の段階、またはベル
トにした段階において、表面平滑性、消音性、低摩擦
性、非粘着性、滑り防止性、耐熱性、耐油性、秤量適性
などの表面性質や特性を得るために、フッ素系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、各種熱可塑性エラストマー、ゴム系
高分子、各種熱硬化型樹脂、活性エネルギー線硬化型樹
脂をはじめとする種々の樹脂ないしゴムによる加工ない
し処理を施すことができる。加工ないし処理は、たとえ
ばコーティングやラミネートなどにより行われる。製織
後の段階またはベルトの段階で加工ないし処理を行うと
きは、織布やベルトの片面または両面に対してその加工
ないし処理を行うことができる。
ロエチレン(PTFE)の生テープ糸をカバリングした
ものを用いたり、糸の段階、製織後のシームレス織布
(1) の段階またはベルトにした段階においてPTFEに
よる含浸ないし被覆を行ったときには、適当な段階で焼
成を行うことができる。
シームレスベルトである場合、そのシームレスベルトを
走行させるためのプーリー(P) としては、クラウン形状
としたり、異形の場合のシームレスベルトのベルト巾方
向切断端面視の形状に対応して、その全長の1ないし複
数の部位を大径に構成した変形プーリーが用いられる。
このプーリー(P) には縁を設ける必要はないが、万一の
場合のベルトの横滑りの際の事故防止のために、円板状
の縁を設けても差し支えない。
ルト、ホース、袋、シュート、ドームなどの任意の用途
に用いることができる。最も重要な用途は、伝動用、搬
送用、圧接用の伝動用のベルトである。このときのベル
トは、平ベルトとすることが多いが、Vベルト、タイミ
ングベルトなどの芯材織布としても使用することができ
る。また、各種の搬送用のベルト(ベイキング用のベル
ト、急傾斜ベルトや垂直ベルトなどを含む)とすること
もできる。そのほか、圧接ないし押さえのためのベルト
(たとえばコルゲート加工用の圧接ベルト)、光の遮蔽
または反射のためのベルト(たとえば複写機のカバーの
内面の個所に設けるベルト)などとしても用いることが
できる。
る。
あり、(イ)はその組紐状の糸(2) の模式的な組織図、
(ロ)はその組紐状の糸(2) の外観図である。図2は図
1の組紐状の糸(2) を用いてシームレス織布(1) を得る
ときの製織方法の一例を示した説明図である。図3は図
2で得たシームレス織布(1) を1対のプーリー(P), (P)
に巻き掛けした状態を示した正面図である(ただし、図
が複雑になるのを避けるため、組紐状の糸(2) の数を減
じて示してある) 。
テルエラストマーまたはポリウレタンエラストマーから
なるエラストマー糸の複数本を芯糸(2a)とし、その芯糸
(2a)の周りに10本のポリパラフェニレンベンゾビスオ
キサゾール繊維糸のコードからなる周辺糸(2b)を撚り組
んだ(編組した)。撚り組みは、ブレイダーを用いて行
った。これにより、図1に示した組紐状の糸(2) が作製
された。
ようにして、この組紐状の糸(2) を支持体(R) の一例と
しての枠に螺旋巻きしてカセ状に配列することにより、
周長方向糸(11)となる経糸を配列し、ついで巾方向糸(1
2)となる緯糸(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾ
ール繊維糸のコードを使用)を手作業により緯入してい
くことにより織りを完了した。これにより、目的とする
シームレス織布(1) が得られた。
伝動用ベルトとして用い、図3のように1対のプーリー
(P), (P)(クラウン形状のプーリー)に巻き掛けて充分
の張力をかけて駆動走行させた。
側のプーリー(P) を駆動プーリーとして時計回りに駆動
させたとき、図3のAの個所のベルトには強い張力がか
かるのでプーリーにしっかりとつきまわるものの、ベル
トがプーリーを越えたBの個所でプーリーに向けての張
力が小さくなり、プーリーへのつきまわり性が低下する
(弛みが出る)結果、クラウン形状のプーリーを用いて
も蛇行の潜因となり、特にベルトの使用期間が長くなる
とベルトが周長方向に伸びるため蛇行が顕在化するよう
になることを免れない。しかるに、上記の組紐状の糸
(2) が周長方向糸(11)となっている実施例1のシームレ
スベルトにおいては、たとえベルトが伸びても、エラス
トマー糸からなる芯糸(2a)により収縮力が働くため、図
3のBの個所においても組紐状の糸(2) が常にプーリー
にしっかりとつきまわるため、クラウン形状のプーリー
の中高(中膨れ)で安定し、蛇行を起こさないことが確
認された。
(2) の他の例を示した外観図である。
状の糸(2) を作製した。ついで先に述べた第1の製織方
法に従い、この組紐状の糸(2) を周長方向糸(11)となる
ように支持体(R) の一例としての平行に配置した2本の
ロール間に螺旋巻きしてカセ状に配列し、巾方向糸(12)
となる緯糸を緯入して、シームレス織布(1) を製織し
た。
示した説明図であり、異形のシームレスベルトを得る場
合を示してある。図6は図5の製織方法により得たシー
ムレス織布(1) のX−X切断端面図(巾方向の切断端面
図)である。図7は図5の製織方法により得たシームレ
ス織布(1) からなる異形のシームレスベルトを1対のプ
ーリー(P), (P)に巻き掛けした状態を示した平面図であ
る。
(1) を製織した。すなわち、図5に示したように、所定
の間隔をあけて平行に配置した2本のロール(中央に大
径部を設けてあるもの、支持体(R) の一例)間に、周長
方向糸(11)となる経糸を螺旋巻きしてカセ状に配列して
から、両ロールをゆっくりと回転させて経糸を動かしな
がら、織機を用いて巾方向糸(12)となる緯糸を緯入して
いくことにより製織を行った。織りの最後の段階では開
口が行いにくくなったので、最後は必要に応じ手作業で
織りを完結した。経糸としては、実施例1の組紐状の糸
(2) を用い、緯糸としても、実施例1と同じポリパラフ
ェニレンベンゾビスオキサゾール繊維糸のコードを用い
た。
た。このシームレス織布(1) は、図6に示したように、
ベルト巾方向切断端面視において、平坦部Fから1つの
山部Mが外方に突出した屈曲形状を有していた。このと
きの山部Mの頂部の高さをhとするとき、山部Mの頂部
におけるベルトの周長は、平坦部Fにおけるベルトの周
長よりも2πhだけ長くなっている。
らなる異形のシームレスベルトを、図7に示したように
中央に大径部を設けてある1対のプーリー(P), (P)に巻
き掛けし、伝動ベルト(駆動ベルト)として用いたとこ
ろ、高テンション下での長期間にわたる高速駆動によっ
ても、ベルトが外れないことはもとより、蛇行が確実に
防止されることが確認できた。
タン樹脂によるコーティングを施したり、ポリウレタン
フィルムによるラミネート加工を行って、異形のシーム
レスベルトとすることができる。
糸として伸縮性糸(たとえば熱可塑性ポリエステルモノ
フィラメント糸)を用いたときは、巾方向の拡がりが抑
制されるので糸切れしにくくなり、さらにベルトの耐久
性が向上する。
テトラフルオロエチレンのディスパージョンを含浸して
から温度350〜400℃で焼成する操作を数回繰り返
して、非粘着性加工を行うことができる。このようなベ
ルトは、たとえば搬送ベルトとして有用である。
レス織布(1) を製織し(ただし組紐状の糸(2) の芯糸(2
a)としては耐熱性を有するゴム製の糸を用いた)、つい
でポリテトラフルオロエチレンのディスパージョンを含
浸してから温度350〜400℃で焼成する操作を数回
繰り返した。このようにして得られたシームレスベルト
は、段ボール製造のためのコルゲート加工用の圧接ベル
トとして有用である。
を示した説明図である。実施例5における第1の製織方
法に従って製織を行うに際し、その周長方向糸(11)の螺
旋巻きを、補強用のシームレスの織布製チューブ(t) 内
を通して行い、巾方向糸(12)となる緯糸の緯入時には、
そのチューブ(t) を緯入の邪魔にならないようにずらし
ながら製織していくようにした。そして、周長方向糸(1
1)の巻きはじめとなる始端側と巻き終りとなる終端側と
が位置する領域に、最終的に上記のチューブ(t) を位置
させて、樹脂で固定した。
起因する糸切れを防止するためには、製織時に補強用の
織布製チューブ(t) を挿入しておく方法に代え、製織後
のシームレス織布(1) からなるベルトの周長方向糸(11)
の巻きはじめとなる始端側と巻き終りとなる終端側とが
位置する領域の巾方向に、補強用の織布を巻き、樹脂で
固定する方法を採用することもできる。
切断端面図である。
ラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維糸からできた
S撚りおよびZ撚りのコードを2本引き揃えて用いて緯
入に供したほかは実施例5を繰り返した。
た。すなわち、巾方向糸(12)となる経糸(高強力糸また
は伸縮性糸を使用)を表経糸と裏経糸とに分けることが
可能なように配列し、周長方向糸(11)となる緯糸(組紐
状の糸(2) を使用)を2往復させることにより一つの環
状を形成させながら、順次筒形を形成していった。この
とき、織り方向に一定長さだけ製織が進んだときに、経
糸の配列巾を広めて緯入を行ってその部分の緯糸の長さ
が長くなるようにし、織り方向に一定長さだけ製織が進
んでから、経糸の配列巾を元の巾に戻す操作を繰り返し
た。これによりシームレス織布(1) が得られたので、必
要に応じて樹脂加工を行ってから、径方向に所定巾にカ
ットし、必要に応じ両エッジをほつれどめした。
た。すなわち、サーキュラールームを用い、巾方向糸(1
2)となる経糸(高強力糸または伸縮性糸を使用)が上下
方向に円筒状に走行し、周長方向糸(11)となる緯糸(組
紐状の糸(2) を使用)が円を描くように緯入を行った。
このとき、織り方向に一定長さだけ製織が進んだとき
に、経糸の配列巾を広めて緯入を行ってその部分の緯糸
の長さが長くなるようにし、織り方向に一定長さだけ製
織が進んでから、経糸の配列巾を元の巾に戻す操作を繰
り返した。これによりシームレス織布(1) が得られたの
で、必要に応じて樹脂加工を行ってから、径方向にカッ
トし、必要に応じ両エッジをほつれどめした。
芯糸(2a)とし、その芯糸(2a)の周りに複数本の糸からな
る周辺糸(2b)を撚り組んだ構成を有する組紐状の糸(2)
を、周長方向糸(11)および巾方向糸(12)のうち少なくと
も周長方向糸(11)の少なくとも一部に用いて、シームレ
ス筒状構造物(シームレス織布(1) )を作製するように
している。
レスベルトとして用い、クラウン形状のプーリーまたは
全長の1ないし複数の部位を大径に構成した変形プーリ
ーに巻き掛けたときには、たとえ長期間の使用によりベ
ルトが伸びても、芯糸(2a)により収縮力が働くため、ベ
ルトが駆動プーリーを越えた個所においても組紐状の糸
(2) が常にプーリーにしっかりとつきまわり、クラウン
形状のプーリーの中高(中膨れ)で安定して、ベルトの
蛇行ないし外れが有効に防止される。
であり、(イ)はその組紐状の糸(2) の模式的な組織
図、(ロ)はその組紐状の糸(2) の外観図である。
(1) を得るときの製織方法の一例を示した説明図であ
る。
ー(P), (P)に巻き掛けした状態を示した正面図である。
図である。
を示した説明図であり、異形のシームレスベルトを得る
場合を示してある。
のX−X切断端面図(巾方向の切断端面図)である。
からなる異形のシームレスベルトを1対のプーリー(P),
(P)に巻き掛けした状態を示した平面図である。
例を示した説明図である。
の切断端面図である。
向糸、(t) …補強用の織布製チューブ、(P) …プーリ
ー、(R) …支持体
Claims (6)
- 【請求項1】伸縮性を有する糸を芯糸(2a)とし、その芯
糸(2a)の周りに複数本の糸からなる周辺糸(2b)を撚り組
んだ構成を有する組紐状の糸(2) からなることを特徴と
する製織用の糸。 - 【請求項2】周長方向に向かう周長方向糸(11)と、巾方
向に向かう巾方向糸(12)とで製織された継ぎ目のないシ
ームレス織布(1) から本質的になるシームレス筒状構造
物であって、 上記の周長方向糸(11)および巾方向糸(12)のうち少なく
とも周長方向糸(11)の少なくとも一部が、伸縮性を有す
る糸を芯糸(2a)とし、その芯糸(2a)の周りに複数本の糸
からなる周辺糸(2b)を撚り組んだ組紐状の糸(2) からな
ることを特徴とするシームレス筒状構造物。 - 【請求項3】シームレスベルトである請求項2記載のシ
ームレス筒状構造物。 - 【請求項4】ベルトを構成するシームレス織布(1) が、
ベルト巾方向切断端面視において、両脇部に比し中央部
が外方に突出した異形構造となっており、その外方に突
出した中央部におけるベルトの周長がその突出した分に
見合う分だけ両脇部におけるベルトの周長よりも長くさ
れていることを特徴とする請求項3記載のシームレス筒
状構造物。 - 【請求項5】製織前の糸の段階または製織後のシームレ
ス織布(1) の段階において、樹脂ないしゴムによる加工
ないし処理がなされている請求項2記載のシームレス筒
状構造物。 - 【請求項6】請求項2のシームレス織布(1) から本質的
になるシームレス筒状構造物を得るにあたり、その製織
を、(イ)支持体(R) に周長方向糸(11)となる経糸を螺
旋巻きしてカセ状に配列し、巾方向糸(12)となる緯糸を
緯入して製織していく方法、(ロ)巾方向糸(12)となる
経糸を配列し、袋織り法により、周長方向糸(11)となる
緯糸を緯入して製織していく方法、(ハ)サーキュラー
ルームにより、巾方向糸(12)となる経糸を上下方向に円
筒状に配列し、周長方向糸(11)となる緯糸を円を描くよ
うに緯入して製織していく方法、のいずれかにより行う
ことを特徴とするシームレス筒状構造物の製造法。
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