JP2017168703A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017168703A
JP2017168703A JP2016053321A JP2016053321A JP2017168703A JP 2017168703 A JP2017168703 A JP 2017168703A JP 2016053321 A JP2016053321 A JP 2016053321A JP 2016053321 A JP2016053321 A JP 2016053321A JP 2017168703 A JP2017168703 A JP 2017168703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
inner lead
recess
bonding wire
wiring portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2016053321A
Other languages
English (en)
Inventor
斉 石井
Hitoshi Ishii
斉 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioxia Corp
Original Assignee
Toshiba Memory Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Memory Corp filed Critical Toshiba Memory Corp
Priority to JP2016053321A priority Critical patent/JP2017168703A/ja
Priority to TW106104751A priority patent/TWI646608B/zh
Priority to CN201710133174.9A priority patent/CN107204299B/zh
Publication of JP2017168703A publication Critical patent/JP2017168703A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L24/85Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a wire connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/488Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of soldered or bonded constructions
    • H01L23/495Lead-frames or other flat leads
    • H01L23/49517Additional leads
    • H01L23/4952Additional leads the additional leads being a bump or a wire
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/85Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a wire connector
    • H01L2224/85986Specific sequence of steps, e.g. repetition of manufacturing steps, time sequence

Abstract

【課題】リードの、不要な変形を抑制する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、一方のインナーリード113と他方のインナーリード114の延在方向の端部との間を接続する配線部115と、を備え、一方のインナーリード113の延在方向の端部と配線部115との間の接続部が幅方向の端部よりも内側の領域に凹部116aを有するリードフレームを、一方のインナーリード113を押さえつつリードフレームの凹部116aが形成された一方の面と反対側の他方の面から配線部に押圧部材53を押し当てて変形させ、凹部116aを基点として一方のインナーリード113の延在方向の端部と配線部115との接続部をせん断するとともに配線部115を端部から離間させる工程を具備する。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
アウターリードとインナーリードとを含むリードと半導体チップとを具備する半導体装置では、半導体チップの電極パッドとインナーリードとの間をボンディングワイヤにより電気的に接続する。このため、電極パッドとアウターリードとの間の距離が長くなるほどインナーリードをアウターリードから電極パッド付近まで長く延在させる必要がある。
長いインナーリードは、半導体装置の製造過程において変形しやすい。インナーリードが変形すると、例えばインナーリードから半導体チップが剥がれやすくなる場合がある、またはワイヤボンディング時にボンディングワイヤとインナーリードとの間で接続不良が生じる場合がある。
米国特許出願公開第2010/0029043号明細書 特許5575067号明細書
本発明が解決しようとする課題は、リードの不要な変形を抑制することである。
実施形態の半導体装置の製造方法は、第1のアウターリードと第1のアウターリードから延在する第1のインナーリードとを含む第1のリードと、第2のアウターリードと第2のアウターリードから延在する第2のインナーリードとを含む第2のリードと、第2のインナーリードと第1のインナーリードの延在方向の端部との間を接続する配線部と、第1のアウターリードおよび第2のアウターリードに接続された支持部と、を備え、第1のインナーリードの延在方向の端部と配線部との間の接続部が幅方向の端部よりも内側の領域に第1の凹部を有するリードフレームを第1のインナーリードを押さえつつリードフレームの第1の凹部が形成された一方の面と反対側の他方の面から配線部に押圧部材を押し当てて変形させ、第1の凹部を基点として第1のインナーリードの延在方向の端部と配線部との接続部をせん断するとともに配線部を端部から離間させ、第1の電極パッドと第2の電極パッドとを備える半導体チップをリードフレームの他方の面上に接着層を介して搭載し、第1の電極パッドと第1のリードとを電気的に接続する第1のボンディングワイヤと第2の電極パッドと第2のリードとを電気的に接続する第2のボンディングワイヤとを形成し、第1のインナーリード、第2のインナーリード、配線部、半導体チップ、第1のボンディングワイヤ、および第2のボンディングワイヤを封止する封止樹脂層を形成し、支持部と第1のアウターリードおよび第2のアウターリードとの間の接続部を切断する工程、を具備する。
リードフレームの構造例を示す上面模式図である。 リードフレームの一部を示す模式図である。 リードフレーム加工工程を説明するための断面模式図である。 リードフレーム加工工程を説明するための断面模式図である。 リードフレーム加工工程後のリードフレームの一部を示す模式図である。 半導体装置の構造例を示す上面模式図である。 半導体装置の一部を示す上面模式図である。 半導体装置の一部の構造例を示す断面模式図である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。図面に記載された各構成要素の厚さと平面寸法との関係、各構成要素の厚さの比率等は現物と異なる場合がある。また、実施形態において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し適宜説明を省略する。
半導体装置の製造方法例としてTSOP(Thin Small Outline Packeage:TSOP)である半導体装置の製造方法例について図1ないし図8を参照して説明する。半導体装置の製造方法例は、リードフレーム準備工程と、リードフレーム加工工程と、チップ搭載工程と、ワイヤボンディング工程と、樹脂封止工程と、外装めっき工程と、トリムアンドフォーミング(T/F)工程と、を具備する。各工程の順番は、上記列挙順に限定されない。
図1は、リードフレームの構造例を示す上面模式図である。図1はX軸とX軸に直交するY軸とを含むリードフレームのX−Y平面を示している。
リードフレーム準備工程では、図1に示すように、複数のリード11と複数のリード11を支持する支持部12とを有するリードフレーム1を準備する。リードフレーム1は、半導体チップ等の素子が搭載される金属板である。リードフレーム1としては、例えば銅、銅合金、または42アロイ等の鉄およびニッケルの合金等を用いたリードフレームが挙げられる。リードフレーム1は、打ち抜き加工等により予め加工されている。
複数のリード11のそれぞれは、アウターリードと当該アウターリードから延在するインナーリードとを含む。インナーリードは、樹脂封止工程後に封止樹脂層に支持される部分である。インナーリードにおいて、リードフレーム1の上面側のワイヤボンディングを行う領域には銀等のめっき層が設けられている。アウターリードは、樹脂封止工程後に封止樹脂層から突出する部分である。複数のリード11のアウターリードのそれぞれは、例えばY軸に沿ってX−Y平面に並置されている。
複数のリード11としては、例えば入出力信号(IO)、データストローブ信号(DQS)、リードイネーブル信号(RE)、レディービジー信号(RB)、チップイネーブル信号(CE)、アドレスラッチイネーブル信号(ALE)、ライトイネーブル信号(WE)、ライトプロテクト信号(RP)、またはゼロクオーシェント信号(ZQ)等の信号用リード、または電源(VCC)、電源(VPP)、電源(VSS)等の電源用リード等が挙げられる。上記信号として差動信号が用いられてもよい。複数のリード11の少なくとも一つは、未接続(NC)のリードであってもよい。各種リードの並び順は半導体装置の規格や仕様等に応じて設定される。
支持部12は、複数のリード11を囲むように設けられている。支持部12は、複数のリード11のアウターリードの一端のそれぞれに連結されている。なお、支持部12は、複数のリード11の他に別の半導体装置に用いられるリードを支持していてもよい。
図2は、リードフレーム1の下面側から見たときの図1に示すリードフレームの一部(領域100の一部)を示す模式図である。図2では、リードフレーム1の下面が上面側に図示され、リードフレーム1の上面が下面側に図示されている。図2におけるZ軸は、X軸およびY軸に直交し、リードフレーム1の厚さ方向に相当する。図2では、複数のリード11のインナーリードとして、インナーリード111と、インナーリード112と、インナーリード113と、インナーリード114と、を図示している。
インナーリード111およびインナーリード112は、例えば入出力信号(IO)またはデータストローブ信号(DQS)用リードである。インナーリード113およびインナーリード114は、例えば電源(VSS)用リードである。このとき、インナーリード111とインナーリード112との間にインナーリード113が設けられることによりインナーリード111の信号とインナーリード112の信号との間の干渉を抑制することができる。
図1に示すリードフレームは、インナーリード111ないしインナーリード113の延在方向の端部とインナーリード114の一部とを接続する配線部115を有する。すなわち、インナーリード111ないしインナーリード113は、支持部12および配線部115により固定されている。配線部115の形状は、インナーリード111ないしインナーリード113とインナーリード114とを接続することができる形状であれば特に限定されない。また、配線部115をインナーリード114の一部とみなしてもよい。
インナーリード111ないしインナーリード114および配線部115は、リードフレーム1の上面側(図2の下面側)に設けられためっき層20を有する。めっき層20は、例えば銀等を含むめっき材料を用いためっき処理により形成される。めっき層20は、後述するワイヤボンディングの際にインナーリード111ないしインナーリード114とボンディングワイヤとの間の接合強度を確保するために、または半導体チップとの接続抵抗を小さくするためにワイヤボンディングを行う領域に設けられる。
インナーリード111ないしインナーリード113の延在方向(Y軸方向)の端部と配線部115との接続部は、リードフレーム1の上面側に凹部(ノッチ)116aを有する。凹部116aは、インナーリード111ないしインナーリード113のそれぞれの幅方向(X軸方向)の端部よりも内側の領域に設けられている。
インナーリード114と配線部115との接続部は、リードフレーム1の上面側に凹部(ノッチ)116bを有する。図2に示す凹部116bは、インナーリード114の幅方向の一端から他端まで延在しているがこれに限定されず、凹部116aと同様にインナーリード114と配線部115との接続部の幅方向の端部よりも内側の領域に設けられていてもよい。また、凹部116bは、複数設けられていてもよい。
図2において凹部116aおよび凹部116bは、Y―Z平面を含む断面においてV字形状を有するが他の形状であってもよい。また、凹部116bのリードフレーム1の厚さ方向の深さは、凹部116aのリードフレーム1の厚さ方向の深さよりも浅いことが好ましい。
凹部116aおよび凹部116bは、例えばコイニング加工、レーザ加工、またはブレード加工等により形成される。凹部116aおよび凹部116bは、打ち抜き工程の前に形成されることが好ましい。打ち抜き加工の後に凹部116aおよび凹部116bを形成するとリードフレーム1に不要な変形が生じる場合がある。
凹部116aおよび凹部116bは、リードフレーム1の下面側、すなわちめっき層20を有する面の反対側の面に設けられる。めっき層20は、凹部116aおよび凹部116bを形成した後に形成される。このため、凹部116aおよび凹部116bを有する面にめっき層20を形成すると、凹部116aおよび凹部116bにめっき材料が堆積し、電界集中等により信頼性が低下する場合がある。
図3および図4は、リードフレーム加工工程を説明するための断面模式図である。図3および図4は、リードフレーム1のY軸とZ軸とを含むY−Z断面を示している。図3および図4では、一例としてインナーリード113を含む断面を図示している。
リードフレーム加工工程では、凹部51aを有するステージ51上に凹部116aおよび凹部116bを下側(ステージ51側)にしてリードフレーム1を載置し、配線部115の両端を押さえ部材52で押さえる。このとき、配線部115を凹部51aに重畳させる。
次に、押圧部材53をZ軸に沿ってステージ51側に下降させ、押圧部材53をリードフレーム1の凹部116aおよび凹部116bが形成された一方の面の反対側の他方の面から配線部115に押し当てて配線部115の少なくとも一部を変形させ、インナーリード113の延在方向の端部と配線部115との間の接続部を凹部116aを基点としてせん断する。凹部116aを有する部分は、他の領域よりもせん断されやすい。また、凹部116aがインナーリード113の幅方向の端部よりも内側に設けられているため、凹部116aがインナーリード113の幅方向の端部まで延在する場合と比較してせん断によるバリの発生が抑制される。
配線部115は、凹部116bを基点にインナーリード113の延在方向の端部から離間するように曲げられる。凹部116bを有する部分は、他の領域よりも曲げやすい。よって、不要な変形を抑制することができる。
図5は、リードフレーム1の上面側から見た変形後の領域100の構造例を示す模式図である。図5では、リードフレーム1の上面が上面側に図示され、リードフレーム1の下面が下面側に図示されている。
接続部のせん断後の配線部115は、インナーリード114に接続された第1の端部と、X−Y平面に垂直な方向(Z軸方向)から見たときにインナーリード111ないしインナーリード113の延在方向の端部に隣り合う第2の端部とを有する。第2の端部は、Y−Z断面に垂直な方向から見たときにインナーリード114の厚さ方向を含む断面に沿ってインナーリード111ないしインナーリード113と離間するように凹部116bを基点として所定方向に曲げられている。
インナーリード111ないしインナーリード113の延在方向の端部および配線部115の第2の端部のそれぞれは、凹部116aをせん断することにより幅方向の端部よりも内側の領域に凹部117を有する。変形後の配線部115の形状は特に限定されないが、図5に示すように配線部115がインナーリード111ないしインナーリード113の延在方向に平行な領域を有していてもよい。以上の工程により、インナーリード111の一部ないしインナーリード114の一部を互いに分離させる。同様に他の連結されたインナーリードの一部も上記工程により互いに分離させる。
インナーリード111ないしインナーリード113と配線部115との間の接続部を薄くすることにより、せん断に必要な荷重を小さくすることができる。これにより、押圧部材53として、チップ搭載工程で半導体チップを搭載する際に用いられるダイボンディング装置に設けられた複数のボンディングヘッドの一つを適用することができる。
インナーリード111ないしインナーリード114を電気的に分離するには、上記接続部の一部を打ち抜き加工にて除去する方法が考えられる。打ち抜き加工で上記接続部の一部を除去する場合、インナーリード111ないしインナーリード113のうちの1本に必要なせん断箇所は2箇所以上である。よって、打ち抜きに必要な荷重は上記接続部のせん断に必要な荷重よりも大きい。このため、打ち抜き加工をするためには、上記接続部をせん断する機構とは別により高い荷重を与えることができる押圧機構を設ける必要がある。よって、加工装置の構成が複雑になる。また、打ち抜き加工すると、リードフレームの一部を打ち抜く際に屑(除去した部分)が発生する。リードの屑は、製造環境の汚染源となる上、リードの屑を排出するための機構が必要となるため、発生しない方が好ましい。
打ち抜き加工でリードフレームを加工する場合、加工後にダイボンディング装置までリードフレームを搬送して半導体チップを搭載するため、搬送中にリードが変形しやすい。よって、複数のリードを固定する固定テープを設ける必要がある。固定テープは、水分を吸収しやすいため、リードや後に設けられる半導体チップを封止する樹脂から剥がれやすい。また、固定テープを有しているとリードフレームが実質的に厚くなる。このため、収容ケースに収容可能なリードフレーム数が減少するため、輸送コストが増大する。さらに、固定テープは、デンドライト状のマイグレーションが起こりやすい。マイグレーションが起こるとリード間の短絡等が起こる場合がある。
これに対し、ダイボンディング装置を用いて上記接続部をせん断するとともに各インナーリードの一部を分離させる場合、リードフレーム加工工程後に同じダイボンディング装置を用いて半導体チップを搭載することができる。よって、リードフレームの搬送を少なくすることができる。これにより、固定テープを設けなくてもリードの不要な変形を抑制することができる。また、固定テープの材料費および加工費が削減され、製造コストを削減することができる。さらに、配線部を残存させて各インナーリードの一部を分離させることができるため、打ち抜き加工よりもリードの屑を少なくすることができる。
図6は、上記半導体装置の製造方法例を用いて製造可能な半導体装置の構造例を示す上面模式図である。図6は、半導体装置のX−Y平面を示している。図7は、リード11の上面側から見た図6に示す半導体装置の一部(領域101の一部)を示す上面模式図である。図8は、図6に示す半導体装置の一部(領域101の一部)の断面模式図である。図8は、一例としてインナーリード113を含む断面を示している。なお、図7および図8では、便宜のため封止樹脂層4の内部を透過させて図示している。図1ないし図5と共通部分については図1ないし図5の説明を適宜援用する。
チップ搭載工程では、インナーリード111ないしインナーリード114等の複数のリード11のインナーリード上に半導体チップ2を搭載する。半導体チップ2は、図7に示すように電極パッド211ないし電極パッド215を含む複数の電極パッド21を有する。複数の電極パッド21は、半導体チップ2の表面に露出している。複数の電極パッド21は、半導体チップ2の一辺に沿って設けられていてもよい。半導体チップ2の一辺に沿って複数の電極パッド21を設けることにより、チップサイズを小さくすることができる。半導体チップ2としては、例えばNAND型フラッシュメモリ等のメモリ素子やメモリコントローラ等に用いられる半導体チップが挙げられる。
半導体チップ2は、例えばインナーリード111ないしインナーリード113の延在方向の端部と配線部115との間の接続部のせん断に用いられるダイボンディング装置を用いて搭載される。
半導体チップ2は、押圧部材53と異なる複数のボンディングヘッドの他の一つによりインナーリード111ないしインナーリード114上に搭載される。半導体チップ2は、絶縁性を有するダイアタッチフィルム等の有機接着層6を介してインナーリード111ないしインナーリード114等の複数のリード11のインナーリードにおける、凹部116aおよび凹部116bが形成された一方の面の反対側の他方の面に搭載される。このとき、複数のリード11のインナーリードは有機接着層6に接着される。これにより、複数のリード11のインナーリードが固定されるため、その後の工程においてリードの不要な変形を抑制することができる。
半導体チップ2は、インナーリード111ないしインナーリード113と配線部115との間の接続部をせん断した後に搭載されることが好ましい。半導体チップを搭載した後に上記接続部をせん断すると、半導体チップにダメージが与えられる場合がある。例えばリードフレーム1をダイボンディング装置に配置(ロード)した後、接続部をせん断する。その後、ダイボンディング装置からリードフレーム1を除去(アンロード)することなく、後述する半導体チップ2をリードフレーム1へ搭載する。半導体チップ2の搭載後、リードフレーム1はダイボンディング装置から除去(アンロード)され、後の工程、例えば後述のワイヤボンディング工程が実行される。
ワイヤボンディング工程では、複数の電極パッド21と複数のリード11との電気的に接続する複数のボンディングワイヤ3を形成する。図7では、インナーリード111と電極パッド211とをめっき層20を介して電気的に接続するボンディングワイヤ31と、インナーリード112と電極パッド212とをめっき層20を介して電気的に接続するボンディングワイヤ32と、インナーリード113と電極パッド213とをめっき層20を介して電気的に接続するボンディングワイヤ33と、インナーリード114と電極パッド214とをめっき層20を介して電気的に接続するボンディングワイヤ34と、インナーリード114と電極パッド215とをめっき層20を介して電気的に接続するボンディングワイヤ35と、を図示している。
ボンディングワイヤ3としては、例えば金ワイヤ、銀ワイヤ、銅ワイヤ等が挙げられる。銅ワイヤの表面がパラジウム膜により覆われていてもよい。ボンディングワイヤ3は、ワイヤボンディングによりリードおよび電極パッドに電気的に接続される。
樹脂封止工程では、インナーリード111ないしインナーリード114等の複数のリード11のインナーリード、半導体チップ2、およびボンディングワイヤ31ないしボンディングワイヤ35等の複数のボンディングワイヤ3を封止する封止樹脂層4を形成する。封止樹脂層4は、複数のリードのインナーリードの上面および下面を覆うように設けられている。また、封止樹脂層4は、図8に示すようにインナーリード111ないしインナーリード113の延在方向の端部と配線部115との間にも充填されている。
封止樹脂層4は、SiO等の無機充填材を含有する。また、無機充填材は、SiOに加え、例えば水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化チタン、またはチタン酸バリウム等を含んでいてもよい。無機充填材は、例えば粒状であり、封止樹脂層4の粘度や硬度等を調整する機能を有する。封止樹脂層4中の無機充填材の含有量は、例えば60%以上90%以下である。封止樹脂層4としては、例えば無機充填材と絶縁性の有機樹脂材料との混合物を用いることができる。有機樹脂材料としては、例えばエポキシ樹脂が挙げられる。
封止樹脂層4の形成法としては、例えば無機充填材と有機樹脂等との混合物を用いた、トランスファモールド法、コンプレッションモールド法、インジェクションモールド法、シートモールド法、または樹脂ディスペンス法等が挙げられる。
めっき工程では、複数のリード11の表面にめっき加工を施す。例えば錫等を含むはんだ材料を用いて電解めっき等のめっき加工が行われる。めっき加工を施すことにより、例えば複数のリード11の酸化を抑制することができる。
トリムアンドフォーミング(T/F)工程は、複数のリード11と支持部12との間の接続部を切断して半導体装置10を切り出す工程(トリム工程)と、複数のリード11のアウターリードを半導体装置10の最終形状に合わせて変形させる工程(フォーミング工程)と、を含む。
以上の工程により半導体装置10を製造することができる。半導体装置10は、図6ないし図8に示すように、アウターリードとアウターリードから延在するインナーリードとをそれぞれ含む複数のリード11と、複数のリード11上(例えばインナーリード114の曲げられた所定方向と反対側の面の少なくとも一部の上)に有機接着層6を介して搭載され、複数の電極パッド21を有する半導体チップ2と、複数の電極パッド21と複数のリード11とを接続する複数のボンディングワイヤ3と、複数のリード11のインナーリード、半導体チップ2、および複数のボンディングワイヤ3を封止する封止樹脂層4と、を具備する。また、インナーリード111ないしインナーリード113の延在方向の端部および当該端部に隣り合う配線部115の第2の端部のそれぞれは、せん断された凹部116aの一部である凹部117を有する。なお、半導体チップ2は、図8に示す半導体チップ2の搭載面と反対側の複数のリード11の面に搭載されていてもよい。また、図6ないし図8に示す半導体装置10は、TSOPであるが、他のパッケージ構造を有していてもよい。
上記実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施し得るものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…リードフレーム、2…半導体チップ、3…ボンディングワイヤ、4…封止樹脂層、6…有機接着層、10…半導体装置、11…リード、12…支持部、20…めっき層、21…電極パッド、31〜35…ボンディングワイヤ、51…ステージ、51a…凹部、52…押さえ部材、53…押圧部材、100…領域、101…領域、111〜114…インナーリード、115…配線部、116a…凹部、116b…凹部、211〜215…電極パッド。

Claims (5)

  1. 第1のアウターリードと前記第1のアウターリードから延在する第1のインナーリードとを含む第1のリードと、第2のアウターリードと前記第2のアウターリードから延在する第2のインナーリードとを含む第2のリードと、前記第2のインナーリードと前記第1のインナーリードの延在方向の端部との間を接続する配線部と、前記第1のアウターリードおよび前記第2のアウターリードに接続された支持部と、を備え、前記第1のインナーリードの延在方向の端部と前記配線部との間の接続部が幅方向の端部よりも内側の領域に第1の凹部を有するリードフレームを前記第1のインナーリードを押さえつつ前記リードフレームの前記第1の凹部が形成された一方の面と反対側の他方の面から前記配線部に押圧部材を押し当てて変形させ、前記第1の凹部を基点として前記第1のインナーリードの延在方向の端部と前記配線部との接続部をせん断するとともに前記配線部を前記端部から離間させ、
    第1の電極パッドと第2の電極パッドとを備える半導体チップを前記リードフレームの前記他方の面上に接着層を介して搭載し、
    前記第1の電極パッドと前記第1のリードとを電気的に接続する第1のボンディングワイヤと前記第2の電極パッドと前記第2のリードとを電気的に接続する第2のボンディングワイヤとを形成し、
    前記第1のインナーリード、前記第2のインナーリード、前記配線部、前記半導体チップ、前記第1のボンディングワイヤ、および前記第2のボンディングワイヤを封止する封止樹脂層を形成し、
    前記支持部と前記第1のアウターリードおよび前記第2のアウターリードとの間の接続部を切断する工程、を具備する、半導体装置の製造方法。
  2. 前記押圧部材は、前記半導体チップを前記リードフレーム上に搭載するダイボンディング装置に設けられた複数のボンディングヘッドの一つである、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2のインナーリードと前記配線部との間の接続部は前記第1の凹部の深さよりも浅い第2の凹部を有し、
    前記離間させる工程において、前記配線部は、前記第2の凹部を基点として前記第1のインナーリードの延在方向の端部と離間するように曲げられる、請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1のインナーリードは、前記他方の面側に設けられた第1のめっき層を有し、
    前記第2のインナーリードは、前記他方の面側に設けられた第2のめっき層を有し、
    前記第2の凹部は、前記一方の面側に設けられており、
    第1のボンディングワイヤは、前記第1のめっき層を介して前記第1のリードに電気的に接続され、
    第2のボンディングワイヤは、前記第2のめっき層を介して前記第2のリードに電気的に接続される、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 第1のアウターリードと前記第1のアウターリードから延在する第1のインナーリードとを含む第1のリードと、
    第2のアウターリードと前記第2のアウターリードから延在する第2のインナーリードとを含む第2のリードと、
    前記第2のインナーリードの一部に接続された第1の端部と、前記第1のインナーリードの延在方向の端部に隣り合う第2の端部とを有し、前記第2の端部が前記第2のインナーリードの厚さ方向を含む断面において前記第1のインナーリードの延在方向の端部と離間するように所定方向へ曲げられた配線部と、
    第1の電極パッドと第2の電極パッドとを有し、前記第1および前記第2のインナーリードの少なくとも一方の前記所定方向とは反対側の面の少なくとも一部の上に接着層を介して搭載された半導体チップと、
    前記第1のリードと前記第1の電極パッドとの間を電気的に接続する第1のボンディングワイヤと、
    前記第2のリードと前記第2の電極パッドとの間を電気的に接続する第2のボンディングワイヤと、
    前記第1のインナーリード、前記第2のインナーリード、前記配線部、前記半導体チップ、前記第1のボンディングワイヤ、および前記第2のボンディングワイヤを封止する封止樹脂層と、を具備し、
    前記第1のインナーリードの延在方向の端部および前記配線部の第2の端部のそれぞれは、幅方向の端部よりも内側の領域に凹部を有する、半導体装置。
JP2016053321A 2016-03-17 2016-03-17 半導体装置の製造方法および半導体装置 Abandoned JP2017168703A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016053321A JP2017168703A (ja) 2016-03-17 2016-03-17 半導体装置の製造方法および半導体装置
TW106104751A TWI646608B (zh) 2016-03-17 2017-02-14 Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
CN201710133174.9A CN107204299B (zh) 2016-03-17 2017-03-08 半导体装置的制造方法及半导体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016053321A JP2017168703A (ja) 2016-03-17 2016-03-17 半導体装置の製造方法および半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017168703A true JP2017168703A (ja) 2017-09-21

Family

ID=59904888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016053321A Abandoned JP2017168703A (ja) 2016-03-17 2016-03-17 半導体装置の製造方法および半導体装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2017168703A (ja)
CN (1) CN107204299B (ja)
TW (1) TWI646608B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109841590A (zh) * 2017-11-28 2019-06-04 恩智浦美国有限公司 用于具有j引线和鸥翼引线的集成电路装置的引线框
CN109904136A (zh) * 2017-12-07 2019-06-18 恩智浦美国有限公司 用于具有j引线和鸥翼引线的集成电路装置的引线框
US10566713B2 (en) * 2018-01-09 2020-02-18 Semiconductor Components Industries, Llc Press-fit power module and related methods
CN110707063A (zh) * 2018-07-10 2020-01-17 恩智浦美国有限公司 具有可弯曲引线的引线框架

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135349B1 (ja) * 1970-12-17 1976-10-01
JPS5593245A (en) * 1979-01-05 1980-07-15 Nec Corp Lead frame
JPH0653381A (ja) * 1992-07-27 1994-02-25 Mitsui High Tec Inc 半導体装置及びそれに用いるリードフレームの製造方法
JPH11145365A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Toppan Printing Co Ltd Ic用リードフレーム
JP2002222909A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Kyocera Corp リードフレームおよびそれを用いた半導体素子収納用パッケージ
JP2003197841A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Nichiden Seimitsu Kogyo Kk Loc用リードフレーム及びその製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4308528B2 (ja) * 2001-01-31 2009-08-05 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置及びその製造方法
TW482335U (en) * 2001-05-07 2002-04-01 Siliconware Precision Industries Co Ltd Chip carrier to reduce the wear of pressing tool
TW569414B (en) * 2002-12-19 2004-01-01 Chipmos Technologies Bermuda Method for manufacturing a leadframe with fine pitch inner leads and leadframe formed from the same
US6867072B1 (en) * 2004-01-07 2005-03-15 Freescale Semiconductor, Inc. Flipchip QFN package and method therefor
TWI419288B (zh) * 2009-01-23 2013-12-11 Advanced Semiconductor Eng 導線架條及其封膠方法與具有導線架之半導體封裝構造
CN201392831Y (zh) * 2009-04-03 2010-01-27 宁波康强电子股份有限公司 用于制造引线框架的铜带
CN201523004U (zh) * 2009-10-11 2010-07-07 天水华天科技股份有限公司 一种小载体四面扁平无引脚封装件
JP6129645B2 (ja) * 2013-05-29 2017-05-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135349B1 (ja) * 1970-12-17 1976-10-01
JPS5593245A (en) * 1979-01-05 1980-07-15 Nec Corp Lead frame
JPH0653381A (ja) * 1992-07-27 1994-02-25 Mitsui High Tec Inc 半導体装置及びそれに用いるリードフレームの製造方法
JPH11145365A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Toppan Printing Co Ltd Ic用リードフレーム
JP2002222909A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Kyocera Corp リードフレームおよびそれを用いた半導体素子収納用パッケージ
JP2003197841A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Nichiden Seimitsu Kogyo Kk Loc用リードフレーム及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN107204299B (zh) 2019-10-25
TW201810461A (zh) 2018-03-16
CN107204299A (zh) 2017-09-26
TWI646608B (zh) 2019-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8581372B2 (en) Semiconductor storage device and a method of manufacturing the semiconductor storage device
US9368432B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method of semiconductor device
US9385072B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device and semiconductor device
TWI646608B (zh) Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
JP2009105334A (ja) 半導体装置及びその製造方法
TW201535650A (zh) 半導體裝置
JP2006516832A (ja) 薄い多重半導体ダイ・パッケージ
JP6437406B2 (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置、およびリードフレーム
JP2008071927A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2014082385A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
CN110034086B (zh) 引线架
US20080191367A1 (en) Semiconductor package wire bonding
JP4750076B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7434310B2 (en) Process to reform a plastic packaged integrated circuit die
JP5184951B2 (ja) 半導体パッケージ
US20150294957A1 (en) Chip packaging structure
JP2004193628A (ja) 半導体装置
EP1947691A1 (en) Circuit carrier laminate and circuit carrier for mounting a semiconductor chip of a smartcard module, and manufacturing methods thereof
JP2008218525A (ja) 導電部材の切断方法および回路装置の製造方法
EP1947594A1 (en) Circuit carrier laminate and circuit carrier for mounting a semicaonductor chip of a smartcard module, and manufacturing methods thereof
EP1947690A1 (en) Circuit carrier laminate and circuit carrier for mounting a semiconductor chip of a smartcard module, and manufacturing methods thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180129

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180905

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20181116