JP2017167228A - 粉体回収装置及びこれを用いた処理装置 - Google Patents

粉体回収装置及びこれを用いた処理装置 Download PDF

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努 小宮山
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幸友 重森
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太郎 三井
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Abstract

【課題】装置本体側に設けられて回収粉体を搬送する搬送管に対して粉体回収容器を装着する際の回収粉体の飛び散りを防ぐ。
【解決手段】装置本体1側で生成された回収粉体を搬送する搬送管2と、装置本体1側の被取付部1aの下縁部に設けられた回転中心Prを介して回転可能に支持される粉体回収容器6と、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、粉体回収容器6に設けられた作動部材と係わって排出口4の開閉蓋5を移動させて排出口4を開放する管側開閉機構3と、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、搬送管2に設けられた作動部材と係わって容器開閉蓋9を移動させて回収口8を開放する容器側開閉機構7と、を備え、管側開閉機構3の排出口4は、粉体回収容器6の回転中心Prを含む鉛直線Lよりも装置本体1とは異なる側に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体回収装置及びこれを用いた処理装置に関する。
従来この種の粉体回収装置としては、例えば特許文献1,2に記載されたものが既に知られている。
特許文献1には、容器の側部に装置本体側から突出する筒状突起に連結する第1の廃トナー回収口を有し、容器の上部に装置本体側との間でスライド動作により開閉する第2の廃トナー回収口を有する廃トナー回収容器を、装置本体に装着する構成が開示され、廃トナー回収容器の回動中心が容器の底部に設定されている構成が記載されている。
特許文献2には、トナー収容容器のトナー流入口に対してクリーニング手段のトナー排出口を接続する際、トナー流入口側のシャッタをトナー排出口の装着方向に対して回転させることで行う構成が記載されている。
特開2008−216278号公報(発明を実施するための最良の形態、図5) 特開2015−4931号公報(発明を実施するための形態、図8)
本発明が解決しようとする技術的課題は、装置本体側に設けられて回収粉体を搬送する搬送管に対して粉体回収容器を装着する際の回収粉体の飛び散りを防ぐことにある。
請求項1に係る発明は、粉体処理部を有する装置本体側で生成された回収粉体を搬送する搬送管と、内部に回収粉体が収容可能な粉体収容室を有し、前記装置本体側の被取付部の下縁部に設けられた回転中心を介して回転可能に支持され、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられる粉体回収容器と、前記搬送管の長手方向突出端寄りの下側に形成された排出口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記粉体回収容器に設けられた作動部材と係わって前記排出口の開閉蓋を移動させて前記排出口を開放する管側開閉機構と、前記粉体回収容器の予め決められた受部に形成された回収口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する容器開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記搬送管に設けられた作動部材と係わって前記容器開閉蓋を移動させて前記回収口を開放する容器側開閉機構と、を備え、前記管側開閉機構の排出口は、前記粉体回収容器の回転中心を含む鉛直線よりも前記装置本体とは異なる側に配置されていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る粉体回収装置において、前記管側開閉機構の開閉蓋は、前記排出口より大きくて前記粉体回収容器の前記回収口より小さく、かつ、前記排出口が開放されたときに当該排出口と前記回収口との間を連通する連通口と、前記連通口より前記装置本体側で下方に向けて突出する腕部と、を有し、前記粉体回収容器の前記被取付部への取り付け時には、先ず前記粉体回収容器に設けられた作動部材が前記腕部に接触するようになっていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る粉体回収装置において、前記粉体回収容器は、前記回収口の周縁に沿って突出する弾性変形が可能な弾性部材を備えていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項4に係る発明は、粉体処理部を有する装置本体側で生成された回収粉体を搬送する第1の搬送管と、前記第1の搬送管より上方に配置され且つ粉体処理部を有する装置本体側で生成された回収粉体を搬送する第2の搬送管と、内部に回収粉体が収容可能な粉体収容室を有し、前記装置本体側の被取付部の下縁部に設けられた回転中心を介して回転可能に支持され、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられる粉体回収容器と、前記第1の搬送管の長手方向突出端寄りの下側に形成された第1の排出口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する第1の開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記粉体回収容器に設けられた作動部材と係わって前記第1の開閉蓋を移動させて前記第1の排出口を開放する第1の管側開閉機構と、前記第2の搬送管の長手方向突出端寄りの下側に形成された第2の排出口を前記長手方向に沿って開閉するように前記第2の搬送管の外周に沿って移動する第2の開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記粉体回収容器に設けられた作動部材と係わって前記第2の開閉蓋を移動させて前記第2の排出口を開放する第2の管側開閉機構と、前記粉体回収容器の予め決められた受部に形成された第1の回収口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する第1の容器開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記第1の搬送管に設けられた作動部材と係わって前記第1の容器開閉蓋を移動させて前記第1の回収口を開放する第1の容器側開閉機構と、前記粉体回収容器の前記第1の容器側開閉機構より上方の予め決められた受部に形成された第2の回収口を開閉する第2の容器開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記第2の搬送管に設けられた作動部材と係わって前記第2の容器開閉蓋を移動させて前記第2の回収口を開放する第2の容器側開閉機構と、を備え、前記第1の管側開閉機構の前記第1の排出口は、前記粉体回収容器の回転中心を含む鉛直線よりも前記装置本体とは異なる側に配置されていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る粉体回収装置において、前記第2の排出口は、前記第1の排出口の鉛直方向に占める領域以外の位置に配置されていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る粉体回収装置において、前記第2の排出口は、前記回転中心を含む鉛直線上に配置されていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項7に係る発明は、請求項4に係る粉体回収装置において、前記第1の開閉蓋は、前記第1の排出口より大きくて前記粉体回収容器の前記第1の回収口より小さく、かつ、前記第1の排出口が開放されたときに当該第1の排出口と前記第1の回収口との間を連通する連通口と、前記連通口より前記装置本体側で下方に向けて突出する腕部と、を有し、前記粉体回収容器の前記被取付部への取り付け時には、先ず前記粉体回収容器に設けられた作動部材が前記腕部に接触するようになっていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項8に係る発明は、請求項4に係る粉体回収装置において、前記粉体回収容器は、前記第1の回収口の周縁に沿って突出する弾性変形が可能な弾性部材を備えていることを特徴とする粉体回収装置である。
請求項9に係る発明は、装置本体に設けられ且つ粉体を用いて処理する粉体処理部と、前記粉体処理部にて処理された処理後の回収粉体を回収する請求項1乃至8のいずれかに記載の粉体回収装置と、を備えることを特徴とする処理装置である。
請求項10に係る発明は、請求項9に係る処理装置において、前記粉体処理部は、静電潜像が保持可能な像保持体と、前記像保持体上にされた静電潜像を粉体としての現像剤にて現像する現像装置と、前記現像装置にて現像された可視像を記録材に転写する転写装置と、前記像保持体上に残留した残留現像剤を清掃する清掃装置と、を備え、前記粉体回収装置は、前記現像装置、前記転写装置及び前記清掃装置の少なくとも一つから排出される廃現像剤を回収するものであることを特徴とする処理装置である。
請求項1に係る発明によれば、装置本体側に設けられて回収粉体を搬送する搬送管に対して粉体回収容器を装着する際の回収粉体の飛び散りを防ぐことができる。
請求項2に係る発明によれば、粉体回収容器の装置本体への装着時に粉体回収容器側の作動部材が管側開閉機構の開閉蓋の端部に接触することがなく、管側開閉機構の開閉蓋の開放動作がスムーズになされる。
請求項3に係る発明によれば、粉体回収容器を装置本体に装着する際の回収粉体の飛び散りを一層防ぐことができる。
請求項4に係る発明によれば、装置本体側に設けられて回収粉体を搬送する搬送管に対して粉体回収容器を装着する際の回収粉体の飛び散りを防ぐことができる。
請求項5に係る発明によれば、第2の排出口を第1の排出口に掛かる位置に配置する態様に比べて、第2の排出口からの回収粉体の飛び散りの影響を第1の排出口側へ及ぼす虞を低減できる。
請求項6に係る発明によれば、回転中心を第2の排出口の範囲外にする態様に比べて、粉体回収容器が装置本体に装着された際の第2の搬送管と粉体回収容器側の第2の回収口との隙間を狭くでき、回収粉体の飛び散りが抑えられる。
請求項7に係る発明によれば、粉体回収容器の装置本体への装着時に粉体回収容器側の作動部材が第1の管側開閉機構の第1の開閉蓋の端部に接触することがなく、第1の管側開閉機構の第1の開閉蓋の開放動作がスムーズになされる。
請求項8に係る発明によれば、粉体回収容器を装置本体に対して装着する際の回収粉体の飛び散りを一層防ぐことができる。
請求項9に係る発明によれば、装置本体側に設けられて回収粉体を搬送する搬送管に対して粉体回収容器を装着する際の回収粉体の飛び散りを防ぐことができる処理装置を提供できる。
請求項10に係る発明によれば、装置本体側に設けられて回収粉体を搬送する搬送管に対して粉体回収容器を装着する際の廃現像剤の飛び散りを防ぐことができる処理装置を提供できる。
(a)(b)は、本発明が適用された粉体回収装置の実施の形態の概要を示す説明図であり、(a)は粉体回収容器が装置本体側に装着される前の様子、(b)は粉体回収容器が装置本体側に装着された後の様子を示している。 (a)(b)は、本発明が適用された粉体回収装置の他の実施の形態の概要を示す説明図であり、(a)は粉体回収容器が装置本体側に装着される前の様子、(b)は粉体回収容器が装置本体側に装着された後の様子を示している。 実施の形態1の画像形成装置の概要を示す説明図である。 実施の形態1における廃現像剤の排出経路を示す斜視図である。 図4のV方向から見た斜視図である。 実施の形態1の廃現像剤排出装置を示す斜視図である。 図6の廃現像剤排出装置の部分拡大図である。 図7の廃現像剤排出装置の断面を示す説明図である。 実施の形態1の廃トナー排出装置を示す斜視図である。 図9の廃トナー排出装置の部分断面図である。 実施の形態1の回収容器を示す斜視図である。 実施の形態1の回収容器を示す他の斜視図である。 回収容器に設けられたシャッタ機構を示す斜視図である。 回収容器が装着されたときの現像装置と回収容器との関係を示す説明図である。 廃現像剤排出装置と回収容器との関係を示す説明図であり、装置筐体への回収容器の装着前を示す。 廃現像剤排出装置と回収容器との関係を示す説明図であり、装置筐体への回収容器の装着後を示す。 廃トナー排出装置と回収容器との関係を示す説明図であり、装置筐体への回収容器の装着前を示す。 廃トナー排出装置と回収容器との関係を示す説明図であり、装置筐体への回収容器の装着後を示す。 (a)(b)は実施の形態1の構成における廃現像剤排出装置側の回収容器の装着前後の関係を示す模式図である。 (a)(b)は比較の形態の構成における廃現像剤排出装置側の回収容器の装着前後の関係を示す模式図である。 実施の形態2における装置筐体に回収容器が装着された状態を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)(b)は、本発明が適用された粉体回収装置の実施の形態の概要を示す説明図であり、(a)は後述する粉体回収容器が装置本体側の被取付部に装着される前の様子、(b)は粉体回収容器が装置本体側に装着された後の様子を示している。
同図において、粉体回収装置は、粉体処理部を有する装置本体1側で生成された回収粉体を搬送する搬送管2と、内部に回収粉体が収容可能な粉体収容室を有し、装置本体1側の被取付部1aの下縁部に設けられた回転中心Prを介して回転可能に支持され、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられる粉体回収容器6と、搬送管2の長手方向突出端寄りの下側に形成された排出口4を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する開閉蓋5を有し、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、粉体回収容器6に設けられた作動部材と係わって排出口4の開閉蓋5を移動させて排出口4を開放する管側開閉機構3と、粉体回収容器6の予め決められた受部に形成された回収口8を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する容器開閉蓋9を有し、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、搬送管2に設けられた作動部材と係わって容器開閉蓋9を移動させて回収口8を開放する容器側開閉機構7と、を備え、管側開閉機構3の排出口4は、粉体回収容器6の回転中心Prを含む鉛直線Lよりも装置本体1とは異なる側に配置されている。
このように管側開閉機構3の排出口4(搬送管2に設けられたもの)の位置を回転中心Prを含む鉛直線Lより装置本体1とは異なる側に設定することは、粉体回収容器6を被取付部1aに装着する際、装置本体1と同じ側に設定する場合に比べて、容器側開閉機構7の回収口8(粉体回収容器6に設けられたもの)周りでの変形が抑えられ、排出口4からの粉体の飛び散りが抑えられるようになる。尚、「鉛直線Lよりも装置本体1とは異なる側に配置」とは、部品の精度、組み立て精度等を含む誤差は許容される範囲を含むものであり、搬送管2側が多少傾斜しているものであっても差し支えない。
ここで、回収粉体は、搬送管2を搬送できるものであれば特に限定されないが、代表的には画像形成装置に用いられる廃現像剤が挙げられる。また、装置本体1に設けられる搬送管2の数量は特に限定されず、一つの構成であってもよいし、複数備える構成であっても差し支えない。更に、搬送管2の断面形状は回収粉体が搬送できる形状であれば特に問題なく、その外形も円形や矩形等を問わない。そして、粉体回収容器6が装置本体1側の被取付部1aに装着される際の回転中心Prは、被取付部1aの下縁部に設けられるもので、下縁部の複数箇所が関わり、例えば夫々点状に関わってもよいし、線状に関わってもよい。
また、管側開閉機構3の開閉蓋5の開放動作を良好にする好ましい態様としては、管側開閉機構3の開閉蓋5は、排出口4より大きくて粉体回収容器6の回収口8より小さく、かつ、排出口4が開放されたときに排出口4と回収口8との間を連通する連通口5aと、連通口5aより装置本体1側で下方に向けて突出する腕部5bと、を有し、粉体回収容器6の被取付部1aへの取り付け時には、先ず粉体回収容器6に設けられた作動部材が腕部5bに接触するようになっているものが挙げられる。この場合、粉体回収容器6が回転する際、粉体回収容器6側の作動部材(図示せず)が開閉蓋5の腕部5bに接触することで、粉体回収容器6が直接開閉蓋5の端部に接触することがなくなり、開閉蓋5の開放動作が安定する。
更に、粉体回収容器6の好ましい態様としては、粉体回収容器6は、回収口8の周縁に沿って弾性変形が可能な弾性部材10を備えていることが好ましい。回収口8の周りに弾性部材10を有することで、搬送管2側の開閉蓋5と粉体回収容器6の回収口8との密着性が向上し、回収粉体の漏れが抑えられる。尚、回収口8の形状は特に限定されず、回収粉体が回収できる形状であればよい。
そして、図2(a)(b)は粉体回収装置の他の態様を示す説明図で、(a)は粉体回収容器が装置本体側の被取付部に装着される前の様子、(b)は粉体回収容器が装置本体に装着された後の様子を示している。
同図において、粉体回収装置は、粉体処理部を有する装置本体1側で生成された回収粉体を搬送する第1の搬送管12と、第1の搬送管12より上方に配置され且つ粉体処理部を有する装置本体1側で生成された回収粉体を搬送する第2の搬送管22と、内部に回収粉体が収容可能な粉体収容室を有し、装置本体1側の被取付部1aの下縁部に設けられた回転中心Prを介して回転可能に支持され、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられる粉体回収容器6と、第1の搬送管12の長手方向突出端寄りの下側に形成された第1の排出口14を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する第1の開閉蓋15を有し、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、粉体回収容器6に設けられた作動部材と係わって第1の開閉蓋15を移動させて第1の排出口14を開放する第1の管側開閉機構13と、第2の搬送管22の長手方向突出端寄りの下側に形成された第2の排出口24を前記長手方向に沿って開閉するように第2の搬送管22の外周に沿って移動する第2の開閉蓋25を有し、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、粉体回収容器6に設けられた作動部材と係わって第2の開閉蓋25を移動させて第2の排出口24を開放する第2の管側開閉機構23と、粉体回収容器6の予め決められた受部に形成された第1の回収口18を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する第1の容器開閉蓋19を有し、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、第1の搬送管12に設けられた作動部材と係わって第1の容器開閉蓋19を移動させて第1の回収口18を開放する第1の容器側開閉機構17と、粉体回収容器6の第1の容器側開閉機構17より上方の予め決められた受部に形成された第2の回収口28を開閉する第2の容器開閉蓋29を有し、装置本体1側の被取付部1aを塞ぐ位置に粉体回収容器6を回転させたときに、第2の搬送管22に設けられた作動部材と係わって第2の容器開閉蓋29を移動させて第2の回収口28を開放する第2の容器側開閉機構27と、を備え、第1の管側開閉機構13の第1の排出口14は、粉体回収容器6の回転中心Prを含む鉛直線Lよりも装置本体1とは異なる側に配置されている。
ここで、第1の搬送管12及び第2の搬送管22の数量は特に限定されず、例えば回収粉体が現像剤である場合、画像形成装置に用いられるカラー対応の四色の数量分が適用される。また、第2の開閉蓋25は第2の搬送管22の外周に沿って移動するもので、例えばリング状の形状が挙げられる。
そして、第1の排出口14と第2の排出口24との鉛直方向における位置は特に限定されず、第1の排出口14と第2の排出口24とが重なる位置に配置されていてもよいし、異なる位置に配置されていてもよく、第1の排出口14が回転中心Prを含む鉛直線Lより装置本体1と異なる側に配置されていればよい。本態様では、上下に互いに開閉機構の異なる第1の管側開閉機構13(下方に配置される)と第2の管側開閉機構23(上方に配置される)を配置したもので、上方の第2の管側開閉機構23の開閉方式には安価な方式を採用し、一方、下方の第1の管側開閉機構13の開閉方式には第2の管側開閉機構23からの回収粉体の漏れが生じても、第1の管側開閉機構13は第1の開閉蓋15が第1の搬送管12の下面側に設けられているため、漏れた回収粉体が第1の開閉蓋15へ影響を及ぼさないようになる。
また、第2の排出口24からの回収粉体の飛び散りの影響が第1の排出口14側へ及ばないようにする観点からは、第2の排出口24は、第1の排出口14の鉛直方向に占める領域以外の位置に配置されていることが好ましい。この場合、例えば第2の排出口24が第1の排出口14の鉛直方向に占める領域より装置本体1側に配置されていてもよいし、装置本体1と異なる側に配置されていてもよい。更に、第2の管側開閉機構23での回収粉体の飛び散りを抑える観点からは、第2の排出口24は、回転中心Prを含む鉛直線上に配置されていることが好ましい。第2の排出口24を回転中心Prを含む鉛直線上に設ければ、粉体回収容器6を被取付部1aに装着する際、粉体回収容器6の第2の回収口28の形状をより第2の搬送管22の大きさに近づけることが可能になり、回収粉体の飛び散りが一層抑えられるようになる。
そして、第1の管側開閉機構13の第1の開閉蓋15の開放動作を良好にする好ましい態様としては、第1の開閉蓋15は、第1の排出口14より大きくて粉体回収容器6の第1の回収口18より小さく、かつ、第1の排出口14が開放されたときに第1の排出口14と第1の回収口18との間を連通する連通口15aと、連通口15aより装置本体1側で下方に向けて突出する腕部15bと、を有し、粉体回収容器6の被取付部1aへの取り付け時には、先ず粉体回収容器6に設けられた作動部材が腕部15bに接触するようになっているものが挙げられる。この場合、粉体回収容器6が回転する際、粉体回収容器6の作動部材(図示せず)が第1の開閉蓋15の腕部15bに接触するため、第1の開閉蓋15の端部に接触することがなくなり、第1の開閉蓋15の開放動作が安定する。
更に、粉体回収容器6の好ましい態様としては、粉体回収容器6は、第1の回収口18の周縁に沿って突出する弾性変形が可能な弾性部材30を備えていることが好ましい。第1の回収口18の周りに弾性部材30を有することで、第1の搬送管12側の第1の開閉蓋15と粉体回収容器6の第1の回収口18との密着性が向上し、回収粉体の漏れが抑えられる。尚、第1の回収口18の形状は特に限定されず、回収粉体が回収できる形状であればよい。
このような粉体回収装置を用いて回収粉体を処理する処理装置に適用するには、装置本体1に設けられ且つ粉体を用いて処理する粉体処理部と、前記粉体処理部にて処理された処理後の回収粉体を回収する粉体回収装置と、を備え、粉体回収装置として上述のものを用いるようにすればよい。このような処理装置の代表的態様としては粉体を処理した後の回収粉体を粉体回収容器6に回収させる構成を有するものであればよい。
そして、処理装置として画像形成装置を含む態様としては、次のようにすればよい。すなわち、粉体処理部は、静電潜像が保持可能な像保持体と、前記像保持体上にされた静電潜像を粉体としての現像剤にて現像する現像装置と、前記現像装置にて現像された可視像を記録材に転写する転写装置と、前記像保持体上に残留した残留現像剤を清掃する清掃装置と、を備え、粉体回収装置は、前記現像装置、前記転写装置及び前記清掃装置の少なくとも一つから排出される廃現像剤(回収粉体に相当する)を回収するものとする態様である。このような処理装置の代表的態様としては、粉体として現像剤を用いる現像装置や画像形成装置の態様が挙げられる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は、処理装置としての実施の形態1の画像形成装置の概要を示す説明図である。同図において、画像形成装置40は、装置筐体41内に四つの色(本実施の形態ではブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)の画像形成部42(42a〜42d)を略水平方向に配列し、その上方には各画像形成部42の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト430が含まれる転写モジュール43(転写装置に相当)を設ける一方、装置筐体41の下方には用紙等の記録材が収容される記録材供給装置44を設けると共に、この記録材供給装置44からの記録材搬送路45を略鉛直方向に配置したものである。
各画像形成部42(42a〜42d)は、中間転写ベルト430の循環方向上流側から順に、例えばブラック、イエロー、マゼンタ、シアン(配列は必ずしもこの順番とは限らない)のトナー像を形成するものであり、像保持体としての感光体46と、感光体46を予め帯電する帯電装置(本例では帯電ロール)47と、帯電装置47にて帯電された各感光体46に静電潜像を書き込む露光装置48(本例では各画像形成部42に共通の露光装置を使用)と、感光体46上に形成された静電潜像を対応する色トナーで現像する現像装置49と、感光体46上の残留物を清掃する清掃装置50と、を備えている。尚、符号51(51a〜51d)は各現像装置49に各色成分トナーを補給するためのトナーカートリッジである。
また、本実施の形態において、転写モジュール43は、例えば一対の張架ロール(一方が駆動ロール)431、432間に中間転写ベルト430を掛け渡したものであり、各画像形成部42の感光体46に対応した中間転写ベルト430の裏面には一次転写装置(本例では一次転写ロール)52が設けられ、感光体46上のトナー像を中間転写ベルト430側に一次転写するようになっている。更に、中間転写ベルト430の張架ロール432に対応した位置には二次転写装置53が設けられ、中間転写ベルト430上の一次転写像を記録材に二次転写(一括転写)するようになっている。二次転写装置53は、中間転写ベルト430のトナー像保持面側に圧接配置される二次転写ロール531と、中間転写ベルト430の裏面側に配置されて二次転写ロール531の対向電極をなすバックアップロール(本例では張架ロール432を兼用)とを備えている。更にまた、中間転写ベルト430の回転方向における画像形成部42aの上流側にはベルト清掃装置54が設けられており、中間転写ベルト430上の残留トナーを清掃するようになっている。
また、記録材供給装置44には記録材を供給する供給ロール55が設けられ、この供給ロール55の直後には記録材を搬送する搬送ロール56が備えられ、二次転写部位の直前に位置する記録材搬送路45には記録材を予め決めたタイミングで二次転写部位へ供給する位置決めロール(レジストレーションロール)57が配置されている。
一方、二次転写部位の下流側に位置する記録材搬送路45には、本例では加熱ロール58aと加圧ロール58bの組合せによる定着装置58が設けられている。また、定着装置58の下流側には、対構成の排出ロール59a、59bからなり、記録材を挟持して搬送し、装置筐体41の上部に形成された記録材収容受け60に記録材を排出する記録材排出装置59が設けられている。
更に、本実施の形態では、装置筐体41の側方には手差し供給装置61が設けられており、この手差し供給装置61上の記録材は供給ロール62にて記録材搬送路45に向かって供給されるようになっている。更にまた、装置筐体41には両面記録モジュール63が設けられ、記録材の両面に画像記録を行う両面モード選択時に、記録材排出装置59を逆転させ、かつ、入口手前の案内ロール64にて片面記録済みの記録材を内部に取り込み、複数の搬送ロール66にて内部の記録材戻し搬送路65に沿って記録材を搬送し、再度位置決めロール57側へと供給するものである。
<廃現像剤について>
このような構成の画像形成装置40において、本実施の形態では、現像装置49、清掃装置50、ベルト清掃装置54の三系統からの廃現像剤が回収されるようになっている。そこで、各場所での廃現像剤を以下に示す。
(1)本例の各画像形成部42(42a〜42d)の現像装置49では、トナーとキャリアを含む二成分現像剤が用いられ、攪拌搬送部材にて現像容器内の現像剤を攪拌搬送しながら帯電し、現像ロールを介して感光体46の静電潜像を現像するが、その際、現像剤中の主としてトナーが消費される。これにより、現像剤中のキャリアの消費は殆どなされずに残り、このキャリアが古くなると、現像剤の帯電特性等に支障を来す虞がある。このような虞をなくすように、本例では、古い現像剤を廃現像剤として定期的に現像装置49から外部へ排出している。
(2)本例の清掃装置50は、感光体46上に残留するトナーを清掃するもので、清掃装置50内に集められた現像剤(主として廃トナー)を清掃装置50から外部へ排出している。
(3)ベルト清掃装置54は中間転写ベルト430上に残留した現像剤(主として廃トナー)を清掃するもので、ベルト清掃装置54内に集められた廃トナーをベルト清掃装置54から外部へ排出している。
<廃現像剤及び廃トナーの排出経路>
次に、本実施の形態における廃現像剤(本実施の形態における回収粉体に相当)の排出経路について説明する。図4及び図5は、本実施の形態における廃現像剤の排出経路を示す斜視図であり、図5は図4のV方向から見たものとなっている。
本実施の形態では、上述の三系統の廃現像剤が夫々異なる経路を経由して粉体回収容器としての回収容器100に回収される。各画像形成部42(42a〜42d)からは夫々の廃現像剤が廃現像剤排出装置80(81〜84)を介して回収容器100に向けて搬送され、各清掃装置50からは夫々の廃トナーが廃トナー排出装置90(91〜94)を介して回収容器100に向けて搬送される。更に、ベルト清掃装置54からは廃トナー排出装置90と略同様の構成を有する廃トナー排出装置95を介して行われる。
本実施の形態の各廃現像剤排出装置81〜84は、V方向に沿って若干上向き斜め方向に並べて配置されている。また、各廃トナー排出装置91〜94は、いずれも夫々の廃現像剤排出装置81〜84より上方に配置されると共に、廃現像剤排出装置81〜84と同様にV方向に沿って若干上向き斜め方向に並べて配置されている。更に、廃トナー排出装置95は、廃トナー排出装置90よりも上方に配置されており、これらは現像装置49、清掃装置50及びベルト清掃装置54の配置に対応した位置となっている。尚、図中、回収容器100側の符号100fは、装置筐体41のフロント側に位置するフロントケースを示し、符号100rは、フロントケース100fの背面側に位置するリアケースを示している。
<廃現像剤排出装置>
図6〜8は、本実施の形態の粉体回収装置の一要素に相当する廃現像剤排出装置80を示す斜視図であり、図7は、図6の部分拡大、図8は図7の断面を示している。本実施の形態の現像装置49は、感光体46(図2参照)の回転軸方向に延びる現像容器49aを備え、この現像容器49a内に、感光体46の静電潜像を現像するための現像ロール、現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌搬送部材などの現像要素を有しており、現像容器49aの長手方向の一端側には廃現像剤排出装置80(81〜84:例えば図4参照)が設けられ、現像装置49内の廃現像剤を定期的に排出するようになっている。廃現像剤排出装置80は、現像容器49aの長手方向に沿って現像容器49aに連通して接続され、かつ、先端部には、下方に開口する略矩形状の排出口202(第1の排出口に相当)を有する搬送ダクト201(第1の搬送管に相当)と、この搬送ダクト201の排出口202側に設けられ、当該排出口202を搬送ダクト201の長手方向に沿って開閉するためのシャッタ機構210(第1の管側開閉機構に相当)を備えている。
−搬送ダクト−
本実施の形態において、搬送ダクト201には、現像剤の攪拌搬送部材49bと同軸で一体的に連結される搬送部材203(本例では回転軸203aの周囲に螺旋状の羽根203bが形成された態様)を設け、現像容器49a内から搬送ダクト201内に向けて搬送された廃現像剤を搬送部材203にて排出口202まで搬送している。
−シャッタ機構−
本実施の形態におけるシャッタ機構210は、搬送ダクト201の長手方向突出端寄りの下側に形成された排出口202を搬送ダクト201の長手方向に沿って予め決められた開放位置と閉塞位置との間を直線的に移動する開閉蓋211(第1の開閉蓋に相当)を有し、装置筐体41に回収容器100を装着する際に、回収容器100側の作動部材(後述する)と係わって開閉蓋211を移動させて排出口202を開放するように構成されている。また、開閉蓋211には、搬送ダクト201の排出口202より若干大きい連通口212を設け、更に、この連通口212より装置筐体41(図4参照)側には下方に向けて突出する腕部213を備えている。更に、本例の開閉蓋211の腕部213と異なる側には搬送ダクト201の長手方向に向けて突出するように形成された連結片214を有している。尚、図中符号204は、開閉蓋211を搬送ダクト201の長手方向の突出端寄りに向けて付勢する付勢スプリングであり、この付勢スプリング204の付勢力によって、開閉蓋211には搬送ダクト201の排出口202を閉塞する方向の力が作用している。また、図中符号201aは搬送ダクト201の突出端部を意味し、回収容器100側の後述する容器側シャッタ機構での作動部材に相当する。
<廃トナー排出装置>
図9、10は、本実施の形態の廃トナー排出装置90を示す斜視図であり、図10は図9の部分断面を示している。本実施の形態の清掃装置50は、感光体46の回転軸方向に沿って延びる清掃容器50aを有しており、この清掃容器50a内には感光体46の回転軸方向に沿って廃トナーが搬送可能な搬送部材(図示せず)を設け、清掃容器50a内の廃トナー搬送方向における終端側に夫々の廃トナー排出装置90(91〜94:例えば図4参照)を設けたものである。本実施の形態において、廃トナー排出装置90は、清掃容器50aに連通して接続され、かつ、先端部には下方に開口する略矩形状の排出口302(第2の排出口に相当)を有する搬送ダクト301(第2の搬送管に相当)と、この搬送ダクト301の排出口302を開閉するためのシャッタ機構310(第2の管側開閉機構に相当)と、を備えている。
−搬送ダクト−
本例の搬送ダクト301は、先端が塞がれて断面が略円筒状に形成されたもので、内部には清掃装置50内の搬送部材(図示せず)と同軸で当該搬送部材に一体的に連結された搬送部材303(本例では回転軸303aの周囲に螺旋状の羽根303bを形成した態様)を設けたもので、清掃容器50a内から搬送ダクト301内に搬送された廃トナーを排出口302まで搬送している。
−シャッタ機構−
シャッタ機構310は、搬送ダクト301の長手方向突出端寄りの下側に形成された排出口302を長手方向に沿って開閉するように、搬送ダクト301の外周に沿って予め決められた開放位置と閉塞位置との間を移動する円筒状部材からなる開閉蓋311(第2の開閉蓋に相当)を有し、装置筐体41に回収容器100を装着する際(図4参照)に、回収容器100側の作動部材(後述する)と係わって開閉蓋311を移動させて排出口302を開放するように構成されている。そのため、本例では、搬送ダクト301の一部に長手方向に沿った溝301aを設ける一方、開閉蓋311の先端側(搬送ダクト301の突出端側)には鍔状に広がるフランジ部312を設けると共に、搬送ダクト301に対する開閉蓋311の移動軌跡を一定にするために搬送ダクト301の溝301aを滑りながら移動する爪部313が形成されている。また、搬送ダクト301の周りには開閉蓋311を搬送ダクト301の突出端側に付勢する付勢スプリング304が設けられ、開閉蓋311を搬送ダクト301の突出端側に付勢して排出口302が開閉蓋311によって閉塞されるようにしている。このような構成では、開閉蓋311は、搬送ダクト301の先端より装着された後、溝301aに沿って爪部313が移動することで、開閉蓋311は回り止めされた状態で排出口302の開閉を行うようになる。尚、図10では開閉蓋311が開放位置にあり、排出口302が開放された状態を示している。
本実施の形態では、更に、ベルト清掃装置54に対しても廃トナー排出装置95が設けられているが、この廃トナー排出装置95は清掃装置50に対する廃トナー排出装置90と略同様の構成のため、ここでは省略する。
<回収容器>
本実施の形態では、廃現像剤排出装置80、廃トナー排出装置90及び廃トナー排出装置95から排出される廃現像剤や廃トナーは、回収容器100に回収される。本実施の形態の回収容器100は、例えば図4に示すように、装置筐体41のフロントカバー41aを開放することで、装置筐体41(装置本体に相当)に組み付けられ、使用済みの現像剤(廃現像剤、廃トナー)を回収するようになる。
図11〜図14は回収容器100を示す斜視図であり、図13は後述する回収容器100に設けられた容器シャッタ機構150を示し、図14は回収容器100が装着された後の現像装置49と回収容器100との位置関係を示す説明図となっている。本実施の形態の回収容器100は、フロントケース100fと、リアケース100rとを合わせて容器本体として一体化し、内部に粉体としての現像剤(廃現像剤、廃トナー)の貯蔵空間(粉体収容室に相当)を確保するようにしたものである。
本例のリアケース100rには、回収容器100が装置筐体41に装着されたときに、廃現像剤排出装置80(81〜84)が接続される回収口110(111〜114:第1の回収口に相当)、廃トナー排出装置90(91〜94)が接続される回収口120(121〜124:第2の回収口に相当)、および、廃トナー排出装置95が接続される回収口125が夫々対応する位置に設けられている。尚、本例では、回収口110と回収口120は互いに上下方向(回収口120の方が上方に配置されている)に配置され、夫々の四箇所では略水平方向から少しだけ傾斜した状態で配置されている。また、回収口125は回収口120より斜め上方に位置するようになっている。
−廃現像剤排出装置に対する容器シャッタ機構−
回収容器100の回収口110側には、回収容器100が装置筐体41から取り外されたときに当該回収口110を開閉する容器シャッタ機構150(第1の容器側開閉機構に相当)が夫々設けられている。本実施の形態の回収容器100には、装置筐体41に装着される際に廃現像剤排出装置80(81〜84)の先端(搬送ダクト201の先端)が挿入される凹所140(受部に相当)を有し、この凹所140の底部に回収口110(111〜114)を設けると共に、この回収口110の周辺に容器シャッタ機構150を設置したものである。
本実施の形態の容器シャッタ機構150は、回収容器100の凹所140のリアケース100r側からフロントケース100f側に向かう方向に直線的に移動する容器開閉蓋151(第1の容器開閉蓋に相当)を有し、装置筐体41側に回収容器100を装着する際に、搬送ダクト201に設けられた作動部材、本例では搬送ダクト201の突出端部201a(図8参照)と係わって回収口110の容器開閉蓋151を移動させて回収口110を開放するように構成されている。また、容器開閉蓋151によって開閉される回収口110は、本例ではウレタンゴム等の弾性部材に回収口110に沿う穴を開けたシール部材152を固着したもので構成されている。そして、容器開閉蓋151が回収口110を閉塞する閉塞位置に位置するときに、回収口110と容器開閉蓋151との間をシール部材152にて封止するようになっている。更にまた、凹所140の奥側には付勢スプリング154が設けられ、この付勢スプリング154によって容器開閉蓋151には回収口110を閉塞する方向の付勢力が加えられている。尚、符号153はシール部材152を保持する保持部材であり、この保持部材153が搬送ダクト201側の開閉蓋211を移動させる作動部材となっている。
更に、本実施の形態の容器開閉蓋151は、凹所140内の容器開閉蓋151の開閉方向に交差する幅方向に延びる部材本体155を有し、部材本体155の底部には容器開閉蓋151の開閉方向に沿う被案内棒156を一体的に形成すると共に、部材本体155の幅方向両端側には被案内部157、158を張り出すように形成したものである。一方、本実施の形態の凹所140側には、容器開閉蓋151を開閉方向に沿って案内するための案内機構160が設けられている。この案内機構160は、容器開閉蓋151の被案内棒156を案内する案内溝161、被案内部157、158を案内する案内部162となっている。更にまた、本実施の形態では容器開閉蓋151の部材本体155とシール部材152との間には、容器開閉蓋151の開閉方向に沿った隙間170が形成されており、この隙間170に廃現像剤排出装置80側の開閉蓋211の連結片214(図8参照)が連結できるようになっている。
−廃トナー排出装置に対する容器シャッタ機構−
廃トナー排出装置90に対するシャッタ機構は、回収容器100の廃現像剤排出装置80に対する容器シャッタ機構150(第1の容器側開閉機構に相当)より上方の予め決められた受部に形成された回収口120(第2の回収口に相当)を開閉する容器開閉蓋(図示せず)を有し、装置筐体41側に回収容器100を装着する際に、搬送ダクト301に設けられた作動部材(搬送ダクト301の突出端部301b:図10参照)と係わって回収口120の容器開閉蓋(図示せず)を移動させて回収口120を開放するように構成されている。本実施の形態では、回収口120の周囲には、外形サイズが回収口120より大きく、かつ、回収口120と略同じ大きさの孔部を有する弾性部材からなるシール部材320が固着されている。本例のシール部材320は、例えばウレタンゴム等を用いたもので、回収容器100が装置筐体41に装着された際に、廃トナー排出装置90の開閉蓋311のフランジ部312(図10参照)にシール部材320が接触し、両者間での封止性能を向上させるようになっている。また、回収口120の容器開閉蓋は、例えば回収口120の内側に弾性フィルム材からなる部材が、上縁部を回転支点として回転できるように取り付けられると共に、この回転支点に取り付けられた付勢ばねによって、回収口120を塞ぐように付勢されるように構成されている。これにより、回収容器100単独の状態では、この容器開閉蓋は回収口120を塞ぐようになっている。尚、本例では、回収口120が回収容器100側の受部に相当する。
<回転中心の位置について>
−廃現像剤排出装置側−
図15及び図16は、廃現像剤排出装置側での回収容器100の回転中心Prの位置と回収容器100との関係を示すもので、図15は装置筐体41(図示せず)へ回収容器100が装着される前、図16は装着された後の状態を示している。つまり、この回転中心Prを中心に回収容器100を回転させることで、回収容器100を装置筐体41の被取付部に装着するようになっている。
本例の回転中心Prは、廃現像剤排出装置80の排出口202が回転中心Prを含む鉛直線Lよりも装置筐体41とは異なる側に配置される位置に設けられている。また、鉛直線Lに沿う方向での回転中心Prの位置は、廃現像剤排出装置80側の排出口202が開放されたときに、開閉蓋211に対して回収容器100側のシール部材152が弾性変形できる位置となっている。尚、図では廃トナー排出装置90側の排出口302の位置の例が記載され、廃トナー排出装置90側の排出口302が廃現像剤排出装置80側の排出口202より装置筐体41とは異なる側に位置するものとして記載されている。
−廃トナー排出装置側−
図17及び図18は、廃トナー排出装置側での回収容器100の回転中心Prの位置と回収容器100との関係を示すもので、図17は装置筐体41(図示せず)へ回収容器100が装着される前、図18は装着された後の状態を示している。同図において、本実施の形態における廃トナー排出装置90側の排出口302は、回転中心Prより装置筐体41と異なる側に配置されている。尚、図15に示したように、廃トナー排出装置90側の排出口302は、本例では廃現像剤排出装置80側の排出口202より装置筐体41と異なる側に位置している。
<回転中心による作用>
実施の形態での具体的な作用を説明する前に、先ず、回転中心と廃現像剤排出装置との間の作用について、比較の形態を交えて模式的に説明する。
図19(a)(b)は本実施の形態と同様の構成における作用を示す模式図であり、(a)は装着前、(b)は装着後を示している。同図において、排出口202が回転中心Prを含む鉛直線Lより装置筐体41と異なる側にある場合、回収容器100を回転させると、回収容器100の作動部材(本実施の形態では図13に示す保持部材153が相当)が開閉蓋211の腕部213に接触し、開閉蓋211を移動させ始める。そのとき、シール部材152の先端は開閉蓋211に接触しないため、シール部材152の変形は抑えられると共に、開閉蓋211の開放動作も安定する。更に、回収容器100が回転することで、開閉蓋211が装置筐体41側に移動すると共に、シール部材152の先端が開閉蓋211に接触し始め、シール部材152は変形する。回収容器100が更に回転すると、排出口203のところへ開閉蓋211の連通口212が位置するようになり、回収容器100の回転は終了する。このとき、排出口202、連通口212及び回収口110が揃う形となり、排出口202からの廃現像剤が回収容器100側に安定して回収される。このように、排出口202が回転中心Prを含む鉛直線Lより装置筐体41と異なる側にある場合には、回収容器100が停止した時点でシール部材152は最大の変形を生じる形となるが、排出口202と連通口212とが揃うまでにはシール部材152の変形は最大とならず、シール部材152の異常な変形も生じることなく、開閉蓋211とシール部材152との密着性は保たれて廃現像剤の飛び散りは抑えられる。
一方、図20(a)(b)は比較の形態として、排出口202が回転中心Prを含む鉛直線Lより装置筐体41(図示せず)側にある構成における作用を示す模式図であり、(a)は装着前、(b)は装着後を示している。尚、図20における搬送ダクト201から回転中心Prまでの距離は図19と同一として示している。
同図において、排出口202が回転中心Prを含む鉛直線Lより装置筐体41側にある場合には、回収容器100の回転時に、シール部材152が開閉蓋211に接触すると共に、シール部材152の変形も大きくなる。そのため、開閉蓋211が先に移動し、排出口202と連通口212とが先に繋がり、廃現像剤が回収容器100以外に漏れ出すようになる。あるいは、回収容器100が回転を終えるまでに、シール部材152の変形が最大となる時点を経由するため、シール部材152自体の形状も不安定になり易く、開閉蓋211とシール部材152との間に隙間を発生させる虞もある。そのため、廃現像剤の飛び散りを生じる虞もある。したがって、回転中心Prをどの位置に設定するかが重要となる。
次に、本実施の形態における回転中心Prについて、図15〜図18を基に、より詳細に説明する。
−廃現像剤排出装置側−
図15及び図16より、回転中心Prの位置にて回収容器100を回転させると、廃現像剤排出装置80側では、先ず、回収容器100側のシール部材152を保持する保持部材153の先端が開閉蓋211の腕部213に接触し、この腕部213を装置筐体41(図示せず)に向けて押すようになる。その後、シール部材152の先端部分が開閉蓋211に接触するようになると、シール部材152は弾性変形して開閉蓋211とシール部材152との密着が図られる。最終的には、図16に示すように、開閉蓋211が移動して、開閉蓋211の連通口212を介して廃現像剤排出装置80側の排出口202と回収容器100側の回収口110とが繋がり、廃現像剤が回収容器100側に回収される。
ここで、本実施の形態では、特に、開閉蓋211の腕部213から連通口212までの長さαが、回収容器100側の保持部材153の先端から回収口110までの長さβより少し長くなっているため、開閉蓋211の連通口212が排出口202の位置に達したときには回収容器100側の回収口110がその下に位置する形となり、廃現像剤は容易に回収容器100内へ回収される。そして、本例では、回収口110が連通口212より大きくなっているため、廃現像剤排出装置80の排出口202から回収容器100の回収口110までの廃現像剤の流れは一層スムーズになされる。そのため、シール部材152や開閉蓋211の表面に廃現像剤が溜まり難く、回収容器100を装着する際のみならず、外す際の廃現像剤の飛び散りも抑えられるようになる。
−廃トナー排出装置側−
図17及び図18より、回転中心Prの位置にて回収容器100を回転させると、廃トナー排出装置90側では、先ず、回収容器100側のシール部材320が開閉蓋311のフランジ部312に接触し、開閉蓋311を徐々に押し込んでいく。その後、回収容器100側の回収口120の中に搬送ダクト301の突出端部301bから進入して行き、開閉蓋311は徐々に装置筐体41(図示せず)側へ押しやられる。シール部材320が回収容器100側が排出口302の先端に達する時点から、開閉蓋311が排出口302を徐々に開放するようになり、排出口302からの廃トナーは回収容器100へ回収されるようになる。尚、図では回収容器100側の容器開閉蓋を示していないが、例えば図2に示した容器開閉蓋を設けるようにすれば、搬送ダクト301の突出端部301bが作動部材となって容器開閉蓋を開放するようになることは言うまでもない。
このように回収容器100を回転させながら、回収容器100側の作動部材(本例のシール部材320に相当)によって開閉蓋311のフランジ部312を押すことで排出口302を開放させる方式では、搬送ダクト301の突出端部301bの大きさ(外形サイズ)より回収口120の大きさを大きく設定する必要がある。また、回転中心Prと搬送ダクト301の突出端部301bとの搬送ダクト301の長手方向に対する距離が長いと、回収口120をより大きくしなければならず、その結果、フランジ部312の大きさも大きくする必要がある。このような構成では、回収容器100の着脱時に排出口302からの廃トナーが漏れ易くなる虞がある。しかしながら、廃トナー排出装置90では搬送ダクト301の突出端部301bの近くに排出口302を設けることが可能なため、回転中心Prと搬送ダクト301の突出端部301bとの搬送ダクト301の長手方向に対する距離を短くすることも可能になり、廃トナーの飛び散りは抑えられるようになる。尚、本例では廃トナー排出装置90の排出口302が搬送ダクト301の長手方向において廃現像剤排出装置80の排出口202とは異なる位置に設けているが(図16参照)、このことは、仮に廃トナー排出装置90側からの廃トナーが飛散した場合でも、廃現像剤排出装置80側への影響がないようになっている。
本実施の形態では、上方に廃トナー排出装置90のシャッタ機構310を設け、下方に廃現像剤排出装置80のシャッタ機構210を設ける態様を示したが、例えば、下方に廃トナー排出装置90のシャッタ機構310を設け、その上方に廃現像剤排出装置80のシャッタ機構210を設けるようにすると、上方のシャッタ機構210では、回転中心Prからの距離が長くなり過ぎ、開閉蓋211の移動量を大きくする必要があったり、シール部材152での非常に大きな弾性変形を必要としたりする虞があり、安定したシャッタ機構210を構成することが困難となる。
また、本実施の形態では廃現像剤排出装置80側の開閉蓋211として、連通口212を備える態様を示したが、連通口212を備えずに、シール部材152が直接搬送ダクト201に接触する態様であっても差し支えない。更に、本実施の形態では廃現像剤排出装置80と廃トナー排出装置90を備える態様を示したが、廃現像剤排出装置80のみを備える態様であってもよいことは言うまでもない。
◎実施の形態2
図21は、実施の形態2における装置筐体41(図示せず)に回収容器100が装着された状態を示す説明図である。同図において、本実施の形態では、廃現像剤排出装置80の排出口202が回転中心Prを含む鉛直線Lよりも装置筐体41と異なる側に配置されると共に、廃トナー排出装置90の排出口302が鉛直線L上に配置されている点が、実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、廃トナー排出装置90の搬送ダクト301に対して、回収容器100の回収口120が装着される際、排出口302を鉛直線L上に設けない態様に比べて、搬送ダクト301の長手方向に対する回収容器100の回収口120の動きを、より平行に近くできるため、回収口120の大きさを搬送ダクト301の大きさに一層近づけることが可能になる。そのため、搬送ダクト301の特に下面側とシール部材320との隙間を狭くでき、回収容器100の着脱時における排出口302からの廃トナーの飛び散りは抑えられ、排出口302からの廃トナーは回収容器100へ容易に回収される。それ故、回転中心Prはこのように設定する方が一層よいことは明らかである。
1…装置本体,1a…被取付部,2…搬送管,3…管側開閉機構,4…排出口,5…開閉蓋,5a…連通口,5b…腕部,6…粉体回収容器,7…容器側開閉機構,8…回収口,9…容器開閉蓋,10…弾性部材,Pr…回転中心,L…鉛直線,12…第1の搬送管,13…第1の管側開閉機構,14…第1の排出口,15…第1の開閉蓋,15a…連通口,15b…腕部,17…第1の容器側開閉機構,18…第1の回収口,19…第1の容器開閉蓋,22…第2の搬送管,23…第2の管側開閉機構,24…第2の排出口,25…第2の開閉蓋,27…第2の容器側開閉機構,28…第2の回収口,29…第2の容器開閉蓋,30…弾性部材

Claims (10)

  1. 粉体処理部を有する装置本体側で生成された回収粉体を搬送する搬送管と、
    内部に回収粉体が収容可能な粉体収容室を有し、前記装置本体側の被取付部の下縁部に設けられた回転中心を介して回転可能に支持され、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられる粉体回収容器と、
    前記搬送管の長手方向突出端寄りの下側に形成された排出口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記粉体回収容器に設けられた作動部材と係わって前記排出口の開閉蓋を移動させて前記排出口を開放する管側開閉機構と、
    前記粉体回収容器の予め決められた受部に形成された回収口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する容器開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記搬送管に設けられた作動部材と係わって前記容器開閉蓋を移動させて前記回収口を開放する容器側開閉機構と、を備え、
    前記管側開閉機構の排出口は、前記粉体回収容器の回転中心を含む鉛直線よりも前記装置本体とは異なる側に配置されていることを特徴とする粉体回収装置。
  2. 請求項1に記載の粉体回収装置において、
    前記管側開閉機構の開閉蓋は、前記排出口より大きくて前記粉体回収容器の前記回収口より小さく、かつ、前記排出口が開放されたときに当該排出口と前記回収口との間を連通する連通口と、前記連通口より前記装置本体側で下方に向けて突出する腕部と、を有し、
    前記粉体回収容器の前記被取付部への取り付け時には、先ず前記粉体回収容器に設けられた作動部材が前記腕部に接触するようになっていることを特徴とする粉体回収装置。
  3. 請求項1に記載の粉体回収装置において、
    前記粉体回収容器は、前記回収口の周縁に沿って突出する弾性変形が可能な弾性部材を備えていることを特徴とする粉体回収装置。
  4. 粉体処理部を有する装置本体側で生成された回収粉体を搬送する第1の搬送管と、
    前記第1の搬送管より上方に配置され且つ粉体処理部を有する装置本体側で生成された回収粉体を搬送する第2の搬送管と、
    内部に回収粉体が収容可能な粉体収容室を有し、前記装置本体側の被取付部の下縁部に設けられた回転中心を介して回転可能に支持され、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に着脱可能に取り付けられる粉体回収容器と、
    前記第1の搬送管の長手方向突出端寄りの下側に形成された第1の排出口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する第1の開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記粉体回収容器に設けられた作動部材と係わって前記第1の開閉蓋を移動させて前記第1の排出口を開放する第1の管側開閉機構と、
    前記第2の搬送管の長手方向突出端寄りの下側に形成された第2の排出口を前記長手方向に沿って開閉するように前記第2の搬送管の外周に沿って移動する第2の開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記粉体回収容器に設けられた作動部材と係わって前記第2の開閉蓋を移動させて前記第2の排出口を開放する第2の管側開閉機構と、
    前記粉体回収容器の予め決められた受部に形成された第1の回収口を前記長手方向に沿って開閉するように直線的に移動する第1の容器開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記第1の搬送管に設けられた作動部材と係わって前記第1の容器開閉蓋を移動させて前記第1の回収口を開放する第1の容器側開閉機構と、
    前記粉体回収容器の前記第1の容器側開閉機構より上方の予め決められた受部に形成された第2の回収口を開閉する第2の容器開閉蓋を有し、前記装置本体側の前記被取付部を塞ぐ位置に前記粉体回収容器を回転させたときに、前記第2の搬送管に設けられた作動部材と係わって前記第2の容器開閉蓋を移動させて前記第2の回収口を開放する第2の容器側開閉機構と、を備え、
    前記第1の管側開閉機構の前記第1の排出口は、前記粉体回収容器の回転中心を含む鉛直線よりも前記装置本体とは異なる側に配置されていることを特徴とする粉体回収装置。
  5. 請求項4に記載の粉体回収装置において、
    前記第2の排出口は、前記第1の排出口の鉛直方向に占める領域以外の位置に配置されていることを特徴とする粉体回収装置。
  6. 請求項5に記載の粉体回収装置において、
    前記第2の排出口は、前記回転中心を含む鉛直線上に配置されていることを特徴とする粉体回収装置。
  7. 請求項4に記載の粉体回収装置において、
    前記第1の開閉蓋は、前記第1の排出口より大きくて前記粉体回収容器の前記第1の回収口より小さく、かつ、前記第1の排出口が開放されたときに当該第1の排出口と前記第1の回収口との間を連通する連通口と、前記連通口より前記装置本体側で下方に向けて突出する腕部と、を有し、
    前記粉体回収容器の前記被取付部への取り付け時には、先ず前記粉体回収容器に設けられた作動部材が前記腕部に接触するようになっていることを特徴とする粉体回収装置。
  8. 請求項4に記載の粉体回収装置において、
    前記粉体回収容器は、前記第1の回収口の周縁に沿って突出する弾性変形が可能な弾性部材を備えていることを特徴とする粉体回収装置。
  9. 装置本体に設けられ且つ粉体を用いて処理する粉体処理部と、
    前記粉体処理部にて処理された処理後の回収粉体を回収する請求項1乃至8のいずれかに記載の粉体回収装置と、
    を備えることを特徴とする処理装置。
  10. 請求項9に記載の処理装置において、
    前記粉体処理部は、
    静電潜像が保持可能な像保持体と、
    前記像保持体上にされた静電潜像を粉体としての現像剤にて現像する現像装置と、
    前記現像装置にて現像された可視像を記録材に転写する転写装置と、
    前記像保持体上に残留した残留現像剤を清掃する清掃装置と、を備え、
    前記粉体回収装置は、前記現像装置、前記転写装置及び前記清掃装置の少なくとも一つから排出される廃現像剤を回収するものであることを特徴とする処理装置。
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