JP2017155604A - エンジン制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、車両1は、車両用のキーである電子キー2と無線によるID照合を行う電子キーシステム3を備える。本例の電子キーシステム3は、例えば車両1からの通信を契機に狭域無線によってID照合を行うキー操作フリーシステムであることが好ましい。なお、キー操作フリーシステムのID照合を「スマート照合」といい、その通信を「スマート通信」という。
ステップ100において、降車判定部31は、車両1において降車があったか否かを判定する。降車判定は、以下の(a),(b)のどちらかであることが好ましい。
(a)運転席に設けられた着座センサがオフ、かつ車両ドアが閉状態から開状態に切り替わったこと
(b)運転席のシートベルトリマインダがオンからオフに切り替わり、かつ車両ドアが閉状態から開状態に切り替わったこと
なお、車両ドアの開閉は、例えば車両1に設けられたカーテシスイッチからの信号を基に検出するとよい。また、降車有無を判定するにあたっては、車両メーカが提供する降車判定入力を用いるとよい。ステップ100の降車判定で判定が成立(降車を検出)すればステップ101に移行し、判定が不成立(降車を非検出)であればステップ101で待機する。
(c)エンジン7の稼働中に電子キー2を車外に持ち出して一定時間が経過したこと
(d)エンジン7の稼働中、車内に電子キー2が存在して車両1が同一箇所に停車されて一定時間経過したこと
なお、電子キー2の車外持ち出しは、例えば電子キー2と車内スマート通信が成立しなくなることで認識することが好ましい。また、車両1が同位置箇所に停車されているのかは、例えば車速、シフトレバーの操作位置、ナビゲーションシステムのGPSなどを用いて検出することが好ましい。ステップ102のエンジン切り忘れ時キー位置判定で電子キー2が車外に位置すると判定されれば、エンジン7を自動停止すべきと認識し、ステップ104に移行する。一方、エンジン切り忘れ時キー位置判定で電子キー2が車内に位置すると判定されれば、この段階ではまだエンジン7を自動停止すべきとは認識せず、ステップ103に移行する。これは、電子キー2が車内に存在するのであれば、例えば運転者が単に車内で休憩していることも想定されるので、この場合、エンジン7を自動停止させてしまうのは望ましくないからである。
(e)車体の物体検知部(例えばクリアランスソナー等)によって周辺に壁有りと検出されること
(f)ユーザによって任意に閉鎖空間として指定された場所に車両1があること
閉鎖空間の指定は、例えばカーナビゲーションシステムを通じて場所の設定をすることが好ましい。また、車体周囲の壁を検出する物体検知部は、クリアランスソナーに限定されず、例えばミリ波レーダやカメラなどの他の部材を用いてもよい。ステップ103の閉鎖空間判定で判定が成立(車両1が閉鎖空間にあることを検出)すればステップ104に移行し、判定が不成立(閉鎖空間にあることを非検出)であれば処理を終了する。
さて、本例の場合、降車判定後、エンジン切り忘れ時キー位置判定又は閉鎖空間判定の判定結果を基に、エンジン7を自動停止すべきか否かの判定を行い、エンジン7を自動停止すべきと認識したとき、通常の警報である第1警報を吹鳴し、第1警報を開始してからの一定時間後、通常よりも通知性の高い第2警報を吹鳴する。そして、第2警報を開始してからの一定時間後、エンジン7を自動で停止させる。これにより、例えばハイブリッド車、プラグインハイブリッド車又はアイドリングストップ車のような車両1において、降車時にエンジン7が稼働状態(レディ状態、アイドリングストップ状態など)となっていて、警報に気付かずに車両1から離れたとしても、警報実施後、エンジン7が自動的にオフされる。よって、エンジン7の切り忘れを防止することができる。
・降車判定は、ユーザが車両ドアを開けて降車したことが検出できれば、種々の判定ロジックを採用可能である。
・状態判定部32の判定処理は、エンジン切り忘れ時キー位置判定や閉鎖空間判定に限らず、車両1のエンジン7を自動停止させる状況にあるか否かを判定できるロジックであれば、他の態様に適宜変更できる。
・エンジン切り忘れ時キー位置判定は、エンジン7が切り忘れられてユーザが車両1から離れてしまっているか否かの判定であればよい。
・警報の動作は、省略してもよい。
・電子キーシステム3の通信は、例えばブルートゥース通信などの他の通信規格を使用してもよい。
・電子キー2は、例えば高機能携帯電話等の他の端末に変更してもよい。
・車両1は、エンジン車などの他の種類の車両に変更してもよい。
(イ)前記エンジン制御装置において、作動制御部は、前記エンジンを自動停止すべきと認識したとき、通常の警報として第1警報を出力し、前記エンジンが停止されずに一定時間経過すると、前記第1警報よりも通知性の高い第2警報を出力し、前記エンジンが停止されずに更に一定時間経過すると、当該エンジンを自動で停止させる。この構成によれば、エンジンを自動停止する前に警報を出力するので、エンジンが稼働中のままであることを前もってユーザに通知することが可能となる。
Claims (5)
- 車両のエンジンの作動を制御するエンジン制御装置において、
前記車両から降車があったか否かを判定する降車判定部と、
降車検出後、稼働中の前記エンジンを停止させておくべき状況下にあるか否かを判定する状態判定部と、
前記エンジンを停止すべき状況下にあると前記状態判定部により判定されているとき、前記エンジンを自動で停止させる作動制御部と
を備えたことを特徴とするエンジン制御装置。 - 前記状態判定部は、降車検出時に前記エンジンの切り忘れがあったとき、電子キーが車内外のどちらに位置するのかを確認するエンジン切り忘れ時キー位置判定を行い、
前記作動制御部は、前記エンジン切り忘れ時キー位置判定の判定結果を基に、前記エンジンを自動停止させる
請求項1に記載のエンジン制御装置。 - 前記作動制御部は、前記エンジン切り忘れ時キー位置判定において、前記エンジンが稼働のまま前記電子キーが車外に位置すると判定されると、前記エンジンを自動で停止させるべきと認識する
請求項2に記載のエンジン制御装置。 - 前記状態判定部は、前記車両が閉鎖空間にあるか否かを確認する閉鎖空間判定を行い、
前記作動制御部は、前記エンジン切り忘れ時キー位置判定において、前記エンジンが稼働のまま前記電子キーが車内に位置すると判定されたとき、前記閉鎖空間判定において前記車両が閉鎖空間にあると判定されると、前記エンジンを自動で停止させるべきと認識する
請求項2又は3に記載のエンジン制御装置。 - 前記車両は、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車又はアイドリングストップ車のいずれかである
請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2016037222A JP2017155604A (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016037222A JP2017155604A (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | エンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017155604A true JP2017155604A (ja) | 2017-09-07 |
Family
ID=59808338
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2016
- 2016-02-29 JP JP2016037222A patent/JP2017155604A/ja active Pending
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