JP2017154851A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産効率を向上させた印刷装置を提供すること。【解決手段】印刷装置100は、印刷媒体95を搬送する搬送ベルト23と、洗浄液59を貯留する洗浄槽54と、洗浄槽54に内包され搬送ベルト23を洗浄する第1、第2洗浄ブラシ81,82と、第1、第2洗浄ブラシ81,82を回転駆動させる駆動モーター83とを備え、第1、第2洗浄ブラシ81,82は、駆動モーター83に設けられている駆動歯車71、第1、第2洗浄ブラシ81,82に設けられている被動歯車73,76を含む複数の歯車を介して回転駆動される。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来から、綿、絹、ウール、化学繊維、混紡等の布帛の表面に模様などの捺染を行う印刷装置が知られている。捺染に使用される印刷装置は、伸縮性のある布帛を印刷媒体として扱うために、粘着剤を有する無端状の搬送ベルトに印刷媒体を載置して搬送させる媒体搬送部を備えている。このような印刷装置では、印刷媒体の端部に印刷を行った際に印刷媒体からはみ出たインクや、布帛を透過したインク、布帛から脱落した繊維などが、搬送ベルトの表面に付着してしまうため、搬送ベルトの洗浄を行う必要がある。このため、例えば、特許文献1には、エンドレスベルト(搬送ベルト)を洗浄するためのロールブラシを備えた捺染機(印刷装置)が開示されている。
特開平6−240589号公報
特許文献1に記載の印刷装置は、ローラーチェーンを介してモーターの回転駆動力を伝達させるチェーン方式で洗浄ブラシを回転させている。しかしながら、洗浄ブラシは、洗浄槽に貯留された洗浄液に浸漬した状態で回転されるので、洗浄ブラシを回転させるローラーチェーンも洗浄液に浸る。この状態で、搬送ベルトの洗浄を長期間に亘って行った場合、ローラーチェーンに錆びが発生したり、摩耗によりローラーチェーンが伸びたりして破断する恐れがあった。このため、定期的に印刷装置の印刷動作を停止させて、ローラーチェーンの交換などを行うメンテナンスが必要であり、これが、印刷装置の生産効率を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る印刷装置は、印刷媒体を搬送する搬送ベルトと、洗浄液を貯留する洗浄槽と、前記洗浄槽に内包され前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ブラシと、前記洗浄ブラシを回転駆動させる駆動モーターとを備え、前記洗浄ブラシは、前記駆動モーターに設けられている駆動歯車、前記洗浄ブラシに設けられている被動歯車を含む複数の歯車を介して回転駆動されること、を特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置に備えられている洗浄ブラシは、駆動モーターに設けられている駆動歯車、洗浄ブラシに設けられている被動歯車を含む歯車を介して回転駆動される。換言すると、本適用例の洗浄ブラシは、複数の歯車を連結させてモーターの回転駆動力を伝達させる歯車方式で回転する。歯車方式は、従来のチェーン方式と比較して腐食や摩耗などに対する耐久性が高いので、印刷装置の印刷動作を停止させて行うメンテナンスの回数、及びメンテナンスに要する時間を大幅に減らすことができる。これにより、印刷装置を稼働させている稼働時間が長くなる。したがって、生産効率を向上させた印刷装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の印刷装置において、前記被動歯車の中心軸は、前記被動歯車と噛合う歯車の中心軸より鉛直方向の上方で支持されていること、が好ましい。
本適用例によれば、洗浄ブラシに設けられている被動歯車の中心軸は、被動歯車と噛合う歯車の中心軸よりも上方で支持されている。換言すると、被動歯車は、中心軸よりも下半分の位置で他の歯車と噛合っていることになる。これにより、被動歯車を装着したまま、洗浄ブラシを上方から着脱させることができるので、洗浄ブラシ及び被動歯車をメンテナンスする際の作業性が向上され、メンテナンスに要する時間を短縮することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の印刷装置において、前記洗浄ブラシは、前記搬送ベルトの移動方向に沿って複数設けられ、隣り合う前記洗浄ブラシの間には、アイドラ歯車が備えられていること、が好ましい。
本適用例によれば、洗浄ブラシの間には、アイドラ歯車が備えられているので、駆動モーターの回転駆動力を、アイドラ歯車を介して隣に位置する洗浄ブラシに順次伝達することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の印刷装置において、複数の前記洗浄ブラシに設けられている前記被動歯車のうちの少なくとも1つは、歯数が異なっていること、が好ましい。
本適用例によれば、洗浄ブラシに設けられている被動歯車の歯数を異ならせることで、洗浄ブラシの回転数を異ならせることができる。
[適用例5]上記適用例に記載の印刷装置において、前記隣り合う洗浄ブラシの前記被動歯車は、奇数のアイドラ歯車で連結されていること、が好ましい。
本適用例によれば、隣り合う洗浄ブラシの前記被動歯車は、奇数のアイドラ歯車で連結されている。一方の被動歯車に伝わった駆動モーターの回転駆動力を、奇数のアイドラ歯車を介して他方の被動歯車に伝達することで、隣り合う洗浄ブラシを同一方向に回転させることができる。
[適用例6]上記適用例に記載の印刷装置において、前記隣り合う洗浄ブラシの前記被動歯車は、偶数のアイドラ歯車で連結されていること、が好ましい。
本適用例によれば、隣り合う洗浄ブラシの前記被動歯車は、偶数のアイドラ歯車で連結されている。一方の被動歯車に伝わった駆動モーターの回転駆動力を、偶数のアイドラ歯車を介して他方の被動歯車に伝達することで、隣り合う洗浄ブラシを逆方向に回転させることができる。
実施形態1に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図。 印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図。 洗浄部の構成を示す平面図。 図3におけるA−A線での断面図。 実施形態2に係る洗浄部の構成を示す平面図。 図5におけるB−B線での断面図。 実施形態3に係る洗浄部の構成を示す平面図。 図7におけるC−C線での断面図。 実施形態4に係る洗浄部の構成を示す平面図。 図9におけるD−D線での断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
また、図1、及び図3から図10では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示しており、軸方向を図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」としている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。
(実施形態1)
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態1に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図である。まず、本実施形態に係る印刷装置100の概略構成について図1を参照して説明する。なお、本実施形態では、印刷媒体95に画像などを形成することで印刷媒体95に捺染を行うインクジェット式の印刷装置100を例に上げて説明する。
図1に示すように、印刷装置100は、媒体搬送部20、媒体密着部60、印刷部40、乾燥ユニット27、洗浄ユニット50などを備えている。そして、これらの各部を制御する制御部1を有している。印刷装置100の各部は、フレーム部90に取り付けられている。
媒体搬送部20は、印刷媒体95を搬送方向(印刷部40において+X軸方向)に搬送するものである。媒体搬送部20は、媒体供給部10、搬送ローラー21,22、搬送ベルト23、ベルト回転ローラー24、ベルト駆動ローラー25、搬送ローラー26,28、及び媒体回収部30を備えている。まず、媒体供給部10から媒体回収部30に至る印刷媒体95の搬送経路について説明する。
媒体供給部10は、画像を形成させる印刷媒体95を印刷部40側に供給するものである。印刷媒体95としては、例えば、綿、ウール、ポリエステルなどの布帛が用いられる。媒体供給部10は、供給軸部11及び軸受部12を有している。供給軸部11は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。供給軸部11には、帯状の印刷媒体95がロール状に巻かれている。供給軸部11は、軸受部12に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、予め供給軸部11に巻かれた状態の印刷媒体95は、供給軸部11と共に軸受部12に取り付けできるようになっている。
軸受部12は、供給軸部11の軸方向の両端を回転可能に支持している。媒体供給部10は、供給軸部11を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部は、印刷媒体95が送り出される方向に供給軸部11を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部1によって制御される。搬送ローラー21,22は、印刷媒体95を媒体供給部10から搬送ベルト23まで中継する。
搬送ベルト23は、印刷媒体95を搬送方向(+X軸方向)に搬送させる。詳しくは、搬送ベルト23は、帯状のベルトの両端部が接続されて無端状に形成されており、ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25に掛けられている。搬送ベルト23は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間の部分が床面99に対して平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。搬送ベルト23の表面(支持面)23aには、印刷媒体95を粘着させる粘着層29が設けられている。搬送ベルト23は、搬送ローラー22から供給され、後述する媒体密着部60で粘着層29に密着された印刷媒体95を支持(保持)している。これにより、伸縮性のある布帛などを印刷媒体95として扱うことができる。
ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25は、搬送ベルト23の内周面23bを支持する。なお、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間に、搬送ベルト23を支持する支持部が設けられた構成であってもよい。
ベルト駆動ローラー25は、ベルト駆動ローラー25を回転駆動させるモーター(図示せず)を有している。ベルト駆動ローラー25が回転駆動されるとベルト駆動ローラー25の回転に伴って搬送ベルト23が回転し、搬送ベルト23の回転によりベルト回転ローラー24が回転する。搬送ベルト23の回転により、搬送ベルト23に支持された印刷媒体95が所定の搬送方向(+X軸方向)に搬送され、後述する印刷部40で印刷媒体95に画像が形成される。
本実施形態では、搬送ベルト23の表面23aが印刷部40と対向する側(+Z軸側)において印刷媒体95が支持され、印刷媒体95が搬送ベルト23と共にベルト回転ローラー24側からベルト駆動ローラー25側(+X軸方向)に搬送される。また、搬送ベルト23の表面23aが洗浄ユニット50と対向する側(−Z軸側)においては、搬送ベルト23のみがベルト駆動ローラー25側からベルト回転ローラー24側(−X軸方向)に移動する。なお、搬送ベルト23は、印刷媒体95を密着させる粘着層29を備えているものと説明したが、これに限定するものではない。例えば、搬送ベルトは、静電気で媒体をベルトに吸着させる静電吸着式の搬送ベルトであってもよい。
搬送ローラー26は、画像の形成された印刷媒体95を搬送ベルト23の粘着層29から剥離させる。搬送ローラー26,28は、印刷媒体95を搬送ベルト23から媒体回収部30まで中継する。
媒体回収部30は、媒体搬送部20によって搬送された印刷媒体95を回収する。媒体回収部30は、巻取り軸部31及び軸受部32を有している。巻取り軸部31は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。巻取り軸部31には、帯状の印刷媒体95がロール状に巻き取られている。巻取り軸部31は、軸受部32に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、巻取り軸部31に巻き取られた状態の印刷媒体95は、巻取り軸部31と共に取り外せるようになっている。
軸受部32は、巻取り軸部31の軸線方向の両端を回転可能に支持している。媒体回収部30は、巻取り軸部31を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部は、印刷媒体95が巻き取られる方向に巻取り軸部31を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部1によって制御される。
次に、媒体搬送部20に沿って設けられている各部について説明する。
媒体密着部60は、印刷媒体95を搬送ベルト23に密着させるものである。媒体密着部60は、印刷部40より上流側(−X軸側)に設けられている。媒体密着部60は、押圧ローラー61、押圧ローラー駆動部62及びローラー支持部63を有している。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。押圧ローラー61は、搬送方向に沿った方向に回転するように、軸線方向が搬送方向と交差するように配置されている。ローラー支持部63は、搬送ベルト23を挟んで押圧ローラー61と対向する搬送ベルト23の内周面23b側に設けられている。
押圧ローラー駆動部62は、押圧ローラー61を鉛直方向の下方側(−Z軸側)に押圧しながら搬送方向(+X軸方向)、及び搬送方向と逆向きの方向(−X軸方向)に押圧ローラー61を移動させる。搬送ベルト23に重ね合された印刷媒体95は、押圧ローラー61とローラー支持部63との間で搬送ベルト23に押し当てられる。これにより、搬送ベルト23の表面23aに設けられている粘着層29に印刷媒体95を確実に粘着させることができ、搬送ベルト23上での印刷媒体95の浮きの発生を防止することができる。
印刷部40は、搬送ベルト23の配置位置に対して上方(+Z軸側)に配置されている。印刷部40は、搬送ベルト23に載置された印刷媒体95にインクなどを液滴に吐出する吐出ヘッド42、吐出ヘッド42が搭載されるキャリッジ43、キャリッジ43を搬送方向と交差する印刷媒体95の幅方向(Y軸方向)に移動させるキャリッジ移動部41などを有している。吐出ヘッド42には、複数のノズル列45が形成されているノズルプレート44が備えられている。例えば、ノズルプレート44には、4つのノズル列45が形成され、ノズル列45毎に異なる色のインク(例えば、シアン:C、マゼンタ:M、イエロー:Y、ブラック:K)が吐出されるようになっている。ノズルプレート44は、搬送ベルト23によって搬送される印刷媒体95と対向している。
キャリッジ移動部41は、印刷媒体95の搬送方向と交差する方向(印刷媒体95の幅方向(Y軸方向))に吐出ヘッド42を移動させる。キャリッジ43は、Y軸方向に沿って配置されたガイドレール(図示せず)に支持され、キャリッジ移動部41によって±Y軸方向に往復移動可能に構成されている。キャリッジ移動部41の機構としては、例えば、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などを採用することができる。
さらに、キャリッジ移動部41には、キャリッジ43をY軸方向に沿って移動させるための動力源として、モーター(図示せず)が設けられている。制御部1の制御によりモーターが駆動されると、吐出ヘッド42は、キャリッジ43と共にY軸方向に沿って往復移動する。なお、本実施形態では、吐出ヘッド42として、可動のキャリッジに搭載され印刷媒体95の幅方向(±Y軸方向)に移動しながらインクを吐出するシリアルヘッド式を例示したが、印刷媒体95の幅方向(Y軸方向)に延在し固定して配列されたラインヘッド式であってもよい。
乾燥ユニット27は、搬送ローラー26と搬送ローラー28との間に設けられている。乾燥ユニット27は、印刷媒体95上に吐出されたインクを乾燥するものであり、乾燥ユニット27には、例えば、IRヒーターが含まれ、IRヒーターを駆動させることにより印刷媒体95上に吐出されたインクを短時間で乾燥させることができる。これにより、画像などの形成された帯状の印刷媒体95を巻取り軸部31に巻き取ることができる。
洗浄ユニット50は、X軸方向においてベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25の間に配置されている。洗浄ユニット50は、洗浄部51、押圧部52及び移動部53を有している。移動部53は、床面99に沿って洗浄ユニット50を一体的に移動させて所定の位置に固定させる。
押圧部52は、例えば、エアーシリンダー56とボールブッシュ57とで構成された昇降装置であり、その上部に備えられている洗浄部51を搬送ベルト23の表面23aに当接させるものである。洗浄部51は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間で所定の張力が作用した状態で掛けられ、ベルト駆動ローラー25からベルト回転ローラー24に向かって移動する搬送ベルト23の表面(支持面)23aを下方(−Z軸方向)から洗浄する。
洗浄部51は、搬送ベルト23の表面23aを洗浄するためのものである。洗浄部51は、洗浄液59(図4参照)を貯留する洗浄槽54、搬送ベルト23に当接して回転する洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)、ブレード55などを備えている。
ブレード55は、例えば、シリコンゴムなどの可撓性の材料で形成することができる。ブレード55は、搬送ベルト23の移動方向において第2洗浄ブラシ82よりも下流側に設けられている。搬送ベルト23とブレード55とが摺動することで、第1、第2洗浄ブラシ81,82の摺動により搬送ベルト23の表面23aに付着した洗浄液59が除去される。その他の洗浄部51の構成については、後で詳述する。
<電気的構成>
図2は、印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置100の電気的構成について図2を参照して説明する。
印刷装置100は、印刷条件などが入力される入力装置6、印刷装置100の各部の制御を行う制御部1を有している。入力装置6としては、デスクトップ型あるいはラップトップ型のパーソナルコンピューター(PC)や、タブレット型端末、携帯型端末等を使用することができる。入力装置6は、印刷装置100と別体で設けられていてもよい。
制御部1は、制御回路4と、インターフェイス部(I/F)2と、CPU(Central Processing Unit)3と、記憶部5とを含んで構成されている。インターフェイス部2は、入力信号や画像を取り扱う入力装置6と制御部1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU3は、各種の検出器群7からの入力信号処理や印刷装置100全体の制御を行うための演算処理装置である。
記憶部5は、CPU3のプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するためのものであり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの記憶素子を有している。
制御部1は、制御回路4から制御信号を出力し、媒体搬送部20に備えられている各種モーターの駆動を制御して印刷媒体95を搬送方向(+X軸方向)に移動させる。制御部1は、制御回路4から制御信号を出力し、キャリッジ移動部41に備えられているモーターの駆動を制御して吐出ヘッド42が搭載されているキャリッジ43を印刷媒体95の幅方向(Y軸方向)に移動させる。制御部1は、制御回路4から制御信号を出力し、吐出ヘッド42の駆動を制御して印刷媒体95に向かってインクを吐出させる。制御部1は、制御回路4から制御信号を出力し、駆動モーター83の駆動を制御して第1、第2洗浄ブラシ81,82を回転させる。また、制御部1は、図示しない各装置を制御する。
制御部1が、キャリッジ移動部41及び吐出ヘッド42を制御して吐出ヘッド42からインクを吐出させながらキャリッジ43(吐出ヘッド42)を移動させる主走査と、媒体搬送部20を制御して印刷媒体95を搬送方向に搬送させる副走査と、を繰り返すことで、印刷媒体95に画像などが形成される。
次に、洗浄部51の構成について図3及び図4を参照して詳述する。
図3は、洗浄部の構成を示す平面図である。図4は、図3におけるA−A線での断面図である。なお、図3及び図4では、洗浄部51に備えられているブレード55の図示を省略している。また、図4においては、各歯車71,72,73,74,76の回転方向を矢印で示している。
図3及び図4に示すように、洗浄部51は、洗浄槽54と、洗浄槽54に内包され搬送ベルト23を洗浄する洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)、第1、第2洗浄ブラシ81,82を回転駆動させる動力源としての駆動モーター83、駆動モーター83の回転駆動力を第1、第2洗浄ブラシ81,82に伝達する駆動連結部70などを備えている。
洗浄槽54は、搬送ベルト23の移動方向(−X軸方向)と交差する方向(Y軸方向)の幅よりも長い長辺を有する略直方体をなし、搬送ベルト23の表面23aを洗浄するための洗浄液59を貯留する凹状の槽である。洗浄槽54の短辺側(±Y軸側)の内壁には、第1、第2洗浄ブラシ81,82を支持する支持部86,87が設けられている。洗浄液59としては、例えば、水や水溶性溶剤(アルコール水溶液など)を用いることができ、必要に応じて界面活性剤や消泡剤を添加させてもよい。
洗浄槽54の内部には、搬送ベルト23の移動方向(−X軸方向)に沿って、複数の洗浄ブラシ(第1洗浄ブラシ81、第2洗浄ブラシ82)が設けられている。搬送ベルト23の移動方向(−X軸側)において、第1洗浄ブラシ81は上流側(+X軸側)に設けられ、第2洗浄ブラシ82は下流側(−X軸側)に設けられている。第1、第2洗浄ブラシ81,82は、搬送ベルト23の移動方向(−X軸方向)と交差する方向(Y軸方向)の幅と同じか、やや長めの幅を有する回転ローラーである。第1洗浄ブラシ81は搬送ベルト23の幅方向(Y軸方向)に沿って延在する円柱状の回転軸81aを有し、第2洗浄ブラシ82は搬送ベルト23の幅方向(Y軸方向)に沿って延在する円柱状の回転軸82aを有している。回転軸81a,82aの軸線方向の両端は、ベアリング85を介して支持部86,87に回転可能に支持されている。支持部86,87には、第1、第2洗浄ブラシ81,82の浮き上がりを防止するためにベアリング85を覆う蓋体(図示せず)が設けられている。
駆動モーター83は、洗浄槽54の外部に設けられている。詳しくは、駆動モーター83は、搬送ベルト23の移動方向(−X軸側)において、第1洗浄ブラシ81の上流側に設けられている。駆動モーター83の駆動軸83aは、第1、第2洗浄ブラシ81,82の一端側(本実施形態では+Y軸側)に突出している回転軸81a,82aと並行するように、+Y軸側に延出している。駆動モーター83の本体83bが洗浄槽54の外部に設けられ、駆動軸83aの先端が洗浄槽54の内部に延出されるように、洗浄槽54は、図3における平面視にて、洗浄槽54の+X軸側の側壁の一部が+X軸側に突出した逆L字状をなしている。
駆動連結部70は、駆動モーター83に設けられている駆動歯車71、第1、第2洗浄ブラシ81,82に設けられている被動歯車73,76を含む複数の歯車で構成され、第1、第2洗浄ブラシ81,82は、これらの歯車を介して回転駆動される。詳しくは、駆動歯車71は、駆動モーター83の駆動軸83aに固定され、駆動モーター83が駆動されると駆動軸83aを介して回転する。被動歯車73は、第1洗浄ブラシ81の+Y軸側に突出している回転軸81aに固定されている。被動歯車73に回転駆動力が伝わると、回転軸81aを介して第1洗浄ブラシ81が回転する。被動歯車76は、第2洗浄ブラシ82の+Y軸側に突出している回転軸82aに固定されている。被動歯車76に回転駆動力が伝わると、回転軸82aを介して第2洗浄ブラシ82が回転する。
駆動モーター83の駆動軸83aと第1洗浄ブラシ81の回転軸81aとの間には、支持部86に固定され−Y軸方向に延出している固定軸72aが設けられている。固定軸72aの先端部には、アイドラ歯車72が回転可能に設けられている。駆動モーター83に設けられている駆動歯車71と第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73とは、アイドラ歯車72を介して連結されている。
隣り合う洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)の間には、アイドラ歯車74が備えられている。また、隣り合う洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)の被動歯車73,76は、奇数(1つ)のアイドラ歯車74で連結されている。詳しくは、第1洗浄ブラシ81の回転軸81aと第2洗浄ブラシ82の回転軸82aとの間には、支持部86に固定され−Y軸方向に延出している固定軸74aが設けられている。固定軸74aの先端部には、アイドラ歯車74が回転可能に設けられている。第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73と、第2洗浄ブラシ82に設けられている被動歯車76とは、アイドラ歯車74を介して連結されている。このように、第1洗浄ブラシ81と第2洗浄ブラシ82との間には、アイドラ歯車74が備えられているので、第1洗浄ブラシ81に伝わった駆動モーター83の回転駆動力を、アイドラ歯車74を介して隣に位置する第2洗浄ブラシ82に伝達することができる。
駆動連結部70に備えられている駆動歯車71、被動歯車73,76、アイドラ歯車72,74の材料には、ステンレスにフッ素加工を施したものが採用されている。これにより、洗浄液59に長期間に亘って浸漬することによる錆の発生や摩耗を抑制することができる。
図4に示す+Y軸方向からの側面視において、例えば、駆動モーター83の駆動軸83aが時計回りに回転駆動されると、アイドラ歯車72は反時計回りに回転し、アイドラ歯車72を介して連結されている被動歯車73が時計回りに回転する。さらに、被動歯車73に連結されているアイドラ歯車74が反時計回りに回転し、アイドラ歯車74を介して連結されている被動歯車76が時計回りに回転する。このように、一方の被動歯車73に伝わった駆動モーター83の回転駆動力を、奇数(1つ)のアイドラ歯車74を介して他方の被動歯車76に伝達することで、隣り合う第1、第2洗浄ブラシ81,82を同一方向に回転させることができる。
本実施形態の複数の歯車を連結させて回転駆動力を伝達させる歯車方式は、従来のローラーチェーンを介して回転駆動力を伝達させるチェーン方式と比較すると、腐食や摩耗などに対する耐久性が高いので、印刷装置100の印刷動作を停止させて行うメンテナンスの回数、及びメンテナンスに要する時間を大幅に減らすことができる。また、歯車方式はチェーン方式より駆動連結部70を小さく構成することができる。また、歯車方式はチェーン方式より洗浄駆動時の動作音を小さくすることができる。また、歯車方式は、従来のチェーン方式において、ローラーチェーンの摩耗を低減させたり、駆動を円滑に行わせたりするためのグリスを必要としないので、洗浄液59への油分の混入を防止することができる。
なお、本実施形態では、駆動モーター83に設けられている駆動歯車71と第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73とが、アイドラ歯車72を介して連結された構成を示したが、これに限定するものではない。駆動歯車71と被動歯車73とが直接連結された構成であってもよし、複数のアイドラ歯車を介して連結された構成であってもよい。
また、本実施形態では、2つの洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)が備えられた印刷装置100を例示したが、3つ以上の洗浄ブラシを備えた印刷装置であってもよい。
また、本実施形態では、第1洗浄ブラシ81の被動歯車73と第2洗浄ブラシ82の被動歯車76が、1つのアイドラ歯車74で連結された構成を例示したが、3つ以上の奇数のアイドラ歯車で連結された構成であってもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
印刷装置100に備えられている第1、第2洗浄ブラシ81,82は、駆動モーター83に設けられている駆動歯車71、第1、第2洗浄ブラシ81,82に設けられている被動歯車73,76、アイドラ歯車72,74を介して回転駆動される。このように、複数の歯車を連結させて回転駆動力を伝達させる歯車方式は、従来のローラーチェーンを介して回転駆動力を伝達させるチェーン方式と比較すると、腐食や摩耗などに対する耐久性が高いので、印刷装置100の印刷動作を停止させて行うメンテナンスの回数、及びメンテナンスに要する時間を大幅に減らすことができる。これにより、印刷装置100を稼働させている稼働時間が長くなる。したがって、生産効率を向上させた印刷装置100を提供することができる。
第1洗浄ブラシ81と第2洗浄ブラシ82との間には、アイドラ歯車74が備えられているので、第1洗浄ブラシ81に伝わった駆動モーター83の回転駆動力を、アイドラ歯車74を介して隣に位置する第2洗浄ブラシ82に伝達することができる。
第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73と第2洗浄ブラシ82に設けられている被動歯車76とは、奇数(1つ)のアイドラ歯車74で連結されている。このような構成によれば、一方の被動歯車73に伝わった駆動モーター83の回転駆動力を、奇数(1つ)のアイドラ歯車74を介して他方の被動歯車76に伝達することで、隣り合う第1、第2洗浄ブラシ81,82を同一方向に回転させることができる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2に係る洗浄部の構成を示す平面図である。図6は、図5におけるB−B線での断面図である。本実施形態の印刷装置200について、図5及び図6を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。また、図6においては、各歯車71,172,73,174,76の回転方向を矢印で示している。
図5及び図6に示すように、洗浄部151は、駆動モーター83の回転駆動力を第1、第2洗浄ブラシ81,82に伝達する駆動連結部170を備えている。
駆動モーター83の駆動軸83aと第1洗浄ブラシ81の回転軸81aとの間には、支持部86に固定され−Y軸方向に延出している固定軸172aが設けられている。固定軸172aの先端部には、アイドラ歯車172が回転可能に設けられている。駆動モーター83に設けられている駆動歯車71と第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73とは、アイドラ歯車172を介して連結されている。
第1洗浄ブラシ81の回転軸81aと第2洗浄ブラシ82の回転軸82aとの間には、支持部86に固定され−Y軸方向に延出している固定軸174aが設けられている。固定軸174aの先端部には、アイドラ歯車174が回転可能に設けられている。第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73と、第2洗浄ブラシ82に設けられている被動歯車76とは、アイドラ歯車174を介して連結されている。
被動歯車73,76の中心軸は、被動歯車73,76と噛合う歯車の中心軸より鉛直方向の上方で支持されている。詳しくは、被動歯車73は、アイドラ歯車172とアイドラ歯車174との2つの歯車と噛合っている。被動歯車73が固定されている中心軸としての回転軸81aは、アイドラ歯車172,174が設けられている中心軸としての固定軸172a,174aよりも鉛直方向(Z軸方向)の上方で支持されている。換言すると、被動歯車73とアイドラ歯車172,174とは、被動歯車73の回転軸81aよりも下側(−Z軸側)で噛合うことになる。これにより、被動歯車73が装着された第1洗浄ブラシ81を上方(+Z軸側)から着脱させることができる。これにより、第1洗浄ブラシ81及び駆動連結部170をメンテナンスする際の作業性が向上される。
被動歯車76は、アイドラ歯車174と噛合っている。被動歯車76が固定されている中心軸としての回転軸82aは、アイドラ歯車174が設けられている中心軸としての固定軸174aよりも鉛直方向(Z軸方向)の上方で支持されている。換言すると、被動歯車76とアイドラ歯車174とは、被動歯車76の回転軸82aよりも下側(−Z軸側)で噛合うことになる。これにより、被動歯車76が装着された第2洗浄ブラシ82を上方(+Z軸側)から着脱させることができる。これにより、第2洗浄ブラシ82及び駆動連結部170をメンテナンスする際の作業性が向上される。
なお、本実施形態では、駆動モーター83に設けられている駆動歯車71と第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73とが、アイドラ歯車172を介して連結された構成を示したが、これに限定するものではない。駆動歯車71と被動歯車73とが被動歯車73の回転軸81aよりも下側(−Z軸側)で直接噛合う構成であってもよい。
また、本実施形態では、2つの洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)が備えられた印刷装置200を例示したが、1つの洗浄ブラシを備えた印刷装置であってもよいし、3つ以上の洗浄ブラシを備えた印刷装置であってもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置200によれば、以下の効果を得ることができる。
被動歯車73,76の回転軸81a,82aは、アイドラ歯車172,174の固定軸172a,174aよりも鉛直方向の上方で支持されているので、被動歯車73が装着された第1洗浄ブラシ81、及び被動歯車76が装着された第2洗浄ブラシ82を上方(+Z軸側)から着脱させることができる。これにより、第1、第2洗浄ブラシ81,82及び駆動連結部170をメンテナンスする際の作業性が向上され、メンテナンスに要する時間を短縮することができる。
(実施形態3)
図7は、実施形態3に係る洗浄部の構成を示す平面図である。図8は、図7におけるC−C線での断面図である。本実施形態の印刷装置300について、図7及び図8を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。また、図8においては、各歯車71,72,73,274,275,76の回転方向を矢印で示している。
図7及び図8に示すように、洗浄部251は、駆動モーター83の回転駆動力を第1、第2洗浄ブラシ81,82に伝達する駆動連結部270を備えている。
隣り合う洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)の被動歯車73,76は、偶数(2つ)のアイドラ歯車274,275で連結されている。詳しくは、第1洗浄ブラシ81の回転軸81aと第2洗浄ブラシ82の回転軸82aとの間には、支持部86に固定され−Y軸方向に延出している固定軸274a,275aが設けられている。固定軸274aの先端部には、アイドラ歯車274が回転可能に設けられている。固定軸275aの先端部には、アイドラ歯車275が回転可能に設けられている。第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車73と、第2洗浄ブラシ82に設けられている被動歯車76とは、アイドラ歯車274,275を介して連結されている。
図8に示す+Y軸方向からの側面視において、例えば、駆動モーター83の駆動軸83aが時計回りに回転駆動されると、アイドラ歯車72は反時計回りに回転し、アイドラ歯車72を介して連結されている被動歯車73が時計回りに回転する。さらに、被動歯車73に連結されているアイドラ歯車274が反時計回りに回転し、アイドラ歯車274に連結されているアイドラ歯車275が時計回りに回転する。そして、アイドラ歯車275に連結されている被動歯車76が反時計回りに回転する。このように、一方の被動歯車73に伝わった駆動モーター83の回転駆動力を、偶数(2つ)のアイドラ歯車274,275を介して他方の被動歯車76に伝達することで、隣り合う第1、第2洗浄ブラシ81,82を逆方向に回転させることができる。
なお、本実施形態では、第1洗浄ブラシ81の被動歯車73と第2洗浄ブラシ82の被動歯車76が、2つのアイドラ歯車274,275で連結された構成を例示したが、4つ以上の偶数のアイドラ歯車で連結された構成であってもよい。
また、本実施形態では、2つの洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)が備えられた印刷装置300を例示したが、3つ以上の洗浄ブラシを備えた印刷装置であってもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置300によれば、以下の効果を得ることができる。
隣り合う第1洗浄ブラシ81の被動歯車73と第2洗浄ブラシ82の被動歯車76は、2つのアイドラ歯車274,275で連結されているので、第1洗浄ブラシ81と第2洗浄ブラシ82とを逆方向に回転させることができる。これにより、搬送ベルト23を好適に洗浄させることができる。
(実施形態4)
図9は、実施形態4に係る洗浄部の構成を示す平面図である。図10は、図9におけるD−D線での断面図である。本実施形態の印刷装置400について、図9及び図10を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。また、図10においては、各歯車71,72,373,74,76の回転方向を矢印で示している。
図9及び図10に示すように、洗浄部351は、駆動モーター83の回転駆動力を第1、第2洗浄ブラシ81,82に伝達する駆動連結部370を備えている。
複数の洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)に設けられている被動歯車76,373のうちの少なくとも1つは、歯数が異なっている。本実施形態では、第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車373の歯数が、第2洗浄ブラシ82に設けられている被動歯車76の歯数と異なっている。
被動歯車373は、8つの歯を有しており、被動歯車76は、10の歯を有している。なお、駆動モーター83に設けられている駆動歯車71は、10の歯を有している。例えば、駆動歯車71が4回転すると、被動歯車373は5回転し、被動歯車76は4回転するので、第1洗浄ブラシ81と第2洗浄ブラシ82とを異なる回転数で回転させることができる。
なお、本実施形態で示した被動歯車373,76及び駆動歯車71の歯数は、一例であり、これに限定するものではない。
また、本実施形態では、2つの洗浄ブラシ(第1、第2洗浄ブラシ81,82)が備えられた印刷装置400を例示したが、3つ以上の洗浄ブラシを備えた印刷装置であってもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置400によれば、以下の効果を得ることができる。
第1洗浄ブラシ81に設けられている被動歯車373の歯数は、第2洗浄ブラシ82に設けられている被動歯車76の歯数と異なっているので、第1洗浄ブラシ81と第2洗浄ブラシ82とを異なる回転数で回転させることができる。これにより、搬送ベルト23を好適に洗浄させることができる。
1…制御部、2…インターフェイス部、3…CPU、4…制御回路、5…記憶部、6…入力装置、7…検出器群、10…媒体供給部、20…媒体搬送部、23…搬送ベルト、24…ベルト回転ローラー、25…ベルト駆動ローラー、27…乾燥ユニット、30…媒体回収部、40…印刷部、42…吐出ヘッド、43…キャリッジ、50…洗浄ユニット、51,151,251,351…洗浄部、54…洗浄槽、55…ブレード、59…洗浄液、60…媒体密着部、70,170,270,370…駆動連結部、71…駆動歯車、72,74,172,174,274,275…アイドラ歯車、73,76,373…被動歯車、81…第1洗浄ブラシ、82…第2洗浄ブラシ、83…駆動モーター、90…フレーム部、95…印刷媒体、100,200,300,400…印刷装置。

Claims (6)

  1. 印刷媒体を搬送する搬送ベルトと、
    洗浄液を貯留する洗浄槽と、
    前記洗浄槽に内包され前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ブラシと、
    前記洗浄ブラシを回転駆動させる駆動モーターと、
    を備え、
    前記洗浄ブラシは、前記駆動モーターに設けられている駆動歯車、前記洗浄ブラシに設けられている被動歯車を含む複数の歯車を介して回転駆動されること、を特徴とする印刷装置。
  2. 前記被動歯車の中心軸は、前記被動歯車と噛合う歯車の中心軸より鉛直方向の上方で支持されていること、を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記洗浄ブラシは、前記搬送ベルトの移動方向に沿って複数設けられ、
    隣り合う前記洗浄ブラシの間には、アイドラ歯車が備えられていること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 複数の前記洗浄ブラシに設けられている前記被動歯車のうちの少なくとも1つは、歯数が異なっていること、を特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記隣り合う洗浄ブラシの前記被動歯車は、奇数のアイドラ歯車で連結されていること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記隣り合う洗浄ブラシの前記被動歯車は、偶数のアイドラ歯車で連結されていること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の印刷装置。
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