JP2016172378A - ラインヘッドプリンター - Google Patents

ラインヘッドプリンター Download PDF

Info

Publication number
JP2016172378A
JP2016172378A JP2015053440A JP2015053440A JP2016172378A JP 2016172378 A JP2016172378 A JP 2016172378A JP 2015053440 A JP2015053440 A JP 2015053440A JP 2015053440 A JP2015053440 A JP 2015053440A JP 2016172378 A JP2016172378 A JP 2016172378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
head
cleaning
unit
line head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015053440A
Other languages
English (en)
Inventor
小島 健嗣
Kenji Kojima
健嗣 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015053440A priority Critical patent/JP2016172378A/ja
Publication of JP2016172378A publication Critical patent/JP2016172378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

【課題】複数の記録ヘッドユニットを備えたラインヘッドプリンターにおける装置の大型化と高コスト化を抑制することにある。【解決手段】ラインヘッドプリンター1は、複数の記録ヘッドユニット7が並ぶことでラインヘッドを構成可能なラインヘッドプリンターであって、複数の記録ヘッドユニット7が被記録媒体Mの搬送方向Aと交差する方向に個別に移動可能に設けられた複数の移動軸9、10と、前記複数の記録ヘッドユニットのヘッドクリーニング部72と、前記記録ヘッドユニットの前記移動軸に沿う移動動作と被記録媒体への記録動作、及び前記ヘッドクリーニング部のクリーニング動作を制御する制御部20とを備え、前記ヘッドクリーニング部は、前記各移動軸と交差する方向に設けられたガイド73、75に沿って移動し、前記複数の記録ヘッドユニットの各クリーニング位置77に位置することが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の記録ヘッドユニットが並ぶことでラインヘッドを構成可能なインクジェットプリンター等のラインヘッドプリンターに関する。
従来のラインプリンターとして、複数の記録ヘッドユニットが被記録媒体の搬送方向と交差する方向に、複数の各移動軸に沿って個別に移動可能に設けられたものがある(特許文献1及び特許文献2)。この構造により複数の記録ヘッドユニットが各移動軸を移動して被記録媒体の搬送方向と交差する方向に並ぶことでラインヘッドを構成可能である。
特開2003−127352号公報 国際公開WO2003/074277公報
しかしながら、いずれの特許文献も、複数の記録ヘッドユニットの液体吐出部のワイピングや吸引洗浄機構等によるヘッドクリーニングについては具体的な説明は見当たらない。その開示された構造からは、この特許文献に記載されたプリンターでは、複数の記録ヘッドユニットのそれぞれにヘッドクリーニング部を設ける構造になると言える。そのため、複数の記録ヘッド毎にヘッドクリーニング部を設けることから、装置が大型化し、高コスト化するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、複数の記録ヘッドユニットを備え、更にヘッドクリーニング部を備えるラインヘッドプリンターにおける装置の大型化と高コスト化を抑制することにある。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様は、複数の記録ヘッドユニットが並ぶことでラインヘッドを構成可能なラインヘッドプリンターであって、複数の前記記録ヘッドユニットが被記録媒体の搬送方向と交差する方向に個別に移動可能に設けられた複数の移動軸と、前記複数の記録ヘッドユニットの記録ヘッドをクリーニングするヘッドクリーニング部と、前記記録ヘッドユニットの前記移動軸に沿う移動動作と被記録媒体への記録動作、及び前記ヘッドクリーニング部のクリーニング動作を制御する制御部とを備え、前記ヘッドクリーニング部は、前記各移動軸と交差する方向に設けられたガイドに沿って移動し、前記複数の記録ヘッドユニットの各クリーニング位置に位置することが可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記ヘッドクリーニング部は、前記記録ヘッドを払拭によるクリーニングをする払拭部、前記記録ヘッドに対して吸引によるクリーニングをする吸引部、前記記録ヘッドから排出される液体を受ける液体受部の少なくとも一つを備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第2の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記ヘッドクリーニング部は、前記記録ヘッドユニットが前記移動軸に沿って前記クリーニング位置に移動する際に前記払拭部によって払拭されるように構成されていることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、記録非実行状態の前記記録ヘッドユニットを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップが記録実行領域外に設けられていることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、第4の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記ヘッドクリーニング部は、記録実行領域に対して前記保護キャップの位置と反対側に設けられていることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第4の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記ヘッドクリーニング部は、記録実行領域に対して前記保護キャップの位置と同じ側に設けられていることを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第6の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記ヘッドクリーニング部は、前記記録実行領域の外側に設けられていることを特徴とする。
本発明の第8の態様は、第1の態様から第7の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記制御部は、記録ヘッドユニットの液体吐出量が設定量を超えたときに前記クリーニング位置に移動してクリーニングを実行するように構成されていることを特徴とする。
本発明の第9の態様は、第1の態様から第8の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記制御部は、前記記録ヘッドユニットを前記移動方向において同じ位置に複数配置して前記記録動作を実行する記録モードを有することを特徴とする。
本発明の第10の態様は、第1の態様から第9の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、前記制御部は、記録実行の際に使用しない記録ヘッドユニットがある場合に、使用する記録ヘッドユニットの組み合わせを設定されているタイミングで変えるように構成されていることを特徴とする。
本発明の実施形態1に係るラインヘッドプリンターを表す概略平面図。 本発明の実施形態1に係るラインヘッドプリンターを表す概略側断面図。 本発明の実施形態1に係るラインヘッドプリンターの電気的な構成を表すブロック図。 (A)は本発明の実施形態1においてクリーニングの実行を説明する要部概略拡大平面図、(B)は同要部拡大正面図。 本発明の実施形態1においてクリーニング実行状態の要部概略側断面図。 本発明の実施形態2に係るラインヘッドプリンターを表す概略側断面図。 本発明の実施形態4に係るラインヘッドプリンターを表す概略平面図。 本発明の実施形態5に係るラインヘッドプリンターを表す概略平面図。
以下に、本発明の実施形態に係るラインヘッドプリンターについて、添付図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下の説明では、最初に実施形態1に係るラインヘッドプリンターを例にとって、本発明のラインヘッドプリンターの概略構成とその電気的な構成について説明する。次に該実施形態1に係るラインヘッドプリンターの具体的構成と作用について具体的に説明する。また、一部の構成を異ならせた実施形態2から実施形態5に係るラインヘッドプリンターの構成を実施形態1との差異を中心に具体的に説明する。
◆◆実施形態1◆◆(図1〜図5参照)
図1及び図2に表したように、本実施形態に係るラインヘッドプリンター1Aは、被記録媒体Mを搬送方向Aに搬送する搬送部3と、該搬送部3による被記録媒体Mの搬送方向Aと交差する被記録媒体Mの幅方向Bに複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが並ぶことでラインヘッドを構成する記録実行部5と、を備えたインクジェット方式のラインヘッドプリンターである。
そして、ラインヘッドプリンター1Aは、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが被記録媒体Mの搬送方向Aと交差する被記録媒体Mの幅方向Bに個別に移動可能に一例として2本ずつ設けられた複数の移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cと、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの記録ヘッド4をクリーニングするヘッドクリーニング部72と、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの前記移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cに沿う移動動作と被記録媒体Mへの記録動作と、更にヘッドクリーニング部72のクリーニング動作を制御する制御部20とを備えている。
また、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cは、使用が想定される被記録媒体Mの最大幅を記録可能にする数(図示の実施形態では7A、7B、7Cの三つ)によって構成されている。本実施形態では、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cは3つ設けられているが、これらの記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの幅方向Bにおける記録作用長はほぼ同一の寸法に設定されている。
また、記録実行状態において、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが存する記録実行領域Dの一例として右外方の領域Eには、記録非実行状態の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップ13A、13B、13Cが設けられている。
ここで、本明細書で使用する「ラインヘッド」とは、記録実行時に記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが被記録媒体Mの搬送方向Aに交差する被記録媒体Mの幅方向Bには移動しないで並んでいる構造をいう。
「記録ヘッドユニット」とは、インク等の記録用の液体を吐出する記録ヘッド4を備え、移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cに沿って移動することが可能な構造体(ユニット)を意味する。
「保護キャップ」とは、使用されていない記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出部の乾燥を防止する保湿機能を備えるものである。また、該機能に加えて他の機能を備えているものであってもよい。
(1)ラインヘッドプリンターの概略構成(図1から図3参照)
図示のラインヘッドプリンター1Aは、被記録媒体Mとして最大幅が6mに及ぶようなロール状に巻かれた布帛を対象とする産業用捺染向けの大型のインクジェット捺染装置である。
ここで「布帛」とは、綿、麻、絹、又はこれらを混合したもの等を原糸とする布や織物等の繊維製品を意味し、例えば、ブラウス、ワイシャツ、作業着などの衣料品の材料として用いられるブロード、シーチング等の繊維製品が挙げられる。また、化学繊維のレーヨン、キュプラ、ポリノジック、アセテート、トリアセテート、プロミックス、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンであってもよい。コート紙等の表面コーティングがなされたもの、裏面剥離フィルム、レーヨン、合成紙等も使用可能である。
そして、本実施形態では、搬送部3として搬送用ベルト15の表面に粘着層16が形成された無端ベルトが使用されており、該無端ベルトには、搬送モーター30によって駆動される駆動ローラー41と、搬送用ベルト15を介して該駆動ローラー41の動力が伝達されて回転する従動ローラー43と、が設けられている。
また、搬送部3の上流位置には、該上流位置に供給された被記録媒体Mである布帛を粘着層16の表面に貼り付ける加圧ローラー45が配設されており、搬送用ベルト15の戻り経路の途中には、搬送用ベルト15の表面に付着した汚れ等を取り除く洗浄部47が配設されている。
また、搬送部3の上流位置には、ロール状に巻かれた被記録媒体Mをセットし、繰出しモーター31から動力を受けて所定の方向に回転する繰出しローラー49が設けられており、該繰出しローラー49から繰り出された被記録媒体Mは、途中ガイドローラー51に案内されて前述した加圧ローラー45の設置部位に導かれるように構成されている。
また、搬送部3の下流位置には、記録実行後の被記録媒体Mを搬送用ベルト15から剥離し、途中ガイドローラー53に案内されて供給される被記録媒体Mを巻き取る巻取りローラー55が配設されている。該巻取りローラー55は、巻取りモーター32から動力を受けて所定の方向に回転するローラーで、巻取りローラー55の近傍には、記録実行後の被記録媒体Mを適宜の長さで切断するカッター57が設けられている。
記録実行部5は、前述したように幅方向Bに並んでラインヘッドを構成する複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cと、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを前述した複数の移動軸9A、9B、9C及び10A、10b、10Cに沿って幅方向Bに個別に往復移動させるキャリッジモーター26(図3)と、各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの複数の記録ヘッド4に対して各色のインク等の記録用の液体を供給する図示しない液体貯溜タンク、液体供給チューブ等を備えることによって一例として構成されている。
また、移動軸9A、9B、9C及び10A、10b、10Cの長さは、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが前述した記録実行領域Dと、保護キャップ13A、13B、13Cが設けられているその右外方の領域Eと、更にクリーニング部71が設けられている記録実行領域Dを挟んで反対側の左外方の領域Fと、の間を行き来できる長さに設定されている。
また、各保護キャップ13A、13B、13Cは図示しない駆動機構によって各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出面に当接して液体吐出部の乾燥を防止する覆い位置と、該液体吐出面から離間して各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの自由な移動を可能にする開放位置と、を切り換えることができるように一例として構成されている。
(2)ラインヘッドプリンターの電気的な構成(図3参照)
次に、本実施形態のラインヘッドプリンター1Aにおける電気的な構成について説明する。
図3は、本実施形態のラインヘッドプリンター1Aの電気的な構成を表すブロック図である。制御部20には、ラインヘッドプリンター1Aの全体の制御を司るCPU21が設けられている。CPU21は、システムバス22を介して、CPU21が実行する各種制御プログラム等を格納したROM23と、データを一時的に格納可能なRAM24と、接続されている。また、CPU21は、システムバス22を介して、記録ヘッド4を駆動するためのヘッド駆動部25と接続されている。
また、CPU21は、システムバス22を介して、キャリッジモーター26、洗浄用移動モーター27、搬送モーター30、繰出しモーター31及び巻取りモーター32を駆動させるためのモーター駆動部19と接続されている。
ここで、キャリッジモーター26は、複数の記録ヘッド4を備える記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを搭載した図示しないキャリッジを移動させるためのモーターである。また、洗浄用移動モーター27は、記録ヘッド4をクリーニングするためにヘッドクリーニング部72を移動させるためのモーターである。また、搬送モーター30は、前述した搬送部3に設けられる駆動ローラー41を駆動するためのモーターである。また、繰出しモーター31は、被記録媒体Mがセットされた、繰出しローラー49を繰出し方向に回転させるための駆動モーターである。また、巻取りモーター32は、巻取りローラー55を巻取り方向に回転させるための駆動モーターである。
更に、CPU21は、ラインヘッドプリンター1Aに設けられたモニター35及びコントロールパネル36と、記録データ等をPC等の外部装置から入力する等のためのインターフェース34と、データ及び信号の送受信を行うための入出力部33と接続されている。
(3)ラインヘッドプリンターの具体的構成と作用(図1〜図5参照)
本実施形態のラインヘッドプリンター1Aは、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが被記録媒体Mの搬送方向Aと交差する方向Bに個別に移動可能に設けられた複数の移動軸9A、9B、9C及び10A、10b、10Cと、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの記録ヘッド4をクリーニングするヘッドクリーニング部72と、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの移動軸9A、9B、9C及び10A、10b、10Cに沿う移動動作と被記録媒体Mへの記録動作、及びヘッドクリーニング部72のクリーニング動作を制御する制御部20とを備えている。
そして、ヘッドクリーニング部72は、各移動軸9A、9B、9C及び10A、10b、10Cと交差する方向Aに設けられたガイド73、75沿って移動し、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各クリーニング位置77A、77B、77Cに位置することが可能に構成されている。
≪ヘッドクリーニング部≫(図4、図5)
図1に表すように本実施形態では、記録非実行状態の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップ13A、13B、13Cが存する前記右外方の領域Eと記録実行領域Dを挟んで反対側の左外方の領域Fにクリーニング部71が設けられている。
このクリーニング部71は、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cと交差する方向(搬送方向Aに沿う方向)に設けられた一組のガイド73、75と、該ガイド73、75に案内されてガイド73、75の伸長方向に位置する複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各クリーニング位置77A、77B、77Cに移動して位置することが可能なヘッドクリーニング部72と、該ヘッドクリーニング部72の移動のため駆動源となる洗浄用移動モーター27(図3)を主構成要素として備えている。
図4及び図5は、ヘッドクリーニング部72が記録ヘッドユニット7Cに対応するクリーニング位置77C移動して位置している状態で、記録ヘッド4の液体吐出面をワイパーブレード76によってクリーニングしている状態を表している。尚、図1はヘッドクリーニング部72が記録ヘッドユニット7Bに対応するクリーニング位置77Bに移動して位置している状態を表している。
図4(A)はその要部概略拡大平面図であり、図4(B)は同要部拡大正面図である。尚、図4において図面を解り易くするために、クリーニング位置に移動したヘッドクリーニング72を破線で示してある。図5は同要部概略側断面図である。ワイパーブレード76は記録ヘッドユニット7Cの液体吐出面に対して公知の機構(図示ぜず)によって進退可能に構成されている。
ここでは、ヘッドクリーニング部72は、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが各移動軸に沿って各クリーニング位置77A、77B、77Cに移動する際に、そのクリーニング位置(図4及び図5ではクリーニング位置77C)に位置しているヘッドクリーニング部72の進出状態にあるワイパーブレード76によって前記液体吐出面を払拭するように構成されている。
尚、ヘッドクリーニング部72としては、クリーニング位置77A、77B、77Cに移動してくる各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cにおける液体吐出面に当接して、該液体吐出面に付着したインク滴や汚れを拭き取る払拭布(図示せず)やワイパーブレード76等の払拭部、或いは該記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出口に詰まった液体や固形物を吸引して除去する吸引部(図示せず)、或いは吸引の代わりに、記録ヘッド4内の液体を加圧することによって、液体吐出口に詰まった液体や固形物を記録ヘッドから除去する場合は、ヘッドクリーニング部72としては、クリーニング位置77A、77B、77Cに移動してくる各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cから該加圧によって排出される液体を受ける液体受部(図示せず)のいずれかを備えるもの、あるいは前記払拭部、吸引部、液体受部のうちのいずれか2つ、またはすべてを備えるものが適用可能である。
≪ヘッドクリーニング部の作用≫
本実施形態によれば、ヘッドクリーニング部72は、各移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cと交差する方向に設けられたガイド73、75に沿って移動し、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各クリーニング位置77A、77B、77Cに位置することが可能に構成されている。従って、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7C毎にヘッドクリーニング部72を設ける必要がない。即ち、該ヘッドクリーニング部72を複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cに対して共用化することができるので、ラインヘッドプリンターにおける装置の大型化と高コスト化を抑制することができる。
また本実施形態によれば、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cに沿って前記クリーニング位置77A、77B、77Cに移動する際に前記払拭部であるワイパーブレード76によって液体吐出面が払拭される。即ち、払拭部であるワイパーブレード76をクリーニング位置に位置させて、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを前記移動軸に沿って移動するだけで払拭を行うことができ、ヘッドクリーニング部72の構造を単純化することができる。
◆◆実施形態2◆◆(図6参照)
実施形態2に係るラインヘッドプリンター1Bは、クリーニング部71におけるヘッドクリーニング部72の具体的構造が実施形態1と相違するだけで、その他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。従って、ここでは実施形態1と同様の構成については説明を省略し、実施形態2で採用したクリーニング部71の構造とその作用、効果を中心に説明する。
実施形態1においては、ヘッドクリーニング部72は、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが各移動軸に沿って各クリーニング位置77A、77B、77Cに移動する際に、そのクリーニング位置に位置しているヘッドクリーニング部72の進出状態にあるワイパーブレード76によって前記液体吐出面を払拭するように構成されているのに対して、以下のように構成されている。
即ち、本実施形態では、図6に示すように、クリーニング位置77A、77B、77Cに移動して位置する記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出面に対して、ヘッドクリーニング部72がワイパーブレード78を進出させた状態にしてガイド73、75の軸方向(搬送方向Aと同じ方向)に移動することで、前記液体吐出面を払拭するように構成されている。
本実施形態によれば、ガイド73、75に沿う方向へのヘッドクリーニング部72の移動動作を利用して前記払拭を実行することができる。
◆◆実施形態3◆◆
実施形態3に係るラインヘッドプリンターにおいては、制御部20は、各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各記録ヘッド4の液体吐出量が設定量を超えたときにクリーニング位置77A、77B、77Cに移動してクリーニングを実行する制御モードを備えている点が実施形態1と相違するだけで、その他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。ここで、各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cのインク吐出量の把握は、各記録ヘッドの液体吐出回数をカウントすること等により実行することができる。
本実施形態によれば、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cのインク吐出量が設定量を超えたときにクリーニング位置77A、77B、77Cに移動してクリーニングを実行するので、適切なクリーニングを実行することができる。
◆◆実施形態4◆◆(図7参照)
実施形態4に係るラインヘッドプリンター1Cは、クリーニング部71の配置が実施形態1に係るラインヘッドプリンター1Aと相違するだけで、その他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。従って、ここでは実施形態1と同様の構成については説明を省略し、実施形態4で採用したクリーニング部71の配置とその作用、効果を中心に説明する。
即ち、図7に示すように本実施形態では、上記クリーニング部71が記録非実行状態の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップ13A、13B、13Cが存する前記右外方の領域Eと記録実行領域Dに対して同じ側の一例として保護キャップ13A、13B、13Cに隣接する左方位置に配置されている。
そして、このような位置に配置されるクリーニング部71を備える本実施形態に係るラインヘッドプリンター1Cによっても前述した実施形態1に係るラインヘッドプリンター1Aと同様の作用、効果が発揮でき、更に本実施形態にあっては、クリーニングが実施された記録ヘッドユニット7A、7B、7Cは、記録実行領域Dを横断することなく、保護キャップ13が位置する領域に短時間で移動することが可能になる。従って、クリーニングを実行しても汚れが除去できなかった記録ヘッドユニット7A、7B、7Cがあったような場合に、当該記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを保護キャップ13A、13B、13Cの存する領域に直ちに移動させて修理、交換等のメンテナンス作業を実施することが可能になる。
更に、本実施形態では、ヘッドクリーニング部72は、記録実行領域Dの外側に設けられている。これにより、各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの記録ヘッド4のメンテナンス時にアクセスが容易である。
◆◆実施形態5◆◆(図8参照)
実施形態5に係るラインヘッドプリンター1Dにおいては、制御部は、前記記録ヘッドユニットを前記移動方向において同じ位置に複数配置して前記記録動作を実行する記録モードを備えている点が実施形態1と相違するだけで、その他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。
この記録モードでは、図8に表すように幅の狭い被記録媒体Mに対して、例えばすべての記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを記録実行領域Dの同じ位置に位置させて、一つの記録ヘッドユニットの記録作用長(ノズル列の長さ)分の幅の範囲で搬送方向Aに3つの記録ヘッド4による記録を行うことが可能である。そして、このような態様で記録動作を実行した場合には、吐出する液体の密度を3倍に高めて画像を濃くすることが可能になり、吐出する液体の密度を高めるために記録速度を落とすこともない。
◆◆実施形態6◆◆
実施形態6に係るラインヘッドプリンターにおいては、制御部20は、記録実行の際に使用しない記録ヘッドユニット7A、7B、7Cがある場合に、使用する記録ヘッドユニットの組み合わせを設定されているタイミングで変える制御モードを備えている点が実施形態1と相違する。その他の構成については実施形態1と同様の構成を有している。
被記録媒体Mの幅が記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの全部を並べて使用しなくても記録を行える狭い幅のものである場合、使用しない記録ヘッドユニットが発生する。この場合に本実施形態は対応する。
本実施形態によれば、制御部20は、記録動作の実行の際に使用しない記録ヘッドユニット7A、7B又は7Cがある場合に、記録動作の実行に使用する記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの組み合わせを設定されているタイミングで変えるので、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの使用頻度の偏りを抑制してバランス良く全ての記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを使用することができる。
[他の実施形態]
本発明に係るラインヘッドプリンター1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、本発明のラインヘッドプリンター1は前述したような大型のインクジェット捺染装置に限らず、これより小型のインクジェット捺染装置に適用したり、用紙やフィルムを被記録媒体Mとする大型のインクジェットプリンター等に適用することが可能である。また、ラインヘッドを構成する記録ヘッドユニット7の数は、前記実施形態1〜6で採用した3つに限らず、2つ、3つあるいは5つ以上のものであっても構わない。
また、各記録ヘッドユニット7A、7B、7C毎に設けられる移動軸9、10は、前記実施形態1〜3で採用した2本ずつ設けられる構成に限らず、移動軸9、10をいずれか1本にして他をガイド等にすることも可能である。
また、複数設けられる記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの幅方向Bにおける記録作用長(ノズル列の長さ)は、前述した実施形態1で説明したようにすべて同じ記録作用長にする他、これらの一部またはすべてを異なる記録作用長のものに変更することが可能である。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内での種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
以上、本発明について具体的な実施例に基づいて詳述した。ここで本発明について、もう一度まとめて以下に説明する。
本発明の第1の態様に係るラインヘッドプリンター1は、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが並ぶことでラインヘッドを構成可能なラインヘッドプリンター1であって、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが被記録媒体Mの搬送方向Aと交差する方向Bに個別に移動可能に設けられた複数の移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cと、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの記録ヘッド4をクリーニングするヘッドクリーニング部72と、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの前記移動軸に沿う移動動作と被記録媒体Mへの記録動作、及びヘッドクリーニング部72のクリーニング動作を制御する制御部20とを備え、ヘッドクリーニング部72は、各移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cと交差する方向に設けられたガイド73、75に沿って移動し、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各クリーニング位置77A、77B、77Cに位置することが可能に構成されていることを特徴とする。
ここで、「ラインヘッド」とは、記録実行時に記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが媒体の搬送方向Aに交差する方向には移動しないで並んでいる構造を言う。
「記録ヘッドユニット」とは、インク等の記録用の液体を吐出する記録ヘッドを備え、移動軸に沿って移動することが可能な構造体(ユニット)を意味する。
本態様によれば、ヘッドクリーニング部は、前記各移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cと交差する方向に設けられたガイド73、75に沿って移動し、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの各クリーニング位置77A、77B、77Cに位置することが可能に構成されている。従って、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7C毎にヘッドクリーニング部72を設ける必要がない。即ち、該ヘッドクリーニング部72を複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cに対して共用化することができるので、ラインヘッドプリンター1における装置の大型化と高コスト化を抑制することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、ヘッドクリーニング部72は、記録ヘッド4を払拭によるクリーニングをする払拭部、記録ヘッド4に対して吸引によるクリーニングをする吸引部、記録ヘッドから排出される液体を受ける液体受部の少なくとも一つを備えることを特徴とする。
ここで、ヘッドクリーニング部72としては、クリーニング位置77A、77B、77Cに移動してくる各記録ヘッドユニット7A、7B、7Cにおける液体吐出面に当接して、該液体吐出面に付着したインク滴や汚れを拭き取る払拭布やワイパーブレード76等の払拭部、或いは該記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出口に詰まった液体や固形物を吸引して除去する吸引部を備えるもの、あるいは前記払拭部と吸引部の両方を備えるものが適用可能である。
本発明の第3の態様は、第2の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、ヘッドクリーニング部72は、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが移動軸9A、9B、9C及び10A、10B、10Cに沿ってクリーニング位置77A、77B、77Cに移動する際に前記払拭部によって払拭されるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cが前記移動軸に沿って前記クリーニング位置77A、77B、77Cに移動する際に前記払拭部によって払拭される。即ち、払拭部をクリーニング位置77A、77B、77Cに位置させて、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを前記移動軸に沿って移動するだけで払拭を行うことができ、ヘッドクリーニング部72の構造を単純化することができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、記録非実行状態の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップ13A、13B、13Cが記録実行領域D外に設けられていることを特徴とする。
ここで「保護キャップ」とは、使用されていない記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出部の乾燥を防止する保湿機能を備えるものである。また、保湿機能に加えて保湿機能以外の他の機能を備えるものであってもよい。
本態様によれば、記録非実行状態の記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップ13A、13B、13Cが設けられているので、複数の記録ヘッドユニット7A、7B、7C内の記録動作の実行に使用していない記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを保護キャップ13A、13B、13Cで保護しておくことができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、ヘッドクリーニング部72は、記録実行領域Dに対して保護キャップ13A、13B、13Cの位置と反対側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、記録実行領域Dの右外方の領域Eと左外方の領域Fをバランスよく使用して保護キャップ13A、13B、13C、13Dと、ヘッドクリーニング部72を配置することが可能になる。
本発明の第6の態様は、第4の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、ヘッドクリーニング部72は、記録実行領域Dに対して保護キャップ13A、13B、13Cの位置と同じ側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、クリーニングを行った記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを保護キャップ13A、13B、13Cの存する右外方の領域Eに移動させるに際し、記録実行領域Dを横断させることがないから記録へッドユニット7A、7B、7Cの移動距離が短くて済むようになる。
本発明の第7の態様は、第6の態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、ヘッドクリーニング部72は、記録実行領域Dの外側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッド4のメンテナンス時にアクセスが容易である。
本発明の第8の態様は、第1の態様から第7の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、制御部20は、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出量が設定量を超えたときに前記クリーニング位置77A、77B、77Cに移動してクリーニングを実行するように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの液体吐出量が設定量を超えたときにクリーニング位置77A、77B、77Cに移動してクリーニングを実行するので、適切なクリーニングを実行することができる。
本発明の第9の態様は、第1の態様から第8の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、制御部20は、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを前記移動方向において同じ位置に複数配置して前記記録動作を実行する記録モードを有することを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体Mの幅が最大幅より狭いもので、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの一部を使用しない場合であって、被記録媒体Mの幅方向のある部分に画像密度の高い部分がある場合に、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを前記画像密度の高い部分に対応する位置に複数配置することで容易に対応することができる。しかも画像密度を高めるために記録速度を落とすことなく実行することができる。
本発明の第10の態様は、第1の態様から第9の態様のいずれか一つの態様に係るラインヘッドプリンターにおいて、制御部20は、記録実行の際に使用しない記録ヘッドユニット7A、7B、7Cがある場合に、使用する記録ヘッドユニットの組み合わせを設定されているタイミングで変えるように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、制御部20は、記録動作の実行の際に使用しない記録ヘッドユニット7A、7B又は7Cがある場合に、記録動作の実行に使用する記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの組み合わせを設定されているタイミングで変えるので、記録ヘッドユニット7A、7B、7Cの使用頻度の偏りを抑制してバランス良く全ての記録ヘッドユニット7A、7B、7Cを使用することができる。
1 ラインヘッドプリンター、3 搬送部、4 記録ヘッド、5 記録実行部、
7 記録ヘッドユニット、9 移動軸、10 移動軸、13 保護キャップ、
15 搬送用ベルト、16 粘着層、19 モーター駆動部、20 制御部、
21 CPU、22 システムバス、23 ROM、24 RAM、
25 ヘッド駆動部、26 キャリッジモーター、27 洗浄用移動モーター、
30 搬送モーター、 31 繰出しモーター、32 巻取りモーター、
33 入出力部、34 インターフェース、35 モニター、
36 コントロールパネル、41 駆動ローラー、43 従動ローラー、
45 加圧ローラー、47 洗浄部、49 繰出しローラー、
51 ガイドローラー、53 ガイドローラー、55 巻取りローラー、
57 カッター、61 第1記録モード、62 第2記録モード、
63 第3記録モード、64 第4記録モード、71 ヘッドクリーニング部、
72 クリーニング部本体、73 ガイド、75 ガイド、
76 ワイパーブレード、77 クリーニング位置、76 ワイパーブレード、
A 搬送方向、B 幅方向、D 記録実行領域、E 右外方の領域、
F 左外方の領域、M 被記録媒体

Claims (10)

  1. 複数の記録ヘッドユニットが並ぶことでラインヘッドを構成可能なラインヘッドプリンターであって、
    複数の前記記録ヘッドユニットが被記録媒体の搬送方向と交差する方向に個別に移動可能に設けられた複数の移動軸と、
    前記複数の記録ヘッドユニットの記録ヘッドをクリーニングするヘッドクリーニング部と、
    前記記録ヘッドユニットの前記移動軸に沿う移動動作と被記録媒体への記録動作、及び前記ヘッドクリーニング部のクリーニング動作を制御する制御部と、を備え、
    前記ヘッドクリーニング部は、前記各移動軸と交差する方向に設けられたガイドに沿って移動し、前記複数の記録ヘッドユニットの各クリーニング位置に位置することが可能に構成されている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  2. 請求項1に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記ヘッドクリーニング部は、前記記録ヘッドを払拭によるクリーニングをする払拭部、前記記録ヘッドに対して吸引によるクリーニングをする吸引部、前記記録ヘッドから排出される液体を受ける液体受部の少なくとも一つを備える、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  3. 請求項2に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記ヘッドクリーニング部は、前記記録ヘッドユニットが前記移動軸に沿って前記クリーニング位置に移動する際に前記払拭部によって払拭されるように構成されている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    記録非実行状態の前記記録ヘッドユニットを個別に覆って保護可能な複数の保護キャップが記録実行領域外に設けられている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  5. 請求項4に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記ヘッドクリーニング部は、記録実行領域に対して前記保護キャップの位置と反対側に設けられている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  6. 請求項4に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記ヘッドクリーニング部は、記録実行領域に対して前記保護キャップの位置と同じ側に設けられている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  7. 請求項6に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記ヘッドクリーニング部は、前記記録実行領域の外側に設けられている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記制御部は、記録ヘッドユニットの液体吐出量が設定量を超えたときに前記クリーニング位置に移動してクリーニングを実行するように構成されている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記制御部は、前記記録ヘッドユニットを前記移動方向において同じ位置に複数配置して前記記録動作を実行する記録モードを有する、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のラインヘッドプリンターにおいて、
    前記制御部は、記録実行の際に使用しない記録ヘッドユニットがある場合に、使用する記録ヘッドユニットの組み合わせを設定されているタイミングで変えるように構成されている、ことを特徴とするラインヘッドプリンター。
JP2015053440A 2015-03-17 2015-03-17 ラインヘッドプリンター Pending JP2016172378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053440A JP2016172378A (ja) 2015-03-17 2015-03-17 ラインヘッドプリンター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053440A JP2016172378A (ja) 2015-03-17 2015-03-17 ラインヘッドプリンター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016172378A true JP2016172378A (ja) 2016-09-29

Family

ID=57008705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015053440A Pending JP2016172378A (ja) 2015-03-17 2015-03-17 ラインヘッドプリンター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016172378A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10589538B2 (en) 2017-01-31 2020-03-17 Seiko Epson Corporation Head unit and liquid discharging apparatus
JP2021535970A (ja) * 2018-09-15 2021-12-23 カラーリール グループ アーベー 糸のインライン処理のための方法、およびそのために処理ユニットと、保守シーケンスが必要かどうかを決定するように構成された制御ユニットとを備えるシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10589538B2 (en) 2017-01-31 2020-03-17 Seiko Epson Corporation Head unit and liquid discharging apparatus
JP2021535970A (ja) * 2018-09-15 2021-12-23 カラーリール グループ アーベー 糸のインライン処理のための方法、およびそのために処理ユニットと、保守シーケンスが必要かどうかを決定するように構成された制御ユニットとを備えるシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3310696B1 (en) Liquid ejecting apparatus, and cleaning method of transport belt of liquid ejecting apparatus
JP5467117B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出ヘッドの清掃装置及びインクジェット記録装置
JP5579762B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出ヘッドの清掃装置及びインクジェット記録装置
JP5377188B2 (ja) 液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置
JP6379480B2 (ja) 液体噴射装置
JP2016172377A (ja) ラインヘッドプリンター
JP6418207B2 (ja) 液体噴射装置
CN103862864A (zh) 图像记录装置
JP2016172378A (ja) ラインヘッドプリンター
KR100727987B1 (ko) 하이브리드 잉크젯 헤드 및 그 잉크젯 헤드의 와이핑장치를 구비한 화상형성장치
JP2014100799A (ja) 液体噴射装置
JP6424429B2 (ja) 液滴吐出装置、及び液滴吐出方法
JP2016179871A (ja) プリンター及びプリンターにおける搬送用ベルトの洗浄方法
JP2017154851A (ja) 印刷装置
JP6589422B2 (ja) 液体吐出装置
JP5353599B2 (ja) 流体噴射装置
CN103879144A (zh) 图像记录装置
JP6028900B2 (ja) 液体吐出装置、及び、送風方法
JP2013126772A (ja) 記録装置
JP2012061614A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2012135971A (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出方法
JP2018187854A (ja) 液滴吐出装置
US9844942B2 (en) Recording apparatus
JP2015171821A (ja) 記録装置
JP6020659B2 (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出方法