JP2017154226A - ワーク搬送システム、ワーク搬送方法及びワーク加工方法 - Google Patents

ワーク搬送システム、ワーク搬送方法及びワーク加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多品種のワークを、より効率良く加工機に供給できるようにすることである。【解決手段】実施形態に係るワーク搬送システムは、ワーク受渡装置及び退避ステーションを備える。ワーク受渡装置は、搬送台車から搬入された、フレームで保持された加工前におけるワークを加工機械側に向けて送り出す一方、前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取る。退避ステーションは、前記ワーク受渡装置から前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを受け取る一方、前記ワークが取外された後の前記フレームを前記搬送台車に向けて搬出する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、ワーク搬送システム、ワーク搬送方法及びワーク加工方法に関する。
ワーク(加工対象物)を工作機械で機械加工するためには、ワークを工作機械のテーブルまで搬送してセットすることが必要である。そこで、従来、ワークを工作機械まで搬送してセットするための供給装置やワークの搬送装置が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
例えば、特許文献1には、支持フレームを枠組みとするワークストッカに起立状態で複数の板状のワークを保管し、回動アームを備えたワーク受渡装置でワークストッカから受け取った起立状態のワークを移動させてレーザ加工機のテーブルに近づけた後、ワークを水平状態とすることが可能な平板ワーク供給装置が記載されている。
また、特許文献1には、別の例として、ワークストッカに回動アームを設けて走行できるようにした例も記載されている。具体的には、水平方向に積載された板状のワークを汎用ストッカから吸盤移送機でワークストッカの回動アームの上に移送し、回動アームでワークを起立させた後、ワークストッカ自体が走行することによって、ワークを起立状態で支持しながらレーザ加工機へのワーク受渡装置に向かって搬送することが可能な平板ワーク供給装置が記載されている。
この例では、レーザ加工機による加工終了後のワークを再び可動式のワークストッカで移送し、未加工のワークを送り出す汎用ストッカとは別の加工済ストッカに送り出すことも記載されている。このため、可動式のワークストッカから加工済のワークを加工済ストッカに送り出すと同時に汎用ストッカから未加工のワークを可動式のワークストッカに供給することができると説明されている。
一方、特許文献2には、ワークの形状に応じて開閉する把持部を設けることによって汎用性を持たせたワーク搬送パレットを、コンベア等の搬送路に載置して搬送する技術が開示されている。また、外観検査等の作業を行うために、ワーク搬送パレット上においてワークを起立させる構造も提案されている。
他方、特許文献3には、コンベアで主搬送路に沿って搬送されるワークをワーク搬送台車で加工エリアへ移動させ、多関節溶接ロボットで自動溶接を行った後、ワーク搬送台車で再びコンベアに戻して搬出する技術が開示されている。
特開平7−81726号公報 特開2008−012649号公報 特開2003−072940号公報
生産ラインにおいて多数のワークを加工する場合には、速やかにワークを加工機に供給することによって、製品又は半製品の工期を短縮する一方、加工機の稼働率を向上させることが重要である。これは、多品種の製品又は半製品を製造する場合においても同様である。
そこで、本発明は、多品種のワークを、より効率良く加工機に供給できるようにすることを目的とする。
本発明の実施形態に係るワーク搬送システムは、ワーク受渡装置及び退避ステーションを備える。ワーク受渡装置は、搬送台車から搬入された、フレームで保持された加工前におけるワークを加工機械側に向けて送り出す一方、前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取る。退避ステーションは、前記ワーク受渡装置から前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを受け取る一方、前記ワークが取外された後の前記フレームを前記搬送台車に向けて搬出する。
また、本発明の実施形態に係るワーク搬送方法は、フレームで保持された加工前におけるワークを搬送台車から搬入して加工機械側に向けて送り出すステップと、前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取り、前記フレームから前記加工後における前記ワークを取外すステップと、前記ワークが取外された後の前記フレームを搬送台車に搬出するステップとを有する。
また、本発明の実施形態に係るワーク加工方法は、フレームで保持された加工前におけるワークを搬送台車から搬入して加工機械側に向けて送り出すステップと、前記加工機械で前記ワークを加工することによって加工後における前記ワークとして製品又は半製品を製造するステップと、前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取り、前記フレームから前記加工後における前記ワークを取外すステップと、前記ワークが取外された後の前記フレームを搬送台車に搬出するステップとを有する。
本発明の第1の実施形態に係るワーク搬送システムの概略構成を示す斜視図。 図1に示すワーク受渡装置及びワーク載せ替え台車の詳細構成例を示す正面図。 図1に示すワーク受渡装置によるワークの起倒方法を説明する図。 図1に示すワーク受渡装置によるワークの起倒方法を説明する図。 図1に示すワーク受渡装置によるワークの起倒方法を説明する図。 図1に示すワーク搬送システムを用いたワークの搬送状態を示す図。 図1に示すワーク搬送システムを用いたワークの搬送状態を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るワーク搬送システムの構成を示す斜視図。
本発明の実施形態に係るワーク搬送システム、ワーク搬送方法及びワーク加工方法について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
(構成及び機能)
図1は本発明の第1の実施形態に係るワーク搬送システムの概略構成を示す斜視図であり、図2は図1に示すワーク受渡装置及びワーク載せ替え台車の詳細構成例を示す正面図である。
ワーク搬送システム1は、フレームFで保持されたワークWを加工機械2に受渡しするシステムである。ワーク搬送システム1は、搬送台車3、ワーク受渡装置4、ワーク載せ替え台車5、退避ステーション6及び搬出台車7で構成することができる。
ワークWの受渡対象となる加工機械2の具体例としては、ショットピーニング装置、ブラスト処理装置或いは溶剤処理設備等の表面処理設備、マシニングセンタやフライス盤等の機械加工を行う工作機械、オートリベッタ等の組立装置、オートクレーブ装置やプレス機等の成形加工装置が挙げられる。
加工機械2への受渡対象となるワークWは、フレームFで保持された状態で加工機械2に受渡しされる。従って、ワークWが多品種であり、様々な形状を有する場合であっても、少なくとも一部が共通の構造を有するフレームFでワークWを保持することによって、共通の搬送台車3での搬送が可能となる。加えて、加工機械2へのセットも容易となる。すなわち、搬送台車3を含むワーク搬送システム1の構成要素並びに加工機械2がフレームFを保持するように構成することができる。また、ワークWは、フレームFで保持された状態で加工機械2に受渡しされるため、加工機械2におけるワークWの加工に先だってワークWをフレームFから取外す必要がない。
搬送台車3は、加工機械2による加工前におけるフレームFで保持されたワークWを、ワークWの前工程における治具又はテーブル側からワーク受渡装置4に向かって搬送する一方、ワークWが取外された後のフレームFを治具又はテーブルに向かって搬送するための台車である。
すなわち、ワークWを個別にフレームFで保持する場合には、ワークWのみを搬送する場合と異なり、フレームFをワークWの供給元に戻すことが必要となる。そこで、搬送台車3は、フレームFで保持された加工前のワークWを、ワークWの供給元から加工機械2に向かって搬送するのみならず、加工後のワークWが取外された後のフレームFを、ワークWの供給元に向かって搬送するように構成されている。これにより、共通の搬送台車3でフレームFで保持された加工前のワークWと、加工後のワークWが取外された後のフレームFを搬送することが可能となる。
図示された例では、ワークWがパネルにストリンガ等の補強部品を取付けた航空機の翼構造体となっている。そして、加工機械2による加工の前工程が、パネルにストリンガ等の補強部品を取付ける組立工程となっている。このため、搬送台車3が、加工機械2側のワーク受渡装置4と、ワークWの組立治具8との間を往復移動するようになっている。従って、複数の組立治具8が設置されている場合には、複数の搬送台車3が、複数の組立治具8とワーク受渡装置4との間を往復移動するようにしてもよい。
また、ワークWの組立工程後において組立治具8から搬送台車3にワークWを載せ替える際に、ワークWのフレームFへの取付け作業が不要となるように、フレームFで保持された状態でワークWの組立作業を行うことができるように組立治具8が設計されている。すなわち、組立治具8もフレームFを保持する構造となっている。
尚、組立治具8がフレームFを保持する構造となっている場合には、組立治具8自体を搬送台車3で搬送するようにしてもよい。組立治具8自体を搬送台車3で搬送するようにすれば、組立治具8から搬送台車3にワークWを乗せ替えるための作業を不要にすることができる。
但し、一般に組立治具8には、位置決め精度を確保するために剛性が要求される。このため、大型のワークWを組立てるための組立治具8は、重量が大きい。そのような場合には、組立治具8から搬送台車3にワークWを乗せ替えるようにすれば、搬送台車3の軽量化が望める。
また、航空機の翼構造体のように大型のワークWが搬送対象である場合には、ワークWの高さが最低とならないように起立させた状態で搬送することが、必要な搬送台車3のサイズ及び搬送台車3の走行スペースを小さくする観点から好ましい。具体例として、航空機の翼構造体のように板状のワークWであれば、ワークWの厚さ方向が概ね水平方向となるようにワークWを起立させた状態で搬送することが必要な搬送台車3のサイズ及び搬送スペースの縮小化に繋がる。
そこで、図示されるように、搬送台車3を、ワークW及びフレームFを起立させた状態で搬送するように構成することができる。加工後のワークWが取外された後のフレームFについても同様である。また、組立作業の作業性も考慮して、組立治具8もワークW及びフレームFを起立させた状態で保持するように設計されている。このため、組立後のワークW及びフレームFを組立治具8から搬送台車3に載せ替えるために、ワークW及びフレームFを起立させる必要はない。
ワークW及びフレームFを起立させた状態で搬送する場合には、図示されるように、ワークW及びフレームFを起立させた状態で保持するための支柱枠3Aを走行機構3Bに設けて搬送台車3を構成することができる。支柱枠3Aには、クランプ3Cが取付けられる。このため、起立状態における概ね矩形のフレームFの上端をクランプ3Cで保持することができる。また、走行機構3B上において支柱枠3Aの内側からワークWを保持するフレームFをワーク受渡装置4側に滑らせることができるように、走行機構3Bには、コロやクローラ型のコンベア等を設けるようにしてもよい。
走行機構3Bには、任意の無人搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)を用いることができる。具体例として、走行路に磁気テープを貼り、センサで磁気テープを検知して走行するAGVを走行機構3Bとして採用するようにしてもよい。或いは、作業者がコントローラで操縦するAGVを走行機構3Bとして採用してもよい。もちろん、ワークWが軽量であれば、作業者が手で押すタイプの非電動の台車を走行機構3Bとして採用してもよい。
ワーク受渡装置4は、搬送台車3から搬入された、フレームFで保持された加工前におけるワークWを加工機械2側に向けて送り出す一方、フレームFで保持された加工後におけるワークWを加工機械2側から受け取って退避ステーション6に送り出す装置である。更に、ワーク受渡装置4は、ワークWが取外された後のフレームFを退避ステーション6から受け取って搬送台車3に向けて搬出するように構成されている。換言すれば、退避ステーション6は、ワークWが取外された後のフレームFをワーク受渡装置4を通じて搬送台車3に向けて搬出するように構成されている。尚、ワークWが取外された後のフレームFが、ワーク受渡装置4を経由せずに、退避ステーション6から搬送台車3に向けて搬出されるようにしてもよい。
加工機械2によっては、起立状態のフレームFで保持されたワークWを倒して送り出すことが必要な場合がある。例えば、板状のワークWに力を負荷する加工を行うような場合には、ワークWを安定的に保持するために、板状のワークWを水平方向又は斜め方向に倒してテーブル上にセットすることが好ましい場合がある。
そのような場合には、ワーク受渡装置4は、フレームFで保持された加工前におけるワークWを起立させた状態で搬送台車3から受け取り、加工前におけるワークWをフレームFで保持された状態で起立方向とは異なる向きに倒して加工機械2側に向けて送り出す一方、フレームFで保持された加工後におけるワークWを加工機械2側から受け取って起立させた状態に戻すことができるように構成される。すなわち、ワーク受渡装置4に、フレームFで保持されたワークWを起倒させるワーク起倒装置としての機能が備えられる。
ワークWの起倒についても、フレームFを介して行うことが多品種のワークWを共通の構造で起倒させる観点から好適である。すなわち、ワーク受渡装置4では、ワークWを保持したフレームFを起倒できるように構成することが好適である。そこで、任意の機構を用いてワークWを保持したフレームFを起倒できるようにすることができる。
例えば、フレームFを2本以上のL字型のアームで支え、L字型のアームを起倒できるようにすることができる。或いは、ワークWを保持したフレームFをワーク受渡装置4で起倒することができるように、フレームFに回転軸F1を設けることができる。その場合、ワーク受渡装置4では、フレームFの回転軸F1を回転させるように構成することができる。
フレームFの回転軸F1を回転させるための機構についても任意の構造を採用することができる。例えば、フレームFの回転軸F1を回転させる電動式の回転機構でフレームFを起倒させるようにしてもよい。その場合には、フレームFがワーク受渡装置4に搬入された後、フレームFの回転軸F1を挟み込んで加えるチャックと、チャックを回転させる回転機構によってフレームFを起倒方向に回転させることができる。
但し、ワークW及びフレームFの総重量が大きい場合には、ワークW及びフレームFを起倒させるために非常に大きな動力が必要となる。そこで、重力を利用して小さな動力でワークW及びフレームFを起倒させる簡易な構造を採用することができる。具体的には、起立状態におけるワークW及びフレームFの重心位置よりも上方に設けた回転軸F1でフレームFを回転可能に支持する一方、ワークW及びフレームFの重心位置よりも下方を押し出して支持した状態で回転軸F1を下降させることによって僅かな動力でワークW及びフレームFを倒すことができる。
その場合には、図2に例示されるように、ワーク受渡装置4を、支持機構10、回転補助機構11、昇降機構12、コロ13及びロック機構14で構成することができる。
支持機構10は、ワークW及びフレームFの重心位置よりも上方に設けられた回転軸F1を回転可能に支持するための機構である。支持機構10は、フレームFの回転軸F1を支持するための溝10Aを設けたブロック10Bで構成することができる。
図2に示す例では、概ね板状の構造を有するワークW及びフレームFの厚さ方向に2つの溝10Aがブロック10Bに設けられている。すなわち、フレームFの回転軸F1を支持するために、いずれかの溝10Aが選択できるようになっている。一方、ワークWがパネルにストリンガを取付けた翼構造体である場合のように、ワークWが概ね板状ではあるが厚さ方向における重心の位置が板状の部品の厚さ方向における中心にない場合には、ワークW及びフレームFの重心位置に合わせて、起立状態におけるフレームFの厚さ方向の中心位置からシフトした位置に回転軸F1を設けることができる。
そして、フレームFの中心からシフトした回転軸F1の位置に対応する溝10Aで回転軸F1を回転可能に支持することにより、ワークW及びフレームFを概ね鉛直方向に起立させることが可能となる。もちろん、ワークWの重心位置がワークWの厚さ方向における中心付近にある場合には、単一の溝10Aを設けたブロック10BでフレームFの中心に設けられた回転軸F1を回転可能に支持するようにすることができる。
回転補助機構11は、支持機構10で回転可能に支持されたワークW及びフレームFを、ワークW及びフレームFの重心位置よりも下方で押出し、かつ支えるための機構である。回転補助機構11は、ローラ11Aを設けたアーム11B、アーム11Bを起立状態のフレームFに向かって進退移動させる移動機構11C及びガイド機構11Dで構成することができる。一方、ワークW及びフレームFの重心位置よりも下方となるフレームFの位置には、ベアリングF2を設けることができる。ガイド機構11Dは、フレームFの下方に設けられたベアリングF2を概ね水平方向に転がすためのレール、溝又はブロック等で構成される。
昇降機構12は、支持機構3を昇降させる機構である。昇降機構12は、ボールネジやラックアンドピニオン等の直線移動させるための機構を支持枠12Aの支柱に設けて構成することができる。
コロ13は、ワークWを取付けた概ね矩形のフレームFを、フレームFの幅方向に滑らせるために設けられる。従って、コロ13は、フレームFの下面に接触する位置に配置される。
ロック機構14は、ワークWを取付けた概ね矩形のフレームFの意図しない転倒を防止するための機構である。例えば、フレームFをコロ13の上に載置した状態においてフレームFの四隅を挟み込み、かつフレームFを上昇させるとフレームFと非接触となる位置に配置された当接板14Aでロック機構14を構成することができる。これにより、フレームFがコロ13の上に載置された状態ではロック状態となりフレームFの転倒を抑止することができる。一方、フレームFを上昇させるとアンロック状態となる。このため、フレームFを起倒させることができる。
図3乃至図5は、図1に示すワーク受渡装置4によるワークWの起倒方法を説明する図である。
支持機構10のブロック10Bをコロ13よりも低い位置まで下降させた状態で、起立状態におけるワークW及びフレームFをコロ13を利用して滑らせながら支持枠12Aの内側に搬入することができる。この時、フレームFの四隅がロック機構14の当接板14Aで挟まれるため、ワークW及びフレームFを鉛直方向に起立させることができる。次に、昇降機構12でブロック10Bを上昇させると、図2に示すようにブロック10Bの溝10AでフレームFの回転軸F1を支持することができる。
更に昇降機構12でブロック10Bを上昇させると、ワークW及びフレームFが上昇し、フレームFの四隅がロック機構14の当接板14Aから外れる。これにより、ワークW及びフレームFは、回転軸F1を中心に回転可能にブロック10Bで支持される。
次に、回転補助機構11の移動機構11Cを駆動させ、アーム11BをフレームFに向かって移動させることができる。そして、アーム11Bの先端に取付けられたローラ11AをフレームFに接触させながら押し出すことによって、図3に例示されるように、ワークW及びフレームFを回転軸F1を中心に所定の角度だけ回転させることができる。このため、フレームFの下方に設けられたベアリングF2は、円弧状の軌跡を描いてガイド機構11Dの上方に移動する。
次に、昇降機構12でブロック10Bを下降させると、図4に例示されるように、フレームFの下方に設けられたベアリングF2がガイド機構11Dに沿って水平方向に転がりながら移動する。その結果、ワークW及びフレームFは回転軸F1を中心に倒れる方向に徐々に回転する。
一方、回転補助機構11の移動機構11Cを駆動させ、アーム11Bを、フレームFの回転軸F1を中心にベアリングF2とは逆側に移動させることができる。このため、昇降機構12でブロック10Bを更に下降させると、図5に例示されるように、フレームFが、回転軸F1を中心にベアリングF2とは逆側においてアーム11Bの先端に取付けられたローラ11Aで支持される。すなわち、フレームFが回転軸F1の両側においてベアリングF2と、ローラ11Aで支持される。
その結果、ワークW及びフレームFは起立状態における高さ方向が概ね水平方向となって倒される。そして、昇降機構12でブロック10Bを更に下降させると、フレームFの回転軸F1がブロック10Bの溝10Aから離脱し、ブロック10Bを退避させることができる。ワークW及びフレームFを倒された状態から起立させる場合には、倒す場合と逆の動作を行えば良い。また、アーム11BをフレームFの逆方向から接触させることによって、ワークW及びフレームFを逆方向に倒すこともできる。
尚、ガイド機構11DでフレームFのベアリングF2を支持する代わりにアーム11BでフレームFを支持するようにしてもよい。その場合には、回転軸F1を挟んで反対側のフレームFを支持するための構成要素を回転補助機構11に設けることが適切である。
ワーク受渡装置4と加工機械2との間には、必要に応じてワーク載せ替え台車5を配置することができる。図2乃至図5に示す例では、テーブル5Aをシザーリフト等の昇降装置5Bで昇降させ、かつ車輪等の走行装置5Cで走行することが可能なワーク載せ替え台車5がワーク受渡装置4と加工機械2との間に設けられている。
このため、倒された状態におけるワークW及びフレームFの下方にワーク載せ替え台車5を移動させた後、昇降装置5Bでテーブル5Aを上昇させれば、アーム11B及びガイド機構11Dで支持されたワークW及びフレームFをテーブル5Aですくい上げることができる。すなわち、ワークW及びフレームFをワーク受渡装置4からワーク載せ替え台車5に乗せ替えることができる。
ワークW及びフレームFがワーク載せ替え台車5のテーブル5Aに載置されると、ワーク載せ替え台車5を加工機械2に向かって走行させることができる。そして、ワークW及びフレームFを、ワーク載せ替え台車5から加工機械2に受け渡すことができる。尚、ワーク載せ替え台車5と加工機械2との間に、必要に応じて更にワークW及びフレームFをすくい上げる装置等の必要な装置を設けることもできる。
退避ステーション6は、ワーク受渡装置4からフレームFで保持された加工後におけるワークWを受け取る一方、加工後におけるワークWが取外された後のフレームFをワーク受渡装置4に送り出すためのステーションである。すなわち、フレームFからのワークWの取外しは、退避ステーション6において行うことができる。フレームFからのワークWの取外しは、専用の装置で自動的に行えるようにしても良いし、作業者が行うようにしてもよい。
ワーク受渡装置4においてワークW及びフレームFが起立状態に戻される場合には、ワークW及びフレームFが起立状態で退避ステーション6に搬出される。その場合には、退避ステーション6についても、起立状態におけるフレームFを下面で支えながら移動させるためのコロやコンベアと、フレームFを保持するためのクランプを設けた支柱枠で構成することができる。
搬出台車7は、退避ステーション6においてフレームFから取外された加工後におけるワークWをストッカや次工程用の設備等に向けて搬出するための台車である。ワークWが大型である場合には、搬出台車7についても、ワークWを起立させた状態で搬送できるように構成することができる。
(動作及び作用)
次にワーク搬送システム1を用いたワーク搬送方法及びワーク加工方法について説明する。ここでは、パネルにストリンガを組付けた航空機の翼構造体をワークWとして加工機械2で順次量産加工する場合を例に説明する。尚、図6及び図7は、図1に示すワーク搬送システム1を用いたワークWの搬送状態を示す図である。
まず、組立治具8で加工機械2による加工前の第1のワークWAが組立てられる。例えば、予め第1のフレームFAで保持されたパネルが組立治具8に固定される。或いは、第1のフレームFAが組立治具8に固定され、組立治具8に固定された第1のフレームFAにパネルが取付けられる。そして、組立治具8を利用してパネルにストリンガが取付けられる。
第1のワークWAの組立工程が完了すると、第1のワークWAが第1のフレームFAと共に組立治具8から搬送台車3に乗せ替えられる。第1のワークWA及び第1のフレームFAが搬送台車3に載置されると、搬送台車3が組立治具8から加工機械2側のワーク受渡装置4に向かって走行する。ワーク受渡装置4と隣接する位置に搬送台車3が到着すると、搬送台車3から第1のフレームFAで保持された加工前における第1のワークWAがワーク受渡装置4に搬出される。搬送台車3から第1のワークWA及び第1のフレームFAが搬出されると、搬送台車3は組立治具8まで引き返すことができる。
一方、ワーク受渡装置4は、第1のフレームFAで保持された加工前における第1のワークWAを搬送台車3から搬入する。そして、ワーク受渡装置4は、第1のフレームFAで保持された加工前における第1のワークWAを倒して加工機械2側に向けて送り出す。すなわち、第1のワークWA及び第1のフレームFAが、ワーク受渡装置4からワーク載せ替え台車5に乗せ替えられ、ワーク載せ替え台車5に載置された第1のワークWA及び第1のフレームFAが、ワーク載せ替え台車5の走行によって加工機械2まで移送される。
他方、第1のワークWA及び第1のフレームFAが搬出された後の組立治具8或いは別の第2のワークWB用の組立治具8を用いて第2のフレームFBで保持された第2のワークWBを組立てることができる。第2のワークWBの組立工程が完了すると、第2のワークWB及び第2のフレームFBを組立治具8から搬送台車3に乗せ替え、搬送台車3の走行によって第2のワークWB及び第2のフレームFBをワーク受渡装置4と隣接する位置まで移送することができる。
その結果、図1に例示されるように、加工機械2に第1のワークWA及び第1のフレームFAがセットされる一方、ワーク受渡装置4と隣接する位置において停止している搬送台車3上で第2のワークWB及び第2のフレームFBを待機させることができる。
次に、加工機械2において第1のワークWAが加工される。具体例として、加工機械2がオートリベッタであれば、パネルにストリンガを組付けた翼構造体の打鋲が行われる。これにより、加工後における第1のワークWAとして第1の製品又は半製品を製造することができる。第1のワークWAの加工が完了すると、第1のフレームFAで保持された加工後における第1のワークWAが加工機械2側からワーク載せ替え台車5を利用してワーク受渡装置4に送り出される。
そうすると、ワーク受渡装置4は、第1のフレームFAで保持された加工後における第1のワークWAを加工機械2側から受け取って起立させる。そして、ワーク受渡装置4は、起立状態となった第1のフレームFA及び第1のワークWAを退避ステーション6に送り出して退避させる。退避ステーション6では、第1のフレームFAから加工後における第1のワークWAが取外される。第1のフレームFAから取外された加工後における第1のワークWAは、搬出台車7でストッカや次工程用の設備等に向けて搬出される。
一方、図6に例示されるように、退避ステーション6において少なくとも第1のフレームFAが退避している間に、別の第2のフレームFBで保持された加工前における別の第2のワークWBを加工機械2に向けて送り出すことができる。すなわち、ワーク受渡装置4は、搬送台車3から待機中であった第2のワークWB及び第2のフレームFBを受け取って倒し、ワーク載せ替え台車5を利用して第2のワークWB及び第2のフレームFBを加工機械2に向けて送り出す。このため、ワーク受渡装置4から第1のフレームFA及び加工後における第1のワークWAが退避ステーション6に送り出された後、速やかに第2のワークWBの加工を開始することができる。
他方、図7に例示されるように、退避ステーション6において加工後における第1のワークWAが取外された後の第1のフレームFAは、第2のフレームFBで保持された加工後における第2のワークWBが加工機械2から送り出される前に、搬送台車3に搬出される。すなわち、第1のフレームFAは、退避ステーション6からワーク受渡装置4を経由して搬送台車3に搬出される。このため、第2のワークWB及び第2のフレームFBを加工機械2に搬入するための搬送台車3を、第1のフレームFAを搬出するための搬送台車3としても利用することができる。
第1のフレームFAを載置した搬送台車3は、組立治具8に隣接する位置まで走行し、次のワークWの組立用に第1のフレームFAを組立治具8に搬出することができる。或いは、フレームFのストッカに第1のフレームFAを搬送して格納するようにしてもよい。
更に、別のワークWを加工機械2で加工する必要がある場合には、第1のフレームFAを搬送してきた搬送台車3或いは別の搬送台車3にフレームFで保持された未加工のワークWを載置して、ワーク受渡装置4に隣接する位置まで移送することができる。そして、第2のフレームFBで保持された加工後における第2のワークWBが加工機械2から送り出されて退避ステーション6に送り出された後、速やかに未加工のワークWを加工機械2に送り出して加工を開始することができる。
加工後における第2のワークWBについても、退避ステーション6において第2のフレームFBから取外され、搬出台車7でストッカや次工程用の設備等に向けて搬出される。加工後における第2のワークWBが取外された後の第2のフレームFBは、第1のフレームFAと同様にワーク受渡装置4を経由して搬送台車3に搬出される。そして、第2のフレームFBは、搬送台車3によって組立治具8又はフレームFのストッカに移送される。
つまり以上のようなワーク搬送システム1、ワーク搬送方法及びワーク加工方法は、フレームFで保持した状態のワークWを搬送台車3によって加工機械2まで搬送し、フレームFで保持された状態で加工された後のワークWを退避ステーション6においてフレームFから取外して搬出する一方、ワークWが取外された後のフレームFを再び搬送台車3によって搬送するようにしたものである。
(効果)
このため、ワーク搬送システム1、ワーク搬送方法及びワーク加工方法によれば、多品種のワークWであっても共通の治具や加工機械2で加工することができる。すなわち、ワークWの形状が異なる場合であっても、共通の構造を有するフレームFでワークWを保持することによって、共通の治具や加工機械2で加工することができる。
しかも、加工後のワークWを、ワークWの加工機械2への搬入経路上にない退避ステーション6においてフレームFから取外すことができる。このため、加工後のワークWをフレームFから取外す作業が、別のワークWの加工機械2への搬入の妨げとならない。その結果、1つのワークWの加工が完了した後、加工待ち状態における次のワークWを直ちに加工機械2に送り出してセットすることが可能となる。
また、ワークWが取外された後のフレームFが再び搬送台車3で搬送されるため、空きフレーム用の専用の搬送台車が不要である。すなわち、ワークWが取外された後のフレームFを共通の搬送台車3で元の位置まで戻すことができる。
また、ワークWを起立状態で搬送し、加工機械2にワークWを受け渡す際にワーク受渡装置4で起倒させるように構成すれば、大型のワークWであっても必要な搬送スペースを小さくすることができる。特に、起立状態においてフレームFからワークWを取外せるようにすれば、フレームFからワークWを取外すための作業スペースを狭くすることができる。
また、ワークWの搬送のためにクレーンを利用した作業が不要となる。特に、コロやコンベアの駆動や搬送台車3の走行を自動化すれば、複数のワークWの連続加工も自動化することも可能である。
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態に係るワーク搬送システムの構成を示す斜視図である。
図8に示された第2の実施形態におけるワーク搬送システム1Aでは、ワーク受渡装置4へのワークWの搬入側に待機ステーション20を設けた構成が第1の実施形態におけるワーク搬送システム1と相違する。第2の実施形態におけるワーク搬送システム1Aの他の構成及び作用については第1の実施形態におけるワーク搬送システム1と実質的に異ならないため同一の構成又は対応する構成については同符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態におけるワーク搬送システム1Aでは、ワーク受渡装置4へのワークWの搬入側に待機ステーション20が設けられる。待機ステーション20は、搬送台車3から搬入された、フレームFで保持された加工前におけるワークWを待機させるためのステーションである。このため、ワーク受渡装置4は、フレームFで保持された加工前におけるワークWを、待機ステーション20から受け取る一方、加工機械2での加工後におけるワークWが取外された後のフレームFを待機ステーション20に送り出すように構成される。
つまり、第2の実施形態におけるワーク搬送システム1Aは、ワークWを取付けたフレームFを一時的に設置しておくためのステーションを、ワーク受渡装置4へのワークWの搬入側とワーク受渡装置4からのワークWの搬出側の双方に設けたものである。
このため、第1のフレームFAで保持された加工後における第1のワークWAが加工機械2から送り出される前に、第2のフレームFAで保持された加工前における第2のワークWAを搬送台車3から搬入して待機ステーション20で待機させておくことができる。また、第1のワークWAが取外された後の第1のフレームFAを搬送台車3に搬出した後、第2のフレームFAで保持された加工後における第2のワークWAが加工機械2から送り出される前に、更に別のフレームFで保持された加工前における更に別のワークWを搬送台車3から搬入して待機ステーション20で待機させておくこともできる。
走行することが可能な搬送台車3とワーク受渡装置4との間においてワークW及びフレームFの受渡しを行うための構造に比べて、待機ステーション20とワーク受渡装置4との間においてワークW及びフレームFを受け渡すための構造は簡易となる。例えば、待機ステーション20及びワーク受渡装置4に備えられるコロやコンベア等の機構を直線的に連結することができる。従って、第2の実施形態では、未加工のワークWを一層スムーズに加工機械2に向けて供給することが可能となる。また、待機ステーション20とワーク受渡装置4との間におけるワークWの受渡しの自動化を容易にすることができる。
(他の実施形態)
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
1,1A…ワーク搬送システム、2…加工機械、3…搬送台車、3A…支柱枠、3B…走行機構、3C…クランプ、4…ワーク受渡装置、5…ワーク載せ替え台車、5A…テーブル、5B…昇降装置、5C…走行装置、6…退避ステーション、7…搬出台車、8…組立治具、10…支持機構、10A…溝、10B…ブロック、11…回転補助機構、11A…ローラ、11B…アーム、11C…移動機構、11D…ガイド機構、12…昇降機構、12A…支持枠、13…コロ、14…ロック機構、14A…当接板、20…待機ステーション、F,FA,FB…フレーム、F1…回転軸、F2…ベアリング、W,WA,WB…ワーク

Claims (11)

  1. 搬送台車から搬入された、フレームで保持された加工前におけるワークを加工機械側に向けて送り出す一方、前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取るワーク受渡装置と、
    前記ワーク受渡装置から前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを受け取る一方、前記ワークが取外された後の前記フレームを前記搬送台車に向けて搬出する退避ステーションと、
    を備えるワーク搬送システム。
  2. 前記フレームで保持された前記加工前における前記ワークを、前記ワークの前工程における治具又はテーブル側から前記ワーク受渡装置に向かって搬送する一方、前記ワークが取外された後の前記フレームを前記治具又は前記テーブルに向かって搬送する搬送台車を更に備える請求項1記載のワーク搬送システム。
  3. 前記搬送台車から搬入された、前記フレームで保持された前記加工前における前記ワークを待機させる待機ステーションを更に備え、
    前記ワーク受渡装置は、前記フレームで保持された前記加工前における前記ワークを、前記待機ステーションから受け取るように構成される請求項1又は2記載のワーク搬送システム。
  4. 前記ワーク受渡装置は、前記フレームで保持された前記加工前における前記ワークを、前記ワークの高さが最低とならないように起立させた状態で受け取り、前記加工前における前記ワークを前記フレームで保持された状態で異なる向きに倒して前記加工機械側に向けて送り出す一方、前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取って前記起立させた状態に戻すように構成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク搬送システム。
  5. 前記退避ステーションにおいて前記フレームから取外された前記加工後における前記ワークを搬出する搬出台車を更に備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載のワーク搬送システム。
  6. フレームで保持された加工前におけるワークを搬送台車から搬入して加工機械側に向けて送り出すステップと、
    前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取り、前記フレームから前記加工後における前記ワークを取外すステップと、
    前記ワークが取外された後の前記フレームを搬送台車に搬出するステップと、
    を有するワーク搬送方法。
  7. 前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取って退避ステーションに退避させ、前記退避ステーションにおいて前記フレームが退避している間に、別のフレームで保持された加工前における別のワークを前記加工機械に向けて送り出す請求項6記載のワーク搬送方法。
  8. 前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークが前記加工機械から送り出される前に、前記別のフレームで保持された前記加工前における前記別のワークを搬送台車から搬入して待機ステーションで待機させておく請求項7記載のワーク搬送方法。
  9. 前記別のフレームで保持された加工後における前記別のワークが前記加工機械から送り出される前に、前記ワークが取外された後の前記フレームを搬送台車に搬出する請求項7又は8記載のワーク搬送方法。
  10. 前記ワークが取外された後の前記フレームを搬送台車に搬出した後、前記別のフレームで保持された加工後における前記別のワークが前記加工機械から送り出される前に、更に別のフレームで保持された加工前における更に別のワークを搬送台車から搬入して待機ステーションで待機させておく請求項9記載のワーク搬送方法。
  11. フレームで保持された加工前におけるワークを搬送台車から搬入して加工機械側に向けて送り出すステップと、
    前記加工機械で前記ワークを加工することによって加工後における前記ワークとして製品又は半製品を製造するステップと、
    前記フレームで保持された前記加工後における前記ワークを前記加工機械側から受け取り、前記フレームから前記加工後における前記ワークを取外すステップと、
    前記ワークが取外された後の前記フレームを搬送台車に搬出するステップと、
    を有するワーク加工方法。
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