JP2017146173A - 観測データ解析装置、観測データ解析システム、および、観測データ解析方法 - Google Patents

観測データ解析装置、観測データ解析システム、および、観測データ解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度な基線ベクトルを算出する。【解決手段】解析装置50の解析部54は、基線ベクトル算出部540、周期性ノイズを抽出するフィルタ551、および、減算器553を備える。基線ベクトル算出部540は、搬送波位相を含む観測データを用いて基線ベクトルを算出する。周期性ノイズを抽出するフィルタ551は、基線ベクトルに含まれる周期性ノイズを抽出する。減算器553は、周期性ノイズを基線ベクトルから減算する。【選択図】 図1

Description

本発明は、地滑り等の物理的な変化を観測して得られる観測データから、物理的な変化およびこれを導くための物理量を解析する観測データ解析装置、この観測データ解析装置を含む観測データ解析システムに関する。
現在、防災の観点から、地滑り等を観測するシステムが各種考案されている。例えば、特許文献1に記載の観測データ回収システムは、複数の観測装置、複数の中継装置、集約装置、および、監視装置を備える。
複数の観測装置は、複数の中継装置のいずれかにリンクしている。各中継装置がリンクする観測装置は異なる。複数の中継装置は、集約装置にリンクしている。
中継装置は、リンクしている複数の観測装置の観測データを取得する。中継装置は、取得した複数の観測データをまとめて、集約装置に送信する。
監視装置は、インターネット等によって集約装置に接続されている。監視装置は、集約装置に集約された複数の観測データを用いて、基線ベクトルの変化を算出し、地盤の変位を検出する。
図11は、従来の観測データの観測間隔と基線ベクトルの算出間隔を示す図である。図11に示すように、従来の観測システムでは、観測装置は、観測時間間隔TIを30秒[sec]として、搬送波位相積算値の変化量等の観測データを出力している。具体的に、図11の例であれば、観測装置は、観測データDP000を出力して、時間TI(=30秒[sec])後に、観測データDP001を出力し、この後、観測装置は、時間TI(=30秒[sec])の間隔で、観測データDP001,DP002,DP003,・・・の順に出力する。これらの観測データは、逐次中継装置に送信され、中継装置に一時的に保存される。
中継装置は、基線ベクトルの算出に用いるデータ数の観測データを、1つの解析用データファイルにして集約装置に送信する。例えば、図11の場合であれば、中継装置は、送信間隔TTを1時間[hr]として、この1時間[hr]に記憶した複数の観測データからなる解析用データファイルを集約装置に送信する。具体的には、図11の場合であれば、中継装置は、送信間隔TT(=1時間[hr])分の観測データDP000から観測データDP119からなる解析用データファイルを送信し、その後、送信間隔TT(=1時間[hr])を置いて、次の観測データDP000から観測データDP119からなる解析用データファイルを送信し、この後、同様の送信処理を継続する。
解析装置は、集約装置に記憶された解析用データファイルに含まれる複数の観測データを用いて、基線ベクトルを算出する。
特開2004−185459号公報
しかしながら、従来の観測システムでは、基線ベクトルを算出できる数の観測データを取得する時間間隔、すなわち、解析用データファイルを取得する時間間隔でしか、基線ベクトルを算出できない。スタティック測位では、一般的に、上述のように1時間[hr]の観測データで基線ベクトルを算出しており、従来の観測システムでは、1時間[hr]毎にしか基線ベクトルを算出することができなかった。したがって、緊急な場合等、変位の時間変化をより詳細に検出する場合に利用できなかった。
観測データは、測位信号の受信状況の影響を受けて誤差を有する。図12(A)、図12(B)は、測位信号の受信状況の変化による基線長の変動を示す図である。図12(A)は、1日の変動のパターンを分かり易く示しており、図12(B)は、1日の中の時間単位、分単位の変動のパターンを分かり易く示している。
図12(A)に示すように、基線長は、略1日の周期で変動が生じる。これは、電離層による誤差、対流圏による誤差から生じる。図12(B)に示すように、基線長は、さらに、1日の中でも、時間単位、分単位で変動が生じる。これは、観測装置の設置環境によって生じるマルチパスによる誤差等から生じる。
ここで、従来のように1時間[hr]間隔で基線ベクトルを算出した場合、図12(B)の●印に示すように基線ベクトルが得られる。この場合、図12(B)の点線に示すような1日単位の変動の推定は対応可能である。しかしながら、図12(B)の周期TP1,TP2,TP3に示すような時間単位の変動に対しては、算出された基線ベクトル数が少なく、変動の周期に対して基線ベクトルの算出間隔が十分に短くなく、変動を精確に推定することができない。
このため、この変動による誤差を抑圧できず、基線ベクトルの算出精度には、この誤差に応じた限界があった。
また、従来の構成では、このような誤差に着目して基線ベクトルの誤差補正を行う構成はなく、高精度な基線ベクトルの算出ができない場合があった。
したがって、本発明の目的は、高精度な基線ベクトルを算出することにある。
この発明の観測データ解析装置は、基線ベクトル算出部、周期性ノイズ抽出フィルタ、および、減算器を備える。基線ベクトル算出部は、搬送波位相を含む観測データを用いて基線ベクトルを算出する。周期性ノイズ抽出フィルタは、基線ベクトルに含まれる周期性ノイズを抽出する。減算器は、周期性ノイズを基線ベクトルから減算する。
この構成では、基線ベクトルに含まれる周期性ノイズが抽出され、この周期性ノイズが基線ベクトルから減算されるので、基線ベクトルの算出精度が向上する。
また、この発明の観測データ解析装置は、周期性ノイズが減算された基線ベクトルから高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去フィルタを、備える。
この構成では、周期性ノイズが除去された基線ベクトルから、さらに高周波ノイズが除去される。これにより、基線ベクトルがさらに高精度に算出される。
また、この発明の観測データ解析装置は、データ取得部、データ抽出部、データ組合せ部をさらに備える。データ取得部は、時系列の観測データを含む解析用データファイルを外部から取得する。データ抽出部は、解析用データファイルに含まれる複数の観測データを抽出する。データ組合せ部は、基線ベクトルの算出に必要な数の時間的に連続する観測データを、抽出された複数の観測データから組合せる。この際、データ組合せ部は、第1の組合せを構成する時系列の複数の観測データにおける最も時刻の遅い側の所定数の観測データと、第2の組合せを構成する時系列の複数の観測データにおける最も時刻の早い側の所定数の観測データとが共通の観測データとなるように、複数の観測データを組み合わせる。基線ベクトル算出部は、データ組合せ部で組み合わされた複数の観測データを用いる。
この構成では、基線ベクトルの算出間隔が、基線ベクトルの算出に必要な個数の観測データを取得する時間よりも短くなる。これにより、リアルタイム性が向上するとともに、より高周波のノイズを抽出し、抑圧することが可能になる。
この発明によれば、基線ベクトルを高精度に算出することができる。
本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の機能ブロック図 本発明の実施形態に係る観測データ解析システムの機能ブロック図 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の観測データの組合せ方法と基線ベクトルの算出間隔を示す図 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置における基線ベクトルの算出間隔を示す図 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第1態様の構成図 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置におけるフィルタ処理の概念を示す図 本発明の実施形態に係る観測データの解析方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第2態様の構成図 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第3態様の構成図 本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第4態様の構成図 従来の観測データの観測間隔と基線ベクトルの算出間隔を示す図 測位信号の受信状況の変化による基線長の変動を示す図
本発明の実施形態に係る観測データ解析装置、観測データ解析システム、および、観測データ解析方法について、図を参照して説明する。なお、本実施形態で示す観測データ解析システムは、例えば、地滑り検出システム等に用いられる。しかしながら、予め設定した時間間隔で取得した観測データを用いて、所定の現象について解析を行うシステムであれば、本実施形態の構成および方法を適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の機能ブロック図である。図2は、本発明の実施形態に係る観測データ解析システムの機能ブロック図である。
まず、図1に示す本願発明の「観測データ解析装置」に対応する解析装置50が含まれる観測データ解析システムについて、図2を参照して説明する。
図2に示すように、観測データ解析システム10は、複数の観測装置20、回線集約装置30、サーバ40、および、解析装置50を備える。
回線集約装置30、サーバ40、および、解析装置50は、ネットワーク100によって接続されている。回線集約装置30と複数の観測装置20は、無線通信によって接続されている。なお、回線集約装置30と複数の観測装置20との通信は、有線であってもよい。また、回線集約装置30は、後述の観測装置20における観測データを取得する機能を備えていてもよい。
複数の観測装置20は、それぞれ個別の観測位置に配置されている。観測装置20は、可能な限りオープンスカイな環境に配置されていることが好ましい。観測装置20は、GNSS受信機21、通信制御部22、GNSSアンテナ23、および、通信用アンテナ24を備える。
GNSS受信機21は、GNSSアンテナ23および通信制御部22に接続されている。GNSS受信機21は、GNSSアンテナ23で受信したGNSS信号を捕捉追尾し、搬送波位相を算出する。GNSS受信機21は、搬送波位相とその算出時刻を観測データとして、通信制御部22に出力する。
GNSSとは、Global Navigation Satellite Systemの略語であり、GPS(Global Positioning System)、GLONASS、Galileo等を含む。なお、QZSS(準天頂衛星システム)の衛星からの測位信号も、本願発明のGNSS信号に含まれる。
通信制御部22は、搬送波位相と算出時刻とを含む観測ファイルを生成する。通信制御部22は、観測ファイルを、通信用アンテナ24を介して送信する。通信制御部22は、観測ファイルを生成する毎に、生成した観測ファイルを順次送信する。
回線集約装置30は、通信用アンテナ31、回線集約部32、ルータ33、および、メモリ34を備える。
回線集約部32は、各観測装置20からの観測ファイルを受信して、メモリ34に記憶する。
回線集約部32は、メモリ34に記憶されている複数の観測ファイルから解析用データファイルを生成する。解析用データファイルに含まれる観測ファイルの数すなわち観測データの数は、基線ベクトルの算出に必要最小限な数である。解析用データファイルの生成間隔は、予め設定されており、例えば、解析用データファイルを構成する複数の観測ファイル(観測データ)を取得するのに要する時間である。回線集約部32は、生成した解析用データファイルをルータ33に出力する。
ルータ33は、回線集約部32をネットワーク100に接続する。ルータ33は、解析用データファイルをサーバ40に送信する。
なお、メモリ34は省略することもできる。この際、回線集約部32は、自身で一時記憶した複数の観測ファイルから解析用データファイルを生成する。また、観測装置20からの観測ファイルをファイル変換することで、解析用データファイルを生成する。
サーバ40は、回線集約装置30からの解析用データファイルを記憶する。サーバ40は、例えば、具体的には、FTPサーバである。なお、サーバ40の種類は、FTPサーバに限るものではなく、解析用データファイルを記憶する機能を最低限有していればよい。
解析装置50は、図1に示す構成を備える。具体的に、図1に示すように、解析装置50は、データ取得部51、データ抽出部52、データ組合せ部53、および、解析部54を備える。
データ取得部51は、ネットワーク100への接続機能を有する。データ取得部51は、サーバ40に対して解析用データファイルの転送要求を行い、サーバ40から解析用データファイルを取得する。なお、サーバ40の所定ディレクトリに解析用データファイルが記憶されれば、当該解析用データファイルを自動的にデータ取得部51に転送するようにしてもよい。データ取得部51は、取得した解析用データファイルを、データ抽出部52に出力する。
データ抽出部52は、解析用データファイルから複数の観測データを抽出する。この際、データ抽出部52は、各観測データの観測時刻(搬送波位相の算出時刻)を、観測データに関連付けして抽出する。データ抽出部52は、抽出した観測データを、データ組合せ部53に出力する。
データ組合せ部53は、時系列の複数の観測データを、基線ベクトルの算出に必要な数(例えば、1時間[hr]分)毎にグループ化して、グループ化されたデータを解析部54に出力する。この際、時間軸上で隣り合うグループは、共通の観測データを含んでいる。すなわち、データ組合せ部53は、時間的に連続する第1のグループと第2のグループとを設定し、第1のグループにおける最も遅い時刻側の所定数の観測データと、第2のグループにおける最も早い時刻側の所定数の観測データとが共通になるように、観測データを組み合わせる。言い換えれば、時間的に連続する第1のグループと第2のグループを設定し、データ組合せ部53は、第1のグループにおける最も早い時刻の観測データと、第2のグループにおける最も早い時刻の観測データとの時間差が基線ベクトルの算出に用いる数の観測データの取得に要する時間よりも短くなるように、観測データを組み合わせる。
解析部54は、1つのグループを構成する複数の観測データを用いて、基線ベクトルを算出する。この際、基線ベクトルは、基準局の搬送波位相と、各観測装置20の観測データである搬送波位相との位相差を用いて、観測装置20毎に算出する。基準局の位置は、観測の開始時に既知であればよい。例えば、国土地理院の電子基準点を用いてもよい。また、観測の開始時または観測の開始前に、特定の回線集約装置30や観測装置20で単独測位を複数回行い、この複数の単独測位によって得られる位置座標の平均値等を基準局の位置としてもよい。この際、特定の回線集約装置30や観測装置20は、位置座標が変動しないもの、例えば地盤の変動が生じ無い位置に設置されたものを用いる。
図3は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の観測データの組合せ方法と基線ベクトルの算出間隔を示す図である。なお、図3では、1つの観測装置の観測データについて示している。しかしながら、この処理は、他の観測装置でも同様に行われる。
データ組合せ部53は、まず、最初の解析用データファイルを構成する観測データDP000から観測データDP119を1時間[hr]分の観測データからなるグループGR1として出力する。解析部54は、グループGR1の観測データ群を用いて、基線ベクトルBL001を算出する。
次に、データ組合せ部53は、最初の解析用データファイルを構成する観測データDP002から観測データDP119と、次の解析用データファイルを構成する観測データ観測データDP000から観測データDP001を1時間[hr]分の観測データからなるグループGR2として出力する。解析部54は、グループGR2の観測データ群を用いて、基線ベクトルBL002を算出する。
この後、データ組合せ部53は、グループを構成する最も早い時刻の観測データを2個ずつ(図3の例では、1分[min]ずつ)ずらしながら、それぞれに1時間[hr]分の観測データからなるグループGRn(nは3以上の整数)を構成して出力する。これに伴い、解析部54は、グループGRn毎に、当該グループGRnを構成する観測データから基線ベクトルBLnを算出する。
このような構成とすることで、2個の観測データを観測する時間(1分[min])毎に、グループGRを構成して基線ベクトルBLを算出することができる。したがって、基線ベクトルの算出に必要な数の観測データを取得する時間で、60個のグループGRを構成して基線ベクトルBLを算出することができる。
これにより、従来の基線ベクトル算出方法よりも高い頻度で基線ベクトルを算出できる。この結果、基線ベクトルに基づく変位の時間変化を、より短い時間間隔で検出することができる。したがって、単位時間当たりの基線ベクトルの算出数を向上でき、この平均を取る演算等によって、基線ベクトルの算出精度を向上することができる。
図4は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置における基線ベクトルの算出間隔を示す図である。なお、図4では、横軸に時間、縦軸に基線ベクトルの基線長を示している。また、図4では、解析装置50で算出する基線ベクトルを10個おきにプロットしており、実際には、さらに短い(1/10)時間間隔で基線ベクトルが得られている。
本実施形態の解析装置50を用いることによって、基線ベクトル(基線長)が1分間隔で得られるので、図4に示すように、周期TP1=約2時間[hr]の周期性ノイズ、周期TP2=約2.6時間[hr]の周期性ノイズ、周期TP3=約2時間[hr]の周期性ノイズに対して十分に短い間隔で基線ベクトル(基線長)が得られる。これにより、基線ベクトル(基線長)の時間関数は、各周期性ノイズが含まれた関数となる。
なお、従来の課題に示した1日単位の周期性ノイズは、これら周期TP1,TP2,TP3の周期性ノイズよりも周期が長い。したがって、1日単位の周期性ノイズは、これら周期TP1,TP2,TP3の周期性ノイズと同様に、この基線ベクトル(基線長)の時間関数に含まれる。
これにより、次に示す方法で、算出した基線ベクトルから周期性ノイズを抑圧することが可能になる。
図5は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第1態様の構成図である。図6(A)、図6(B)、図6(C)は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置におけるフィルタ処理の概念を示す図である。図6(A)、図6(B)、図6(C)において、横軸は周波数[Cycle/day]であり、縦軸は基線ベクトルを構成する各周波数成分のパワーである。
解析部54は、基線ベクトル算出部540、フィルタ551、遅延回路(Delay)552、減算器553、および、フィルタ554を備える。フィルタ551が、本発明の「周期性ノイズ抽出フィルタ」である。
基線ベクトル算出部540は、グループGRを構成する観測データから基線ベクトルy(t)を算出する。基線ベクトル算出部540は、基線ベクトルy(t)をフィルタ551と減算器553に出力する。
フィルタ551は、基線ベクトルy(t)に含まれる周期性ノイズを抽出する。具体的には、フィルタ551は、ハイパスフィルタであり、カットオフ周波数Th(HPF)を有する(図6(A)参照。)。フィルタ551は、基線ベクトルy(t)に含まれるカットオフ周波数Th(HPF)よりも低い周波数の成分を減衰させ、カットオフ周波数Th(HPF)よりも高い周波数の成分を通過させる。このフィルタ処理された成分は基線ベクトルy(t)の高周波成分yH(t)である。遅延部552は、基線ベクトルy(t)の高周波成分yH(t)を、所定時間分だけ遅延処理する。遅延部552は、遅延処理された基線ベクトルyHD(t)を、減算器553に出力する。遅延時間は、減算器553において基線ベクトルy(t)の高周波成分yH(t)と基線ベクトルy(t)との時間差が1恒星日となるように、設定されている。
減算器553は、基線ベクトルy(t)と遅延処理された基線ベクトルyD(t)とを減算(y(t)−yHD(t))して、第1の補正基線ベクトルyc1(t)を、LPF554に出力する。
基線ベクトルは、観測装置20の変位が無ければ、略0[Cycle/day]の周波数成分のみによって構成され、他の周波数成分を殆ど含まない。また、基線ベクトルは、緩やかな地盤の変動等による変位があったとしてもその周波数は極低い。すなわち、変位が生じた場合の基線ベクトルは、極低い周波数成分しか含まない。
一方、周期性ノイズは、上述の従来技術および課題に示した1時間単位、数時間単位の周期性を有し、変位のない場合の基線ベクトルの主たる周波数成分と比較して、高い周波数である。
したがって、図6(A)、図6(B)に示すように、減算器553から出力される第1の補正基線ベクトルyc1(t)は、基線ベクトルy(t)から周期性ノイズが抽出されたものとなる。
フィルタ554は、定常的に重畳する高周波ノイズを除去する。具体的には、フィルタ554は、ローパスフィルタであり、カットオフ周波数Th(LPF)を有する(図6(C)参照。)。フィルタ554は、第1の補正基線ベクトルyc1(t)に含まれるカットオフ周波数Th(LPF)よりも低い周波数成分を通過させ、カットオフ周波数Th(LPF)よりも高い周波数成分を減衰させることによって、第2の補正基線ベクトルyc2(t)を出力する。この処理によって、図6(C)に示すように、第1の補正基線ベクトルyc1(t)に含まれる高周波ノイズを抑圧できる。この高周波ノイズは、例えば、搬送波位相に含まれる熱雑音等のノイズに起因するものである。
このように、解析部54に上述のフィルタを備えることによって、基線ベクトルに含まれる周期性ノイズおよび高周波ノイズ等の不要成分を抑圧でき、基線ベクトルを高精度に算出することができる。
なお、フィルタ551,554の一方を、必要とされる基線ベクトルの算出精度、フィルタの設定(カットオフ周波数の設定)等に応じて、省略することも可能である。
また、上述の説明では、解析部54は、基線ベクトルの算出までを行う態様を示した。しかしながら、解析部54は、この基線ベクトルを用いて観測装置20の設置位置の変位を算出することもできる。これにより、変位を高精度に観測でき、例えば、地盤のズレや地滑りを高精度に検出することができる。
上述の説明では、解析装置による基線ベクトルの算出を、複数の機能部に分けて実行する態様を示した。しかしながら、図7に示す観測データの解析処理をプログラム化して、コンピュータ等の情報処理装置で実行してもよい。図7は、本発明の実施形態に係る観測データの解析方法を示すフローチャートである。
情報処理装置は、時系列の観測データを含む解析用データファイルを取得する(S101)。この際、情報処理装置は、解析対象の時間に応じた数の解析用データファイルを取得する。解析用データファイルには、基線ベクトルの1回の算出に必要な分の観測データが含まれている。この処理が、本発明の「データ取得工程」に対応する。
情報処理装置は、解析用データファイルから各観測データを抽出する(S102)。この際、情報処理装置は、観測データの観測時刻を関連付けした状態で抽出する。
情報処理装置は、時系列の観測データを、基線ベクトルの算出に必要な分を1グループとして抽出する(S103)。この処理が本発明の「データ抽出工程」に対応する。そして、この際に、上述のようにグループを構成する複数の観測ベクトルを決定する工程が、本発明の「データ組合せ工程」に対応する。情報処理装置は、グループの観測データを用いて、基線ベクトルを算出する(S104)。この工程が本発明の「基線ベクトル算出工程」に対応する。
情報処理装置は、所望数の基線ベクトルを算出していれば(S105:YES)、周期性ノイズを抽出する(S107)。この工程が、本発明の「周期性ノイズ抽出工程」に対応する。情報処理装置は、基線ベクトルから周期性ノイズを減算する(S108)。この工程が、本発明の「減算工程」に対応する。このような処理を実行することによって、上述のように、周期性ノイズ等の不要成分を抑圧することができ、基線ベクトルを高精度に算出することができる。
情報処理装置は、所望数の基線ベクトルを算出していなければ(S105:NO)、基線ベクトルの算出処理を継続する。具体的には、情報処理装置は、時系列の複数の観測データにおいて、グループの最も早い時刻の観測データの位置をシフトし、新たなグループを構成する(S106)。この際のシフト量は、基線ベクトルの算出に必要な数の観測データを取得するのに要する時間よりも短い時間によって定義されている。情報処理装置は、新たに構成されたグループの観測データを用いて、基線ベクトルを算出する(S104)。
このような処理を行うことによって、基線ベクトルの算出に必要な数の観測データを取得するのに要する時間よりも短い時間間隔で基線ベクトルを算出することができる。
なお、上述の説明では、基線ベクトルの算出に必要な数の観測データを1つの解析用データファイルとする態様を示したが、解析用データファイルを構成する観測データの数はこれに限るものでなく、複数の観測データを含むものであればよい。
また、解析装置の解析部は、次に示す各態様であってもよい。
図8は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第2態様の構成図である。図8に示す解析部54Aは、図5に示した第1態様の解析部54に対して、閾値決定部555,556を追加したものである。解析部54Aの他の構成は解析部54と同じであり、この同じ部分の説明は省略する。
解析部54Aは、閾値決定部555,556を備える。閾値決定部555は、既知の適応型の処理を行い、減算器553から出力される第1の補正基線ベクトルyc1(t)の周期性ノイズの抑圧状態を監視しながら、カットオフ周波数Th(HPF)を適正に調整し、フィルタ551にフィードバックする。同様に、閾値決定部556も、既知の適応型の処理を行い、フィルタ554から出力される第2の補正基線ベクトルyc2(t)の高周波ノイズの抑圧状態を監視しながら、カットオフ周波数Th(LPF)を適正に調整し、フィルタ554にフィードバックする。
このような構成とすることによって、フィルタ551,554の閾値が状況に応じて適切に調整されるので、基線ベクトルをさらに高精度に算出することができる。
図9は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第3態様の構成図である。図9に示す解析部54Bは、図5に示した第1態様の解析部54に対して、フィルタ557を追加したものである。解析部54Bの他の構成は、パラメータの設定を除いて解析部54と同じであり、この同じ部分の説明は省略する。
解析部54Bは、フィルタ557を備える。フィルタ557は、熱雑音やスパイクノイズ等の突発性のノイズを除去する。具体的に、フィルタ557は、ローパスフィルタである。フィルタ557のカットオフ周波数は、フィルタ554のカットオフ周波数よりも高い。フィルタ557が、本発明の「高周波ノイズ除去フィルタ」に対応する。そして、この処理を情報処理装置で実行する工程が、本発明の「高周波ノイズ除去工程」に対応する。
このようなフィルタ557を備えることによって、突発性のノイズの影響を抑制でき、基線ベクトルをより高精度に算出することができる。
図9では、HPFであるフィルタ551とLPFであるフィルタ557を直列に接続する態様を示したが、これらの特性を同時に実現するBPFのフィルタを用いてもよい。
本実施形態に係る解析部54Bに対して、解析部54Aに示したフィルタ毎の閾値設定部を追加してもよい。
図10は、本発明の実施形態に係る観測データ解析装置の解析部の第4態様の構成図である。図10に示す解析部54Cは、図5に示した第1態様の解析部54に対して、フィルタ554Cを追加したものである。解析部54Cの他の構成は、解析部54と同じであり、この同じ部分の説明は省略する。
解析部54Cは、フィルタ554Cを備える。フィルタ554Cは、定常的な高周波成分を除去するものである。フィルタ554Cは、具体的には、フィルタ554と同じローパスフィルタであり、フィルタ554と異なる閾値を有する。フィルタ554Cは、減算器553に接続されている。フィルタ554Cは、入力された第1の補正基線ベクトルyc1(t)をフィルタ処理して、第3の補正基線ベクトルyc3(t)を出力する。
このような構成では、異なる周波数帯域の高周波成分が除去された複数の基線ベクトルが出力される。これにより、地盤の状況等(水分の含有量等)によって地盤の変位速度、変位量が異なる場合のように、状況によって観測量の変化率が異なる場合に、これらの基線ベクトルを観測して、より正確な検出(地滑りの検出等)を実現することができる。
本実施形態に係る解析部54Cに対して、解析部54Aに示したフィルタ毎の閾値設定部を追加すること、解析部54Bに示したフィルタの構成を適用することも可能である。
なお、上述の実施形態では、観測システムに回線集約装置30を1台備えている。そして、この回線集約装置30によって全ての観測装置20の観測データを取得している。しかしながら、回線集約装置30に複数台の中継装置を接続(無線または有線)し、複数の中継装置がそれぞれに異なる観測装置20から観測ファイルを受信してもよい。言い換えれば、複数の観測装置20は、複数の中継装置から1つの中継装置を選択して、観測ファイルを送信する。複数の中継装置は、受信した観測ファイルを、回線集約装置30に送信する。この場合、中継装置は、メモリを備える必要はない。
また、中継装置間での通信を可能にして、複数の中継装置を経由させても、観測ファイルを回線集約装置30に送信してもよい。言い換えれば、複数の中継装置を数珠つなぎにしてもよい。さらに、これらを組み合わせて、回線集約装置30を起点にして複数の中継装置と複数の観測装置20によってツリー構造にしてもよい。すなわち、ネットワーク等の通信網を介して、複数の解析装置20の解析データファイルを、サーバ40に記憶できるシステム構成であれば、他の構成であってもよい。また、中継装置に観測装置20の機能を追加してもよい。
また、上述の説明では、回線集約装置30が送信する解析用データファイルに含まれる観測ファイルの数すなわち観測データ数は、基線ベクトルの算出に必要最小限な数としているが、これに限るものではない。解析用データファイルは、少なくとも複数の観測ファイルからなるものであればよい。しかしながら、解析用データファイルに含まれる観測ファイル数が少ないよりも多い方が、回線集約装置30がネットワーク100を用いて通信する頻度を少なくできる。
また、上述の説明では、サーバ40としてFTPサーバを用いる態様を示したが、回線集約装置30からの解析用データファイルを記憶できる機能を有しており、解析装置50が当該解析用データファイルを利用できる機能を有していれば、FTPサーバに限るものではない。
また、上述の説明では、サーバ40と解析装置50を別体にする態様を示したが、これら一体化していてもよい。この場合、一体化された装置は、算出した基線ベクトルや、基線ベクトルの解析結果による地盤の変位状況等を外部に提供できるようにするとよい。
また、観測装置20、回線集約装置30、および、中継装置に所定の演算能力を持たせることによって、解析装置50で実行される基線ベクトルの解析処理を、これら観測装置20、回線集約装置30、および、中継装置に行わせることも可能である。この場合には、サーバ40を用いなくてもよい。
また、上述の説明では、スタティック測位による地滑り検知に適用する場合を示したが、上述の基線ベクトルに対するフィルタ処理は、RTK(リアルタイムキネマティック)測位、キネマティック測位、PPP(精密単独測位)にも適用することが可能である。
10:観測データ解析システム
20:観測装置
21:GNSS受信機
22:通信制御部
23:GNSSアンテナ
24:通信用アンテナ
30:回線集約装置
31:通信用アンテナ
32:回線集約部
33:ルータ
34:メモリ
40:サーバ
50:解析装置
51:データ取得部
52:データ抽出部
54,54A,54B,54C:解析部
100:ネットワーク
540:基線ベクトル算出部
551:フィルタ
552:遅延部
553:減算器
554,554C:フィルタ
555,556:閾値決定部
557:フィルタ

Claims (11)

  1. 搬送波位相を含む観測データを用いて基線ベクトルを算出する基線ベクトル算出部と、
    前記基線ベクトルに含まれる周期性ノイズを抽出する周期性ノイズ抽出フィルタと、
    前記周期性ノイズを前記基線ベクトルから減算する減算器と、
    を備える、
    観測データ解析装置。
  2. 請求項1に記載の観測データ解析装置であって、
    前記周期性ノイズが減算された基線ベクトルから高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去フィルタを、備える、
    観測データ解析装置。
  3. 請求項2に記載の観測データ解析装置であって、
    前記高周波ノイズ除去フィルタの出力の周波数成分に基づいて、前記高周波ノイズ除去フィルタのカットオフ周波数を決定する高周波ノイズ除去フィルタの閾値決定部を備える、
    観測データ解析装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の観測データ解析装置であって、
    前記減算器の出力の周波数成分に基づいて、前記周期性ノイズ抽出フィルタのカットオフ周波数を決定する周期性ノイズ抽出フィルタの閾値決定部を備える、
    観測データ解析装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の観測データ解析装置であって、
    時系列の前記観測データを含む解析用データファイルを外部から取得するデータ取得部と、
    前記解析用データファイルに含まれる複数の観測データを抽出するデータ抽出部と、
    基線ベクトルの算出に必要な数の時間的に連続する観測データを、抽出された複数の観測データから組合せるデータ組合せ部と、を備え、
    前記基線ベクトル算出部は、
    前記データ組合せ部で組み合わされた複数の観測データを用いる、
    観測データ解析装置。
  6. 請求項5に記載の観測データ解析装置であって、
    前記データ組合せ部は、第1の組合せを構成する時系列の複数の観測データにおける最も時刻の遅い側の所定数の観測データと、第2の組合せを構成する時系列の複数の観測データにおける最も時刻の早い側の所定数の観測データとが共通の観測データとなるように、複数の観測データを組み合わせる、
    観測データ解析装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の観測データ解析装置と、
    測位信号を受信して前記搬送波位相を含む前記解析データを出力する複数の観測装置と、
    複数の観測装置からの前記解析データを用いて前記解析用データファイルを生成し、前記解析用データファイルを出力する中継装置と、
    前記解析用データファイルを記憶するサーバと、を備え、
    前記観測データ解析装置は、前記サーバから前記複数の解析用データファイルを取得する、
    観測データ解析システム。
  8. 搬送波位相を含む観測データを用いて基線ベクトルを算出する基線ベクトル算出工程と、
    前記基線ベクトルに含まれる周期性ノイズを抽出する周期性ノイズ抽出工程と、
    前記周期性ノイズを前記基線ベクトルから減算する減算工程と、
    を有する、
    観測データ解析方法。
  9. 請求項8に記載の観測データ解析方法であって、
    前記周期性ノイズが減算された基線ベクトルから高周波ノイズを除去する高周波ノイズ除去工程を、有する、
    観測データ解析方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の観測データ解析方法であって、
    時系列の前記観測データを含む解析用データファイルを外部から取得するデータ取得工程と、
    前記解析用データファイルに含まれる複数の観測データを抽出するデータ抽出工程と、
    基線ベクトルの算出に必要な数の時間的に連続する観測データを、抽出された複数の観測データから組合せるデータ組合せ工程と、を有し、
    前記基線ベクトル算出工程は、
    前記データ組合せ工程で組み合わされた複数の観測データを用いる、
    観測データ解析方法。
  11. 請求項10に記載の観測データ解析方法であって、
    前記データ組合せ工程は、第1の組合せを構成する時系列の複数の観測データにおける最も時刻の遅い側の所定数の観測データと、第2の組合せを構成する時系列の複数の観測データにおける最も時刻の早い側の所定数の観測データとが共通の観測データとなるように、複数の観測データを組み合わせる、
    観測データ解析方法。
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