JP2017132524A - 包装容器 - Google Patents

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Yoshiharu Aoki
好春 青木
青木 由美子
Yumiko Aoki
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Abstract

【課題】四角筒形状の胴体2の少なくとも一方開口が蓋(8)で閉塞されかつ収容物が収容される包装容器1において、開封するときの力を比較的軽くしながら収容物20を簡単に引き出せる状態にする。【解決手段】胴体2の第4矩形板(3)において前記一方開口寄りの領域には、第4矩形板(3)の自由端側の縦辺の縦方向途中位置と第4矩形板(3)において前記一方開口に臨む自由端側の横辺の横方向所定位置とを結ぶ直線状の斜め折り曲げ線4aが設けられている。第4矩形板(3)において斜め折り曲げ線4aから前記自由端側の横辺に至る三角形状領域4bに対する糊代板11の接着性が、第4矩形板(3)において三角形状領域4b以外の領域に対する糊代板11の接着性よりも弱くなるように設定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、四角筒形状の胴体の少なくとも一方開口が蓋で閉塞されかつ収容物が収容される包装容器に関する。
従来のこの種の包装容器として、例えば特許文献1〜3に示すようなものがある。
特許文献1,2は、いわゆるストレートタッグエンドカートンと呼ばれる包装容器であって、底面板において一方短辺側で側面板の貼着板と接着する側の角部に、切り取り可能な開封タブ部を設けた構成になっている。
特許文献1,2では、包装容器を開封するために、前記開封タブ部を切り取るか、切り取ってから折り曲げると、底面板と差込式のフラップとの接着が解除されるようになって、前記フラップを引き出せるようになる。
つまり、特許文献1,2の包装容器は、開封タブ部を切り取るか、または切り取ってから折り曲げるかしない限り、フラップを引き出すことができなくなるから、不正に開封できなくなるとともに、万一、前記開封タブ部が切り取られるか、または切り取られてから折り曲げられると、開封されたことが一目で判るようになる。
このように、特許文献1,2は、その要約書ならびに明細書中に明示しているように、その不正な開封を阻止するか、あるいは不正な開封を容易に判別することを目的としたものであって、収容物(商品)を取り出しやすくすることを目的としたものではない。
特許文献3は、いわゆるストレートタッグエンドカートンと呼ばれる包装容器であって、収容物(商品)を取り出しやすくするために、角筒形の胴体の一方開口側で背面板に連接されているオーバーフラップを引き剥がすことにより開封したときに、正面板において前記一方開口側のコ字形の切り裂き目からコ字形領域を切り取るような構成になっている。
特開平10−273137号公報 特開平10−273138号公報 特開2012−140172号公報
上記特許文献3では、包装容器を開封するときに、オーバーフラップを引き剥がすときに、前記切り裂き目から正面板の一部を切り取る必要があるために、前記オーバーフラップを引き剥がすときの力が、前記正面板に単純に接着しているオーバーフラップを引き剥がすだけの場合に比べると、重くなることが懸念される。
このような事情に鑑み、本発明は、四角筒形状の胴体の少なくとも一方開口が蓋で閉塞されかつ収容物が収容される包装容器において、開封するときの力を比較的軽くしながら収容物を簡単に引き出せる状態にすることを目的としている。
本発明は、四角筒形状の胴体の少なくとも一方開口が蓋で閉塞されかつ収容物が収容される包装容器であって、前記胴体は、第1〜第4の矩形板が横並びに連接されるとともに、横方向一端側に位置する第1矩形板の自由端側の縦辺に糊代板が連接されるシートを折り曲げて、横方向他端側に位置する第4矩形板の自由端側の縦辺寄りに前記糊代板を接着剤で接着することにより製作されており、前記第4矩形板において前記一方開口寄りの領域には、当該第4矩形板の自由端側の縦辺の縦方向途中位置と当該第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺の横方向所定位置とを結ぶ直線状の斜め折り曲げ線が設けられており、前記第4矩形板において前記斜め折り曲げ線から前記自由端側の横辺に至る三角形状領域に対する前記糊代板の接着性が、前記第4矩形板において前記三角形状領域以外の領域に対する前記糊代板の接着性よりも弱くなるように設定されている、ことを特徴としている。
なお、前記収容物としては、例えば板状の物体(例えば板チョコなどのようなお菓子、薬品、洗剤など)が挙げられる。
上記構成では、前記第4矩形板の自由端側の横辺を外向き(前記糊代板から遠ざける方向)に引っ張ると、当該第4矩形板の三角形状領域を前記糊代板から引き剥がして捲り上げることができるようになる。
このようにすると、前記胴体の内部空間を前記第4矩形板の三角形状領域から外側に大きく開放させることができるようになるとともに、前記内部空間の前方開口が大きく拡げられるようになる。そのため、当該開放される領域から前記内部空間に収容している収容物を露呈させることができるようになるので、当該露呈している収容物を人が直接触れることが可能になって、当該収容物を外に取り出しやすくなる。
好ましくは、前記一方開口側の蓋は、当該一方開口を覆う大きさにされていて、前記第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺に折り目を介して連接されており、前記第4矩形板に平行に対面する第2矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺には、前記一方開口を覆う大きさでかつ前記蓋の内側に重ね合わされた状態で接着されるフラップが折り目を介して連接されており、前記蓋と前記フラップとには、当該両者を開封のために一旦剥がした後で再度重ね合わせるときに当該重ね合わせ状態を保つための係止部および被係止部が振り分けて設けられている、構成とすることができる。
この構成では、前記一方開口側の蓋は、開封のために一旦剥がされた後で再度重ね合わされるときに当該重ね合わせ状態が保たれるようになっており、それによって収容物が消費されるまで包装容器内に保護されるようになる。
好ましくは、前記蓋には、その横方向の両端から自由端側の横辺へ向けて先細りとなる平面視逆さV字形の切り裂き用のミシン目が設けられており、この蓋において前記ミシン目から前記横辺に至る自由端寄りの領域が前記フラップに接着されていて、当該蓋において前記ミシン目から前記第4矩形板に至る手前寄りの領域が前記フラップに非接着とされており、前記フラップにおいて横方向の途中領域には、開封に伴い前記蓋の前記自由端寄りの領域が切り離されたときに当該蓋の前記手前寄りの領域の先細り部分が差し込み可能となるスリットが設けられており、前記手前寄りの領域の先細り部分が前記係止部とされ、前記スリットが前記被係止部とされる、構成とすることができる。
ここでは、前記一方開口側の蓋を開封後に再度閉じた状態を保つための構成について製作しやすいことを明らかにしている。
好ましくは、前記先細り部分は、平面視台形状に形成されている、構成とすることができる。
この構成では、前記先細り部分が、開封時に前記第4矩形板の三角形状領域を捲り上げるときに指を引っ掛けて操作するための操作部として機能する。これにより、前記捲り上げ行為が簡単に行えるようになる。
好ましくは、前記一方開口側の蓋は、当該一方開口を覆う大きさにされていて、前記第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺に折り目を介して連接されており、この蓋の前記横辺には、前記一方開口に差し込まれて前記第4矩形板の内側に重ね合わされた状態で接着される差し込みフラップが折り目を介して連接されており、前記第4矩形板と前記差し込みフラップとには、当該両者を開封のために一旦剥がした後で再度重ね合わせるときに当該重ね合わせ状態を保つための係止部および被係止部が振り分けて設けられている、構成とすることができる。
この構成では、前記一方開口側の蓋は、開封のために一旦剥がされた後で再度重ね合わされるときに当該重ね合わせ状態が保たれるようになっており、それによって収容物が消費されるまで包装容器内に保護されるようになる。
好ましくは、前記差し込みフラップの自由端側の横辺の横方向途中には、外向きに膨出する膨出部が設けられており、前記第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺寄りには、前記蓋を開放した後で再度閉じるときに、前記膨出部が差し込み可能となるスリットが設けられており、前記膨出部が前記係止部とされ、前記スリットが前記被係止部とされる、構成とすることができる。
ここでは、前記一方開口側の蓋を開封後に再度閉じた状態を保つための構成について製作しやすいことを明らかにしている。
好ましくは、前記第4矩形板の自由端側の横辺には、指を引っ掛けるための張り出し部が設けられている、構成とすることができる。
この構成では、前記張り出し部が、開封時に前記第4矩形板の三角形状領域を捲り上げるときに指を引っ掛けて操作するための操作部として機能する。これにより、前記捲り上げ行為が簡単に行えるようになる。
好ましくは、前記第4矩形板の縦方向の途中領域には、前記収容物の収容深さ位置を規制するための規制部が設けられている、構成とすることができる。
この構成では、包装容器を開封して収容物を取り出した後で、例えば縦方向長さが短くなった収容物を包装容器内に再収容すると、当該収容物が前記規制部に受け止められることになるので、包装容器の奥深くに入り込み過ぎることを防止できるようになって、包装容器の一方開口寄りに配置させることが可能になる。これにより、包装容器から前記縦方向長さの短い収容物を再度取り出すときに人が掴みやすくなって取り出しやすくなる。
本発明に係る包装容器は、開封するときの力を比較的軽くしながら収容物を簡単に引き出せる状態にすることが可能になる。
本発明に係る包装容器の一実施形態で、胴体の前方開口を開放している状態を示す斜視図である。 図1の包装容器において胴体の前方開口を封緘している状態を示す斜視図である。 図1の包装容器のベースとして、一枚のシートを打ち抜き加工してなるブランクを示す展開図である。 図2の包装容器を開封する手順の初期段階を示す斜視図である。 図4の状態の包装容器を表側から見た状態を示す斜視図である。 図4の続きを示す斜視図である。 図1において胴体の前方開口を再閉している状態を示す斜視図である。 本発明に係る包装容器の他の実施形態で、胴体の前方開口を開放している状態を示す斜視図である。 図8の包装容器において胴体の前方開口を封緘している状態を示す斜視図である。 図8の包装容器のベースとして、一枚のシートを打ち抜き加工してなるブランクを示す展開図である。 図9の包装容器を開封する手順の初期段階を示す斜視図である。 図11の状態の包装容器を表側から見た状態を示す斜視図である。 図11の続きを示す斜視図である。 図8において胴体の前方開口を再閉している状態を示す斜視図である。 図8の包装容器に付与された他の機能を説明するための斜視図である。 図15の包装容器に収容物を再収容している状態を説明するための斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1から図7に、本発明の一実施形態を示している。図中、1は横置きあるいは横長タイプの包装容器を示している。
包装容器1は、いわゆるストレートタッグエンドカートンと呼ばれる包装容器であって、一枚のシート(コートボール)から図3に示すような所定形状に打ち抜き加工された紙製のブランク100を適宜折り曲げることにより製作される。なお、図3では、ブランク100の表面つまり組立後の包装容器1の外面となる面を上向きにしている。
この包装容器1は、四角筒形状の胴体2の前方開口(一方開口、出し入れ口)を前フラップ7および前蓋8で閉塞し、また、胴体2の後方開口を後フラップ9および後蓋10で閉塞する構成になっている。
この包装容器1の内部には収容物20が収容されるようになっている。この収容物20は、例えば長方形の板状物体(例えば板チョコなどのようなお菓子、薬品、洗剤など)とされ、胴体2と前蓋8と後蓋10とで囲まれる内部空間1aに収容される。
胴体2は、上下左右の4つの長方形の板、つまり上矩形板(第2矩形板に相当)3、下矩形板(第4矩形板に相当)4、左矩形板(第3矩形板に相当)5、右矩形板(第1矩形板に相当)6を有している。上矩形板3および下矩形板4のほうが左矩形板5および右矩形板6よりも幅広に設定されている。なお、各矩形板3〜6において、それらの横並び方向(各矩形板の短手方向)を横方向と言い、それと直交する方向(長手方向)を縦方向と言うことにしている。
右矩形板6において横方向の自由端側に位置する長い縦辺には、糊代板11が折り目を介して一体に連接されている。この糊代板11は、幅狭な長方形に形成されており、下矩形板4の内面に適宜の接着剤で接着される。この接着形態については、後で詳細に説明する。
左矩形板5および右矩形板6において縦方向の一方自由端(前端)側に位置する短い縦辺には前横フラップ12,12が一体に連接されている。また、左矩形板5および右矩形板6において縦方向の他方自由端(後端)側に位置する短い縦辺には後横フラップ13,13が一体に連接されている。
上矩形板3の縦方向の一方自由端(前端)側に位置する長い横辺には前フラップ7が一体に連接されており、また、下矩形板4の縦方向の一方自由端(前端)側に位置する長い横辺には前蓋8が一体に連接されている。
上矩形板3において縦方向の他方自由端(後端)側に位置する長い横辺には後フラップ9が一体に連接されており、また、下矩形板4において縦方向の他方自由端(後端)側に位置する長い横辺には後蓋10が一体に連接されている。
封緘時に、前フラップ7を90度折り曲げて前記胴体2の前方開口を閉塞する状態にしてから、前蓋8を90度折り曲げて前フラップ7の外側に重ね合わせる状態にしておいて、前蓋8を前フラップ7に適宜の接着剤を介して接着する。また、封緘時に、後フラップ9を90度折り曲げて前記胴体2の後方開口を閉塞する状態にしてから、後蓋10を90度折り曲げて後フラップ9の外側に重ね合わせる状態にしておいて、後蓋10を後フラップ9に適宜の接着剤を介して接着する。
そして、前蓋8には、切り裂き用のミシン目8aが設けられており、また、前フラップ7の縦方向途中には、スリット7aが設けられている。前記ミシン目8aは、平面視逆さV字形に形成されており、その先細り部分8dは平面視台形状に形成されている。この先細り部分8dは、前蓋8において縦方向の自由端側に位置する長い横辺の横方向中央から一方(図2の紙面の上側位置から見おろしたときに右方)寄りにオフセットして配置されている。
詳しくは、前記ミシン目8aは、前蓋8において横方向両端に位置する2つの短い縦辺から縦方向の自由端側に位置する長い横辺の横方向中間へ向けて先細りとなるように平面視逆さV字形に形成されている。前記スリット7aは、平面視U字形に形成されていて、前記台形状の先細り部分8dが差し込まれるようになっている。この先細り部分8dは、下記する開封時に前蓋8における前記手前寄りの領域8bを引き起こすときに指を引っ掛けて操作するための操作部として機能するようになる。
そして、前フラップ7および前蓋8を開放した後で再度閉じるときに、図7に示すように、前蓋8における台形状の先細り部分8dを前フラップ7のスリット7a内に差し込むと、前蓋8が閉じたままの状態に保持されるようになる。
但し、前蓋8においてミシン目8aから縦方向の自由端側に位置する長い横辺に至る自由端寄りの領域8c,8cが前フラップ7に接着されていて、前蓋8においてミシン目8aから下矩形板4に至る手前寄りの領域8bについては前フラップ7に非接着とされている。
ところで、この実施形態では、下矩形板4の前端側を外向きに捲り上げることによって包装容器1の内部空間1aを外側に大きく開放させることを可能とするように構成している。
まず、下矩形板4において前方開口寄りの領域には、直線状の斜め折り曲げ線4aが設けられている。この斜め折り曲げ線4aは、下矩形板4の右端(右矩形板6側の自由端)側の縦辺の縦方向途中位置と下矩形板4において前端側の横辺の左角部(左矩形板5寄りに位置する角部)とを結ぶ直線のことである。
この下矩形板4において前記斜め折り曲げ線4aから前端側の横辺に至る領域4bは、三角形状に形成されており、この三角形状領域4bが、外向きに捲り上げられる「捲り上げ領域」になる。
そして、下矩形板4に対する糊代板11の接着形態については次のように設定されている。つまり、下矩形板4に対する糊代板11の前方領域11aの接着性が、下矩形板4に対する糊代板11の後方領域11bの接着性よりも弱くなるように設定されている。
ここで、前記前方領域11aとは、糊代板11において下矩形板4の三角形状領域4bが接着される領域(図3のクロスハッチング参照)とされている。また、前記後方領域11bとは、糊代板11において下矩形板4の三角形状領域4b以外が接着される領域(図3のハッチング参照)とされている。
具体的に、糊代板11の後方領域11bには前記接着剤を直接塗布するようにする一方で、糊代板11の前方領域11aには、前記接着剤の接着性を弱める材料(例えばニスなど)を塗布してから、その上に前記接着剤を塗布するようにしている。
このように設定しておいて、糊代板11に下矩形板4を重ね合わせて押圧することにより接着すれば、糊代板11の後方領域11bについては前記接着剤本来の接着性を発揮するようになって下矩形板4から剥がれにくくなるものの、糊代板11の前方領域11aについては前記接着剤の接着性が前記後方領域11bの接着性に比べると弱くなって下矩形板4から剥がれやすくなる。
次に、上記包装容器1の組み立て手順を簡単に説明する。
一枚のシート(コートボール)から図3に示すような所定形状に打ち抜き加工されたブランク100において、まず、糊代板11に前記接着剤を塗布しておいて、第1〜第4折り目101〜104をそれぞれ90度谷折りすることにより糊代板11を下矩形板4の内面に接着する。これにより、上矩形板3、下矩形板4、左矩形板5ならびに右矩形板6が四角筒形状にされる。
この後、後フラップ9に前記接着剤を直接塗布しておいて、後横フラップ13,13を内向きに90度折り曲げてから、後フラップ9を第5折り目105から90度内向きに折り曲げるとともに、後蓋10を第6折り目106から90度内向きに折り曲げることにより後フラップ9に重ね合わせて接着する。これにより、内部空間1aの後方開口が閉塞される。
最後に、前フラップ7における前記自由端寄りの領域8c,8cに前記接着剤を直接塗布しておいて、前横フラップ12,12を内向きに90度折り曲げてから、前フラップ7を第7折り目107から90度内向きに折り曲げるとともに、前蓋8を第8折り目108から90度内向きに折り曲げることにより前フラップ7に重ね合わせて接着する。これにより、内部空間1aの前方開口が閉塞される。
次に、図4〜図6を参照して、上記包装容器1を開封するときの手順を説明する。
包装容器1を開封するには、前蓋8における台形状の先細り部分8dに手を引っ掛けて、引き起こすように前向きに引っ張ればよい。これにより、前蓋8がミシン目8aから引き裂かれることになって、図4および図5に示すように、前蓋8における前記手前寄りの領域8bが持ち上げられるようになるとともに、前フラップ7も外向きに引き起こせるようになる。これにより、胴体2の前方開口が開放される。このとき、図5に示すように、前蓋8における前記自由端寄りの領域8c,8cが前フラップ7に接着されたまま残存するようになる。
この後、前蓋8を下矩形板4に近づけるように前蓋8における台形状の先細り部分8dを下向きに引っ張ると、図6に示すように、下矩形板4における三角形状領域4bが斜め外向きに捲り上げられることになる。
このとき、前記しているように下矩形板4に対する糊代板11の前方領域11aの接着性を下矩形板4に対する糊代板11の後方領域11bの接着性に比べて弱くしているので、前記したように前蓋8における台形状の先細り部分8dを引き起こすように引っ張るだけでもって、下矩形板4の三角形状領域4bを糊代板11から比較的簡単に引き剥がして斜め外向きに捲り上げることができるようになるのである。
特に、前蓋8における先細り部分8dを横方向の右方寄りにオフセット配置しているので、ミシン目8aを引き裂くように前向きに引っ張る動作から三角形状領域4bを斜め外向きに捲り上げるように引っ張る動作に移行するときに引っ張り力の伝達が効率良く行えるようになっているので、比較的軽い力で連続して行えるようになる。
このようにすると、図6に示すように、胴体2の内部空間1aを下矩形板4の三角形状領域4bから外側に大きく開放させることができるようになるとともに、内部空間1aの前方開口が大きく拡げられるようになる。そのため、前記開放される領域から内部空間1aに収容している収容物20を露呈させることができるようになるので、当該露呈している収容物20を人が直接触れることが可能になって、当該収容物20を外に取り出しやすくなる。
ところで、前記したように開封した包装容器1内に前記取り出した収容物20を再収容する場合には、当該包装容器1内に収容物20を収容した後で、図7に示すように、前蓋8における台形状の先細り部分8dを前フラップ7に向けて倒して、当該先細り部分8dを前フラップ7のスリット7aに差し入れるようにする。これにより、前蓋8が閉じたままの状態に保持されるようになる。このようにした状態であれば、前蓋8が勝手に開かなくなるので、包装容器1を取り扱いやすくなる。このように前蓋8における台形状の先細り部分8dは、上述したような操作部分として機能するだけでなく、開封後に再閉するための係止部としても機能する。
この後、再度、包装容器1から収容物20を取り出したいときには、前蓋8を引っ張るだけで、台形状の先細り部分8dがスリット7aから引き出されることになって、包装容器1の前方開口を開放させることが可能になる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態の包装容器1は、開封するときに、前蓋8における台形状の先細り部分8dを引き起こすように引っ張るだけでもって、下矩形板4の三角形状領域4bを糊代板11から比較的簡単に引き剥がして斜め外向きに捲り上げることができるようになるので、開封するときの力を上記特許文献3に比べて軽くしながら収容物20を簡単に取り出せる状態にすることが可能になる。
また、この実施形態の包装容器1は、下矩形板4の三角形状領域4bを斜め外向きに捲り上げるようにしていることによって、次のような効果も得られる。
つまり、上記しているように、前蓋8を開封後に再閉するときに、前蓋8における台形状の先細り部分8dを前フラップ7に向けて倒しながら、当該先細り部分8dを前フラップ7のスリット7aに差し入れる作業が比較的簡単になる。
詳しく説明する。仮に、上記包装容器1において下矩形板4の三角形状領域4bを斜め外向きに捲り上げるようにしていない場合、前蓋8を開封後に再閉するときに、前蓋8の先細り部分8dが前フラップ7のスリット7aに重なるように配置される関係より、前蓋8全体を反らせるように湾曲させておいて、当該湾曲度合いを徐々に緩めながら前蓋8の先細り部分8dをスリット7a内に無理に差し入れる必要がある。このように前蓋8を無理な姿勢に湾曲させる必要があるので、前記差し入れ作業が難しくなると考えられる。
それに対し、この実施形態の包装容器1の場合には、上記しているように、前蓋8を開封するために下矩形板4の三角形状領域4bを斜め外向きに捲り上げたときに前蓋8が前フラップ7から引き離されるようになっている関係より、この前蓋8を再閉するために下矩形板4の三角形状領域4bを前フラップ7側に近づけると、前蓋8が前フラップ7に斜め上から向かうようになって、当該前蓋8の先細り部分8dがスリット7aに斜め上から自然に近づくようになるので、当該前蓋8を無理な姿勢に湾曲させなくても、前蓋8の先細り部分8dがスリット7aに斜めから無理なくスムースに差し入れられるようになるのである。
このようなことから、この実施形態の包装容器1の場合には、前蓋8を開封後に再閉するときに、前蓋8の先細り部分8dを前フラップ7のスリット7aに差し入れる作業が比較的簡単になると言えるのである。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、前フラップ7と前蓋8とを重ね合わせて貼着することにより胴体2の前方開口を閉塞する形態を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、例えば図8から図14に示すように、前蓋8を胴体2の前方開口内に差し込んで下矩形板4に貼着することにより当該前方開口を閉塞する形態にすることが可能である。
具体的に、上矩形板3において縦方向の一方自由端(前端)側に位置する長い横辺に前蓋8が一体に連接されている。この前蓋8の自由端側に位置する長い横辺には前差し込みフラップ14が折り目を介して連接されている。
上矩形板3において縦方向の他方自由端(後端)側に位置する長い横辺に後蓋10が一致に連接されている。この後蓋10の自由端側に位置する長い横辺には後差し込みフラップ15が折り目を介して連接されている。なお、図1から図7に示した実施形態の前フラップ7および後フラップ9は存在していない。
前差し込みフラップ14の自由端側に位置する長い横辺の横方向の自由端(左端)寄りには、外向きに膨出する膨出部14aが設けられており、また、下矩形板4において縦方向の一方自由端(前端)寄りの所定領域には、スリット4cが設けられている。前記膨出部14aは、平面視ほぼ半円形状に形成されており、前記スリット4cは、平面視ほぼU字形に形成されている。
そして、前蓋8を開放した後で再度閉じるときに、図14に示すように、前差し込みフラップ14の膨出部14aを下矩形板4のスリット4c内に差し込むと、前蓋8が閉じたままの状態に保持されるようになる。このように前記膨出部14aは開封後に再閉するための係止部として機能し、また、前記スリット4cは前記膨出部14aの被係止部として機能する。
また、下矩形板4の縦方向の一方自由端(前端)側に位置する長い横辺において下矩形板4の横方向の自由端(左端)寄りには、張り出し部4dが設けられている。この張り出し部4dは、下記する開封時に下矩形板4の三角形状領域4bを捲り上げるときに指を引っ掛けて操作するための操作部として機能する。
この実施形態においても、下矩形板4の前端側を外向きに捲り上げることによって包装容器1の内部空間1aを外側に大きく開放させることを可能とするようになっている。
まず、下矩形板4において前方開口寄りの領域には、直線状の斜め折り曲げ線4aが設けられている。この斜め折り曲げ線4aは、下矩形板4の左端(左矩形板5側の自由端)側の縦辺の縦方向途中位置と下矩形板4において前端側の横辺の右角部(右矩形板6寄りに位置する角部)とを結ぶ直線のことである。
この下矩形板4において前記斜め折り曲げ線4aから前端側の横辺に至る領域4bは、三角形状に形成されており、この三角形状領域4bが、外向きに捲り上げられる「捲り上げ領域」になる。
そして、下矩形板4に対する糊代板11の前方領域11aの接着性を、下矩形板4に対する糊代板11の後方領域11bの接着性よりも弱くして剥がしやすくするように設定している。
ここで、前記前方領域11aとは、糊代板11において下矩形板4の三角形状領域4bが接着される領域(図10の一点鎖線参照)とされている。また、前記後方領域11bとは、糊代板11において下矩形板4の三角形状領域4b以外が接着される領域(図10の実線ハッチング参照)とされている。
具体的に、糊代板11の後方領域11bには前記接着剤を直接塗布するようにする一方で、糊代板11の前方領域11aには前記接着剤を塗布しないようにしている。
このように設定しておいて、糊代板11に下矩形板4を重ね合わせて押圧することにより接着すると、糊代板11の後方領域11bについては前記接着剤本来の接着性を発揮するようになって下矩形板4から剥がれにくくなるものの、糊代板11の前方領域11aが下矩形板4から簡単に引き離されるようになる。
このようにしたうえで、下矩形板4の三角形状領域4bを前差し込みフラップ14に接着するようにしている。但し、下矩形板4の三角形状領域4bに対する前差し込みフラップ14の接着性を可及的に弱くすることにより、下矩形板4の三角形状領域4bを前差し込みフラップ14から剥がしやすくするように設定している。
具体的に、前差し込みフラップ14の円形領域14bに半切切り込みを施しておいて、当該円形領域14b内のみに適宜の接着剤を直接塗布するようにして、他の領域には前記接着剤を塗布しないようにしている。なお、前記半切切り込みとは、公知であるが、前差し込みフラップ14の厚み方向途中深さまで切り込むことを意味している。この円形領域14bは、前差し込みフラップ14において縦方向の自由端側に位置する長い横辺の横方向中央から一方(図8の紙面の上側位置から見おろしたときに左方)寄りにオフセットして配置されている。
次に、上記包装容器1の組み立て手順を簡単に説明する。
一枚のシート(コートボール)から図10に示すような所定形状に打ち抜き加工されたブランク100において、まず、糊代板11に適宜の接着剤を塗布しておいて、第1〜第4折り目101〜104をそれぞれ90度谷折りすることにより糊代板11を下矩形板4の内面に接着する。これにより、上矩形板3、下矩形板4、左矩形板5ならびに右矩形板6が四角筒形状にされる。
但し、このとき、糊代板11における後方領域11bには前記接着剤を直接塗布するようにしておいて、糊代板11における前方領域11aには前記接着剤を塗布しないようにしている。
この後、後差し込みフラップ15において半切とされた円形領域(図10の一点鎖線参照)15a内のみに前記接着剤を直接塗布しておいて、後横フラップ13,13を内向きに90度折り曲げてから、後差し込みフラップ15を第5折り目105から内向きに折り曲げながら、後蓋10を第6折り目106から内向きに折り曲げるようにしたうえで、後差し込みフラップ15を後方開口内に差し入れて下矩形板4の内面に重ね合わせて接着する。これにより、内部空間1aの後方開口が閉塞される。
最後に、前差し込みフラップ14の円形領域14b内のみに前記接着剤を直接塗布しておいて、前横フラップ12,12を内向きに90度折り曲げてから、前差し込みフラップ14を第7折り目107から内向きに折り曲げながら、前蓋8を第8折り目108から内向きに折り曲げるようにしたうえで、前差し込みフラップ14を前方開口内に差し入れて下矩形板4の内面に重ね合わせて接着する。これにより、内部空間1aの前方開口が閉塞される。
次に、図11〜図14を参照して、上記包装容器1を開封するときの手順を説明する。
包装容器1を開封するには、下矩形板4の張り出し部4dに手を引っ掛けて、手前に引っ張ればよい。これにより、図11および図12に示すように、下矩形板4における三角形状領域4bが斜め外向きに捲り上げられることになる。
このとき、前記しているように下矩形板4の三角形状領域4bに対する前差し込みフラップ14の接着性および糊代板11の接着性を弱くしているので、前記したように下矩形板4の張り出し部4dを手前に引っ張るだけでもって、下矩形板4の三角形状領域4bを前差し込みフラップ14および糊代板11から比較的簡単に引き剥がして斜め外向きに捲り上げることができるようになるのである。
特に、下矩形板4における張り出し部4dと前差し込みフラップ14の円形領域14b(接着剤塗布領域)とを横方向の左方寄りにオフセット配置して接近させているので、下矩形板4を手前に引っ張ったときに張り出し部4dが力の作用点になって斜め折り曲げ線4aが支点になるので、下矩形板4を前差し込みフラップ14から剥がすように引っ張る動作と三角形状領域4bを斜め外向きに捲り上げるように折り曲げる動作とを、ワンアクションでもって比較的軽い力で簡単に行えるようになる。
このような状態にすると、前差し込みフラップ14および前蓋8が自由になるので、この前差し込みフラップ14を外向きに引っ張りだせば、図13に示すように、胴体2の内部空間1aを下矩形板4の三角形状領域4bから外側に大きく開放させることができるようになるとともに、内部空間1aの前方開口が大きく拡げられるようになる。そのため、前記開放される領域から内部空間1aに収容している収容物20を露呈させることができるようになるので、前記露呈している収容物20を人が直接触れることが可能になるので、当該収容物20を取り出しやすくなる。
ところで、前記したように開封した包装容器1内に前記取り出した収容物20を再収容する場合には、当該包装容器1内に収容物20を収容した後で、図14に示すように、下矩形板4において捲り上げた三角形状領域4bを元に戻すように糊代板11に押し付けておいて、前蓋8および前差し込みフラップ14を下矩形板4に重ね合わせながら、当該前差し込みフラップ14の膨出部14aを下矩形板4のスリット4cに差し入れるようにする。これにより、前蓋8が閉じたままの状態に保持されるようになる。このようにした状態であれば、前蓋8が勝手に開かなくなるので、包装容器1を取り扱いやすくなる。
この後、再度、包装容器1から収容物20を取り出したいときには、前差し込みフラップ14を引っ張るだけで、膨出部14aがスリット4cから引き出されることになって、包装容器1の前方開口を開放させることが可能になる。
以上説明したように、この実施形態においても、上記実施形態とほぼ遜色のない作用、効果が得られる。
(2)上記各実施形態に示す包装容器1には、収容物20を一旦取り出してから再収容して、さらに再度取り出すときに取り出しやすくするための機能が設けられている。
一般に、収容物20が例えば一体チョコなどとされる場合、当該収容物20を一旦取り出してから少し食べることによって全長寸法が短くなった状態で再収容することがある。このように再収容すると、当該収容物20が包装容器1の奥に入り込み過ぎるようになってしまうために、当該収容物20を再度取り出しにくくなる。このような事情に鑑み、簡易に再取り出しできるようにする機能を設けることにしている。
以下で、前記簡易再取り出し機能を、上記図8から図14に示した包装容器1に適用して説明する。言うまでもないが、この簡易再取り出し機能は、上記図1から図7に示した実施形態にも適用することが可能である。
図15および図16に示すように、下矩形板4の縦方向途中の数ヶ所(例えば2ヶ所)に、収容物20の収容深さ位置を規制するための規制部16,17が設けられている。この規制部16,17としては、例えば下矩形板4の縦方向途中の所定領域に設けられる切り曲げ片とされている。
具体的に、下矩形板4の縦方向途中の所定領域には、2つの切り裂き用のミシン目16a,17aが設けられている。このミシン目16a,17aは、平面視U字形に形成されている。このミシン目16a,17aにおいて平行に対向している2つの直線部分の縦方向途中には、当該2つの直線部分を結ぶ直線状の折り曲げ線16b,17bが設けられている。
そして、例えば前記いずれか一方のミシン目16a(17a)を切り裂いてから、当該切り裂いた部分16c(17c)を前記折り曲げ線16b(17b)で谷折りしながら、上矩形板3の内面に押し付けると、前記切り曲げ片からなる規制部16(17)が得られることになる。
ここで、包装容器1を開封して収容物20を取り出した後で、縦方向長さが短くなった収容物20を包装容器1内に再収容するときに、前記いずれか一方のミシン目16a(17a)を切り裂いてから、前記折り曲げ線16b(17b)を谷折りすることにより、図15に示すように、前記切り裂いた部分16c(17c)を上矩形板3の内面に押し付けるようにする。
このような状態にしてから、縦方向長さが短くなった収容物20を再収容すると、図16に示すように、当該収容物20が規制部16(17)に受け止められることになるので、当該収容物20が包装容器1の奥深くに入り込み過ぎることを防止できるようになって、包装容器1の前方開口寄りに配置させることが可能になる。これにより、包装容器1から前記縦方向長さが短い収容物20を再度取り出すときに人が掴みやすくなって取り出しやすくなる。
(3)上記各実施形態では、扁平で縦長な四角筒形状の包装容器1に本発明を適用した場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
本発明は、四角筒形状の胴体の少なくとも一方開口が蓋で閉塞されかつ収容物が収容される包装容器に好適に利用することが可能である。
1 包装容器
1a 内部空間
2 胴体
3 上矩形板(第2矩形板)
4 下矩形板(第4矩形板)
4a 斜め折り曲げ線
4b 三角形状領域(捲り上げ領域)
5 左矩形板(第3矩形板)
6 右矩形板(第1矩形板)
7 前フラップ
7a スリット
8 前蓋
8a ミシン目
8b 手前寄りの領域
8c 自由端寄りの領域
8d 台形状の先細り部分
11 糊代板
11a 前方領域
11b 後方領域
20 収容物
100 ブランク

Claims (8)

  1. 四角筒形状の胴体の少なくとも一方開口が蓋で閉塞されかつ収容物が収容される包装容器であって、
    前記胴体は、第1〜第4の矩形板が横並びに連接されるとともに、横方向一端側に位置する第1矩形板の自由端側の縦辺に糊代板が連接されるシートを折り曲げて、横方向他端側に位置する第4矩形板の自由端側の縦辺寄りに前記糊代板を接着剤で接着することにより製作されており、
    前記第4矩形板において前記一方開口寄りの領域には、当該第4矩形板の自由端側の縦辺の縦方向途中位置と当該第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺の横方向所定位置とを結ぶ直線状の斜め折り曲げ線が設けられており、
    前記第4矩形板において前記斜め折り曲げ線から前記自由端側の横辺に至る三角形状領域に対する前記糊代板の接着性が、前記第4矩形板において前記三角形状領域以外の領域に対する前記糊代板の接着性よりも弱くなるように設定されている、ことを特徴とする包装容器。
  2. 請求項1に記載の包装容器において、
    前記一方開口側の蓋は、当該一方開口を覆う大きさにされていて、前記第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺に折り目を介して連接されており、
    前記第4矩形板に平行に対面する第2矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺には、前記一方開口を覆う大きさでかつ前記蓋の内側に重ね合わされた状態で接着されるフラップが折り目を介して連接されており、
    前記蓋と前記フラップとには、当該両者を開封のために一旦剥がした後で再度重ね合わせるときに当該重ね合わせ状態を保つための係止部および被係止部が振り分けて設けられている、ことを特徴とする包装容器。
  3. 請求項2に記載の包装容器において、
    前記蓋には、その横方向の両端から自由端側の横辺へ向けて先細りとなる平面視逆さV字形の切り裂き用のミシン目が設けられており、
    この蓋において前記ミシン目から前記横辺に至る自由端寄りの領域が前記フラップに接着されていて、当該蓋において前記ミシン目から前記第4矩形板に至る手前寄りの領域が前記フラップに非接着とされており、
    前記フラップにおいて横方向の途中領域には、開封に伴い前記蓋の前記自由端寄りの領域が切り離されたときに当該蓋の前記手前寄りの領域の先細り部分が差し込み可能となるスリットが設けられており、
    前記手前寄りの領域の先細り部分が前記係止部とされ、前記スリットが前記被係止部とされる、ことを特徴とする包装容器。
  4. 請求項3に記載の包装容器において、
    前記先細り部分は、平面視台形状に形成されている、ことを特徴とする包装容器。
  5. 請求項1に記載の包装容器において、
    前記一方開口側の蓋は、当該一方開口を覆う大きさにされていて、前記第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺に折り目を介して連接されており、
    この蓋の前記横辺には、前記一方開口に差し込まれて前記第4矩形板の内側に重ね合わされた状態で接着される差し込みフラップが折り目を介して連接されており、
    前記第4矩形板と前記差し込みフラップとには、当該両者を開封のために一旦剥がした後で再度重ね合わせるときに当該重ね合わせ状態を保つための係止部および被係止部が振り分けて設けられている、ことを特徴とする包装容器。
  6. 請求項5に記載の包装容器において、
    前記差し込みフラップの自由端側の横辺の横方向途中には、外向きに膨出する膨出部が設けられており、
    前記第4矩形板において前記一方開口に臨む自由端側の横辺寄りには、前記蓋を開放した後で再度閉じるときに、前記膨出部が差し込み可能となるスリットが設けられており、
    前記膨出部が前記係止部とされ、前記スリットが前記被係止部とされる、ことを特徴とする包装容器。
  7. 請求項5または6に記載の包装容器において、
    前記第4矩形板の自由端側の横辺には、指を引っ掛けるための張り出し部が設けられている、ことを特徴とする包装容器。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の包装容器において、
    前記第4矩形板の縦方向の途中領域には、前記収容物の収容深さ位置を規制するための規制部が設けられている、ことを特徴とする包装容器。
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