JP2011031974A - 米穀用包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】運搬時に容易に裂けることなく、かつ、開封道具を使用せず開封することのできる米穀用包装袋を提供する。
【解決手段】短辺4Aの近傍に形成された封止部6から中央部7に向かって1本のミシン目9を形成した。袋体が運搬時に裂けることを防止でき、ミシン目9を引き裂くことにより開封道具を用いずに袋体を開封することができる。ミシン目9と封止部6とのなす角度を100〜120度とした。ミシン目9の裂け目から封止部6に沿って袋体が裂けやすくなり、きれいに開封することができる。
【選択図】図1
【解決手段】短辺4Aの近傍に形成された封止部6から中央部7に向かって1本のミシン目9を形成した。袋体が運搬時に裂けることを防止でき、ミシン目9を引き裂くことにより開封道具を用いずに袋体を開封することができる。ミシン目9と封止部6とのなす角度を100〜120度とした。ミシン目9の裂け目から封止部6に沿って袋体が裂けやすくなり、きれいに開封することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、米等の穀類を収容するための米穀用包装袋に関する。
従来、米穀店では例えば10kgごとに精米した米を、合成樹脂フィルムの縁部を貼り合せた包装袋に収容して家庭等に配達している。このような包装袋においては、ハサミなどの刃物を使用しなければ開封しにくいという問題があった。
このような問題を解決するため、例えば、特許文献1の段落0007、図3等に開示されているように、開封用ノッチを設け、この開封用ノッチの部分を手に持って袋体を引き裂くことにより袋体を開封することができるようにしたものが知られている。
しかしながら、例えば10kgの米を収容した包装袋に開封用ノッチを設けた場合、開封用ノッチ付近を持って袋体を持ち上げたときに、米の10kgの重力により、開封用ノッチの部分から袋体が裂けてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、運搬時に容易に裂けることなく、かつ、開封道具を使用せず開封することのできる米穀用包装袋を提供することを目的とする。
本発明の米穀用包装袋は、チューブ状に形成されたプラスチックフィルムの一端側が封止部により封止されてなり、短辺と長辺に囲まれた中央部を有する略長方形の米穀用包装袋であって、前記封止部は前記短辺の近傍に形成されるとともに、前記封止部から前記中央部に向かってミシン目が形成されたことを特徴とする。
また、前記ミシン目は、前記封止部と100〜120度の角度をなすことを特徴とする。
本発明の米穀用包装袋によれば、短辺の近傍に形成された封止部から中央部に向かってミシン目を形成したので、袋体が運搬時に裂けることを防止できる。また、このミシン目を引き裂くことにより開封道具を使用せず袋体を開封することができる。
また、ミシン目が封止部と100〜120度の角度をなすことで、ミシン目の裂け目から封止部に沿って袋体が裂けやすくなり、きれいに開封することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例を示す図1、図2において、1はプラスチックフィルム2からなる米穀用包装袋であり、長辺3A,3B及び短辺4A,4Bを有する略長方形の平面形状を有している。この米穀用包装袋1は、相互に熱融着する性質を有するポリオレフィンなどから形成された2枚のプラスチックフィルム2をヒートシールすることにより形成されたものであり、2つの長辺3A,3Bの近傍をヒートシールにより接着することによりチューブ状とし、さらに、このチューブ状に形成されたプラスチックフィルム2の一端側である短辺4Aの近傍をヒートシールにより封止することにより袋状に形成されている。5A,5Bは、長辺3A,3Bの近傍にヒートシールにより形成された接着部であり、6Aは、短辺4Aの近傍にヒートシールにより形成された封止部である。7は、長辺3A,3Bと短辺4A,4Bに囲まれた中央部である。
なお、米穀用包装袋1は、一端側である短辺4Aのみに封止部6が形成され、他端側である短辺4Bは開口した状態となっているが、この開口した部分から被収容物として米などを収容した後、短辺4Bをヒートシールにより封止するようになっている。
また、米穀用包装袋1の片面において、封止部6から中央部7に向かって1本のミシン目9が形成されている。そして、このミシン目9の両側を指でつまんで引っ張ることで、ミシン目9から米穀用包装袋1が引き裂かれ、さらに、その裂け目から封止部6に沿って接着部5Bに至るまで米穀用包装袋1が引き裂かれるように構成されている。図3にミシン目9から封止部6に沿って米穀用包装袋1を引き裂いたときの様子を示す。ミシン目9と接着部5Bの間に封止部6に沿って裂け目10が形成されている。
ミシン目9は、ミシン目9から米穀用包装袋1を引き裂いたときにミシン目9の裂け目から連続して封止部6に沿って米穀用包装袋1を裂けやすくするために、封止部6となす角度Aが100〜120度となるように形成されている。なお、角度Aが100度未満では、ミシン目9から連続して封止部6に沿って米穀用包装袋1が裂けにくくなるので好ましくない。また、角度Aが120度を超えると、封止部6が邪魔になってミシン目9の両端をつまみにくくなり、その結果、米穀用包装袋1を引き裂きにくくなるので、好ましくない。ここで、ミシン目9は、封止部6に重なるようにして、封止部6を起点として形成されているが、封止部6と交わるように形成されてもよい。
また、ミシン目9の両端のつまみやすさの観点、及び、ミシン目9から米穀用包装袋1を引き裂くときの力の掛けやすさの観点から、ミシン目9と封止部6の交点から最寄りの長辺3Bまでの距離Dは、75mm以上とするのが好ましい。さらに、裂け目10を、被収容物の注ぎ口として使用する場合は、距離Dを100mm程度にするのが好ましい。また、ミシン目9の長さLは、米穀用包装袋1の引き裂きやすさの観点から、15mm以上とするのが好ましい。
ミシン目9の破線の長さXは1〜1.5mm、ミシン目9の破線の間隔Yは2.0〜3.0mmとするのが好ましい。長さXが1.5mmより大きいとミシン目9から被内容物が漏れる可能性があるので好ましくなく、長さXが1mmより小さいとミシン目9を引き裂きにくくなるので好ましくない。また、間隔Yが3.0mmより大きいと米穀用包装袋1を引き裂きにくくなるので好ましくなく、間隔Yが2.0mmより小さいとミシン目9から米穀用包装袋1が運搬中などに裂けてしまう可能性があるので好ましくない。
米穀用包装袋1を製造する場合には、はじめに、長尺の2枚のプラスチックフィルム2を用意し、その1枚にミシン目9と開口孔8を刃物、熱針、レーザーなどを用いて形成する。つぎに、2枚のプラスチックフィルム2を重ねて長辺3A,3Bの近傍をヒートシールにより貼り合せ、連続したチューブ状に成形する。なお、2枚のプラスチックフィルム2を貼り合せる代わりに、1枚のプラスチックフィルム2を二つ折に折り畳んでその重なり部を貼り合せて連続したチューブ状に成形してもよい。そして、ミシン目9の一端が重なる位置をヒートシールにより封止するとともに、プラスチックフィルム2を長辺3A,3Bの長さに切断し、短辺4Bが開口した米穀用包装袋1を形成する。
米穀用包装袋1を使用する場合は、開口した短辺4Bから、米などの被収容物を収容し、短辺4Bをヒートシールにより封止する。
米などの被収容物を収容した米穀用包装袋1を開封する場合は、ミシン目9の両側を指でつまんで引っ張り、ミシン目9から米穀用包装袋1を引き裂く。引き続きミシン目9の両側を引っ張ると、ミシン目9と封止部6がなす角度Aが100〜120度となっていることにより、ミシン目9の裂け目から連続して封止部6に沿って米穀用包装袋1が裂ける。そして、封止部6に沿って接着部5Bに至るまで、米穀用包装袋1を引き裂くことによって、刃物を用いずとも裂け目10を形成することができる。
以上のように、本実施例の米穀用包装袋1によれば、チューブ状に形成されたプラスチックフィルム2の一端側である短辺4Aの近傍が封止部6により封止されてなり、短辺4A,4Bと長辺3A,3Bに囲まれた中央部7を有する略長方形の米穀用包装袋1であって、前記封止部6は前記短辺4Aの近傍に形成されるとともに、前記封止部6から前記中央部7に向かって1本のミシン目9が形成されたものである。短辺4Aの近傍に形成された封止部6から中央部7に向かって1本のミシン目9を形成したので、袋体が運搬時に裂けることを防止できる。また、このミシン目9を引き裂くことにより刃物などの開封道具を用いずに袋体を開封することができる。
また、前記ミシン目9は、前記封止部6と100〜120度の角度をなすことで、ミシン目9の裂け目から封止部6に沿って袋体が裂けやすくなり、きれいに開封することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、ミシン目9を1本ではなく複数本形成してもよく、また、ミシン目9を直線状に形成するかわりに任意の曲線形状に形成してもよい。
1 米穀用包装袋
2 プラスチックフィルム
3A,3B長辺
4A,4B 短辺
6 封止部
7 中央部
9 ミシン目
2 プラスチックフィルム
3A,3B長辺
4A,4B 短辺
6 封止部
7 中央部
9 ミシン目
Claims (2)
- チューブ状に形成されたプラスチックフィルムの一端側が封止部により封止されてなり、短辺と長辺に囲まれた中央部を有する略長方形の米穀用包装袋であって、前記封止部は前記短辺の近傍に形成されるとともに、前記封止部から前記中央部に向かってミシン目が形成されたことを特徴とする米穀用包装袋。
- 前記ミシン目は、前記封止部と100〜120度の角度をなすことを特徴とする請求項1記載の米穀用包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009182204A JP2011031974A (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 米穀用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009182204A JP2011031974A (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 米穀用包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011031974A true JP2011031974A (ja) | 2011-02-17 |
Family
ID=43761447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009182204A Pending JP2011031974A (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 米穀用包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011031974A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003059A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 大日本印刷株式会社 | 袋および袋の本体部 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11321887A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-11-24 | Shikoo Kk | 合成樹脂製の重袋の開封機構およびそれを用いた重袋 |
-
2009
- 2009-08-05 JP JP2009182204A patent/JP2011031974A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPH11321887A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-11-24 | Shikoo Kk | 合成樹脂製の重袋の開封機構およびそれを用いた重袋 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016003059A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 大日本印刷株式会社 | 袋および袋の本体部 |
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