JP2017122673A - レーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラム - Google Patents

レーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラムにおいて、バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を変えても、距離測定精度の低下を防止することを目的とする。
【解決手段】レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光する投光部と、特定の波長領域を透過するフィルタと、前記投光部から投光され、測定対象物で反射されたレーザ光を前記フィルタを介して受光する多分割受光素子と、前記フィルタに対する前記反射されたレーザ光の相対入射角度を制御して、温度に応じて変化する前記レーザダイオードの中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記多分割受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御して、前記測定対象物までの距離の算出に用いる受光信号を、オンに制御された前記受光素子部から出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラムに関する。
レーザ距離測定装置は、レーザレーダと呼ばれることもあり、測定対象物までの距離の測定などに用いられる。レーザ距離測定装置は、レーザダイオードなどから出射されたレーザ光で測定対象物を含む走査範囲を走査し、測定対象物から反射されたレーザ光を受光する受光素子が出力する受光信号に基づいて、レーザ光が出射されてから受光するまでの時間から測定対象物までの距離を測定する。レーザ距離測定装置は、例えば車両の走行支援または駐車支援のための障害物検知、鉄道のホームにおける車両と開閉扉間の人検知のための周辺監視などにも用いられる。
レーザ距離測定装置において、受光素子が受光する波長帯域は比較的広いため、レーザダイオードから出射されるレーザ光の波長以外の帯域も検出される。特に、レーザ光の走査範囲を広げると、測定対象物から反射されたレーザ光を広角で受光するため、外乱光などもより多く受光してしまう。このため、外乱光の影響などによるノイズが増大し、レーザ距離測定装置の測定精度が低下する要因となる。そこで、受光素子の前段にレーザ光の波長近傍のみを透過させるバンドパスフィルタを設けることで、外乱光の影響などによるノイズを抑制することが提案されている(例えば、特許文献3,5参照)。
外乱光の影響などによるノイズをできるだけ抑制するには、バンドパスフィルタの透過中心波長を、レーザダイオードから投光されるレーザ光の中心波長と一致させることが望ましい。バンドパスフィルタの透過中心波長を、レーザダイオードから投光されるレーザ光の中心波長と一致させることで、バンドパスフィルタの狭帯域化が可能となる。
しかし、レーザダイオードから投光されるレーザ光の波長は、高温では長波長側に変化し、低温では短波長側に変化する。レーザ距離測定装置で使用されるレーザダイオードから投光されるレーザ光の温度による波長変化は、例えば1℃当たり約0.3nmである。このため、レーザダイオードを使用する温度範囲が例えば−20℃〜85℃であると、レーザダイオードから投光されるレーザ光の中心波長に対し、バンドパスフィルタの透過中心波長は31.5nmとある程度広い帯域を透過させるように調整せざるを得ない。
バンドパスフィルタの透過中心波長は、バンドパスフィルタへのレーザ光の入射角度、または、入射するレーザ光に対するバンドパスフィルタの角度(以下、単に「バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度」とも言う)を変えることで調整可能である。しかし、バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を変えると、バンドパスフィルタを介して受光素子へ到達するレーザ光の光路が変化する。この結果、バンドパスフィルタを介してレーザ光が集光する受光素子上の位置が、前記相対入射角度を変える前の位置からずれるので、レーザ光が受光素子上の他の領域に比べて感度が低い領域または不感領域内に集光されると、受光素子が受光する光量が減少し、距離測定精度が低下してしまう。
特開2004−110293号公報 特開2013−72771号公報 特開2014−95594号公報 特開平6−20079号公報 特開2007−85832号公報
従来のレーザ距離測定装置では、温度に応じてバンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を変えることで、バンドパスフィルタの透過中心波長を調整可能である。しかし、バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を変えると、バンドパスフィルタを介して受光素子へ到達するレーザ光の光路が変化し、バンドパスフィルタを介してレーザ光が集光する受光素子上の位置が、前記相対入射角度を変える前の位置からずれるので、レーザ光の集光位置によっては距離測定精度が低下してしまう。
そこで、1つの側面では、バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を変えても、距離測定精度の低下を防止できるレーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラムを提供することを目的とする。
1つの案によれば、レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光する投光部と、特定の波長領域を透過するフィルタと、前記投光部から投光され、測定対象物で反射されたレーザ光を前記フィルタを介して受光する、複数の受光素子部を含む受光素子と、前記フィルタに対する前記反射されたレーザ光の相対入射角度を制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御して、前記測定対象物までの距離の算出に用いる受光信号を、オンに制御された前記受光素子部から出力するレーザ距離測定装置が提供される。
一態様によれば、バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を変えても、距離測定精度の低下を防止できる。
第1実施例におけるレーザ距離測定装置の一例を模式的に示す図である。 バンドパスフィルタの制御系の一例を示す図である。 多分割受光素子の一例を示す平面図である。 バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を調整の一例を説明する図である。 多分割受光素子の受光素子部上のずれ量の一例を説明する図である。 相対入射角度制御処理の一例を説明するフローチャートである。 受光素子部選択処理の一例を説明するフローチャートである。 多分割受光素子上に集光されるレーザ光の入射スポットの一例を説明する図である。 第2実施例におけるレーザ距離測定装置の一例を模式的に示す図である。 多分割受光素子の受光チャンネル位置の一例を示す図である。 投光方向に応じた受光チャンネルを格納したテーブルの一例を示す図である。 受光素子可変設定処理の一例を説明するフローチャートである。 第3実施例におけるレーザ距離測定装置の一例を模式的に示す図である。 バンドパスフィルタの制御系の一例を示す図である。 バンドパスフィルタ及び集光位置補正板の回転角度制御処理の一例を説明するフローチャートである。
開示のレーザ距離測定装置は、レーザダイオードなどから出射されたレーザ光から投光され測定対象物で反射されたレーザ光をフィルタを介して受光する複数の受光素子部を含む受光素子と、フィルタに対する反射されたレーザ光の相対入射角度を制御して、温度に応じて変化するレーザ光の中心波長に合わせてフィルタの透過中心波長を調整する制御装置を備える。制御装置は、受光素子のうち、調整により生じる反射されたレーザ光の集光位置の調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御する。測定対象物までの距離は、オンに制御された受光素子部の受光信号に基づき算出できる。
以下に、開示のレーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラムの各実施例を図面と共に説明する。
(第1実施例)
図1は、第1実施例におけるレーザ距離測定装置の一例を模式的に示す図であり、図2は、バンドパスフィルタの制御系の一例を示す図である。
図1に示すように、レーザ距離測定装置1−1は、投光部の一例である投光系2と、受光部の一例である受光系3とを有する。投光系2は、レーザ光源の一例であるレーザダイオード21と、コリメートレンズ22と、ミラー23と、投光レンズ24を含む。レーザダイオード21から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ22、ミラー23、及び投光レンズ24を介して測定対象物100に対して実線で示すように投光される。ミラー23は、周知の方法により例えば2次元で走査するように駆動されることで、レーザ光は測定対象物100を含む2次元の領域を走査する。
一方、受光系3は、受光レンズ31と、集光レンズ32と、特定の波長領域を透過するバンドパスフィルタ33と、多分割受光素子34を含む。投光系2から投光されたレーザ光は、測定対象物100から破線で示すように反射されて受光系3に到達する。反射されたレーザ光は、受光レンズ31、集光レンズ32、及びバンドパスフィルタ33を介して多分割受光素子34上に集光される。多分割受光素子34は、例えばフォトダイオードで形成可能である。多分割受光素子34の受光領域(または、受光面)は、複数の受光素子部に分割されており、各受光素子部は1つの受光素子で形成されていても、1つの受光素子を形成する受光領域の一部で形成されていても良い。前者の場合、多分割受光素子34は、受光領域(または、受光面)に複数の受光素子がマトリクス状に配置された受光素子アレイで形成可能である。バンドパスフィルタ33は、特定の波長領域を透過するように設計されたフィルタの一例である。図1では、バンドパスフィルタ33の制御系の図示は省略する。
バンドパスフィルタ33の制御系は、図2に示すように、温度センサなどで形成可能な温度計測部35と、駆動部の一例であるモータ36と、制御装置37とを含む。この例では、モータ36にステッピングモータが用いられている。制御装置37は、モータ36を制御してバンドパスフィルタ33の1軸を中心とした角度を制御することで、レーザ光のバンドパスフィルタ33の入射面への入射角度、または、入射するレーザ光に対するバンドパスフィルタ33の入射面の角度(即ち、「バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度」)を変えて調整することができる。なお、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を調整する方法は、本実施例で採用する方法に限定されない。つまり、制御装置37は、バンドパスフィルタ33に対する反射されたレーザ光の相対入射角度を制御して、温度に応じて変化するレーザ光の中心波長に合わせてバンドパスフィルタ33の透過中心波長を調整できれば良い。従って、相対入射角度の制御は、モータ36などを用いたバンドパスフィルタ33の姿勢制御に限定されず、バンドパスフィルタ33の入射面に入射するレーザ光の光路制御であっても良い。
制御装置37は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサで形成可能な処理部371と、記憶部372とを含むコンピュータにより形成しても良い。処理部371は、例えば記憶部372に記憶された測定プログラムを実行することで、レーザ距離測定装置1−1から測定対象物100までの距離を測定することができる。記憶部372は、測定プログラムなどのプログラムに加え、処理部371が実行する演算で用いるパラメータ、演算の中間結果、測定結果などを含む各種データを記憶する。記憶部372が記憶するパラメータには、例えばレーザダイオード21の例えば1℃当たりの波長変化が含まれる。記憶部372は、例えば半導体記憶装置、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体などで形成可能である。温度計測部35は、レーザ距離測定装置1−1中、レーザダイオード21の温度を測定可能な場所に設けられている。
図3は、多分割受光素子の一例を示す平面図である。この例では、多分割受光素子34は、受光素子部34−1〜34−9に9分割された、9分割受光素子で形成されているが、多分割受光素子34の分割数は9個に限定されず、複数個であれば特に限定されない。また、多分割受光素子34の各受光素子部の形状及び配置は、特に限定されない。
図4は、バンドパスフィルタに対するレーザ光の相対入射角度を調整の一例を説明する図である。説明の便宜上、レーザ光の相対入射角度の調整前の状態では、レーザ光がバンドパスフィルタ33の上面に対して垂直に入射し、バンドパスフィルタ33の入射面に対する垂線VLに対する入射角度θ=0°であり、レーザ光の相対入射角度の調整後の図4に示す状態では、入射角度θ≠0°である場合を示す。図4中、太い一点鎖線は調整前のバンドパスフィルタ33以降のレーザ光の光路OP1を示し、太い破線は調整後のバンドパスフィルタ33以降のレーザ光の光路OP2を示す。また、nは空気の屈折率を表しn=1であり、nはバンドパスフィルタ33の(即ち、バンドパスフィルタ33を形成する材料の)屈折率を表す。上記の入射角度θは、バンドパスフィルタ33内で調整前の光路OP1が垂線VLとなす角度であり、角度θは、バンドパスフィルタ33内で調整後の光路OP2が垂線VLとなす角度である。
バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を調整して、レーザダイオード21から出射されるレーザ光の中心波長と一致させることで、バンドパスフィルタ33の狭帯域化が可能である。しかし、図4に示すように、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を変えると、レーザ光の光路が例えば光路OP1から光路OP2へずれるため、レーザ光が多分割受光素子34上で集光する位置もずれ量yだけずれる。
スネルの法則から、次式(1)〜(3)が成り立つ。
sinθ=nsinθ 式(1)
sinθ=(1/n)・sinθ 式(2)
cosθ={1−(1/n )・sinθ1/2 式(3)
レーザ光の光路が光路OP1から光路OP2へずれると、レーザ光が多分割受光素子34上で集光する位置は、次式(4)で表されるずれ量yだけずれる。なお、tは、バンドパスフィルタ33の厚さを表す。
y=t・{sinθ−cosθ(sinθ/cosθ)} 式(4)
図1に示すレーザ距離測定装置1−1のように、投光系2と受光系3とが分離された構造を有する場合、受光素子34がレーザ光の走査範囲から反射されてくるレーザ光を全て受光するので、単一の受光素子部(または、受光領域)を有する受光素子を用いたのでは全方位の外乱光などのノイズを受けてしまう。しかし、レーザ光を、図3に示す多分割受光素子34のうち、レーザ光の投光方向及び受光系3の光学系で決まる特定の受光素子部34−i(i=1〜9)上に集光させることで、外乱光を抑制することができる。一方、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を変えた場合、レーザ光の光路がずれてレーザ光が集光する位置もずれるため、レーザ光を特定の受光素子部34−i上に集光させることは難しい。
そこで、本実施例では、多分割受光素子34を有する受光系3において、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を変えたことでレーザ光を特定の受光素子部34−iへ集光させることができない場合でも、多分割受光素子34から出力される受光信号を検出できるようにする。特定の受光素子部34−iで受光するように設計された多分割受光素子34を含む受光系3において、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度の制御により生じた集光位置の変化を算出し、集光する特定の受光素子部を選択する。
具体的には、バンドパスフィルタ33の透過中心波長を、温度により変化するレーザダイオード21から出射されるレーザ光の中心波長と一致させるため、バンドパスフィルタ33への相対入射角度を制御し、バンドパスフィルタ33の透過中心波長を調整する。また、この調整により生じる、レーザ光の多分割受光素子34上の集光位置のずれ量yを算出し、ずれ量yに応じた位置の受光素子部34−j(j=1〜9)を選択的にオンに制御することで、集光位置が変化した場合でも、受光信号を検出できる。オンに制御されない受光素子部、即ち、オフに制御された受光素子部は、レーザ光を受光しても受光信号を出力しない。例えば、バンドパスフィルタ33の厚さtが5mmであり、レーザ光のバンドパスフィルタ33への入射角度が例えばθ=0°からθ=30°に調整されると、ずれ量yは約0.25mmとなる。この場合、レーザ光が、例えば図5に示すように、入射角度がθ=0°のときに多分割受光素子34の破線の丸印で示す特定の受光素子部34−1(34−i)上で集光していたとすると、入射角度がθ=30°に調整されると、特定の受光素子部34−1から約0.25mmのずれ量yだけずれた実線の丸印で示す受光素子部34−2(34−j)上に集光される。図5は、多分割受光素子の受光素子部上のずれ量の一例を説明する図である。バンドパスフィルタ33を介したレーザ光は、多分割受光素子34の受光素子部34−2で確実に受光できるので、距離測定精度の低下を防止できる。
レーザ光の集光位置がずれ量yだけずれる方向は、バンドパスフィルタ33の角度が制御される方向により決まる。例えば、バンドパスフィルタ33の1軸を中心とした角度が正方向(例えば、図2中時計方向)に制御される場合にはずれ量yの方向を正方向(例えば、図5中右方向)とし、バンドパスフィルタ33の1軸を中心とした角度が負方向(例えば、図2中反時計方向)に制御される場合にはずれ量yの方向を負方向(例えば、図5中左方向)とすることができる。なお、レーザ光の受光系3への入射角度が設計値からずれているときなどには、当該入射角度を設計値に補正するために、バンドパスフィルタ33の2軸を中心とした角度を制御可能とする場合がある。このような場合には、ずれ量yの方向を、図5中左右方向及び上下方向にすれば良い。
図6は、相対入射角度制御処理の一例を説明するフローチャートである。図6に示す相対入射角度制御処理は、例えば図3に示す処理部371が記憶部372に記憶されたプログラムを実行することで実行可能である。
図6において、ステップS1では、処理部371が、温度計測部35が計測したレーザダイオード21の温度が変化したか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は終了する。ステップS1の判定結果がYESであると、ステップS2では、処理部371が、温度変化が閾値以上であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は終了する。ステップS2の判定結果がYESであると、ステップS3では、処理部371が、温度変化に対する波長変化量を算出する。温度変化に対する波長変化量は、記憶部372に記憶されたパラメータ(例えば、レーザダイオード21の例えば1℃当たりの波長変化)から算出可能である。ステップS4では、処理部371が、算出された温度変化に対する波長変化量に合わせたバンドパスフィルタ33の透過中心波長を得るための入射角度θを算出し、モータ36を制御することでバンドパスフィルタ33に対するレーザ光を算出された入射角度θに調整する。ステップS5では、処理部371が、多分割受光素子34の受光素子部を選択する受光素子部選択処理を実行し、相対入射角度制御処理は終了する。
図7は、受光素子部選択処理の一例を説明するフローチャートである。図7に示す受光素子部選択処理は、例えば図3に示す処理部371が記憶部372に記憶されたプログラムを実行することで実行可能である。
図7において、ステップS51では、処理部371が、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の入射角度θが変化したか否かを判定し、判定結果がNOであると処理は図6の相対入射角度制御処理へ戻り、相対入射角度制御処理は終了する。入射角度θが変化したか否かは、例えば処理部371がステッピングモータ36を制御する信号から検知可能である。ステップS51の判定結果がYESであると、ステップS52では、処理部371が、上記の式(4)で表されるずれ量yを算出する。ステップS53では、処理部371が算出されたずれ量yからレーザ光を集光する受光素子部34−2(34−j)選択的にオンに制御し、処理は図6の相対入射角度制御処理へ戻り、相対入射角度制御処理は終了する。従って、図6のステップS5では、測定対象物100までの距離の算出に用いる受光信号を、多分割受光素子34のオンに制御された受光素子部から出力する。
なお、測定処理は、例えば図3に示す処理部371が記憶部372に記憶された測定プログラムを実行することで実行可能である。測定処理は、図6に示す相対入射角度制御処理に加え、処理部371が多分割受光素子34のうちオンに制御された受光素子部の受光信号を検出することで、検出された受光信号に基づき周知の方法でレーザ距離測定装置1−1から測定対象物100までの距離を算出可能である。距離は、例えば後述する第2実施例のように、多分割受光素子34の出力に接続された測定回路により算出するようにしても良い。
このように、レーザダイオード21から出射されるレーザ光の中心波長が温度に応じて変化しても、バンドパスフィルタ33の透過中心波長を、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を変えることで、レーザ光の中心波長に合わせるように調整可能である。また、特定の受光素子部(または、特定の受光領域)でレーザ光を受光するように設計された多分割受光素子34を含む受光系3において、バンドパスフィルタ33の角度の制御により生じた集光位置の変化を算出し、レーザ光を集光する特定の受光素子部(または、特定の受光領域)を選択的にオンに制御する。バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を変えることで、バンドパスフィルタ33を介して多分割受光素子34へ到達するレーザ光の光路が変化しても、バンドパスフィルタ33を介してレーザ光が集光する集光位置の受光素子部(または、受光領域)を選択的にオンに制御して受光信号を検出することで、距離測定精度の低下を防止できる。
(第2実施例)
次に、第2実施例におけるレーザ距離測定装置について説明する。複数の受光素子で形成された多分割受光素子は、投光方向に応じた受光素子を選択的にオンに制御することで、外乱光の受光を抑制することができる。しかし、広角で受光するための受光レンズ(即ち、広角レンズ)を備えた受光系の場合、図8に示すように、レーザ光の受光系への入射角度により、多分割受光素子上に集光されるレーザ光の入射スポットの大きさが変化するため、入射スポットの大きさに応じて1または複数の受光素子を選択的にオンに制御することが望ましい。図8は、多分割受光素子上に集光されるレーザ光の入射スポットの一例を説明する図である。図8中、入射スポットの右側に示す角度0°〜20°は、レーザ光の受光系への入射角度を示す。図8に示すように、レーザ光の受光系への入射角度が大きくなる程、入射スポットが大きくなる。
この場合、レーザ光の入射角度が0°の場合のように入射スポットが小さいときに合わせて複数の受光素子を選択的にオンに制御すると、入射角度が20°の場合のように入射スポットが大きいときには受光可能な光量が減少して受光信号の強度が低下する。逆に、レーザ光の入射角度が20°の場合ように入射スポットが大きいときに合わせて複数の受光素子を選択的にオンに制御すると、入射角度が0°の場合のように入射スポットが小さいときに受光する外乱光が増加してノイズが増大する。そこで、本実施例では、レーザ光の入射スポットの大きさ(または、広がり)に応じて、選択的にオンに制御する受光素子及び受光素子の数を可変設定可能とする。
図9は、第2実施例におけるレーザ距離測定装置の一例を模式的に示す図である。図9中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図9に示すように、レーザ距離測定装置1−2は、ミラー23の角度を検出する検出器40と、レーザダイオード21を駆動する駆動回路41と、ミラー23を制御するミラーコントローラ42と、多分割受光素子34から出力される受光信号を選択的に増幅する選択増幅回路43と、選択的に増幅された受光信号から測定対象物までの距離を算出する測定回路44と、測定制御回路45とを含む。ミラー23は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーであっても良い。バンドパスフィルタ33の制御系の構成及び動作は、図2の制御系の構成と動作と同様で良いため、図9では、バンドパスフィルタ33の制御系の図示は省略する。この例では、バンドパスフィルタ33が受光レンズ311と集光レンズ32との間の、集光レンズ32の前段に設けられている。また、この例では、受光レンズ311に広角レンズが用いられている。
検出器40は、レーザ光の投光方向を決めるミラー23の垂直角度V及び水平角度Hを周知の方法で検出し、検出したミラー角度をミラーコントローラ42を介して測定制御回路45に供給する。測定制御回路45は、多分割受光素子34が有する複数の受光素子部のうち、ミラー角度に応じて、入射スポットに対応する各受光素子部を選択的にオンに制御するか否かを示す情報を格納したテーブル451を含む。測定制御回路45は、検出器40からのミラー角度に基づきテーブル451の情報を参照することで、選択的に増幅するべき受光素子部を示す情報の一例である選択信号を選択増幅回路43に供給する。選択増幅回路43は、多分割受光素子34のうち、選択信号が示す受光素子部が出力する受光信号を増幅して測定回路44に供給する。また、選択信号が複数の受光素子部を示す場合、選択増幅回路43は、当該複数の受光素子部が出力する受光信号の和を増幅して測定回路44に供給する。
測定制御回路45は、選択的に増幅するべき受光素子部を示す選択信号を選択増幅回路43に供給する代わりに、オンに制御する受光素子部を示す選択信号を多分割受光素子34に直接供給しても良い。この場合、多分割受光素子34の消費電力を抑えることができ、選択増幅回路43は、オンに制御された受光素子部が出力する受光信号、或いは、オンに制御された複数の受光素子部が出力する受光信号の和を増幅すれば良い。また、この場合、測定制御回路45の少なくとも一部の処理を、バンドパスフィルタ33の制御系の制御装置37で実行するようにしても良い。
測定制御回路45は、レーザダイオード21を例えばパルス駆動するなど、周知の方法で駆動するように駆動回路41を制御する。駆動回路41は、レーザダイオード21の駆動タイミングを示す信号を測定回路44に供給するので、測定回路44は、投光されるレーザ光の1走査期間毎に測定対象物までの距離を算出できる。
なお、測定回路44の処理を、バンドパスフィルタ33の制御系の制御装置37で実行するようにしても良い。
図10は、多分割受光素子の受光チャンネル位置の一例を示す図である。図10に示す多分割受光素子34は、n行m列のマトリクス状に配置された受光素子部D(11)〜D(mn)を有する。ここで、nは2以上の自然数であり、mは2以上の自然数であり、m=nであっても、m≠nであっても良い。この例では、多分割受光素子34を形成する各受光素子部の位置が、1つの受光チャンネル位置に相当する。
図11は、投光方向に応じた受光チャンネルを格納したテーブルの一例を示す図である。テーブル451は、図9に示す例では測定制御回路45内のメモリなどに格納されているが、測定制御回路45に外部接続されたメモリなどに格納されていても良い。図11に示すように、テーブル451は、レーザ光の投光方向を決める垂直角度V及び水平角度Hに対する受光チャンネルD(11),...,D(mn)の選択信号(または、選択上方)を格納している。説明の便宜上、図11では多分割受光素子34のうち、入射スポットに対応してオンに制御される受光素子部を示す選択信号が「1」であり、入射スポットに対応せずオフに制御される受光素子部を示す選択信号が「0」である。
図12は、受光素子可変設定処理の一例を説明するフローチャートである。測定制御回路45の処理は、例えば測定プログラムを実行するプロセッサにより実行可能である。図12において、ステップS21では、測定制御回路45が、検出器40が検出したミラー23の垂直角度V及び水平角度H、即ち、ミラー角度を取得する。ステップS22では、測定制御回路45が、取得したミラー角度に基づいてテーブル451を参照して、選択的に増幅するべき受光素子部を示す選択信号を取得する。ステップS23では、測定制御回路45が、取得した選択信号を選択増幅回路43に供給して、多分割受光素子34のうち、選択信号が示す受光素子部が出力する受光信号を増幅して測定回路44に供給する。なお、選択信号が複数の受光素子部を示す場合には、当該複数の受光素子部が出力する受光信号の和を増幅して測定回路44に供給する。ステップS24では、測定制御回路45が、レーザダイオード21を駆動するように駆動回路41を制御する。ステップS25では、測定制御回路45が、投光されるレーザ光の1走査期間毎に測定回路44において算出される測定対象物までの距離を取得し、処理はステップS21へ戻る。測定制御回路45が取得した測定対象物までの距離は、例えば外部装置などへ出力可能である。
本実施例によれば、上記第1実施例で得られる効果に加え、多分割受光素子上に集光されるレーザ光の入射スポットの大きさにかかわらず、多分割受光素子から出力される受光信号の信号強度の低下を抑制し、ノイズを抑制することができる。
(第3実施例)
次に、第3実施例におけるレーザ距離測定装置について説明する。図13は、第3実施例におけるレーザ距離測定装置の一例を模式的に示す図であり、図14は、バンドパスフィルタの制御系の一例を示す図である。図13及び図14中、図1及び図2と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図13及び図14に示すように、レーザ距離測定装置1−3は、バンドパスフィルタ33の角度の制御により生じたレーザ光の光路のずれ、即ち、レーザ光の多分割受光素子34上の集光位置のずれを補正するための集光位置補正板333が設けられている。集光位置補正板333は、補正板の一例であり、測定対象物100から反射されたレーザ光を受光する光路中、バンドパスフィルタ33と多分割受光素子34との間の光路に配置されている。また、バンドパスフィルタ33の制御系は、バンドパスフィルタ33の角度を制御するバンドパスフィルタ用モータ36と同様に集光位置補正板333の角度を制御する集光位置補正板用モータ36Aを含む。
図13に示すように、レーザ光の投光方向に応じて、測定対象物100で反射したレーザ光を特定の受光素子部で受光するように設計した多分割受光素子34を備えた受光系3において、温度により変化するレーザダイオード21の中心波長と一致させるため、図14に示す、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度を制御し、バンドパスフィルタ33の透過中心波長を調整する。この時、バンドパスフィルタ33に対するレーザ光の相対入射角度が変化することにより、レーザ光の光路がずれて、レーザ光の多分割受光素子34上の集光位置もずれる。そこで、本実施例では、レーザ光の多分割受光素子34上の集光位置のずれ量を算出し、ずれた集光位置がずれが生じる前の集光位置へ戻るように、集光位置補正板333の角度を制御する。
集光位置補正板333の角度は、制御されたバンドパスフィルタ33の角度により生じるレーザ光の光路のずれを相殺するように制御される。これにより、バンドパスフィルタ33の角度を制御しても、レーザ光の多分割受光素子34上の集光位置のずれを防止することができる。従って、レーザ光は、多分割受光素子34のうちオンに制御される受光素子部上に確実に集光されるので、当該受光素子部から出力される受光信号の信号強度の低下を抑制し、ノイズを抑制することが可能になる。
集光位置補正板333には、バンドパスフィルタ33を形成する母材と同じ屈折率及び同じ厚みの材料で形成された補正板を用いることができる。このように集光位置補正板333をバンドパスフィルタ33を形成する母材と同じ屈折率及び同じ厚みの材料で形成した場合、バンドパスフィルタ33の角度により生じるレーザ光の光路のずれは、集光位置補正板333をバンドパスフィルタ33の角度とは相補的な角度に制御することで相殺できる。
図15は、バンドパスフィルタ及び集光位置補正板の回転角度制御処理の一例を説明するフローチャートである。図15に示す回転角度制御処理は、例えば図4に示す処理部371が記憶部372に記憶されたプログラムを実行することで実行可能である。
図15において、ステップS31では、処理部371が、レーザダイオード21の基準温度T及び温度変化量の閾値DMAXを記憶部372から読み出して取得する。ステップS32では、処理部371が、温度計測部35が計測したレーザダイオード21の温度Tを取得する。ステップS33では、処理部371が、レーザダイオードの温度Tとレーザダイオード基準温度Tとの差T−Tが閾値DMAX以上であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS32へ戻る。ステップS33の判定結果がYESであると、処理はステップS34へ進む。
ステップS34では、処理部371が、レーザダイオード21が温度Tで出射するレーザ光の中心波長を記憶部372から読み出して取得する。ステップS35では、処理部371が、バンドパスフィルタ33の透過中心波長をレーザダイオード21が出射すレーザ光の中心波長に合わせる場合のバンドパスフィルタ33の入射面に対するレーザ光の入射角度θを取得する。温度変化に対する波長変化量は、記憶部372に記憶されたパラメータ(例えば、レーザダイオード21の例えば1℃当たりの波長変化)から算出可能であり、ステップS35では、処理部371が、算出された温度変化に対する波長変化量に合わせたバンドパスフィルタ33の透過中心波長を得るための入射角度θを算出する。ステップS36では、処理部371が、入射角度θを得るためのバンドパスフィルタ33の回転角度Rを算出して取得する。ステップS37では、処理部371が、バンドパスフィルタ33が回転角度Rだけ回転することにより生じるレーザ光の光路のずれを相殺するための、集光位置補正板333の回転角度Rを算出して取得する。ステップS38では、処理部371が、バンドパスフィルタ33を回転角度Rに制御するようにモータ36を駆動すると共に、集光位置補正板333を回転角度Rに制御するようにモータ36Aを駆動し、処理は終了する。
なお、本実施例においても、上記第2実施例のように、レーザ光の入射スポットの大きさ(または、広がり)に応じて、選択的にオンに制御する受光素子を可変設定可能としても良い。
本実施例によれば、集光位置補正板333を設けることで、バンドパスフィルタ33の角度を制御した際にレーザ光の多分割受光素子34上の集光位置がずれる現象を防止して、上記第1実施例で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
上記の各実施例によれば、バンドパスフィルタの透過中心波長を、バンドパスフィルタへのレーザ光の入射角度を変えることで調整可能である。また、バンドパスフィルタへのレーザ光の入射角度を変えることで、バンドパスフィルタを介して多分割受光素子へ到達するレーザ光の光路が変化しても、バンドパスフィルタを介してレーザ光が集光する集光位置の受光素子部を選択して受光信号を検出することができ、距離測定精度の低下を防止できる。つまり、特定の受光素子部で受光するように設計された多分割受光素子を備えた受光系において、バンドパスフィルタの角度制御により生じたレーザ光の集光位置のずれ量を算出し、ずれ量を考慮して集光位置の受光素子部をオンに制御する。具体的には、上記第1及び第2実施例では、ずれ量に応じた位置の受光素子部をオンに制御し、上記第3実施例では、ずれ量を集光位置補正板により補正して集光位置の受光素子部をオンに制御する。また、オンに制御する集光位置の受光素子部は、少なくとも1つの受光素子部であれば良く、複数の受光素子部であっても良い。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光する投光部と、
特定の波長領域を透過するフィルタと、
前記投光部から投光され、測定対象物で反射されたレーザ光を前記フィルタを介して受光する、複数の受光素子部を含む受光素子と、
前記フィルタに対する前記反射されたレーザ光の相対入射角度を制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御して、前記測定対象物までの距離の算出に用いる受光信号を、オンに制御された前記受光素子部から出力することを特徴とする、レーザ距離測定装置。
(付記2)
前記レーザダイオードの温度を計測する温度計測部を更に備え、
前記制御装置は、前記計測した温度の変化が閾値以上であると、前記温度の変化に対する前記中心波長の変化量を算出し、前記変化量に基づき前記相対入射角度を制御することを特徴とする、付記1記載のレーザ距離測定装置。
(付記3)
前記制御装置は、前記相対入射角度が変化していると、前記ずれを算出して前記ずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御することを特徴とする、付記1または2記載のレーザ距離測定装置。
(付記4)
前記反射されたレーザ光を受光する広角レンズを更に備え、
前記制御装置は、前記広角レンズへの前記反射されたレーザ光の入射角度により歪む前記受光素子上の入射スポットと、前記相対入射角度とに応じた前記集光位置のずれとに基づき、複数の受光素子部を選択的にオンに制御することを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載のレーザ距離測定装置。
(付記5)
前記投光部が投光する前記レーザ光の投光方向に応じて、前記入射スポットに対応する各受光素子部を選択的にオンに制御するか否かを示す情報を格納したテーブルをさらに備え、
前記制御装置は、前記投光方向に基づき前記テーブルの情報を参照して前記選択的にオンに制御する前記複数の受光素子部を読み出すことを特徴とする、付記4記載のレーザ距離測定装置。
(付記6)
前記フィルタを形成する母材と同じ屈折率及び同じ厚みの材料で形成され、前記フィルタと前記受光素子との間の光路に配置された補正板を更に備え、
前記制御装置は、前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれを補正するように前記補正板の角度を制御することを特徴とする、付記1乃至5のいずれか1項記載のレーザ距離測定装置。
(付記7)
レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光部が投光し、
投光され測定対象物で反射されたレーザ光を、特定の波長領域を透過するフィルタを介して、複数の受光素子部を含む受光素子が受光し、
前記フィルタに対する前記反射されたレーザ光の相対入射角度を制御装置が制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整し、
前記受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を前記制御装置が選択的にオンに制御して、前記測定対象物までの距離の算出に用いる受光信号を、オンに制御された前記受光素子部から出力することを特徴とする、測定方法。
(付記8)
前記レーザダイオードの温度を温度計測部が計測し、
前記計測した温度の変化が閾値以上であると、前記制御装置が前記温度の変化に対する前記中心波長の変化量を算出し、前記変化量に基づき前記相対入射角度を制御することを特徴とする、付記7記載の測定方法。
(付記9)
前記相対入射角度が変化していると、前記制御装置が前記ずれを算出して前記ずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御することを特徴とする、付記7または8記載の測定方法。
(付記10)
前記反射されたレーザ光を広角レンズが受光し、
前記広角レンズへの前記反射されたレーザ光の入射角度により歪む前記受光素子上の入射スポットと、前記相対入射角度とに応じた前記集光位置のずれとに基づき、前記制御装置が複数の受光素子部を選択的にオンに制御することを特徴とする、付記7乃至9のいずれか1項記載の測定方法。
(付記11)
前記投光部が投光する前記レーザ光の投光方向に基づき、前記制御装置が前記投光方向に応じて前記入射スポットに対応する各受光素子部を選択的にオンに制御するか否かを示す情報を格納したテーブルを参照して、前記選択的にオンに制御する前記複数の受光素子部を示す情報を読み出すことを特徴とする、付記10記載の測定方法。
(付記12)
前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれを補正するように、前記制御装置が前記フィルタを形成する母材と同じ屈折率及び同じ厚みの材料で形成され、前記フィルタと前記受光素子との間の光路に配置された補正板の角度を制御することを特徴とする、付記7乃至11のいずれか1項記載の測定方法。
(付記13)
コンピュータに測定処理を実行させる測定プログラムであって、
投光部のレーザダイオードを駆動して前記レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光し、
前記投光部から投光され、測定対象物で反射されたレーザ光の、特定の波長領域を透過するフィルタに対する相対入射角度を制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整し、
前記フィルタを介して前記反射されたレーザ光を受光する、複数の受光素子部を含む受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御して、オンに制御された前記受光素子部の受光信号に基づき前記測定対象物までの距離を算出する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、測定プログラム。
(付記14)
温度計測部が計測した前記レーザダイオードの温度を取得し、
前記計測した温度の変化が閾値以上であると、前記温度の変化に対する前記中心波長の変化量を算出し、前記変化量に基づき前記相対入射角度を制御する、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記13記載の測定プログラム。
(付記15)
前記相対入射角度が変化していると、前記ずれを算出して前記ずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御する、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記13または14記載の測定プログラム。
(付記16)
前記反射されたレーザ光を受光する広角レンズへの前記反射されたレーザ光の入射角度により歪む前記受光素子上の入射スポットと、前記相対入射角度とに応じた前記集光位置のずれに基づき、複数の受光素子部を選択的にオンに制御する、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記13乃至15のいずれか1項記載の測定プログラム。
(付記17)
前記投光部が投光する前記レーザ光の投光方向に基づき、前記投光方向に応じて前記入射スポットに対応する各受光素子部を選択的にオンに制御するか否かを示す情報を格納したテーブルを参照して、前記選択的にオンに制御する前記複数の受光素子部を示す情報を読み出す、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記16記載の測定プログラム。
(付記18)
前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれを補正するように、前記フィルタを形成する母材と同じ屈折率及び同じ厚みの材料で形成され、前記フィルタと前記受光素子との間の光路に配置された補正板の角度を制御する、
処理を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする、付記13乃至17のいずれか1項記載の測定プログラム。
以上、開示のレーザ距離測定装置、測定方法及び測定プログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1−1,1−2,1−3 レーザ距離測定装置
2 投光系
3 受光系
21 レーザダイオード
22 コリメートレンズ
23 ミラー
24 投光レンズ
31,311 受光レンズ
32 集光レンズ
33 バンドパスフィルタ
34 多分割受光素子
35 温度計測部
36,36A モータ
37 制御装置
40 検出器
41 駆動回路
42 ミラーコントローラ
43 選択増幅回路
44 測定回路
45 測定制御回路
333 集光位置補正板
371 処理部
372 記憶部
451 テーブル

Claims (6)

  1. レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光する投光部と、
    特定の波長領域を透過するフィルタと、
    前記投光部から投光され、測定対象物で反射されたレーザ光を前記フィルタを介して受光する、複数の受光素子部を含む受光素子と、
    前記フィルタに対する前記反射されたレーザ光の相対入射角度を制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御して、前記測定対象物までの距離の算出に用いる受光信号を、オンに制御された前記受光素子部から出力することを特徴とする、レーザ距離測定装置。
  2. 前記レーザダイオードの温度を計測する温度計測部を更に備え、
    前記制御装置は、前記計測した温度の変化が閾値以上であると、前記温度の変化に対する前記中心波長の変化量を算出し、前記変化量に基づき前記相対入射角度を制御することを特徴とする、請求項1記載のレーザ距離測定装置。
  3. 前記反射されたレーザ光を受光する広角レンズを更に備え、
    前記制御装置は、前記広角レンズへの前記反射されたレーザ光の入射角度により歪む前記受光素子上のスポットと前記相対入射角度とに応じた前記集光位置のずれに基づき複数の受光素子部を選択的にオンに制御することを特徴とする、請求項1または2記載のレーザ距離測定装置。
  4. 前記フィルタを形成する母材と同じ屈折率及び同じ厚みの材料で形成され、前記フィルタと前記受光素子との間の光路に配置された補正板を更に備え、
    前記制御装置は、前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれを補正するように前記補正板の角度を制御することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項記載のレーザ距離測定装置。
  5. レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光部が投光し、
    投光され測定対象物で反射されたレーザ光を、特定の波長領域を透過するフィルタを介して、複数の受光素子部を含む受光素子が受光し、
    前記フィルタに対する前記反射されたレーザ光の相対入射角度を制御装置が制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整し、
    前記受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を前記制御装置が選択的にオンに制御して、前記測定対象物までの距離の算出に用いる受光信号を、オンに制御された前記受光素子部から出力することを特徴とする、測定方法。
  6. コンピュータに測定処理を実行させる測定プログラムであって、
    投光部のレーザダイオードを駆動して前記レーザダイオードから出射されるレーザ光を投光し、
    前記投光部から投光され、測定対象物で反射されたレーザ光の、特定の波長領域を透過するフィルタに対する相対入射角度を制御して、温度に応じて変化する前記レーザ光の中心波長に合わせて前記フィルタの透過中心波長を調整し、
    前記フィルタを介して前記反射されたレーザ光を受光する、複数の受光素子部を含む受光素子のうち、前記調整により生じる前記反射されたレーザ光の集光位置の前記調整前の集光位置からのずれに応じた位置の受光素子部を選択的にオンに制御して、オンに制御された前記受光素子部の受光信号に基づき前記測定対象物までの距離を算出する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、測定プログラム。
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