JP2019045288A - 距離測定装置、距離測定方法及びプログラム - Google Patents

距離測定装置、距離測定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の距離測定装置の投光領域が互いに干渉する場合であっても、誤検出を抑制する。【解決手段】距離測定装置は、複数の2次元走査型レーザセンサを制御する制御部を備え、各センサは、戻り光を受光する多分割受光素子33を含み、制御部は、複数のセンサのうち、隣り合うセンサの各投光系が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、隣り合うセンサの各受光系の多分割受光素子が戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光するレーザ光の投光方向に対応した多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、隣り合うセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、測定対象が、隣り合うセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする。【選択図】図1

Description

本発明は、距離測定装置、距離測定方法及びプログラムに関する。
レーザ光を用いて測定対象までの距離を測定する、走査型の距離測定装置が提案されている。このような距離測定装置は、レーザセンサとも呼ばれ、例えば一定のタイミングで発光するレーザ光源からのレーザ光(又は、レーザパルス)を、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーで2次元走査して照射する投光ユニットを有する。また、レーザセンサは、投光ユニットによるレーザ光の走査に対し、測定対象からの反射光を光検出器で検出し、走査位置毎に測定対象までの距離を算出する受光ユニットを有する。
レーザセンサは、例えば人間等の生体、車両等の物体を含む、各種測定対象の検出にも適用可能である。レーザセンサは、例えばラスタ走査されたサンプル順に、各測距点における距離値を配列した距離画像を出力しても良い。この場合、レーザセンサは、距離画像を用いて、例えば体操選手、バスケット選手等のスポーツ選手を検出して、スポーツ選手のフォーム(例えば、体操演技のフォームや、バスケットのシュートのフォーム)等を測定することができる。スポーツ選手のフォーム又は動作は、このようにレーザセンサにより測定された距離画像に基づいて解析可能である。例えば、レーザセンサにより体操選手のフォーム又は動作を測定した場合、解析したフォーム又は動作に基づいて体操演技の採点等を行うこともできる。
体操演技の採点等を行う場合、体操選手の動きを正確に計測するため、高画角、高分解能及び高フレームレートで体操選手の動きを計測することが望ましい。しかし、レーザパルスの発光間隔には限界があるため、高画角の計測と、高分解能の計測と、高フレームレートの計測とは、互いにトレードオフの関係にある。このため、単一のレーザセンサを用いた測定の場合は、例えば高画角、高分解能及び高フレームレートで体操選手の動きを計測することは難しい。
そこで、複数のレーザセンサを用いて、複数の異なる方向から同じ測定対象を測定するシステムが提案されている。レーザセンサが、レーザ光を回転ミラーを含む回転機構で1次元走査する投受光同軸構造を有する場合、投光したレーザ光と同じ方向からの反射光を受光する。このため、回転ミラーの回転角度が、他のレーザセンサが投光するレーザ光の誤検出が発生する角度範囲内にあるときは、回転ミラーの回転速度を調整することが提案されている。このように回転ミラーの回転速度を調整することにより、他のレーザセンサが投光したレーザ光を、自レーザセンサが投光したレーザ光の反射光と誤検出してしまうことを抑制できる。
一方、レーザセンサが、レーザ光を回転ミラーを含む回転機構を用いずに2次元走査する投受光分離構造を有する場合、受光ユニットは、投光ユニットが投光するレーザ光の投光領域(又は、走査範囲)を全て検出する。このため、複数の異なる方向から同じ測定対象を測定する場合、複数のレーザセンサが投光するレーザ光の投光領域が互いに干渉する。例えば、第1のレーザセンサと第2のレーザセンサが隣り合うように配置されており、互いの投光領域が重複すると、第1のレーザセンサが投光したレーザ光が測定対象で反射された戻り光と、第2のレーザセンサが投光したレーザ光が測定対象で反射された戻り光とを識別することは難しい。このため、例えば第1のレーザセンサでは、第2のレーザセンサが投光したレーザ光が測定対象で反射された戻り光を、第1のレーザセンサが投光したレーザ光が測定対象で反射された戻り光と誤検出してしまう。このように、2次元走査する投受光分離構造を有する複数のレーザセンサを用いる場合、複数のレーザセンサが1次元走査する投受光同軸構造を有する場合と比較すると、誤検出を抑制することは難しい。
特開平8−329396号公報 特開2014−52274号公報
従来、投受光分離構造を有する複数のレーザセンサの投光領域が互いに干渉する場合、例えば1つのレーザセンサが、他のレーザセンサが投光したレーザ光が測定対象で反射された戻り光を、当該1つのレーザセンサが投光したレーザ光が測定対象で反射された戻り光と誤って検出してしまう。このような誤検出を抑制することは難しい。
そこで、1つの側面では、複数のレーザセンサの投光領域が互いに干渉する場合であっても、誤検出を抑制可能な距離測定装置、距離測定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
1つの案によれば、複数の2次元走査型レーザセンサと、前記複数の2次元走査型レーザセンサを制御する制御部とを備え、各2次元走査型レーザセンサは、測定対象を走査するレーザ光を投光する投光系と、前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光する多分割受光素子を含み前記測定対象までの距離に応じた信号を出力する受光系とを有し、前記制御部は、前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする距離測定装置が提供される。
一態様によれば、複数のレーザセンサの投光領域が互いに干渉する場合であっても、誤検出を抑制することができる。
一実施例におけるセンサの一例を示す模式図である。 多分割受光素子の一例を模式的に示す正面図である。 隣り合うセンサの走査方向の一例を説明する模式図である。 レーザ光の交点より遠い測定対象の一例の計測を説明する模式図である。 レーザ光の交点より遠い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。 レーザ光の交点より近い測定対象の一例の計測を説明する模式図である。 レーザ光の交点より近い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。 第1実施例における距離測定装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1実施例における制御装置の動作の一例を説明するフローチャートである。 隣り合うセンサの走査方向の一例を説明する模式図である。 レーザ光の交点より遠い測定対象の一例の計測を説明する模式図である。 レーザ光の交点より遠い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。 レーザ光の交点より近い測定対象の一例の計測を説明する模式図である。 レーザ光の交点より近い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。 第2実施例における距離測定装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2実施例における制御装置の動作の一例を説明するフローチャートである。 第3実施例における距離測定装置の構成の一例を示すブロック図である。
開示の距離測定装置、距離測定方法及びプログラムでは、受光系に多分割受光素子を備えた複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して、隣り合う2次元走査型レーザセンサ間でレーザ光を逆方向に水平走査する。また、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系が戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光するレーザ光の投光方向に対応した受光部の位置との関係に基づいて、隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする。測定対象が、隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系がレーザ光を投光してから測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする。
以下に、開示の距離測定装置、距離測定方法及びプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、一実施例におけるセンサの一例を示す模式図である。図1に示すセンサ1は、2次元走査型レーザセンサの一例であり、投光系(又は、投光ユニット)2と、受光系(又は、受光ユニット)3を有する。説明の便宜上、図1ではセンサ1の制御系(又は、制御部)の図示は省略する。投光系2は、光源の一例であるレーザダイオード21と、コリメートレンズ22と、周知の方法で2軸に駆動される走査ミラー23と、投光レンズ24を有する。レーザダイオード21が発光するレーザ光(又は、レーザパルス)は、コリメートレンズ22を介して、周知の方法で2軸に駆動される走査ミラー23により反射され、投光レンズ24を介して測定の対象となる測定対象100を2次元で走査(以下、「2次元走査」とも言う)する。
受光系3は、受光レンズ31と、集光レンズ32と、光検出器の一例である多分割受光素子33を有する。測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光は、受光レンズ31及び集光レンズ32を介して多分割受光素子33により受光される。
図2は、多分割受光素子の一例を模式的に示す正面図である。図2に示す多分割受光素子33は、この例では9分割されているので、多分割受光素子33は、9個のマトリクス状に配置された受光部(又は、受光エリア)33−1〜33−9を有する。集光レンズ32は、測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光により、多分割受光素子33の受光部33−1〜33−9上に、特定のサイズを有するビームスポットSPを形成する。この例では、各受光部33−1〜33−9は同じサイズを有する略矩形であり、梨地で示すビームスポットSPは略円形(この例では楕円形)である。また、ビームスポットSPのサイズ(即ち、面積)は、各受光部33−1〜33−9のサイズ(即ち、面積)よりも大きい。ビームスポットSPのサイズは、受光レンズ31及び集光レンズ32の設計に応じて決定可能である。なお、多分割受光素子33の分割数は9分割に限定されない。
センサ1の投光系2は、後述するようにレーザ光を走査方向に水平走査して、予め決定された投光領域(又は、走査範囲)を走査する。このため、センサ1の投光系2が投光して測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光は、センサ1の受光系3の多分割受光素子33の特定の領域内の受光部により受光される。つまり、投光系2が投光するレーザ光は、多分割受光素子33の受光部のうち、レーザ光の投光方向に対応した位置の受光部により受光される。言い換えると、センサ1において、他のセンサからのレーザ光、或いは、他のセンサが投光したレーザ光が測定対象100で反射された戻り光を受光する多分割受光素子33の受光部を予め推定することができる。測定対象100を測定する際には、他のセンサからのレーザ光を受光すると推定された受光部を除外した、多分割受光素子33の受光部のうち指向性を確保している特定の領域内の受光部により、センサ1が投光して測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光を受光することができる。
これにより、センサ1は、指向性を確保している特定の領域内の受光部により測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光を受光して、当該受光部から出力される受光信号から、測定対象100までの距離を測定できる。つまり、指向性を確保している特定の領域以外の領域内の受光部により受光されたレーザ光は、センサ1が投光して測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光ではなく、他のセンサが投光したレーザ光(他のセンサが投光したレーザ光が測定対象100で反射された戻り光を含む)であると判断できる。従って、隣り合うセンサの各受光系3の多分割受光素子33が戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の投光方向に対応した多分割受光素子33の受光部の位置との関係に基づいて、隣り合うセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とすることができる。
ただし、後述する図3に示すように、センサ1の投光領域と、隣り合う他のセンサの投光領域とが重複する重複領域を設ける場合には、重複領域内の測定対象100で反射されて受光するレーザ光が、センサ1から投光され測定対象100で反射された戻り光であるか、或いは、他のセンサから投光され測定対象100で反射された戻り光であるかを識別することは難しい。そこで、重複領域から受光するレーザ光については、図4以降と説明する方法で、センサ1から投光され測定対象100で反射された戻り光と、計測対象外とするべき、他のセンサから投光され測定対象100で反射された戻り光とを識別する。
図3は、隣り合うセンサの走査方向の一例を説明する模式図である。図3において、隣り合うセンサ1−1,1−2は、図1に示すセンサ1と同様の構成を有する。センサ1−1は、レーザ光を矢印で示す走査方向s1に水平走査して、投光領域(又は、走査範囲)11−1を走査する。一方、センサ1−2は、レーザ光を矢印で示す走査方向s2に水平走査して、投光領域(又は、走査範囲)11−2を走査する。センサ1−1によるレーザ光の走査方向s1と、センサ1−2によるレーザ光の走査方向s2とは、互いに逆方向である。複数のセンサを有する距離測定装置では、要求される計測距離範囲において、未検出領域を無くすため、センサ同士が干渉する重複領域を設ける。このため、センサ1−1の投光領域11−1と、センサ1−2の投光領域11−2は、梨地で示す重複領域12で重複する。
各センサ1−1,1−2が投光するレーザ光は、測定対象100を2次元走査するので、図3では紙面と平行な方向へ水平走査(又は、主走査)すると共に、紙面と垂直な方向へ垂直走査(又は、副走査)する。これにより、各センサ1−1,1−2が投光するレーザ光は、水平方向へ一定角度の投光領域を走査すると共に、垂直方向へ一定角度の投光領域を走査する。
なお、この例では、距離測定装置が測定対象100の一例である体操選手(図示せず)のフォーム又は動作を測定するため、図3には踏切板、跳馬、マット等が示されているが、距離測定装置を利用する環境は体操選手のフォーム又は動作を測定する環境に限定されない。
隣り合うセンサ1−1,1−2の配置は、測定対象100を計測するのに適した所望の投光領域を水平走査可能に設定され、この例では、隣り合うセンサ1−1,1−2は一定間隔離れている。説明の便宜上、隣り合うセンサ1−1,1−2の夫々の中心を通る第1の仮想線と平行で、測定対象100の中心を通る第2の仮想線に対する、一方のセンサ1−1の中心から第1の仮想線の垂線方向に沿った距離と、他方のセンサ1−2の中心から第1の仮想線の垂線方向に沿った距離は等しいが、互いに異なる距離であっても良い。
図4は、レーザ光の交点より遠い測定対象の一例の計測を説明する模式図であり、図5は、レーザ光の交点より遠い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。図4及び図5において、図3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この例では、図4及び図5において、センサ1−1,1−2を同期して、レーザダイオード21が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期することで、レーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2に水平走査するように制御して、レーザ光の投光領域11−1,11−2が重複する重複領域(又は、誤検出領域)12を特定のエリアに限定する。
図4に示すように、重複領域12において、センサ1−1からの距離が、センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13までの距離より遠く、斜線部A内の重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−1が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−1,1−2で検出される。センサ1−1がレーザ光を投光してから当該センサ1−1が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Taと、センサ1−1がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Tbは、Ta>Tbなる関係を満たす。
同様に、図5に示すように、重複領域12において、センサ1−2からの距離が、レーザ光の交点13までの距離より遠く、斜線部B内の重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−2が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−2,1−1で検出される。センサ1−2がレーザ光を投光してから当該センサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Tbと、センサ1−2がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−1が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Taは、Ta<Tbなる関係を満たす。
このように、センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13より遠い測定対象100の場合、受光時間が短い方のセンサが誤検出する。
図6は、レーザ光の交点より近い測定対象の一例の計測を説明する模式図であり、図7は、レーザ光の交点より近い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。図6及び図7において、図3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、重複領域12において、センサ1−1からの距離が、センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13までの距離より近く、斜線部C内の重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−2が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−2,1−1で検出される。センサ1−2がレーザ光を投光してから当該センサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Tbと、センサ1−2がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−1が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Taは、Ta>Tbなる関係を満たす。
同様に、図7に示すように、重複領域12において、センサ1−2からの距離が、レーザ光の交点13までの距離より近く、斜線部D内の重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−1が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−1,1−2で検出される。センサ1−1がレーザ光を投光してから当該センサ1−1が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Taと、センサ1−1がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Tbは、Ta<Tbなる関係を満たす。
このように、センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13より近い測定対象100の場合、受光時間が長い方のセンサが誤検出をする。
従って、隣り合うセンサ1−1,1−2の位置と、投光するレーザ光の交点13と、測定対象100からの戻り光を各センサ1−1,1−2が受光するまでの受光時間とに基づいて、隣り合う一方のセンサ1−1(又は、センサ1−2)において他方のセンサ1−2(又は、センサ1−1)が投光するレーザ光の誤検出であるか否かを判断することが可能となる。
図8は、第1実施例における距離測定装置の構成の一例を示すブロック図である。図8に示す距離測定装置40−1は、センサ1−1,1−2と、制御装置5とを有する。各センサ1−1,1−2は、投光系2と、受光系3と、制御系4とを備えた同じ構成を有する。説明の便宜上、図8では投光系2のレーザダイオード21及び走査ミラー23以外の部分の図示を省略し、受光系3の多分割受光素子33以外の部分の図示を省略するが、投光系2と受光系3は例えば図1と同様の構成を有する。投光系2の走査ミラー23は、例えば2次元MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーで形成されていても良い。
制御系4は、例えばセンサ制御に電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)を含むマイクロコントローラ等により形成可能である。この例では、制御系4は、CPU(Central Processing Unit)41と、制御回路42と、レーザ駆動回路43と、ミラー駆動回路44と、ミラー角度検出回路45と、受光素子選択回路46と、受光回路47と、時間計測回路48とを有する。説明の便宜上、図8ではCPU41が実行するプログラム及び各種データを格納するメモリの図示は省略するが、メモリは例えば制御回路42に含まれていても良い。
制御装置5は、例えば同期制御にECUを含むマイクロコントローラ等により形成可能である。制御装置5は、センサ1−1,1−2を制御する制御部の一例である。具体的には、制御装置5は、隣り合うセンサ1−1,1−2の各投光系2が投光するレーザ光の発光タイミングと走査タイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、隣り合うセンサ1−1,1−2の各受光系3の多分割受光素子33が戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の投光方向に対応した多分割受光素子33の受光部の位置との関係に基づいて、隣り合うセンサ1−1,1−2のうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、測定対象100が、隣り合うセンサ1−1,1−2のレーザ光の投光領域11−1,11−2が重複する重複領域12内に位置する場合は、隣り合うセンサ1−1,1−2の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の交点13と、各受光系3が計測する各投光系2がレーザ光を投光してから測定対象100からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする制御部の一例である。この例では、制御装置5は、CPU51と、CPU51が実行するプログラム及び各種データを格納するメモリ52と、同期パルス生成回路53と、GDC(Graphic Display Controller)54を有する。制御装置5には、利用者がコマンド、データ等を入力するためのキーボード等の入力装置55と、利用者に距離測定処理の結果、メッセージ等をGDC54を介して表示する表示装置56とが接続されていても良い。距離測定処理の結果は、例えばラスタ走査されたサンプル順に、各測距点における距離値を配列した距離画像であっても良い。
制御装置5は、センサ1−1,1−2を同期して、レーザダイオード21が発光する発光タイミングと走査タイミングを同期することで、例えば図4乃至図7に示すようにレーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2に水平走査するように制御して、レーザ光の投光領域11−1,11−2が重複する重複領域12を特定のエリアに限定する制御部の一例でもある。
メモリ52が格納するプログラムには、距離測定プログラムが含まれる。CPU51は、距離測定プログラムを実行することで、投光系2から測定対象100を走査するレーザ光を投光し、多分割受光素子33を含む受光系3で測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光を受光して測定対象100までの距離に応じた信号を出力するセンサ1−1,1−2の出力に基づいて、測定対象100までの距離を測定する距離測定処理を実行する。制御装置5の同期パルス生成回路53は、距離測定処理を開始したCPU51からの信号に応答して、センサ1−1,1−2を同期して、レーザダイオード21が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期することで、レーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2に水平走査するように制御する同期パルスを生成してセンサ1−1,1−2に供給する。同期パルスは、各センサ1−1,1−2のCPU41及び制御回路42に供給される。
各センサ1−1,1−2において、CPU41は、同期パルスに基づいて、当該CPU41が属するセンサ全体の制御を司る。また、各センサ1−1,1−2において、制御回路42は、CPU41の制御下で、同期パルスに基づいてレーザ駆動回路43と、ミラー駆動回路44と、受光素子選択回路46と、時間計測回路48の動作タイミングを制御する。これにより、各センサ1−1,1−2において、投光系2のレーザダイオード21がレーザ駆動回路43により駆動されて発光するタイミングと、投光系2の走査ミラー23がミラー駆動回路44により周知の方法で2軸に駆動されて、レーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2に水平走査するタイミングが同期される。走査ミラー23のミラー角度は、ミラー角度検出回路45により周知の方法で検出され、ミラー角度を示す角度信号が制御回路42に供給される。これにより、レーザダイオード21から出射されたレーザ光は、図1に示すコリメートレンズ22を介して走査ミラー23で偏向されて、図1に示す投光レンズ24を介して投光領域11−1,11−2を走査する、例えばラスタ走査を行う。レーザ光は、水平走査方向及び垂直走査方向へラスタ走査を行うことで、フレーム単位で走査を行うことができる。投光レンズ24は、投光領域(即ち、走査範囲の角度)を拡大する拡大レンズを含んでも良い。
なお、この例では、レーザ光の水平走査方向及び垂直走査方向が、各センサ1−1,1−2間で一致するように、センサ1−1,1−2が同期されている。例えば、図4乃至図7において、レーザ光の水平走査方向は各図の紙面と平行な方向であり、レーザ光の垂直走査方向は各図の紙面と垂直な方向である。また、各センサ1−1,1−2のレーザ光のパルス間隔は、同じに設定されている。更に、各センサ1−1,1−2のレーザ光の垂直走査方向の位相は、制御装置5から各センサ1−1,1−2に入力される同期パルスに基づいて調整可能である。
各センサ1−1,1−2において、受光系3の多分割受光素子33は、レーザ光を図1に示す受光レンズ31及び集光レンズ32を介して受光する。受光素子選択回路46は、多分割受光素子33の受光部(又は、受光エリア)のうち、指向性を確保している特定の領域内に限定された受光部から出力される受光信号を選択して受光回路47に供給する。多分割受光素子33が例えば図2に示すように9分割されている場合、9個の受光部(又は、受光エリア)33−1〜33−9が検出したレーザ光を表す受光信号のうち、受光素子選択回路46により選択された受光部から出力される受光信号が多分割受光素子33から出力される。指向性を確保している特定の領域は、センサ1−1,1−2を設置する際に予め制御回路42又は受光素子選択回路46に設定可能である。指向性を確保している特定の領域は、センサ1−1,1−2に直接設定しても、例えば入力装置55からの設定に応じて、制御装置5からセンサ1−1,1−2に設定されても良い。
各センサ1−1,1−2の投光領域11−1,11−2は、予め決まっている。このため、センサ1−1の多分割受光素子33の受光部33−1〜33−9のうち、センサ1−1が投光したレーザ光が投光領域11−1内の測定対象100で反射された戻り光を受光する受光部は、特定することができる。同様に、センサ1−2の多分割受光素子33の受光部33−1〜33−9のうち、センサ1−2が投光したレーザ光が投光領域11−2内の測定対象100で反射された戻り光を受光する受光部は、特定することができる。各センサ1−1,1−2では、多分割受光素子33のうち、このように特定されて指向性を確保している特定の領域内の受光部により、各センサ1−1,1−2が投光して測定対象100により反射されたレーザ光の戻り光を受光することができる。各センサ1−1,1−2では、指向性を確保している特定の領域内の受光部が測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光を受光して受光信号を出力するので、受光信号から、測定対象100までの距離を測定できる。つまり、指向性を確保している特定の領域以外の受光部により受光されたレーザ光は、各センサ1−1,1−2が投光して測定対象100で反射されたレーザ光の戻り光ではなく、他のセンサが投光したレーザ光(他のセンサが投光したレーザ光が測定対象100で反射された戻り光を含む)であると判断する。
なお、図8に示す例では、受光素子選択回路46により選択された受光部から出力される受光信号が多分割受光素子33から出力されて受光回路47に供給される。しかし、選択された受光部から出力される受光信号は、受光回路47において受光素子選択回路46により選択するようにしても良い。
各センサ1−1,1−2において、時間計測回路48は、制御回路42の制御下で投光系2からレーザ光を投光してから、レーザ光が測定対象100で反射されて受光系3へ戻ってくるまでの往復時間(TOF:Time Of Flight)で表される受光時間ΔTを計測してCPU41に供給する。CPU41は、計測した受光時間ΔTに基づき、測定対象100までの距離を計測し、計測した距離を示す距離データを制御装置5のCPU51に供給する。ここで、光速をc(約30万km/s)で表すと、測定対象100までの距離は、例えば(c×ΔT)/2から算出することができる。なお、各センサ1−1,1−2は、測定対象100までの距離に応じた信号を出力すれば良い。従って、距離データを制御装置5のCPU51で求める場合には、各センサ1−1,1−2のCPU41は、時間計測回路48が計測した受光時間ΔTを制御装置5のCPU51に供給すれば良い。
図9は、第1実施例における制御装置の動作の一例を説明するフローチャートである。図9に示す誤検出除外処理は、距離測定処理に含まれ、例えばCPU51により実行可能である。
図9に示すステップS1では、CPU51が、各センサ1−1,1−2から1フレームのデータ取得する。ステップS2では、CPU51が、例えば図4乃至図7においてセンサ1−1の投光領域11−1と、センサ1−2の投光領域11−2とが重複する重複領域12内に測定対象100があるか否か判定する。各センサ1−1,1−2の投光領域11−1,11−2は予め決まっており、重複領域12はセンサ1−1,1−2を設置する際にこれらのセンサ1−1,1−2の位置により決まる。このため、CPU51は、各センサ1−1,1−2の投光方向(又は、投光領域11−1,11−2の走査タイミング)と、各センサ1−1,1−2から測定対象100までの距離に基づき、測定対象100が重複領域12内にあるか否かを判定することができる。ステップS2の判定結果がYESであると処理はステップS3へ進み、ステップS2の判定結果がNOであると誤検出除外処理は終了する。ステップS3では、CPU51が、重複領域12内の全ての計測データを確認する。
ステップS4では、CPU51が、隣り合うセンサ1−1,1−2から測定対象100までの距離が、例えば図4及び図5に示すように各センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13までの距離よりも遠いか否かを判定する。各センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13は、センサ1−1,1−2を設置する際にこれらのセンサ1−1,1−2の位置と、センサ1−1,1−2の投光方向(又は、投光領域11−1,11−2の走査タイミング)により決まる。従って、各センサ1−1,1−2から交点13までの距離は、センサ1−1,1−2の位置を基準に決まる。ステップS4の判定結果がNOであると処理はステップS5へ進み、ステップS4の判定結果がYESであると処理はステップS6へ進む。ステップS5では、CPU51が、隣り合うセンサ1−1,1−2から測定対象100までの距離が、例えば図6及び図7に示すように各センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13までの距離よりも近いか否かを判定する。ステップS5の判定結果がYESであると処理はステップS7へ進み、ステップS5の判定結果がNOであると誤検出除外処理は終了する。
ステップS6では、CPU51が、センサ1−1,1−2のうち、受光時間の短い方のセンサによる検出が誤検出であると判断し、処理はステップS8へ進む。一方、ステップS7では、CPU51が、センサ1−1,1−2のうち、受光時間の長い方のセンサによる検出が誤検出であると判断し、処理はステップS8へ進む。ステップS8では、CPU51が、誤検出を行ったと判断されたセンサから取得したデータをクリアして計測対象外とすることで、誤検出除外処理は終了する。従って、距離測定処理には、誤検出を行っていないセンサから取得した1フレームのデータを用いることができる。距離測定処理は、誤検出を行っていないセンサから取得した各フレームのデータに基づき、例えばラスタ走査されたサンプル順に、各測距点における距離値を配列した距離画像を求めても良い。
このように、隣り合うセンサ1−1,1−2から測定対象100までの距離が、各センサ1−1,1−2が出力するレーザ光の交点13までの距離よりも遠ければ受光時間の短い方のセンサによる検出が誤検出であると判断し、交点13までの距離よりも近ければ受光時間の長い方のセンサによる検出が誤検出であると判断し、誤検出を行ったと判断されたセンサから取得したデータをクリアして計測対象外とする。なお、隣り合うセンサ1−1,1−2から測定対象100までの距離が、各センサ1−1,1−2が出力するレーザ光の交点13までの距離より遠くも近くもない場合、即ち、測定対象100が交点13上に存在する場合には、誤検出除外処理は終了するので、データは両方とも有効とみなされ、クリアされない。
図10は、隣り合うセンサの走査方向の一例を説明する模式図である。図10において、距離測定装置の隣り合うセンサ1−1,1−2,1−3は、図1に示すセンサ1と同様の構成を有し、この例では略一直線上に配置されている。センサ1−1は、レーザ光を矢印で示す走査方向s1に水平走査して、投光領域(又は、走査範囲)11−1を走査する。一方、センサ1−2は、レーザ光を矢印で示す走査方向s2に水平走査して、投光領域(又は、走査範囲)11−2を走査する。更に、センサ1−3は、レーザ光を矢印で示す走査方向s1に水平走査して、投光領域(又は、走査範囲)11−3を走査する。センサ1−1によるレーザ光の走査方向s1と、センサ1−2によるレーザ光の走査方向s2とは、互いに逆方向である。又、センサ1−2によるレーザ光の走査方向s2と、センサ1−3によるレーザ光の走査方向s1とは、互いに逆方向である。複数のセンサを有する距離測定装置では、要求される計測距離範囲において、未検出領域を無くすため、センサ同士が干渉する重複領域を設ける。このため、センサ1−1の投光領域11−1と、センサ1−2の投光領域11−2は、重複領域12で重複する。同様に、センサ1−2の投光領域11−2と、センサ1−3の投光領域11−3は、重複領域12で重複する。
各センサ1−1,1−2,1−3が投光するレーザ光は、測定対象100を2次元走査するので、図10では紙面と平行な方向へ水平走査(又は、主走査)すると共に、紙面と垂直な方向へ垂直走査(又は、副走査)する。これにより、各センサ1−1,1−2,1−3が投光するレーザ光は、水平方向へ一定角度の投光領域を走査すると共に、垂直方向へ一定角度の投光領域を走査する。
なお、この例では、距離測定装置が測定対象100の一例である体操選手(図示せず)のフォーム又は動作を測定するため、図10には踏切板、跳馬、マット等が示されているが、距離測定装置を利用する環境は体操選手のフォーム又は動作を測定する環境に限定されない。
隣り合うセンサ1−1,1−2,1−3の配置は、測定対象100を計測するのに適した所望の投光領域を水平走査可能に設定され、この例では、隣り合うセンサ1−1,1−2,1−3は一定間隔離れている。しかし、隣り合うセンサ1−1,1−2間の間隔と、隣り合うセンサ1−2,1−3間の間隔は、等しくなくても良い。説明の便宜上、隣り合うセンサ1−1,1−2,1−3の夫々の中心を通る第1の仮想線と平行で、測定対象100の中心を通る第2の仮想線に対する、センサ1−1の中心から第1の仮想線の垂線方向に沿った距離と、センサ1−2の中心から第1の仮想線の垂線方向に沿った距離と、センサ1−3の中心から第1の仮想線の垂線方向に沿った距離は等しいが、互いに異なる距離であっても良い。
図11は、レーザ光の交点より遠い測定対象の一例の計測を説明する模式図であり、図12は、レーザ光の交点より遠い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。図11及び図12において、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この例では、図11及び図12において、センサ1−1,1−2,1−3を同期して、レーザダイオード21が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期することで、レーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2,s1に水平走査するように制御して、レーザ光の投光領域11−1,11−2,11−3が重複する重複領域(又は、誤検出領域)12を特定のエリアに限定する。
図11に示すように、重複領域12において、センサ1−1からの距離が、センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13までの距離より遠く、重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−1が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−1,1−2で検出される。センサ1−1がレーザ光を投光してから当該センサ1−1が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Taと、センサ1−1がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Tbは、Ta>Tbなる関係を満たす。
同様に、図12に示すように、重複領域12において、センサ1−2からの距離が、レーザ光の交点13までの距離より遠く、重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−2が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−2,1−3で検出される。センサ1−2がレーザ光を投光してから当該センサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Tbと、センサ1−2がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−3が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Tcは、Tb>Tcなる関係を満たす。
このように、センサ1−1,1−2,1−3が投光するレーザ光の交点13より遠い測定対象100の場合、隣り合う2つのセンサ間では、受光時間が短い方のセンサが誤検出を行っている。
図13は、レーザ光の交点より近い測定対象の一例の計測を説明する模式図であり、図14は、レーザ光の交点より近い測定対象の他の例の計測を説明する模式図である。図13及び図14において、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図13に示すように、重複領域12において、センサ1−1からの距離が、センサ1−1,1−2が投光するレーザ光の交点13までの距離より近く、重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−1が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−1,1−2で検出される。センサ1−1がレーザ光を投光してから当該センサ1−1が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Taと、センサ1−1がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Tbは、Ta<Tbなる関係を満たす。
同様に、図14に示すように、センサ1−2からの距離が、重複領域12において、レーザ光の交点13までの距離より近く、重複領域12に測定対象100が位置する場合、センサ1−2が投光する太い実線で示すレーザ光が測定対象100に当たる。測定対象100で反射された破線で示すレーザ光の戻り光は、夫々のセンサ1−2,1−3で検出される。センサ1−2がレーザ光を投光してから当該センサ1−2が反射されたレーザ光の戻り光を検出するまでの受光時間Tbと、センサ1−2がレーザ光を投光してから隣り合うセンサ1−3が反射されたレーザ光の戻り光を誤検出するまでの受光時間Tcは、Tb<Tcなる関係を満たす。
このように、センサ1−1,1−2,1−3が投光するレーザ光の交点13より近い測定対象100の場合、隣り合う2つのセンサ間では、受光時間が長い方のセンサが誤検出を行っている。
従って、隣り合うセンサ1−1,1−2,1−3の位置と、投光するレーザ光の交点13と、各センサ1−1,1−2,1−3が測定対象100からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、隣り合う一対のセンサ1−1,1−2及び隣り合う一対のセンサ1−2,1−3の各対について、一方のセンサが他方のセンサが投光したレーザ光の誤検出を行っているか否かを判断することが可能となる。
図15は、第2実施例における距離測定装置の構成の一例を示すブロック図である。図15中、図8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図15に示す距離測定装置40−2は、センサ1−1〜1−N(Nは3以上の自然数)と、制御装置5とを有する。各センサ1−1〜1−Nは、投光系2と、受光系3と、制御系4とを備えた同じ構成を有する。図10乃至図14と共に説明した例では、N=3であるが、NはN=3に限定されるものではなく、Nは奇数であっても偶数であっても良い。制御装置5は、センサ1−1〜1−Nを制御する制御部の一例である。具体的には、制御装置5は、センサ1−1〜1−Nのうち、隣り合うセンサの各対の各投光系2が投光するレーザ光の発光タイミングと走査タイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、隣り合うセンサの各対の各受光系3の多分割受光素子33が戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の投光方向に対応した多分割受光素子33の受光部の位置との関係に基づいて、隣り合うセンサの各対のうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、測定対象100が、隣り合うセンサの各対のレーザ光の投光領域が重複する重複領域12内に位置する場合は、隣り合うセンサの各対の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の交点13と、各受光系3が計測する各投光系2がレーザ光を投光してから測定対象100からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする制御部の一例である。
制御装置5は、センサ1−1〜1−Nを同期して、隣り合うセンサ間では、レーザダイオード21が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期することで、例えば図10乃至図14に示すようにレーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2に水平走査するように制御して、レーザ光の投光領域が重複する重複領域12を特定のエリアに限定する制御部の一例でもある。
図16は、第2実施例における制御装置の動作の一例を説明するフローチャートである。図16に示す誤検出除外処理は、距離測定処理に含まれ、例えばCPU51により実行可能である。図16中、図9と同一ステップには同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例では、CPU51が、破線STで囲んだステップS1〜S8の処理を、隣り合うセンサ1−i,1−i+1(i=1〜N−1)の対と、隣り合うセンサ1−i+1,1−i+2の対の夫々に対して実行する。
例えばN=3であれば、隣り合うセンサ1−1,1−2と、隣り合うセンサ1−2,1−3の各対について、測定対象100までの距離が、センサ1−1,1−2の対及びセンサ1−2,1−3の対が出力するレーザ光の交点13までの距離よりも遠ければ、各対において受光時間の短い方のセンサによる検出が誤検出であると判断し、交点よりも近ければ、各対において受光時間の長い方のセンサによる検出が誤検出であると判断し、誤検出を行ったと判断されたセンサから取得したデータをクリアすることで計測体操外とする。なお、隣り合うセンサ1−1,1−2と、隣り合うセンサ1−2,1−3の各対について、測定対象100までの距離が、センサ1−1,1−2の対及びセンサ1−2,1−3の対が出力するレーザ光の交点13までの距離より遠くも近くもない場合、即ち、測定対象100が交点13上に存在する場合には、誤検出除外処理は終了するので、データは両方とも有効とみなされ、クリアされない。
図17は、第3実施例における距離測定装置の構成の一例を示すブロック図である。図17中、図15と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図17に示す距離測定装置40−3は、センサ1−1〜1−N(Nは3以上の自然数)を有する。各センサ1−1〜1−Nは、投光系2と、受光系3と、制御系4とを備えた同じ構成を有する。図10乃至図14と共に説明した例では、N=3である。また、センサ1−1〜1−Nのうち、1つのセンサ(例えば、センサ1−1)が上記第2実施例の制御装置5の動作を実行するマスタとして機能し、残りのセンサ(例えば、センサ1−2〜1−N)が上記第2実施例の各センサの動作を実行するスレーブとして機能する。なお、マスタのセンサ1−1の制御系4のCPU41を、スレーブのセンサ1−2〜1−Nの制御系4のCPU41より高機能(又は、高性能)としても良い。
第3実施例におけるマスタセンサ1−1の制御系4の動作は、第2実施例における制御装置5の動作と同様で良い。具体的には、マスタセンサ1−1の制御系4のCPU41の動作は、第2実施例における制御装置5のCPU51の動作と同様で良い。また、マスタセンサ1−1の制御系4のCPU41又は制御回路42により、第2実施例における制御装置5の同期パルス生成回路53の動作を実行可能である。マスタセンサ1−1の制御系4は、センサ1−1〜1−Nを制御する制御部の一例である。具体的には、マスタセンサ1−1の制御系4は、センサ1−1〜1−Nのうち、隣り合うセンサの各対の各投光系2が投光するレーザ光の発光タイミングと走査タイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、隣り合うセンサの各対の各受光系3の多分割受光素子33が戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の投光方向に対応した多分割受光素子33の受光部の位置との関係に基づいて、隣り合うセンサの各対のうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、測定対象100が、隣り合うセンサの各対のレーザ光の投光領域が重複する重複領域12内に位置する場合は、隣り合うセンサの各対の位置と、各投光系2が投光するレーザ光の交点13と、各受光系3が計測する各投光系2がレーザ光を投光してから測定対象100からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする制御部の一例である。
マスタセンサ1−1の制御系4は、センサ1−1〜1−Nを同期し、隣り合うセンサ間では、レーザダイオード21が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期することで、例えば図10乃至図14に示すようにレーザ光を互いに逆の走査方向s1,s2に水平走査するように制御して、レーザ光の投光領域が重複する重複領域12を特定のエリアに限定する制御部の一例でもある。
本実施例によれば、センサ1−1〜1−Nとは別体の制御装置5を省略可能となる。
上記の各実施例によれば、同時に計測を行う複数の2次元走査型レーザセンサの投光領域が互いに干渉する場合であっても、測定対象が隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系がレーザ光を投光してから測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とすることで、誤検出を抑制することができる。例えば、距離測定装置により体操選手のフォーム又は動作を測定した場合、解析したフォーム又は動作に基づいて体操演技の採点等を行うこともできる。
体操演技の採点等を行う場合、体操選手の動きを正確に計測するため、高画角、高分解能及び高フレームレートで体操選手の動きを計測することが望ましいが、上記の各実施例によれば、互いにトレードオフの関係にある高画角の計測と、高分解能の計測と、高フレームレートの計測とを同時に実現可能となる。
なお、上記の各実施例において、隣り合う複数の2次元走査型レーザセンサは、一直線上に配置されていても、或いは、一曲線上に配置されていても良い。また、隣り合う複数の2次元走査型レーザセンサは、複数の互いに平行な仮想線上に配置されていても良い。つまり、隣り合う複数の2次元走査型レーザセンサは、1又は複数の互いに平行な仮想線上に配置されていても良く、仮想線は直線であっても曲線であっても良い。つまり、隣り合う複数の2次元走査型レーザセンサの配置は、所望の投光領域を水平走査可能であれば、特に限定されない。
また、上記の各実施例において、距離測定装置40−1,40−2,40−3は、例えば距離画像を求めて測定対象100となる物体を検出する物体検出システムを形成しても良い。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の2次元走査型レーザセンサと、
前記複数の2次元走査型レーザセンサを制御する制御部とを備え、
各2次元走査型レーザセンサは、測定対象を走査するレーザ光を投光する投光系と、前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光する多分割受光素子を含み前記測定対象までの距離に応じた信号を出力する受光系とを有し、
前記制御部は、
前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、
前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、距離測定装置。
(付記2)
前記制御部は、前記複数の2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を走査するタイミングを一致させ、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサ間では前記レーザ光を逆方向に水平走査することで、前記重複領域を特定エリアに限定することを特徴とする、付記1記載の距離測定装置。
(付記3)
前記制御部は、前記重複領域において、前記一方のセンサから前記交点までの距離と比較して、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が遠い場合は、前記受光時間の短い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とし、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が近い場合は、前記受光時間の長い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、付記1又は2記載の距離測定装置。
(付記4)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、1又は複数の互いに平行な仮想線上に配置されており、前記仮想線は直線又は曲線であることを特徴とする、付記1記載の距離測定装置。
(付記5)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、隣り合う第1のセンサ及び第2のセンサを含み、
前記制御部は、前記測定対象が、前記第1及び第2のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第1及び第2のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第1及び第2のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、付記1乃至4のいずれか1項記載の距離測定装置。
(付記6)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを含み、
前記制御部は、
前記測定対象が、前記第1及び第2のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第1及び第2のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第1及び第2のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
前記測定対象が、前記第2及び第3のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第2及び第3のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第2及び第3のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
ことを特徴とする、付記1乃至4のいずれか1項記載の距離測定装置。
(付記7)
前記制御部は、前記複数の2次元走査型レーザセンサとは別体であることを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載の距離測定装置。
(付記8)
前記制御部は、前記複数の2次元走査型レーザセンサのいずれか1つの2次元走査型レーザセンサに含まれることを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載の距離測定装置。
(付記9)
複数の2次元走査型レーザセンサの各々が、投光系から測定対象を走査するレーザ光を投光し、多分割受光素子を含む受光系により前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光して前記測定対象までの距離に応じた信号を出力し、
コンピュータが、前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光する前記レーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、
前記コンピュータが、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
前記コンピュータが、前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
ことを特徴とする、距離測定方法。
(付記10)
前記コンピュータが、前記複数の2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を走査するタイミングを一致させ、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサ間では前記レーザ光を逆方向に水平走査することで、前記重複領域を特定エリアに限定することを特徴とする、付記8又は9記載の距離測定方法。
(付記11)
前記コンピュータが、前記重複領域において、前記一方のセンサから前記交点までの距離と比較して、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が遠い場合は、前記受光時間の短い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とし、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が近い場合は、前記受光時間の長い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、付記9記載の距離測定方法。
(付記12)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、1又は複数の互いに平行な仮想線上に配置されており、前記仮想線は直線又は曲線であることを特徴とする、付記9記載の距離測定方法。
(付記13)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、隣り合う第1のセンサ及び第2のセンサを含み、
前記コンピュータが、前記測定対象が、前記第1及び第2のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第1及び第2のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第1及び第2のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、付記9乃至12のいずれか1項記載の距離測定方法。
(付記14)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを含み、
前記コンピュータが、
前記測定対象が、前記第1及び第2のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第1及び第2のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第1及び第2のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
前記測定対象が、前記第2及び第3のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第2及び第3のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第2及び第3のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
ことを特徴とする、付記9乃至12のいずれか1項記載の距離測定方法。
(付記15)
投光系から測定対象を走査するレーザ光を投光し、多分割受光素子を含む受光系により前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光して前記測定対象までの距離に応じた信号を出力する、複数の2次元走査型レーザセンサの出力に基づいて前記測定対象までの距離を測定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光する前記レーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、
前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
(付記16)
前記複数の2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を走査するタイミングを一致させ、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサ間では前記レーザ光を逆方向に水平走査することで、前記重複領域を特定エリアに限定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記15記載のプログラム。
(付記17)
前記重複領域において、前記一方のセンサから前記交点までの距離と比較して、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が遠い場合は、前記受光時間の短い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とし、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が近い場合は、前記受光時間の長い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とする、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記15又は16記載のプログラム。
(付記18)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、隣り合う第1のセンサ及び第2のセンサを含み、
前記測定対象が、前記第1及び第2のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第1及び第2のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第1及び第2のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記15乃至17のいずれか1項記載のプログラム。
(付記19)
前記複数の2次元走査型レーザセンサは、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを含み、
前記コンピュータが、
前記測定対象が、前記第1及び第2のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第1及び第2のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第1及び第2のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
前記測定対象が、前記第2及び第3のセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記第2及び第3のセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記第2及び第3のセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記15乃至17のいずれか1項記載のプログラム。
以上、開示の距離測定装置、距離測定方法及びプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1,1−1〜1−N センサ
2 投光系
3 受光系
4 制御系
5 制御装置
11−1,11−2,11−3 投光領域
12 重複領域
13 交点
33 多分割受光素子
40−1,40−2,40−3 距離測定装置
41,51 CPU
52 メモリ

Claims (5)

  1. 複数の2次元走査型レーザセンサと、
    前記複数の2次元走査型レーザセンサを制御する制御部とを備え、
    各2次元走査型レーザセンサは、測定対象を走査するレーザ光を投光する投光系と、前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光する多分割受光素子を含み前記測定対象までの距離に応じた信号を出力する受光系とを有し、
    前記制御部は、
    前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、
    前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
    前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、距離測定装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光するレーザ光を走査するタイミングを一致させ、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサ間では前記レーザ光を逆方向に水平走査することで、前記重複領域を特定エリアに限定することを特徴とする、請求項1記載の距離測定装置。
  3. 前記制御部は、前記重複領域において、前記一方のセンサから前記交点までの距離と比較して、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が遠い場合は、前記受光時間の短い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とし、前記一方のセンサから前記測定対象までの距離の方が近い場合は、前記受光時間の長い方の受光系を有する前記他方のセンサが検出するレーザ光を計測対象外とすることを特徴とする、請求項1又は2記載の距離測定装置。
  4. 複数の2次元走査型レーザセンサの各々が、投光系から測定対象を走査するレーザ光を投光し、多分割受光素子を含む受光系により前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光して前記測定対象までの距離に応じた信号を出力し、
    コンピュータが、前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光する前記レーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、
    前記コンピュータが、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
    前記コンピュータが、前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
    ことを特徴とする、距離測定方法。
  5. 投光系から測定対象を走査するレーザ光を投光し、多分割受光素子を含む受光系により前記測定対象で反射された前記レーザ光の戻り光を受光して前記測定対象までの距離に応じた信号を出力する、複数の2次元走査型レーザセンサの出力に基づいて前記測定対象までの距離を測定する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記複数の2次元走査型レーザセンサのうち、隣り合う2次元走査型レーザセンサの各投光系が投光する前記レーザ光を発光するタイミングと走査するタイミングを同期して逆方向に水平走査するように制御し、
    前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの各受光系の前記多分割受光素子が前記戻り光を受光する受光部の位置と、各投光系が投光する前記レーザ光の投光方向に対応した前記多分割受光素子の受光部の位置との関係に基づいて、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのうち一方のセンサにおける他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とし、
    前記測定対象が、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサのレーザ光の投光領域が重複する重複領域内に位置する場合は、前記隣り合う2次元走査型レーザセンサの位置と、各投光系が投光するレーザ光の交点と、各受光系が計測する各投光系が前記レーザ光を投光してから前記測定対象からの戻り光を受光するまでの受光時間とに基づいて、前記一方のセンサにおける前記他方のセンサが投光したレーザ光を計測対象外とする、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
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