JP2017120288A - 清掃装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触部材を配置しない場合に比べて、清掃部材の清掃を効率良く行なうこと。【解決手段】清掃対象物(TB)に付着した付着物を清掃する清掃部材(21)と、清掃部材(21)に対向して配置された接触部材(51,52)と、清掃部材(21)および接触部材(51,52)の少なくとも一方を支持し、且つ、清掃部材(21)が接触部材(51,52)から離間した第1の位置と、接触部材(51,52)を挟んで第1の位置とは反対側に清掃部材(21)が位置する第2の位置と、の間で、清掃部材(21)と接触部材(51,52)とを、互いが接近離間する方向に沿って相対的に移動可能に支持する支持機構(TU1+TU2)と、を備えたことを特徴とする清掃装置(CLb)。【選択図】図5

Description

本発明は、清掃装置および画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置では、転写残りの現像剤や、紙粉、放電生成物等が付着した清掃対象物を清掃するために清掃装置が用いられている。このような清掃装置に関して、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2000−10445号公報には、中間転写ベルト(16)の表面を清掃するクリーニング装置(35)が記載されている。特許文献1では、クリーニング装置(35)のクリーニングブレード(32)が、中間転写ベルト(16)の表面に接触して表面の残留トナーや紙粉を除去する位置と、中間転写ベルト(16)から離間する位置と、の間を移動可能な構成が記載されている。特許文献1には、画像形成終了後などの時期に、クリーニングブレード(32)を接触する位置と離間する位置との間で一定期間揺動させ、クリーニングブレード(32)に付着したトナーをふるい落とすことが記載されている。すなわち、特許文献1では、トナーをふるい落とす際には、クリーニングブレード(32)の揺動制御によりトナーをふるい落とそうとしている。
特開2000−10445号公報(「0025」、「0032」〜「0039」、図1〜図3)
本発明は、接触部材を配置しない場合に比べて、清掃部材の清掃を効率良く行なうことを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の清掃装置は、
清掃対象物に付着した付着物を清掃する清掃部材と、
前記清掃部材に対向して配置された接触部材と、
前記清掃部材および前記接触部材の少なくとも一方を支持し、且つ、前記清掃部材が前記接触部材から離間した第1の位置と、前記接触部材を挟んで前記第1の位置とは反対側に前記清掃部材が位置する第2の位置と、の間で、前記清掃部材と前記接触部材とを、互いが接近離間する方向に沿って相対的に移動可能に支持する支持機構と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の清掃装置において、
前記清掃部材を支持し、前記第1の位置と、前記第1の位置から移動した前記第2の位置と、の間で、前記清掃部材を移動可能に支持する前記支持機構と、
前記支持機構が前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動する場合に前記清掃部材が移動する範囲に配置されて、前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動する前記清掃部材に接触する前記接触部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の清掃装置において、
薄膜状で可撓性を有する前記清掃部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃装置において、
回転する前記清掃対象物に対して前記清掃部材よりも下流側に配置された板状の第2の清掃部材、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の画像形成装置は、
可視像を保持する像保持体と、
前記像保持体に対向して配置され、前記像保持体から可視像が転写される媒体を搬送する搬送部材により構成された清掃対象物と、
請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
可視像を保持する像保持体と、
前記像保持体に対向して配置され、媒体に転写される可視像が前記像保持体から転写される中間転写体により構成された清掃対象物と、
請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,5,6に記載の発明によれば、接触部材を配置しない場合に比べて、清掃部材の清掃を効率良く行なうことができる。
請求項2に記載の発明によれば、清掃部材を移動させて、清掃部材を接触部材に接触させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、可撓性を有する薄膜状でない場合に比べて、清掃部材を弾性変形させ易くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、2つの清掃部材で清掃対象物を清掃することができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の説明図である。 図2は実施例1の転写ユニットの説明図であり図1の要部拡大図である。 図3は実施例1の転写ユニットの説明図であり、図3Aはリトラクト装置の説明図、図3Bはリトラクト装置の駆動源と伝達部材の説明図ある。 図4は図3Aの転写ユニットを上方から見た場合の説明図である。 図5は実施例1の転写ユニットの要部拡大図であり、図5Aは転写ユニットのベルトクリーナがコンタクト位置に移動した場合の説明図、図5Bは転写ユニットのベルトクリーナがリトラクト位置に移動した場合の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、記録部の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としてのユーザインタフェースU0が支持されている。前記ユーザインタフェースU0は、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容容器の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイTG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ロールU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取り用の光学系Aが配置されている。実施例1の読取り用の光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取り用の光学系Aは、通常時は、図1に示す初期位置に停止している。
読取り用の光学系Aの左方には、撮像部材の一例としての撮像素子CCDが配置されている。撮像素子CCDには、画像処理部GSが電気的に接続されている。
画像処理部GSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例としての露光装置ROSに電気的に接続されている。
露光装置ROSの下方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPRが配置されている。感光体ドラムPRは、矢印Ya方向に回転する。
感光体ドラムPRには、帯電領域Q0において、帯電部材の一例としての帯電ロールCRが対向して配置されている。
前記帯電ロールCRには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。なお、電源回路Eは、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される。前記コントローラCは、画像処理部GSや書込回路DL等との間でも信号の送受信を行って、各種制御を行う。また、実施例1のコントローラCには、複写機Uに対して情報の送受信用の接続線を介して、情報の送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCが接続されている。コントローラCは、パーソナルコンピュータPCから送信された印刷対象の画像情報を受信する。
感光体ドラムPRの回転方向に対して、帯電領域Q0の下流側に設定された書込領域Q1において、感光体ドラムPRの表面に、露光装置ROSから、書込光の一例としてのレーザービームLが照射される。
感光体ドラムPRの回転方向に対して、書込領域Q1の下流側に設定された現像領域Q2には、現像装置Gが感光体ドラムPRの表面に対向して配置されている。
前記現像装置Gの左方には、現像剤の収容容器の一例としてのカートリッジKが配置されている。カートリッジKは、容器の支持部材の一例としてのカートリッジホルダKSに着脱可能に装着される。カートリッジホルダKSの下方には、現像剤の一時的な貯留部の一例としてのリザーブタンクRTが配置されている。リザーブタンクRTと現像装置Gとは、現像剤の搬送装置GHで接続されている。
感光体ドラムPRの回転方向に対して、現像領域Q2の下流側には、転写領域Q3が設定されている。
プリンタ部U1の下部には、媒体の収容容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が着脱可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR4には、媒体の一例としてのシートSが収容されている。
給紙トレイTR1〜TR4の左上方には、媒体の取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの左方には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。
各給紙トレイTR1〜TR4の左方には、上方に延びる媒体の搬送路SH1が形成されている。搬送路SH1には、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。搬送路SH1には、シートSの搬送方向の下流部であり且つ転写領域Q3の上流側に、送出部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
カートリッジホルダKS等の左方には、媒体の収容容器の一例であって、手差し部としての手差しトレイTRtが設置されている。実施例1の手差しトレイTRtは、回転中心TRt0を中心として回転可能に支持されている。したがって、手差しトレイTRtは、図1の実線で示す収納された位置と、図1の一点鎖線で示された給紙可能な位置との間で移動可能に構成されている。なお、実施例1の手差しトレイTRtは、収納された位置に移動した状態では、手差しトレイTRtの一部TRt1が、カートリッジホルダKSの下方且つリザーブタンクRTの左方に進入した状態で収容される。したがって、複写機Uの全体が省容量で小型化される。
前記転写領域Q3には、感光体ドラムPRの下方に、転写装置の一例であって、媒体の搬送装置の一例としての転写ユニットTUが配置されている。転写ユニットTUは、媒体の搬送部材の一例として、無端状の転写ベルトTBを有する。
転写ベルトTBは、駆動部材の一例としての駆動ロールRdと、転写器の一例としての転写ロールTRとにより回転可能に支持されている。
前記転写ロールTRは、転写ベルトTBを挟んで感光体ドラムPRに対向して配置されている。したがって、転写ロールTRと感光体ドラムPRとが対向する領域により、転写領域Q3が構成されている。前記転写ロールTRには、電源回路Eから転写電圧が印加される。
転写ベルトTBの右端部には、媒体の剥離部材の一例としての剥離爪SCが配置されている。剥離爪SCの下方には、転写装置の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbが、転写ベルトTBの表面に対向して配置されている。
なお、感光体ドラムPRの回転方向に対して、転写領域Q3の下流側には、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLpが、感光体ドラムPRの表面に対向して配置されている。なお、実施例1では、感光体ドラムPRと帯電ロールCR、ドラムクリーナCLpが、着脱体の一例としてのドラムユニットにより構成されており、複写機Uに対して一体的に着脱、交換可能に構成されている。
転写ユニットTUの右方には、熱源部材の一例としての定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱用の回転部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧用の回転部材の一例としての加圧ロールFpと、を有する。
定着装置Fの右方には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる排出路SH2が接続されている。
排出路SH2には、媒体の搬送部材の一例として、媒体を搬送可能且つ正逆回転可能な搬送ロールRbや排出ロールRhが配置されている。
プリンタ部U1の上面には、媒体の排出部の一例としての排紙トレイTRhが形成されている。
排出路SH2の下方には、媒体の搬送路の一例としての反転路SH3が形成されている。実施例1の反転路SH3は、排出路SH2から分岐して下方に延び、レジロールRrよりもシートの搬送方向の上流側で搬送路SH1に合流している。
排出路SH2と反転路SH3との分岐部には、搬送方向の切替部材の一例としてのゲートMGが配置されている。実施例1のゲートMGは、弾性変形可能な薄膜形状、いわゆるフィルムにより構成されている。定着装置Fから搬送されるシートSがゲートMGを通過する場合は、シートSにゲートMGが押されて弾性変形して、シートSが排出路SH2に通過可能となるように配置されている。そして、シートSが排出路SH2から反転路SH3に搬送される場合、ゲートMGは、弾性復元した状態で保持され、シートSが、定着装置Fの側に進入することを妨げ、反転路SH3の側にシートSを案内するように配置されている。
(画像形成動作の説明)
前記原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿の排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、読取り用の光学系Aを通って、撮像素子CCDに集光される。前記撮像素子CCDは、撮像面上に集光された原稿の反射光を電気信号に変換する。
画像処理部GSは、撮像素子CCDから入力された読取信号を、デジタルの画像信号に変換して、プリンタ部U1の書込回路DLに出力する。前記書込回路DLは、入力された画像書込信号に応じた制御信号を、露光装置ROSに出力する。
前記感光体ドラムPRの表面は、帯電領域Q0において帯電ロールCRによりに帯電される。書込領域Q1において、露光装置ROSから出力されたレーザービームLは、感光体ドラムPRの表面に静電潜像を形成する。現像領域Q2において、現像装置Gは、現像領域Q2を通過する感光体ドラムPRの静電潜像を、可視像の一例としてのトナー像Tnに現像する。現像装置Gで現像剤が消費されると、消費量に応じて現像剤の搬送装置GHが作動して、カートリッジKから現像装置Gに現像剤が補給される。
前記各給紙トレイTR1〜TR4のシートSは、予め設定された給紙時期にピックアップロールRpにより取り出される。ピックアップロールRpで取り出されたシートSは、複数枚のシートSが重なった状態で取り出された場合には、捌きロールRsで1枚づつ分離される。捌きロールRsを通過したシートSは、複数の搬送ロールRaにより、レジロールRrに搬送される。
手差しトレイTRtから給紙されたシートSも、搬送路SH1に合流して、レジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送されたシートSは、感光体ドラムPRの表面のトナー像が転写領域Q3に移動する時期に合わせて、転写前の案内部材の一例としての転写前のシートガイドSG1から転写領域Q3に向けて搬送される。
レジロールRrから搬送されたシートSは、転写ベルトTBの表面に支持されて、転写領域Q3を通過する。転写領域Q3を通過するシートSには、転写ロールTRに印加された転写電圧により、感光体ドラムPR表面のトナー像Tnが転写される。
転写領域Q3を通過後の感光体ドラムPR表面には、ドラムクリーナCLpにより残留トナーが除去されて清掃される。清掃後の感光体ドラムPRの表面は、帯電ロールCRにより再帯電される。
トナー像Tnが転写されたシートSは、剥離爪SCにより、転写ベルトTBから剥離される。シートSが剥離された転写ベルトTBは、ベルトクリーナCLbにより、転写ベルトTBの表面に付着した現像剤や紙粉等の付着物が除去される。転写ベルトTBから剥離されたシートSは、加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域を通過する際に、トナー像が加熱および加圧されて定着される。
トナー像が定着されたシートSは、ゲートMGを弾性変形させながら通過して、排出路SH2に搬送される。排紙トレイTRhに排出されるシートSは、搬送ロールRbにより搬送されて、排出ロールRhにより、排紙トレイTRhに排出される。
両面印刷が行われる場合には、片面が記録済のシートSの後端が、ゲートMGを通過するまで、搬送ロールRbや排出ロールRhにより下流側に搬送される。シートSの後端がゲートMGを通過すると、搬送ロールRbや排出ロールRhが逆回転をして、排出路SH2から反転路SH3に向けて搬送される。すなわち、シートSは、搬送方向が逆転して、いわゆるスイッチバックされる。スイッチバックされたシートSは、ゲートMGに案内されて反転路SH3を搬送される。反転路SH3を搬送されたシートSは、搬送路SH1に合流し、表裏が反転した状態で、レジロールRrに搬送される。そして、転写領域Q3において、シートSの第2面に画像が印刷される。
(転写ユニットの詳細な説明)
図2は実施例1の転写ユニットの説明図であり図1の要部拡大図である。
図3は実施例1の転写ユニットの説明図であり、図3Aはリトラクト装置の説明図、図3Bはリトラクト装置の駆動源と伝達部材の説明図ある。
図4は図3Aの転写ユニットを上方から見た場合の説明図である。
図2〜図4において、実施例1の転写ユニットTUは、ユニット本体TU1と、ユニット本体TU1を支持するユニットケースTU2と、ユニット本体TU1を移動させるリトラクト装置TU3と、を有する。
図2において、実施例1のユニット本体TU1は、搬送部材の一例であり、清掃対象物の一例としての無端帯状の転写ベルトTBを有する。転写ベルトTBは、感光体ドラムPRに対向して配置された転写ロールTRと、転写ロールTRの右側に配置された駆動ロールRdとに張架されている。
図3、図4において、転写ロールTRと駆動ロールRdとは、支持部材の一例としての揺動フレーム1,2に支持される。揺動フレーム1,2は、左右方向に延びる板状に形成されている。揺動フレーム1,2は、駆動ロールRdと転写ロールTRの前後に対応して配置されている。揺動フレーム1,2の左部には、転写ロールTRの軸TR1が回転可能に支持されている。また、揺動フレーム1,2の右部には、駆動ロールRdの軸Rd1が前後方向に貫通した状態で回転可能に支持されている。前側の揺動フレーム1と後側の揺動フレーム2とは、転写ベルトTBの内側に配置された連結部材の一例としてのタイバー3で連結されている。
駆動ロールRdの右側には、清掃装置の一例としての、転写ベルトTBを清掃するベルトクリーナCLbが配置されている。図3において、ベルトクリーナCLbは、転写ベルトTBの幅方向に沿って延びるクリーナ容器11を有する。クリーナ容器11は、駆動ロールRdに対して下側に配置された底壁部12を有する。底壁部12の右端には、上方に延びる右壁部13が形成されている。右壁部13の上端には、左上方に向かって、駆動ロールRdの右上方まで延びる上壁部14が形成されている。また、底壁部12と、右壁部13と、上壁部14との前後には、各壁部12〜14で囲まれた空間を前後から封鎖する前壁部16と後壁部17とが形成されている。各壁部12〜17により、実施例1のクリーナ容器11が形成されている。よって、クリーナ容器11は、駆動ロールRdに対向する位置が開口状に開放されており、転写ベルトTBの一部がクリーナ容器11の内部に進入した状態で配置される。
図5は実施例1の転写ユニットの要部拡大図であり、図5Aは転写ユニットのベルトクリーナがコンタクト位置に移動した場合の説明図、図5Bは転写ユニットのベルトクリーナがリトラクト位置に移動した場合の説明図である。
図3、図5において、クリーナ容器11の内側には、前壁部16と後壁部17との間に、清掃部材の支持部の一例として、折り曲げ板状のフィルム支持部18が支持されている。フィルム支持部18は駆動ロールRdの右下に対応して配置されている。フィルム支持部18には、駆動ロールRdの軸Rd1の接線に沿う方向に対応して延びた支持面18aが形成されている。
フィルム支持部18の左下には、第2の清掃部材の支持部の一例として、折り曲げ形状のブレード支持部19が支持されている。ブレード支持部19は、底壁部12の左端に配置されている。ブレード支持部19には、転写ベルトTBの接線に沿う方向に対応して延びた支持面19aが形成されている。
上壁部14の外側には、転写ベルトTBの表面の曲率が大きくなる位置に対応して延びている剥離爪SCが支持されている。
クリーナ容器11の内側において、剥離爪SCに対して転写ベルトTBの回転方向の下流側には、清掃部材の一例としてのクリーニングフィルム21が配置されている。クリーニングフィルム21は、薄膜状で可撓性を有する部材で構成されている。なお、薄膜状で可撓性を有する部材の材質としては、例えば、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート等が使用可能である。クリーニングフィルム21は、転写ベルトTBの幅方向に沿って延びた長方形状に形成されている。実施例1では、クリーニングフィルム21の幅方向の長さは、転写ベルトTBに比べて短く設定されている。図5において、クリーニングフィルム21は、下端側が基端部21aとしてフィルム支持部18の支持面18aに沿った状態で支持されている。よって、上端側が自由端部21bとなって、転写ベルトTBに接触して撓み、順方向に当接した状態で配置されている。
クリーニングフィルム21に対して転写ベルトTBの回転方向の下流側には、第2の清掃部材の一例としてのクリーニングブレード26が配置されている。クリーニングブレード26は、板状に形成されている。クリーニングブレード26は、クリーニングフィルム21に比べて剛性を有する。クリーニングブレード26も、転写ベルトTBの幅方向に沿って延びた長方形状に形成されている。クリーニングブレード26は、下端側が基端部26aとしてブレード支持部19の支持面19aに沿った状態で支持されている。よって、上端側が自由端部26bとなって、転写ベルトTBに逆方向に当接した状態、いわゆる、カウンターの状態で配置されている。
クリーナ容器11の前壁部16と後壁部17とには、クリーニングフィルム21の自由端部21bに対応した位置に、各壁部16,17を前後方向に貫通する長孔16a,17aが形成されている。各長孔16a,17aは、駆動ロールRdの軸Rd1を中心とした円弧状に形成されている。
前記クリーナ容器11と、クリーニングフィルム21と、クリーニングブレード26と、剥離爪SCとにより、実施例1のベルトクリーナCLbが構成されている。
ここで、実施例1のベルトクリーナCLbは、前記揺動フレーム1,2の右端に支持される。したがって、駆動ロールRdと、転写ロールTRと、転写ベルトTBと、ベルトクリーナCLbとは揺動フレーム1,2を介して一体的に支持されている。駆動ロールRdと、転写ロールTRと、転写ベルトTBと、ベルトクリーナCLbと、揺動フレーム1,2などにより、実施例1のユニット本体TU1が構成されている。
図3、図4において、転写ユニットTUは、筐体の一例としてのユニットケースTU2を有する。ユニットケースTU2は、上方が開放された箱状に構成されている。ユニットケースTU2の内部には、ユニット本体TU1が配置されている。ユニットケースTU2の前壁TU2aと後壁TU2bには、ユニット本体TU1の駆動ロールRdの軸Rd1が回転可能に支持されている。よって、ユニット本体TU1は、軸Rd1を回転中心として、ユニットケースTU2に対して回転可能に支持される。すなわち、転写ベルトTBやベルトクリーナCLbなどが、揺動フレーム1,2と共に一体的に揺動可能に支持されている。
なお、駆動ロールRdの軸Rd1の後端側は、後壁TU2bを貫通した状態で支持されている。そして、軸Rd1の後端には、駆動の受け部の一例としてのカップリングRd2が支持される。よって、転写ユニットTUがプリンタ部U1に装着された場合には、カップリングRd2が、プリンタ部U1に設けられた図示しない駆動部に噛み合う。これにより、転写ベルトTBを回転させる駆動がカップリングRd2を介して駆動ロールRdに伝達される。
図3において、ユニット本体TU1の下方には、接近離間の移動装置の一例としてのリトラクト装置TU3が配置されている。リトラクト装置TU3は、前後方向に延びる回転軸31を有する。回転軸31は、ユニットケースTU2に回転可能に支持されている。回転軸31は、転写ロールTRに対して右下に配置されている。回転軸31の前後には、付勢部材の一例としての、回転軸31から左方に延びる板バネ32,33が支持されている。板バネ32,33は回転軸31と共に一体的に回転する。板バネ32,33の左端には、上方に向かって突出した形状の昇降部36,37が支持されている。昇降部36,37は、揺動フレーム1,2の下部に接触可能に配置されている。
また、回転軸31の前後方向中央には、伝達部材の一例としての、回転軸31から右方に延びる伝達プレート38が支持されている。図3Bにおいて、伝達プレート38に対して前方には、第2の伝達部材の一例としてのL字部材39が配置されている。L字部材39は直角部39aにおいて、左右方向に延びる軸41に回転可能に支持されている。L字部材39は、一端としての後端39bが伝達プレート38の上面に接触可能に配置され、他端としての下端39cが下方に向けて配置されている。L字部材39の下端39cに対して前方には、駆動源の一例としてのソレノイド42が配置されている。ソレノイド42は可動部42aが前方に吸引可能に配置されている。可動部42aは、L字部材39の下端39cに連結されている。
また、図3Aにおいて、揺動フレーム1,2と、ユニットケースTU2の底部TU2cとの間には、付勢部材の一例としての引っ張りバネ43,44が支持されている。引っ張りバネ43,44は、転写ベルトTBが感光体ドラムPRから離間するように揺動フレーム1,2を付勢する。
回転軸31と、板バネ32,33と、昇降部36,37と、伝達プレート38と、L字部材39、軸41、ソレノイド42と、引っ張りバネ43,44とにより、実施例1のリトラクト装置TU3が構成されている。
リトラクト装置TU3では、ソレノイド42が通電されてONになると、可動部42aが吸引されて前方に移動する。よって、図3Bにおいて、L字部材39の下端39cが前方に回転し、L字部材39の後端39bが伝達プレート38を下方に押す。したがって、図3Aにおいて、回転軸31に対して右側の伝達プレート38が下方に押されるため、回転軸31が時計回り方向に回転する。よって、回転軸31の左側では板バネ32,33や昇降部36,37が上方に移動し、昇降部36,37が上方に保持される。このとき、揺動フレーム1,2は昇降部36,37に押し上げられる。すなわち、揺動フレーム1,2は、引っ張りバネ43,44の付勢力などに抗して、転写ロールTRが感光体ドラムPRに接近する位置に移動する。すなわち、ソレノイド42がONになると、転写ベルトTBは、感光体ドラムPRに接触する第1の位置の一例としての図3Aの実線で示すコンタクト位置に保持される。
また、ソレノイド42に対する通電が遮断されてOFFになると、可動部42aの吸引が解除される。よって、昇降部36,37を上方に保持する力が作用しなくなる。したがって、ユニット本体TU1は自重および引っ張りバネ43,44の作用で下方に回転し、転写ロールTRが感光体ドラムPRから離間する。したがって、ソレノイド42がOFFになると、転写ベルトTBが、感光体ドラムPRから離間する第2の位置の一例としての図3Aの破線で示すリトラクト位置に移動する。
よって、実施例1では、ユニット本体TU1とユニットケースTU2とにより、転写ベルトTBやベルトクリーナCLbを移動可能に支持する支持機構TU1+TU2が構成される。また、リトラクト装置TU3が支持機構TU1+TU2を駆動している。
図3〜図5において、ユニットケースTU2の前壁TU2aと後壁TU2bには、接触部材の一例として、前後方向に延びる棒状の接触バー51,52がそれぞれ支持されている。接触バー51,52は、ベルトクリーナCLbの各長孔16a,17aを貫通してクリーナ容器11の内部に進入する位置に支持されている。したがって、実施例1では、接触バー51,52がクリーニングフィルム21に対向して配置されている。そして、実施例1では、ユニット本体U1がユニットケースTU2に対して揺動する場合に、可動のクリーニングフィルム21と、固定の接触バー51,52とは、相対的に揺動する。図5において、実施例1の接触バー51,52は、コンタクト位置とリトラクト位置との間に配置されている。すなわち、ベルトクリーナCLbがコンタクト位置に移動した場合のクリーニングフィルム21と、ベルトクリーナCLbがリトラクト位置に移動した場合のクリーニングフィルム21と、の間となる位置に配置されている。よって、クリーニングフィルム21は、リトラクト位置では、接触バー51,52を挟んでコンタクト位置とは反対側に位置する。
(実施例1の転写ユニットの機能)
前記構成を備えた実施例1の転写ユニットTUでは、プリンタ部U1に装着されると、ユニットケースTU2がプリンタ部U1に支持され、ユニット本体TU1が感光体ドラムPRの下方に配置される。そして、プリンタ部U1において、画像形成動作の一例としてのジョブが開始されると、カップリングRd2を介して駆動ロールRdに駆動が伝達され、転写ベルトTBが回転する。また、ソレノイド42がONになり、ユニット本体TU1がコンタクト位置に移動する。よって、転写ベルトTBが感光体ドラムPRに接触して、転写領域Q3が形成される。転写領域Q3では、転写ロールTRが、感光体ドラムPR上のトナー像を、搬送されて来たシートSに転写する。トナー像が転写されたシートSは、回転する転写ベルトTBで下流に搬送される。そして、ジョブが終了すると、ソレノイド42がOFFになり、ユニット本体TU1がリトラクト位置に移動する。すなわち、転写ベルトTBが感光体ドラムPRから離間する。また、駆動ロールRdが停止し、転写ベルトTBの回転が停止する。
よって、転写ベルトTBには、シートSが接触したり、トナー像Tnを保持する感光体ドラムPRが接触したりして、紙粉やトナーなどが付着する場合がある。転写ベルトTBの表面に紙粉やトナーなどが付着して汚れると、搬送されるシートSが汚れたり、転写電界に変化が生じて画質が悪化する恐れがある。よって、転写ベルトTBを清掃することが従来から行なわれている。実施例1では、ベルトクリーナCLbが配置されており、転写ベルトTBの表面に対して、クリーニングフィルム21とクリーニングブレード26とが接触している。したがって、転写ベルトTBが回転すると、転写ベルトTBの表面がクリーニングフィルム21やクリーニングブレード26との接触位置を通過する。よって、転写ベルトTBの表面に付着した紙粉や残留トナー等が擦り取られて、転写ベルトTBの表面が清掃される。
ここで、仮に、クリーニングフィルム21を省略してクリーニングブレード26のみで付着物を除去しようとすると、クリーニングブレード26の接触位置に大量の付着物が到達して堆積した場合に、付着物がすり抜け易くなる恐れがある。したがって、実施例1では、クリーニングブレード26の上流側に、クリーニングフィルム21を配置しており、粒径の大きい紙粉など、上流側でも付着物を除去している。よって、実施例1のクリーニングブレード26では、クリーニングフィルム21を通過した付着物が除去される構成となっており、転写ベルトTBの表面の清掃不良が低減されている。
しかしながら、クリーニングフィルム21は、転写ベルトTBから紙粉などの付着物を除去し易い一方で、除去した付着物が、クリーニングフィルム21の自由端部21bに付着して溜まると、除去性能が著しく悪化し易い。よって、クリーニングフィルム21に付着した付着物を定期的に除去することが望ましい。
ここで、実施例1では、ベルトクリーナCLbが揺動フレーム1,2に支持されており、ユニット本体TU1と一体的に移動する。すなわち、ユニット本体TU1がユニットケースTU2に対して移動する場合には、ベルトクリーナCLbもユニットケースTU2に対して移動し、ベルトクリーナCLbは図3、図5に示すように転写ベルトTBと共にコンタクト位置とリトラクト位置との間を移動する。このとき、ベルトクリーナCLbのクリーニングフィルム21と、ユニットケースTU2の接触バー51,52とが、互いが接近離間する方向に相対的に移動している。
よって、この際に、クリーニングフィルム21は、自由端部21bの前後両側が接触バー51,52に接触する。自由端部21bの前後が接触した状態で基端部21aが移動すると、クリーニングフィルム21が弾性変形して撓む。そして、さらに基端部21aが移動すると、自由端部21bも移動して接触バー51,52を通過し、クリーニングフィルム21が接触バー51,52から離間して弾性復元する。このとき、クリーニングフィルム21に付着した付着物は、弾性復元するクリーニングフィルム21から弾き飛ばされるような力を受ける。したがって、付着物は、クリーニングフィルム21から離間して、クリーナ容器11に落下し易くなっている。よって、実施例1では、ユニット本体TU1がコンタクト位置とリトラクト位置との間を移動する場合に、クリーニングフィルム21が清掃されている。
ここで、特許文献1には、クリーニングブレードを、中間転写ベルトに接触する位置と離間する位置との間で一定期間往復移動させて、クリーニングブレードに付着したトナーをふるい落とす構成が記載されている。しかしながら、清掃部材を往復移動させる構成では、清掃部材を撓ませる力は慣性力となり、清掃部材が接触部材に接触して押さえられる場合に比べて、清掃部材の撓みは小さくなる。よって、清掃部材に付着した付着物を飛ばす力が小さくなり易く、付着物が残存する恐れがある。
これに対して、実施例1のクリーニングフィルム21は接触バー51,52に接触して弾性変形する。よって、接触バー51,52に接触しない場合に比べてクリーニングフィルム21が確実に弾性変形すると共に大きく変形し易い。したがって、弾性復元する際の勢いを大きくし易く、付着物がクリーニングフィルム21から飛ばされ易くなっている。したがって、実施例1では、接触部材を配置しない場合に比べて、クリーニングフィルム21から付着物が除去され易くなっており、クリーニングフィルム21の清掃が効率良く行なわれている。
その上、特許文献1に記載の技術では、クリーニングブレードを清掃する為だけに一定期間、クリーニングブレードを往復移動させる制御が必要である。よって、特許文献1の構成に基づく場合、転写ベルトTBの清掃時間に加えて、クリーニングフィルム21の清掃時間も加わり易く、清掃に時間が掛かる恐れがある。これに対して、実施例1では、クリーニングフィルム21が、転写ベルトTBと共にコンタクト位置とリトラクト位置を移動する構成であり、ジョブ開始、終了時などのリトラクト装置TU3の制御に伴って、クリーニングフィルム21が接触バー51,52に接触して清掃される。したがって、実施例1では、接触部材を配置しない場合に比べて、クリーニングフィルム21の清掃が効率良く行なわれている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H011)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置の一例として複写機Uを例示したが、これに限定されない。例えば、画像形成装置の一例としてのプリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、単色の画像形成装置に限定されず、多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、接触バー51,52は、クリーナ容器11の前壁部16と後壁部17に形成された長孔16a,17aに沿って相対的に移動する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、クリーナ容器11の前壁部16と後壁部17を省略し、接触バー51,52が孔に沿わずに移動する構成も可能である。すなわち、クリーナ容器11の前後が、ユニットケースTU2の前壁TU2aと後壁TU2bで閉塞される構成も可能である。
(H03)前記実施例において、転写ベルトTBは、カップリングRd2を有しプリンタ部U1に着脱可能に装着されることが前提とされた転写ユニットTUに組み込まれた構成を例示したが、これに限定されない。軸Rd1がプリンタ部U1に回転可能に支持されて、着脱が前提とされていない転写ベルトTBの構成も可能である。
(H04)前記実施例において、ベルトクリーナCLb全体が、支持機構TU1+TU2を介してコンタクト位置とリトラクト位置を移動することで、クリーニングフィルム21がコンタクト位置とリトラクト位置との間を移動する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、クリーナ容器11やクリーニングブレード26はユニットケースTU2に固定する。そして、クリーニングフィルム21のみがクリーナ容器11の外側の揺動フレーム1,2に支持部材を介して支持されて揺動する構成も可能である。
(H05)前記実施例において、ジョブの開始、終了に伴って、転写ベルトTBがコンタクト位置とリトラクト位置との間を移動することを利用して、クリーニングフィルム21を移動させて清掃する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、複写機Uの電源ON時などに転写ベルトTBを清掃する場合には、転写ベルトTBをジョブとは無関係にコンタクト位置とリトラクト位置との間で移動させて、クリーニングフィルム21を清掃する。そして、その後に、転写ベルトTBを回転させて前記クリーニングフィルム21で転写ベルトTBを清掃する構成が可能である。すなわち、クリーニングフィルム21の清掃のためだけにリトラクト装置TU3を作動させる構成も可能である。
(H06)前記実施例において、クリーニングフィルム21に対応して、接触部材の一例としての接触バー51,52が配置された構成を例示したが、接触部材が配置されるのは、薄膜状の清掃部材に限定されない。例えば、板状の清掃部材、いわゆる、クリーニングブレードに対応して、接触部材を設けることが可能であり、例えば、クリーニングブレードの両端に接触する突起形状などで、クリーニングブレードの通過時にクリーニングブレードを弾性変形、弾性復元させる構成も可能である。
(H07)前記実施例において、清掃対象物の一例として、シートSを搬送可能な転写ベルトTBの構成を例示したが、これに限定さない。例えば、感光体ドラムに対向して配置され、シートSに転写されるトナー像Tnが感光体ドラムから転写される中間転写体により構成された清掃対象物の構成も可能である。
(H08)前記実施例において、清掃対象物の一例として、無端帯状の転写ベルトTBの構成を例示したが、清掃対象物は無端帯状の部材に限定されず、ドラム状の清掃対象物の構成も可能である。
(H09)前記実施例において、クリーニングフィルム21が、清掃対象物の一例としての転写ベルトTBの位置移動に応じて移動する構成を例示したが、清掃対象物が位置移動しない構成も可能である。例えば、清掃部材が、清掃対象物に接触する位置と、清掃対象物から離間する位置との間を移動可能に清掃部材用の支持機構に支持され、接触する位置と離間する位置との間を移動する前記清掃部材の移動する範囲に対応して、前記清掃部材に接触する接触部材を配置する構成も可能である。
(H010)前記実施例において、クリーニングフィルム21が移動して、接触バー51,52に接触、通過する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ベルトクリーナCLbがユニットケースTU2に支持され、且つ、接触バー51,52が揺動フレーム1,2に支持される構成にして、接触バー51,52が転写ベルトTBと共に位置移動することで、接触バー51,52がクリーニングフィルム21に接触、通過する構成も可能である。すなわち、支持機構は、前記清掃部材および前記接触部材の少なくとも一方を支持し、且つ、前記清掃部材が前記接触部材から離間した第1の位置と、前記接触部材を挟んで前記第1の位置とは反対側に前記清掃部材が位置する第2の位置と、の間で、前記清掃部材と前記接触部材とを、互いが接近離間する方向に沿って相対的に移動可能に支持する構成が可能である。
(H011)前記実施例においては、転写ベルトTBがリトラクト位置に移動した場合にも、転写ベルトTBを回転させて、転写ベルトTBの清掃する構成を例示したが、これに限定されず、リトラクト位置に移動した場合には、転写ベルトTBの清掃を行わない、すなわち、非実行とする構成も可能である。
21…清掃部材、
26…第2の清掃部材、
51,52…接触部材、
CLb…清掃装置、
PR…像保持体、
S…媒体、
TB…清掃対象物、
TU1+TU2…支持機構、
U…画像形成装置。

Claims (6)

  1. 清掃対象物に付着した付着物を清掃する清掃部材と、
    前記清掃部材に対向して配置された接触部材と、
    前記清掃部材および前記接触部材の少なくとも一方を支持し、且つ、前記清掃部材が前記接触部材から離間した第1の位置と、前記接触部材を挟んで前記第1の位置とは反対側に前記清掃部材が位置する第2の位置と、の間で、前記清掃部材と前記接触部材とを、互いが接近離間する方向に沿って相対的に移動可能に支持する支持機構と、
    を備えたことを特徴とする清掃装置。
  2. 前記清掃部材を支持し、前記第1の位置と、前記第1の位置から移動した前記第2の位置と、の間で、前記清掃部材を移動可能に支持する前記支持機構と、
    前記支持機構が前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動する場合に前記清掃部材が移動する範囲に配置されて、前記第1の位置と前記第2の位置との間を移動する前記清掃部材に接触する前記接触部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
  3. 薄膜状で可撓性を有する前記清掃部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の清掃装置。
  4. 回転する前記清掃対象物に対して前記清掃部材よりも下流側に配置された板状の第2の清掃部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃装置。
  5. 可視像を保持する像保持体と、
    前記像保持体に対向して配置され、前記像保持体から可視像が転写される媒体を搬送する搬送部材により構成された清掃対象物と、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 可視像を保持する像保持体と、
    前記像保持体に対向して配置され、媒体に転写される可視像が前記像保持体から転写される中間転写体により構成された清掃対象物と、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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