JP2012220513A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーニング不良を低減するクリーニング装置及び画像形成装置を実現する。
【解決手段】画像形成装置1のクリーニング装置100において、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量であるベルト走行距離の60kmを閾値にして、クリーニング装置100におけるスクレーパ107の転写ベルト50表面に対する面接触と線接触を切り替えることによって、クリーニングブレード101の磨耗が進行した場合でも、スクレーパ107に残留トナーなどの異物除去を行わせることを可能にし、クリーニング不良を低減することとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、クリーニング装置及び画像形成装置に関する。
トナーによる画像を用紙に形成する画像形成装置において、トナー像を坦持する像坦持体である感光体ドラムや、そのトナー像を用紙に転写する転写ベルト等の表面に付着した紙粉や残留トナー等を除去するためのクリーニング装置が用いられている。
感光体ドラムや転写ベルト等の一部に当接して、その表面をクリーニングするクリーニング装置としては、安価でクリーニング性能が高いクリーニングブレードを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−40894号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、回転体である感光体ドラムや転写ベルトなどの表面に、長期に亘って当接したクリーニングブレードには磨耗などの劣化が生じてしまい、その劣化したクリーニングブレードでは付着物の除去が不十分となって、クリーニング不良が発生してしまうことがあるという問題があった。
本発明の目的は、クリーニング不良を低減するクリーニング装置及び画像形成装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
クリーニング対象物の表面に付着した異物を除去するクリーニング装置であって、
所定方向に回動する前記クリーニング対象物の表面に当接して前記異物を除去する第1除去部材と、
前記第1除去部材よりも上流側で、前記クリーニング対象物の表面に当接して前記異物を除去する第2除去部材と、
前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を切り替える接触量可変部と、
前記クリーニング対象物が回動したことによる、前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量に応じて、前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を切り替えるように前記接触量可変部を制御する制御部と、
を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリーニング装置において、
前記制御部は、前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量が所定量に達した際に、前記クリーニング対象物の表面に面接触している前記第2除去部材が、線接触するように切り替えるように前記接触量可変部を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクリーニング装置において、
前記制御部は、前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を、当初の面接触から線接触まで段階的に切り替えるように前記接触量可変部を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のクリーニング装置において、
前記制御部は、前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を、当初の面接触から線接触まで無段階的に切り替えるように前記接触量可変部を制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のクリーニング装置において、
前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量は、前記第1除去部材を使用開始してから前記クリーニング対象物が回動したことによる走行距離に対応しており、前記走行距離に応じて前記移動量は増加することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のクリーニング装置において、
前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量は、前記第1除去部材を使用開始してから当該クリーニング装置が作動したことによる作動時間に対応しており、前記作動時間に応じて前記移動量は増加することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のクリーニング装置において、
前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量は、前記第1除去部材を使用開始してから前記クリーニング対象物が回動した際に接触した用紙の枚数に対応しており、前記用紙の枚数に応じて前記移動量は増加することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、画像形成装置であって、
請求項1〜7の何れか一項に記載のクリーニング装置と、トナー像を担持する像担持体と、前記像坦持体から用紙に転写されたトナー像を定着する定着部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、クリーニング不良を低減することができる。
画像形成装置を示す概略構成図である。 画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 画像形成装置における転写ベルトと、転写ベルトのクリーニング装置を示す概略構成図である。 クリーニング装置におけるスクレーパの配置切り替えに関する説明図(a)(b)(c)である。 クリーニング装置におけるクリーニングブレードの磨耗とベルト走行距離の相関を示す説明図(a)と、クリーニング装置におけるスクレーパの配置(ニップ幅)とベルト走行距離の相関を示す説明図(b)である。 画像形成装置のクリーニング装置におけるスクレーパの配置切り替え処理を示すフローチャートである。 クリーニング装置におけるスクレーパの配置(ニップ幅)とベルト走行距離の相関についての変形例を示す説明図(a)(b)である。 クリーニング装置の変形例を示す概略構成図である。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、画像形成装置1を示す概略構成図であり、図2は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
画像形成装置1は、図1に示すように、上面側に設けられた自動原稿送り装置ADFと、自動原稿送り装置ADFで送られた原稿画像を読み取って画像データを制御部Cに送出する読み取り部2と、制御部Cのメモリに格納された画像データに基づいて用紙Sに画像を形成する画像形成部3と、用紙Sを収納する用紙収納部70A等を有している。
画像形成部3は、回転する像担持体10の周囲に、帯電部20、像露光部30、現像部40、転写ベルト50、像担持体用のクリーニング部60を配置した構成となっている。この転写ベルト50が、本実施形態でのクリーニング対象物となる。
転写ベルト50の下方には、転写ベルト50の表面に付着した残留トナーや紙粉などの異物を除去するクリーニング装置100が設置されている。このクリーニング装置100によって、転写ベルト50の表面が綺麗に維持され、画像形成装置1から排出される用紙Sがトナー等により汚れることがないようになっている。
上記構成の画像形成部3において、帯電部20により像担持体10の表面に一様に帯電を行った後に、像露光部30のレーザビームにより露光走査を行って潜像を形成し、潜像を現像部40により反転現像して像担持体10の表面にトナー像を形成する。
用紙収納部70Aから給紙された用紙Sは、画像形成部3の転写位置に搬送され、像担持体10に形成されたトナー像が転写ベルト50によって用紙S上に転写される。その後、用紙Sは、裏面の電荷が消去されて像担持体10から分離され、搬送部70Bにより搬送される。そして、定着部80においてトナー像は用紙S上に加熱定着され、トナー像が加熱定着された用紙Sは、排紙ローラ70Cにより排紙トレイ90に排出される。
また、用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着部80で加熱定着された用紙Sを搬送路切り替え板70Dにより通常の排紙通路から分岐する。そして、反転搬送部70Eにおいてスイッチバックして表裏反転した用紙Sは裏面に画像が形成され、定着部80を経た後、排紙ローラ70Cにより排紙トレイ90に排出される。
制御部Cは、CPU、メモリ、演算ユニット、入出力インターフェイス、通信用インターフェイス、駆動用回路等を有するコンピュータシステムである。画像形成装置1の各部の制御は、制御部Cのメモリに格納されている所定のプログラムを実行させることにより行われる。
そして、制御部Cは、転写ベルト50が回動したことによる、第1除去部材であるクリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量に応じて、第2除去部材であるスクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替えるように接触量可変部110を制御する。
例えば、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量は、クリーニングブレード101を使用開始してから転写ベルト50が回動したことによる走行距離に対応しており、転写ベルト50の走行距離に応じて増加した移動量が所定値に達した際、制御部Cは接触量可変部110を制御して、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替える。
また、例えば、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量は、クリーニングブレード101を使用開始してからクリーニング装置100(又は画像形成装置1)が作動したことによる作動時間に対応しており、クリーニング装置100(又は画像形成装置1)の作動時間に応じて増加した移動量が所定値に達した際、制御部Cは接触量可変部110を制御して、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替える。
また、例えば、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量は、クリーニングブレード101を使用開始してから転写ベルト50が回動した際に接触した用紙Sの枚数に対応しており、画像形成装置1において画像形成(プリント)がなされた用紙Sの枚数に応じて増加した移動量が所定値に達した際、制御部Cは接触量可変部110を制御して、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替える。
次に、転写ベルト50と、転写ベルト50のクリーニング装置100について説明する。
転写ベルト50は、図3に示すように、複数本(図中5本)のローラ(51〜55)により張架されており、転写ベルト50は駆動ローラ51の駆動力によって図中反時計回りの所定方向に回動する。
転写ベルト50を挟み像担持体10と対向する位置には転写ローラ52が設置されており、転写ベルト50と像担持体10が密着されている。この像担持体10と転写ローラ52が対向する位置(転写位置)において像担持体10上のトナー像が用紙Sに転写される。転写ベルト50の材質は、例えばポリイミドであり、例えば厚さ100μm程度のものが用いられる。
転写ベルト50の下方に設置されたクリーニング装置100は、図3に示すように、第1除去部材であるクリーニングブレード101、トナー貯留ローラ102、トナー排出規制部材103、ケーシング104、搬送スクリュー105、シール部材106、第2除去部材であるスクレーパ107により構成されている。
クリーニングブレード101は、転写ベルト50の表面に付着したトナーを含む異物を除去する部材である。
クリーニングブレード101は、張架ローラ53に対向し、転写ベルト50の回動方向に対してカウンター方向に転写ベルト50の表面に当接している。クリーニングブレード101の材質は、例えばウレタンゴムであり、例えば厚さ2mm程度のものが用いられる。また、クリーニングブレード101の自由長は10mm程度であり、転写ベルト50に対するクリーニングブレード101の当接圧は30N/mである。
このクリーニング装置100では、クリーニングブレード101のめくれを防止するため、トナー貯留ローラ102とトナー排出規制部材103とによりトナー溜まりTを形成している。
トナー排出規制部材103は可撓性を有する部材であり、トナー排出規制部材103の一部がトナー貯留ローラ102の表面に接触している。クリーニングブレード101により除去されたトナーの一部はトナー貯留ローラ102とトナー排出規制部材103の間をすり抜け、ケーシング104の下方に落下する。ケーシング104の下方に溜まったトナーは、搬送スクリュー105によりクリーニング装置100の一箇所に収集されて廃棄される。
シール部材106は、転写ベルト50の回動方向においてクリーニングブレード101及びスクレーパ107の上流側に設置されている。シール部材106は可撓性を有する部材であり、シール部材106が湾曲して転写ベルト50に接している。従って、クリーニングブレード101及びスクレーパ107の上流側においてシール部材106によりクリーニング装置100の内部が密閉され、ケーシング104に回収されたトナーが外部に飛散することはない。シール部材106の材質は、例えばポリエチレンであり、自由長は5mm程度である。
スクレーパ107は、クリーニングブレード101よりも上流側且つシール部材106の下流側に設置されて、転写ベルト50の表面に付着したトナーを含む異物を除去する部材である。
スクレーパ107は、張架ローラ54に対向し、転写ベルト50の回動方向に対してカウンター方向に転写ベルト50の表面に当接している。スクレーパ107の材質は、例えばPET樹脂やPPS樹脂であり、厚さ100μm程度の平板形状で可撓性を有する部材である。
特に、スクレーパ107は、転写ベルト50の表面に接触する接触量を変更できるよう構成されている。そして、クリーニング装置100は、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替えるための接触量可変部110を備えている。
接触量可変部110は、図4に示すように、一端部にスクレーパ107が固定されて、軸110cを中心に回動可能に支持された腕部110aと、腕部110aの他端部に掛けられたコイルバネ111と、腕部110aの他端部に当接する楕円状の偏心カム112等により構成されている。腕部110aの他端部に一端が掛けられたコイルバネ111の他端は装置の一部に繋がれており、このコイルバネ111が収縮することによって腕部110aを図中反時計回り方向に付勢している。
そして、図示しないモータ等で偏心軸112Cを回転させて偏心カム112を作動させ、腕部110aを軸110cを中心に回動させることによって、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替えることができるようになっている。
具体的に、図4(a)に示すように、偏心カム112を作動させて腕部110aを図中時計回り方向に最大限回動させることによって、腕部110aの一端部に固定されているスクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量が最大となるように、スクレーパ107を転写ベルト50の表面に面接触させることができる。
また、図4(c)に示すように、偏心カム112を作動させて腕部110aを図中反時計回り方向に最大限回動させることによって、腕部110aの一端部に固定されているスクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量が最小となるように、スクレーパ107を転写ベルト50の表面に線接触させることができる。
また、図4(b)に示すように、偏心カム112の作動を調整し、腕部110aの回動量を調整することによって、腕部110aの一端部に固定されているスクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を最大量から最小量まで任意に調整することができる。
そして、図4(a)に示すように、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量が最大となる面接触がなされた状態において、スクレーパ107は、比較的大きな紙粉などの異物を除去することはできるが、微粒子であるトナーの除去は殆どできない。つまり、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量が最大となる面接触がなされた状態のクリーニング装置100では、トナーの除去はクリーニングブレード101が担っている。
一方、図4(c)に示すように、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量が最小となる線接触がなされた状態においては、スクレーパ107は、微粒子であるトナーの除去を良好に行うことができる。これは、スクレーパ107の縁(エッヂ)が転写ベルト50の表面に突き当たるようになることで、スクレーパ107のエッヂによって微粒子であるトナーのような異物もかき取るように除去することが可能になることによる。
なお、図4(b)に示すように、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量が最大量から最小量の間では、その接触量が最小となる線接触に近づく程、微粒子であるトナーの除去を行い易くなる。
そして、本実施形態では、クリーニングブレード101に磨耗がない、或いは磨耗が所定量に満たない状態では、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を面接触させて、転写ベルト50の表面に付着した残留トナーの除去は主にクリーニングブレード101が行うようになっている。
また、画像形成装置1を長期に亘って使用したり、膨大な数の画像形成を実行したりしたことで、所定方向に回動する回転体である転写ベルト50の表面に当接したクリーニングブレード101に、所定量以上の磨耗が生じた際には、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を線接触させて、転写ベルト50の表面に付着した残留トナーの除去は主にスクレーパ107が行うように切り替えられるようになっている。
具体的には、図5(a)に示すように、画像形成装置1の使用に伴い転写ベルト50が回動したことによる、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量であるベルト走行距離が所定値としての60kmを越えるあたりから、クリーニングブレード101によるクリーニング不良が発生し易くなり、クリーニングブレード101の磨耗が60μmに達すると、クリーニング不良が顕著になることが確認された。
そこで、本実施形態では、図5(b)に示すように、クリーニングブレード101の磨耗が所定の磨耗量(60μm)に満たない状態では、転写ベルト50の表面にスクレーパ107をニップ幅3mmで面接触させることとし、また、クリーニングブレード101の磨耗が所定の磨耗量(60μm)を越えてしまわないように、ベルト走行距離が所定量の60kmに達した際に、転写ベルト50の表面にスクレーパ107をニップ幅0.5mmで線接触させるように、スクレーパ107の配置を切り替えるようにした。
次に、画像形成装置1のクリーニング装置100におけるスクレーパ107の配置の切り替え処理について、図6に示すフローチャートに基づき説明する。
まず、画像形成装置1の起動後、制御部Cは画像形成の実行指示がなされるまで待機する(ステップS1;No)。
画像形成の実行指示がなされると(ステップS1;Yes)、制御部Cは、転写ベルト50のベルト走行距離が60kmに達しているか否かを判断する(ステップS2)。
制御部Cが、ベルト走行距離が60km以上であると判断すると(ステップS2;Yes)、ステップS5へ進む。
一方、制御部Cが、ベルト走行距離が60km未満であると判断すると(ステップS2;No)、接触量可変部110によってスクレーパ107を転写ベルト50の表面にニップ幅3mmで面接触させた状態で画像形成処理を実行する(ステップS3)。
そして、制御部Cが、ベルト走行距離が60km未満であると判断する間は(ステップS4;No)、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を面接触させた状態での画像形成処理を継続する。
そして、制御部Cが、ベルト走行距離が60km以上になったと判断すると(ステップS4;Yes)、ステップS5へ進む。
ステップS5において、制御部Cは、接触量可変部110によってスクレーパ107を転写ベルト50の表面にニップ幅0.5mmで線接触させるよう切り替えて、線接触させた状態で画像形成処理を実行する(ステップS5)。
ここで、画像形成装置1の停止指示がなされた場合(ステップS6;Yes)、ステップS10へ進む。
また、画像形成装置1の停止指示がなされない場合であって(ステップS6;No)、制御部Cが、ユーザによりクリーニングブレード101の交換がなされるなどして、クリーニング装置100の初期化がなされたと判断するまで(ステップS7;No)、ステップS5に戻り、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を線接触させた状態での画像形成処理を継続する。
一方、制御部Cが、クリーニング装置100の初期化がなされたと判断すると(ステップS7;Yes)、制御部Cは、接触量可変部110によってスクレーパ107を転写ベルト50の表面にニップ幅3mmで面接触させるように切り替えて、面接触させた状態で画像形成処理を実行する(ステップS8)。
ここで、画像形成装置1の停止指示がなされた場合(ステップS9;Yes)、ステップS10へ進む。
一方、画像形成装置1の停止指示がなされなければ(ステップS9;No)、ステップS1に戻り、画像形成処理を継続する。
ステップS10において、制御部Cは、画像形成装置1の動作を停止させる(ステップS10)。
このように、画像形成装置1のクリーニング装置100におけるスクレーパ107の配置を、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量であるベルト走行距離の60kmを閾値にして切り替えることができ、例えば、ベルト走行距離が所定量の60km未満では、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を面接触させ、ベルト走行距離が所定量の60kmに達した際に、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を線接触させるように切り替えることができる。
そして、ベルト走行距離が所定量の60km未満であり、クリーニングブレード101の磨耗が進行していない状態であって、クリーニングブレード101によって転写ベルト50の表面に付着したトナーを含む異物を良好に除去できる場合には、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を面接触させて、その残留トナーなどの除去をクリーニングブレード101に行わせる。
一方、ベルト走行距離が所定量の60kmに達し、クリーニングブレード101の磨耗が進行した状態であって、クリーニングブレード101によって転写ベルト50の表面に付着したトナーを含む異物の除去が困難となった場合には、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を線接触させて、その残留トナーなどの除去をスクレーパ107に行わせる。
つまり、転写ベルト50の表面に付着したトナーを含む異物を除去する場合、ウレタンゴムなどからなるクリーニングブレード101を用いることが好ましいのであるが、回転体である転写ベルト50の表面に長期に亘って当接したクリーニングブレード101に磨耗が生じてしまうと、クリーニングブレード101の異物除去性能が低下してしまい、転写ベルト50表面にクリーニング不良が発生してしまう。
そこで、本発明のように、ベルト走行距離が所定量の60kmに達し、クリーニングブレード101の磨耗が進行した状態では、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を線接触させるように切り替えて、残留トナーなどの異物除去をスクレーパ107に行わせるようにすることで、クリーニング不良を低減することができる。
そして、クリーニング装置100におけるクリーニングブレード101が新たなものに交換された場合に、転写ベルト50の表面にスクレーパ107を面接触させるように切り替えて、残留トナーなどの異物除去を再度クリーニングブレード101に行わせるようにすることができる。
以上のように、クリーニングブレード101に対する転写ベルト50の相対的な移動量であるベルト走行距離の60kmを閾値にして、クリーニング装置100におけるスクレーパ107の転写ベルト50の表面に対する配置を面接触と線接触に切り替えることによって、クリーニングブレード101の磨耗が進行した場合でも、スクレーパ107に残留トナーなどの異物除去を行わせることができ、クリーニング不良を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、スクレーパ107の配置を、ニップ幅3mmの面接触とニップ幅0.5mmの線接触の2段階切り替えを行う例について説明したが、例えば、図7(a)に示すように、スクレーパ107の配置を当初の面接触から線接触まで、ニップ幅0.5mm毎の6段階切り替えで行うようにしてもよい。これは、図示しないモータ等で偏心軸112Cを5段階の回転角で回転させて偏心カム112を作動させることで実行可能である。
また、図7(b)に示すように、スクレーパ107の配置を当初の面接触から線接触まで、無段階切り替えで行うようにしてもよい。これは、転写ベルト50のベルト走行距離が増すことに応じて、図示しないモータ等で偏心軸112Cを一定の角速度で徐々に回転させて偏心カム112を作動させることで実行可能である。
また、図8に示すように、トナー貯留ローラ102、トナー排出規制部材103を備えないクリーニング装置100aであってもよい。
このような構成のクリーニング装置100aであっても、クリーニング装置100と同様の効果を得ることができる。
なお、以上の実施の形態においては、図示しないモータ等で偏心軸112Cを回転させて偏心カム112を作動させ、腕部110aを軸110cを中心に回動させることによって、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替えるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ラック・アンド・ピニオン式の機構を用いて、スクレーパ107が転写ベルト50の表面に接触する接触量を切り替えるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態においては、転写ベルト50をクリーニング対象物として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、像担持体10をクリーニング対象物としてもよく、例えば、像担持体10の表面に付着した異物を除去するクリーニング部60に本発明のクリーニング装置を適用してもよい。
また、以上の実施の形態においては、転写ベルト50のベルト走行距離が増すことに応じてスクレーパ107の配置を切り替えるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、画像形成装置1において画像形成を実行したプリント枚数や、画像形成装置1の起動時間(作動時間)などに応じてスクレーパ107の配置を切り替えるようにしてもよい。
例えば、画像形成装置1において画像形成を実行したプリント枚数が、所定値としての10万枚を越えることが、転写ベルト50のベルト走行距離が60kmを越えることに対応するような場合、プリント枚数が10万枚を越えたことに応じてスクレーパ107の配置を切り替えるようにしてもよい。
また例えば、画像形成装置1(クリーニング装置100)の作動時間が、所定値としての1000時間を越えることが、転写ベルト50のベルト走行距離が60kmを越えることに対応するような場合、画像形成装置1(クリーニング装置100)の作動時間が1000時間を越えたことに応じてスクレーパ107の配置を切り替えるようにしてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 画像形成装置
2 読み取り部
3 画像形成部
10 像担持体
50 転写ベルト(クリーニング対象物)
80 定着部
100、100a クリーニング装置
101 クリーニングブレード(第1除去部材)
107 スクレーパ(第2除去部材)
110 接触量可変部
C 制御部

Claims (8)

  1. クリーニング対象物の表面に付着した異物を除去するクリーニング装置であって、
    所定方向に回動する前記クリーニング対象物の表面に当接して前記異物を除去する第1除去部材と、
    前記第1除去部材よりも上流側で、前記クリーニング対象物の表面に当接して前記異物を除去する第2除去部材と、
    前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を切り替える接触量可変部と、
    前記クリーニング対象物が回動したことによる、前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量に応じて、前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を切り替えるように前記接触量可変部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記制御部は、前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量が所定量に達した際に、前記クリーニング対象物の表面に面接触している前記第2除去部材が、線接触するように切り替えるように前記接触量可変部を制御することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記制御部は、前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を、当初の面接触から線接触まで段階的に切り替えるように前記接触量可変部を制御することを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記制御部は、前記第2除去部材が前記クリーニング対象物の表面に接触する接触量を、当初の面接触から線接触まで無段階的に切り替えるように前記接触量可変部を制御することを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  5. 前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量は、前記第1除去部材を使用開始してから前記クリーニング対象物が回動したことによる走行距離に対応しており、前記走行距離に応じて前記移動量は増加することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量は、前記第1除去部材を使用開始してから当該クリーニング装置が作動したことによる作動時間に対応しており、前記作動時間に応じて前記移動量は増加することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のクリーニング装置。
  7. 前記第1除去部材に対する前記クリーニング対象物の相対的な移動量は、前記第1除去部材を使用開始してから前記クリーニング対象物が回動した際に接触した用紙の枚数に対応しており、前記用紙の枚数に応じて前記移動量は増加することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のクリーニング装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のクリーニング装置と、トナー像を担持する像担持体と、前記像坦持体から用紙に転写されたトナー像を定着する定着部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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